JP4482782B2 - 車両用交流発電機の制御装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両用交流発電機の制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、携帯電話やナビゲーションシステムの普及に伴い、車両の高周波電磁界が増大している。
【0003】
一定強度の電磁波が電子機器へ与える影響はよく知られているようにその周波数の増加につれて増加するため、携帯電話などで用いられる高周波電波が車両用交流発電機の制御装置に与える悪影響を低減することが要望されている。同時に、車両用交流発電機の制御装置(レギュレ−タともいう)から発生する電磁波ノイズが車載電子装置や上記携帯電話やナビゲーションシステムに与える悪影響も防止することも要望されている。これらの電磁波ノイズの多くは、電子装置内外の配線に誘導され、配線を通じて電子装置内の素子動作に悪影響を与える。以下、この配線誘導ノイズをライン重畳ノイズともいうものとする。
【0004】
このライン重畳ノイズの低減のために、従来より、フェライトリングコア、貫通コンデンサ、バイパスコンデンサなどを配線に嵌着したり、接続したりすることが知られている。
【0005】
これらの素子は、ラインのインダクタンス又は配線抵抗と、寄生容量を含むバイパス容量とにより構成されるロ−パスフィルタを構成し、高周波の電磁波ノイズを遮断ないし低減する特性を有する。
【0006】
たとえば、特開平5−190620号公報は、コネクタのタ−ミナルを囲んでフェライトリングコア又は貫通コンデンサをなす筒状の雑音吸収部材をコネクタに内蔵又は一体に固定してなる電磁波ノイズ防止機能付きコネクタを提案している
また、特開平5−29042号公報は、ハウジングの壁部に固定されたコネクタのタ−ミナル(コネクタピン)を囲んで上記壁部にフェライトリングコアを固定することを圧入、固定することを提案している。
【0007】
更に、特開平7−115737号公報は、車両用交流発電機の制御装置(以下、単にレギュレ−タともいう)のバッテリ電圧変動の比較判定用のコンパレ−タの正負一対の入力端間にバイパスコンデンサを設けて、L端子からの電磁波ノイズの侵入を抑止することを提案している。
【0008】
従来の車両用交流発電機のレギュレ−タは、一端が車両用交流発電機の界磁コイルを通じてバッテリの一端に接続され、他端が前記バッテリの他端にされ、界磁コイルの通電電流をスイッチング制御するスイッチングトランジスタを有する出力回路部と、バッテリから給電されて内部電源電圧を形成する内部電源回路部と、内部電源電圧により作動するとともにバッテリ電圧と所定の目標電圧とに基づいてスイッチングトランジスタを断続制御するスイッチングトランジスタ制御回路部、バッテリの高位端に接続されて内部電源回路部に内部電源ラインを通じて給電するバッテリ電圧給電端子と、バッテリの高位端に接続されて前記スイッチングトランジスタ制御回路部に内部バッテリ電圧検出ラインを通じてバッテリ電圧を入力するバッテリ電圧検出端子と、イグニッションスイッチの一端に接続されてイグニッションスイッチオンによる電圧変化をスイッチングトランジスタ制御回路部に内部IGオン検出ラインを通じて入力するIGオン検出端子とを備え、車両用交流発電機に固定されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明者らの実験によれば、レギュレ−タのIG端子兼用のL端子から侵入する電磁波ノイズをバイパスコンデンサで低減する上記特開平7−115737号公報の構成では、レギュレ−タ内への電磁波ノイズの侵入低減効果は限定的であり、また、レギュレ−タから発生する電磁波ノイズの低減には効果がないことがわかった。これはレギュレ−タが多数の配線を有し、レギュレ−タへの電磁波ノイズ侵入経路及び放射経路が多岐にわたるためである。
【0010】
もちろん、レギュレ−タのすべての配線にフェライトリングコアやバイパスコンデンサを装着すれば、これら配線を通じてレギュレ−タに侵入する電磁波ノイズを低減できる。しかしながら、車載の車両用交流発電機に装着されるレギュレ−タのすべての配線にフェライトリングコアやバイパスコンデンサを設けることは、コスト、許される配置スペ−スの点で実用上不可能であった。特に、内燃機関に近接して配置される車両用交流発電機に装着されるレギュレ−タが高温、高振動条件下で供用されることから、十分なノイズ低減をもつ大容量のバイパスコンデンサには耐熱性及び耐振動性を有し、大型のものを用いねばならず、コスト及び搭載スペ−スの問題が更に問題となる。
【0011】
本発明は上記問題点に鑑みなされたものであり、電磁波ノイズの侵入をその体格増大を抑止しつつ実現可能な車両用交流発電機の制御装置及びそれへの応用に好適なコネクタを提供することをその目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の車両用交流発電機の制御装置は、界磁コイルの通電電流をスイッチング制御するスイッチングトランジスタを有する界磁電流スイッチング回路部、バッテリの電圧及び所定の目標電圧に基づいて前記スイッチングトランジスタを断続制御するスイッチングトランジスタ制御回路部、前記スイッチングトランジスタ制御回路部へ印加するための内部電源電圧を前記バッテリからの給電電力により形成する内部電源回路部、各前記回路部がモ−ルド封止したIC又は前記各回路部を収容するケース、前記バッテリから前記内部電源回路部に内部電源ラインを通じて給電するバッテリ電圧給電端子、及び、前記内部電源ラインもしくは前記バッテリ電圧給電端子に嵌着される磁性体、車載のイグニッションスイッチの一端に直接又はランプを介して接続されるIGオン検出ラインに接続されて前記イグニッションスイッチのオンを検出するIGオン検出端子、前記バッテリの高位端に接続されてバッテリ電圧検出ラインを通じて前記バッテリの電圧を前記スイッチングトランジスタ制御回路部に入力するためのバッテリ電圧検出端子、及び、前記バッテリ電圧検出ライン又は前記バッテリ電圧検出端子と前記バッテリの負極電位に等しい電位源とを接続する高周波バイパスコンデンサ、異常を知らせるための警告灯を介して前記バッテリの高位端に接続された警報端子、を備えた車両用交流発電機の制御装置において、前記磁性体は、前記内部電源ラインもしくは前記バッテリ電圧給電端子に嵌着されて前記ケースに固定され、前記バッテリ電圧給電端子、前記IGオン検出端子、前記バッテリ電圧検出端子、前記高周波バイパスコンデンサ及び前記警報端子が、前記スイッチングトランジスタ制御回路部に接続されて前記ケース外部の配線と接続可能に、前記ケースに固定されていることを特徴としている。
【0013】
請求項1記載の車両用交流発電機の制御装置によれば、バッテリ電圧給電端子からレギュレータ側への高周波入力インピーダンスを増大させることができ、ラインに重畳する高周波ノイズを効果的に低減することができる。この結果、車両用発電機の電圧制御を司る制御装置の駆動電源及び各種基準電位が安定となるので、動作安定性を良好に維持することができる。また、バッテリ電圧給電端子からみたレギュレータ側への高周波入力インピーダンスを極めて高く、かつ、接地に対するインピーダンスが極めて小さくすることができるので、ラインに侵入する高周波ノイズ電流を効果的に接地にバイパスさせることができ、定電圧制御の安定性を一層向上することができる。
【0014】
請求項2記載の車両用交流発電機の制御装置は、界磁コイルの通電電流をスイッチング制御するスイッチングトランジスタを有する界磁電流スイッチング回路部、バッテリの電圧及び所定の目標電圧に基づいて前記スイッチングトランジスタを断続制御するスイッチングトランジスタ制御回路部、前記スイッチングトランジスタ制御回路部へ印加するための内部電源電圧を前記バッテリからの給電電力により形成する内部電源回路部、各前記回路部がモ−ルド封止したIC又は前記各回路部を収容するケース、前記バッテリから前記内部電源回路部に内部電源ラインを通じて給電するバッテリ電圧給電端子、及び、前記内部電源ラインもしくは前記バッテリ電圧給電端子に嵌着される磁性体、車載のイグニッションスイッチの一端に直接又はランプを介して接続されるIGオン検出ラインに接続されて前記イグニッションスイッチのオンを検出するIGオン検出端子、及び、前記IGオン検出ライン又は前記IGオン検出端子に嵌着される磁性体、前記バッテリの高位端に接続されてバッテリ電圧検出ラインを通じて前記バッテリの電圧を前記スイッチングトランジスタ制御回路部に入力するためのバッテリ電圧検出端子、及び、前記バッテリ電圧検出ライン又は前記バッテリ電圧検出端子と前記バッテリの負極電位に等しい電位源とを接続する高周波バイパスコンデンサ、異常を知らせるための警告灯を介して前記バッテリの高位端に接続された警報端子、を備えた車両用交流発電機の制御装置において、前記磁性体は、前記バッテリ電圧給電端子及び前記IGオン検出端子のみに嵌着されて前記ケースに固定され、前記バッテリ電圧給電端子、前記IGオン検出端子、前記バッテリ電圧検出端子、前記高周波バイパスコンデンサ及び前記警報端子が、前記スイッチングトランジスタ制御回路部に接続されて前記ケース外部の配線と接続可能に、前記ケースに固定されていることを特徴としている。
【0015】
請求項2記載の車両用交流発電機の制御装置によれば、バッテリ電圧給電端子からレギュレータ側への高周波入力インピーダンスを増大させることができ、ラインに重畳する高周波ノイズを効果的に低減することができる。この結果、車両用発電機の電圧制御を司る制御装置の駆動電源及び各種基準電位が安定となるので、動作安定性を良好に維持することができる。さらに、IGオン検出端子からレギュレータ側への高周波入力インピーダンスを増大させることができ、ラインに重畳する高周波ノイズを効果的に低減することができる。この結果、車両用発電機の電圧制御を司る制御装置の駆動電源及び各種基準電位が安定となるので、動作安定性を良好に維持することができる。また、バッテリ電圧給電端子からみたレギュレータ側への高周波入力インピーダンスを極めて高く、かつ、接地に対するインピーダンスが極めて小さくすることができるので、ラインに侵入する高周波ノイズ電流を効果的に接地にバイパスさせることができ、定電圧制御の安定性を一層向上することができる。
【0016】
請求項3記載の車両用交流発電機の制御装置は、界磁コイルの通電電流をスイッチング制御するスイッチングトランジスタを有する界磁電流スイッチング回路部、バッテリの電圧及び所定の目標電圧に基づいて前記スイッチングトランジスタを断続制御するスイッチングトランジスタ制御回路部、前記スイッチングトランジスタ制御回路部へ印加するための内部電源電圧を前記バッテリからの給電電力により形成する内部電源回路部、各前記回路部がモ−ルド封止したIC又は前記各回路部を収容するケース、前記バッテリから前記内部電源回路部に内部電源ラインを通じて給電するバッテリ電圧給電端子、及び、前記内部電源ラインと直列に接続されるインダクタンス素子、車載のイグニッションスイッチの一端に直接又はランプを介して接続されるIGオン検出ラインに接続されて前記イグニッションスイッチのオンを検出するIGオン検出端子、前記バッテリの高位端に接続されてバッテリ電圧検出ラインを通じて前記バッテリの電圧を前記スイッチングトランジスタ制御回路部に入力するためのバッテリ電圧検出端子、及び、前記バッテリ電圧検出ライン又は前記バッテリ電圧検出端子と前記バッテリの負極電位に等しい電位源とを接続する高周波バイパスコンデンサ、警告灯を介して前記バッテリの高位端に接続された異常を知らせるための警報端子、を備えた車両用交流発電機の制御装置において、前記インダクタンス素子は、前記内部電源ラインと前記バッテリ電圧給電端子とに直列接続されて前記ケースに固定され、前記バッテリ電圧給電端子、前記IGオン検出端子、前記バッテリ電圧検出端子、前記高周波バイパスコンデンサ及び前記警報端子は、前記スイッチングトランジスタ制御回路部に接続されて前記ケース外部の配線と接続可能に、前記ケースに固定されていることを特徴としている。
