JP2001319043A - Rf−idタグリーダーおよびデータベース付き冷蔵庫と携帯情報端末を用いた冷蔵庫在庫確認システム - Google Patents

Rf−idタグリーダーおよびデータベース付き冷蔵庫と携帯情報端末を用いた冷蔵庫在庫確認システム

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JP2001319043A
JP2001319043A JP2001007112A JP2001007112A JP2001319043A JP 2001319043 A JP2001319043 A JP 2001319043A JP 2001007112 A JP2001007112 A JP 2001007112A JP 2001007112 A JP2001007112 A JP 2001007112A JP 2001319043 A JP2001319043 A JP 2001319043A
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food
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Shigeru Nakano
茂 中野
Toshiharu Ishikawa
俊治 石川
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D2400/00General features of, or devices for refrigerators, cold rooms, ice-boxes, or for cooling or freezing apparatus not covered by any other subclass
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D2700/00Means for sensing or measuring; Sensors therefor
    • F25D2700/08Sensors using Radio Frequency Identification [RFID]

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  • Computer And Data Communications (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 RF−IDタグリーダーと読み取った食品情
報を蓄積するデータベースを備える冷蔵庫および携帯情
報端末を利用して当該冷蔵庫から在庫を確認するシステ
ムを提供する。 【解決手段】 本発明の冷蔵庫1は、庫内に収容する食
品に食品情報を記録したRF−IDタグを付して貯蔵す
る冷蔵庫において、冷蔵庫の庫内または冷蔵庫の庫内と
庫外の双方にRF−IDタグリーダーを有することと、
当該RF−IDタグリーダーにより読み取った当該食品
情報を蓄積したデータベースを備えることを特徴とす
る。本発明の冷蔵庫在庫確認システムは、収容する食品
に食品情報を記録したRF−IDタグを付して貯蔵する
冷蔵庫1と、当該冷蔵庫内食品のRF−IDタグから情
報を読み取り当該読み取った食品情報を蓄積するデータ
ベースに、生活者が携帯情報端末2を用いて外出先から
アクセスして買い物に必要な食品情報を取得する、こと
を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、RF−IDタグ
リーダーおよび製品情報データベース付き冷蔵庫と携帯
情報端末を用いた冷蔵庫在庫確認システムに関する。詳
しくは、冷蔵庫内貯蔵物にRF−IDタグを付して貯蔵
し、冷蔵庫に設けたRF−IDタグリーダーによって貯
蔵物内容を読み取ってデータベースに蓄積する冷蔵庫
と、当該冷蔵庫に携帯情報端末を用いてアクセスして、
買い物の際等に遠隔地から冷蔵庫内の在庫を確認するシ
ステムに関する。
【0002】
【従来技術】商品、特に食料品に、メモリー付き集積回
