JP6775467B2 - 物品収納装置及び物品管理システム - Google Patents

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Description

本発明は、常備物品の在庫を管理することができる物品収納装置及び物品収納装置を含む物品管理システムに関する。
通常、冷蔵庫及び収納棚などのような収納庫(物品収納装置)には、使用者が常に収納しておきたいと考える物品である常備物品が収納されている。冷蔵庫における常備物品(すなわち、常備食品)は、例えば、牛乳、卵、ヨーグルト、納豆などである。しかし、補充をし忘れて、冷蔵庫に常備食品が収納されていない場合がある。この場合、使用者は、習慣となっている食生活を送ることができない。
この対策として、特許文献1は、冷蔵庫に収納されている食品の在庫を検出し、在庫情報を記憶し、常備食品に該当する品目が不足しているか否かを検出し、該当する品目が不足している場合に、購入指示を出力する装置を提案している。この装置では、取得された食品の画像(画像データ)の特徴と基準情報(すなわち、データベース)とのマッチング演算を行う処理によって食品が特定される例が示されている。
また、特許文献2は、冷蔵庫内の予め設定されている位置である特定位置に貯蔵される食材(食品)である特定食材の貯蔵量を取得し、取得した特定食材の貯蔵量が予め設定されている基準貯蔵量以上であるか否かを判定し、基準貯蔵量未満であると判定された特定食材(不足食材)に関する情報を報知する冷蔵庫を提案している。
特開2013−250698号公報(段落0021、0022) 特開2014−70740号公報(要約)
しかしながら、冷蔵庫に収納される可能性のある食品について必要な基準情報は、膨大な量のデータであり、そのデータベースの準備には莫大なコストがかかる。また、取得された画像の特徴と膨大なデータベースとのマッチングを行うためには、高性能な演算処理部が必要となり、装置のコストが上昇する。
また、特許文献2では、予め設定された収納室内の特定位置に貯蔵される特定食材が在庫管理の対象であるため、管理することができる食材と収納位置が限定されている。特定食材及び収納位置の設定を変更するためには設定操作が必要であり、使用者にとって非常に不便である。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、コストを削減することができ、煩わしい設定操作を必要とせず、収納されている常備物品の在庫管理を行うことができる物品収納装置及び物品管理システムを提供することである。
本発明の一態様に係る物品収納装置は、物品を収納する収納室内を撮影することで画像を取得する画像取得部と、前記画像から前記物品の画像特徴量を抽出し、前記画像特徴量を示す画像特徴量情報と前記画像特徴量が検出された検出エリアを示す検出エリア情報とを提供する画像特徴量抽出部と、前記画像特徴量抽出部から提供された前記画像特徴量情報と前記検出エリア情報とを紐付けすることで得られる画像特徴情報を履歴データとして記憶する特徴量検出履歴記憶部と、前記特徴量検出履歴記憶部に記憶されている前記履歴データから、予め決められた同一物品判定用閾値を用いて互いに類似していると判定された画像特徴量が、前記画像中の同じ検出エリア内に繰り返し現れている場合に、前記画像特徴量を前記収納室内に常備されている常備物品の画像特徴量と決定する常備物品特徴決定部と、前記常備物品の画像特徴量を記憶する常備物品特徴管理部と、前記画像取得部によって取得された前記画像から前記画像特徴量抽出部によって抽出された最新の画像特徴量と前記常備物品特徴管理部に記憶されている前記常備物品の画像特徴量とが類似しているか否かに応じて、前記収納室内に常備物品が収納されているか否かを判定する常備物品検出部と、を有することを特徴とする。
本発明の他の態様に係る物品管理システムは、上記物品収納装置と、携帯端末と、を具備し、前記携帯端末は、前記物品収納装置と通信を行う端末通信部と、前記物品収納装置から取得した在庫の情報を表示する表示操作部とを有することを特徴とする。
本発明によれば、使用者が煩わしい設定操作を行わなくても、常備物品を自動的に見つけ出し、常備物品の在庫管理を行うことができるという効果がある。
また、本発明によれば、膨大なデータベースの準備及びマッチング処理が不要であるので、コストを削減することができる。
本発明の実施の形態1に係る物品収納装置である冷蔵庫及び冷蔵庫を含む物品管理システムの構成を概略的に示すブロック図である。 (A)及び(B)は、実施の形態1に係る冷蔵庫が行う処理を示すフローチャートである。 (A)から(C)は、実施の形態1に係る冷蔵庫の冷蔵室内における物品の配置例及び物品の特徴点の検出位置の例を示す図である。 (A)から(E)は、実施の形態1に係る冷蔵庫の冷蔵室内における物品の配置及び物品の特徴点の検出位置の例、並びに画像特徴量検出履歴の例を示す図である。 実施の形態1に係る冷蔵庫における常備物品特徴管理部が行う処理を示すフローチャートである。 実施の形態1に係る冷蔵庫における常備物品の状態遷移を示す状態遷移図である。 本発明の実施の形態2に係る物品収納装置である冷蔵庫及び冷蔵庫を含む物品管理システムの構成を概略的に示すブロック図である。 (A)及び(B)は、実施の形態2に係る冷蔵庫が行う処理を示すフローチャートである。 (A)から(E)は、実施の形態2に係る冷蔵庫の冷蔵室内における物品の配置及び物品の特徴点の検出位置の例、並びに画像特徴量検出履歴の例を示す図である。 本発明の実施の形態3に係る物品収納装置である冷蔵庫及び冷蔵庫を含む物品管理システムの構成を概略的に示すブロック図である。 本発明の実施の形態1から3の変形例に係る物品収納装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
以下に、本発明の実施の形態に係る物品収納装置及び物品管理システムを、添付図面を参照しながら説明する。以下の実施の形態は、例にすぎず、本発明の範囲内で種々の変更が可能である。
《1》実施の形態1.
