JP3639408B2 - 保管庫 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、物品の在庫を管理する機能を有する保管庫に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、物品を収容する保管庫、たとえば、冷蔵庫に、その物品を管理する機能を付加したものが提案されている。たとえば、特開平5―288456号公報には、物品管理機能付冷蔵庫が開示されている。この冷蔵庫においては、食品に添付されているバーコードを読み取ることによって当該食品に関する情報を獲得し、当該情報と現在の年月日情報を併せて管理するものである。当該情報には名称、数量、製造年月日、鮮度保証期限などが含まれる。現在の年月日情報と前記鮮度保証期限とを比較した結果によって、鮮度警告灯を点灯させる。また、鮮度保証期限と現在年月日の比較結果によって前記鮮度警告灯の色を変えることもできる。これによって利用者は、保存している食品の鮮度情報を得ることができる。
【0003】
バーコードからの読み込みは、バーコードリーダでバーコードをなぞったりバーコードに軽く触れたり、あるいはレーザースキャナの前でバーコードを移動させたりする。バーコードで情報を読み取った後、利用者は、当該バーコードのついた食品を冷蔵庫に入れるのか冷蔵庫から出すのかを指定する。また、数量ボタンを出し入れする食品の数量分だけ押すことによって、出し入れする食品の個数を指定することもできる。
【0004】
また、特開平4−295584号公報、特開平4−295584号公報、特開平4−347484号公報および特開平6−137749号公報にも、賞味期間を過ぎた食品に関する警告を表示可能な冷蔵庫が開示され、或いは、特開平6−159909号公報には、予め入力した期日にしたがって、期限切れを予告可能な冷蔵庫が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の保管庫、特に、冷蔵庫においては、現在冷蔵庫内に保存されている食品を管理できるものの、過去に保存され、消費された食品に関する情報を取り扱っていない。このため、保存されている食品の種類の偏り、すなわち、摂取する食品の種類の偏りなどを指摘するようなことはできない。
【0006】
また、現在冷蔵庫に保存されている食品に関する情報だけを管理するので、例えば在庫切れになる日を予想して仕入れを促すことなどはできない。
【0007】
さらに、食品を出し入れする度に食品に添付されたバーコードによって当該食品の情報を読み出すと、利用者の負担が大きくなる。この負担は、出し入れする食品の数が多ければ多いほど大きくなる。まして、冷蔵庫から食品を出し入れする場合、複数個の食品を出し入れすることは、冷蔵庫の使用方法としてごく普通のことであるから、日常的な利用に際して利用者に大きな負担を強いることになる。スキャナを用いたバーコードの読み取りの手間を省くために、たとえば、特開平4−177076号公報には、ある品目を配置すべき場所を定め、当該特定の場所に配置された品目の重量を、重量センサを用いて測定し、当該品目が新規に入庫されたものか否かを判断する技術が開示されている。しかしながら、この技術においては、品目と配置すべき場所を予め定める必要が有り、また、多くの品目に対応するためには、冷蔵庫の構造が複雑になるという問題点があった。
【0008】
さらに、冷蔵庫以外の物品を保管する保管庫(たとえば、保温庫や倉庫)においても、同様の問題が生ずる場合がある。
【0009】
本発明の目的は、庫内に保存された物品のみならず、庫外に一時的に取り出された物品を適切に管理することができる保管庫を提供することにある。
【0010】
また、本発明の他の目的は、所有者以外の者が、物品を戸外に取り出すことを防止できる保管庫を提供することにある。
【0011】
本発明のさらに他の目的は、煩雑な操作なしに、物品の情報を読み取り、読み取られた情報の登録や更新が可能な保管庫を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明の目的は、物品の出入り口の開閉を検出する出入り口開閉検出装置と、前記出入り口を通過する物品の種別を含む物品情報を検出する物品情報読み取り装置と、前記物品情報を含む物品の履歴を記憶する履歴データベースと、所望の物品情報を表示する表示装置とを備え、出入り口を介して入庫された物品を保管する保管庫であって、前記物品情報読み取り装置により読み取られた物品情報と、記憶装置に記憶された物品に関する物品情報とに基づき、当該物品の保管状態を示すステータスを生成するステータス生成手段を備え、生成されたステータスを、前記履歴データベースに、物品と対応付けて記憶するように構成されたことを特徴とする保管庫により達成される。
【0013】
本発明によれば、ステータスが物品と対応付けられて保存されるため、物品の保存状態を適切に管理することが可能となる。
【0014】
このステータスは、前記ステータスが、物品が保管庫内に現に保存されている状態を示す保存状態と、物品が一時的に取り出されていることを示す使用中状態と、物品が取り出されて使用された状態を示す使用終了状態とを含むのが好ましい。これにより、庫内に現に保存されている物品のみならず、庫外に取り出された物品の管理が可能となる。
【0015】
本発明の好ましい実施態様においては、前記ステータス生成手段が、そのステータスが使用中状態となった物品に関して、使用中状態となってから所定の時間が経過した場合に、そのステータスを使用終了状態とするように構成されている。
【0016】
本発明のさらに好ましい実施態様においては、前記物品情報には、物品の属する品目を示す品目情報が含まれ、さらに、前記品目情報および前記ステータスに基づき、ある品目の物品が在庫切れであることを検出する在庫切れ検出手段を備えている。さらに、記品目情報および前記ステータスに基づき、ある品目の物品が在庫切れになる時期を予想する在庫切れ予想手段を備えていても良い。このような実施態様により、適切に物品を管理することが可能となる。
【0017】
在庫切れ予想手段は、前記履歴データベース中に記憶されたステータスを参照して、使用終了となっている物品の個数および物品の単位時間あたりの消費量を算出し、これらに基づき、在庫切れになる時期を予想するように構成されているのが好ましい。
【0018】
本発明のさらに好ましい実施態様においては、さらに、物品を入庫し、或いは、出庫する人物を検出する人物検出手段を備え、物品の入庫者を、当該物品に対応付けて、前記履歴データベースに記憶するように構成されている。これにより、入庫した人物と物品とを関連付けることが可能となる。たとえば、物品が出庫される際に、前記人物検出手段により検出された人物と、当該物品に対応して前記履歴データベースに記憶された入庫者とを比較し、これらが一致しない場合に、警報音を発したり、警報画像を表示装置に表示したりすることができる。
【0019】
本発明のさらに好ましい実施態様においては、物品情報には、物品を出庫すべき日時を示す出庫期限が含まれ、さらに、前記出庫期限を参照して、物品の出庫期限を過ぎているか否かを判断する出庫期限判断手段と、物品の出庫期限を過ぎている場合に、警報音を生成し、或いは、警報画像を生成する手段とを備えている。
【0020】