路を有する「RF−IDタグ」(一般に、「非接触デー
タキャリア」、「無線ICタグ」、「非接触IC」、
「非接触ICラベル」、「非接触ICタグ」等と表現さ
れる場合もある。)を実装し、各種の情報を記録して情
報表示したり在庫管理を行うことがされるようになって
きている。
【0003】一方、冷蔵庫内の食品を管理する技術に関
しても多くの提案がされている。特開平5−28845
6号公報では、食品にバーコードラベルを付して情報を
記録することと、冷蔵庫にバーコードリーダー部を設け
て食料品の在庫管理を行う「物品管理機能付き冷蔵庫」
を提案している。しかし、バーコードは表示できる情報
内容に制限があって、情報量の多い食品情報を記録する
のには十分でない。また、読み取りのためには人為的に
バーコードを走査して読み取らせる必要があり入出庫の
管理が必要となる。特開平4−169773号公報は同
様に、バーコードを使用するものであるが冷蔵庫開閉扉
の前面に出力表示手段を設け、入力信号に基づく内容を
表示して在庫管理を行う特徴がある。特開平11−32
5703号公報は、バーコード表示とバーコードリーダ
ーを備えるものであるが、電話回線と電話端末を介して
冷蔵庫内の在庫状況を外部から確認するシステムを提案
している。しかし、上記の公知技術はいずれもバーコー
ドを使用するものであって、バーコードに表示する情報
量の制限と読み取りの随時性の無い点、後の書き込みが
できない点において利便性に欠けるものである。
【0004】本願出願人による特願平2000−197
592号は、非接触ICタグを利用した「食品の自動冷
蔵システムと冷蔵庫」を提案している。しかし、当該提
案にかかる非接触ICタグを利用した冷蔵システムは、
単に冷蔵庫内の食品内容を非接触ICタグ用リーダライ
タで読み取って内容を把握し管理するものであって、当
該冷蔵庫の設置されている屋外から、特に外出先からそ
の内容を知ることができる仕組みが作られていない。一
方、スーパーなどの売り場で買い物をする際、家庭内の
冷蔵庫内の在庫を記憶していることは稀である。そのた
め、買い物をする際にすでに購入し冷蔵している食品と
重複した購入をし無駄を生じる問題があった。無駄のな
い買い物をするためには冷蔵庫内の食品を詳細に調べて
メモを作ってから買い物に出かける必要があり手間がか
かる問題がある。また、売り場でなくとも、帰宅前に冷
蔵庫内の在庫を確認できないため、一旦帰宅して確認し
てから再度買い物に出かけなければならないこともあ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明では、
RF−IDタグリーダーが読み取った情報をデータベー
スとし、冷蔵庫内または家庭内サーバー等に蓄積してお
き、必要に応じて外部から自由にアクセスし冷蔵庫内の
在庫を確認できるようにして、かかる問題を解決しよう
とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の要旨の第1は、冷蔵庫内に収容する食品に食品情報
を記録したRF−IDタグを付して貯蔵する冷蔵庫にお
いて、冷蔵庫の庫内または冷蔵庫の庫内と冷蔵庫の庫外
の双方にRF−IDタグリーダーを有することと、当該
RF−IDタグリーダーにより読み取った当該食品情報
を蓄積したデータベースを備えることを特徴とするRF
−IDタグリーダーおよびデータベース付き冷蔵庫、に
ある。かかる冷蔵庫であるため、食品の在庫管理を適切
に行うことができる。
【0007】上記において、冷蔵庫がデータベースに蓄
積した食品内容を表示する表示部をさらに備えるように
することができ、データベースが冷蔵庫と直結した家庭
内ホームサーバまたはパーソナルコンピュータに蓄積さ
れているようにすることもでき、そうすることにより一
層利便性が高くなる。また、冷蔵庫の庫外のRF−ID
タグリーダーが書き込み機能を有するRF−IDタグリ
ーダライタであるようにすることができ、冷蔵庫の庫内
に複数のRF−IDタグリーダーを有するようにするこ
ともできる。
