JP2019191797A - 情報処理装置、情報提供システム、物品保管庫、情報処理方法およびプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報提供システム、物品保管庫、情報処理方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】物品保管庫の各利用者に適した情報を提供する。【解決手段】情報処理装置10は、利用者識別情報取得部11と、利用終了情報取得部12と、在庫情報取得部13と、入出庫履歴情報記憶部14と、入出庫情報取得部15と、入出庫履歴情報更新部16と、提供情報生成部17と、を備える。入出庫情報取得部15は、在庫情報取得部13が取得した在庫情報と、入出庫履歴情報と、に基づいて、物品ごとの入出庫の有無を表す入出庫情報を取得する。入出庫履歴情報更新部16は、入出庫情報取得部15が取得した入出庫情報と、利用者識別情報取得部11が取得した利用者識別情報と、を関連付けて入出庫履歴情報を更新する。提供情報生成部17は、入出庫履歴情報更新部16が更新した入出庫履歴情報に基づいて、利用者に提供する情報を生成する。【選択図】図2

Description

本発明は、情報処理装置、情報提供システム、物品保管庫、情報処理方法およびプログラムに関する。
物品保管庫の庫内の情報を取得して、利用者に提供する技術が開発されている。例えば、特許文献1には、食品保存庫に庫内を撮影するカメラを設置し、カメラが撮影した画像を利用者の携帯端末に伝送する技術が開示されている。
特開2002−243335号公報
物品保管庫の利用者が複数いる場合、保管された物品と利用者との関連が不明であると、利用者は、庫内の情報を取得しても、自分が管理する物品の情報であるかどうかがわからず、庫内の情報を有効に活用できないという問題がある。このような問題に対して、特許文献1に開示された技術では、利用者を識別することができないため、各利用者に適した情報を提供することはできない。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、物品保管庫の各利用者に適した情報を提供することができる情報処理装置、情報提供システム、物品保管庫、情報処理方法およびプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の情報処理装置は、入出庫履歴情報記憶部と、利用者識別情報取得部と、在庫情報取得部と、入出庫情報取得部と、入出庫履歴情報更新部と、提供情報生成部と、を備える。入出庫履歴情報記憶部は、物品保管庫への物品ごとの入出庫の有無と、入出庫を行った利用者を識別する利用者識別情報と、を関連付けて表す入出庫履歴情報を記憶する。利用者識別情報取得部は、物品保管庫を利用する利用者を識別する利用者識別情報を取得する。在庫情報取得部は、物品保管庫に保管されている物品を表す在庫情報を取得する。入出庫情報取得部は、在庫情報取得部が取得した在庫情報と、入出庫履歴情報と、に基づいて、物品ごとの入出庫の有無を表す入出庫情報を取得する。入出庫履歴情報更新部は、入出庫情報取得部が取得した入出庫情報と、利用者識別情報取得部が取得した利用者識別情報と、を関連付けて入出庫履歴情報を更新する。提供情報生成部は、入出庫履歴情報更新部が更新した入出庫履歴情報に基づいて、利用者に提供する情報を生成する。
本発明によれば、利用者ごとに物品保管庫への物品の入出庫の有無を取得することによって、各利用者に適した情報を提供することができる。
本発明の実施の形態1に係る情報提供システムの概念図 本発明の実施の形態1に係る情報処理装置の機能ブロック図 本発明の実施の形態1に係る入出庫履歴情報の一例を表す図 本発明の実施の形態1に係る情報処理装置のハードウェア構成の一例を表す図 本発明の実施の形態1に係る情報処理装置のハードウェア構成の別の一例を表す図 本発明の実施の形態1に係る提供情報生成処理のフローチャート 本発明の実施の形態2に係る情報処理装置の機能ブロック図 本発明の実施の形態2に係る入出庫履歴情報の一例を表す図 本発明の実施の形態2に係る提供情報生成処理のフローチャート 本発明の実施の形態3に係る情報処理装置の機能ブロック図 本発明の実施の形態3に係る提供情報生成処理のフローチャート 本発明の実施の形態3の変形例に係る情報処理装置の機能ブロック図 本発明の実施の形態3の変形例に係る提供情報生成処理のフローチャート
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態に係る情報提供システムを備える物品保管庫について、図面を参照して説明する。
本実施の形態に係る物品保管庫2は、図1に示すように、内部に備えられた棚3に物品を保管することができるものであり、例えば、家庭用の冷蔵庫である。物品保管庫2を利用する利用者は、庫内に物品を保管する際、扉4を開けて物品を庫内に入庫し、物品を置いた後、扉4を閉める。すなわち、利用者は、都度の利用において、扉4を開閉する。また、物品保管庫2の利用者が複数いる場合、各利用者は、自分が所有する物品であるか、他者が所有する物品であるかを、各自で判断する。
本実施の形態に係る情報提供システム1は、このような物品保管庫2の庫内の情報を利用者に提供するシステムである。情報提供システム1は、図1に示すように、各種の情報を処理する情報処理装置10と、利用者の持つIDカード(identification card)を読み取るカードリーダ20と、扉4の開閉を検知する開閉センサ30と、庫内を撮影するカメラ40と、情報を表示するディスプレイ50と、を備える。
情報処理装置10は、各種の情報を処理する装置である。情報処理装置10は、カードリーダ20、開閉センサ30、カメラ40およびディスプレイ50と通信可能に接続されている。情報処理装置10は、カードリーダ20、開閉センサ30およびカメラ40が検知した情報を取得し、後述する各種の処理を実行して、利用者に提供する情報を生成する。そして、情報処理装置10は、ディスプレイ50に生成した情報を送信する。
