JP4486789B2 - 採血管準備システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、患者の採血に必要な採血管を、医師からのオーダに基いて採血前に自動的に準備する採血管準備システムの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
採血後の採血管は、患者を特定するための何らかの情報を付けておかなければ、どの患者から採血したものか否かが分からなくなるため、採血前に予め採血管に採血すべき患者の氏名を記入する等して採血後の採血管を識別することができるようにしている。
また、近年は、殆どの場合、採血管に真空採血管が利用されるが、この真空採血管は、予め内部に反応薬や処理液等が収容されているため、検査の種類毎に専用の真空採血管が用意されている。従って、患者から採血を行う場合には、その患者の検査に利用可能な真空採血管を予め選択しておかなければならない。
このため、看護婦等の病院スタッフは、患者から採血を行う前に、予め、患者の検査に利用可能な真空採血管を、複数種類の採血管の中から選択して取り出し、取り出した各採血管に採血すべき患者の氏名を書き込むという非常に煩雑で神経を使う作業を強いられることになる。
これを解決するために採血管の準備を自動化することが可能な採血管自動準備装置を出願人は既に提案している(特許文献1参照)。
この採血管準備装置は、予め装置に複数種類の採血管を収納しておき、その中から患者の採血に必要な採血管を選択して取り出すと共に、取り出した採血管に対応する患者に関する情報をラベルに印字して採血管に貼り付け、ラベル貼付後の採血管を患者毎にトレイや袋に収容するように構成されている。
【0003】
【特許文献1】
特許2834595号
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このように構成された採血管自動準備装置を用いれば、患者の検査に必要な採血管を、患者氏名等が印字されたラベルを貼り付けた状態で患者毎に自動的に準備することができ、採血前の準備作業を病院スタッフが行う必要はなくなる。
しかし、上記した従来の採血管自動準備装置の構成では、一度準備が完了した採血管、即ち、トレイ等に収容した後の採血管が、医師からのオーダに基くものか否かを照合することはできない。
基本的には、採血管自動準備装置が正常に機能していれば、トレイ等には、正確な数の必要な採血管が収容されているはずであるが、例えば、ラベル貼付後の採血管をトレイに入れる時に、採血管がトレイで跳ねてトレイの外に落下してしまったり、採血管が入れられたトレイを実際に採血を行うまで保管している間や、トレイを採血台迄移送する間にトレイから採血管がこぼれ落ちてしまったりする事故が全くないとい保証はない。
上記したような事故は非常に生じる可能性は低いが、検査により重大な疾患が発見される可能性があることを考慮すると、万が一にでも採血管の準備段階のミスが原因で採血ミスが生じることは防いでおく必要がある。
出願人は、上記した問題点を解決し、採血管準備の正確性及び信頼性を高め、採血ミスに繋がる採血前の準備段階でのミスの可能性を極力排除するために、採血管準備装置において準備された後の採血管が、医師からのオーダに基くものか否かを自動照合することが可能な採血管準備システムを提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するために本発明に係る採血管準備システムは、ラベルを貼付すべき同一種類の採血管を各々収容する少なくとも二つの採血管収容部を備え、これら採血管収容部から患者の採血に必要な採血管を選択的に取り出しラベル貼付位置に移送すると共に、ラベルプリンタでラベルに患者に関する情報を印字した後、ラベル貼付位置にある採血管にラベルを貼り付け、ラベル貼付後の採血管を患者毎に収容手段に収容するように構成された採血管準備装置であって、前記ラベルプリンタが無線タグ付きラベルを備え、該プリンタが、ラベルに患者に関する情報を印字すると共に、該ラベルの無線タグに、ラベル貼付後の採血管が、医師からのオーダに基く採血管か否かを自動照合するために必要な照合情報(前記患者の採血に関する情報)を書き込むことができるように構成されている採血管準備装置と、前記ラベルの無線タグに書き込まれた照合情報を読取り可能に構成され、前記収容手段に収容された採血管に貼り付けられたラベルの無線タグから照合情報を読み取り、読み取った照合情報と、医師からのオーダに基く照合元情報とを自動照合する照合装置とを備え、前記プリンタが無線タグに前記照合情報と共に前記照合元情報を書き込むように構成されており、前記照合装置が、患者毎に収容手段に収容された採血管の何れかの無線タグから照合元情報を読み取ると共に、収容手段に収容された各採血管から照合情報を読取り、前記照合元情報と前記照合情報とに基いて自動照合するように構成され、前記照合元情報が患者の採血に必要な採血管の総数であり、前記プリンタが無線タグに書き込む照合情報が、患者の識別に関する情報を含み、前記照合装置が、収容手段に収容された全ての採血管の無線タグから患者の識別に関する情報を読取り、読み取った患者の識別に関する情報が全て同一か否かを照合することを特徴とする。