【0017】
請求項3記載の車両用交流発電機の制御装置によれば、バッテリ電圧給電端子からレギュレータ側への高周波入力インピーダンスを増大させることができ、ラインに重畳する高周波ノイズを効果的に低減することができる。この結果、車両用発電機の電圧制御を司る制御装置の駆動電源及び各種基準電位が安定となるので、動作安定性を良好に維持することができる。更に、ケースに後付け可能なハイブリッド基板などに他の素子一緒にまとめて実装できるので、組み立て工程を簡素とすることも可能となる。また、バッテリ電圧給電端子からみたレギュレータ側への高周波入力インピーダンスを極めて高く、かつ、接地に対するインピーダンスが極めて小さくすることができるので、ラインに侵入する高周波ノイズ電流を効果的に接地にバイパスさせることができ、定電圧制御の安定性を一層向上することができる。
【0018】
請求項4記載の車両用交流発電機の制御装置は、界磁コイルの通電電流をスイッチング制御するスイッチングトランジスタを有する界磁電流スイッチング回路部、バッテリの電圧及び所定の目標電圧に基づいて前記スイッチングトランジスタを断続制御するスイッチングトランジスタ制御回路部、前記スイッチングトランジスタ制御回路部へ印加するための内部電源電圧を前記バッテリからの給電電力により形成する内部電源回路部、各前記回路部がモ−ルド封止したIC又は前記各回路部を収容するケース、前記バッテリから前記内部電源回路部に内部電源ラインを通じて給電するバッテリ電圧給電端子、及び、前記内部電源ラインと直列に接続されるインダクタンス素子、車載のイグニッションスイッチの一端に直接又はランプを介して接続されるIGオン検出ラインに接続されて前記イグニッションスイッチのオンを検出するIGオン検出端子、及び、前記IGオン検出ラインに直列に装着されるインダクタンス素子、前記バッテリの高位端に接続されてバッテリ電圧検出ラインを通じて前記バッテリの電圧を前記スイッチングトランジスタ制御回路部に入力するためのバッテリ電圧検出端子、及び、前記バッテリ電圧検出ライン又は前記バッテリ電圧検出端子と前記バッテリの負極電位に等しい電位源とを接続する高周波バイパスコンデンサ、警告灯を介して前記バッテリの高位端に接続された異常を知らせるための警報端子、を備えた車両用交流発電機の制御装置において、前記インダクタンス素子は、前記バッテリ電圧給電端子及び前記IGオン検出端子のみに直列接続されて前記ケースに固定され、前記バッテリ電圧給電端子、前記IGオン検出端子、前記バッテリ電圧検出端子、前記高周波バイパスコンデンサ及び前記警報端子は、前記スイッチングトランジスタ制御回路部に接続されて前記ケース外部の配線と接続可能に、前記ケースに固定されていることを特徴としている。
【0019】
請求項4記載の車両用交流発電機の制御装置によれば、バッテリ電圧給電端子からレギュレータ側への高周波入力インピーダンスを増大させることができ、ラインに重畳する高周波ノイズを効果的に低減することができる。この結果、車両用発電機の電圧制御を司る制御装置の駆動電源及び各種基準電位が安定となるので、動作安定性を良好に維持することができる。更に、ケースに後付け可能なハイブリッド基板などに他の素子一緒にまとめて実装できるので、組み立て工程を簡素とすることも可能となる。また、バッテリ電圧給電端子からみたレギュレータ側への高周波入力インピーダンスを極めて高く、かつ、接地に対するインピーダンスが極めて小さくすることができるので、ラインに侵入する高周波ノイズ電流を効果的に接地にバイパスさせることができ、定電圧制御の安定性を一層向上することができる。
【0022】
上記請求項1及び3の好適態様を以下に説明する。
【0023】
この好適態様によれば、レギュレ−タ(特にそのスイッチングトランジスタ制御回路部)に回路動作のための電源電力を給電するバッテリ電圧給電端子(BR端子)又はそれとレギュレ−タの内部回路とを接続する内部電源ラインと、イグニッションスイッチの開閉による電圧信号をレギュレ−タ(特にそのスイッチングトランジスタ制御回路部)に入力するIGオン検出端子(従来のIG端子又はL端子(イグニッションスイッチ開閉検出兼用の場合))又はそれとレギュレ−タのスイッチングトランジスタ制御回路部とを接続するIGオン検出ラインとに、電磁波ノイズ低減のために磁性体を嵌着し、レギュレ−タのスイッチングトランジスタ制御回路部にバッテリ電圧の変化を入力するためのバッテリ電圧検出端子(S端子)又はそれとレギュレ−タのスイッチングトランジスタ制御回路部とを接続する内部バッテリ電圧検出ラインとはバイパスコンデンサを接続することにより、レギュレ−タのコスト及び体格増大を抑止しつつレギュレ−タの電磁波ノイズ受信又は放射(配線を通じての)を従来より格段に低減することを実現する。
【0024】
すなわち、本構成では、バイパスコンデンサ(貫通コンデンサを含む)はS端子又はそれとレギュレ−タのスイッチングトランジスタ制御回路部とを接続する内部バッテリ電圧検出ラインだけに配置される。
【0025】
このようにすれば、1個のバイパスコンデンサと2個のフェライトリングコアのごとき磁性体を用いるだけであるので、レギュレ−タの体格増大及びコスト増大を抑止しつつレギュレ−タへの電磁波ノイズ侵入とレギュレ−タから配線を通じての電磁波放射を良好に抑止することができる。
【0026】
以下、更に説明する。まず、S端子からレギュレ−タ内部に侵入する電磁波ノイズについて考える。