【0008】上記課題を解決する本発明の要旨の第2
は、収容する食品に食品情報を記録したRF−IDタグ
を付して貯蔵する冷蔵庫と、当該冷蔵庫内食品のRF−
IDタグから情報を読み取り当該読み取った食品情報を
蓄積するデータベースに、生活者が携帯情報端末を用い
て外出先からアクセスして買い物に必要な食品情報を取
得する、ことを特徴とする携帯情報端末を用いた冷蔵庫
在庫確認システム、にある。かかる冷蔵庫在庫確認シス
テムあるため、無駄のない買い物をすることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明のRF−IDタグリ
ーダーおよびデータベース付き冷蔵庫と携帯情報端末を
用いた冷蔵庫在庫確認システムについて図面を参照して
説明する。図1は、本発明のRF−IDタグリーダーお
よびデータベース付き冷蔵庫の外観を示す図である。冷
蔵庫1は、冷蔵庫の庫内または庫内と前面扉1dの双方
にRF−IDタグリーダーを備えている。庫外のRF−
IDタグリーダーの位置は前面扉に限らず、冷蔵庫の側
面や冷蔵庫の近辺であってもよい。前面扉のRF−ID
タグリーダーは読み取りおよび書き込みを兼用するもの
が好ましく、図1の場合、前面扉1dには、RF−ID
タグ読み取り書き込み用RF−IDタグリーダライタ1
3が備えられている。この場合は残量や日付等を入力す
るテンキー等を備えればさらに好ましい。庫外のRF−
IDタグリーダー(またはRF−IDタグリーダーライ
タ)の設置は任意的であるが、冷蔵庫内のRF−IDタ
グリーダーは必須のものである。表示部14は、液晶デ
ィスプレイが好ましく、貯蔵食品の内容や消費期限、入
庫日、必要な警告等を表示できるようにされている。表
示部14の位置も前面扉1dに限らず側面や冷蔵庫の近
辺であってよい。
【0010】操作者は、RF−IDタグの付いたパッケ
ージを冷蔵庫の庫内に単に入れるかまたはRF−IDタ
グリーダライタ13が冷蔵庫前面扉にある場合は、冷蔵
庫前面にかざすだけで良い。これによりデータが入力さ
れ、かつデータベースに蓄積される。冷蔵庫前面扉1d
のRF−IDタグリーダライタ13は、食料品を入庫す
る際だけでなく、貯蔵中の食品を一部利用して残り量を
書き換えて再入庫する場合にも利用できる。新規貯蔵品
は、冷蔵庫がRF−IDタグの識別コードを認識して新
規な場合には冷蔵庫内蔵タイマーのデータに基づいて入
庫日を記録するが、この入力は手(キー)入力によって
もよい。入庫した食料品は冷蔵庫内部のRF−IDタグ
リーダーによっても読み取られるが、重複するデータ
は、RF−IDタグの識別コードによって排除されるの
で同一食品が重複登録されることはない。表示部14に
は、データベースの食品内容の全てが表示されるので、
冷蔵庫を開けなくても該当食品の有無を知ることができ
る。
【0011】図1のように冷蔵庫1は、家庭内のホーム
サーバまたはパーソナルコンピュータ15に接続してい
る。外部から冷蔵庫のデータベースにアクセスできるよ
うにするためである。ホームサーバまたはパーソナルコ
ンピュータ15は冷蔵庫以外の他の家電機器に接続して
制御管理することもできる。従って、冷蔵庫1のデータ
べースは冷蔵庫自体が備える場合であっても良いが、ホ
ームサーバまたはパーソナルコンピュータ15内に構築
してもよい。ホームサーバまたはパーソナルコンピュー
タ15は、外部から問い合わせがある場合は、その内容
を応答することができる。例えば、買い物をする生活者
が、ホームサーバに問い合わせ、その応答を得た場合は
携帯情報端末の表示部に表示してその内容を確認するこ
とができる。
【0012】図2は、冷蔵庫の内部状態を示す図であ
る。冷蔵庫1の前面扉1dを開いた状態が図示されてい
る。図2中、5はパッケージ、容器に保護された各種食
品であり、それぞれのパッケージ、容器にはRF−ID
タグ11が付されている。また、それぞれのパッケー
ジ、容器には食品衛生法等の規定により食品の内容を表
示するラベル(不図示)およびそれとは別に消費期限
(賞味期限も含む。)や保存条件が表示されている。R
F−IDタグ11には、当該ラベル等の表示内容のデー