《1−1》構成
図1は、本発明の実施の形態1に係る冷蔵庫1及び冷蔵庫1を含む物品管理システムの構成を概略的に示すブロック図である。実施の形態1に係る物品管理システムは、物品収納装置の一例としての冷蔵庫1と、携帯端末4とを有している。冷蔵庫1と携帯端末4とは、無線通信などにより通信可能である。冷蔵庫1と携帯端末4との通信は、インターネットなどの通信網を経由した通信であってもよい。物品収納装置は、冷却機能を持たない収納庫であってもよい。携帯端末4は、例えば、スマートフォン、携帯電話、タブレット式情報端末、又はパーソナルコンピュータなどである。
冷蔵庫1は、物品としての食品を収納する収納室(貯蔵室)である冷蔵室内を撮影することで冷蔵室内の画像(すなわち、画像データ)を取得するカメラなどの画像取得部11と、取得された画像から物品の画像特徴量(一般には、局所特徴量)を抽出し、この画像特徴量を示す画像特徴量情報と画像特徴量が検出された物品が存在する領域を示す検出エリア情報とを提供する画像特徴量抽出部12と、画像特徴量抽出部12から提供された画像特徴量情報と検出エリア情報とを紐付けすることで得られる画像特徴情報を特徴量検出履歴(履歴データ)のデータベースとして記憶する特徴量検出履歴記憶部13とを有している。
また、冷蔵庫1は、特徴量検出履歴記憶部13に記憶されている履歴データから抽出された画像特徴量が互いに類似しているか否かの判定を行い、予め決められた同一物品判定用閾値を用いて互いに類似していると判定された画像特徴量が、画像取得部11によって取得された画像中の同じ検出エリア内に繰り返し現れている場合に、予め決められた期間又は予め決められた撮影回数において、予め決められた基準割合以上の出現割合で繰り返し現れる画像特徴量を冷蔵室内に常備されている常備物品の画像特徴量であると決定する常備物品特徴決定部14と、常備物品の画像特徴量を記憶する常備物品特徴管理部16とを有している。
さらに、冷蔵庫1は、画像取得部11が取得した画像から画像特徴量抽出部12によって抽出された最新の画像特徴量と常備物品特徴管理部16に記憶されている過去の画像特徴量である常備物品の画像特徴量とが類似しているか否かに応じて、冷蔵室内に常備物品が収納されているか否かを判定する常備物品検出部15と、常備物品検出部15による判定の結果に基づいて、冷蔵室内の常備物品の在庫を管理する常備物品在庫管理部17と、冷蔵室内に以前保存されていた常備物品が無くなった旨を外部装置としての携帯端末4に通知する通信部18とを有している。なお、最新の画像特徴量と常備物品の画像特徴量とが類似しているか否かの判定には、同一物品判定用閾値が用いられる。
なお、冷蔵庫1は、常備物品が無くなった旨を使用者に知らせることができる表示部又は音声出力部を備えてもよい。
携帯端末4は、冷蔵庫1との通信を行う端末通信部41と、冷蔵庫1から通知された内容を表示し、また使用者の操作を受け付ける表示操作部42とを有している。表示操作部42は、例えば、タッチパネルである。ただし、表示操作部42は、液晶パネルなどの表示部と操作ボタンなどの操作入力部とから構成されてもよい。携帯端末4を所持する使用者は、冷蔵庫1の冷蔵室内に常備物品が無くなったことを携帯端末4によって知ることができる。
《1−2》動作
図2(A)及び(B)は、実施の形態1に係る物品収納装置である冷蔵庫1が行う処理を示すフローチャートである。図2(A)は、在庫管理処理を示し、図2(B)は、常備物品の特徴の更新処理を示す。図2(A)の在庫管理処理は、主に、画像特徴量抽出部12、常備物品検出部15、常備物品在庫管理部17、及び通信部18によって実行される。図2(B)の常備物品の特徴の更新処理は、主に、画像特徴量抽出部12、特徴量検出履歴記憶部13、常備物品特徴決定部14、及び常備物品特徴管理部16によって実行される。
〈図2(A)、ステップS101〉
まず、冷蔵庫1の画像取得部11は、冷蔵室のドアが閉められたことをトリガとして、冷蔵室内を撮影することで画像(画像データ)を取得する(ステップS101)。画像取得部11は、例えば、冷蔵室のドアに冷蔵室内を撮影する方向に設置された広角カメラである。ドアの開閉は、冷蔵室のドアの開閉検知器の出力によって検知されることができる。冷蔵室のドアの開閉検知器は、ドアの閉め忘れ防止用に備えられているものであってもよい。冷蔵室のドアが閉まっている間は、冷蔵室内の食品の出し入れ及び移動は行われないので、ドアが閉められたときに冷蔵室内の最新の状態の画像を取得することが望ましい。撮影の際には、冷蔵室内に備え付けられている庫内灯、又は、画像取得部11に備え付けられたライトを点灯することが望ましい。また、広角カメラによる撮影で取得された画像は、歪みが発生しているので、歪み補正処理を行うことが望ましい。ただし、撮影のタイミングは、冷蔵室のドアが閉められたときに限定されず、例えば、物品の出し入れが可能な一定時間以上ドアが開いていた後にドアが閉められたとき、又は、ドアが閉められた後の一定時間経過後に撮影を行うようにしてもよい。
〈図2(A)、ステップS102〉
続いて、画像特徴量抽出部12は、冷蔵室内の画像から画像特徴量(一般には、局所特徴量)を取得する(ステップS102)。図2(A)に示されるように、画像特徴量を取得した後に、画像特徴量抽出部12による画像特徴量の抽出(ステップS102)、常備物品検出部15による常備物品の検出(ステップS121)、常備物品在庫管理部17による在庫情報の更新及び判定(ステップS122,S123)、及び通信部18による通知(ステップS124)が実行される。また、図2(B)に示されるように、画像特徴量抽出部12による画像特徴量の抽出(ステップS102)と並列的に常備物品の特徴の更新処理が行われる。
画像特徴量は、例えば、画素の集合を、認識又は識別するためのベクトルに変換したものである。画像特徴量は、特に、画像の拡大縮小、画像の回転などの変形に強い点(拡大縮小、回転、及び変形による影響を受け難い点)である特徴点を検出し、その周辺から取得した局所特徴量である。代表的な局所特徴量としては、SIFT(Scale−Invariant Feature Transform)又はHOG(Histograms of Oriented Gradients)などがある。SIFTは、回転及びスケール変化に強い画像特徴量である。HOGは、輪郭のような抽出し易い画像特徴量である。以降の説明では、画像特徴量として局所特徴量を用いた例を説明する。