【0027】
S端子は、内部電源ラインを通じて高い入力インピ−ダンスをもつ電圧比較用コンパレ−タ(基準電圧とS端子から入力されるバッテリ電圧とを比較する)に接続される。なお、S端子からこのコンパレ−タに入力する前に分圧回路で分圧する場合もある。
【0028】
いずれにせよ、S端子とバッテリ電圧とを接続する外部ラインを高周波ノイズ電源と考えた場合、上記分圧回路の抵抗又はコンパレ−タの入力インピ−ダンスからなるこの高周波ノイズ電源の負荷インピ−ダンスは十分に大きく、これと並列にバイパスコンデンサを接続することにより高周波電磁波ノイズ電流のほとんどは容易にバイパスコンデンサを流れ、排除(バイパス)させることができる。これは、S端子が信号端子であり、レギュレ−タ内の比較的高抵抗の負荷に接続されているためである。
【0029】
これに対し、S端子又はそれに接続される内部バッテリ電圧検出ラインにフェライトリングコアを接続する場合を考える。この場合、このフェライトリングコアは、上記比較的高抵抗の負荷に接続される配線インダクタンスを増加させるものであるが、上記負荷が比較的大きいためによほど配線インダクタンスを大きくしないとノイズ低減効果が得られないという問題と、バッテリ電圧変化が上記負荷とこの増加した配線インダクタンスで分圧され、負荷へのバッテリ電圧変化の入力分が減少するという問題とがある。
【0030】
すなわち、バッテリ電圧の変化を追従性よく検出しつつS端子から侵入する電磁波ノイズを低減するには、バイパスコンデンサの採用がフェライトリングコア(磁性体)より好適であることがわかる。
【0031】
次に、BR端子からレギュレ−タ内部に侵入する電磁波ノイズについて考える。
【0032】
BR端子は、レギュレ−タに電源電流を供給するため、等価回路で考えると、BR端子とバッテリとを接続する外部ラインに電磁的あるいは静電的に誘導される電磁波ノイズ電圧はレギュレ−タの比較的小さい負荷に印加されることになる。
【0033】
したがって、このBR端子またはそれにつながる内部電源ラインに磁性体を嵌着してその配線インダクタンスを増大させれば高周波電磁波ノイズ電圧の多くはそれに消費され、レギュレ−タ内に侵入しない。また、このBR端子は電圧変化の伝送による信号の送信を必要としないので、信号の減衰を考慮する必要がない。
【0034】
これに対して、バイパスコンデンサを上記比較的小さい負荷に並列接続する場合、バイパスコンデンサの容量すなわちインピ−ダンスをS端子の上記バイパスコンデンサに比較して格段に大きくする必要があり、これはバイパスコンデンサの体格を格段に増大するという問題を派生してしまう。
【0035】
次に、IG端子からレギュレ−タ内部に侵入する電磁波ノイズについて考える。
【0036】
IG端子(イグニッションスイッチの開閉による電圧変化をL端子を通じて受信する場合にはこのL端子を本発明で言うIGオン検出端子とみなす)もS端子に接続されるレギュレ−タの入力インピ−ダンスに比較して格段に小さい負荷をドライブすればよく、上記したBR端子と同様、磁性体による配線インダクタンスの増大の方がバイパスコンデンサによるレギュレ−タの入力インピ−ダンスと並列のバイパスインピ−ダンスの減少よりも効果的である。また、このIG端子におけるこの磁性体による配線インダクタンスの増大が引き起こす伝送信号振幅の減衰は、IG端子から入力されるイグニッションスイッチの開閉によるイグニッションスイッチの開閉信号はその振幅が極めて大きい(バッテリ電圧に等しい)ため、回路動作の開始に支障を生じることがない。
【0037】
次に、L端子(イグニッションスイッチ開閉信号の伝送を行わない場合)からレギュレ−タ内部に侵入する電磁波ノイズについて考える。
【0038】
L端子は、レギュレ−タ内部のランプ駆動トランジスタにより作動され、これはレギュレ−タの出力インピ−ダンスであるので、もしL端子からチャ−ジランプを通じてバッテリに至る配線に電磁波ノイズ電圧が重畳したとしても、電磁波ノイズ電圧の一部はチャ−ジランプで消費され、残る部分もこのランプ駆動トランジスタの小さいオン抵抗を通じて消費され、問題は生じない。このランプ駆動トランジスタのL端子側の主電極と制御電極との間の寄生容量を通じてレギュレ−タ内部へ電磁波ノイズが侵入する経路があるが、この寄生容量が小さいためにほとんど問題とは成らない。
【0039】
F端子は、外部の車両用交流発電機の界磁コイル及び外部配線を通じてバッテリの端子に接続されるとともに、レギュレ−タのスイッチングトランジスタの小さいオン抵抗を通じてバッテリの他端に付属されるので、この外部配線に重畳する電磁波ノイズ電圧の多くは界磁コイルが負担し、レギュレ−タ内部に侵入することはない。
【0040】
P端子は、外部配線を通じて外部の車両用交流発電機の電機子コイルに接続されるので、この外部配線に重畳する電磁波ノイズ電圧の多くは電機子コイルが負担し、レギュレ−タ内部に侵入することはない。また、バイパスコンデンサや磁性体を設けることにより、レギュレ−タに入力される発電電圧の大きさを示す信号が減衰することもない。
【0041】
接地端子は冷却フィンや車両用交流発電機のハウジングなどが異形大型形状でかつ電気抵抗が極めて小さいので、電磁波ノイズによる電位変動が小さく、問題とは成らない。結局、本構成のレギュレ−タは、回路動作に支障を与えることなく、かつ、体格増大を抑止しつつ、従来より格段に大きな耐電磁波ノイズ性能を有する。
【0042】
上記好適態様の更なる好適態様では、磁性体は、ケ−スのコネクタのタ−ミナルをなすバッテリ電圧給電端子及びIGオン検出端子に嵌着される。このようにすれば、後述するように磁性体の取り付けが簡単となる。
【0043】
請求項6記載の構成は乃至5のいずれか記載の車両用交流発電機の制御装置において、