前記患者に関する情報は、少なくとも採血作業者が採血時に患者と採血管とを照合するために目視確認することができる形態でラベルに印字される情報であり、例えば、「患者氏名」や「患者ID番号」であり得る。また、採血後に分析装置で使用するためにバーコード情報を含むこともできる。
前記照合情報は、照合装置で自動照合する時に使用する情報であり、各採血管の無線タグに書き込まれる。具体的には、例えば、トレイ等の収容手段に入れられた採血管の総数が、オーダされた本数と合致しているか否かを照合するだけなら、無線タグに書き込まれる照合情報は、採血管の数をカウントできる情報であれば基本的には何でもよい。
また、トレイ等の収容手段に入れられている採血管の種類が、医師からのオーダに基く採血管の種類に合致しているか否かを照合する場合には、各無線タグにその採血管の種類を表す情報が照合情報として書き込まれる。
さらに、トレイ等の収容手段に入れられている採血管が、医師からのオーダに基く患者のためのものであるか否かを照合する場合には、各無線タグにその採血管に対応する患者を識別するための情報が照合情報として書き込まれる。
さらに、トレイ等の収容手段に、他の患者の採血管が紛れ込んでいないかを照合する場合には、全ての無線タグに、患者を識別可能な識別情報を照合情報として書き込めば、読み取った識別情報が全て同一か否かを照合することが可能になる。
前記照合元情報は、照合装置が、自動照合する時に使用する照合元となる情報である。
照合装置をオフラインで使用する場合において、例えば、トレイ等の収容手段に入れられている採血管の総数が、排出時や移送時の落下等により必要な本数より少なくなっていたり、保管時のミスにより必要な本数より多くなっていたりしないかを照合する場合には、トレイ等の収容手段に入れられている採血管の総数が、医師からのオーダの総数と合致しているか否かを照合する必要がある。
この場合には、無線タグに、照合元になる採血管の総数の情報が照合元情報として書き込まれる。また、トレイに入れられている採血管の種類が、医師からのオーダに基く採血管の種類と合致しているか否かを照合する場合には、無線タグに、その患者に必要な採血管の全ての種類に関する情報を照合元情報として書き込み、かつ、その採血管の種類を表す情報を照合情報として書き込まれ得る。
照合装置をオンラインで使用する場合には、任意の照合元情報をホストコンピュータから直接又は間接的に獲得すること可能である。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に示した一実施例を参照して本発明に係る採血情報表示装置の実施の形態について説明する。
【0007】
図1は、本発明に係る試験管準備システムの概略構成図である。
図中1は、採血管自動準備装置を示している。
この採血管自動準備装置1は、各々同一種類の採血管a1〜a4を収容する複数の採血管収容部2a〜2dと、これら採血管収容部から選択的に採血管を取り出し、取り出した採血管をラベル貼付位置まで移送する移送手段(図示せず)を備えている。
また、この採血管自動準備装置1は、無線タグ付きラベルbに、患者に関する情報を印字すると共に、前記無線タグに照合のための情報を書き込むことができるラベルプリンタ3を備えている。
このラベルプリンタ3は、前記移送手段で移送されてくる採血管に対応する患者の必要情報をラベルに印字及び書き込みすると共に、そのラベルを、採血管に貼り付ける。
ラベル貼付後の採血管aは、不図示の排出手段(コンベヤ等)を介して排出部4から、回収手段5に排出される。
回収手段5は、トレイ等の適当な収容手段5aを備え、一人分の患者の採血管が全て収容されると、トレイ5aを、次のトレイに入れ替える。
これにより、患者の採血に必要な採血管が自動的に選択され、かつ、必要情報が印字及び書き込みされたラベルを貼り付けた状態で、患者毎にトレイ5aに収容される。
【0008】