なお、実施の形態1においては、物品の画像特徴量を抽出するために、冷蔵室内の壁面及び収納棚が存在する領域などは、画像特徴量の抽出の対象外とする。そのため、例えば、空の状態の冷蔵室内の画像(背景画像)をベース画像(ベース画像データ)として予めメモリに記憶し、ベース画像と新規撮影した冷蔵室内の画像との差分を算出することで、背景領域(差分が基準値より小さい領域)と食品(差分が基準値より大きい領域)とを区別することができる。
図3(A)から(C)は、実施の形態1に係る冷蔵庫1の冷蔵室1a内における物品(食品)の配置例及び物品の特徴点の検出位置の例を示す図である。冷蔵庫1の冷蔵室1a内には、4段の棚があり、上から1段目には、左から物品A、牛乳、他の牛乳が収納されており、上から2段目には、左から物品B、物品Cが収納されており、上から3段目には、物品Dが収納されており、上から4段目には物品Eが収納されている。実施の形態1では、1段目に収納されている2つの牛乳は同じ銘柄である場合を説明する。図3(A)の例では、常備物品は、ある銘柄の牛乳であり、それは、冷蔵庫1の1段目の右側に収納されることが多い場合を説明する。実施の形態1においては、このように冷蔵庫1の冷蔵室1a内で常備物品が同じ場所に置かれることが多いという特性を利用している。使用者(例えば、家庭)ごとに冷蔵室1a内において常備物品の置かれる場所は異なるが、実施の形態1に係る冷蔵庫1は、使用者ごとの常備物品の保存場所を学習して常備物品を検出する。
図3(A)の画像の特徴点は、例えば、図3(B)において円で囲まれた領域として検出される。どのような特徴点が検出されるかは、検出手法により異なるが、例えば、輝度の分布、色の分布、又はエッジの分布などに特徴がある箇所が特徴点として用いられる。特徴点の周辺の画素などから画像特徴量を算出することで、特徴点が検出された領域の特徴的な部分をパラメータ化することができる。
〈図2(B)、ステップS111〜S113〉
図2(B)のステップS111〜S113の処理は、例えば、画像特徴量抽出部12による画像特徴量の抽出(ステップS102)と並列的に行われる。先ず、特徴量検出履歴記憶部13は、例えば、画像特徴量(実施の形態1では、局所特徴量)と、特徴点の検出の日時と、冷蔵室1a内における特徴点の検出エリアと、特徴点周辺の画像とを紐付けすることで得られる画像特徴情報を履歴データとして保存する(ステップS111)。ここで、特徴点周辺の画像とは、その物品が何であるかを十分に視認することができる程度の大きさの画像を示す。例えば、特徴点を中心とする予め決められた半径の円の範囲内が特徴点周辺の画像としてもよい。
例えば、冷蔵室1a内の上から1段目〜4段目の収納空間の各々を右半分と左半分に分割した領域を検出エリアとした場合、画像の特徴点の検出エリアと画像特徴量とを紐付けすることで得られた画像特徴情報を、図3(C)に示されるような形式で、常備物品の履歴データとして記録することができる。なお、画像取得部11は、冷蔵庫1に備え付けられたカメラであり、その撮影範囲は、一定であるので、画像中のどの部分が棚であり、どの部分が検出エリアであるかといった情報は、特徴量検出履歴記憶部13に予め保持してもよい。
図3(C)に示されるように、画像特徴量は、複数次元のベクトルで表現される。この例では、1段目の右側(すなわち、冷蔵室1aの右上)に配置された2つの同じ銘柄の牛乳の特徴を示す「牛乳の特徴1」と「牛乳の特徴2」は、類似したベクトルになり、類似した特徴を持っている。なお、ベクトル同士の類似性は、例えば、ベクトル間の直線距離を示すユークリッド距離の大きさにより示すことができる。「特徴が類似している」とは、例えば、比較対象の2つの特徴ベクトルのユークリッド距離がある閾値(同一物品判定用閾値)以下であることで判断することができる。
図3(C)の左列の項目である検出エリアは、一例であり、より細かく(例えば、3分割以上に)分割された検出エリアを使用してもよいし、検出エリア同士が部分的に重なり合っていてもよい。また、より広く(例えば各段ごとに)分割された検出エリアを使用してもよい。
図4(A)から(E)は、実施の形態1に係る冷蔵庫1の冷蔵室1a内における物品の配置及び物品の特徴点の検出位置の例、並びに画像特徴量検出履歴の例を示す図である。画像特徴量は、特徴量検出履歴記憶部13に一定期間、保存される。例えば、物品の配置と特徴点の検出位置が、図4(A)、(B)、(C)、(D)の順に変わる場合、図4(E)に示されるように、どのような画像特徴量がどの検出エリアで検出されたかの履歴データが特徴量検出履歴記憶部13に記録される。図4(E)に示される履歴データは、画像特徴量検出履歴とも言う。なお、図4(A)から(D)に示される牛乳は、全て同じ銘柄の牛乳であり、牛乳から抽出された画像特徴量「牛乳の特徴1〜5」は、いずれも類似した画像特徴量である場合を説明する。
続いて、常備物品特徴決定部14は、特徴量検出履歴記憶部13に蓄積された画像特徴量検出履歴から、どの画像特徴量が常備物品の画像特徴量であるかを決定する(ステップS112)。常備物品特徴決定部14は、常備物品の画像特徴量であるかどうかを、類似した特徴が、ある定められた期間中に、一定以上の割合で出現しているかどうかに基づいて判断する。
常備物品特徴決定部14は、図4(E)の例においては、「牛乳の特徴1〜5」は、同じ物品の同じ位置の画像特徴量であるため類似していると判断する。類似した特徴が、ある定められた期間(例えば、過去4回の検出を含む期間)中、一定の閾値(例えば、閾値は75%)以上の出現割合で出現している。つまり、図4(A)、(B)、(D)で「牛乳の特徴」が出現し、図4(C)では「牛乳の特徴」が出現しないので、出現割合は3/4=75%である。このため、「牛乳の特徴1〜5」の代表ベクトルを、常備物品の画像特徴量として決定する。なお、代表ベクトルとは、画像特徴量の平均ベクトルを意味する。
常備物品特徴決定部14は、図4(A)から(E)の例では、「物品Bの特徴」、「物品Hの特徴」、「物品Iの特徴」も、同じ検出エリア内に複数回現れているが、ある定められた期間(例えば、過去4回の検出)の出現割合が50%であり、一定以上の割合(例えば、閾値は75%以上)未満であるため、常備物品の画像特徴量とはみなさない。
なお、ある定められた期間である「4回の検出」及び出現割合の閾値である「75%以上」は、設定の一例であり、より長い期間を採用してもよいし、閾値として75%以外の割合を採用してもよい。また、ある定められた期間を、撮影した回数を基準に設定するのではなく、実際の日数及び時間を用いて出現割合を設定してもよい。例えば、常備物品特徴決定部14は、過去1カ月において、同じ検出エリア内で20日以上類似した特徴が現れた場合に常備物品の特徴であると判断することもできる。