本発明のさらに好ましい実施態様においては、物品情報読み取り装置が、前記保管庫の出入り口の周辺に配置されている。この物品情報読み取り装置は、物品に付加された無線タグに格納された情報を読み出すように構成されているのが好ましい。これにより、利用者は、煩雑な手順を必要とすることなく、物品情報を登録或いは更新することが可能となる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態につき説明を加える。この実施の形態においては、保管庫の一例として冷蔵庫に本発明を適用し、冷蔵庫内の物品(食品など)を管理している。
【0022】
図1は、本発明の実施の形態にかかる冷蔵庫を制御する電子回路のハードウェア構成を示すブロックダイヤグラムである。図1に示すように、この冷蔵庫を制御する電子回路は、動作制御部11、通信装置12、入力装置13、表示装置14、開閉者検出装置15、物品情報読み取り装置17、スピーカ18、計時装置19、記憶装置20、音声データベース21および出入口開閉検知装置22から構成されている。
【0023】
動作制御部11は、上述した他の構成部分を制御する。記憶装置20には、動作制御部11により実行されるプログラムおよび必要なデータが記憶されている。この記憶装置として、たとえば、ハードディスク装置やフロッピーディスク装置を用いることができる。
【0024】
通信装置12は、後述するように他の情報機器との間でデータを授受する。この実施の形態においては、通信装置12は、電話回線やLAN(Local Area Network)など通信回線(図示せず)と接続されている。この通信装置12により、たとえば、物品(たとえば食品)を冷蔵庫に保存する際に、当該物品の価格を示すデータを、パーソナルコンピュータに送信し、パーソナルコンピュータ内に記憶されている家計簿のデータとして使用することにより、家計簿への入力の手間を省いたりすることができる。また、商品名を指定して、当該商品をオンラインで発注することも可能になる。
【0025】
入力装置13は、ユーザが所望の情報を入力するために作動する。本実施の形態において、入力装置13は、スタイラスペンから構成されるが、タッチパネルなどであっても良い。
【0026】
表示装置14は、冷蔵庫内に保存されている物品に関する種々の情報を表示する。この実施の形態においては、表示装置14は、入力表示一体型タブレットであるため、スタイラスペンによる入力を受け入れることができる。或いは、パーソナルコンピュータのディスプレイ或いはテレビジョンを表示装置14として用いてもよい。
【0027】
開閉者検出装置15は、ドアを開閉した人物を識別する。たとえば、冷蔵庫のドアの取っ手に指紋認識装置を組み込んでおき、指紋によって人物を識別することにより、その機能が実現される。或いは、ドアの付近にカメラを配置し、カメラ画像に移し出された瞳孔に基づき、人物を識別するように構成してもよい。
【0028】
物品情報読み取り装置17は、物品を冷蔵庫から出し入れする際に、当該物品に関する情報を、物品に付加された物品情報保持装置16から読み取る。上述した情報を読み取るために、物品情報読み取り装置17は、物品情報保持装置16が当該物品に添付されているかどうかを確認し、添付されている場合には、物品の出し入れの際に、物品情報保持装置16から当該情報を読み取る。その一方、添付されていなければ、物品の色や形状を画像処理した結果などに基づき、当該物品の品目を判断できるのが好ましい。本実施の形態においては、物品情報読み取り装置17は、冷蔵庫の出入り口に設置されている。利用者が物品を出し入れする際には、必ず冷蔵庫の出入り口を物品が通過するため、利用者は物品情報保持装置16の情報を、物品情報読み取り装置17に読み取らせるための特別な動作を必要としない。
【0029】
スピーカー18には、音声データベース(DB)21と接続されている。音声DB21には、さまざまな音声が予め記憶されており、動作制御部11からの指示に応答して、種々の音声信号を出力し、スピーカー18により再生させることができる。音声DB21は、ROM(Read Only Memory)であっても良いが、記憶装置20の一部をなしていてもよい。
【0030】
出入口開閉検知装置22は、冷蔵庫の出入り口の開閉を検出する。出入り口が開いた場合には、それを示す信号が動作制御部11に与えられる。また、計時装置19は、現在の日時(年、月、日および時刻)を計測することができる。
【0031】
本実施の形態においては、各物品に物品情報保持装置16が付加されている。この物品情報保持装置16は、その内部に、少なくとも当該物品を特定するためのID番号、賞味期限日、および、物品が属する品目を示すデータの組が記憶されている。たとえば、物品情報保持装置16として、無線タグを使用することができる。
【0032】
このように構成された電子回路は、たとえば、図2に示す冷蔵庫30内の所定の位置に収容される。この冷蔵庫30は、冷凍室31と冷蔵室32とを備え、それぞれに扉が設けられている。冷蔵室32の扉33の取っ手には、開閉者検出装置15が備えられ、扉33の縁には、物品情報読み取り装置17が配置されている。また、冷凍室31の扉34の取っ手にも、開閉者検出装置15が備えられ、また、その縁(図示せず)には、物品情報読み取り装置17が配置されている。さらに、冷凍室31の扉34の前面には、表示装置14およびスピーカ18が設けられている。なお、表示装置14およびスピーカー18は、必ずしも冷凍室31の扉に設けられている必要はなく、冷蔵室32の扉33の前面に設けられていてもよい。
【0033】
後に詳述するように、たとえば、利用者が、冷蔵室32の扉33を開いて、物品情報保持装置16が付加された物品40を、冷蔵室32の室内に入れようとすると、物品情報読み取り装置17は、物品情報保持装置16中に記憶された情報を読み取る。この動作は、冷凍室32の室内に物品を入れようとする際にも実行される。
【0034】
さらに、冷蔵庫30は、前述した通信装置12(図1参照)により、外部機器に接続され、当該外部機器と通信することができる。図2においては、冷蔵庫30は、携帯型端末50および外部サーバー60と接続されている。
【0035】
図3は、本発明の実施の形態にかかる冷蔵庫を制御するためのソフトウェアの構成を概略的に示した図である。図3に示すように、冷蔵庫を制御するソフトウェアは、冷蔵庫に入庫され、或いは、冷蔵庫から出庫された物品の履歴を保存する履歴データベース(DB)201と、冷蔵庫の扉(図2の33、34)が開閉されたときに実行されるドア開閉時処理プログラム203と、ひとたび冷蔵庫に入庫された物品の状態を判定するステータス判定プログラム204と、物品の賞味期限を管理する期限切れ検出プログラム205と、スケジューラ206と、物品の利用に関する統計的な処理を実行する利用頻度集計プログラム207とを有している。
【0036】
これらソフトウェアは、記憶装置20に記憶されている。或いは、これらソフトウェアの一部或いは全部が、フロッピーディスクなどの可搬記憶媒体に収容され、記憶媒体読み出し装置により読み出されても良い。また、これらソフトウェアは、必要に応じて、動作制御部11(図1参照)により、記憶装置20および/または可搬記憶媒体から読み出される。
【0037】
履歴DB201には、物品情報読み取り装置17により、物品情報保持装置16から読み取られた情報が保存される。この情報には、少なくとも物品ID、賞味期限日および品目が含まれる。さらに、物品の状態(すなわち、物品を既に消費し終えたのか、使用中で一時的に出庫されているのか、或いは、現に冷蔵庫内に保存されているのか)を示すステータス、当該物品を入庫した日時(仕入日時)と入庫した人物の名前(所有者)が保存される。