前記ラベルプリンタ3は、ホストコンピュータ等の上位コンピュータに直接又は間接的に接続され、医師からオーダされた患者の採血に関する情報を、この上位コンピュータから入力し、該情報に基づいて、無線タグ付きラベルbに、患者氏名等の患者に関する情報を印字すると共に、無線タグに、全ての処理が終了後に、トレイ5aに医師からのオーダに沿った採血管が収容されているかを自動照合するために必要な情報を書き込む。
【0009】
前記回収手段5におけるトレイ5aの情報には、照合装置10が配置されている。
この照合装置10は、トレイ5aに入れられた各採血管aに貼り付けられたラベルbの無線タグから、自動照合のために必要な情報を読み込んで、トレイ5aに入れられた採血管が、医師からのオーダに沿った採血管であるか否かを自動照合する。
【0010】
図1中、符号6は、指示書発行装置を示しており、この指示書発行装置は、患者の採血に必要な情報が印字された指示書を発行して、トレイ5aに投入するように構成されている。
【0011】
次に、図2〜図5を参照して、照合装置10の構成及び作用の幾つかの実施例について説明していく。
【0012】
図2は、照合装置10の一実施例を示す概略ブロック図である。
この照合装置10は、
トレイ5aに収容されたラベル貼付後の採血管aの無線タグから、照合のための照合情報を読取る読取手段10aと、
前記読取手段10aからの情報と、ホストコンピュータや準備装置1から入力した照合元情報とを自動照合する制御手段10bとを備えている。
具体的に例を挙げると、例えば、各採血管の無線タグにラベルプリンターにより書き込まれる照合情報は、採血管種類情報及び患者IDであり得、
ホストコンピュータ等から入力する照合元情報は、採血管種類情報、患者ID及び必要な採血管の総数であり得る。
このような場合、照合装置10の制御手段10bは、各採血管から読み取った照合情報が照合元情報と一致しているか否かを照合すると共に、各採血管から読み取った情報の総数に基づいて、採血管総数をカウントし、その数と、照合元情報に含まれる採血管総数とを照合し得る。
照合装置10の制御手段10bは、照合結果を適当な出力部10cに出力するように構成されている。
この出力部10cは、例えば、ディスプレイ、プリンタ、スピーカ及び/又は適当な記憶媒体であり得る。ディスプレイ、プリンタ又はスピーカと共に、記憶媒体にも照合結果を出力するように構成することにより、照合の経過を記録しておくことが可能になり、かつ、例えば、準備装置1に問題がない場合には、該記憶媒体に記憶した情報に基づいて、再度、照合ミスが生じた患者の採血管を準備させるよう準備装置1を作動させることも可能になる。
また、照合装置10は、照合結果に基づいて、必要に応じて、準備装置の動作を停止させる停止信号を出力したり、また、指示書発行装置に指示書を発行するか否かを決める信号を出力するように構成され得る。
例えば、照合装置10において、照合成功した場合のみ指示書発行装置で指示書を発行し、照合失敗した場合には指示書を発行しないように構成しておけば、間違えて、照合失敗したトレイが採血作業者の元に運ばれてしまった場合等でも、採血作業者は、指示書の有無によって、そのトレイが照合成功したものか、照合失敗したものか一目で確認ができるようになるという効果を奏する。
【0013】
図3は、照合装置10の別の実施例を示す概略ブロック図である。
この照合装置10の内部構成要素は図2に示した実施例と同じなので、これらの構成要素には図2と同じ符号を付して重複する説明は省略する。
この実施例では、ラベルプリンタ3で、各採血管に貼り付けるラベルの無線タグに、照合元情報と照合情報の両方を書き込んでいる。
このため、照合装置10の読取手段10aは、各採血管aのラベルbから、照合元情報と照合情報の両方を読み取り、その情報に基づいて制御装置10bにて自動照合を行う。
具体的には、例えば、ラベルプリンタ3において、各ラベルの無線タグに、対応する患者の患者IDと、その患者に必要な採血管の総数に関する情報を書き込んでおき、
照合装置10は、各採血管のラベルから、患者IDと採血管総数とを読み取り、全ての患者IDが一致しているか照合すると共に、読み取った情報の総数に基づいて、実際にトレイに収容されている採血管の数をカウントし、前記採血管総数情報と自動照合するように構成され得る。
このように構成することで、例えば、準備装置10の排出部4から排出された採血管が、回収部5のトレイ5aで跳ねて、トレイ外部に落下してしまうような事故があっても、照合装置10にて、直ぐにその事故を確認することが可能になる。
【0014】
次に、図4を参照して照合装置のさらに別の実施例について説明する。
