JP2002040033A - 検体処理装置 - Google Patents
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- JP2002040033A JP2002040033A JP2000226437A JP2000226437A JP2002040033A JP 2002040033 A JP2002040033 A JP 2002040033A JP 2000226437 A JP2000226437 A JP 2000226437A JP 2000226437 A JP2000226437 A JP 2000226437A JP 2002040033 A JP2002040033 A JP 2002040033A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】検体処理装置のコストを低くすることができる
ようにする。 【解決手段】検体及び試薬のうちの一方を収容する有底
の容器本体と、検体に対応させて配設され、メモリを備
えたタグと、前記メモリに書き込まれた管理情報を読み
出す読出手段と、前記管理情報に基づいて検体を処理す
る検体処理手段とを有する。この場合、メモリに書き込
まれた管理情報に基づいて検体が処理されるので、検体
の処理のために入力装置を操作したり、管理情報を書き
込むために記録装置を使用したりする必要がなくなる。
したがって、検体処理装置の操作性を向上させることが
できる。また、CPUに外部のコンピュータシステム、
操作用のキーボード、表示用のディスプレイ等を接続す
る必要がなくなるので、検体処理装置のコストを低くす
ることができる。
ようにする。 【解決手段】検体及び試薬のうちの一方を収容する有底
の容器本体と、検体に対応させて配設され、メモリを備
えたタグと、前記メモリに書き込まれた管理情報を読み
出す読出手段と、前記管理情報に基づいて検体を処理す
る検体処理手段とを有する。この場合、メモリに書き込
まれた管理情報に基づいて検体が処理されるので、検体
の処理のために入力装置を操作したり、管理情報を書き
込むために記録装置を使用したりする必要がなくなる。
したがって、検体処理装置の操作性を向上させることが
できる。また、CPUに外部のコンピュータシステム、
操作用のキーボード、表示用のディスプレイ等を接続す
る必要がなくなるので、検体処理装置のコストを低くす
ることができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、検体処理装置に関
するものである。
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、採取された血液、血清、尿等の検
体を検体処理装置によって処理する場合、例えば、分注
機によって分注したり、分析装置によって分析したりす
る場合、検体は、媒体容器、例えば、採血管等の試験
管、マイクロプレート等に収容され、さらに、ラックに
セットされた状態で管理されるようになっている。そし
て、試験管を使用する場合、試験管の所定の箇所にバー
コードラベルが貼(ちょう)付され、該バーコードラベ
ルに各試験管ごとに、試験管を特定するための試験管I
D番号がバーコードとして書き込まれている。また、前
記バーコードを介して試験管ID番号を読み出すため
に、前記ラックと対向させてバーコードリーダが配設さ
れる。
体を検体処理装置によって処理する場合、例えば、分注
機によって分注したり、分析装置によって分析したりす
る場合、検体は、媒体容器、例えば、採血管等の試験
管、マイクロプレート等に収容され、さらに、ラックに
セットされた状態で管理されるようになっている。そし
て、試験管を使用する場合、試験管の所定の箇所にバー
コードラベルが貼(ちょう)付され、該バーコードラベ
ルに各試験管ごとに、試験管を特定するための試験管I
D番号がバーコードとして書き込まれている。また、前
記バーコードを介して試験管ID番号を読み出すため
に、前記ラックと対向させてバーコードリーダが配設さ
れる。
【0003】そして、該バーコードリーダにCPUが接
続され、かつ、該CPUに外部のコンピュータシステ
ム、操作用のキーボード、表示用のディスプレイ等が接
続され、コンピュータシステムに配設されたフロッピー
(登録商標)ディスク等の記録装置に、前記試験管ID
番号に対応させて、各試験管ごとに管理情報としての分
注情報、分析情報等があらかじめ書き込まれる。したが
って、オペレータは、前記キーボードを操作することに
よって前記コンピュータシステムを利用し、前記試験管
ID番号に基づいて、前記記録装置から分注情報、分析
情報等を読み出し、分注情報に従って分注機による分注
を行ったり、分析情報に従って分析装置による分析を行
ったりするようにしている。
続され、かつ、該CPUに外部のコンピュータシステ
ム、操作用のキーボード、表示用のディスプレイ等が接
続され、コンピュータシステムに配設されたフロッピー
(登録商標)ディスク等の記録装置に、前記試験管ID
番号に対応させて、各試験管ごとに管理情報としての分
注情報、分析情報等があらかじめ書き込まれる。したが
って、オペレータは、前記キーボードを操作することに
よって前記コンピュータシステムを利用し、前記試験管
ID番号に基づいて、前記記録装置から分注情報、分析
情報等を読み出し、分注情報に従って分注機による分注
を行ったり、分析情報に従って分析装置による分析を行
ったりするようにしている。
【0004】前記記録装置には、前記分注情報として、
例えば、患者及び検体を特定するための患者・検体ID
番号等の検体に関する情報のほか、分注量、分注先の試
験管の位置等の分注方法に関する情報が記録され、分析
情報として、例えば、前記検体に関する情報のほか、分
析項目、試薬の種類、試薬の量等の分析方法に関する情
報が記録される。