カードリーダ20は、物品保管庫2の扉4の前に設置され、物品保管庫2の利用者が都度の利用の際にかざしたIDカードを読み取って、読み取った情報を情報処理装置10に出力する。
開閉センサ30は、物品保管庫2の扉4の開閉を検知するセンサであり、扉4の開状態と閉状態の2つの状態のうちのいずれか一方の状態を表す情報を、情報処理装置10に出力する。
カメラ40は、物品保管庫2の庫内の物品を撮影して、撮影した画像を情報処理装置10に出力する。なお、カメラ40は、物品保管庫2の庫内の物品の有無を把握できる画像を取得するため、庫内全体を見渡せる位置に設置される。カメラ40は、複数のカメラを備えていても良い。
ディスプレイ50は、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ等の表示機器である。ディスプレイ50は、物品保管庫2の扉4付近に設置され、情報処理装置10が生成した情報を表示する。
次に、情報処理装置10の機能構成について、図2を参照して説明する。情報処理装置10は、利用者識別情報を取得する利用者識別情報取得部11と、利用終了情報を取得する利用終了情報取得部12と、在庫情報を取得する在庫情報取得部13と、入出庫履歴情報を記憶する入出庫履歴情報記憶部14と、入出庫情報を取得する入出庫情報取得部15と、入出庫履歴情報を更新する入出庫履歴情報更新部16と、利用者に提供する情報を生成する提供情報生成部17と、を備える。
利用者識別情報取得部11は、カードリーダ20がIDカードを読み取った情報を取得して、利用者IDを取得する。具体的には、利用者ごとに割り振られた利用者IDを含む情報がIDカードに埋め込まれている。カードリーダ20は、IDカードから利用者IDを含む情報を読み取って、情報処理装置10に送信する。利用者識別情報取得部11は、情報処理装置10が受信した情報から、利用者IDを取得する。
利用終了情報取得部12は、開閉センサ30から扉4の開状態と閉状態の2つの状態のうちのいずれか一方の状態を表す情報を、定期的に、例えば1秒ごとに取得する。そして、利用終了情報取得部12は、扉4が閉状態から開状態に変わって、その後再び閉状態になると、物品保管庫2が都度の利用を終了したと認識する。すなわち、利用終了情報取得部12は、開閉センサ30から取得した情報に基づいて、物品保管庫2の都度の利用が終了したことを表す利用終了情報を取得する。なお、利用終了情報取得部12が扉4の開状態が一定時間維持されたことを認識した場合、扉4を閉めるように促す表示をディスプレイ50に表示しても良い。また、利用終了情報取得部12が扉4の開状態が一定時間維持されたことを認識した場合、扉4の図示しない自動開閉機構が扉4を閉状態にしても良い。
在庫情報取得部13は、利用終了情報取得部12が利用終了情報を取得した場合に、カメラ40から庫内の画像を取得する。そして、取得した庫内の画像を解析して、物品保管庫2に保管されている物品を表す在庫情報を取得する。具体的には、この情報提供システム1のシステム管理者が、物品を識別する物品IDと、物品の外観を表す画像と、を関連付けた情報を、あらかじめ在庫情報取得部13に保持させておく。そして、在庫情報取得部13は、カメラ40から取得した画像と、保持している物品の外観を表す画像と、を比較して、どの物品IDに該当する物品が撮影されているかを判定する。このようにして、在庫情報取得部13は、物品保管庫2に保管されている物品を表す在庫情報を取得する。
入出庫履歴情報記憶部14は、物品保管庫2への物品ごとの入出庫の有無と、入出庫を行った利用者IDと、を関連付けて表す入出庫履歴情報NIを記憶する。入出庫履歴情報NIは、図3に示すように、物品を識別する物品IDごとの、入庫者ID、入庫日、出庫者IDおよび出庫日を含む情報である。ここで、入庫者IDは、物品を入庫した利用者の利用者IDであり、入庫日は、物品を入庫した日付である。出庫者IDは、物品を出庫した利用者の利用者IDであり、出庫日は、物品を出庫した日付である。入出庫履歴情報NIは、後述する入出庫履歴情報更新部16によって、入出庫履歴情報記憶部14に登録および更新される。このように、入出庫履歴情報記憶部14は、入出庫履歴情報NIを記憶する入出庫履歴情報記憶手段として機能する。
図2に戻り、入出庫情報取得部15は、在庫情報取得部13が取得した在庫情報と、入出庫履歴情報NIと、に基づいて、物品ごとの入出庫の有無を表す入出庫情報を取得する。例えば、在庫情報取得部13が取得した在庫情報によれば、物品ID「S001」の物品の在庫が1つであり、入出庫履歴情報NIによれば、物品ID「S001」の入出庫がされていないものとする。この場合、入出庫情報取得部15は、今回の利用によって物品ID「S001」が入庫されたものと判断する。逆に、例えば、在庫情報取得部13が取得した在庫情報によれば、物品ID「S002」の物品の在庫がなく、入出庫履歴情報記憶部14に格納された入出庫履歴情報NIによれば、物品ID「S002」の入庫がされていて、出庫がされていないものとする。この場合、入出庫情報取得部15は、今回の利用によって物品ID「S002」が出庫されたものと判断する。
このようにして、入出庫情報取得部15は、在庫情報取得部13が取得した在庫情報と、入出庫履歴情報NIと、を比較して、物品ごとに、入庫されたか、出庫されたか、入庫も出庫もされていないか、を判定する。そして、それによって、入出庫情報取得部15は、都度の利用における物品ごとの入出庫の有無を取得する。
入出庫履歴情報更新部16は、入出庫情報取得部15が取得した入出庫情報と、利用者識別情報取得部11が取得した利用者IDと、を関連付けて入出庫履歴情報NIを更新する。具体的には、入出庫履歴情報更新部16は、入出庫情報取得部15が取得した入出庫情報が入庫を表す場合、物品ID、入庫者IDおよび入庫日に値をセットした新たなレコードを入出庫履歴情報記憶部14に挿入する。また、入出庫情報取得部15が取得した入出庫情報が出庫を表す場合、物品IDが該当するレコードが入庫時にすでに生成されているため、出庫者IDおよび出庫日をセットして、このレコードを更新する。このように、情報提供システム1は、入庫日および出庫日を管理することによって、物品ごとの入庫から出庫までの傾向を抽出することができる。また、情報提供システム1は、在庫情報に、再入庫されたことを示すフラグや、再入庫回数を記憶するようにしても良い。これにより、例えば、使用頻度の低い在庫が明確になるため、在庫を処分する際の参考にすることができる。