前記磁性体は、前記バッテリ電圧給電端子と前記界磁コイルとの接続部位よりも前記内部電源回路部側に位置して前記バッテリ電圧給電端子又は前記内部電源ラインに嵌着される。
【0044】
このようにすれば、大きな磁性体の界磁電流の変化により誘導される磁束により磁性体が磁気飽和することがないので、界磁電流変化期間でも電磁波ノイズがレギュレ−タ内に侵入することがなく、磁性体を格段に小型化することができ、また、磁性体のインダクタンスが界磁電流の変化を抑制することがない。
【0045】
請求項7記載の構成は請求項6記載の車両用交流発電機の制御装置において更に、前記磁性体が、樹脂製のケ−スに一体に設けられた樹脂製のコネクタ部に埋設される。この埋設は、インサ−ト成形やモ−ルド成形などの周知の製法によりおこなうことができる。
【0046】
このようにすれば、車両用交流発電機に装着されて高振動環境でも磁性体を良好に固定することができる。また、磁性体は通常フェライトなどの焼結セラミックスを素材として形成されるが、修理交換時にオルタネータを落下させたりあるいは工具をぶつけたりしても磁性体が樹脂により被覆保護されているために、磁性体の破損を防止することができ、更に万が一磁性体にクラックなどが生じたとしても磁性体がレギュレータケースから脱落することがなく、そのインダクタンスの減少はごく僅かであるので、支障なく用いることができる。
【0047】
更に、接着剤などによる接着を必要としないので、レギュレ−タの高振動、大温度変化繰り返し環境下でも磁性体を安全にレギュレータケースに固定することができる。
【0048】
請求項8記載の構成によれば請求項6記載の車両用交流発電機の制御装置において更に、磁性体は、樹脂製のケ−スに一体に設けられた樹脂製のコネクタ部の底面に凹設された磁性体収容溝に収容される。
【0049】
このようにすれば、レギュレータを作製した後で簡単に磁性体を装着、固定することができる。また、車両用交流発電機に装着されて高振動環境でも磁性体を良好に固定することができる。また、磁性体は通常フェライトなどの焼結セラミックスを素材として形成されるが、修理交換時にオルタネータを落下させたりあるいは工具をぶつけたりしても磁性体は、コネクタの底面の更に上記溝に収容されているため、異物が直接に磁性体に衝突することがなく、衝撃はケ−スやそのコネクタ部の樹脂を通じて伝達されるので、衝撃が緩和され、磁性体が破損する確率を低減することができる。
【0050】
更に万が一磁性体にクラックなどが生じたとしても、磁性体は隙間なく環状の上記溝に収容され、上記溝の両側の側面にて弾性付勢されつつ挟まれているのでばらけたり脱落することがなく、そのインダクタンスの減少はごく僅かであるので、支障なく用いることができる。
【0051】
更に、接着剤などによる接着を必要としないので、レギュレ−タの高振動、大温度変化繰り返し環境下でも磁性体を安全にレギュレータケースに固定することができる。
【0052】
請求項9記載の構成によれば請求項8記載の車両用交流発電機の制御装置において更に、上記磁性体収容溝に面するコネクタ部の周壁は、前記溝の開口を狭窄するリブを有し、前記周壁(外周壁部)及びリブ(突部)は、上記溝への磁性体の挿入時に前記磁性体の通過を許す程度に前記溝の開口幅を拡幅する方向へ弾性変形する。
【0053】
このようにすれば、磁性体収容溝に収容した磁性体のはずれを良好に防止することができる。また、周壁が上記拡幅方向に弾性変形するので、コネクタ部の周壁を樹脂成形した後、周壁内周面に接する金型を抜く場合、リブ(突部)の幅(開口狭窄方向)だけ周壁(外周壁部)が開口幅拡大方向に開いてこの周壁内周面に接する金型を抜くことができ、製造を容易とすることができる。
【0054】
請求項10記載の構成によれば請求項6記載の車両用交流発電機の制御装置において、導電性磁性材料により形成された磁性体を樹脂製のケ−ス又はコネクタ部をたとえばタ−ミナルに対して電気絶縁する。
【0055】
このようにすれば、ケ−ス又はコネクタ部は磁性体の保持部材であるとともにタ−ミナル(コネクタピン)と導電性の磁性体との電気絶縁材としての機能を兼用するので、磁性体の素材として安価な軟鉄などの導電性磁性体を採用することができ、更に磁性体の渦電流損失の増大により電磁波ノイズ低減効果を一層向上することができる。特にBR端子やIG端子は、小電圧の信号の伝送がないので、この渦電流損失増大によるレギュレータへの入力信号電圧の減衰を考慮する必要がなく一層好都合である。
【0056】
請求項11記載の構成によれば請求項6記載の車両用交流発電機の制御装置において更に、前記バッテリ電圧給電端子又は前記IGオン検出端子は、長手方向と直角方向の断面が略長方形に形成され平板形状を有し、前記磁性体は、長穴を有することを特徴としている。
【0057】
このようにすれば、従来の円筒状のフェライトリングコアに比較して磁性体内の平均磁路長を格段に短縮できるため、小型で大きなインダクタンスを得ることができ、特に電源電流の大変化による磁気飽和が生じ易いBR端子において特に有効である。
【0058】
請求項12記載の構成によれば請求項11記載の車両用交流発電機の制御装置において更に、バッテリ電圧給電端子の広幅のリング状の先端部が貫通可能な穴幅をもつ長穴を磁性体に設けるので、磁路長増大を抑止しつつ、磁性体を後付けすることができる。
【0059】
請求項13記載の構成によれば請求項6乃至12のいずれか記載の車両用交流発電機の制御装置において更に、磁性体は複数の端子が別々に貫通する複数の貫通孔を有するので、各端子(タ−ミナル)間の電磁的信号漏洩を抑止しつつ、磁性体の全体体格及び使用磁性体量を低減することができる。
【0072】
【発明の実施形態】
本発明の車両用交流発電機(オルタネータ)の制御装置の好適な実施態様を以下の実施例を参照して説明する。
【0073】
【実施例1】