例えば、患者及び検体を特定するための患者・検体ID
番号等の検体に関する情報のほか、分注量、分注先の試
験管の位置等の分注方法に関する情報が記録され、分析
情報として、例えば、前記検体に関する情報のほか、分
析項目、試薬の種類、試薬の量等の分析方法に関する情
報が記録される。
【0005】そして、医療機関においては、分注機にラ
ックがセットされると、搬送装置によってラックが搬送
され、その間、前記バーコードリーダによって、前記バ
ーコードを介して試験管ID番号が読み出され、該試験
管ID番号が前記コンピュータシステムに送られる。そ
して、コンピュータシステムは、前記記録装置から前記
試験管ID番号に対応する分注情報を読み出し、該分注
情報を分注機に送る。したがって、該分注機は、前記分
注情報に基づいて前記試験管から設定された分注量の検
体を吸引し、別のラックにセットされた分注先の試験管
に注入し、分注を行う。
ックがセットされると、搬送装置によってラックが搬送
され、その間、前記バーコードリーダによって、前記バ
ーコードを介して試験管ID番号が読み出され、該試験
管ID番号が前記コンピュータシステムに送られる。そ
して、コンピュータシステムは、前記記録装置から前記
試験管ID番号に対応する分注情報を読み出し、該分注
情報を分注機に送る。したがって、該分注機は、前記分
注情報に基づいて前記試験管から設定された分注量の検
体を吸引し、別のラックにセットされた分注先の試験管
に注入し、分注を行う。
【0006】前記分注先の試験管にも、試験管ID番号
がバーコードとして書き込まれたバーコードラベルを貼
付することができる。この場合、別のバーコードリーダ
によって、前記バーコードを介して試験管ID番号が読
み出され、該試験管ID番号が前記コンピュータシステ
ムに送られる。そして、コンピュータシステムによっ
て、分注先の試験管に注入された検体についての分注情
報が前記試験管ID番号に対応させて記録装置に書き込
まれる。
がバーコードとして書き込まれたバーコードラベルを貼
付することができる。この場合、別のバーコードリーダ
によって、前記バーコードを介して試験管ID番号が読
み出され、該試験管ID番号が前記コンピュータシステ
ムに送られる。そして、コンピュータシステムによっ
て、分注先の試験管に注入された検体についての分注情
報が前記試験管ID番号に対応させて記録装置に書き込
まれる。
【0007】また、検査機関においては、分析装置にラ
ックがセットされると、搬送装置によってラックが搬送
され、その間、バーコードリーダによって、前記バーコ
ードを介して試験管ID番号が読み出され、該試験管I
D番号が前記コンピュータシステムに送られる。そし
て、コンピュータシステムは、前記記録装置から前記試
験管ID番号に対応する分析情報を読み出し、該分析情
報を分析装置に送る。したがって、該分析装置は、前記
分析情報に基づいて、試験管に所定の試薬を注入し、所
定の分析項目について分析を行う。
ックがセットされると、搬送装置によってラックが搬送
され、その間、バーコードリーダによって、前記バーコ
ードを介して試験管ID番号が読み出され、該試験管I
D番号が前記コンピュータシステムに送られる。そし
て、コンピュータシステムは、前記記録装置から前記試
験管ID番号に対応する分析情報を読み出し、該分析情
報を分析装置に送る。したがって、該分析装置は、前記
分析情報に基づいて、試験管に所定の試薬を注入し、所
定の分析項目について分析を行う。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の検体処理装置においては、バーコードリーダのCP
Uに外部のコンピュータシステム、操作用のキーボー
ド、表示用のディスプレイ等を接続する必要があるの
で、検体処理装置のコストが高くなってしまう。
来の検体処理装置においては、バーコードリーダのCP
Uに外部のコンピュータシステム、操作用のキーボー
ド、表示用のディスプレイ等を接続する必要があるの
で、検体処理装置のコストが高くなってしまう。
【0009】本発明は、前記従来の検体処理装置の問題
点を解決して、コストを低くすることができる検体処理
装置を提供することを目的とする。
点を解決して、コストを低くすることができる検体処理
装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明の検
体処理装置においては、検体及び試薬のうちの一方を収
容する有底の容器本体と、検体に対応させて配設され、
メモリを備えたタグと、前記メモリに書き込まれた管理
情報を読み出す読出手段と、前記管理情報に基づいて検
体を処理する検体処理手段とを有する。
体処理装置においては、検体及び試薬のうちの一方を収
容する有底の容器本体と、検体に対応させて配設され、
メモリを備えたタグと、前記メモリに書き込まれた管理
情報を読み出す読出手段と、前記管理情報に基づいて検
体を処理する検体処理手段とを有する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。この場合、媒体
としての採取された血液、血清、尿等の検体を処理する
検体処理装置として分注機及び分析装置について説明す
る。
て図面を参照しながら詳細に説明する。この場合、媒体
としての採取された血液、血清、尿等の検体を処理する
検体処理装置として分注機及び分析装置について説明す
る。
【0012】図1は本発明の第1の実施の形態における
分注機の概略図、図2は本発明の第1の実施の形態にお
ける試験管の斜視図、図3は本発明の第1の実施の形態
におけるタグ部材の概念図、図4は本発明の第1の実施
の形態における分析装置の概略図である。
分注機の概略図、図2は本発明の第1の実施の形態にお
ける試験管の斜視図、図3は本発明の第1の実施の形態
におけるタグ部材の概念図、図4は本発明の第1の実施