タが原則として記録され、通常はそれに追加する内容が
さらに記録されている。
【0013】RF−IDタグリーダー12は、アンテナ
部と本体部からなる。本体部は電波を生成したり変調・
復調を行う部分である。図2ではアンテナ部の形状のみ
が図示されている。RF−IDタグ11から情報を読み
取りする場合はアンテナ部とRF−IDタグ11とが平
面状態で対面するのが効率が良いが、平面以外の状態で
も読み取りは可能である。食品が一度入庫してRF−I
Dタグ11が読み取られてデータベースに登録される
と、RF−IDタグリーダー12は、RF−IDタグ1
1の共振周波数である電波をRF−IDタグ11に定時
的に繰り返し送信して該当するRF−IDタグ11の付
いた食品からの応答波を読み取りする。これにより応答
が無い場合は、当該食品は消費されたものとしてデータ
ベースに記録する。データベースは、食品からの応答が
ない場合でも当該食品のデータを直ぐには抹消しないで
暫くは、消費した期日を表示して残しておくことが好ま
しい。消費の過程を知る必要があるからである。消費し
た食品の過去使用量を集計すれば、家族の栄養の摂取状
況や嗜好傾向、食費の算出等にも役立てることができ
る。冷蔵庫内の在庫位置を知るためと、各貯蔵位置の食
品を確実に読み取るためには、冷蔵庫内の各段にRF−
IDタグリーダー12を備えることが好ましい。応答電
波の強さにより在庫位置を知ることができるからであ
る。
【0014】アンテナは採用する交信方式により、「電
磁誘導方式」「電磁結合方式」「静電誘導方式」を選択
しまたは複合方式とすることができる。冷蔵庫内のアン
テナの場合は50cm〜1m程度の交信距離が必要とさ
れ、交信周波数は、13.56Mhz、125khz、
2.45Ghz、5.8Ghz、から選択できる。庫内
に設置するアンテナは、プラスチック成形品内にインモ
ールド成形し、プラスチックフィルムでラミネートする
などして、金属部分が露出しないように加工し、庫内の
水分で錆などが発生しないように処理する。
【0015】冷蔵庫内には多種類、多数の食品が収容さ
れるので、それに付するRF−IDタグ11には重複し
ないIDコードを設けておく必要がある。通常、RF−
IDタグ11の製造において異なるIDコードが付され
るので同一IDのタグが付いた食品が貯蔵されることは
ないことが原則である。従って、同一銘柄で同一パッケ
ージの食品が同時に複数貯蔵されている場合でも、異な
るIDコードにより識別して積算した在庫量が把握でき
なければならない。リーダーの呼出しに対して多数のR
F−IDタグ11から一斉に応答する場合はデータのコ
リジョン(衝突)が生じるが衝突を回避して特定のRF
−IDタグと順次交信する手法が各種提案されている。
【0016】冷蔵庫内に在庫し、RF−IDタグリーダ
ー12で読み取られた食品内容は、データベース(不図
示)に蓄積される。これは前記のように冷蔵庫にメモリ
ー装置付きコンピュータを内蔵しても良いし、家庭内ホ
ームサーバまたはパーソナルコンピュータ15にデータ
ベースを構築してもよい。データベースに蓄積した内容
は表示部14に表示される。図3は、貯蔵食品の表示例
を示す図であり、冷蔵庫内貯蔵中の食品が入庫日順に配
列して表示されている。配列順は消費期限順であっても
よく任意の配列がソーティングによって表示できるもの
とする。また、特定の食品の検索も可能なものとする。
表示スペースの制限もあって、図3の場合、入庫日、製
造メーカー名、品名、消費期限、量目(何人前)、のみ
が表示されているが、必要により横スクロールして栄養
成分や忌避成分、調理メニュー等も表示可能となるのが
好ましい。
【0017】図4は、携帯情報端末を用いた冷蔵庫在庫
確認システムを説明する図である。生活者1Mが外出先
から問い合わせする場合は、携帯電話機のような携帯情
報端末2を使用して問い合わせする。移動体通信ネット
ワークを利用する場合は、家庭1Hの属するゾーンエリ
アの基地局21と外出先の基地局22とが移動体通信ネ
ットワークMNを構成しているので、基地局コントロー