実施例1のレギュレータの軸方向からみた正面図を図1に示し、そのブロック回路図を図2に示す。
【0074】
このレギュレ−タは、樹脂成形により形成されて図示しない車両用交流発電機に一体に固定されたレギュレータケース(本発明でいうケ−ス)1を有し、レギュレータケース1の表面には金属製の放熱フィン2が固定、露出している。放熱フィン2の見えない裏面には図2に示すレギュレータ回路が集積されたICチップ(レギュレータチップともいう)3が固定されている。
【0075】
ICチップ3は、コントロ−ル部31(本発明で言うスイッチングトランジスタ制御回路部及び内部電源回路部)とスイッチ部32(本発明で言う界磁電流スイッチング回路部)を有している。
【0076】
コントロ−ル部31は、入力されるバッテリ電圧と所定の目標電圧とに基づいてスイッチ部32内の後述するスイッチングトランジスタを断続制御するためのスイッチングトランジスタ制御回路部と、バッテリ4から給電されて上記スイッチングトランジスタ制御回路部へ印加する内部電源電圧を形成する内部電源回路部とを有する。
【0077】
スイッチ部32は、一端が車両用交流発電機の界磁コイル5を通じてバッテリ4の一端に接続され、他端がバッテリ3の他端にされ、界磁コイル5の通電電流をスイッチング制御するスイッチングトランジスタを有している。
【0078】
この種のレギュレ−タの回路構成自体は周知であるので、これ以上の説明は省略する。
【0079】
レギュレータケース1には、BR端子(バッテリ電圧給電端子)11、F端子12、P端子13、S端子14、IG端子15、L端子16が固定されている。
【0080】
11は、バッテリ4の+端子に給電する車両用交流発電機のB端子(直流出力端子)に接続されて、内部電源ライン21を通じてICチップ3のコントロ−ル部31に電源電圧を供給するBR端子である。BR端子11は、車両用交流発電機内のBライン81を通じて車両用交流発電機のB端子に接続され、界磁コイル5の一端はBライン81、B端子、外部ライン82を通じてバッテリ4の+端子に接続されている。
【0081】
12は、界磁コイル5の他端とICチップ3のスイッチ部32内のスイッチングトランジスタの一端とを接続するF端子である。車両用交流発電機のB端子から界磁コイル5に給電される界磁電流は、F端子12を通じてこのスイッチングトランジスタに流される。
【0082】
13は、車両用交流発電機の電機子コイル(図示せず)の一相出力端に接続されて車両用交流発電機の発電を検出するP端子である。
【0083】
14は、外部ライン83を通じてバッテリ4の+端子の電圧(バッテリ電圧)を検出し、このバッテリ電圧をコントロ−ル部31のスイッチングトランジスタ制御回路部へ内部バッテリ電圧検出ライン22を通じて入力するS端子(バッテリ電圧検出端子)である。
【0084】
15は、外部ライン84を通じてイグニッションスイッチ6の一端に接続されてイグニッションスイッチ6のオン/オフによる電圧変化をコントロ−ル部31のスイッチングトランジスタ制御回路部へ内部IGオン検出ライン23を通じて入力するIG端子(IGオン検出端子)である。コントロ−ル部31の上記内部電源回路部は、イグニッションスイッチ6のオンにより作動してBR端子11から給電されたバッテリ電圧を定電圧化してコントロ−ル部31の各部に給電する。
【0085】
16は、外部ライン85を通じて車両の充電系の異常を検出して、ドライバーへ異常を知らせるために、チャージランプ7を介してバッテリ4の+端子に接続されるL端子である。
【0086】
17は、ICチップ3のコントロ−ル部31、スイッチ部32の接地ラインを接地する接地端子であり、放熱フィン2により兼用され、車両用交流発電機のハウジングを通じて接地されている。
【0087】
レギュレータケース1は、樹脂成形されたコネクタ18をもち、コネクタ18は、レギュレータケース1の主部から突出してS端子(バッテリ電圧検出端子)14、IG端子(IGオン検出端子)15、L端子16を囲む筒状のコネクタ部19を有している。S端子(バッテリ電圧検出端子)14、IG端子(IGオン検出端子)15、L端子16は、コネクタ18のコネクタピン(タ−ミナル)をなし、図3に示すようにコネクタ部19内にて互いに所定間隔を隔てて一列に並んで配設されている。
【0088】
8は、レギュレータケース1に固定されて、S端子14又は内部バッテリ電圧検出ライン22とたとえば冷却フィン2である接地端とを接続するバイパスコンデンサである。
【0089】
9、10は、レギュレータケース1に固定されるフェライトリングコア(磁性体)であり、フェライトリングコア9はIG端子15に、フェライトリングコア10はBR端子11に嵌着されている。フェライトリングコア9は、IG端子15に嵌着され、図3に示すようにIG端子15を囲んでコネクタ18の底面に固定されている。フェライトリングコア10は、BR端子11に嵌着され、樹脂成形されたレギュレータケース1に埋設されている。磁性体をなすフェライトリングコア9、10はそれぞれ1μHのインダクタンスをもち、100MHzで約600Ωの交流インピ−ダンス(リアクタンス)を有する。また、バイパスコンデンサ8は、1μFの静電容量を有し、100MHzで約1.6mΩの交流インピ−ダンスをもつ。
【0090】
(作用効果)
上記説明したこの実施例の車両用交流発電機の制御装置によれば、上述した作用効果を奏することができ、耐電磁波ノイズ性に優れたレギュレ−タを実現することができる。
【0091】
更に説明すれば、レギュレ−タ内の比較的高抵抗の負荷に接続されるS端子14にはバイパスコンデンサを接続して、配線の交流インピ−ダンスを大幅に増大して信号電圧の減衰を抑止しつつ、電磁波ノイズ電圧の侵入阻止を実現でき、レギュレ−タの比較的小さい負荷に接続されるBR端子及びIGオン検出端子にはそれに対して直列に高周波帯域で大きな交流インピ−ダンスを接続して電磁波ノイズ電圧のレギュレ−タへの侵入を阻止し、体格、コストの増大を抑止しつつ電磁波ノイズ耐性に優れたレギュレ−タを実現することができる。
