JP2006029063A - 排水管及びその排水管の取付け構造、ならびに排水管継手及びその排水管継手の支持構造 - Google Patents

排水管及びその排水管の取付け構造、ならびに排水管継手及びその排水管継手の支持構造 Download PDF

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Abstract

【課題】 排水管の耐火性能を保持した状態で、遮音性能を向上させるとともに、その排水管のコストダウンを図る。
【解決手段】 本発明に係る排水管は、管本体の端部に配管接続用の受け口が形成されている排水管であって、受け口13に挿入される配管とその受け口13との間をシールする部材であり、シール本体部22と周縁部24とから構成され、その周縁部24が受け口13の先端面を覆うシール材20と、受け口13の外周面を覆う円筒部32と、その円筒部32の先端に形成された内フランジ部34とを備え、内フランジ部34でシール材20の周縁部24を押えてそのシール材20を受け口13の先端に保持するシール材保持カバー30と、管本体12、受け口13及びシール材保持カバー30の円筒部32を覆う部材であり、不燃性の無機質繊維により伸縮可能に構成されている吸音材42と、吸音材42を覆う布状部材であり、耐火性、かつ気密性を有し、吸音材42よりも比重が大きい遮音材44とを有している。
【選択図】 図1

Description

本発明は、主に集合住宅の排水系統において使用されており、管本体の端部に配管接続用の受け口が形成されている排水管及びその排水管の取付け構造、ならびに排水管継手及びその排水管継手の支持構造に関する。
上記した排水管に関する技術が特許文献1に記載されている。
この排水管50は、耐火二層管で、図9に示すように、樹脂製の内管51を備えており、その内管51の上部に排水管継手の下部配管(図示されていない)が挿入される受け口51wが形成されている。受け口51wの先端(上端)近傍には内周溝51mが形成されており、その内周溝51mにリング状のシール材55が係合保持されている。さらに、内管51の直管部及び受け口51wの周囲は耐火繊維を含むモルタルにより形成された外管52によって覆われている。
特開2001−187985号公報
しかし、耐火繊維及びモルタルからなる外管52は耐火性に優れているが、欠け易いため取扱いに注意が必要である。また、前記外管52は硬く吸音性が低いため、管内を流れる排水の音が外部に漏れ易い。さらに、前記外管52は内管51を型内にインサートした状態で前記型内にモルタルを流し込むことにより形成されるため、製作に手間が掛り、コスト高となる。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、本発明の技術的課題は、排水管の耐火性能を保持した状態で、衝撃性能及び遮音性能を確保するとともに、その排水管のコストダウンを図ることである。
上記した課題は、各請求項の発明によって解決される。
請求項1の発明は、管本体の端部に配管接続用の受け口が形成されている排水管であって、前記受け口に挿入される配管とその受け口との間をシールする部材であり、シール本体部と周縁部とから構成され、その周縁部が前記受け口の先端面を覆うシール材と、前記受け口の外周面を覆う円筒部と、その円筒部の先端に形成された内フランジ部とを備え、前記内フランジ部で前記シール材の周縁部を押えてそのシール材を前記受け口の先端に保持するシール材保持カバーと、前記管本体、前記受け口及びシール材保持カバーの円筒部を覆う部材であり、不燃性の無機質繊維により伸縮可能に構成されている吸音材と、前記吸音材を覆う布状部材であり、耐火性、かつ気密性を有し、前記吸音材よりも比重が大きい遮音材とを有することを特徴とする。
本発明によると、管本体、受け口及びシール材保持カバーの円筒部は、不燃性の無機質繊維により伸縮可能に構成された吸音材によって覆われている。このため、耐衝撃性能が高く、さらに管本体の内部を流れる排水の音がその吸音材によって吸収される。また、吸音材の表面がその吸音材よりも比重が大きく、気密性を有する布状の遮音材によって覆われているため、前記排水の音が反射して外部に漏れ難くなる。このため、不快な排水音が小さくなって、集合住宅の居住空間に伝わり難くなる。さらに、前記吸音材及び遮音材は共に耐火性の材料により形成されているため、火災から管本体等を保護できるようになる。
また、管本体を無機質繊維の吸音材で覆い、さらにその吸音材を布状の遮音材で覆う構成のため、従来のように、外管を型成形する場合と比較してコストダウンを図ることができる。
さらに、シール材の周縁部はシール材保持カバーによって受け口の先端に保持される構成のため、従来のように、受け口の内周面にシール材の周縁部を収納するための溝を形成する必要がない。このため、前記溝が不要になる分だけ受け口の最大外径寸法を小さくできる。