の形態における分析装置の概略図である。
【0013】図において、31は媒体容器としての試験
管であり、該試験管31は、上端が開放されたガラス
製、樹脂製等の筒状容器から成る有底の容器本体32、
及び該容器本体32に接着剤によって貼付された帯状の
タグ部材36から成り、前記試験管31によって検体が
収容される。
管であり、該試験管31は、上端が開放されたガラス
製、樹脂製等の筒状容器から成る有底の容器本体32、
及び該容器本体32に接着剤によって貼付された帯状の
タグ部材36から成り、前記試験管31によって検体が
収容される。
【0014】本実施の形態においては、前記タグ部材3
6は容器本体32に直接貼付されるが、図示されない筒
状、カップ状等のタグホルダを前記容器本体32に対し
て着脱自在に配設し、前記タグホルダに前記タグ部材3
6を接着剤によって貼付することもできる。
6は容器本体32に直接貼付されるが、図示されない筒
状、カップ状等のタグホルダを前記容器本体32に対し
て着脱自在に配設し、前記タグホルダに前記タグ部材3
6を接着剤によって貼付することもできる。
【0015】そして、前記タグ部材36は、樹脂製のシ
ート37、及び該シート37内に、検体に対応させて配
設され、埋設されたタグ38から成り、該タグ38は、
チップ39、及び該チップ39に接続された送受信用の
アンテナ40、41を備える。前記タグ38には、管理
情報としての分注情報、分析情報等が付されていて、そ
のために、前記チップ39は、図示されないメモリを備
え、アンテナ40、41を介して受信した管理情報とし
ての分注情報、分析情報等を前記メモリに書き込んだ
り、書き込まれた分注情報、分析情報等を前記メモリか
ら読み出したりする。なお、前記チップ39は電波のエ
ネルギーによって動作させられるので、タグ部材36に
電池等を配設する必要はない。また、チップ39によっ
て読出手段が構成される。
ート37、及び該シート37内に、検体に対応させて配
設され、埋設されたタグ38から成り、該タグ38は、
チップ39、及び該チップ39に接続された送受信用の
アンテナ40、41を備える。前記タグ38には、管理
情報としての分注情報、分析情報等が付されていて、そ
のために、前記チップ39は、図示されないメモリを備
え、アンテナ40、41を介して受信した管理情報とし
ての分注情報、分析情報等を前記メモリに書き込んだ
り、書き込まれた分注情報、分析情報等を前記メモリか
ら読み出したりする。なお、前記チップ39は電波のエ
ネルギーによって動作させられるので、タグ部材36に
電池等を配設する必要はない。また、チップ39によっ
て読出手段が構成される。
【0016】分注情報としては、例えば、患者及び検体
を特定するための患者・検体ID番号等の検体に関する
情報のほか、分注量、分注先の試験管31の位置等の分
注方法に関する情報が、メモリに書き込まれたり、メモ
リから読み出されたりする。また、分析情報としては、
例えば、前記検体に関する情報のほか、分析項目、試薬
の種類、試薬の量等の分析方法に関する情報が、メモリ
に書き込まれたり、メモリから読み出されたりする。
を特定するための患者・検体ID番号等の検体に関する
情報のほか、分注量、分注先の試験管31の位置等の分
注方法に関する情報が、メモリに書き込まれたり、メモ
リから読み出されたりする。また、分析情報としては、
例えば、前記検体に関する情報のほか、分析項目、試薬
の種類、試薬の量等の分析方法に関する情報が、メモリ
に書き込まれたり、メモリから読み出されたりする。
【0017】そして、21は各試験管31を一括して移
送するためのラック(ホルダ、プレートホルダ等ともい
う。)であり、該ラック21には、例えば、20個の挿
入孔16(図1においてはそのうちの8個の挿入孔16
だけを示す。)が形成され、前記試験管31は、各挿入
孔16に挿入された状態でラック21にセットされる。
したがって、検体は試験管31に収容され、さらに、ラ
ック21にセットされた状態で管理される。なお、試験
管31をラック21にセットした状態において、タグ部
材36はラック21によって包囲される。
送するためのラック(ホルダ、プレートホルダ等ともい
う。)であり、該ラック21には、例えば、20個の挿
入孔16(図1においてはそのうちの8個の挿入孔16
だけを示す。)が形成され、前記試験管31は、各挿入
孔16に挿入された状態でラック21にセットされる。
したがって、検体は試験管31に収容され、さらに、ラ
ック21にセットされた状態で管理される。なお、試験
管31をラック21にセットした状態において、タグ部
材36はラック21によって包囲される。
【0018】ところで、分注機によって分注を行うに当
たり、前記分注情報に基づいて行う分注、すなわち、情
報分注が行われる。そのために、分注機においては、試
験管31から検体を吸引するための吸引部P1、及び吸
引された検体を分注先の試験管31に注入するための注
入部P2が設定され、前記吸引部P1に、検体が収容さ
れた試験管31がセットされたラック21が配設され、
前記注入部P2に、分注先の試験管31がセットされた
別のラック21が配設される。そして、前記吸引部P1
の各試験管31から検体を吸引したり、吸引された検体
を注入部P2の各試験管31に注入したりするために、
ノズル11が上下方向に移動自在に、かつ、水平方向に
移動自在に配設される。また、前記ノズル11と接続さ
せて図示されない負圧発生源が配設され、該負圧発生源
は前記ノズル11内に選択的に負圧を発生させる。そし
て、ノズル11を吸引部P1及び注入部P2における所
定の位置に移動させるために、駆動部12が配設され、
該駆動部12とCPU49とが接続される。
たり、前記分注情報に基づいて行う分注、すなわち、情
報分注が行われる。そのために、分注機においては、試
験管31から検体を吸引するための吸引部P1、及び吸