【0092】
また、フェライトリングコア9、10はレギュレ−タのコネクタをなすBR端子及びIG端子に嵌着されるので、フェライトリングコア9、10の後付けやインサ−ト成形による樹脂埋設が簡単となる。
【0093】
また、フェライトリングコア10は、BR端子と界磁コイル5との接続部位よりもレギュレ−タ側に位置してBR端子又は内部電源ライン21に嵌着されるので、フェライトリングコア10に界磁電流の大変化による磁束がフェライトリングコア10を磁気飽和させることがなく、フェライトリングコア10を小型化することができる。
【0094】
また、フェライトリングコア10は、樹脂製のケ−スに一体に設けられた樹脂製のコネクタ部に埋設されるので、車両用交流発電機という高振動、かつ、温度変化が激しい環境下でも磁性体を良好に固定することができ、フェライトリングコア10の保護、支持を良好に行うことができる。
【0095】
また、フェライトリングコア9は、樹脂製のケ−スに一体に設けられた樹脂製のコネクタ部の底面に凹設された磁性体収容溝に収容されるので、レギュレータを作製した後で簡単に磁性体を装着、固定することができ、高振動環境下でもフェライトリングコア9を良好に保護、固定することができる。
【0096】
(変形態様)
図5に変形態様を示す。この変形態様はIG端子兼用のL端子にフェライトリングコア9を設けたものであり、上記説明した実施例1のフェライトリングコア9と同じ作用効果を奏することができる。
【0097】
【実施例2】
本発明の車両用交流発電機の制御装置の他の実施例を図6を参照して以下に説明する。ただし、実施例1に対する変更部分はIG端子近傍だけであるので、磁性体近傍だけを説明する。
【0098】
コネクタ180aは、樹脂成形されたコネクタ部190と、基部がコネクタ部190に埋めこまれ先端部が突出するIG端子150を有している。
【0099】
コネクタ部190の先端面にはIG端子150を囲む磁性体収容溝191が凹設され、磁性体収容溝191には軟鉄リングからなる磁性体100が圧入されている。
【0100】
192は磁性体収容溝191を囲む外周壁であり、外周壁192の先端には径方向内向きの突起193が設けられている。194はIG端子150に嵌着された磁性体収容溝191の径方向内側の内周壁である。
【0101】
この磁性体収容溝191に磁性体100を収容する状態を図7に示す。
【0102】
磁性体100は、突起193を径方向外側へ付勢して磁性体収容溝191の開口を拡径し、磁性体100の挿入を可能とする。この時、外周壁192はその基部を中心として径方向外側に弾性変形する。磁性体100の収容後、外周壁192は元の状態に縮径し、突起193は磁性体100の先端を押さえてその磁性体収容溝191からの離脱を阻止する。
【0103】
このような開口が狭窄された磁性体収容溝191は磁性体100の部分に金型を設けて樹脂成形により形成されるが、樹脂固化後、この金型を図7に示す上方へ引き抜くと、突部193及び外周壁192は上記した磁性体100の挿入時と同様に弾性変形するので、この金型の円滑な引き抜きが可能となる。
【0104】
また、内周壁194は、磁性体100とIG端子150との間を電気絶縁する。
【0105】
この実施例では、磁性体100は軟鉄リングからなるので、高周波電磁波ノイズ電圧に対して大きな渦電流損失を発生し、一層の電磁波ノイズ阻止効果を奏することができる。もちろん、IG端子150の代わりにBR端子にこの磁性体100を装着してもよい。
【0106】
【実施例3】
本発明の車両用交流発電機の制御装置の他の実施例を図8、図9を参照して以下に説明する。ただし、実施例1に対する変更部分はIG端子近傍だけであるので、磁性体近傍だけを説明する。
【0107】
コネクタ181aは、樹脂成形されたコネクタ部200と、基部がコネクタ部200に埋めこまれ先端部が突出し、それぞれ平板状のタ−ミナルをなすIG端子151及びL端子152を有している。
【0108】
101は、軟鉄リングからなる磁性体であり、コネクタ部200にIG端子151及びL端子152から電気絶縁可能に埋設されている。磁性体101は、IG端子151及びL端子152に合わせて長穴201を有し、端子151、152の幅方向と磁性体101の長穴201の幅方向は平行となっている。
【0109】
このようにすれば、磁性体101を小型化しつつ両端子151、152に重畳する電磁波ノイズ電圧を低減することができる。
【0110】
【実施例4】
本発明の車両用交流発電機の制御装置の他の実施例を図10、図11を参照して以下に説明する。ただし、実施例1に対する変更部分はIG端子近傍だけであるので、磁性体近傍だけを説明する。
【0111】
コネクタ182aは、樹脂成形されたコネクタ部202と、基部がコネクタ部202に埋めこまれ先端部が突出し、それぞれ平板状のタ−ミナルをなすIG端子151及びL端子152を有している。
【0112】
102は、軟鉄リングからなる磁性体であり、コネクタ部202にIG端子151及びL端子152から電気絶縁可能に埋設されている。磁性体102は、IG端子151及びL端子152が個別に貫通する一対の長穴203を有し、端子151、152の幅方向と磁性体102の長穴203の幅方向は平行となっている。
【0113】
このようにすれば、磁性体102を小型化しつつ両端子151、152に重畳する電磁波ノイズ電圧を低減することができ、両端子間の信号電圧の漏れも防止することができる。
【0114】
【実施例5】
本発明の車両用交流発電機の制御装置の他の実施例を図12、図13を参照して以下に説明する。ただし、実施例1に対する変更部分はBR端子近傍だけであるので、磁性体近傍だけを説明する。