ラ23、交換機24、ネットワークMNを通じて、携帯
情報端末2により家庭のホームサーバー15を指定して
冷蔵庫1にアクセスする。ホームサーバー15には、エ
アコン16やモニターTV17等の他の家電機器も接続
できる。あるいは生活者1Mは、携帯情報端末2→イン
ターネット→電話機18を通じて、アドレス指定して家
庭のホームサーバーに接続することもできる。
【0018】次に、食品に貼付するRF−IDタグにつ
いて説明する。図5は、RF−IDタグの実施形態を示
す図である。使用するRF−IDタグ11には各種の実
施形態があるが、汎用的な例として、図5図示のものを
挙げることができる。図5図示のRF−IDタグ11
は、プラスチック等の基材110にアンテナパターン1
12を形成し、当該アンテナコイルとICチップ10に
内蔵の容量素子とにより共振回路を形成して一定周波数
の電波を受信してRF−IDタグ11の情報を発信源に
送信して返すことができる。図5の場合、アンテナパタ
ーン112は導通部材114により基材110の裏面で
ジャンピング回路を形成してコイル接続端子112Cに
よりICチップ10の裏面のバンプまたはパッドに接続
している。このようなRF−IDタグ11は基材110
にラミネートしたアルミ箔等の金属箔をフォトエッチン
グやレジスト印刷後のエッチングによりアンテナパター
ン112を形成し、ICチップ10を装着して形成する
ことができる。その大きさも20mm×20mm程度以
下のサイズとすることができる。
【0019】図6は、RF−IDタグの他の実施形態を
示す図である。図6(A)は、ICチップラベル10L
をアンテナパターン111,112の双方に接続するよ
うに貼着した平面状態、図6(B)は、アンテナパター
ン111,112からICチップラベル10Lを部分的
に剥離した状態を示し、図6(C)は、図6(A)のA
−A線に沿う拡大した断面を示す図である。この実施形
態の場合、RF−IDタグ11は、カートン基材210
にアンテナパターンを直接印刷して、当該アンテナパタ
ーン111、112にICチップラベル10Lを装着す
る。アンテナパターン111,112の印刷には導電性
インキを使用して、オフセット、グラビア、シルクスク
リーン印刷等によって印刷できる。導電性インキには、
カーボンや黒鉛あるいは銀粉やアルミ粉、あるいはそれ
らの混合体をビヒクルに分散したインキを使用する。
【0020】アンテナパターンの形状は特に限定されず
直線状のものでも捲線状のものでもよく、図示のように
2枚の羽状のものであってもよい。この羽状のパターン
に導通するようにICチップラベル10Lを貼着してい
る。なお、「ICチップラベル」とは、シリコン基板に
集積回路またはメモリあるいはその双方を設けたICチ
ップを、RF−IDタグのアンテナパターン111,1
12に装着可能にタックラベル化した状態のものを意味
し、当該ラベル自体にもICチップに接続した小型のア
ンテナ部を有する場合もある。具体的には、モトローラ
社が製造する「Bistatix」用のインターポーザ
の形態のものを表現している。
【0021】一般に、ICチップラベル10Lは、基材
210に印刷により形成されたアンテナパターン11
1,112に対して貼着して使用されるが、図6(B)
のように、ICチップラベル1Lにも小型のアンテナパ
ターン121,122が導電性の印刷インキ等により印
刷されている。図6(C)のように、基材210のアン
テナパターン111,112とICチップラベル1Lの
アンテナパターン121,122とはパターンに直交す
る方向にのみ導通する異方導電性接着剤117により導
通が得られることになる。当該異方導電性接着剤はあら
かじめICチップラベル10Lのアンテナパターン12
1,122面に塗工されていてタックラベル化してい
る。
【0022】ICメモリの場合は、1024Bits
で、128文字の記録ができ通常の管理ラベルや商品パ
ッケージとして最低限の情報記録には適用できる。数キ
ロビットであれば、2次元バーコード以上の表示が可能
である。2次元バーコードと異なり、情報を必要に応じ