続いて、常備物品特徴管理部16は、常備物品の特徴を記憶したデータベースを更新する(ステップS113)。データベースには、常備物品の画像特徴量に加えて、常備物品の最新の検出の日時、位置、特徴点周辺の画像など(以下「常備物品の最新の検出情報」と言う)が記録されている。
図5は、実施の形態1に係る冷蔵庫1における常備物品特徴管理部16が行う処理を示すフローチャートである。
常備物品特徴管理部16は、常備物品特徴決定部14がステップS112で決定した常備物品(新規常備物品)の特徴と、過去に常備物品として決定された常備物品(既存常備物品)との特徴とを比較する(ステップS202)。
常備物品特徴管理部16は、新規常備物品の特徴が、既に記憶されている既存常備物品の特徴と類似している場合には、新規常備物品と既存常備物品とは同一物品であるとみなし、常備物品のデータベース中の既存常備物品の画像特徴量を、新規常備物品と既存常備物品の画像特徴量の平均値に更新する(ステップS203)。このようにすれば、常備物品特徴管理部16は、使用者による冷蔵庫1の冷蔵室1a内の物品の置き方が徐々に変わったとしても、その変化に追随して、新規常備物品の特徴と既存常備物品の特徴との類似判定を適切に行うことができる。また、常備物品特徴管理部16は、常備物品の最新の検出情報も併せて更新する。
常備物品特徴管理部16は、新規常備物品の特徴に類似する特徴を持つ既存常備物品が無かった場合には、新規常備物品の特徴と最新の検出情報とを新規に登録する(ステップS204)。
常備物品特徴管理部16は、複数の新規常備物品が存在する場合には、複数の新規常備物品のそれぞれに対してステップS202〜S204の処理を行う。
以上の処理により、常備物品特徴管理部16は、画像特徴量が表す物品の名称が何であるかを特定せずに、画像取得部11によって取得された画像において、冷蔵室1a内のいずれかの場所に繰り返し現れる物品の画像特徴量から、常備物品の画像特徴量を決定することができる。
〈図2(A)、ステップS121〉
次に、常備物品を管理するための処理について説明する。常備物品検出部15は、冷蔵室1a内の画像から画像特徴量(例えば、局所特徴量)を抽出(ステップS102)した後、冷蔵室1a内の画像から抽出した画像特徴量と常備物品特徴管理部16に記憶された常備物品の画像特徴量とを比較し、常備物品の特徴に類似した特徴があれば、常備物品を検出したと判断する(ステップS121)。
ステップS121では、常備物品検出部15は、検出エリアを考慮せずに、冷蔵室1a内の画像から抽出された画像特徴量と、全ての検出エリアの常備物品の画像特徴量との比較を行ってもよい。このようにすれば、常備物品が冷蔵庫1の冷蔵室1a内で異なる検出エリアに移動された場合であっても、常備物品が無くなったと誤検知することを防ぐことができる。
ただし、実施の形態1においては、常備物品は、同じ検出エリアに置かれる場合について説明している。このため、常備物品が頻繁に置かれる検出エリアについては、常備物品の特徴の類似の範囲が広くなるように、類似性判定に用いる閾値を大きい値に設定し、検出エリアから離れるエリアであるほど、常備物品の特徴の類似の範囲が狭くなるように類似性判定に用いる閾値を小さい値に設定してもよい。
以上の処理により、常備物品検出部15は、画像特徴量が表す物品の名称が何であるかを特定せずに、常備物品が冷蔵室1a内にあるか否かを判定することができる。
〈図2(A)、ステップS122〉
続いて、常備物品在庫管理部17は、常備物品検出部15が抽出した冷蔵室1a内の常備物品の情報に基づいて、常備物品の在庫情報を更新する(ステップS122)。
常備物品在庫管理部17は、冷蔵庫1の冷蔵室1a内の常備物品の状態と最新の検出情報を管理する。図6は、実施の形態1に係る冷蔵庫1における常備物品の状態の遷移を示す状態遷移図である。常備物品検出部15で検出された常備物品は、状態を「有(状態1)」とする。今まで状態が「有」だったが、今回検出されなかった常備物品は、状態を「保留(状態2)」とする。状態が「保留」の状態で一定期間検出されなかった常備物品は、状態を「無(状態3)」とする。一定期間「保留」の状態で待つのは、一時的に使用するために冷蔵庫1の冷蔵室1aの外に出した常備物品及び一時的に他の物品の陰に隠れて画像特徴量が抽出されなくなった常備物品を、在庫が無くなったと誤検知しないようにするためである。
〈図2(A)、ステップS123、S124〉
常備物品在庫管理部17において今まで状態が「保留」であった常備物品が、状態が「無」になった場合(ステップS123においてYES)は、常備物品が無くなったと判断し、通信部18は、携帯端末4にその旨を通知する(ステップS124)。通知には、常備物品の最新の検出情報、冷蔵庫1の冷蔵室1a内の画像も含める。通知を行う通信経路は、例えば、無線規格であるWi−Fi(登録商標)又はBluetooth(登録商標)などを用いた無線通信による通信経路であってもよいし、公衆回線網を使用する通信経路であってもよい。
携帯端末4の端末通信部41は、通信部18からの通知を受信すると、その内容を表示操作部42に提供し、表示操作部42は通知の内容を表示する。常備物品の最新の検出情報に含まれる直近に検出された検出エリアを冷蔵室1a内の画像中で図示したり、直近に検出された特徴点付近の画像(すなわち、常備物品画像)をユーザに提示したりすることで、使用者は、常備物品の名称が提示されなくても、どの常備物品が無くなったのかを把握することができる。つまり、使用者は、冷蔵室1a内に常備物品が無くなったという事実を知ることができる。
《1−3》効果
以上に説明したように、実施の形態1に係る冷蔵庫1及び物品管理システムにおいては、画像取得部11によって取得された画像において、冷蔵室1a内におけるいずれかの場所に繰り返し現れる物品の画像特徴量から、常備物品の画像特徴量を決定し、常備物品を自動的に見つけ出して、管理することができる。つまり、冷蔵庫1及び物品管理システムは、冷蔵室1a内にある物品の名称を特定しないが、物品の内のどの物品が常備物品であるかを見つけ出して(決定して)及び常備物品の在庫を管理することができる。