提供情報生成部17は、入出庫履歴情報更新部16が更新した入出庫履歴情報NIに基づいて、利用者に提供する情報を生成する。利用者に提供する情報とは、例えば、利用者が今回入出庫した物品のリスト、利用者が今回出庫した物品がどの利用者によっていつ入庫されたか、等の入出庫履歴情報NIから得られる情報である。また、提供情報生成部17は、入出庫情報が、入庫した利用者である第1の利用者とは異なる第2の利用者によって物品が出庫されたことを表す場合に、その第1の利用者に提供するために、第2の利用者が物品を出庫した旨を知らせる情報を生成しても良い。さらに、提供情報生成部17は、第2の利用者に提供するために、出庫した物品が第1の利用者が入庫した物品であることを知らせる情報を生成しても良い。このようにすれば、第2の利用者は自身が管理していない物品を出庫したことをすぐに知ることができ、誤った出庫を防ぐことができる。
次に、情報処理装置10のハードウェア構成について、図4および図5を参照して説明する。情報処理装置10は、図4に示すように、各種の処理を実行するプロセッサ101と、各種情報を記憶するメモリ102と、外部の機器と情報を送受信するインタフェース103と、を備える。
プロセッサ101は、CPU(Central Processing Unit)、中央処理装置、演算装置等であり、メモリ102に格納されたプログラムを読み出して実行することによって、前述の各部の機能を実現する。
メモリ102は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、等の不揮発性または揮発性のメモリ、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク等の記録媒体である。メモリ102は、前述の入出庫履歴情報NIを含む各種情報、制御プログラム、BIOS(Basic Input Output System)等が格納される。
インタフェース103は、ネットワークカード、ネットワークアダプタ等の通信デバイスである。インタフェース103は、カードリーダ20、開閉センサ30、カメラ40およびディスプレイ50と通信可能に接続されている。
プロセッサ101、メモリ102およびインタフェース103は、協同して、前述の利用者識別情報取得部11、利用終了情報取得部12、在庫情報取得部13、入出庫履歴情報記憶部14、入出庫情報取得部15、入出庫履歴情報更新部16および提供情報生成部17として機能する。
また、情報処理装置10は、図5に示すように、プロセッサ101およびメモリ102のかわりに、専用のハードウェアとして処理回路104を備えていても良い。
処理回路104は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC(application specific integrated circuit)、FPGA(field-programmable gate array)、またはこれらを組み合わせたものである。処理回路104およびインタフェース103は、協同して、前述の利用者識別情報取得部11、利用終了情報取得部12、在庫情報取得部13、入出庫履歴情報記憶部14、入出庫情報取得部15、入出庫履歴情報更新部16および提供情報生成部17として機能する。処理回路104は、これらの機能をまとめて実現しても良いし、各機能に専用の処理回路を備えていても良い。
また、情報処理装置10は、プロセッサ101およびメモリ102と処理回路104を両方備えていても良い。その場合、上述の機能の一部をプロセッサ101およびメモリ102が実現し、一部の機能を処理回路104が実現しても良い。
次に、情報処理装置10が利用者に提供する情報を生成する動作について、図面を参照して説明する。
前提として、入出庫履歴情報記憶部14には、これまでの入出庫の実績として、入出庫履歴情報NIが格納されている。また、情報提供システム1のシステム管理者は、物品を識別する物品IDと、物品の外観を表す画像と、を関連付けた情報を、在庫情報取得部13に格納しておく。また、情報処理装置10は、開閉センサ30から扉4の開閉状態を表す情報を定期的に受信する。
利用者は、物品保管庫2の都度の利用にあたって、IDカードを扉4付近に設置されたカードリーダ20にかざす。そして、カードリーダ20は、IDカードの情報を読み取って、情報処理装置10に送信する。
情報処理装置10は、IDカードの情報を受信すると、提供情報生成処理を開始する。情報処理装置10の利用者識別情報取得部11は、提供情報生成処理を開始すると、図6に示すように、受信したIDカードの情報から、利用者IDを取得する(ステップS11)。このステップS11は、利用者を識別する利用者識別情報を取得する利用者識別情報取得ステップとして機能する。また、このステップS11において、カードリーダ20および利用者識別情報取得部11は、協同して、物品保管庫2を利用する利用者を識別する利用者識別手段として機能する。
次に、利用終了情報取得部12は、開閉センサ30から受信している扉4の開閉状態を表す情報に基づいて、物品保管庫2の都度の利用が終了したことを表す利用終了情報を取得する。具体的には、利用終了情報取得部12は、利用者識別情報取得部11が利用者を識別した後、扉4が閉状態から開状態に変化し、その後閉状態に変化した場合に、都度の利用が終了したものと判断して、利用終了情報を取得する(ステップS12)。
次に、在庫情報取得部13は、カメラ40から庫内の画像を取得する。そして、在庫情報取得部13は、物品を識別する物品IDと、物品の外観を表す画像と、を関連付けた情報と、取得した庫内の画像とを比較することによって、どの物品が画像に撮影しているかを取得する。これによって、在庫情報取得部13は、物品保管庫2に保管されている物品を表す在庫情報を取得する(ステップS13)。このステップS13は、物品保管庫2に保管されている物品を表す在庫情報を取得する在庫情報取得ステップとして機能する。また、このステップS13において、カメラ40および在庫情報取得部13は、協同して、物品保管庫2に保管されている物品を検出する物品検出手段として機能する。