て逐次追加記録しまた書換えできる利点がある。盗難防
止用タグの場合は警告することが目的であって発信源に
対して共振すれば良いので、一般にはメモリを有しない
が、RF−IDタグはメモリを有し、盗難防止用タグと
して使用することもできる。
【0023】次に、食品や食品パッケージに付する入力
情報について検討する。食品に付する情報は多いほど好
ましいが、記録できる情報量や蓄積するデータ量にも限
界があるので、一定の範囲に限られる。一般的には、以
下の内容を入力するのが食品管理上好ましいと考えられ
る。 (1)冷蔵庫入庫日〔年/月/日〕、(2)メーカ名
〔コード化〕、(3)品目〔文字列〕、(4)量目(何
人前)〔数値〕、(5)調理方法〔文字列〕、(6)保
存温度帯〔コード化(冷蔵=A、冷凍=B)〕、(7)
消費期限〔年/月/日〕、(8)栄養成分〔文字列(カ
ロリー、脂質、ビタミン)〕、(9)忌避成分〔文字列
(アレルギー、病人食)〕、(10)カテゴリー〔乳製
品→バターなど)〕、である。
【0024】上記において、(1)冷蔵庫入庫日〔年/
月/日〕は冷蔵庫入庫の際、冷蔵庫のタイマーが自動入
力するか、食品を入庫する生活者がキーボードから入力
することになる。従って、この場合は冷蔵庫にテンキー
入力装置が備えられていてもよい。その他のデータ
(2)〜(10)は、食品を製造し出荷の際にメーカー
がRF−IDタグに書き込みするものとする。中間加工
業者がある場合は、その段階で情報を追加してもよい。
(10)のカテゴリーは、在庫食品の検索等を容易にす
るためのもので、食品分類表等に基づき2〜3段階のカ
テゴリーに分類されているものが使用し易い。
【0025】
【実施例】冷蔵庫在庫確認システムの具体的な用途例に
ついて説明する。 (用途例1;買い物時の在庫確認) 冷蔵庫から取得する情報;在庫品名、消費期限、量目、
入庫日 携帯情報端末2を持つ生活者1Mが、外出先において買
い物をする際に、移動体通信ネットワークまたは電話回
線を通じて、家庭内のホームサーバー15にアクセスし
冷蔵庫データベースの内容を確認する(図4)。生活者
1Mが、「バター」の蓄えがあったか否かを確認する場
合、バターの銘柄名を正確に記憶することができない
が、「バター」のカテゴリーのみを入力すると、関連の
「在庫製品名」と「消費期限」「量目」「入庫日」の一
覧データをホームサーバ15が携帯情報端末2に配信す
る。配信されたデータは携帯情報端末2の表示部に表示
されるので、生活者1Mは在庫の有無を知ることがで
き、購入が必要か否かを判断できる。
【0026】(用途例2;帰宅前の在庫確認) 冷蔵庫から取得する情報;入庫日、製造メーカー名、品
目、量目、調理方法、消費期限、等 携帯情報端末2を持つ生活者1Mが、帰宅途中において
買い物をする際に、移動体通信ネットワークまたは電話
回線を通じて、家庭内のホームサーバー15にアクセス
して、冷蔵庫データベースの内容を確認する。生活者1
Mが、冷蔵庫の内容を確認する場合、加工食品というカ
テゴリーで検索する。データベースは、加工食品のカテ
ゴリーにおける貯蔵食品の「入庫日」「製造メーカー
名」「品目」「量目」「調理方法」「消費期限」の一覧
を携帯情報端末2に配信する。配信されたデータは携帯
情報端末2の表示部に表示されるので、生活者1Mは在
庫品の内容を知ることができ、帰宅後食事が必要な人
数、調理方法、在庫品の入庫日、消費期限、等を参照し
て帰宅途中で追加の買い物が必要か、何を購入すれば良
いかについて、より精度の高い買い物の判断をすること
ができる。
【0027】以上の用途例は、冷蔵庫内の在庫確認のみ
について説明しているが、冷蔵庫に多彩なアプリケーシ
ョンを搭載することにより、各種の応用用途が想定でき
ることは当業者に自明のことである。例えば、冷蔵庫
の貯蔵食品の内容から適切な調理メニューを提案させた
り、数ケ月間の食料品の使用状況から家庭の栄養や健
康上のアドバイスをすることや、購入金額も入力する
ことで、家計や食品費用のアドバイスをすることや、
長期貯蔵品の警告をすることや、長期貯蔵品のみに基
