JP4492068B2 - 空気入りラジアルタイヤ - Google Patents

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Description

本発明は、バッドレス部にタイヤ周方向に連続する細溝を有する空気入りラジアルタイヤに関し、さらに詳しくは、耐ショルダー部もげ性の向上を図ることができる空気入りラジアルタイヤに関するものである。
図5−1および図5−2は、従来の空気入りラジアルタイヤの構成例を示す図である。従来の空気入りラジアルタイヤ、特にトラック、バスなどに装着される重荷重用空気入りラジアルタイヤ100は、図5−1に示すように、トレッド部101にタイヤ周方向に連続する複数の周方向溝102が形成されており、少なくともこの周方向溝102により区画されることでリブ(ブロック)103が形成されている。ここで、従来の重荷重要空気入りラジアルタイヤ100においては、このトレッド部101のショルダー部104の端部105に細溝106により捨てリブ107が形成されている。このように細溝106を設けることで、ショルダー部104のリブ103の図示しないサイドウォール側端部の接地圧が図示しないタイヤのセンター部のリブ(ブロック)の接地圧よりも高くなることを抑制し、トレッド部101のショルダー部104の耐偏摩耗性を向上させるものである。
しかしながら、従来の空気入りラジアルタイヤ100を装着したトラックなどが路面に接地された縁石などを乗り越える際に、トレッド部101のショルダー部104の端部105に形成される捨てリブ107が裂ける、つまり耐カット性が低下するという問題があった。そこで、図5−2に示すように、トレッド部101と図示しないサイドウォール部との間に形成されるバットレス部120にタイヤ周方向に連続する細溝121を有する空気入りラジアルタイヤ110が提案されている。この従来の空気入りラジアルタイヤ110によれば、トレッド部101のショルダー部104のリブ103が裂けることを抑制することができる。
特開平7−164825号公報
ところで、上記空気入りラジアルタイヤ110を装着したリムを軸間が離れたトラックなどに装着し、このトラックが超低速において旋回する際、例えば路面に対して空気入りラジアルタイヤ110がその位置で回転するような際には、以下のような問題があった。図6−1は、無荷重状態の従来の空気入りラジアルタイヤと路面との関係を示す図である。図6−2は、荷重状態の従来の空気入りラジアルタイヤと路面との関係を示す図である。図6−3は、荷重状態で横力が発生した従来の空気入りラジアルタイヤと路面との関係を示す図である。まず、図6−1に示す無荷重状態の空気入りラジアルタイヤ101に荷重Fをかけると、図6−2に示すように、トレッド部101のショルダー部104のリブ(ブロック)103が路面200と接地する。このとき、バットレス部120は、細溝121を閉じるように変形する。ここで、ショルダー部104の端部105と細溝121の溝底部121aとの間に形成されるタイヤ輪郭部130のショルダー側屈曲部131におけるタイヤ幅方向最外部Pが外に飛び出した状態、つまりバットレス部120により覆われない状態となる。
次に、図6−2に示す状態から空気入りラジアルタイヤ110が装着されたトラックなどが超低速において旋回すると、横力Yが発生する。この横力Yにより、空気入りラジアルタイヤ110は、バットレス部120が路面200と接地するように変形する。従って、タイヤ輪郭部130のショルダー側屈曲部131のタイヤ幅方向最外部Pが路面200に接地し、さらに横力Yにより路面に引っ掛かる状態となる。ここで、細溝121はボットレス部120により閉じられるため、ショルダー部104のリブ103とバットレス部120が剛体化する。そして、細溝121におけるバットレス部120により閉じられた部分、つまり細溝121のサイドウォール側溝壁面部121bのサイドウォール側端部Qがタイヤ輪郭部130と接触している部分とこのサイドウォール側端部よりも路面200側とでは剛性差が発生する。