したがって、実施の形態1に係る冷蔵庫1及び物品管理システムによれば、予め多くの物品の特徴データをデータベースとして用意することなく、常備物品を見つけ出すことができるので、データベースを利用した画像解析に必要な高性能なプロセッサ、大記憶容量のメモリなどが不要であり、コストを削減できる。また、冷蔵庫1及び物品管理システムは、RFID(Radio Frequency IDentification)タグのような高コストな部品を使用せずに常備物品の在庫管理を行うことができる。
また、実施の形態1に係る冷蔵庫1及び物品管理システムによれば、冷蔵室1a内において、常備物品が概ね同じ場所に置かれることが多いという特性を利用して常備物品を自動的に検出することができる。このため、常備物品が保存される場所に制限はなく、また、使用者が常備物品の貯蔵場所を予め設定する必要はない。
さらに、常備物品の特徴を決定する際の比較対象を、同じ検出エリアの物品に限定した場合には、画像中の全ての物品を比較対象にした場合に比べて、検出精度の向上及び計算コストの削減を図ることができる。
また、画像特徴量を用いて常備物品の判定を行うと、異なる物品であるが、偶然に類似した画像特徴量が検出された場合に、誤った判定を行う可能性がある。しかし、実施の形態1においては、画像取得部11によって取得された画像において、同じ検出エリアに繰り返し現れるという条件を設定しているため、より正確に常備物品であるか否かを判定することができる。
また、実施の形態1に係る冷蔵庫1及び物品管理システムによれば、冷蔵庫1の冷蔵室1a内において常備物品を検出できなくなった際に、その旨を、使用者の携帯端末4に送信するので、使用者は、外出中であっても、冷蔵庫1の冷蔵室1a内から常備物品が無くなったことを知ることができる。
《1−4》変形例
実施の形態1においては、画像取得部11が、冷蔵庫1の冷蔵室1a内の画像を取得する広角カメラである場合を説明したが、異なる方法を用いてもよい。例えば、画像取得部11が、並べて設置された複数のカメラと画像合成装置とを具備し、複数のカメラが取得した画像を合成して冷蔵室1aの画像を生成してもよい。このようにすれば、カメラが増えることにより製造コストが増えるが、歪みの少ない高品質な画像を取得することができる。
また、実施の形態1に係る冷蔵庫1及び物品管理システムおいては、常備物品が無くなったことを携帯端末4に通知したが、それ以外の形態で使用者に通知してもよい。例えば、冷蔵庫1に備え付けられたLEDランプの点灯又は点滅で通知したり、近接センサで使用者の接近を検知し、使用者が近づいたときに音声で通知したりしてもよい。
また、実施の形態1に係る冷蔵庫1及び物品管理システムおいては、常備物品が無くなったと判断した際に通信部18から通知を送信したが、対象の常備物品が再び検知されるまで一定期間繰り返し通知してもよい。このようにすれば、常備物品が無くなった通知を受けたにも関わらず、使用者がそのことを忘れてしまうことを防ぐことができる。
さらに、通知を受けた使用者が、繰り返し通知を受けるかどうかを携帯端末4で選択することができるようにしてもよい。このようにすれば、使用者が不必要だと判断した通知を繰り返し受けないようにすることができる。
また、実施の形態1に係る冷蔵庫1及び物品管理システムおいては、常備物品が無くなったと判断した際に通信部18から通知を送っていたが、常備物品の在庫情報を一定期間ごとに送信するようにしてもよい。このようにすれば、使用者は、冷蔵庫1の冷蔵室1a内の常備物品の在庫を定期的に把握することができるので、計画的に常備物品の補充を行うことができる。
また、実施の形態1に係る冷蔵庫1及び物品管理システムおいては、冷蔵庫1の通信部18から携帯端末4に向けて通知を行っていたが、携帯端末4の端末通信部41から常備物品の在庫状態を問い合わせることでも同様の効果を得られる。例えば、携帯端末4において、表示操作部42は、使用者による在庫の問い合せ対象の常備物品の入力操作を受け付け、端末通信部41は、入力された常備物品の在庫の問い合わせ情報を冷蔵庫1に送信し、冷蔵庫1において、常備物品在庫管理部17は在庫の問い合せに対する回答を通信部18から送信する。また、表示操作部42で過去に受信した常備物品画像を記憶しておき、その中から使用者が選択した常備物品の有無を冷蔵庫1に問い合わせてもよい。このようにすれば、通信回数を減らしながら、使用者が知りたいタイミングで在庫を確認することが可能である。
また、実施の形態1に係る冷蔵庫1及び物品管理システムおいては、冷蔵庫1を例に説明したが、特定のものを特定の場所に収納する物品収納装置であれば、冷蔵庫以外の装置にも本発明を適用可能である。例えば、米又は乾麺などを保存する食品棚などにも本発明を適用可能である。
また、実施の形態1に係る冷蔵庫1及び物品管理システムおいては、冷蔵庫1の冷蔵室1a内の棚の位置は、既知のものとして検出エリアの大きさを定めたが、冷蔵室1a内の画像から棚の位置を検出して検出エリアの縦の大きさを定めてもよい。棚を検出する方法としては、例えば、画像から直線を検出するハフ変換などの手法を利用することができる。棚の位置に応じて検出エリアを変更可能とすることで、棚の大きさが異なる複数の機種に1つのプログラムで対応できたり、棚の高さを変えられる冷蔵庫1にも対応できたりする利点がある。
また、同一物品で2つ以上の特徴点が検出される場合もあるが、毎回類似した位置関係で検出される画像特徴量を1つの物品としてみなすことで、同一物品から検出される複数の画像特徴量を別々の常備物品として扱わないようにすることができる。
また、常備物品特徴管理部16は、常備物品検出部15で一定期間検知されなかった常備物品をデータベースから削除してもよい。このようにすれば、使用者が冷蔵庫1に入れなくなった常備物品に対して繰り返し画像特徴量の類似度を判定し続けるという無駄な処理を減らし、計算負荷を減らすことができる。
また、常備物品特徴決定部14は、常備物品として現れ易い基準画像特徴量を予め保持しておき、この基準画像特徴量にある程度類似すると判定された特徴に対してのみ、処理を行うようにしてもよい。常備物品として現れ易い基準画像特徴量は、例えば、飲料品の缶の画像特徴量、牛乳などの紙パックの画像特徴量などである。このように常備物品特徴決定部14による処理対象を減らすことにより、対応可能な物品の種類は減るが、夕食の残りが入った食器又は保存用プラスチック容器など、常備物品として管理することが望ましくない物品を常備物品から確実に除外することができる。また、特定の形状の食器又は保存用プラスチック容器の画像特徴量を基準画像特徴量として予め保持しておき、基準画像特徴量にある程度類似する特徴を持つ物品を、処理対象から外すようにしても同様の効果が得られる。
《2》実施の形態2.