【0038】
在庫切れ予想プログラム203は、保管されている物品が在庫切れになる時期を予想するために、これまでに入庫された物品の個数や保存期間などから、当該物品の消費時間を算出する。算出された消費時間から当該物品が在庫切れになる時期が予想できる。
【0039】
ステータス判定プログラム204は、各物品に関して、物品が冷蔵庫内に保存されているのか、一時的に出庫されているのか、或いは、消費し終えて保存されていないのかを示すステータスを判定する。たとえば、冷蔵庫にマヨネーズやジャムなどが保存されている場合を考える。これらの物品を冷蔵庫から出して使用する場合、一度に全部を使うわけではなく、少しだけ使って再び冷蔵庫に戻すことが多い。このように一時的に出庫された場合には“使用中”というステータスになる。また、消費し終えて既に保存されていない場合は“使用終了”、現に冷蔵庫内に保存されている場合は“保存中”というステータスになる。ただし、“使用中”というステータスも“使用終了”というステータスも、現に当該物品が存在していない点では共通する。そこで、“使用中”か“使用終了”かを判定する必要がある。これには、物品が冷蔵庫から取り出されてから判定時までの時間が用られる。すなわち、物品が冷蔵庫から取り出されてから一定時間以上経過すれば“使用終了”と判定する。この処理については、後に詳述する。
【0040】
期限切れ検出プログラム205は、在庫品が賞味期限日を過ぎて保存されていないか、或いは、賞味期限日が迫っているかどうかを判定する。この期限切れ検出プログラム205は、履歴DB201に保存されている物品の賞味期限日を読み取り、現在の日時と比較する。もし、現在の日時が賞味期限日を過ぎていたら、その旨を表示装置14に表示する。また、賞味期限日を過ぎていなくても、賞味期限日が迫っている物品があれば、その旨を表示装置14に表示する。賞味期限日が迫っているかどうかは、賞味期限日までの時間が一定値以下かどうかを判定することにより判定できる。明確な期限が存在しない場合は、同種類の物品の消費期間から、「出庫目標期日」のようなものを設定してもよい。
【0041】
スケジューラ206は、利用者の予定を格納する。利用者の予定は、入力装置13を介して利用者が入力する。或いは、他の情報機器に保存されている予定を、通信装置12を介してダウンロードしてもよい。
【0042】
利用頻度集計プログラム207は、履歴DB201に記憶された情報に基づき、カテゴリごとの物品の利用頻度を集計する。この利用頻度集計プログラム207を実行することにより、履歴DB201に記憶されている物品がカテゴリごとに分類され、各カテゴリに属する物品の数が計数される。その結果をグラフ化して表示装置14に表示することにより、利用者に、どのカテゴリに含まれる物品をより多く或いはより少なく消費しているかを知らせることが可能となる。たとえば、野菜の利用頻度が少ないとわかれば、利用者は食事に野菜を多く使うように心掛けることができる。また、ビールの利用頻度がかなり大きいとわかれば、利用者は飲み過ぎに注意するように心掛けることもできる。
【0043】
ドア開閉時処理プログラム202は、出入り口が開閉されるときに起動される。出入り口が開閉される場合は、物品の出入りを伴うことが多い。したがって、ドア開閉時処理プログラム202は、物品の出入りの際の処理を起動すると言ってもよい。物品が冷蔵庫に入庫される場合には、一時的に出庫していた物品を戻す場合と、新たな物品を入庫する場合が含まれる。一時的に出庫していた物品が戻される場合には、履歴DB201に保存されているステータスが変更される。新たに物品が入庫される場合には、当該物品に関する情報を履歴DB201に登録する。その一方、物品が冷蔵庫から出庫される場合には、履歴DB201に格納されているステータスを変更し、出庫日時を履歴DB201に登録する。
【0044】
図4は、履歴DB201に登録されている内容の一例を示す図である。履歴DB201には、入庫されている物品のID番号401、仕入日時402、品目403、賞味期限404、所有者405、取出し日時406およびステータス407が格納されている。すなわち、履歴データベースには、ID番号、仕入日時、品目、賞味期限、所有者、取出し日時およびステータスに関連するデータの組が、一つの物品に対応して、記憶されている。
【0045】
ID番号401は、物品ごとに一意的に定められ、同じID番号を持つ物品が複数存在することはない。この実施の形態において、ID番号401は、物品に付加された物品情報保持装置16に予め格納されている。
【0046】
仕入日時402は、物品が初めて入庫された日時を示す。この仕入日時402は、物品情報読み取り装置17により、当該物品の情報が読み込まれた時点の日時である。すなわち、物品情報読み取り装置17が、物品情報保持装置16の情報を読み取ると、これに応答して、計時装置19により計測されていた日時が読み出され、この日時が、仕入日時となる。
【0047】
品目403は、物品情報読み取り装置17により読み取られた、物品に付加された物品情報保持装置16中の品目情報に対応する。
【0048】
同様に、賞味期限404も、物品情報読み取り装置17により読み取られた、物品に付加された物品情報保持装置16中の賞味期限情報に対応する。
【0049】
所有者405は、物品を入庫した人物の情報に対応する。この人物は、物品を冷蔵庫に入庫する際に、開閉者検出装置15にて識別される。ただし、所有者405は必ずしも必須ではなく、これを除いても良いが、特定の物品を、所有者以外の者が触れられないようにすることが必要な場合には、所有者405を設ける必要がある。たとえば、複数の者により冷蔵庫が共有される場合には、それぞれの人物が、自己の所有する物品を当該冷蔵庫に保存することが多い。このような場合に、ある人物Aが、他の人の所有する物品を誤って或いは故意に持ち出してしまうことが考えられる。このときに、その物品が他の人Bの所有物であることがわかっていれば、警告音を鳴らすなどの対策によって、別の人物に持ち出されることを防止することが可能となる。
【0050】
取出し日時406は、当該物品が冷蔵庫から取り出された日時である。当該日時は、計時装置19の計時により得られる。
【0051】
ステータス407は、物品が現に保存されているのか、一時的に出庫されているのか、或いは、消費し終えて既に保存されていないのかを示すフラグである。このステータス407は、現に保存されている場合は“IN"、一時的に出庫されている場合は“MID"、消費し終えて既に保存されていない場合は“OUT"となる。すなわち、上述した状態のうち“保存中”が“IN"に対応し、“使用中”が“MID"に対応し、かつ、“使用終了”が“OUT"に対応する。ステータス407が“IN"の場合には、取出し日時406は空欄になる。新規に物品が入庫された場合は、まだ取り出されていないので、取出し日時406は当然のことながら空欄である。ステータスが“MID"であった物品が再び戻された場合には、ステータスが“IN"に変わる。ただし、必ずしも取出し日時306を空欄にする必要性はなく、最後に取り出された時刻が残っていてもよい。ステータス307が“MID"または"OUT"の場合は、当該物品が保存されていないということが示されている、履歴DB201には、対応する物品の取出し日時406が格納されている。