請求項2の発明によると、シール材保持カバーの円筒部には、受け口の挿入を妨げない位置から弾性力で半径方向内側に突出する係止爪が形成されており、前記受け口の外周面には、前記係止爪と係合可能な被係合部が形成されており、前記係止爪と前記被係合部とは、前記シール材保持カバーの内フランジ部と前記受け口の先端面との間の隙間寸法がシール材の周縁部の厚み寸法よりも小さくなるまで、前記受け口が前記シール材保持カバーの円筒部に挿入されたときに、係合可能に構成されていることを特徴とする。
本発明によると、シール材保持カバーの内フランジ部と受け口の先端面との間にシール材の周縁部を挟んで弾性変形させた状態で、そのシール材保持カバーを受け口に固定できるようになる。このため、受け口の先端に保持されたシール材がシール材保持カバーの働きでその受け口から外れ難くなる。
請求項3の発明によると、シール材の裏側には、シール本体部と周縁部との境界部分に受け口の先端内壁面と面接触可能な突条が形成されていることを特徴とする。
このため、シール材と受け口の先端内壁面とのシール性が向上する。また、受け口に挿入された配管によってシール本体部が軸方向に押圧される際に、そのシール本体部が突条より先端側で受け口の奥方向に回動するようになる。このとき、突条は受け口の先端内壁面に面接触しているため、シール材の周縁部が受け口の内側に引き込まれような力を受け難くなる。
請求項4の発明によると、シール材の周縁部には、受け口の先端面と半径方向において係合する凸部が形成されていることを特徴とする。
このため、仮に、シール材の周縁部が受け口の内側に引き込まれような力を受けたとしても、凸部の働きでシール材の周縁部は受け口の先端面の位置に保持される。
請求項5の発明によると、吸音材と遮音材とは、受け口の先端から一定寸法だけ筒状に突出していることを特徴とする。このため、排水管の配管作業時にその排水管の受け口部分に埋め戻しモルタルが付着するような不具合が生じない。また、前記吸音材と遮音材とによって、排水管からコンクリートスラブへの固体伝播音を減衰させることができる。
請求項6の発明によると、集合住宅の上階と下階とを仕切るコンクリートスラブの貫通孔に前記排水管が通されて、その排水管のシール材保持カバーの内フランジ部が前記コンクリートスラブの上面とほぼ等しい高さに保持されており、前記貫通孔の内壁面と前記排水管との間がモルタルによって埋め戻されており、前記モルタルの上面及びその周囲が耐火性かつ気密性を有するシートによって覆われており、そのシートが前記コンクリートスラブの上面及びモルタルの上面及び前記排水管のシール材保持カバーに貼付されていることを特徴とする。
このため、耐火性かつ気密性を有するシートによって、排水管とモルタル間の隙間及びコンクリートスラブとモルタル間の隙間が塞がれるようになり、火災時の煙が前記隙間を通って下階から上階に流れることがない。
請求項7の発明によると、吸音材及び遮音材は、受け口の先端から一定寸法だけ筒状に突出している部位が円周方向の複数箇所で軸方向に切り込まれ、前記コンクリートスラブの上面を覆う方向に折り曲げられることで、シートの一部を構成していることを特徴とする。
このため、吸音材及び遮音材の面積分だけシートの面積を小さくできるとともに、排水管の受け口部分が貫通孔のモルタルに確実に支持されるようになる。
請求項8の発明は、胴部の上端に排水立て管接続用の受け口と、その胴部の側面に排水横枝管接続用の受け口とを備える排水管継手であって、各々の前記受け口には、前記排水立て管あるいは前記排水横枝管とその受け口との間をシールするシール材が装着されており、前記胴部及び各々の受け口の周囲は不燃性の無機質繊維により伸縮可能に構成された吸音材によって覆われており、前記吸音材の周囲が耐火性、かつ気密性を有し、前記吸音材よりも比重が大きい布状の遮音材によって覆われていることを特徴とする。
このため、排水管継手は、耐火性能を保持した状態で、衝撃性能が向上し、遮音性能を確保することができる。さらに、従来のように外管を型成形する場合と比較してその排水管継手の被覆が容易になり、コストダウンを図れるようになる。
請求項9の発明によると、排水管継手の胴部の下端に設けられた下部直管が下階側の排水立て管の上部受け口に挿入接続された状態で、その排水管継手の排水横枝管接続用の受け口が吸音材及び遮音材を介した状態で前記上部受け口の周縁部に支持される構成であることを特徴とする。このため、吸音材及び遮音材の働きで排水管継手と排水立て管との間で排水による振動が伝播し難くなる。
請求項10の発明によると、集合住宅の上階と下階とを仕切るコンクリートスラブの貫通孔に通されて、そのコンクリートスラブの上面から突出している排水立て管の上部受け口に対して、排水管継手の下部直管が挿入接続される構成であることを特徴とする。
請求項11の発明によると、排水管継手の胴部が集合住宅の上階と下階とを仕切るコンクリートスラブの貫通孔に通されており、その胴部の下端に設けられた下部直管が下階の排水立て管の上部受け口に挿入接続される構成であることを特徴とする。