次に、入出庫情報取得部15は、在庫情報取得部13が取得した在庫情報と、入出庫履歴情報記憶部14に格納された入出庫履歴情報NIと、を比較して、物品ごとの入出庫の有無を表す入出庫情報を取得する(ステップS14)。このステップS14は、物品ごとの入出庫の有無を表す入出庫情報を取得する入出庫情報取得ステップとして機能する。また、このステップS14において、入出庫情報取得部15は、物品ごとの入出庫の有無を表す入出庫情報を取得する入出庫情報取得手段として機能する。
次に、入出庫履歴情報更新部16は、ステップS14で入出庫情報取得部15が取得した入出庫情報と、ステップS11で利用者識別情報取得部11が取得した利用者IDと、を関連付けて入出庫履歴情報NIを更新する(ステップS15)。このステップS15において、入出庫履歴情報更新部16は、入出庫履歴情報NIを更新する入出庫履歴情報更新手段として機能する。
次に、提供情報生成部17は、ステップS15で入出庫履歴情報更新部16が更新した入出庫履歴情報NIに基づいて、利用者に提供する情報を生成する(ステップS16)。提供情報生成部17は、生成した提供情報を、利用者IDに関連付けて、メモリ102または処理回路104に格納しておく。このステップS16は、利用者に提供する情報を生成する提供情報生成ステップとして機能する。その後、情報処理装置10は、提供情報生成処理を終了する。
情報処理装置10は、このようにして生成された提供情報を、すぐにディスプレイ50に表示する指示を送っても良いし、提供対象の利用者が次に利用する時に、ディスプレイ50に表示する指示を送っても良い。例えば、情報処理装置10は、次に利用者がカードリーダにIDカードをかざした時、扉4を開いた時、扉4を閉じた時、等のタイミングで、提供情報を表示する指示を送っても良い。また、情報提供システム1は、利用者の嗜好をさらに記憶し、当該嗜好に適合する物品の在庫がある場合に、扉4を開いた時に通知しても良い。さらに、情報提供システム1は、記憶する入庫日からの経過日数に応じて利用者に通知しても良い。これにより、例えば、在庫を入庫日順に表示させる機能を付加して利用者による管理の利便性を向上させたり、保管期限の情報をさらに設定し、保管期限が近づいている在庫や、保管期限を過ぎた在庫を通知し、物品の処理を促したりすることが可能となる。提供情報生成処理のステップS16と、情報処理装置10がディスプレイ50に提供情報を表示する指示を送る処理と、において、提供情報生成部17およびディスプレイ50は、協同して、入出庫履歴情報NIに基づく情報を利用者に提供する情報提供手段として機能する。
以上のようにして、情報処理装置10は、提供情報生成処理を実行して、利用者に提供する情報を、利用者による物品の入出庫に応じて生成することができる。これによって、利用者に適した情報を提供することができる。
(実施の形態2)
実施の形態1では、利用者による物品の入出庫に応じて生成した情報を表示する例を示した。本実施の形態では、庫内の物品の位置を利用者に知らせる例を示す。以下、本実施の形態については、実施の形態1と異なる部分を中心に説明する。
本実施の形態に係る情報処理装置10は、図7に示すように、実施の形態1において説明した機能部の他に、物品の位置情報を取得する位置情報取得部18をさらに備える。また、入出庫履歴情報記憶部14は、入出庫履歴情報NIに物品の位置情報を含む。
位置情報取得部18は、在庫情報取得部13と同様に、利用終了情報取得部12が利用終了情報を取得した場合に、カメラ40から庫内の画像を取得する。そして、取得した庫内の画像を解析して、物品保管庫2に保管された物品の位置を表す位置情報を取得する。具体的には、位置情報取得部18は、物品を識別する物品IDと、物品の外観を表す画像と、を関連付けた情報を保持しておく。そして、カメラ40から取得した画像と、保持している物品の外観を表す画像と、を比較して、カメラ40から取得した画像にどの物品IDに該当する物品が撮影されているかを判定する。また、情報提供システム1のシステム管理者は、あらかじめ庫内の位置をX軸、Y軸、Z軸の3軸で表した座標である位置座標を含む地図情報を、位置情報取得部18に格納しておく。位置情報取得部18は、この地図情報を参照して、撮影された物品の位置を位置座標で特定する。このようにして、位置情報取得部18は、物品保管庫2の庫内の物品の位置情報を取得する。
入出庫履歴情報記憶部14は、図8に示すように、入出庫履歴情報NIに、入庫位置、現在位置、移動者IDおよび移動日の情報を含む。入庫位置は、物品を入庫した際の庫内における位置座標を表す。また、現在位置は、物品の現在の庫内における位置座標を表す。移動者IDは、現在位置に移動した利用者の利用者IDを表し、移動日は、現在位置に移動した日付を表す。
入出庫情報取得部15は、入出庫情報を取得することに加えて、入出庫履歴情報NIに含まれる入庫位置または現在位置の情報と、位置情報取得部18が取得した物品の位置情報と、を比較して、都度の利用における物品ごとの移動距離を算出する。
入出庫履歴情報更新部16は、物品の移動距離が基準値以上の場合には、物品の位置が変化したものと判定して、その物品の入出庫履歴情報NIの現在位置、移動者IDおよび移動日の情報を更新する。逆に、入出庫履歴情報更新部16は、物品の移動距離が基準値未満の場合には、物品の位置が変化していないものと判定して、現在位置、移動者IDおよび移動日の情報の更新を行わない。入出庫履歴情報更新部16は、この判定および更新の処理を、物品を入出庫の有無に関わらず、実行する。また、物品を入庫した場合には、入出庫履歴情報更新部16は、入出庫履歴情報NIの入庫位置の情報を、入庫者IDおよび入庫日の情報とともに登録する。