つまり、この剛性差の境界近傍からクラックが発生し、ショルダー部104のリブ103がもげるという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、耐偏磨耗性および耐カット性を維持しつつ、耐ショルダー部もげ性を向上させることができる空気入りラジアルタイヤを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、この発明では、トレッド部のショルダー部とサイドウォール部との間に形成されるバットレス部にタイヤ周方向に連続する細溝を有する空気入りラジアルタイヤにおいて、前記ショルダー部の端部と、前記細溝の溝底部との間にタイヤ輪郭部が形成され、前記タイヤ輪郭部は、前記端部から前記細溝に向かって形成される傾斜部と、前記細溝のショルダー側溝壁部とにより構成されるとともに、前記傾斜部と前記ショルダー側溝壁部とが連結する部分であるショルダー側屈曲部を有し、前記傾斜部および前記ショルダー側溝壁部は、前記ショルダー屈曲部よりもショルダー側に形成され、前記細溝のサイドウォール側溝壁面部は、前記ショルダー側溝壁部のみに対向して形成され、前記ショルダー屈曲部におけるタイヤ幅方向最外部をPとし、前記細溝のサイドウォール側溝壁面部におけるサイドウォール側端部をQとし、前記タイヤ幅方向最外部Pは、前記サイドウォール側端部Qよりもタイヤ径方向内方に配置されることを特徴とする。
また、この発明では、トレッド部のショルダー部とサイドウォール部との間に形成されるバットレス部にタイヤ周方向に連続する細溝を有する空気入りラジアルタイヤにおいて、前記ショルダー部の端部と、前記細溝の溝底部との間にタイヤ輪郭部が形成され、前記タイヤ輪郭部は、前記端部から前記細溝に向かって形成される傾斜部と、前記細溝のショルダー側溝壁部とにより構成されるとともに、前記傾斜部と前記ショルダー側溝壁部とが連結する部分であるショルダー側屈曲部を有し、前記傾斜部および前記ショルダー側溝壁部は、前記ショルダー屈曲部よりもショルダー側に形成され、前記細溝のサイドウォール側溝壁面部は、前記ショルダー側溝壁部に対向するとともに、径方向外方に突出して形成され、前記ショルダー屈曲部におけるタイヤ幅方向最外部をPとし、前記細溝のサイドウォール側溝壁面部におけるサイドウォール側端部をQとし、前記タイヤ幅方向最外部Pは、前記サイドウォール側端部Qよりもタイヤ径方向内方に配置されることを特徴とする。
なお、トレッド部のタイヤ径方向最外部Hからタイヤ幅方向最外部Pまでのタイヤ径方向距離をH2とし、トレッド部のタイヤ径方向最外部Hからサイドウォール側端部Qまでのタイヤ径方向距離をH1とし、H2とH1との差が2mm以上10mm以内の範囲であることが好ましい。
この発明によれば、空気入りラジアルタイヤのバットレス部にタイヤ周方向に連続する細溝を有するので、ショルダー部のリブ(ブロック)の端部の接地圧がセンター部のリブ(ブロック)の接地圧よりも高くなることを抑制でき、トレッド部のショルダー部の耐偏摩耗性を向上させると共に、トレッド部のショルダー部のリブが裂けることを抑制することができる。また、空気入りラジアルタイヤに荷重がかかるとバットレス部は、タイヤ輪郭部のショルダー側屈曲部のタイヤ幅方向最外部Pよりも上側、つまり路面側で細溝を閉じるように変形する。さらに横力がかかるとバットレス部は、路面と接地するように変形するが、タイヤ輪郭部のショルダー側屈曲部のタイヤ幅方向最外部Pは、バットレス部により覆われているため、このタイヤ幅方向最外部Pが路面に引っ掛かることはない。従って、横力によりバットレス部は路面上をすべることができ、ショルダー部のリブとバットレス部が剛体化することを抑制することができる。つまり、タイヤ輪郭部に剛性差が発生することを抑制することができ、剛性差の境界近傍から発生するクラックを抑制することができる。
この発明にかかる空気入りタイヤは、タイヤ輪郭部におけるクラックを抑制することができるので、耐偏磨耗性および耐カット性を維持しつつ、耐ショルダー部もげ性を向上させることができるという効果を奏する。
以下、この発明につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施の形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの或いは実質的に同一のものが含まれる。なお、以下の実施の形態における空気入りタイヤの内部構造は、一般的なラジアルタイヤの構造と同様であるのでその説明は省略する。
図1は、この発明にかかる空気入りタイヤの構成例を示す図である。図2−1は、無荷重状態のこの発明にかかる空気入りラジアルタイヤと路面との関係を示す図である。図2−2は、荷重状態のこの発明にかかる空気入りラジアルタイヤと路面との関係を示す図である。図2−3は、荷重状態で横力が発生したこの発明にかかる空気入りラジアルタイヤと路面との関係を示す図である。なお、上記各図は、空気入りラジアルタイヤを子午面で切った断面の一部断面図である。