引された検体を分注先の試験管31に注入するための注
入部P2が設定され、前記吸引部P1に、検体が収容さ
れた試験管31がセットされたラック21が配設され、
前記注入部P2に、分注先の試験管31がセットされた
別のラック21が配設される。そして、前記吸引部P1
の各試験管31から検体を吸引したり、吸引された検体
を注入部P2の各試験管31に注入したりするために、
ノズル11が上下方向に移動自在に、かつ、水平方向に
移動自在に配設される。また、前記ノズル11と接続さ
せて図示されない負圧発生源が配設され、該負圧発生源
は前記ノズル11内に選択的に負圧を発生させる。そし
て、ノズル11を吸引部P1及び注入部P2における所
定の位置に移動させるために、駆動部12が配設され、
該駆動部12とCPU49とが接続される。
【0019】また、前記吸引部P1において、前記ラッ
ク21と対向させて第1のリーダ・ライタ47が、前記
注入部P2において、前記ラック21と対向させて第2
のリーダ・ライタ48が配設され、第1、第2のリーダ
・ライタ47、48とCPU49とが接続される。した
がって、前記チップ39は、メモリから分注情報を読み
出し、第1のリーダ・ライタ47に送信したり、第2の
リーダ・ライタ48から受信した分注情報をメモリに書
き込んだりする。
ク21と対向させて第1のリーダ・ライタ47が、前記
注入部P2において、前記ラック21と対向させて第2
のリーダ・ライタ48が配設され、第1、第2のリーダ
・ライタ47、48とCPU49とが接続される。した
がって、前記チップ39は、メモリから分注情報を読み
出し、第1のリーダ・ライタ47に送信したり、第2の
リーダ・ライタ48から受信した分注情報をメモリに書
き込んだりする。
【0020】一方、分析装置においては、ラック21が
配設され、該ラック21と対向させて第3のリーダ・ラ
イタ50が配設され、該第3のリーダ・ライタ50とC
PU51とが接続される。そして、前記各試験管31に
所定の試薬を注入するために、ノズル53が上下方向に
移動自在に、かつ、水平方向に移動自在に配設され、前
記ノズル53と接続させて、選択的に試薬を供給するた
めに図示されない試薬供給源が配設される。また、ノズ
ル53を所定の位置に移動させるために駆動部52が配
設され、該駆動部52とCPU51とが接続される。
配設され、該ラック21と対向させて第3のリーダ・ラ
イタ50が配設され、該第3のリーダ・ライタ50とC
PU51とが接続される。そして、前記各試験管31に
所定の試薬を注入するために、ノズル53が上下方向に
移動自在に、かつ、水平方向に移動自在に配設され、前
記ノズル53と接続させて、選択的に試薬を供給するた
めに図示されない試薬供給源が配設される。また、ノズ
ル53を所定の位置に移動させるために駆動部52が配
設され、該駆動部52とCPU51とが接続される。
【0021】そして、分注機の前記吸引部P1及び注入
部P2にラック21がそれぞれセットされると、CPU
49の図示されない第1の検体処理手段は、第1のリー
ダ・ライタ47によって、チップ39から受信した分注
情報を読み込み、該分注情報に基づいて前記負圧発生
源、駆動部12等を駆動する。この場合、前記吸引部P
1及び注入部P2にラック21がセットされる前に、前
記メモリに所定の分注情報及び分析情報が書き込まれ
る。したがって、前記分注情報に基づいて前記吸引部P
1及び注入部P2の試験管31が特定され、前記吸引部
P1において特定された試験管31から設定された分注
量の検体を吸引し、注入部P2において特定された試験
管31に注入する。このようにして分注が行われる。ま
た、このとき、CPU49は、注入部P2に配設された
試験管31のチップ39に、前記第2のリーダ・ライタ
48によって前記分注情報を送信するほかに、分注結
果、エラー情報等も分注情報として送信し、チップ39
は送信された分注情報をメモリに書き込む。
部P2にラック21がそれぞれセットされると、CPU
49の図示されない第1の検体処理手段は、第1のリー
ダ・ライタ47によって、チップ39から受信した分注
情報を読み込み、該分注情報に基づいて前記負圧発生
源、駆動部12等を駆動する。この場合、前記吸引部P
1及び注入部P2にラック21がセットされる前に、前
記メモリに所定の分注情報及び分析情報が書き込まれ
る。したがって、前記分注情報に基づいて前記吸引部P
1及び注入部P2の試験管31が特定され、前記吸引部
P1において特定された試験管31から設定された分注
量の検体を吸引し、注入部P2において特定された試験
管31に注入する。このようにして分注が行われる。ま
た、このとき、CPU49は、注入部P2に配設された
試験管31のチップ39に、前記第2のリーダ・ライタ
48によって前記分注情報を送信するほかに、分注結
果、エラー情報等も分注情報として送信し、チップ39
は送信された分注情報をメモリに書き込む。
【0022】そして、分析装置にラック21がセットさ
れると、CPU51の図示されない第2の検体処理手段
は、第3のリーダ・ライタ50によって、チップ39か
ら受信した分析情報を読み込み、該分析情報に基づいて
前記試薬供給源、駆動部52等を駆動する。したがっ
て、前記分析情報に基づいて、分析の各工程ごとに、前
記試験管31に所定の試薬を注入する。このようにして
所定の分析項目について分析が行われる。また、このと
き、CPU51は、前記第3のリーダ・ライタ50によ
って前記分析情報をチップ39から受信するほかに、各
工程が完了するごとに分析の処理状況を分析情報として
チップ39に送信し、チップ39は送信された分析情報
をメモリに書き込む。
れると、CPU51の図示されない第2の検体処理手段
は、第3のリーダ・ライタ50によって、チップ39か
ら受信した分析情報を読み込み、該分析情報に基づいて
前記試薬供給源、駆動部52等を駆動する。したがっ
て、前記分析情報に基づいて、分析の各工程ごとに、前