請求項12の発明は、管本体の端部に配管接続用の受け口が形成されている排水管であって、前記受け口に挿入される配管とその受け口との間をシールする部材であり、シール本体部と周縁部とから構成され、その周縁部が前記受け口の先端面を覆うシール材と、前記受け口の外周面を覆う円筒部と、その円筒部の先端に形成された内フランジ部とを備え、前記内フランジ部で前記シール材の周縁部を押えてそのシール材を前記受け口の先端に保持するシール材保持カバーと、前記管本体、前記受け口及びシール材保持カバーの円筒部を覆う部材であり、無機質繊維により伸縮可能に構成された吸音材と、前記吸音材を覆う布状部材であり、遮煙性能を有する遮音材とを有することを特徴とする。
請求項13の発明は、管本体の端部に配管接続用の受け口が形成されている排水管であって、前記受け口に挿入される配管とその受け口との間をシールする部材であり、シール本体部と周縁部とから構成され、その周縁部が前記受け口の先端面を覆うシール材と、前記受け口の外周面を覆う円筒部と、その円筒部の先端に形成された内フランジ部とを備え、前記内フランジ部で前記シール材の周縁部を押えてそのシール材を前記受け口の先端に保持するシール材保持カバーと、前記管本体、前記受け口及びシール材保持カバーの円筒部を覆う部材であり、無機質繊維により伸縮可能に構成されて、遮煙性能を有する吸音材と、前記吸音材を覆う布状の遮音材とを有することを特徴とする。
請求項14の発明は、管本体の端部に配管接続用の受け口が形成されている排水管であって、前記受け口に挿入される配管とその受け口との間をシールする部材であり、シール本体部と周縁部とから構成され、その周縁部が前記受け口の先端面を覆うシール材と、前記受け口の外周面を覆う円筒部と、その円筒部の先端に形成された内フランジ部とを備え、前記内フランジ部で前記シール材の周縁部を押えてそのシール材を前記受け口の先端に保持するシール材保持カバーと、前記管本体、前記受け口及びシール材保持カバーの円筒部を覆う部材であり、無機質繊維により伸縮可能に構成されて、遮煙性能を有する吸音材と、前記吸音材を覆う布状部材であり、遮煙性能を有する遮音材とを有することを特徴とする。
このため、火災時の煙が排水管の外側を伝って下階から上階に流れ難くなる。
本発明によると、排水管の耐火性能を保持した状態で、衝撃性能が向上し、遮音性能を確保することができるとともに、その排水管のコストダウンを図ることができる。
[実施形態1]
以下、図1〜図5に基づいて本発明の実施形態1に係る排水管の説明を行う。本実施形態に係る排水管はマンション等の集合住宅における排水経路の立て管に使用される排水管であり、図1にその排水管の受け口部分の破断縦断面図が示されている。また、図2は図1のII矢視拡大図、図3は前記排水管を使用した施工例を表す一部破断縦断面図である。
排水管10は、例えば硬質塩化ビニル製の内管11を備えている。内管11は、図1に示すように、直管部12と、その直管部12の一端(図1では上端)に形成された受け口13とから構成されており、その受け口13に排水管継手60(図3参照)の下部直管62が接続される。図1に示すように、内管11の直管部12と受け口13との間にはその受け口13側で拡開するテーパ状の境界拡開部13wが形成されている。なお、境界拡開部13wは、排水抵抗緩和のため緩やかなテーパであることが望ましい(例えば、軸心に対して15°程度)。
即ち、内管11の直管部12が本発明の管本体に相当する。
受け口13の先端(上端)には、その受け口13と排水管継手60の下部直管62との間をシールするシール材20が装着されている。
シール材20は、リング状に形成された弾性体(例えば、ゴム)であり、シール本体部22と周縁部24とから構成されている。
シール本体部22は、受け口13と排水管継手60の下部直管62との間を実際にシールする部分であり、縦断面形状が略楔形をして、受け口13の奥側に傾斜した状態で形成されている。このため、排水管継手60の下部直管62が受け口13に挿入される際に、その下部直管62の先端がシール本体部22の先端部分に当接する。そして、図3に示すように、シール本体部22の先端部分が排水管継手60の下部直管62に押されて下方に移動しながら拡開し、その下部直管62がシール本体部22に通される。これによって、下部直管62と受け口13との間がシール本体部22によってシールされる。
シール本体部22の基端部の表面側には、図2に示すように、リング状の襞23が受け口13の先端面13fに対してほぼ平行になるように形成されている。リング状の襞23は、内側に粘着剤を保持可能に形成されており、排水管継手60の下部直管62が受け口13に挿入される際にその下部直管62の先端に押圧されて変形する。これによって、その襞23の内側の粘着剤がシール本体部22の表面に押出され、その粘着剤がシール本体部22と排水管継手60の下部直管62との間に充填される。
シール材20の裏面側には、シール本体部22と周縁部24との境界部分に受け口13の先端内壁面13eと面接触可能な断面三角形状の突条22rが形成されている。これによって、シール材20と受け口13の先端内壁面13eとのシール性が向上する。また、図3に示すように、排水管継手60の下部直管62によってシール本体部22が軸方向に押圧される際に、そのシール本体部22は突条22rより先端側で下方に回動するようになる。このとき、突条22rは受け口13の先端内壁面13eに面接触しているため、後記するシール材20の周縁部24が受け口13の内側に引き込まれような力を受け難くなる。