《2−1》構成
実施の形態2に係る物品収納装置としての冷蔵庫2及び物品管理システムは、画像取得部11によって取得された画像において、冷蔵室2a内の同じ検出エリアに画像撮影の度に繰り返し現れる複数の常備物品を、これら複数の常備物品が属する常備物品グループとして管理する点が、上記実施の形態1に係る冷蔵庫1及び物品管理システムと異なる。
図7は、本発明の実施の形態2に係る冷蔵庫2及び冷蔵庫2を含む物品管理システムの構成を概略的に示すブロック図である。実施の形態2に係る物品管理システムは、物品収納装置の一例としての冷蔵庫2と、携帯端末4とを有している。図7において、図1に示される構成要素と同一又は対応する構成要素には、図1に示される符号と同じ符号が付される。実施の形態2に係る冷蔵庫2は、常備物品グループ分類部21を備えている点、及び常備物品検出部15が常備物品グループに属する常備物品が無くなったか否かを判定する点が、上記実施の形態1に係る冷蔵庫1と異なる。
常備物品グループ分類部21は、同一物品判定用閾値を用いて常備物品特徴管理部16に記憶されている常備物品の画像特徴量に類似していると判定された画像特徴量、又は、予め決められた同一グループ判定用閾値を用いて互いに類似していると判定された画像特徴量が、画像取得部11によって取得された画像中の同じ検出エリア内に繰り返し現れている場合に、繰り返し画像特徴量が検出される1つ以上の常備物品を同じ常備物品グループとしてみなす。常備物品検出部15は、常備物品グループに属する常備物品が無くなったか否かを判定する。常備物品在庫管理部22は、常備物品検出部15の判定結果が常備物品グループに属する常備物品が無くなったことを示す際に、判定結果を示す情報を通信部18から外部装置としての携帯端末4に送信する。
《2−2》動作
図8(A)及び(B)は、実施の形態2に係る冷蔵庫2が行う処理を示すフローチャートである。図8(A)は、在庫管理処理を示し、図8(B)は、常備物品の特徴の更新処理及び常備物品グループの分類の更新処理を示す。図8(A)及び(B)において、図2(A)及び(B)に示される処理ステップと同一又は対応する処理ステップには、図2(A)及び(B)に示される符号と同じ符号が付される。実施の形態2に係る冷蔵庫2は、常備物品グループを更新する処理(図8(B)におけるステップS301)を行う点、及び常備物品グループに属する常備物品がなくなったか否かを判定する処理(図8(A)におけるステップS302)を行う点が、図2(A)及び(B)に示される実施の形態1の処理と異なる。図8(A)の在庫管理処理は、主に、画像特徴量抽出部12、常備物品検出部15、常備物品在庫管理部22、及び通信部18によって実行される。図8(B)の常備物品の特徴の更新処理及び常備物品グループの分類の更新処理は、主に、画像特徴量抽出部12、特徴量検出履歴記憶部13、常備物品特徴決定部14、常備物品特徴管理部16、及び常備物品グループ分類部21によって実行される。
図8(B)に示されるように、実施の形態2においては、ステップS102において、画像特徴量抽出部12が画像特徴量を抽出したときに、特徴量検出履歴記憶13による画像特徴の保存、常備物品特徴決定部14による常備物品の特徴の決定、常備物品特徴管理部16による常備物品の特徴の更新(図5に示される)を行った後に、常備物品グループ分類部21が常備物品グループを更新する(ステップS301)。
次に、常備物品グループ分類部21の処理を説明する。図9(A)から(E)は、実施の形態2に係る冷蔵庫2の冷蔵室2a内における物品の配置及び物品の特徴点の検出位置の例、並びに画像特徴量検出履歴の例を示す図である。図9(A)から(E)は、物品の配置と特徴点の検出位置が図9(A)、(B)、(C)、(D)の順に変わる場合を示している。実施の形態2では、図4(A)から(E)に示される実施の形態1の場合と異なり、「牛乳A」と「牛乳B」は、異なる銘柄である場合を説明する。「牛乳A」と「牛乳B」は、銘柄は異なるが、使用者にとっては「牛乳」という同じグループに属する食品であるため、いずれの牛乳も冷蔵室2a内の右上の領域に置かれている。
「牛乳A」と「牛乳B」から検出される画像特徴量は、牛乳パックの形状において、類似しているため、検出される画像特徴量もある程度(同一物品とはみなされない程度)類似している。しかしながら、銘柄が異なるため、牛乳パックに印刷された模様などが互いに異なり、画像特徴量には、同一物品とはみなされない程度の差が生じる。そこで、常備物品グループ分類部21は、画像取得部11によって取得された画像において、画像特徴量がある程度類似した常備物品が繰り返し同じ領域に出現する場合に、それらは、同じ常備物品グループに属すると判定する。つまり、同一物品であると判定されるために許容される差分(例えば、比較対象の2つの特徴ベクトルのユークリッド距離)を示す同一物品判定用閾値は、同一グループ物品であると判定されるために許容される差分(例えば、比較対象の2つの特徴ベクトルのユークリッド距離)を示す同一グループ判定用閾値よりも小さい。つまり、次式の通りである。
(同一物品判定用閾値)<(同一グループ判定用閾値)
言い換えれば、2つの物品が同一物品であると判定されたときの画像特徴量の類似の程度は高く、互いに類似する2つの物品の画像特徴量の差は、同一物品判定用閾値以下でなければならない。これに対し、2つの物品が同一グループに属すると判定されたときの画像特徴量の類似の程度は比較的低く、互いに同一グループに属する2つの物品の画像特徴量の差は、同一グループ判定用閾値以下であれば十分である。
常備物品グループ分類部21は、画像取得部11によって取得された画像において、同じ検出エリアに繰り返し現れる複数の常備物品間で、画像特徴量の差が同一物品判定用閾値より大きいが、同一グループ判定用閾値以下である場合に、それら複数の常備物品が同一グループであるとみなす。常備物品グループ分類部21は、どの常備物品を同一グループであると判定したかを記憶する。
一方で、実施の形態2においては、常備物品の在庫情報を更新(ステップS122)した後、常備物品グループに属する常備物品が無くなった場合(ステップS302においてYES)に、常備物品が無くなったことを通知する(ステップS124)。通信部18は、常備物品グループに属する常備物品のうち、最新の検出の日時がより新しい常備物品の最新の検出情報を送信する。ここで、他の常備物品と同一グループであると判定されていない常備物品は、その常備物品単独で常備物品グループを構成する。つまり、その常備物品が無くなれば、常備物品グループに属する常備物品が無くなる。
図9(A)から(E)の例においては、常備物品グループ分類部21は、常備物品として「牛乳A」と「牛乳B」が検出され、画像取得部11によって取得された画像において、それらが同じ場所に現れることから、同じ常備物品グループとしてみなしている。よって、「牛乳A」と「牛乳B」のいずれもが無くなったならば、すなわち、冷蔵室2a内に牛乳が無くなったらば、その旨を通知する。