記試験管31に所定の試薬を注入する。このようにして
所定の分析項目について分析が行われる。また、このと
き、CPU51は、前記第3のリーダ・ライタ50によ
って前記分析情報をチップ39から受信するほかに、各
工程が完了するごとに分析の処理状況を分析情報として
チップ39に送信し、チップ39は送信された分析情報
をメモリに書き込む。
【0023】なお、分注が行われる前の検体を収容する
試験管31によってサンプル容器が、分注先の試験管3
1によって反応容器が構成される。
試験管31によってサンプル容器が、分注先の試験管3
1によって反応容器が構成される。
【0024】このように、分注機の吸引部P1及び注入
部P2、又は分析装置にラック21をセットするだけ
で、前記メモリに書き込まれた分注情報及び分析情報に
基づいて分注及び分析が行われるので、分注及び分析の
ためにキーボード等の入力装置を操作したり、分注情
報、分析情報等を書き込むためにフロッピーディスク等
の記録装置を使用したりする必要がなくなる。したがっ
て、分注機及び分析装置の操作性を向上させることがで
きる。また、CPU49、51に外部のコンピュータシ
ステム、操作用のキーボード、表示用のディスプレイ等
を接続する必要がなくなるので、分注機及び分析装置の
コストを低くすることができる。
部P2、又は分析装置にラック21をセットするだけ
で、前記メモリに書き込まれた分注情報及び分析情報に
基づいて分注及び分析が行われるので、分注及び分析の
ためにキーボード等の入力装置を操作したり、分注情
報、分析情報等を書き込むためにフロッピーディスク等
の記録装置を使用したりする必要がなくなる。したがっ
て、分注機及び分析装置の操作性を向上させることがで
きる。また、CPU49、51に外部のコンピュータシ
ステム、操作用のキーボード、表示用のディスプレイ等
を接続する必要がなくなるので、分注機及び分析装置の
コストを低くすることができる。
【0025】ところで、例えば、前記分注機において正
しく分注が行われず、分注にエラーが発生すると、エラ
ーが発生した試験管31のチップ39に、エラーが発生
した旨、エラーの内容等のエラー情報が分注情報として
送信され、メモリに書き込まれる。
しく分注が行われず、分注にエラーが発生すると、エラ
ーが発生した試験管31のチップ39に、エラーが発生
した旨、エラーの内容等のエラー情報が分注情報として
送信され、メモリに書き込まれる。
【0026】したがって、エラーが発生した場合、分注
が終了した後に、第2のリーダ・ライタ48又は図示さ
れない所定のリーダ・ライタによって、チップ39から
受信した分注情報を所定の方法で読み出すことにより、
エラーが発生した試験管31を特定することができる。
その結果、エラーが発生した試験管31を抽出すること
ができる。なお、この場合、必要に応じてCPU49に
操作スイッチ等の操作手段及び表示パネル等の表示手段
が接続される。
が終了した後に、第2のリーダ・ライタ48又は図示さ
れない所定のリーダ・ライタによって、チップ39から
受信した分注情報を所定の方法で読み出すことにより、
エラーが発生した試験管31を特定することができる。
その結果、エラーが発生した試験管31を抽出すること
ができる。なお、この場合、必要に応じてCPU49に
操作スイッチ等の操作手段及び表示パネル等の表示手段
が接続される。
【0027】また、前記分析装置において、各試験管3
1のチップ39に、分析の各工程の処理状況が分析情報
として送信され、メモリに書き込まれるので、分析が終
了した後に、第3のリーダ・ライタ50又は図示されな
い所定のリーダ・ライタによって、チップ39から受信
した分析情報を所定の方法で読み出すことにより、各工
程のうちの所定の工程において障害が発生した場合、ど
の工程で障害が発生したかを判定することができる。し
たがって、処理を容易に復旧させることができる。この
場合、必要に応じてCPU51に操作スイッチ等の操作
手段及び表示パネル等の表示手段が接続される。
1のチップ39に、分析の各工程の処理状況が分析情報
として送信され、メモリに書き込まれるので、分析が終
了した後に、第3のリーダ・ライタ50又は図示されな
い所定のリーダ・ライタによって、チップ39から受信
した分析情報を所定の方法で読み出すことにより、各工
程のうちの所定の工程において障害が発生した場合、ど
の工程で障害が発生したかを判定することができる。し
たがって、処理を容易に復旧させることができる。この
場合、必要に応じてCPU51に操作スイッチ等の操作
手段及び表示パネル等の表示手段が接続される。
【0028】なお、例えば、検体が血清である場合、前
記分注情報及び分析情報のほかに、溶血、ビリルビン・
乳び等の色情報、試験管31の種類、試験管31の寸法
(長さ、面積、体積等)情報等の、検体の状態を表す検
体情報を管理情報としてタグ38に付すこともできる。
この場合、分注及び分析が行われた後に、前記検体情報
に基づいて、分析装置による分析結果のデータを補正す
ることができる。
記分注情報及び分析情報のほかに、溶血、ビリルビン・
乳び等の色情報、試験管31の種類、試験管31の寸法
(長さ、面積、体積等)情報等の、検体の状態を表す検
体情報を管理情報としてタグ38に付すこともできる。
この場合、分注及び分析が行われた後に、前記検体情報
に基づいて、分析装置による分析結果のデータを補正す
ることができる。
【0029】また、分析項目ごとの再検査基準をCPU
51に設定しておき、分析結果に基づいて再検査が必要
であるかどうかを判断し、再検査が必要である場合に
は、その旨を表す再検査情報を管理情報としてタグ38
に付すこともできる。さらに、分析が終了した後に、検
体を分析の依頼主に返却する必要がある場合には、返却
情報を管理情報としてタグ38に付すこともできる。
51に設定しておき、分析結果に基づいて再検査が必要