づく調理メニュー提案をすること、なども可能となる。
【0028】
【発明の効果】上述のように、本発明の冷蔵庫は、RF
−IDタグリーダーと読み取った食品情報を蓄積するデ
ータベースを備えるので、生活者に必要な情報を与える
冷蔵庫としてのインテリジェント性を備えることが可能
となる。また、本発明の冷蔵庫在庫確認システムによれ
ば、携帯情報端末による冷蔵庫との移動体通信ネットワ
ーク等を通じて、生活者が外出先から冷蔵庫在庫食品の
情報を取得できるので、冷蔵庫内の食品をあらかじめ調
べるような手間を要しないで、無駄のない適切な買い物
をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のRF−IDタグリーダーおよびデー
タベース付き冷蔵庫の外観を示す図である。
【図2】 冷蔵庫の内部状態を示す図である。
【図3】 貯蔵食品の表示例を示す図である。
【図4】 携帯情報端末を用いた冷蔵庫在庫確認システ
ムを説明する図である。
【図5】 RF−IDタグの実施形態を示す図である。
【図6】 RF−IDタグの他の実施形態を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 RF−IDタグリーダーおよびデータベース付き
冷蔵庫 1M 生活者 1H 家庭 1d 冷蔵庫の前面扉 2 携帯情報端末 5 食品 10 ICチップ 10L ICチップラベル 11 RF−IDタグ 12 RF−IDタグリーダー 13 RF−IDタグリーダライタ 14 表示部 15 ホームサーバーまたはパーソナルコンピュータ 16 エアコン 17 モニターTV 18 電話機 21,22 基地局 23 基地局コントローラ 24 交換機

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷蔵庫内に収容する食品に食品情報を記
    録したRF−IDタグを付して貯蔵する冷蔵庫におい
    て、冷蔵庫の庫内または冷蔵庫の庫内と冷蔵庫の庫外の
    双方にRF−IDタグリーダーを有することと、当該R
    F−IDタグリーダーにより読み取った当該食品情報を
    蓄積したデータベースを備えることを特徴とするRF−
    IDタグリーダーおよびデータベース付き冷蔵庫。
  2. 【請求項2】 データベースに蓄積した食品内容を表示
    する表示部をさらに備えることを特徴とする請求項1記
    載のRF−IDタグリーダーおよびデータベース付き冷
    蔵庫。
  3. 【請求項3】 データベースが冷蔵庫と直結した家庭内
    ホームサーバーまたはパーソナルコンピュータに蓄積さ
    れていることを特徴とする請求項1または請求項2記載
    のRF−IDタグリーダーおよびデータベース付き冷蔵
    庫。
  4. 【請求項4】 冷蔵庫の庫外のRF−IDタグリーダー
    が書き込み機能を有するRF−IDタグリーダライタで
    あることを特徴とする請求項1記載のRF−IDタグリ
    ーダーおよびデータベース付き冷蔵庫。
  5. 【請求項5】 冷蔵庫の庫内に複数のRF−IDタグリ
    ーダーを有することを特徴とする請求項1記載のRF−
    IDタグリーダーおよびデータベース付き冷蔵庫。
  6. 【請求項6】 収容する食品に食品情報を記録したRF
    −IDタグを付して貯蔵する冷蔵庫と、当該冷蔵庫内食
    品のRF−IDタグから情報を読み取り当該読み取った
    食品情報を蓄積するデータベースに、生活者が携帯情報
    端末を用いて外出先からアクセスして買い物に必要な食
    品情報を取得する、ことを特徴とする携帯情報端末を用
    いた冷蔵庫在庫確認システム。
  7. 【請求項7】 外出先からのアクセスが移動体通信ネッ
    トワークまたはインターネット網を通じてされることを
    特徴とする請求項6記載の携帯情報端末を用いた冷蔵庫
    在庫確認システム。
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