シール材20の周縁部24は、シール材20を受け口13の先端に保持するための部位であり、その受け口13の先端面13fを覆うことができるように、受け口13の配管肉厚寸法とほぼ等しい幅寸法でリング状に形成されている。ここで、受け口13の先端面13fは、軸心に対して直角な平面部と、その平面部の周囲に形成された傾斜面部13kとから構成されている。このため、シール材20の周縁部24の裏側には、図2に示すように、受け口13の先端面13fの平面部と面接触可能な裏平面24dと、その先端面13fの傾斜面部13kと面接触可能な凸傾斜面24xが形成されている。したがって、仮に、シール材20の周縁部24に対して受け口13に引き込まれる方向の力(半径方向内側の力)が加わっても、その周縁部24の凸傾斜面24xが受け口13の先端面13fの傾斜面部13kと係合することで、周縁部24の半径方向内側の移動が規制される。
即ち、周縁部24の凸傾斜面24xの形成部分が本発明における周縁部の凸部に相当する。
シール材20の周縁部24の先端面(上端面)24fは、シール本体部22の襞23の位置よりも軸方向に一定寸法だけ突出した位置に設けられており、その先端面24fとシール本体部22の表面(先端面)との間に段差23dがリング状に形成されている。ここで、段差23dの位置は、シール本体部22の突条22rの外周面22s(受け口13の先端内壁面13eに面接触する面)の延長線上に設定されている。
周縁部24の先端面24fと段差23dとの角部は面取りされて傾斜面24kが形成されており、この傾斜面24kに後記するシール材保持カバー30の内フランジ部34の先端(傾斜押え面34k)が掛けられるようになっている。また、周縁部24の外周面24zと周縁部24の先端面24fとの角部は面取りされて断面円弧形の曲面24tが形成されている。
受け口13には、シール材20が装着された状態でシール材保持カバー30が被せられる。
シール材保持カバー30は、シール材20の周縁部24を押えてそのシール材20を受け口13の先端に保持しておくための、例えば、鋼板製のカバーであり、図2に示すように、円筒部32と、曲がり部33と、内フランジ部34とによって、縦断面形状が略逆L字形に形成されている。
シール材保持カバー30の円筒部32は、シール材20の周縁部24の外周面24zから受け口13の先端外周面13rまでを覆う筒体であり、その円筒部32の内径寸法が受け口13の外径寸法にほぼ等しく設定されている。円筒部32には、シール材保持カバー30を受け口13に固定するための係止爪36が円周方向に複数個形成されている。係止爪36は、円筒部32の壁部に切り込みを入れることにより、その円筒部32の内側に突出した状態で、内フランジ部34の方向を指向するように形成されており、その係止爪36自身の弾性力でその位置に保持されている。一方、受け口13の先端外周面13rには、シール材保持カバー30の円筒部32の係止爪36が係合可能な断面角形の溝13mが円周方向に形成されている。
シール材保持カバー30の円筒部32に内管11の受け口13が挿入されると、各々の係止爪36は受け口13の先端に押圧されることで、弾性力に抗して拡開するようになる。
このとき、受け口13の先端面13fの周縁部分には傾斜面部13kが形成されているため、受け口13をシール材保持カバー30の円筒部32に挿入する際に、その受け口13の先端面13fがシール材保持カバー30の係止爪36の位置を通過し易くなる。このように、各々の係止爪36が受け口13の先端に押圧されることで、弾性力に抗して拡開するため、シール材保持カバー30の円筒部32に対する受け口13の挿入が各々の係止爪36によって妨げられることがない。そして、受け口13がシール材保持カバー30の円筒部32に対して所定位置まで挿入されて、その受け口13の先端外周面13rの溝13mが係止爪36の位置まで到達すると、それらの係止爪36が弾性力で元の位置まで戻り、その溝13mと係合する。これによって、受け口13に対するシール材保持カバー30の抜け止めが図られる。即ち、溝13mが本発明の被係合部に相当する。
シール材保持カバー30の内フランジ部34は、断面円弧形の曲がり部33を介して円筒部32の先端に設けられている。内フランジ部34は、円筒部32と直角に形成された平板部位34fと、その平板部位34fの先端(内周縁)に形成された傾斜押え面34kとから構成されている。そして、内フランジ部34の平板部位34fがシール材20の周縁部24の先端面24fに面接触した状態で、その内フランジ部34の傾斜押え面34kがシール材20の周縁部24の傾斜面24kに掛けられるように構成されている。