であるかどうかを判断し、再検査が必要である場合に
は、その旨を表す再検査情報を管理情報としてタグ38
に付すこともできる。さらに、分析が終了した後に、検
体を分析の依頼主に返却する必要がある場合には、返却
情報を管理情報としてタグ38に付すこともできる。
【0030】また、二つ以上の検査機関において、同じ
検体を使用して検体の分析を行う必要がある場合、先に
分析を行った検査機関における分析結果を管理情報とし
てタグ38に付し、試験管31を次の検査機関に送るこ
ともできる。その場合、分析のための処理を簡素化する
ことができる。
検体を使用して検体の分析を行う必要がある場合、先に
分析を行った検査機関における分析結果を管理情報とし
てタグ38に付し、試験管31を次の検査機関に送るこ
ともできる。その場合、分析のための処理を簡素化する
ことができる。
【0031】次に、媒体容器としてマイクロプレートを
使用した本発明の第2の実施の形態について説明する。
使用した本発明の第2の実施の形態について説明する。
【0032】図5は本発明の第2の実施の形態における
マイクロプレートの斜視図、図6は本発明の第2の実施
の形態におけるマイクロプレートの側面図、図7は本発
明の第2の実施の形態におけるマイクロプレートをラッ
クにセットした状態を示す図である。
マイクロプレートの斜視図、図6は本発明の第2の実施
の形態におけるマイクロプレートの側面図、図7は本発
明の第2の実施の形態におけるマイクロプレートをラッ
クにセットした状態を示す図である。
【0033】図において、61は固相化(コーティン
グ)された図示されない媒体としての試薬があらかじめ
収容され、後に分注された検体を収容する媒体容器とし
てのマイクロプレートであり、該マイクロプレート61
は、プラスチックによって一体成形され、本体部65、
及び該本体部65の所定箇所、例えば、8箇所に形成さ
れ、前記試薬が配設され、分注された検体を収容する有
底の容器本体としての凹部62(図5及び6においては
そのうちの4箇所に形成された凹部62だけを示す。)
から成る。そして、前記本体部65の両端には突出片6
3が形成される。また、71はマイクロプレート61を
一括して移送するためのラックであり、該ラック71に
は図示されない懸架孔が形成され、前記マイクロプレー
ト61は、各懸架孔に挿入された状態でラック71にセ
ットされる。そして、該ラック71の前壁にタグ部材5
7が貼付される。該タグ部材57は、樹脂製のシート3
7、及び該シート37内に、検体に対応させて配設さ
れ、埋設されたタグ87から成る。また、前記本体部6
5の一方の突出片63に、タグ67が検体に対応させて
配設され、埋設され、該タグ67に各マイクロプレート
61ごとの管理情報としての分注情報、分析情報等が付
されている。
グ)された図示されない媒体としての試薬があらかじめ
収容され、後に分注された検体を収容する媒体容器とし
てのマイクロプレートであり、該マイクロプレート61
は、プラスチックによって一体成形され、本体部65、
及び該本体部65の所定箇所、例えば、8箇所に形成さ
れ、前記試薬が配設され、分注された検体を収容する有
底の容器本体としての凹部62(図5及び6においては
そのうちの4箇所に形成された凹部62だけを示す。)
から成る。そして、前記本体部65の両端には突出片6
3が形成される。また、71はマイクロプレート61を
一括して移送するためのラックであり、該ラック71に
は図示されない懸架孔が形成され、前記マイクロプレー
ト61は、各懸架孔に挿入された状態でラック71にセ
ットされる。そして、該ラック71の前壁にタグ部材5
7が貼付される。該タグ部材57は、樹脂製のシート3
7、及び該シート37内に、検体に対応させて配設さ
れ、埋設されたタグ87から成る。また、前記本体部6
5の一方の突出片63に、タグ67が検体に対応させて
配設され、埋設され、該タグ67に各マイクロプレート
61ごとの管理情報としての分注情報、分析情報等が付
されている。
【0034】この場合、前記マイクロプレート61にお
いて、試薬があらかじめ収容され、後に分注された検体
を収容するようになっているので、分注機において検体
を注入するだけで、分析を行うことができる。
いて、試薬があらかじめ収容され、後に分注された検体
を収容するようになっているので、分注機において検体
を注入するだけで、分析を行うことができる。
【0035】そして、前記タグ67、87は、いずれも
読出手段としてのチップ39、及び該チップ39に接続
された送受信用のアンテナ40、41から成る。前記チ
ップ39は、図示されないメモリを備え、アンテナ4
0、41を介して図示されないリーダ・ライタから受信
した分注情報、分析情報等を前記メモリに書き込んだ
り、書き込まれた分注情報、分析情報等を前記メモリか
ら読み出してリーダ・ライタに送信したりする。なお、
前記メモリに分注情報、分析情報等を書き込む場合、メ
モリ容量の関係から各マイクロプレート61及びラック
71に2個以上のタグ67、87を配設することができ
る。
読出手段としてのチップ39、及び該チップ39に接続
された送受信用のアンテナ40、41から成る。前記チ
ップ39は、図示されないメモリを備え、アンテナ4
0、41を介して図示されないリーダ・ライタから受信
した分注情報、分析情報等を前記メモリに書き込んだ
り、書き込まれた分注情報、分析情報等を前記メモリか
ら読み出してリーダ・ライタに送信したりする。なお、
前記メモリに分注情報、分析情報等を書き込む場合、メ
モリ容量の関係から各マイクロプレート61及びラック
71に2個以上のタグ67、87を配設することができ
る。
【0036】ところで、本実施の形態においては、マイ
クロプレート61をラック71にセットした状態で一括
して移送するようになっているが、マイクロプレート6
1及びラック71の寸法にばらつきがあると、移送の作