図1に示すように、この発明にかかる空気入りラジアルタイヤ1は、トレッド部2のショルダー部3とサイドウォール部4との間にバットレス部5が形成される。トレッド部2には、少なくともタイヤ周方向に連続して形成された複数の周方向溝6により区画されたリブ7(タイヤ幅方向に複数の横溝が形成されている場合は、縦溝と横溝とにより区画されたブロック)が形成されている。バットレス部5には、タイヤ周方向に連続する細溝8が形成されている。なお、トレッド部2の周方向溝6およびリブ7は、カーカス層9の上に積層された複数層(図1では、4層)のベルト層10の上に形成されている。
トレッド部2のショルダー部3の端部3aと細溝8の溝底部8aとの間には、タイヤ輪郭部11が形成されている。このタイヤ輪郭部11は、ショルダー部3の端部3aから細溝8に向かって形成される傾斜部11aと、細溝8のショルダー側溝壁面部8bとにより構成されている。ここで、ショルダー側屈曲部12は、この傾斜部11aとショルダー側溝壁面部8bとが連結する部分をいい、このショルダー側屈曲部12においてタイヤ幅方向最外部をPとする。例えば、タイヤ幅方向最外部Pは、ショルダー側屈曲部12において傾斜部11aとショルダー側溝壁面部8bとの交点などになる。一方、細溝8のサイドウォール側溝壁面部8cにおいてサイドウォール側端部をQとする。つまり、サイドウォール側端部Qは、サイドウォール側溝壁面部8cにおいてこのサイドウォール側溝壁面部8cとバットレス部5の表面5aとの交点部分をいう。
このショルダー側屈曲部12におけるタイヤ幅方向最外部Pは、サイドウォール側溝壁面部8cにおけるサイドウォール側端部Qよりもタイヤ径方向内方に配置されている。すなわち、サイドウォール側端部Qは、タイヤ幅方向最外部Pよりタイヤ径方向外方に向かって高くなるように配置されている。ここで、まず、図2−1に示す無荷重状態のこの発明にかかる空気入りラジアルタイヤ1に荷重Fをかけると、図2−2に示すように、トレッド部2のショルダー部3のリブ7が路面20と接地する。このとき、バットレス部5は、細溝8を閉じるように変形する。ここで、タイヤ幅方向最外部Pは、サイドウォール側端部Qよりもタイヤ径方向内方に配置されているため、バットレス部5は、タイヤ輪郭部11のショルダー側屈曲部12のタイヤ幅方向最外部Pよりも上側、つまり路面20側で細溝8を閉じるように変形する。従って、ショルダー側屈曲部12におけるタイヤ幅方向最外部Pは、バットレス部5に覆われた状態となる。
次に、図2−2に示す状態から空気入りラジアルタイヤ1が装着されたトラックなどが超低速において旋回すると、横力Yが発生する。この横力Yにより、空気入りラジアルタイヤ1は、バットレス部5が路面20と接地するように変形する。このとき、ショルダー側屈曲部12のタイヤ幅方向最外部Pは、上述のようにバットレス部5により覆われているため、このタイヤ幅方向最外部Pが路面20に引っ掛かることはない。従って、横力Yによりバットレス部5は路面20上をすべることができ、ショルダー部3のリブ7とバットレス部5が剛体化することを抑制することができる。つまり、タイヤ輪郭部11に剛性差が発生することを抑制することができ、剛性差の境界近傍から発生するクラックを抑制することができる。
なお、図1に示すトレッド部2のタイヤ径方向最外部Hからサイドウォール側溝壁面部8cにおけるサイドウォール側端部Qまでのタイヤ径方向距離H1とこのタイヤ径方向最外部Hからショルダー側屈曲部12におけるタイヤ幅方向最外部Pまでのタイヤ径方向距離H2との差は、2mm以上10mm以内の範囲であることが好ましい。特に、上記H1とH2との差の範囲は、この発明にかかる空気入りラジアルタイヤ1が周方向溝6の溝深さが30mm程度ある重荷重用空気入りラジアルタイヤラジアルの場合に好ましい。H2とH1との差が2mmよりも小さいと、図2−2に示す荷重Fが空気入りラジアルタイヤ1にかかった際に、バットレス部5がショルダー側屈曲部12のタイヤ幅方向最外部Pを覆い難くなり、耐ショルダー部もげ性の向上を図ることができなくなるからである。一方、H2とH1との差が10mmよりも大きいと、空気入りラジアルタイヤ1を装着したトラックなどが路面に接地された縁石などを乗り越える際に、サイドウォール側溝壁面部8cよりもサイドウォール側のバットレス部5が裂けるおそれがあり、耐カット性が著しく低下するからである。