ここで、シール材保持カバー30の係止爪36と受け口13の溝13mとは、シール材保持カバー30の内フランジ部34と受け口13の先端面13f間の隙間寸法がシール材20の周縁部24の厚み寸法より小さくなるまで、その受け口13がシール材保持カバー30の円筒部32に挿入されたときに係合するように構成されている。このため、受け口13の先端にシール材20の周縁部24がセットされた状態で、シール材保持カバー30の円筒部32が受け口13の先端外周面13rに固定されると、シール材20の周縁部24は弾性変形した状態でシール材保持カバー30の内フランジ部34と受け口13の先端面13fとの間に挟持されるようになる。さらに、シール材20の周縁部24の傾斜面24kはシール材保持カバー30の傾斜押え面34kによって押えられており、その周縁部24の凸傾斜面24xは受け口13の先端面13fの傾斜面部13kに掛けられている。また、シール材20の裏側には、シール本体部22と周縁部24との境界部分に受け口13の先端内壁面13eと面接触可能な突条22rが形成されている。このため、排水管継手60の下部直管62が受け口13に挿入される際に、シール材20のシール本体部22が受け口13の内側に押し込まれても、そのシール材20の周縁部24が受け口13の先端から外れてその受け口13の内側に引き込まれるような不具合が生じない。
なお、シール材20の周縁部24を接着剤によって受け口13の先端面13fに接着することも可能である。
内管11の直管部12、受け口13及びシール材保持カバー30の円筒部32は、可撓性を有する耐火遮音筒40あるいは耐火遮音シート40によって覆われている。耐火遮音筒40あるいは耐火遮音シート40(以下、耐火遮音筒40という)は、内側の吸音層42と外側の遮音層44とから構成されている。
吸音層42は、内管11内を流れる排水の音やその内管11の振動等を吸収するための層であり、不燃性の無機質繊維、例えば、グラスウールフェルト等から構成されている。
遮音層44は、排水の音等を反射させて外部に漏らさないようにするための層であり、耐火性、かつ気密性を有し、比重の大きな材料、例えば、アスファルトにポリマーやゴム等を添加した改質アスファルト及び不織布等から構成されている。
内管11は、図1に示すように、直管部12が耐火遮音筒40に通されており、受け口13及び境界拡開部13wの部分は所定形状に裁断された耐火遮音シート40によって覆われている。そして、耐火遮音シート40の合わせ目部分、及び耐火遮音シート40と耐火遮音筒40との接続部分が、遮音層44とほぼ等しい材質のジョイントテープ46によって貼り合わされている。
即ち、吸音層42が本発明の吸音材に相当し、遮音層44が本発明の遮音材に相当する。
次に、図3に基づいて、上記した排水管10を使用した施工例について説明する。
先ず、集合住宅の上階と下階とを仕切るコンクリートスラブCSの貫通孔CHに排水管10が通され、その排水管10のシール材保持カバー30の内フランジ部34がコンクリートスラブCSの上面CUとほぼ等しくなるように、排水管10が位置決めされる。
次に、コンクリートスラブCSの貫通孔CHの下側が平板(図示省略)等で塞がれた状態で、その貫通孔CHにモルタルMが充填される。そして、モルタルMが固化した後、そのモルタルMの上面MU及びその周囲に、耐火性かつ気密性を有する遮煙シート48が被せられる。
遮煙シート48は、耐火遮音シート40とほぼ等しい材質であり、裏面に接着剤が塗布されている。そして、前記接着剤によって、遮煙シート48はコンクリートスラブCSの上面CU、モルタルMの上面MU、及び排水管10の耐火遮音筒40の端面、シール材保持カバー30の内フランジ部34に貼付される。これによって、排水管10とモルタルMとの間の隙間、及びコンクリートスラブCSとモルタルMとの間の隙間が塞がれるようになり、火災時の煙が前記隙間を通って下階から上階に流れることがなくなる。
次に、排水管10の受け口13に排水管継手60の下部直管62が挿入されて、その排水管10と排水管継手60の下部直管62とがシールされた状態で接続される。排水管継手60の上部受け口64には上階の排水管10の直管部12(図示省略)が接続され、その排水管10の受け口部分が上記したように上階のコンクリートスラブCS(図示省略)の貫通孔CHに通され、モルタルMによって固定される。以後、上記した手順が繰り返し実行されて、さらに上階の排水管10の施工が順次行われる。
このように、本実施形態に係る排水管10によると、直管部12、受け口13及びシール材保持カバー30の円筒部32は、グラスウールフェルト製の吸音層42と改質アスファルト及び不織布製の遮音層44とからなる耐火遮音筒40によって覆われている。このため、内管11の内部を流れる排水の音が耐火遮音筒40の吸音層42によって吸収されるとともに、遮音層44によって排水の音が反射して外部に漏れ難くなる。したがって、不快な排水音が小さくなって、集合住宅の居住空間に伝わり難くなる。また、耐火遮音筒40は耐火性の材料で形成されているため、火災から樹脂製の内管11を保護できるようになる。
また、内管11を無機質繊維の吸音層42で覆い、さらにその吸音層42を布状の遮音層44で覆う構成のため、従来のように、外管を型成形する場合と比較してコストダウンを図ることができる。