提供情報生成部17は、物品の入出庫の有無だけではなく、物品の位置情報にも基づいて、利用者に提供する情報を生成する。例えば、各利用者が入庫した物品の在庫情報に、位置情報を加えた一覧を生成しても良い。利用者は、この一覧を棚卸しの在庫情報として利用することができる。
次に、本実施の形態に係る情報処理装置10が実行する提供情報生成処理について、図面を参照して説明する。
前提として、システム管理者は、あらかじめ庫内の位置をX軸、Y軸、Z軸の3軸で表した座標である位置座標を定義した地図情報を、位置情報取得部18に格納しておく。
位置情報取得部18は、図9に示すように、在庫情報取得部13が在庫情報を取得するステップS13の処理に続いて、カメラ40から取得した画像と地図情報とを比較して、庫内の物品の位置座標を表す位置情報を取得する(ステップS21)。
また、入出庫情報取得部15は、入出庫情報を取得するステップS14の処理に続いて、ステップS21で取得した物品の位置情報と、入出庫履歴情報記憶部14に格納された入出庫履歴情報NIに含まれる物品の現在位置または入庫位置の情報と、を比較して、物品の移動距離を算出する(ステップS22)。
次に、入出庫履歴情報更新部16は、ステップS15の入出庫履歴情報更新処理において、ステップS22で入出庫情報取得部15が算出した物品の移動距離に応じて、物品の入出庫履歴情報NIを更新する。
そして、提供情報生成部17は、ステップS16の提供情報生成処理において、ステップS15で更新した入出庫履歴情報NIの入庫位置、現在位置、移動者ID、移動日等の情報に基づいて、利用者に提供する情報を生成する。
本実施の形態に係る情報処理装置10によれば、物品保管庫2内の物品の位置を表す情報を利用者に提供することができる。例えば、情報処理装置10は、ディスプレイ50に、利用者が入庫した物品の現在位置の情報を送信しても良い。また、システム管理者が、特定の物品または利用者に対して使用禁止領域を設定しておいても良い。この場合、提供情報生成部17は、その使用禁止領域に物品が入庫または移動されたか否かを判定し、使用禁止領域に物品が入庫または移動されたと判定した場合に、その旨を表示する情報を生成しても良い。このように、利用者は物品の位置についての情報を得ることができるため、利便性が向上する。
本実施の形態に係る入出庫履歴情報更新部16は、物品の位置が変化したか否かを判定する際、基準値を設けて、物品の移動距離が基準値未満であった場合には、位置が変化していないものとして扱う。これによって、物品の位置が実質的に変わったか否かを判定することができるため、より有用な情報を利用者に提供することができる。
本実施の形態では、ディスプレイ50に情報を表示する例を示したが、情報の提供方法はそれに限られない。例えば、物品保管庫2内に図示しないスポット照明、LEDインジケータ等の局所的な視覚的通知手段としての照明機器を設け、スポット照明を照らしたり、LEDインジケータを点灯または点滅したりして、視覚的に利用者に位置を知らせるようにしても良い。この場合、プロセッサ101およびインタフェース103、または処理回路104およびインタフェース103は、協同して、照明機器に前記物品の位置を照らす指示を送る照明機器制御部として機能する。このようにすれば、利用者は物品の位置が直感的にわかるため、物品を探す時間を短縮する効果が期待できる。また、物品保管庫2が冷凍冷蔵庫等の温度管理を行う保管庫である場合、探す時間の短縮に伴い、内部温度の変動と、変動した温度の制御に要するエネルギーも最低限に抑えることができる。
また、入出庫履歴情報NIの入庫者IDと移動者IDが異なる場合、入庫者IDに該当する利用者に、物品を移動した移動者IDを通知しても良い。これによって、利用者は自分が入庫した物品を他の利用者によって移動された場合に、その事実を知ることができ、他の利用者に注意を促すことができる。さらに、移動者IDに該当する利用者に、移動した物品が入庫者IDに該当する利用者が入庫した物品であることを通知しても良い。このようにすれば、移動者IDに該当する利用者は自身が管理していない物品を移動したことをすぐに知ることができ、誤った移動を防ぐことができる。
本実施の形態に係る入出庫履歴情報NIは、入庫位置および現在位置として庫内の座標を含む例を示した。入庫位置および現在位置を表す方法はこれに限らず、例えば、棚3、図示しない領域等を識別するための識別子として棚1−1、棚1−2等を予め定義しておき、その識別子で物品の入庫位置および現在位置を表しても良い。また、入出庫履歴情報NIは、入庫位置に代えて、または入庫位置に加えて、現在位置の1つ前の位置を表す座標を含んでも良い。
(実施の形態3)
実施の形態1では、利用者による物品の入出庫に応じて生成した情報を表示する例を示した。本実施の形態では、利用者の入出庫の傾向を学習して、利用者に提供する情報を生成する例を示す。以下、本実施の形態については、実施の形態1と異なる部分を中心に説明する。
本実施の形態に係る情報処理装置10は、図10に示すように、実施の形態1において説明した機能部の他に、利用者の入出庫の傾向を学習する学習部19をさらに備える。
学習部19は、機械学習によって利用者の入出庫の傾向を学習する。機械学習のアルゴリズムとして、決定木、相関ルール、ニューラルネットワーク、サポートベクターマシン等のさまざまなアルゴリズムを採用しても良い。例えば、学習部19は、物品の種類、用途等と入出庫の量、頻度等との相関を分析し、アルコール飲料を頻繁に出庫している、料理に使う食材を出庫する頻度が高い、といった学習結果を取得する。
提供情報生成部17は、学習部19による学習の結果を取得して、その結果に基づいて、利用者に提供する情報を生成する。具体的には、システム管理者は、学習結果と表示情報とを関連づけた情報を、あらかじめメモリ102または処理回路104に格納しておく。例えば、「アルコール飲料を頻繁に出庫している」という学習結果と「アルコールの飲み過ぎに注意しましょう」という表示情報とが関連付けて格納されているとする。すると、提供情報生成部17は、「アルコール飲料を頻繁に出庫している」という学習結果に基づいて、「アルコールの飲み過ぎに注意しましょう」という表示情報を生成する。ここで、提供情報生成部17は、提供情報を生成するその他の基準として、例えば栄養成分、アルコール分等が食品に含まれる量、一日のアルコール摂取の目安量等の情報をあらかじめ保持しておいても良く、外部から取得しても良い。なお、糖分の多い食品を頻繁に出庫している場合は糖分の過剰摂取に注意するよう通知しても良い。