【0052】
このように構成された冷蔵庫の電子回路にて実行される処理につき説明を加える。図5は、本実施の形態にかかる冷蔵庫にて実行される処理を概略的に示すフローチャートである。図5に示すように、この処理においては、冷蔵庫の扉(たとえば、図2の冷凍室31の扉34、冷蔵室32の扉33)が開いたか否かが判断される(ステップ501)。ドアが開いたと判断されると(ステップ501でイエス(Y))、ドア開閉時の処理が実行され(ステップ502)。そうでない場合(ステップ501でノー(N))には、前回にステップ504の処理が実行されてから所定の時間が経過しているか否かが判断される(ステップ503)。所定の時間が経過している場合(ステップ503でイエス(Y))には、一覧表チェック処理が実行される(ステップ504)。ステップ504の処理は、後に詳述するように、賞味期限切れの物品があるかどうかをチェックし、或いは、ステータスが"MID"になっている物品が一定時間以上冷蔵庫内に戻っていないかをチェックする。この実施の形態にかかる冷蔵庫においては、このような処理が繰り返し実行される。
【0053】
ステップ502においては、ドア開閉時処理プログラム202(図3参照)が起動され、ドアが開かれた後に、物品の出入りがあったか否かを判断する。たとえばこれは、センサ(図示せず)により、物品の移動方向を判断することにより実現される。冷蔵庫内に物品が入庫された場合には、図6の処理が実行され、その一方、冷蔵庫から物品が取り出された場合には、図7の処理が実行される。
【0054】
図6は、物品が冷蔵庫内に入庫された際に実行される処理を示すフローチャートである。図6に示すように、物品が入庫されると、物品情報読み取り装置17が、入庫された物品に付加された物品情報保持装置16内の情報を読み込む(ステップ601)。当該物品が入庫される場合として、新規に入庫される場合と、一時的に出庫されていた物品が戻される場合とが考えられる。これらのうち何れの場合であるかを判定するのが、次のステップ602である。
【0055】
ステップ602では、ステップ601において読み込まれた情報からID番号を取り出し、当該ID番号を持つ物品に関するデータが、履歴DB201中に記憶されているか否かが判定される。履歴DB201中に関連するデータが存在すれる場合に、これは、当該物品が一時的に出庫されていたということを意味する。この場合には、ステップ603に進む。その一方、履歴DB201中に関連するデータが存在しない場合に、これは、当該物品は新たに入庫されたということを意味する。この場合はステップ605に進む。
【0056】
一時的に出庫されていた物品が冷蔵庫内に戻されたと判断された場合には、当該物品に対応付けられたデータの組(図4参照)のうち、取出し日時がクリアされる。(ステップ603)。次いで、ステータスが"IN"にされ、物品が冷蔵庫内に現に保存されていることを明示する。なお、上述したように、ステップ603の処理は必ずしも必要ではなく、この処理ステップを省略しても良い。
【0057】
これに対して、物品が新規に入庫されたと判断された場合には、物品に付けられた物品情報保持装置16から得た種々の情報を、その物品に対応するデータの組として、履歴DB201に登録する。まず、ステップ601において読み込んだ情報を、別々のパラメータに変換する(ステップ605)。次に、ステップ601が実行されたときの日時を、計時装置19から得て、当該日時を仕入日時とする(ステップ606)。さらに、開閉者検出装置15により識別された、冷蔵庫の扉をあけた人物を、その物品の所有者とする(ステップ607)。ただし、物品を複数人で共有する場合には、ステップ607の処理は必ずしも必要ではない。この場合には、使用者が入力装置13を操作することにより、物品を複数人で共有することを予め入力し、これに基づき、ステップ607が省略されるように構成すれば良い。
【0058】
次いで、取出し日時をクリアする(ステップ608)。ただし、ステップ608は必ずしも必要ではない。その後に、ステータスを"IN"にする(ステップ609)。このようにして、ある物品に対応するデータの組が準備される。しかし、履歴DB201の容量が不足し、当該データの組を格納することができない場合があるため、必要な容量が履歴DB201に存在するか否かが判定される(ステップ610)。容量が足りない場合(ステップ610でイエス(Y))には、履歴DB201に格納されているデータの組の取出し日時をそれぞれ参照して、取出し日時がもっとも古い物品に関するデータの組を削除し、新たなデータの組を登録するための容量を確保する(ステップ611)。このような処理の後に、ステップ605ないしステップ609にて得られたデータの組を履歴DB201中に登録する(ステップ612)。このようにして、必要なデータの登録が終了する。
【0059】
図7は、物品が冷蔵庫から出庫された際に実行される処理を示すフローチャートである。物品が冷蔵庫から出庫される場合には、出庫する人物が、他人の所有する物品を持ち出していないかどうかを確かめる必要がある。これに関する処理は、ステップ705およびステップ707にて実行される。
【0060】
図7に示すように、物品が冷蔵庫から出庫されると、開閉者検出装置15は、出入り口を開けた人物を識別する(ステップ701)。次いで、物品情報読み取り装置17は、出庫されようとしている物品に付加された物品情報保持装置16中の情報を読み取る(ステップ702)。物品の出庫の処理においては、当該情報のうち、ID番号だけを読み取ればよい。次に、計時装置19から、出入り口が開放されたときの日時を得る(ステップ703)。
【0061】
出入り口を開けた人物の識別(ステップ701)、および、出庫されようとしている物品のID番号の読取り(ステップ702)が終わったら、読み取られたID番号を持つデータの組を、履歴DB201から探し出す(ステップ704)。
【0062】
該当するID番号を持つ物品に対応するデータの組を見出した後に、出入り口を開けた人物と、見出されたデータの組に含まれる所有者とが一致するか否かを調べる(ステップ705)。すなわち、冷蔵庫の扉をあけた人物が、他人の物品を出庫しようとしていないかをチェックする。この人物が他人の所有する物品を出庫しようとしている場合(ステップ705でイエス(Y))には、スピーカー18から警告音が発せられる(ステップ707)。
【0063】
なお、物品を盗もうとしている人物は、警告音を無視して当該物品を持ち出してしまう場合がある。さらに、複数の人物により共有される物品を入庫した人物と、これを出庫しようとする人物が異なる場合もある。このような場合であっても、本実施の形態においては、物品の出庫履歴を保存しておくため、物品が冷蔵庫から消失しても、これを探し出す手掛かりを得ることが可能となる。このため、たとえば、履歴DB201に登録されている物品のそれぞれについて、アクセス履歴を保存するのが好ましい。
【0064】
このアクセス履歴には、少なくとも物品を出庫した人物、および、出庫された日時が含まれる。アクセス履歴は、履歴DB201に記憶しておいてもよいし、何等かの手段を用いて、物品情報保持装置16に記憶してもよい。前者の場合には、物品ごとにアクセス履歴が格納されている領域へのポインタを保持しておく。後者の場合は、当該物品が出庫されるときに、出庫した人物、出庫された日時を通信装置12などを用いて、物品情報保持装置16に記憶する。