また、シール材20の周縁部24はシール材保持カバー30によって受け口13の先端に保持される構成のため、従来のように、受け口13の内周面にシール材20の周縁部24を収納するための溝を形成する必要がなくなる。このため、前記溝が不要になる分だけ受け口13の最大外径寸法を小さくできる。
なお、本実施形態に係る排水管10の施工例では、遮煙シート48によってコンクリートスラブCSの上面CU、モルタルMの上面MU、及び排水管10の耐火遮音筒40の端面、シール材保持カバー30の内フランジ部34を覆う例を示した。しかし、図4に示すように、耐火遮音筒40を受け口13の先端から一定寸法だけ突出させておき、その耐火遮音筒40の突出部分を円周方向の複数箇所で軸方向に切り込んで、図5に示すように、コンクリートスラブCSの上面CUを覆う方向に折り曲げることも可能である。このようにすることで、排水管10の配管作業時にその排水管10の受け口部分にモルタルMが付着するような不具合が生じない。また、遮煙シート48の面積を小さくできるとともに、排水管10の受け口部分が貫通孔CHのモルタルMに確実に支持されるようになる。さらに、耐火遮音筒40によって、排水管からコンクリートスラブへの固体伝播音を減衰させることができる。
また、本実施形態では、立て管に本発明の排水管10を適用する例を示したが、横枝管や管継手等に本発明を適用することも可能である。
[実施形態2]
以下、図6、図7に基づいて本発明の実施形態2に係る排水管継手の説明を行う。ここで、図6は本実施形態に係る排水管継手を使用した配管構造を表す側面図、図7は前記排水管継手の縦断面図である。
本実施形態に係る排水管継手60は、図6に示すように、コンクリートスラブCSの上面CUよりも高い位置に設置される構成であり、上階Aの排水立て管10(以下、排水管10という)と排水横枝管19とを下階Bの排水管10に接続する働きをする。
排水管継手60は、樹脂製であり、略筒状をした胴部61を備えている。胴部21の上端部には、排水管10の下端部が挿入接続される上部受け口64が形成されている。また、その胴部61の側面には、排水横枝管19の端部が挿入接続される横枝管受け口65が周方向に複数個設けられている。
排水管継手60の上部受け口64には、図7に示すように、排水管10の下端部とその上部受け口64との間をシールするシール材66が装着されている。また、排水管継手60の各々の横枝管受け口65には、排水横枝管19の端部とそれらの横枝管受け口65との間をシールするシール材67が装着されている。
さらに、排水管継手60の胴部61の下端には下部直管62が形成されており、その下部直管62が下階Bの排水管10の受け口13に挿入可能なように構成されている。
即ち、排水管継手60の上部受け口64が本発明の排水立て管接続用の受け口に相当し、排水管継手60の横枝管受け口65が本発明の排水横枝管接続用の受け口に相当する。
排水管継手60は、図7に示すように、胴部61の下部直管62を除く部分、及び上部受け口64、横枝管受け口65の周囲が可撓性を有する耐火遮音シート40によって覆われている。ここで、耐火遮音シート40は、実施形態1で説明した排水管10の耐火遮音筒40と同じ構成であり、内側の吸音層42と外側の遮音層44とから構成されている。そして、耐火遮音シート40の合わせ目部分が遮音層44とほぼ等しい材質のジョイントテープ46によって貼り合わされている。
これによって、排水管継手60の耐火性能を確保できるようになる。また、排水管継手60の胴部61の内部を流れる排水の音が耐火遮音シート40の吸音層42によって吸収されるとともに、遮音層44によって排水の音が反射して外部に漏れ難くなる。したがって、不快な排水音が小さくなって、集合住宅の居住空間に伝わり難くなる。また、排水管継手60の周囲を型成形された耐火繊維モルタルで覆う従来の管継手と比較して、排水管継手60の被覆が容易になり、コストダウンが図れるようになる。
下階Bの排水管10は、図6に示すように、コンクリートスラブCSの貫通孔CHに通されており、その排水管10の受け口13の部分がコンクリートスラブCSの上面CUよりも高い位置(上階Aの住宅床面FLにほぼ等しい位置)に位置決めされている。下階Bの排水管10は、コンクリートスラブCSの下面CD(下階Bの天井面)に取付けられた吊り支持材70に対し、Uボルト72によって固定されている。ここで、Uボルト72に押えられる排水管10の外周面には、帯状の防振ゴム72dが巻かれており、排水管10の振動に起因した異音防止が図られている。
また、排水管10が通されたコンクリートスラブCSの貫通孔CHには、モルタルMが充填されており、その固化したモルタルMによって排水管10の途中部分が支持されている。