この実施例では、照合装置10は、採血管準備装置1の回収部5の上方には設けられてなく、携帯可能な形態で構成され、また、ラベル貼付後の採血管は、トレイではなく袋5bに収納されており、例えば、入院患者用に予め準備装置1で必要な採血管を袋5bに入れて準備しておき、入院患者のベットで採血を行う時に、医師等が照合装置10で、袋5bに入れられた採血管がオーダに基づくものか否かを照合する場合等に用いられ得る。
照合装置10は、先の実施例と同様、読取手段10a、制御装置10b及び出力手段10cを備えており、読取手段10aで袋5bの中の各採血管に貼り付けられたラベルの無線タグから照合情報を読み取る。
照合元情報は、例えば、内臓又は着脱可能な記録媒体10dから、又は無線等を介してホストコンピュータから獲得され得る。
制御装置10bは、読取手段10aから読み取った照合情報と、記憶媒体やホストコンピュータ等から獲得した照合元情報とを自動照合し、その結果を出力装置10cに出力する。
【0015】
最後に、図5を参照して照合装置のさらに別の実施例について説明する。
この実施例では、図4の実施例と同様、照合装置10は携帯可能な形態で構成されており、また、準備装置のラベルプリンタ(図示せず)で、各採血管に貼り付けるラベルの無線タグに、照合元情報と照合情報の両方を書き込んでいる。
照合装置10の読取手段10aは、各採血管aのラベルbから、照合元情報と照合情報の両方を読み取り、その情報に基づいて制御装置10bにて自動照合を行い、出力装置10cに照合結果を出力する。
【0016】
以上説明した実施例では、照合装置が、準備装置1の回収部5の上方に設けられている例、及び、照合装置が携帯可能な形態で構成されている例を挙げて本発明に係る採血管準備システムを説明しているが、照合装置の形態は本実施例に限定されることなく、例えば、採血者が実際に採血を行う採血台に設けられていてもよく、また、準備装置1と採血台とをコンベア等で連結し、準備装置1から採血台へ自動的にトレイを搬送するように構成されている場合には、トレイを搬送する途中や、トレイを搬送し終わった後に、照合が行える位置に照合装置を設けてもよい。
以上説明した実施例では、照合元情報及び照合情報について具体例を挙げて説明しているが、照合元情報及び照合情報は、本実施例に限定されることなく準備装置によってトレイ等の適当な収容部材に収容された採血管が、医師からのオーダに基づく採血管か否かを自動照合できるような情報であれば任意の情報の組み合わせでよいことは勿論である。
【0017】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る採血管準備システムは、ラベルを貼付すべき同一種類の採血管を各々収容する少なくとも二つの採血管収容部を備え、これら採血管収容部から患者の採血に必要な採血管を選択的に取り出しラベル貼付位置に移送すると共に、ラベルプリンタでラベルに患者に関する情報を印字した後、ラベル貼付位置にある採血管にラベルを貼り付け、ラベル貼付後の採血管を患者毎に収容手段に収容するように構成された採血管準備装置であって、前記ラベルプリンタが無線タグ付きラベルを備え、該プリンタが、ラベルに患者に関する情報を印字すると共に、該ラベルの無線タグに、ラベル貼付後の採血管が、医師からのオーダに基く採血管か否かを自動照合するために必要な照合情報(前記患者の採血に関する情報)を書き込むことができるように構成されている採血管準備装置と、前記ラベルの無線タグに書き込まれた照合情報を読取り可能に構成され、前記収容手段に収容された採血管に貼り付けられたラベルの無線タグから照合情報を読み取り、読み取った照合情報と、医師からのオーダに基く照合元情報とを自動照合する照合装置とを備え、前記プリンタが無線タグに前記照合情報と共に前記照合元情報を書き込むように構成されており、前記照合装置が、患者毎に収容手段に収容された採血管の何れかの無線タグから照合元情報を読み取ると共に、収容手段に収容された各採血管から照合情報を読取り、前記照合元情報と前記照合情報とに基いて自動照合するように構成され、前記照合元情報が患者の採血に必要な採血管の総数であり、前記プリンタが無線タグに書き込む照合情報が、患者の識別に関する情報を含み、前記照合装置が、収容手段に収容された全ての採血管の無線タグから患者の識別に関する情報を読取り、読み取った患者の識別に関する情報が全て同一か否かを照合するように構成されているので、採血管準備装置において準備された後の採血管が、医師からのオーダに基くものか否かを自動照合することができ、採血管準備の正確性及び信頼性を高め、採血ミスに繋がる採血前の準備段階でのミスの可能性を極力排除することができるという効果を奏する。