業が煩わしくなる。
クロプレート61をラック71にセットした状態で一括
して移送するようになっているが、マイクロプレート6
1及びラック71の寸法にばらつきがあると、移送の作
業が煩わしくなる。
【0037】そこで、該ラック71を更に図示されない
トレイにセットし、該トレイにセットした状態でマイク
ロプレート61を一括して移送するようにした本発明の
第3の実施の形態について説明する。
トレイにセットし、該トレイにセットした状態でマイク
ロプレート61を一括して移送するようにした本発明の
第3の実施の形態について説明する。
【0038】図8は本発明の第3の実施の形態における
ラックをトレイにセットした状態を示す図である。
ラックをトレイにセットした状態を示す図である。
【0039】図において、91はラック71を介してマ
イクロプレート61を一括して移送するためのトレイで
あり、該トレイ91はセットされたラック71を収容す
る収容部92を有する。該収容部92は、ラック71の
寸法のばらつきを吸収することができるように、ラック
71より大きく形成される。したがって、収容部92の
内壁とラック71の外壁との間にわずかな隙(すき)間
が形成される。そして、収容部92内においてラック7
1が移動することがないように、トレイ91の前端部9
3側とラック71との間に図示されない板ばねが配設さ
れ、該板ばねによってラック71がトレイ91の図示さ
れない後端部側に向けて付勢される。
イクロプレート61を一括して移送するためのトレイで
あり、該トレイ91はセットされたラック71を収容す
る収容部92を有する。該収容部92は、ラック71の
寸法のばらつきを吸収することができるように、ラック
71より大きく形成される。したがって、収容部92の
内壁とラック71の外壁との間にわずかな隙(すき)間
が形成される。そして、収容部92内においてラック7
1が移動することがないように、トレイ91の前端部9
3側とラック71との間に図示されない板ばねが配設さ
れ、該板ばねによってラック71がトレイ91の図示さ
れない後端部側に向けて付勢される。
【0040】また、前記トレイ91の前端部93におけ
る側壁94にタグ部材90が貼付され、該タグ部材90
に、図示されないメモリを備えたタグ95が配設され、
埋設される。この場合、該タグ95のメモリには、管理
情報としての各凹部62の分注情報及び分析情報を書き
込むことができる。一つのタグ95では記録容量が不足
する場合、トレイ91の他の側壁等の所定の位置に他の
タグ部材を配設したり、各種の情報を圧縮して書き込ん
だりすることができる。また、タグ67、87等に付さ
れた管理情報とタグ95に付された管理情報とを互いに
共有することもできる。
る側壁94にタグ部材90が貼付され、該タグ部材90
に、図示されないメモリを備えたタグ95が配設され、
埋設される。この場合、該タグ95のメモリには、管理
情報としての各凹部62の分注情報及び分析情報を書き
込むことができる。一つのタグ95では記録容量が不足
する場合、トレイ91の他の側壁等の所定の位置に他の
タグ部材を配設したり、各種の情報を圧縮して書き込ん
だりすることができる。また、タグ67、87等に付さ
れた管理情報とタグ95に付された管理情報とを互いに
共有することもできる。
【0041】本実施の形態においては、マイクロプレー
ト61にタグ67が配設され、ラック71にタグ87が
配設され、トレイ91にタグ95が配設されるようにな
っているが、必要に応じてタグが配設されないマイクロ
プレート又はラックを使用することもできる。
ト61にタグ67が配設され、ラック71にタグ87が
配設され、トレイ91にタグ95が配設されるようにな
っているが、必要に応じてタグが配設されないマイクロ
プレート又はラックを使用することもできる。
【0042】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させ
ることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除す
るものではない。
るものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させ
ることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除す
るものではない。
【0043】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、検体処理装置においては、検体及び試薬のうちの
一方を収容する有底の容器本体と、検体に対応させて配
設され、メモリを備えたタグと、前記メモリに書き込ま
れた管理情報を読み出す読出手段と、前記管理情報に基
づいて検体を処理する検体処理手段とを有する。
れば、検体処理装置においては、検体及び試薬のうちの
一方を収容する有底の容器本体と、検体に対応させて配
設され、メモリを備えたタグと、前記メモリに書き込ま
れた管理情報を読み出す読出手段と、前記管理情報に基
づいて検体を処理する検体処理手段とを有する。
【0044】この場合、メモリに書き込まれた管理情報
に基づいて検体が処理されるので、検体の処理のために
キーボード等の入力装置を操作したり、管理情報を書き
込むためにフロッピーディスク等の記録装置を使用した
りする必要がなくなる。したがって、検体処理装置の操
作性を向上させることができる。また、CPUに外部の
コンピュータシステム、操作用のキーボード、表示用の
ディスプレイ等を接続する必要がなくなるので、検体処
理装置のコストを低くすることができる。
に基づいて検体が処理されるので、検体の処理のために
キーボード等の入力装置を操作したり、管理情報を書き
込むためにフロッピーディスク等の記録装置を使用した
りする必要がなくなる。したがって、検体処理装置の操
作性を向上させることができる。また、CPUに外部の