【0065】
ステップ705にてイエス(Y)と判断された場合には、物品が賞味期限を既に経過しているか否かが判定される(ステップ706)。これは、物品に対応するデータの組のうち、賞味期限とステップ703にて得られた現在の時刻(日時)とを比較することにより実現される。期限切れ、すなわち、賞味期限を経過している場合(ステップ706でイエス(Y))には、警告音が発せられる(ステップ707)。
【0066】
このような処理の後に、履歴DB201中の取り出された物品に対応するデータの組のうち、取出し日時を、ステップ703で得た日時に設定する(ステップ708)。次いで、履歴DB201中の取り出された物品に対応するデータの組のうち、ステータスを"MID"にする(ステップ709)。
【0067】
ステップ707にて発せられる警告音は、他人の物品を出庫しようとした場合と、期限切れの場合とで異なっていても良い。或いは、同一の警告音を発し、音声では何らかの警告があることだけを知らせておき、実際の警告内容を表示装置14に表示しても良い。さらに、音声DB21に記憶されたデータを用いて、合成された言葉をスピーカ18から発してもよい。たとえば、他人のものを出庫しようとした場合には「あなたのものではありません」という警告をしたり、期限切れの場合は「期限切れです」などのように警告するのが好ましい。
【0068】
図6および図7の処理により、冷蔵庫内に入庫され、或いは、冷蔵庫から取り出される物品のステータス、出庫或いは入庫の日時などを登録或いは更新することが可能となる。
【0069】
次に、図5において一定の期間ごとに実行される一覧表チェック処理(ステップ504)につき、より詳細に説明する。たとえば、一覧表チェック処理は、数時間ごとに実行される。
【0070】
図8は、一覧表チェック処理を示すフローチャートである。この処理は、履歴DB201のメンテナンスを主たる目的としている。たとえば、期限切れの物品が保存されていないか、在庫が切れそうな物品があるかどうか、或いは、一時的に出庫されている物品が出庫されてからどのくらい経過しているかを確認する。
【0071】
図8に示すように、一覧表チェック処理においては、まず、計時装置19から現在の日時を得る(ステップ801)。次いで、履歴DB201に格納されている全ての物品に関連するデータの組を参照し、データの組の各々のうち、賞味期限と現在の日時とを比較し、各物品の賞味期限が切れていないかどうかを判定する。賞味期限が切れている場合、すなわち、賞味期限が現在の日時以前であった場合(ステップ802でイエス(Y))には、物品の賞味期限が切れていることを示す情報を含む画像を、表示装置14の画面上に表示する(ステップ805)。また、賞味期限が切れていない場合(ステップ802でノー(N))には、賞味期限と現在の日時とを比較して、これらの間の期間が、所定の期間よりも小さい場合には、賞味期限が近いと判断し(ステップ803でイエス(Y))、その物品の賞味期限が近いことを示す情報を含む画像を、表示装置14の画面上に表示する(ステップ805)。なお、この所定の期間は、利用者が入力装置13を操作することにより設定可能である。
【0072】
次いで、在庫切れ予想プログラム203が起動され、物品の在庫があるか否かが判断される(ステップ804)。ステップ804においては、現に在庫が切れている場合だけでなく、在庫が切れそうかどうかを判定することができる。この在庫が切れそうかどうかを判定するアルゴリズムは、図10を参照して、後に詳述する。在庫が現に切れていたり、あるいは切れそうになっている物品が存在する場合(ステップ804でイエス(Y))には、その旨を示す情報を含む画像が、表示装置14の画面上に表示される(ステップ805)。
【0073】
ステップ801ないし805の処理が終了した後に、ステータス判定プログラム204が起動される。ステータス判定プログラム204は、全ての物品に関するデータの組のうち、ステータスを参照し、ステータスが"MID"になっている物品を抽出する(ステップ806)。ステップ806においてイエス(Y)と判断された場合には、そのステータスが“MID"となっている物品が、それぞれ消費されたかどうかを判定する。より具体的には、この判定は、物品に対応するデータの組のうち取出し日時に格納されている日時から現在の日時までの経過時間に基づき実行される。すなわち、物品が冷蔵庫から取り出されてからの経過時間が判定基準となる。
【0074】
取出し日時から現在の日時までの経過時間が一定の値以上かどうかが判定され(ステップ807)、一定値以上であれば(ステップ807でイエス(Y))、当該物品は消費されたものと見なし、対応するデータの組のうち、ステータスを"OUT"にする(ステップ808)。ステータスを"OUT"にする、すなわち、その物品が消費されたと決定するための期間は、利用者が、入力装置13を操作して、所望のように決定することができる。
【0075】
図9は、この実施の形態にかかる表示装置14の画面上に表示される画像の一例を示す図である。図9に示す画像は、ステップ705にて得られる画像のうち、賞味期限に関する警告を示すものである。図9に示すように、この画像に表示される表900には、品目欄901、賞味期限表示欄902および仕入者欄903が設けられている。品目欄901には、賞味期限が切れている物品或いは賞味期限が近づいている物品の品目名が表示される。また、仕入者欄903には、その物品を冷蔵庫内に入庫した人物が表示される。これら各欄の文字列或いは数値の組により、利用者は、だれにより入庫されたどの品目が、賞味期限切れになっているかを把握することが可能となる。たとえば、最上段の欄905を参照することにより、母親が冷蔵庫内に入庫した野菜サラダの賞味期限が迫っていることを、或いは、2番目の欄904を参照することにより、母親が冷蔵庫内に入庫した牛乳の賞味期限が切れていることを、利用者は理解することができる。
【0076】
なお、賞味期限に関する表示に限らず、賞味期限に関する警告を発するようにしても良い。たとえば、人が冷蔵庫の扉を開けようとしたり、或いは、冷蔵庫のの前を通った際に、警告音によって、その人に賞味期限に関する警告を知らせるように構成してもよい。この警告には、たとえば、音声DB21を用いて、「賞味期限切れの食品があります」という言葉を発することが考えられる。
【0077】
次に、ステップ804の処理のうち、既に在庫が切れている場合の処理以外の処理、すなわち、在庫切れが近く生じるか否かを判定する処理につき、より詳細に説明を加える。図10は、在庫切れの予想処理を示すフローチャートである。なお、既に在庫が切れている場合の処理は、履歴DB201中の物品に対応するデータの組のうち、ステータスを用いて実現しうる。すなわち、ある品目に含まれる全ての物品に関するステータスを参照し、ステータスが“IN"となっている物品が存在しない場合には、その品目の在庫が切れている、つまり、品切れであると判断できる。
【0078】
在庫切れの予想処理においては、在庫切れ予想プログラム203が、物品の使用頻度と当該食品を消費するまでにかかった時間とを用いることにより、必要な予想結果が得られる。
【0079】
図10に示すように、この処理においては、まず、各品目について、対応するデータの組のうち、ステータスが"OUT"となっている物品を全て抽出する(ステップ1001)。次いで、在庫切れ予想プログラム203は、各品目の単位時間あたりの消費量を算出(ステップ1002)。これは、そのステータスが“OUT"になっている物品の個数を、消費時間で割ることにより求められる。消費時間は、