冷蔵庫2の使用者が知りたいことは、「牛乳A」が無くなったことではなく、冷蔵室2aに牛乳が無くなったことである。実施の形態2においては、使用者は、「牛乳A」が無くなったとき又は「牛乳B」が無くなったときではなく、牛乳というグループに属する物品である牛乳が無くなったときに、通知を受けるので、使用者は、より適切なタイミングで通知を受けることができる。
《2−3》効果
以上に説明したように、実施の形態2に係る冷蔵庫2及び物品管理システムにおいては、画像取得部11によって取得された画像において、同一領域に繰り返し現れる常備物品を同じ常備物品グループとみなし、常備物品グループを構成する常備物品が無くなったことを通知するので、冷蔵庫2の使用者は、より適切なタイミングで常備物品が無くなったことの通知を受けることができる。
また、実施の形態2に係る冷蔵庫2及び物品管理システムにおいては、画像特徴量が抽出された物品の名称が分からなくても、画像取得部11によって取得された画像において、繰り返し同じ場所に置かれるという特徴を利用することで、同一グループに属する常備物品であるか否かを判定することができる。
また、実施の形態2に係る冷蔵庫2及び物品管理システムにおいては、同一グループに属するか否かの判定に、検出位置だけでなく常備物品の画像特徴量間の類似度も利用しているので、例えば、牛乳とビール等、偶然に近い場所に置かれているだけで、同一グループに属さない常備物品を同一グループとみなす誤判定を減らすことができる。
なお、実施の形態2に係る冷蔵庫2及び物品管理システムにおいては、冷蔵庫2から携帯端末4に、最新の検出の日時が、より新しい常備物品の最新の検出情報を送信したが、常備物品グループに属する複数の常備物品の最新の検出情報を送信してもよい。このようにすれば、送信されるデータ量は増えるが、使用者は、どのような常備物品が無くなったのかをより具体的に知ることができる。
なお、上記以外の点において、実施の形態2は上記実施の形態1と同じである。
《3》実施の形態3.
実施の形態3に係る物品収納装置としての冷蔵庫3及び物品管理システムは、常備物品についての情報を、外部の物品情報特定部51から取得する点が、上記実施の形態1及び2に係る冷蔵庫1,2及び物品管理システムと異なる。
図10は、本発明の実施の形態3に係る冷蔵庫3及び冷蔵庫を含む物品管理システムの構成を概略的に示すブロック図である。実施の形態3に係る物品管理システムは、物品収納装置の一例としての冷蔵庫3と、携帯端末4とを有し、冷蔵庫3はサーバコンピュータであるWebサーバ5と通信可能に構成されている。図10において、図1に示される構成要素と同一又は対応する構成要素には、図1に示される符号と同じ符号が付される。実施の形態3に係る冷蔵庫3は、Webサーバ5から常備物品の物品情報を取得する常備物品情報取得部31を備えている点が、実施の形態1に係る冷蔵庫1と異なる。なお、常備物品情報取得部31を実施の形態2に係る冷蔵庫2に備えることも可能である。
実施の形態3におけるWebサーバ5は、冷蔵庫3から送信された常備物品画像に基づき物品情報を特定する物品情報特定部51と、特定された物品情報を蓄積する記憶装置としての物品情報蓄積部52とを備える。
実施の形態3においては、常備物品特徴管理部16に記憶された常備物品の画像特徴量の中で常備物品情報が設定されていない常備物品の特徴点周辺の画像(以下「常備物品画像」と記す)を、検出した画像特徴量、その特徴点の検出エリアの情報などと共に常備物品情報取得部31がWebサーバ5に送信する。冷蔵庫3の冷蔵室内の画像取得の回数に比べて、常備物品が追加される回数は非常に少ないため、この処理は、冷蔵室内の画像取得の度に行う必要はない。この処理は、例えば、1週間に1度くらいの頻度であってもよい。
Webサーバ5の物品情報特定部51は、常備物品情報取得部31から送信された常備物品画像を元に、その物品が何であるかを特定(すなわち、物品情報を特定)する。ここで、物品情報特定部51は、物品情報蓄積部52に蓄積されている物品情報と画像特徴量との対応から物品情報を特定してもよいし、常備物品画像を人の目で見て物品名を特定してもよい。
物品情報特定部51は、物品情報を特定し、まだ物品情報蓄積部52に蓄積されていない情報があれば物品情報蓄積部52へ登録し、特定された物品情報を冷蔵庫3の常備物品情報取得部31に送信する。
特定された物品情報を受信した冷蔵庫3は、通信部18から、携帯端末4に具体的な物品名を知らせることができるので、使用者は無くなった常備物品をより具体的に知ることができる。
また、物品情報特定部51は、受信した常備物品画像に写っているものが常備物品として適さないものである場合は、その旨を冷蔵庫3に返信するようにしてもよい。常備物品として適さないものとしては、夕飯の残り物が入った鍋又は容器、誤って検出された冷蔵庫3の壁面(背景領域)などが挙げられる。常備物品情報取得部31は、物品情報特定部51から常備物品として適さないとの応答を受けた場合は、常備物品特徴管理部16から該当の常備物品を削除することで、常備物品として適さない画像特徴量を誤って常備物品の画像特徴量として管理すること無くすることができる。
また、物品情報蓄積部52に物品情報を蓄積することで、冷蔵室内で撮影された画像を元に常備物品のデータベースを作ることができ、将来的に物品情報の特定をデータベースを用いて自動で行うことが可能となる。
なお、実施の形態3においてWebサーバに蓄積されるデータベースは、物品情報蓄積部52に自動的に蓄積されたデータに基づくものであり、以下のような特徴を持つ。
実施の形態3に係る冷蔵庫3は、おいてWebサーバ5に蓄積されるデータベースは、
冷蔵庫3のドアが開閉される度にWebサーバ5に冷蔵室内で撮影された画像を送信する必要はなく、予め決められた期間が経過する度に(例えば、週に1度ずつ)送信してもよい。また、Webサーバ5は、受信した常備物品画像に対して物品名を付けるだけであってもよい。このため、データベース作成のコストは大幅に削減される。
実施の形態3においては、データベースとして蓄積される画像は、冷蔵庫3の冷蔵室内の撮影で得られた画像であり、また、検出エリアも既知であるので、検出エリアごとの物品の写り方(画像特徴量)に応じたデータベースを構築することができ、冷蔵室内の画像から取得した画像特徴量とデータベースに蓄積された画像特徴量とが一致しないという問題は生じにくい。
また、実施の形態3で構築されるデータベースは、常備物品に限定したものであるので、冷蔵庫3の冷蔵室内に入る可能性のある物品全般を対象にしたデータベースに比べて、小規模なデータベースである。したがって、実施の形態3においては、類似した物品の検索処理を高速に行うことができる。
なお、上記以外の点において、実施の形態3は上記実施の形態1又は2と同じである。
《4》変形例.