また、本発明に係る採血管準備システムは、前記プリンタを、無線タグに前記照合情報と共に前記照合元情報を書き込むように構成し、前記照合装置が、患者毎に収容された採血管の何れかの無線タグから照合元情報を読み取ると共に、各採血管から照合情報を読取り、前記照合元情報と前記照合情報とに基いて自動照合するように構成しているので、照合装置を完全にオフラインで利用することが可能になり、照合装置とホストコンピュータ等とを連結する手間が省けるという効果を奏する。
また、このように構成することで、照合装置を完全にオフラインで利用することが可能になるので、例えば、採血場であったり、入院患者のベットであったり、任意の場所で採血直前に照合することが可能になるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る試験管準備システムの概略構成図である。
【図2】 照合装置の第一の実施例を示す概略ブロック図である。
【図3】 照合装置の第二の実施例を示す概略ブロック図である。
【図4】 照合装置の第三の実施例を示す概略ブロック図である。
【図5】 照合装置の第四の実施例を示す概略ブロック図である。
【符号の説明】
1 採血管準備装置
2 採血管収容部
3 ラベルプリンタ
4 排出部4
5 回収手段
5a トレイ
6 指示書発行装置
10 照合装置
10a 読取手段
10b 制御手段
10c 出力手段
a 採血管
b ラベル

Claims (4)

  1. ラベルを貼付すべき同一種類の採血管を各々収容する少なくとも二つの採血管収容部を備え、
    これら採血管収容部から患者の採血に必要な採血管を選択的に取り出しラベル貼付位置に移送すると共に、
    ラベルプリンタでラベルに患者に関する情報を印字した後、
    ラベル貼付位置にある採血管にラベルを貼り付け、
    ラベル貼付後の採血管を患者毎に収容手段に収容するように構成された採血管準備装置であって、
    前記ラベルプリンタが無線タグ付きラベルを備え、
    該プリンタが、ラベルに患者に関する情報を印字すると共に、
    該ラベルの無線タグに、ラベル貼付後の採血管が、医師からのオーダに基く採血管か否かを自動照合するために必要な照合情報(前記患者の採血に関する情報)を書き込むことができるように構成されている採血管準備装置と、
    前記ラベルの無線タグに書き込まれた照合情報を読取り可能に構成され、前記収容手段に収容された採血管に貼り付けられたラベルの無線タグから照合情報を読み取り、読み取った照合情報と、医師からのオーダに基く照合元情報とを自動照合する照合装置と
    を備え、
    前記プリンタが無線タグに前記照合情報と共に前記照合元情報を書き込むように構成されており、
    前記照合装置が、
    患者毎に収容手段に収容された採血管の何れかの無線タグから照合元情報を読み取ると共に、
    収容手段に収容された各採血管から照合情報を読取り、
    前記照合元情報と前記照合情報とに基いて自動照合する
    ように構成され、
    前記照合元情報が患者の採血に必要な採血管の総数であり、
    前記プリンタが無線タグに書き込む照合情報が、患者の識別に関する情報を含み、
    前記照合装置が、収容手段に収容された全ての採血管の無線タグから患者の識別に関する情報を読取り、
    読み取った患者の識別に関する情報が全て同一か否かを照合する
    ことを特徴とする採血管準備システム。
  2. 採血管準備装置が、ラベル貼付後の採血管を患者毎に前記収容手段に収容する採血管回収部を備え、
    該採血管回収部に、前記照合装置が設けられている
    ことを特徴とする請求項に記載の採血管準備システム。
  3. 採血管準備装置が、
    患者の採血に関する情報を印字した採血指示書を発行する指示書発行装置を備え、
    前記指示書発行装置を、ラベル貼付後の採血管を収容する前記収容手段に採血指示書を投入可能に配置すると共に、
    前記指示書発行装置と前記照合装置とを接続し、
    前記照合装置による照合結果に誤りがない場合のみ前記指示書発行装置に指示書の発行投入処理を実行させる
    ように構成したことを特徴とする請求項に記載のシステム。
  4. 採血後の採血管を使用して患者から採血する採血台を備え、
    前記照合装置が、前記採血台に配置されている
    ことを特徴とする請求項に記載のシステム。
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