従って、H1とH2との差が2mm以上であれば、図1に示す空気入りラジアルタイヤ1の形状に限定されない。図3は、この発明にかかる空気入りラジアルタイヤの他の構成例を示す図である。例えば、図3に示す空気入りラジアルタイヤ1−1ように、タイヤ径方向距離H1を図1に示す空気入りラジアルタイヤ1と比較して小さく、つまりH1とH2との差を大きくしても良い。この場合は、サイドウォール側溝壁面部8cをタイヤ径方向外方に延在させ、つまりサイドウォール側のバットレス部5をタイヤ径方向外方に突出するように形成する。これにより、サイドウォール側溝壁面部8cおけるサイドウォール側端部Qは、図1に示す空気入りラジアルタイヤ1のサイドウォール側溝壁面部8cにおけるサイドウォール側端部Qと比較して、ショルダー側屈曲部12におけるタイヤ幅方向最外部Pよりもタイヤ径方向外方に配置される。
以下に、従来例および比較例の空気入りラジアルタイヤとこの発明にかかる空気入りラジアルタイヤとの走行試験の実施結果について説明する。ここで、この走行試験に用いる各タイヤのタイヤサイズは、295/75R22.5で共通である。走行試験は、上記各タイヤをJATMAなどの規格の標準リムに装着し、トラックのトレーラにおけるトレーラ軸に装着し、各タイヤの空気圧を760kPaとして実施した。各項目は以下のとおりである。
耐ショルダー部もげ性:空気入りラジアルタイヤを装着したトラックを定常円旋回、つまりトラックをトレーラ軸が中心となるように円旋回を4回行ない、トレッド部2のショルダー部3のリブ(ブロック)7におけるもげの発生状態を指数評価したものである。
耐偏磨耗性:空気入りラジアルタイヤを装着したトラックを20000km走行させ、トレッド部2の全体に対するショルダー部3のリブ(ブロック)7の摩耗の比を指数評価したものである。
耐カット性(縁石):縁石とトラックに装着された空気入りラジアルタイヤのタイヤ周方向を平行にした状態から縁石に対して30度の角度でこの空気入りラジアルタイヤが縁石を乗り上げた際におけるバットレス部5のカット(裂け)の発生状態を指数評価したものである。
ここで、各項目において「従来例1」を100とし、数値が高いほうが優れているものとする。
以下に、上記走行試験の実施結果を表示する。なお、下記の表において、「従来例1」は、図5−1に示す従来の空気入りラジアルタイヤ100である。「従来例2」は、図5−2に示す従来の空気入りラジアルタイヤ110である。「比較例1」は、図4−1に示す空気入りラジアルタイヤ200であり、細溝208のサイドウォール側溝壁面部208cにおけるサイドウォール側端部Qがタイヤ輪郭部211のショルダー側屈曲部212におけるタイヤ幅方向最外部Pよりもタイヤ径方向内方に配置されたものである。「比較例2」は、図4−2に示す空気入りラジアルタイヤ300であり、細溝308のサイドウォール側溝壁面部308cにおけるサイドウォール側端部Qがタイヤ輪郭部311のショルダー側屈曲部312におけるタイヤ幅方向最外部Pよりもタイヤ径方向内方に配置されたものである。また、ショルダー側屈曲部312におけるタイヤ幅方向最外部Pがサイドウォール側溝壁面部308cにおけるサイドウォール側端部Qよりもタイヤ幅方向外方に配置されたものである。「本発明1」は、図1に示すこの発明にかかる空気入りラジアルタイヤ1である。「本発明2」は、図3に示すこの発明にかかる空気入りラジアルタイヤ1−1である
Figure 0004492068
この表1から明らかなように、この発明に係る空気入りラジアルタイヤ1である「本発明1」は、ショルダー部104の端部105に細溝106を設けた「従来例1」およびショルダー側屈曲部131におけるタイヤ幅方向最外部Pがサイドウォール側溝壁面部121bのサイドウォール側端部Qよりもタイヤ径方向外方に配置される「従来例2」に対して、耐ショルダー部もげ性が向上している。また、少なくとも耐偏磨耗性および耐カット性が維持されている(表1では、向上している)。ここで、「比較例1」および「比較例2」は、「従来例1」および「従来例2」と比較して、耐偏磨耗性および耐カット性が向上しているが、耐ショルダー部もげ性が低下している。
また、「本発明2」は、「本発明1」と比較して、耐ショルダーもげ性がさらに向上している。なお、「本発明2」は、「本発明1」と比較すると耐カット性が低下しているが、「従来例1」および「従来例2」の耐カット性を維持することができている。