たとえば、ステータスが“OUT"になっている物品のうち、最も早く仕入れられたもの(すなわち、対応するデータの組の仕入日時が最も古いもの)の仕入日時から、最も最近に取り出されたもの(すなわち、対応するデータの組の取出し日時が最も新しいもの)の取出し日時までの時間とすれば良い。この時間の単位は、“日”、“時間”、“分”などが考えられるが、利用者があらかじめ設定してよい。
【0080】
単位時間あたりの消費量を算出した後に、各品目に含まれる物品の在庫数を確認し、在庫を消費するまでの予想時間を算出する(ステップ1003)。在庫数は、ある品目に含まれる物品のうち、ステータスが"IN"または"MID"になっている物品の個数である。在庫の消費時間は、在庫数を、ステップ1002にて得られた単位時間あたりの消費量で割ることにより求められる。
【0081】
次いで、在庫の消費時間が、利用者により予め指定された指定時間と比較される(ステップ1004)。指定時間とは、在庫切れになることを警告してから在庫切れになるまでの時間である。すなわち、利用者が、在庫切れになるどのくらい前(たとえば、何時間前)に、在庫切れが近いことを警告をしてほしいかを表す。なお、在庫の消費時間の単位は指定時間のものと同一でなければならない。ステップ1004の処理の結果、在庫の消費時間が、指定時間よりも長ければ(ステップ1004でイエス(Y))、そのまま処理を終了する。しかしながら、在庫の消費時間が指定時間以下であれば(ステップ1004でノー(N))、品切れ予想日時が算出される(ステップ1005)。品切れ予想日時は、その品目の物品のうち、もっとも最近に、そのステータスが"OUT"になった食品の取出し日時に、ステップ1004にて得られた在庫の消費時間を加えたものである。
【0082】
このように品切れ予想日時が得られると処理が終了する。上記ステップ1004でノー(N)と判断され、品切れ予想日時が算出された場合には、図8のステップ804にて、在庫切れが近いと判断され(イエス(Y))るため、ステップ805において、在庫切れが生じると予想される日時などを含む画像が、表示装置14の画面上に表示される。
【0083】
図11および図12は、図8のステップ804にて、イエス(Y)と判断された場合に、ステップ805において、表示装置14の画面上に表示される画像の例である。図11は、ステップ804において在庫切れの品目があると判断された場合、すなわち、冷蔵庫に保存すべき品目の物品が、現実には保存されていない場合の警告を示す画像である。
【0084】
図11において、欄1101には、品切れになった品目、欄1102には、品切れが判明した日時、欄1103には、これを仕入れた人物が、それぞれ示されている。なお、欄1104には、現在の時刻が表示され、かつ、欄1105には、後述する「発注」ボタンが表示されている。
【0085】
ある品目の物品が既に品切れ(在庫切れ)になっていることを警告する場合に、利用者にとっては、使用頻度の高い品目を警告してもらうのが好ましい。そこで、品切れを警告する対象の品目のうち、所定のものを選択して、品切れ(在庫切れ)を判定してもよい。たとえば、履歴DB201に登録されている物品に対応するデータの組を参照して、各品目ごとに、登録されている物品の個数を求め、その個数が、所定の数以上であるものに関してのみ、品切れを警告することにしてもよい。
【0086】
図12はステップ804において、在庫切れ予想処理(図10参照)により、在庫切れ(品切れ)が近く生じる品目があると判断された場合の警告を示す画像である。
【0087】
図12において、欄1201には、品切れになった品目、欄1202には、在庫数、すなわち、現在のところ冷蔵庫に保存されているその品目に含まれる物品の個数、欄1203には、図10のステップ1105にて得られた品切れ予想時刻、欄1204には、これを仕入れた人物が、それぞれ示されている。
【0088】
本実施の形態にかかる冷蔵庫においては、図11および図12に示すように、品切れ警告や品切れ予想警告が表示された場合に、表示されている品目のうち、所望のものを選択することにより、選択された品目に関するデータを、通信装置12を介して、外部機器に伝達することが可能となっている。
【0089】
たとえば、図12に示す画像において、利用者が入力装置13を操作することにより、表示されている品目のうちの一つを選択すると、図13に示すように、選択された品目が、ハッチングを付加され、或いは、反転された状態で表示される。その後に、利用者が入力装置13を操作することにより、画面右下に配置された発注ボタン1105をオンすると、選択された品目に関するデータが通信装置に与えられる。
【0090】
たとえば、通信装置12に、通信回線(図示せず)を介して、小売店などの外部サーバーが接続されている場合を考える。この場合には、通信装置12は、小売店のサーバーにアクセスし、注文のために必要なデータ(選択された品目、その数量、配達日)などを伝達することができる。なお、代金の決済は、食品が到着してからの現金払でもよいし、発注と同時に通信装置12を介して電子通貨を発注先の店に支払うようにしてもよい。或いは、指定された期日に自動的に電子通貨を支払うようにしてもよい。
【0091】
その一方、品目を選択することなく、利用者が入力装置13を操作することにより発注ボタン1105をオンすると、たとえば、図14に示すような、食品のカタログが、表示装置14の画面上に表示される。このカタログに関するデータは、通信回線(図示せず)を介して、外部サーバーから通信装置12が受け入れても良いし、記憶装置20に記憶しておいても良い。これにより、利用者は、画面上に表示されたカタログから、所望の品目(商品)を選択し、これを発注することが可能となる。なお、カタログには、商品名や値段などを付加しておくのが好ましい。
【0092】
或いは、購入する商品がカタログから選択された場合に、通信装置12を介して、携帯型端末50に、当該商品の名前を送信し、携帯型端末50により、必要な買い物リストが作成されるように構成してもよい。このように構成することにより、利用者は、携帯型端末50を小売店に持参し、買い物リストに含まれる商品を参照して、必要な物を購入することができる。さらに、携帯型端末50に、物品情報読み取り装置(図1の符号17参照)を設け、小売店などにて、買物リストに含まれる商品の付近で、携帯型端末50が、必要な商品があることを利用者に知らせるようにしても良い。
【0093】
また、在庫切れになった食品を自動的に発注するように構成してもよい。すなわち、図8のステップ804にてイエス(Y)と判断された時点で、必要な品目を自動的に発注するように構成してもよい。なお、利用者が長期不在になる場合などは、発注することが不要になる場合がある。したがって、利用者が入力装置13を操作することにより、自動的に発注するか否かを設定できるのが好ましい。その一方、来客などで多くの物品(食品)が必要になる場合には、自動的に、普段よりも多めに発注できるのが好ましい。たとえば、利用者の予定を、スケジューラ206に設定することにより、発注量を自動的に調整することが可能となる。
【0094】