次に、本実施の形態に係る情報処理装置10が実行する提供情報生成処理について、図面を参照して説明する。
学習部19は、図11に示すように、入出庫情報を取得するステップS14の処理に続いて、取得した入出庫情報に基づいて、機械学習によって利用者の入出庫の傾向を学習する(ステップS23)。
提供情報生成部17は、ステップS16の提供情報生成処理において、利用者の入出庫履歴情報NIに加えて、ステップS23の処理において学習部19が学習した結果にも基づいて、利用者に提供する提供情報を生成する。
本実施の形態に係る情報処理装置10によれば、利用者の入出庫の傾向に応じた情報を提供できるため、より利便性が向上する。例えば、学習部19は、出庫する物品の傾向から利用者の嗜好を学習し、当該嗜好に該当する物品の在庫の有無を開放時の通知事項として利用者に通知しても良い。また、学習部19は、一定期間内に出庫された物品から、それら物品の用途を推定し、推定した用途に合わせた通知事項を生成するようにしても良い。例えば、用途が料理と推定される場合、出庫された食材の栄養成分の情報から栄養の過不足や偏り等を判定し、それを基に助言を通知してもよい。これにより、利用者の利便性がさらに向上する。
さらに、本実施の形態において、図12に示すように、環境情報取得部21を備えるようにしても良い。
環境情報取得部21は、季節、日付、曜日、時刻、気象等の物品保管庫2の利用環境を表す環境情報を取得する。取得先は、情報処理装置10の内部、例えば内蔵時計、であっても良いし、外部のセンサ、サーバ等であっても良い。
学習部19は、環境情報取得部21が取得した環境情報と、利用者の入出庫の傾向とを関連付けて学習しても良い。例えば、特定の曜日に入庫が多いとか、雨天の日に入庫が少ないといった傾向を学習すれば、特定の曜日に入庫が多い物品をあらかじめ利用者に通知したり、雨天の予報を取得して、事前に物品の購入を推奨する情報を提供したりすることができる。これにより、普段常備されている物品を学習し、学習対象の利用者が買い物をする曜日の前日または当日に、常備されている物品が少ないあるいは在庫がない旨を通知することで、利用者は、買い忘れを防止できる。また、利用者は、事前に物品の購入を行うことによって、雨の中の外出を余儀なくされることを防ぐことができる。さらに、情報提供システム1は、夜入庫したものを朝出庫することが多いことを学習した場合、利用者が朝に扉4を開けた際に前日の夜に入庫した位置を通知することで、利用者は、在庫を探す時間を短縮できる。
この場合、本実施の形態に係る情報処理装置10が実行する提供情報生成処理において、環境情報取得部21は、図13に示すように、在庫情報取得部13が在庫情報を取得するステップS13の処理に続いて、環境情報を取得する(ステップS24)。
学習部19は、ステップS23の処理において、ステップS24で環境情報取得部21が取得した環境情報と、利用者の入出庫の傾向と、を関連付けて学習する。
このように、環境情報を加味して学習することによって、利用者に対してより多彩な情報を提供することができる。
(変形例)
本発明は、上述した実施の形態に限定されるわけではなく、その他の種々の変更が可能である。
上述した実施の形態に係る情報処理装置10は、利用者に情報を提供する手段として、ディスプレイ50を備える例を示した。また、照明によって位置を知らせる例も示した。本発明の範囲はこれらに限られず、さまざまな方法で利用者に情報を提供しても良い。例えば、あらかじめ利用者の電子メールアドレスを格納しておき、外部の電子メールサーバを介して、電子メールを送信しても良い。このようにすれば、物品保管庫2と離れた場所にいる利用者に対してタイムリーに情報を通知することができる。また、情報提供システム1が図示しないスピーカを備え、スピーカを介して音声を発することによって、利用者に情報を提供しても良い。その他、光の点滅で通知するインジケータ、振動で通知するバイブレータ等、またはこれらの組み合わせによって、利用者に情報を提供しても良い。
上述した実施の形態は、適宜組み合わせた形態としても良い。例えば、実施の形態2の位置情報取得部18と実施の形態3の学習部19を組み合わせても良い。これにより、例えば物品の入庫位置の傾向を学習することができるため、入庫する頻度が高い場所を予め照明で照らすことができる。また、利用者が出庫する頻度または量が多い物品を学習結果として取得することで、その物品の現在位置を照明で照らしたり、音声で通知したりすることが可能となる。このようにすれば、利用者にとって利便性がさらに高まる。
本発明に係る物品保管庫2は、物品を保管するさまざまなもの、例えば、冷蔵庫、冷凍庫、パントリー、ワインセラー、押し入れ、金庫、倉庫等が含まれる。
上述した実施の形態では、カードリーダ20が利用者の持つIDカードを読み取ることによって、利用者を識別する例を示した。本発明の範囲はこれに限られず、カメラで顔を撮影した画像を解析しても良いし、指紋、声紋、静脈、虹彩等の生体情報を読み取ることによって、利用者を識別しても良い。例えば、利用者の操作を扉4の開閉と利用者の識別とを兼ねる操作とすることによって、利用者が扉4を開くための操作以外の動作を行わずに、情報処理装置10が利用者を識別できる。
上述した実施の形態では、開閉センサ30が扉4の開閉を検知することによって、利用者の都度の利用が終了したことを検知する例を示した。利用者の都度の利用が終了したことを検知することによっては、入出庫の作業の途中で中途半端な在庫情報を取得したり、在庫情報を取得するタイミングが遅れたりすることなく、在庫情報を適切なタイミングで取得することができる。これによって、利用者に正確かつ迅速に情報を提供できる。ただし、それにも関わらず、本発明は、利用者の都度の利用が終了したことを検知しなくても良い。その場合、在庫情報を定期的に、例えば1時間に1回取得しても良い。都度の利用が終了しない場合、より簡潔な構成で発明を実施することができる。