図11は、実施の形態1から3の変形例に係る物品収納装置としての冷蔵庫1〜3のハードウェア構成の一例を示す図である。図1に示される構成要素12〜17、図7に示される構成要素12〜16,21,22、及び図10に示される構成要素12〜17,31は、ソフトウェアとしてのプログラムを格納する記憶装置としてのメモリ62と、メモリ62に格納されたプログラムを実行する情報処理部としてのプロセッサ61とを用いて(例えば、コンピュータにより)実現することができる。なお、図1に示される構成要素の一部を、図11に示されるメモリ62と、プログラムを実行するプロセッサ61とによって実現してもよい。
1,2,3 冷蔵庫(物品収納装置)、 1a,2a 冷蔵室(収納室)、 4 携帯端末(外部装置)、 5 Webサーバ(サーバコンピュータ)、 11 画像取得部、 12 画像特徴量抽出部、 13 特徴量検出履歴記憶部、 14 常備物品特徴決定部、 15 常備物品検出部、 16 常備物品特徴管理部、 17,22 常備物品在庫管理部、 18 通信部、 21 常備物品グループ分類部、 31 常備物品情報取得部、 41 端末通信部、 42 表示操作部、 51 物品情報特定部、 52 物品情報蓄積部。

Claims (9)

  1. 物品を収納する収納室内を撮影することで画像を取得する画像取得部と、
    前記画像から前記物品の画像特徴量を抽出し、前記画像特徴量を示す画像特徴量情報と前記画像特徴量が検出された検出エリアを示す検出エリア情報とを提供する画像特徴量抽出部と、
    前記画像特徴量抽出部から提供された前記画像特徴量情報と前記検出エリア情報とを紐付けすることで得られる画像特徴情報を履歴データとして記憶する特徴量検出履歴記憶部と、
    前記特徴量検出履歴記憶部に記憶されている前記履歴データから、予め決められた同一物品判定用閾値を用いて互いに類似していると判定された画像特徴量が、前記画像中の同じ検出エリア内に繰り返し現れている場合に、前記画像特徴量を前記収納室内に常備されている常備物品の画像特徴量と決定する常備物品特徴決定部と、
    前記常備物品の画像特徴量を記憶する常備物品特徴管理部と、
    前記画像取得部によって取得された前記画像から前記画像特徴量抽出部によって抽出された最新の画像特徴量と前記常備物品特徴管理部に記憶されている前記常備物品の画像特徴量とが類似しているか否かに応じて、前記収納室内に常備物品が収納されているか否かを判定する常備物品検出部と、
    を有することを特徴とする物品収納装置。
  2. 前記類似していると判定された前記画像特徴量が前記画像中の同じ検出エリア内に繰り返し現れている場合は、予め決められた期間又は予め決められた撮影回数において、前記類似していると判定された前記画像特徴量が予め決められた基準割合以上の出現割合で現れている場合であることを特徴とする請求項1に記載の物品収納装置。
  3. 外部装置と通信を行う通信部と、
    前記常備物品検出部の判定結果を示す情報を、前記通信部によって前記外部装置に提供する常備物品在庫管理部と、
    をさらに有することを特徴とする請求項1又は2に記載の物品収納装置。
  4. 前記常備物品在庫管理部は、前記常備物品検出部の判定結果が、常備物品が無くなったことを示す際に、前記判定結果を示す情報を前記通信部から前記外部装置に送信させることを特徴とする請求項3に記載の物品収納装置。
  5. 前記同一物品判定用閾値を用いて前記常備物品の画像特徴量に類似していると判定された画像特徴量、又は、予め決められた同一グループ判定用閾値を用いて互いに類似していると判定された画像特徴量が、前記画像中の同じ検出エリア内に繰り返し現れている場合に、繰り返し画像特徴量が検出される1つ以上の常備物品を同じ常備物品グループとしてみなす常備物品グループ分類部をさらに有し、
    前記常備物品在庫管理部は、前記常備物品検出部の判定結果が前記常備物品グループに属する常備物品が無くなったことを示す際に、前記判定結果を示す情報を前記通信部から前記外部装置に送信させる
    ことを特徴とする請求項3に記載の物品収納装置。
  6. サーバコンピュータに常備物品として検出した物品の画像を送信することで、前記サーバコンピュータから前記常備物品の情報を取得する常備物品情報取得部をさらに有することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の物品収納装置。
  7. 前記画像取得部は、前記物品収納装置のドアが開閉される度に、前記画像を取得し、
    前記常備物品特徴決定部は、前記特徴量検出履歴記憶部に記憶されている前記履歴データから、互いに類似している画像特徴量が、前記画像中の同じ検出エリア内に現れる場合に、前記画像特徴量を前記収納室内に常備されている常備物品の画像特徴量と決定する
    ことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の物品収納装置。
  8. 請求項1から7のいずれか1項に記載の物品収納装置と、
    携帯端末と、
    を具備し、
    前記携帯端末は、前記物品収納装置と通信を行う端末通信部と、前記物品収納装置から取得した在庫の情報を表示する表示操作部とを有する
    ことを特徴とする物品管理システム。
  9. 前記携帯端末において、前記表示操作部は、使用者による在庫の問合せ対象の常備物品の入力操作を受け付け、前記端末通信部は、前記問合せ対象の常備物品の在庫の問い合わせ情報を前記物品収納装置に送信し、
    前記物品収納装置は、前記在庫の問い合せに対する回答を前携帯端末に送信する
    とを特徴とする請求項8に記載の物品管理システム。
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