以上のように、この発明にかかる空気入りラジアルタイヤは、トラック、バスなどに用いられる重荷重用空気入りラジアルタイヤに有用であり、特に、耐偏磨耗性および耐カット性を維持しつつ、耐ショルダーもげ性を向上させるのに適している。
この発明にかかる空気入りラジアルタイヤの構成例を示す図である。 無荷重状態のこの発明にかかる空気入りラジアルタイヤと路面との関係を示す図である。 荷重状態のこの発明にかかる空気入りラジアルタイヤと路面との関係を示す図である。 荷重状態で横力が発生したこの発明にかかる空気入りラジアルタイヤと路面との関係を示す図である。 この発明にかかる空気入りラジアルタイヤの他の構成例を示す図である。 比較例の空気入りラジアルタイヤの構成例を示す図である。 比較例の空気入りラジアルタイヤの構成例を示す図である。 従来の空気入りラジアルタイヤの構成例を示す図である。 従来の空気入りラジアルタイヤの構成例を示す図である。 無荷重状態の従来の空気入りラジアルタイヤと路面との関係を示す図である。 荷重状態の従来の空気入りラジアルタイヤと路面との関係を示す図である。 荷重状態で横力が発生した従来の空気入りラジアルタイヤと路面との関係を示す図である。
1,1−1,1−2 空気入りラジアルタイヤ
2 トレッド部
3 ショルダー部
3a 端部
4 サイドウォール部
5 バットレス部
6 周方向溝
7 リブ(ブロック)
8 細溝
8a 溝底部
8b ショルダー側溝壁面部
8c サイドウォール側溝壁面部
9 カーカス層
10 ベルト層
11 タイヤ輪郭部
11a 傾斜部
12 ショルダー側屈曲部
20 路面
P タイヤ幅方向最外部
Q サイドウォール側端部

Claims (3)

  1. トレッド部のショルダー部とサイドウォール部との間に形成されるバットレス部にタイヤ周方向に連続する細溝を有する空気入りラジアルタイヤにおいて、
    前記ショルダー部の端部と、前記細溝の溝底部との間にタイヤ輪郭部が形成され、
    前記タイヤ輪郭部は、
    前記端部から前記細溝に向かって形成される傾斜部と、前記細溝のショルダー側溝壁部とにより構成されるとともに、前記傾斜部と前記ショルダー側溝壁部とが連結する部分であるショルダー側屈曲部を有し、
    前記傾斜部および前記ショルダー側溝壁部は、前記ショルダー屈曲部よりもショルダー側に形成され、
    前記細溝のサイドウォール側溝壁面部は、前記ショルダー側溝壁部のみに対向して形成され、
    前記ショルダー屈曲部におけるタイヤ幅方向最外部をPとし、
    前記細溝のサイドウォール側溝壁面部におけるサイドウォール側端部をQとし、
    前記タイヤ幅方向最外部Pは、前記サイドウォール側端部Qよりもタイヤ径方向内方に配置されることを特徴とする空気入りラジアルタイヤ。
  2. トレッド部のショルダー部とサイドウォール部との間に形成されるバットレス部にタイヤ周方向に連続する細溝を有する空気入りラジアルタイヤにおいて、
    前記ショルダー部の端部と、前記端部よりもサイドウォール側に形成された前記細溝の溝底部との間にタイヤ輪郭部が形成され、
    前記タイヤ輪郭部は、
    前記端部から前記細溝に向かって形成される傾斜部と、前記細溝のショルダー側溝壁部とにより構成されるとともに、前記傾斜部と前記ショルダー側溝壁部とが連結する部分であるショルダー側屈曲部を有し、
    前記傾斜部および前記ショルダー側溝壁部は、前記ショルダー屈曲部よりもショルダー側に形成され、
    前記細溝のサイドウォール側溝壁面部は、前記ショルダー側溝壁部に対向するとともに、径方向外方に突出して形成され、
    前記ショルダー屈曲部におけるタイヤ幅方向最外部をPとし、
    前記細溝のサイドウォール側溝壁面部におけるサイドウォール側端部をQとし、
    前記タイヤ幅方向最外部Pは、前記サイドウォール側端部Qよりもタイヤ径方向内方に配置されることを特徴とする空気入りラジアルタイヤ。
  3. 前記トレッド部のタイヤ径方向最外部Hから前記タイヤ幅方向最外部Pまでのタイヤ径方向距離をH2とし、
    前記トレッド部のタイヤ径方向最外部Hから前記サイドウォール側端部Qまでのタイヤ径方向距離をH1とし、
    前記H2とH1との差が2mm以上10mm以内の範囲であることを特徴とする請求項1または2に記載の空気入りラジアルタイヤ。
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