また、図14に示すように、食品カタログにおいて、物品のイラスト欄1401、物品の品目名および価格表示欄1402の他、その物品の一口メモ欄1403を設けるのが好ましい。また欄1404を設け、発注する物品の数量を、利用者が入力できるようにするのが好ましい。図14において、発注する物品の数量すべてに関する入力を終えた後に、発注ボタン1409を押すことにより、通信装置12および通信回線(図示せず)を介して、必要なデータが、外部サーバー60に送信される。また、取消ボタン1408を押すことにより、入力がキャンセルされる。或いは、数量を訂正する場合は、当該食品が載っているページを表示させ、フィールド1405に正しい数量を再度入力すればよい。
【0095】
さらに、本実施の形態においては、履歴DB201に登録された物品に対応するデータの組を参照して、物品の利用頻度(延べ保存時間)が、表示装置14の画面上に表示できるようになっている。これは、利用頻度集計プログラム207(図2参照)を作動させることにより実現される。
【0096】
図15は、利用頻度集計プログラム207により作成され、表示装置14の画面上に表示された、物品の延べ保存時間のグラフの一例を示す図である。
【0097】
利用頻度集計プログラム207は、履歴DB201に登録されている物品に対応するデータの組に基づき、各品目の利用頻度を示すヒストグラムを作成する。図15において、縦軸1501は物品の延べ保存時間を表し、横軸1302は品目を表している。延べ保存時間とは、当該品目に含まれる物品すべての保存時間を合計したものである。保存時間とは、そのステータスが"IN"または"MID"になっている物品の、仕入日時から現在までの時間、或いは、そのステータスが"OUT"になっている物品の、仕入日時から取出し日時までの時間である。
【0098】
図15に示すグラフを表示装置14の画面上に表示することによって、利用者は、たとえば、食物の偏りがないかどうかを知ることができる。これは、食物などの購入に際しても参考になる。
【0099】
上記実施の形態においては、表示装置14の画面上には、場合に応じて種々の画像が表示されているが、このようなものに限定されず、たとえば、図16に示すように、画面を分割して、分割された部分画面(フィールド)のそれぞれに、種々の画像を表示するようにしてもよい。
【0100】
たとえば、図16においては、画面を5分割して、フィールド1601ないし1605のそれぞれに、品切れ警告、保存履歴、賞味期限切れ警告、物品カタログ、および、現在の日時が表示されている。ここに、品切れ警告フィールド1601は、図11および図12に示す画面に対応し、賞味期限切れ警告フィールド1603は、図9に示す画面に対応する。さらに、保存履歴フィールド1602は、図15に示す画面に対応し、物品カタログフィールド1604は、図14に示す画面に対応する。
【0101】
利用者が入力装置13を操作することにより、所望のウィンドウをダブルタップすると、選択されたウィンドウが、表示装置14の画面全体にズームアップ表示される。また、ズームアップ表示された画面上でダブルタップされると、元の状態に戻る。なお、表示装置14の画面上に、複数のウィンドウが表示されるように構成してもよいことは明らかである。
【0102】
最後に、履歴DB201に記憶された、各物品に対応するデータの組の保存形態につき、図17を参照して説明を加える。図17に示すように、履歴DB201には、利用者リスト1701が設けられている。何れかの利用者が入力装置13を操作することにより、利用者リストに、利用者の氏名などが登録される。この利用者リストには、各利用者が入庫した物品に対応するデータの組(履歴情報)へのポインタが格納されている。図17に示すデータの組は、図4に示すデータの組に略対応する。また、ID番号1702、仕入れ日時1703、品目1704、ステータス1705および取出し日時1706の末尾に、次のデータの組を示すポインタ1707が設けられている。このポインタには、次のデータの組の先頭アドレスが格納される。なお、図4に示す所有者405は、利用者リスト1701内の利用者に対応する。このように、履歴DB201にデータを記憶することにより、各利用者の履歴を得ることができる。この履歴を、表示装置14の画面上に表示することにより、各利用者の消費の傾向、たとえば、「Aはビールばかり飲んでいる」という情報を得ることができ、個人の健康管理などをより容易にすることが可能となる。
【0103】
本実施の形態によれば、冷蔵庫内にいったん保存された物品の状態を表わす情報により、物品を管理し、履歴DBに記憶された物品に関するデータの組を生成し、或いは、これを更新している。したがって、物品に関する履歴を保存することができ、これを用いて、物品に関する種々の情報(たとえば、在庫、保存されている物品の種別、その偏りなど)を利用者に知らせることが可能となる。
【0104】
また、無線タグを用いて、物品に付加された物品情報保持装置の情報を読み取るため、利用者が煩雑な操作をすることなく、物品に関する種々の情報を、読み取り、これを記憶することが可能となる。
【0105】
さらに、冷蔵庫の扉をあけて、物品を入庫或いは出庫する人物を特定することができるため、所有者以外のものが、物品を取出すことが防止できる。
【0106】
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。
【0107】
たとえば、前記実施の形態においては、冷蔵庫に本発明を適用しているが、これに限定されるものではなく、保温庫や倉庫など、物品を保管できる種々の保管庫にも適用できることは明らかである。たとえば、倉庫に本発明を適用する場合に、物品の所有者以外のものが、当該物品を倉庫から取り出そうとしたとき(図7のステップ705、707参照)、警告音を発生させるのみならず、通信装置12や通信回線(図示せず)を介して、警察や警備会社に、即座に連絡できるように構成するのが好ましい。また、保温庫や倉庫においては、本実施の形態の賞味期限は、たとえば、倉庫から物品を出庫すべき出庫期限に対応させることができる。
【0108】
さらに、前記実施の形態において、物品の入庫或いは出庫は、センサなどにより判定されているが、これに限定されるものではない。たとえば、図6に示すように、まず、物品に付加された情報を読込み、履歴DBに、同じIDが存在するか否かを判断した後に、そのID番号を含むデータの組中のステータスを参照して、当該ステータスが“MID"の場合には、一時的に取り出されていた物品の再入庫と判断し、ステップ603およびステップ604の処理を実行し、ステータスが“IN"の場合には、冷蔵庫からの出庫であると判断して、図7に略対応する処理を実行してもよい。
【0109】
また、本明細書において、手段とは必ずしも物理的手段を意味するものではなく、各手段の機能が、ソフトウェアによって実現される場合も包含する。さらに、一つの手段或いは部材の機能が、二つ以上の物理的手段或いは部材により実現されても、若しくは、二つ以上の手段或いは部材の機能が、一つの手段或いは部材により実現されてもよい。
【0110】
【発明の効果】
発明によれば、保管庫内の物品の状態を示す情報により、当該物品を管理するため、保管庫内の物品の在庫切れ、期限切れなどを容易に得ることが可能となる。また、在庫切れの日時を予想して利用者に当該日時を知らせ、さらに物品を指定して発注することを可能にすることによって、物品の不足を未然に回避することができる。また、期限切れを知らせることによって保管庫内の物品の安全性(たとえば、食品の安全性)を保つことができる。