コンピュータシステム、操作用のキーボード、表示用の
ディスプレイ等を接続する必要がなくなるので、検体処
理装置のコストを低くすることができる。
【0045】そして、検体の処理中にエラーが発生した
場合、エラーが発生した旨、エラーの内容等のエラー情
報を管理情報としてメモリに書き込むことができるの
で、処理が終了した後に、前記メモリに書き込まれた管
理情報を所定の方法で読み出すことにより、エラーが発
生した媒体容器を特定することができる。その結果、エ
ラーが発生した媒体容器を抽出することができる。
場合、エラーが発生した旨、エラーの内容等のエラー情
報を管理情報としてメモリに書き込むことができるの
で、処理が終了した後に、前記メモリに書き込まれた管
理情報を所定の方法で読み出すことにより、エラーが発
生した媒体容器を特定することができる。その結果、エ
ラーが発生した媒体容器を抽出することができる。
【0046】また、メモリに各工程の処理状況を管理情
報として書き込むことができるので、処理が終了した後
に、前記メモリに書き込まれた管理情報を所定の方法で
読み出すことにより、各工程のうちの所定の工程におい
て障害が発生した場合、どの工程で障害が発生したかを
判定することができる。したがって、処理を容易に復旧
させることができる。
報として書き込むことができるので、処理が終了した後
に、前記メモリに書き込まれた管理情報を所定の方法で
読み出すことにより、各工程のうちの所定の工程におい
て障害が発生した場合、どの工程で障害が発生したかを
判定することができる。したがって、処理を容易に復旧
させることができる。
【図1】本発明の第1の実施の形態における分注機の概
略図である。
略図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態における試験管の斜
視図である。
視図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態におけるタグ部材の
概念図である。
概念図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態における分析装置の
概略図である。
概略図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態におけるマイクロプ
レートの斜視図である。
レートの斜視図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態におけるマイクロプ
レートの側面図である。
レートの側面図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態におけるマイクロプ
レートをラックにセットした状態を示す図である。
レートをラックにセットした状態を示す図である。
【図8】本発明の第3の実施の形態におけるラックをト
レイにセットした状態を示す図である。
レイにセットした状態を示す図である。
32 容器本体 38、67、87、95 タグ 39 チップ 49、51 CPU 62 凹部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年8月1日(2000.8.1)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正内容】
【図8】
Claims (1)
- 【請求項1】 (a)検体及び試薬のうちの一方を収容
する有底の容器本体と、(b)検体に対応させて配設さ
れ、メモリを備えたタグと、(c)前記メモリに書き込
まれた管理情報を読み出す読出手段と、(d)前記管理
情報に基づいて検体を処理する検体処理手段とを有する
ことを特徴とする検体処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000226437A JP2002040033A (ja) | 2000-07-27 | 2000-07-27 | 検体処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000226437A JP2002040033A (ja) | 2000-07-27 | 2000-07-27 | 検体処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002040033A true JP2002040033A (ja) | 2002-02-06 |
Family
ID=18720054
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000226437A Pending JP2002040033A (ja) | 2000-07-27 | 2000-07-27 | 検体処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002040033A (ja) |
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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CN112782417A (zh) * | 2021-01-27 | 2021-05-11 | 湖南索莱智能科技有限公司 | 多功能试管转管装置、试管扫码装置及试管扫码方法 |
-
2000
- 2000-07-27 JP JP2000226437A patent/JP2002040033A/ja active Pending
Cited By (17)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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