下階Bの排水管10の受け口13における周縁部には、図6に示すように、リング状の耐火防煙材49がセットされ、その後、排水管継手60の下部直管62がその受け口13に挿入接続される。排水管継手60の下部直管62は、その排水管継手60の横枝管受け口65が排水管10の受け口13の周縁部(詳しくは耐火防煙材49)に当接するまで、その受け口13に挿入される。ここで、排水管継手60の横枝管受け口65は、前述のように、耐火遮音シート40に覆われており、さらに排水管10の受け口13の周縁部には耐火防煙材49がセットされている。このため、排水管継手60の横枝管受け口65は、耐火遮音シート40、耐火防煙材49を介した状態で排水管10の受け口13の上面に支持されるようになる。したがって、耐火遮音シート40及び耐火防煙材49の働きで排水管継手60と下階Bの排水管10との間で排水流の振動が伝播し難くなる。ここで、耐火防煙材49には、前述の遮煙シート48と等しい材質のものを使用するのが好ましい。
上記したように、本実施形態ではコンクリートスラブCSの上側で排水管継手60の下部直管62と排水管10の受け口13とを接続する例を示したが、図8に示すように、スラブ貫通型の排水管継手80を使用すれば、コンクリートスラブCSの下側でその排水管継手80の下部直管82と排水管10の受け口13とを接続することが可能である。なお、スラブ貫通型の排水管継手80と上記した排水管継手60とは、各々の胴部61,81の長さ寸法が異なる点が大きな相違であり、その他の基本構成はほぼ同様である。
また、本実施形態では、樹脂製の排水管継手60の周囲を耐火遮音シート40で覆う例を示したが、鋳鉄製の排水管継手60の周囲を耐火遮音シート40で覆うことも可能である。このようにすることで、排水管継手60の内部を流れる不快な排水音が小さくなって、その音が集合住宅の居住空間に伝わり難くなる。
また、本実施形態では、内管11を耐火遮音筒40あるいは耐火遮音シート40で覆う例を示したが、耐火遮音シート40の代わりに、燃えることで炭化膨張し、遮煙性能を果たす遮煙シートで内管11の周囲を覆うことも可能である。
本発明の実施形態1に係る排水管の受け口部分の破断縦断面図である。 図1のII矢視拡大図である。 排水管を使用した施工例を表す一部破断縦断面図である。 排水管の変更例を表す受け口部分の破断縦断面図である。 排水管を使用した施工変更例を表す一部破断縦断面図である。 本発明の実施形態2に係る排水管継手を使用した配管構造を表す側面図である。 排水管継手の縦断面図である。 変更例に係る排水管継手を使用した配管構造を表す側面図である。 従来の耐火二層管の外形図及び縦断面図である
符号の説明
10 排水管
11 内管
12 直管部(管本体)
13 受け口
13m 溝(被係合部)
20 シール材
22 シール本体部
22r 突条
24 周縁部
24x 凸傾斜面(凸部)
30 シール材保持カバー
32 円筒部
34 内フランジ部
36 係止爪
40 耐火防音筒、耐火防音シート
42 吸音層(吸音材)
44 遮音層(遮音材)
48 遮煙シート(シート)
60 排水管継手
80 排水管継手

Claims (14)

  1. 管本体の端部に配管接続用の受け口が形成されている排水管であって、
    前記受け口に挿入される配管とその受け口との間をシールする部材であり、シール本体部と周縁部とから構成され、その周縁部が前記受け口の先端面を覆うシール材と、
    前記受け口の外周面を覆う円筒部と、その円筒部の先端に形成された内フランジ部とを備え、前記内フランジ部で前記シール材の周縁部を押えてそのシール材を前記受け口の先端に保持するシール材保持カバーと、
    前記管本体、前記受け口及びシール材保持カバーの円筒部を覆う部材であり、不燃性の無機質繊維により伸縮可能に構成されている吸音材と、
    前記吸音材を覆う布状部材であり、耐火性、かつ気密性を有し、前記吸音材よりも比重が大きい遮音材と、
    を有することを特徴とする排水管。
  2. 請求項1に記載された排水管であって、
    シール材保持カバーの円筒部には、受け口の挿入を妨げない位置から弾性力で半径方向内側に突出する係止爪が形成されており、
    前記受け口の外周面には、前記係止爪と係合可能な被係合部が形成されており、
    前記係止爪と前記被係合部とは、前記シール材保持カバーの内フランジ部と前記受け口の先端面との間の隙間寸法がシール材の周縁部の厚み寸法よりも小さくなるまで、前記受け口が前記シール材保持カバーの円筒部に挿入されたときに、係合可能に構成されていることを特徴とする排水管。
  3. 請求項1又は請求項2のいずれかに記載された排水管であって、
    シール材の裏側には、シール本体部と周縁部との境界部分に受け口の先端内壁面と面接触可能な突条が形成されていることを特徴とする排水管。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載された排水管であって、
    シール材の周縁部には、受け口の先端面と半径方向において係合する凸部が形成されていることを特徴とする排水管。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載された排水管であって、
    吸音材と遮音材とは、受け口の先端から一定寸法だけ筒状に突出していることを特徴とする排水管。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれかに記載された排水管の取付け構造であって、