また、開閉センサ30が扉4の開閉を検知する代わりに、赤外線センサによって利用者の動きを検知したり、操作手段、例えば押しボタン、によって利用者の操作を受けたりすることによって、利用者による都度の利用が終了したことを検知しても良い。
上述した実施の形態では、カメラ40が撮影した画像に基づいて、物品保管庫2に保管されている物品を表す在庫情報を取得する例を示した。本発明の範囲はこれに限られず、物品にRFID(radio frequency identifier)タグを取り付けて、庫内に設置したRFIDリーダがそれを読み取ることによって、在庫情報を取得しても良い。
上述した実施の形態では、カメラ40が撮影した画像に基づいて、物品保管庫2内の物品の位置情報を取得する例を示した。本発明の範囲はこれに限られず、物品にビーコン発信機を取り付けて、庫内に設置した複数の受信機でビーコン発信機が発した電波を受信することによって、物品の位置を特定しても良い。また、ビーコン発信機とビーコン受信機の配置を逆にしても良い。これらのビーコン発信機およびビーコン受信機と、前述のRFIDタグおよびRFIDリーダと、がそれぞれ一体化した構成であっても良い。さらに、これらの構成に代えて、NFC(Near field communication)タグ、NFCアンテナ等を採用しても良い。この場合、例えば、物品保管庫2の底部、棚3の底部、図示しない壁、吊り下げ金具等を複数の区画に分割して各区画をNFCアンテナとしても良い。そして、物品底部には在庫IDを記憶したNFCタグを貼り付け、在庫IDを読み取ったNFCアンテナを特定することで、位置を特定できる。このように構成する場合、物品側に貼り付けるNFCタグは、NFCアンテナからの給電により動作するため電池が不要であり、NFCタグの電池切れによる在庫認識が行えなくなるという問題を防ぐことができる。
上述した都度の利用の検知、在庫情報の取得および位置情報の取得を同一のハードウェア、例えば1台のカメラ、または兼用のカメラと専用のカメラを併用して、実現しても良い。このように、複数の機能を同一のハードウェアで実現することによって、省スペース化および省コスト化を図ることができる。
上述した実施の形態に係る提供情報生成部17は、入出庫した利用者に提供する情報を生成するだけではなく、利用者どうしの関係性を表す情報をあらかじめ格納しておき、その情報に基づいて、生成した情報を提供する対象の利用者を適宜決定しても良い。例えば、出庫者が幼児や高齢者などの場合、出庫者よりも判断能力の高い利用者として出庫者との関係性を登録された利用者を、通知対象として選択するようにしてもよい。
上述した実施の形態に係る情報処理装置10は、物品を1つずつ識別して入出庫履歴情報NIを管理する例を示した。本発明の範囲はこれに限られず、例えば物品の種類ごとに識別して入出庫履歴情報NIを管理しても良い。この場合、入出庫履歴情報NIは、物品の種類ごとに複数の入庫者ID、出庫者ID、位置情報等を含み、入庫量、出庫量等の情報も含むことが望ましい。このように構成することにより、利用者は物品保管庫2内にどのような物品がどれだけ入っているのかを容易に把握できる。
上述した実施の形態に係る情報処理装置10は、専用の装置によらず、通常のコンピュータを用いて実現可能である。例えば、コンピュータに上述のいずれかを実行するためのプログラムを格納した記録媒体から該プログラムをコンピュータにインストールすることにより、上述の処理を実行する情報処理装置10を構成してもよい。また、複数のサーバ、コンピュータ等が協同して動作するか、または専用の装置とサーバ、コンピュータ等が協同して動作することによって、1つの情報処理装置10を構成してもよい。
特に、情報処理装置10の一部の機能を、物品保管庫2とネットワークで接続されたHEMS(Home Energy Management System)コントローラ、広域ネットワーク上に設けられるサーバ等が実行しても良い。一部の機能をサーバが実行することによって、他のサービスとの連携が容易になり、より高度な情報を利用者に提供することが可能となる。例えば、広域ネットワーク上に設けられるサーバが、メーカーのサーバ等と連携して、物品の保管期限を取得する。そして当該物品の入庫日から保管期限を推定し、保管期限を超過したと判断した場合に該物品の廃却を促す通知を行っても良い。さらに、サーバが他のサービス、例えば、ネットスーパーと連携して、特定の物品の在庫が学習した量を下回ったら、自動で発注するようにしても良い。そのようにすれば、物品の在庫切れを防ぐことができる。
また、コンピュータにプログラムを供給するための手法は、任意である。例えば、通信回線、通信ネットワーク、通信システム等を介して供給してもよい。
また、上述の機能の一部をOS(Operating System)が提供する場合には、OSが提供する機能以外の部分をプログラムで提供すればよい。
本発明は、本発明の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施の形態及び変形が可能とされるものである。また、上述した実施の形態は、この発明を説明するためのものであり、本発明の範囲を限定するものではない。すなわち、本発明の範囲は、実施の形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。そして、特許請求の範囲内及びそれと同等の発明の意義の範囲内で施される様々な変形が、この発明の範囲内とみなされる。
1 情報提供システム、2 物品保管庫、3 棚、4 扉、10 情報処理装置、11 利用者識別情報取得部、12 利用終了情報取得部、13 在庫情報取得部、14 入出庫履歴情報記憶部、15 入出庫情報取得部、16 入出庫履歴情報更新部、17 提供情報生成部、18 位置情報取得部、19 学習部、20 カードリーダ、21 環境情報取得部、30 開閉センサ、40 カメラ、50 ディスプレイ、101 プロセッサ、102 メモリ、103 インタフェース、104 処理回路、NI 入出庫履歴情報。