【0111】
さらに、本発明によれば、物品を入庫した人物を管理することによって、入庫した人物と異なる人物が当該物品を出庫することを防ぐことができ、盗難を防止することが可能となる。
【0112】
また、本発明によれは、物品の入庫の履歴を管理し、利用者に入庫履歴を提示する。たとえば、冷蔵庫の場合には、利用者が摂取する食品の偏りなどを気づかせることが可能となる。
【0113】
すなわち、本発明によれば、庫内に保存された物品のみならず、庫外に一時的に取り出された物品を適切に管理することができる保管庫を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本発明の実施の形態にかかる冷蔵庫を制御する電子回路のハードウェア構成を示すブロックダイヤグラムである。
【図2】 図2は、本発明を適用した冷蔵庫の外観を示す図である。
【図3】 図3は、本発明の実施の形態にかかる冷蔵庫を制御するためのソフトウェアの構成を概略的に示した図である。
【図4】 図4は、履歴DB201に登録されている内容の一例を示す図である。
【図5】 図5は、本実施の形態にかかる冷蔵庫にて実行される処理を概略的に示すフローチャートである。
【図6】 図6は、本実施の形態にかかる冷蔵庫に物品が入庫された場合に実行される処理を示すフローチャートである。
【図7】 図7は、本実施の形態にかかる冷蔵庫から物品が出庫された場合に実行される処理を示すフローチャートである。
【図8】 図8は、本実施の形態にかかる一覧表チェック処理を示すフローチャートである。
【図9】 図9は、この実施の形態にかかる表示装置の画面上に表示される画像の一例を示す図である。
【図10】 図10は、本実施の形態にかかる在庫切れの予想処理を示すフローチャートである。
【図11】 図11は、この実施の形態にかかる表示装置の画面上に表示される画像の一例を示す図である。
【図12】 図12は、この実施の形態にかかる表示装置の画面上に表示される画像の一例を示す図である。
【図13】 図13は、この実施の形態にかかる表示装置の画面上に表示される画像の一例を示す図である。
【図14】 図14は、この実施の形態にかかる表示装置の画面上に表示される画像の一例を示す図である。
【図15】 図15は、この実施の形態にかかる表示装置の画面上に表示される画像の一例を示す図である。
【図16】 図16は、この実施の形態にかかる表示装置の画面上に表示される画像の一例を示す図である。
【図17】 図17は、本実施例にかかる履歴DBに記憶された、各物品に対応するデータの組の保存形態を説明するための図である。
【符号の説明】
11 動作制御部
12 通信装置
13 入力装置
14 表示装置
15 開閉者検出装置
17 物品情報読み取り装置
18 スピーカ
19 計時装置
20 記憶装置
21 音声DB
22 出入口開閉検出装置
Claims (11)
- 物品を保管する保管庫であって、
物品の出入り口の開閉を検出する出入り口開閉検出装置と、
前記出入り口を通過する物品の種別を含む物品情報を検出する物品情報読み取り装置と、
物品毎に、前記物品情報と、物品の保管状態を示すステータスと、物品の出庫時刻と、を含む物品の履歴情報を記憶する履歴データベースと、
前記物品情報を表示する表示装置と、
前記物品の保管状態を示すステータスを判別するステータス判別手段と、を備え、
前記ステータス判別手段は、
前記出入り口を通過して物品が入庫された場合、前記物品情報読み取り装置が検出した物品情報の物品が、保管庫内に現に保存されている状態を示す保存状態であると判別し、前記履歴データベースの当該物品のステータスに保存状態を設定し、
前記出入り口を通過して物品が出庫された場合、前記物品情報読み取り装置が検出した物品情報の物品が、一時的に取り出されていることを示す使用中状態であると判別し、前記履歴データベースの当該物品のステータスおよび出庫時刻に、それぞれ使用中状態およびを物品が出庫された時刻を設定し、
前記履歴データベースから前記使用中状態が設定された物品を特定し、当該特定した物品の出庫時刻から所定の時間が経過している場合、物品が取り出されて消費された状態を示す使用終了状態であると判別し、前記履歴データベースの当該物品のステータスに使用終了状態を設定すること
を特徴とする保管庫。 - 請求項1記載の保管庫であって、
前記物品情報には、物品の属する品目を示す品目情報が含まれ、
前記品目情報および前記ステータスに基づき、ある品目の物品が在庫切れであることを検出する在庫切れ検出手段を、さらに備えたこと
を特徴とする保管庫。 - 請求項1または2記載の保管庫であって、
前記物品情報には、物品の属する品目を示す品目情報が含まれ、
前記品目情報および前記ステータスに基づき、ある品目の物品が在庫切れになる時期を予想する在庫切れ予想手段を、さらに備えたこと
を特徴とする保管庫。 - 請求項3記載の保管庫であって、
前記在庫切れ予想手段は、前記履歴データベース中に記憶されたステータスを参照して、使用終了状態の物品の個数および物品の単位時間あたりの消費量を算出し、これらに基づき在庫切れになる時期を予想すること
を特徴とする保管庫。 - 請求項1ないし4の何れか一項に記載の保管庫であって、
物品を入庫し、或いは、出庫する人物を検出する人物検出手段を、さらに備え、
物品の入庫者を、当該物品に対応付けて、前記履歴データベースに記憶すること
を特徴とする保管庫。 - 請求項5記載の保管庫であって、
物品が出庫される際に、前記人物検出手段により検出された人物と、当該物品に対応して前記履歴データベースに記憶された入庫者とを比較し、これらが一致しない場合に、警報音を生成する第1の警報音生成手段を、さらに備えること
を特徴とする保管庫。 - 請求項5または6記載の保管庫であって、
さらに、物品が出庫される際に、前記人物検出手段により検出された人物と、当該物品に対応して前記履歴データベースに記憶された入庫者とを比較し、これらが一致しない場合に、警報を示す画像を生成する第1の警報画像生成手段を備え、
前記第1の警報画像生成手段は、前記警報画像を前記表示装置に表示すること
を特徴とする保管庫。 - 請求項1ないし7の何れか一項に記載の保管庫であって
前記物品情報には、物品を出庫すべき日時を示す出庫期限が含まれ、
前記出庫期限を参照して、物品の出庫期限を過ぎているか否かを判断する出庫期限判断手段と、
物品の出庫期限を過ぎている場合に、警報音を生成する第2の警報音生成手段とを、さらに備えたこと
を特徴とする保管庫。 - 請求項1ないし8の何れか一項に記載の保管庫であって
前記物品情報には、物品を出庫すべき日時を示す出庫期限が含まれ、
前記出庫期限を参照して、物品の出庫期限を過ぎているか否かを判断する出庫期限判断手段と、
物品の出庫期限を過ぎている場合に、警報を示す画像を生成する第2の警報画像生成手段とを、さらに備え、
前記第2の警報画像生成手段は、前記警報画像を前記表示装置に表示すること
を特徴とする保管庫。 - 請求項1ないし9の何れか一項に記載の保管庫であって
前記物品情報読み取り装置は、前記保管庫の出入り口の周辺に配置されていること
を特徴とする保管庫。 - 請求項10記載の保管庫であって、
前記物品情報読み取り装置は、物品に付加された無線タグに格納された情報を読み出すこと
を特徴とする保管庫。
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