    集合住宅の上階と下階とを仕切るコンクリートスラブの貫通孔に前記排水管が通されて、その排水管のシール材保持カバーの内フランジ部が前記コンクリートスラブの上面とほぼ等しい高さに保持されており、
    前記貫通孔の内壁面と前記排水管との間がモルタルによって埋め戻されており、
    前記モルタルの上面及びその周囲が耐火性かつ気密性を有するシートによって覆われており、そのシートが前記コンクリートスラブの上面及びモルタルの上面及び前記排水管のシール材保持カバーに貼付されていることを特徴とする排水管の取付け構造。
  7. 請求項6に記載された排水管の取付け構造であって、
    吸音材及び遮音材は、受け口の先端から一定寸法だけ筒状に突出している部位が円周方向の複数箇所で軸方向に切り込まれ、前記コンクリートスラブの上面を覆う方向に折り曲げられることで、シートの一部を構成していることを特徴とする排水管の取付け構造。
  8. 胴部の上端に排水立て管接続用の受け口と、その胴部の側面に排水横枝管接続用の受け口とを備える排水管継手であって、
    各々の前記受け口には、前記排水立て管あるいは前記排水横枝管とその受け口との間をシールするシール材が装着されており、
    前記胴部及び各々の受け口の周囲は不燃性の無機質繊維により伸縮可能に構成された吸音材によって覆われており、
    前記吸音材の周囲が耐火性、かつ気密性を有し、前記吸音材よりも比重が大きい布状の遮音材によって覆われていることを特徴とする排水管継手。
  9. 請求項8に記載された排水管継手の支持構造であって、
    排水管継手の胴部の下端に設けられた下部直管が下階側の排水立て管の上部受け口に挿入接続された状態で、その排水管継手の排水横枝管接続用の受け口が吸音材及び遮音材を介した状態で前記上部受け口の周縁部に支持される構成であることを特徴とする排水管継手の支持構造。
  10. 請求項9に記載された排水管継手の支持構造であって、
    集合住宅の上階と下階とを仕切るコンクリートスラブの貫通孔に通されて、そのコンクリートスラブの上面から突出している排水立て管の上部受け口に対して、排水管継手の下部直管が挿入接続される構成であることを特徴とする排水管継手の支持構造。
  11. 請求項8に記載された排水管継手の支持構造であって、
    排水管継手の胴部が集合住宅の上階と下階とを仕切るコンクリートスラブの貫通孔に通されており、その胴部の下端に設けられた下部直管が下階の排水立て管の上部受け口に挿入接続される構成であることを特徴とする排水管継手の支持構造。
  12. 管本体の端部に配管接続用の受け口が形成されている排水管であって、
    前記受け口に挿入される配管とその受け口との間をシールする部材であり、シール本体部と周縁部とから構成され、その周縁部が前記受け口の先端面を覆うシール材と、
    前記受け口の外周面を覆う円筒部と、その円筒部の先端に形成された内フランジ部とを備え、前記内フランジ部で前記シール材の周縁部を押えてそのシール材を前記受け口の先端に保持するシール材保持カバーと、
    前記管本体、前記受け口及びシール材保持カバーの円筒部を覆う部材であり、無機質繊維により伸縮可能に構成された吸音材と、
    前記吸音材を覆う布状部材であり、遮煙性能を有する遮音材と、
    を有することを特徴とする排水管。
  13. 管本体の端部に配管接続用の受け口が形成されている排水管であって、
    前記受け口に挿入される配管とその受け口との間をシールする部材であり、シール本体部と周縁部とから構成され、その周縁部が前記受け口の先端面を覆うシール材と、
    前記受け口の外周面を覆う円筒部と、その円筒部の先端に形成された内フランジ部とを備え、前記内フランジ部で前記シール材の周縁部を押えてそのシール材を前記受け口の先端に保持するシール材保持カバーと、
    前記管本体、前記受け口及びシール材保持カバーの円筒部を覆う部材であり、無機質繊維により伸縮可能に構成されて、遮煙性能を有する吸音材と、
    前記吸音材を覆う布状の遮音材と、
    を有することを特徴とする排水管。
  14. 管本体の端部に配管接続用の受け口が形成されている排水管であって、
    前記受け口に挿入される配管とその受け口との間をシールする部材であり、シール本体部と周縁部とから構成され、その周縁部が前記受け口の先端面を覆うシール材と、
    前記受け口の外周面を覆う円筒部と、その円筒部の先端に形成された内フランジ部とを備え、前記内フランジ部で前記シール材の周縁部を押えてそのシール材を前記受け口の先端に保持するシール材保持カバーと、
    前記管本体、前記受け口及びシール材保持カバーの円筒部を覆う部材であり、無機質繊維により伸縮可能に構成されて、遮煙性能を有する吸音材と、
    前記吸音材を覆う布状部材であり、遮煙性能を有する遮音材と、
    を有することを特徴とする排水管。
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