Claims (11)

  1. 物品保管庫への物品ごとの入出庫の有無と、入出庫を行った利用者を識別する利用者識別情報と、を関連付けて表す入出庫履歴情報を記憶する入出庫履歴情報記憶部と、
    前記物品保管庫を利用する利用者を識別する利用者識別情報を取得する利用者識別情報取得部と、
    前記物品保管庫に保管されている物品を表す在庫情報を取得する在庫情報取得部と、
    前記在庫情報取得部が取得した在庫情報と、前記入出庫履歴情報と、に基づいて、物品ごとの入出庫の有無を表す入出庫情報を取得する入出庫情報取得部と、
    前記入出庫情報取得部が取得した入出庫情報と、前記利用者識別情報取得部が取得した利用者識別情報と、を関連付けて前記入出庫履歴情報を更新する入出庫履歴情報更新部と、
    前記入出庫履歴情報更新部が更新した入出庫履歴情報に基づいて、利用者に提供する情報を生成する提供情報生成部と、を備える、
    情報処理装置。
  2. 前記利用者識別情報取得部が取得した前記利用者識別情報によって識別された利用者による前記物品保管庫の都度の利用が終了したことを表す利用終了情報を取得する利用終了情報取得部をさらに備え、
    前記在庫情報取得部は、前記利用終了情報取得部が前記利用終了情報を取得した場合に、前記物品保管庫に保管されている物品を表す在庫情報を取得する、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記入出庫情報取得部が取得した入出庫情報が、入庫した利用者である第1の利用者とは異なる第2の利用者によって前記物品が出庫されたことを表す場合に、前記入出庫履歴情報更新部が更新した入出庫履歴情報に基づいて、前記第1の利用者に提供する情報を生成する、
    請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 前記物品保管庫に保管された物品の位置を表す位置情報を取得する位置情報取得部をさらに備え、
    前記入出庫履歴情報更新部は、前記位置情報取得部が取得した位置情報と、前記入出庫情報取得部が取得した入出庫情報と、前記利用者識別情報取得部が取得した利用者識別情報と、を関連付けて前記入出庫履歴情報を更新し、
    前記提供情報生成部は、前記入出庫履歴情報更新部が更新した入出庫履歴情報に含まれる位置情報に基づいて、利用者に提供する情報を生成する、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  5. 前記利用者識別情報に関連付けて前記入出庫履歴情報記憶部に格納された前記位置情報に基づいて、照明機器に前記物品の位置を照らす指示を送る照明機器制御部をさらに備える、
    請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記入出庫履歴情報に基づいて、前記利用者識別情報が識別した利用者の入出庫の傾向を学習する学習部をさらに備え、
    前記提供情報生成部は、前記入出庫履歴情報更新部が更新した入出庫履歴情報と、前記学習部が学習した前記入出庫の傾向と、に基づいて、利用者に提供する情報を生成する、
    請求項1から5のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  7. 前記物品保管庫の環境を表す環境情報を取得する環境情報取得部をさらに備え、
    前記学習部は、前記入出庫の傾向と、前記環境情報取得部が取得した環境情報と、を関連付けて学習する、
    請求項6に記載の情報処理装置。
  8. 物品保管庫への物品ごとの入出庫の有無と、入出庫を行った利用者を識別する利用者識別情報と、を関連付けて表す入出庫履歴情報を記憶する入出庫履歴情報記憶手段と、
    前記物品保管庫を利用する利用者を識別する利用者識別手段と、
    前記物品保管庫に保管されている物品を検出する物品検出手段と、
    前記物品検出手段が検出した物品を表す情報と、前記入出庫履歴情報と、に基づいて、物品ごとの入出庫の有無を表す入出庫情報を取得する入出庫情報取得手段と、
    前記入出庫情報取得手段が取得した入出庫情報と、前記利用者識別手段が識別した利用者を識別する利用者識別情報と、を関連付けて前記入出庫履歴情報を更新する入出庫履歴情報更新手段と、
    前記入出庫履歴情報更新手段が更新した入出庫履歴情報に基づく情報を利用者に提供する情報提供手段と、を備える、
    情報提供システム。
  9. 請求項8に記載の情報提供システムを備える、
    物品保管庫。
  10. 物品保管庫を利用する利用者を識別する利用者識別情報を取得する利用者識別情報取得ステップと、
    前記物品保管庫に保管されている物品を表す在庫情報を取得する在庫情報取得ステップと、
    前記在庫情報取得ステップで取得した在庫情報と、入出庫の履歴を表す入出庫履歴情報と、に基づいて、物品ごとの入出庫の有無を表す入出庫情報を取得する入出庫情報取得ステップと、
    前記入出庫情報取得ステップで取得した入出庫情報と、前記利用者識別情報取得ステップで取得した利用者識別情報と、に基づいて、利用者に提供する情報を生成する提供情報生成ステップと、を備える、
    情報処理方法。
  11. コンピュータに、
    物品保管庫を利用する利用者を識別する利用者識別情報を取得する利用者識別情報取得ステップと、
    前記物品保管庫に保管されている物品を表す在庫情報を取得する在庫情報取得ステップと、
    前記在庫情報取得ステップで取得した在庫情報と、入出庫の履歴を表す入出庫履歴情報と、に基づいて、物品ごとの入出庫の有無を表す入出庫情報を取得する入出庫情報取得ステップと、
    前記入出庫情報取得ステップで取得した入出庫情報と、前記利用者識別情報取得ステップで取得した利用者識別情報と、に基づいて、利用者に提供する情報を生成する提供情報生成ステップと、
    を実行させるためのプログラム。
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