【0115】
コネクタ183aは、樹脂成形されたコネクタ部203と、基部がコネクタ部203に埋めこまれ先端部が突出した平板状のタ−ミナルをなすBR端子155を有している。
【0116】
103は、軟鉄リングからなる磁性体であり、コネクタ部203にBR端子155から電気絶縁可能に埋設されている。磁性体103は、BR端子103が貫通する長穴205を有し、端子155の幅方向と磁性体103の長穴205の幅方向は平行となっている。
【0117】
このようにすれば、磁性体103を小型化しつつBR端子155に重畳する電磁波ノイズ電圧を低減することができ、両端子間の信号電圧の漏れも防止することができる。
【0118】
BR端子155の先端部156はその基部よりも広幅に形成されており、長穴205はBR端子155が貫通可能な内幅を有している。
【0119】
このようにすれば、磁性体103の取り付けが容易であるとともに、磁性体の必要インダクタンス値を確保しつつその小型化を図ることができる。
【0120】
【実施例6】
本発明の車両用交流発電機の制御装置の他の実施例を図14を参照して以下に説明する。ただし、実施例1に対する変更部分はIG端子近傍だけであるので、磁性体近傍だけを説明する。
【0121】
コネクタ300は、樹脂成形されたコネクタ部301と、基部がコネクタ部301に埋めこまれ先端部が突出した平板状のタ−ミナルをなすIG端子151とL端子152とを有している。
【0122】
このコネクタ部301は、樹脂に軟磁性のフェライト粉末を混入して成形したものであり、レギュレータケース1にはめ込まれている。
【0123】
このようにすれば、簡素な組み立て工程で体格増大を抑止しつつ電磁波ノイズのIG端子151とL端子152とからの侵入を阻止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の車両用交流発電機の制御装置の軸方向にみた部分正面図である。
【図2】図1の車両用交流発電機の制御装置のブロック回路図である。
【図3】図1の車両用交流発電機のB方向矢視図である。
【図4】図1のA−A線矢視断面図である。
【図5】図1の車両用交流発電機の制御装置の変形態様を示すブロック回路図である。
【図6】実施例2の車両用交流発電機の制御装置の部分断面図である。
【図7】実施例2の組み立て要領を示す断面図である。
【図8】図9のA−A線矢視断面図である。
【図9】実施例3の車両用交流発電機の制御装置の部分断面図である。
【図10】図11のA−A線矢視断面図である。
【図11】実施例4の車両用交流発電機の制御装置の部分断面図である。
【図12】実施例5の車両用交流発電機の制御装置の部分断面図である。
【図13】図12のA−A線矢視断面図である。
【図14】実施例6の車両用交流発電機の制御装置の部分断面図である。
【符号の説明】
1:ケ−ス
3:ICチップ(レギュレ−タ)
4:バッテリ
5:界磁コイル
8:バイパスコンデンサ(高周波バイパスコンデンサ)
9:フェライトリングコア(磁性体)
10:フェライトリングコア(磁性体)
11:BR端子(バッテリ電圧給電端子)
14:S端子(バッテリ電圧検出端子)
15:IG端子(IGオン検出端子)
18:コネクタ
19:コネクタ部
21:内部電源ライン
22:内部バッテリ電圧検出ライン
23:内部IGオン検出ライン
31:コントロ−ル部(スイッチングトランジスタ制御回路部、内部電源回路部)
32:スイッチ部(界磁電流スイッチング回路部)、
191:磁性体収容溝
192:外周壁(周壁)
193:リブ(突部)
Claims (12)
- 界磁コイルの通電電流をスイッチング制御するスイッチングトランジスタを有する界磁電流スイッチング回路部、
バッテリの電圧及び所定の目標電圧に基づいて前記スイッチングトランジスタを断続制御するスイッチングトランジスタ制御回路部、
前記スイッチングトランジスタ制御回路部へ印加するための内部電源電圧を前記バッテリからの給電電力により形成する内部電源回路部、
各前記回路部がモ−ルド封止したIC又は前記各回路部を収容するケース、
前記バッテリから前記内部電源回路部に内部電源ラインを通じて給電するバッテリ電圧給電端子、及び、
前記内部電源ラインもしくは前記バッテリ電圧給電端子に嵌着される磁性体、
車載のイグニッションスイッチの一端に直接又はランプを介して接続されるIGオン検出ラインに接続されて前記イグニッションスイッチのオンを検出するIGオン検出端子、
前記バッテリの高位端に接続されてバッテリ電圧検出ラインを通じて前記バッテリの電圧を前記スイッチングトランジスタ制御回路部に入力するためのバッテリ電圧検出端子、及び、前記バッテリ電圧検出ライン又は前記バッテリ電圧検出端子と前記バッテリの負極電位に等しい電位源とを接続する高周波バイパスコンデンサ、
異常を知らせるための警告灯を介して前記バッテリの高位端に接続された警報端子、
を備えた車両用交流発電機の制御装置において、
前記磁性体は、前記内部電源ラインもしくは前記バッテリ電圧給電端子に嵌着されて前記ケースに固定され、
前記バッテリ電圧給電端子、前記IGオン検出端子、前記バッテリ電圧検出端子、前記高周波バイパスコンデンサ及び前記警報端子は、前記スイッチングトランジスタ制御回路部に接続されて前記ケース外部の配線と接続可能に、前記ケースに固定されていることを特徴とする車両用交流発電機の制御装置。 - 界磁コイルの通電電流をスイッチング制御するスイッチングトランジスタを有する界磁電流スイッチング回路部、
バッテリの電圧及び所定の目標電圧に基づいて前記スイッチングトランジスタを断続制御するスイッチングトランジスタ制御回路部、
前記スイッチングトランジスタ制御回路部へ印加するための内部電源電圧を前記バッテリからの給電電力により形成する内部電源回路部、
各前記回路部がモ−ルド封止したIC又は前記各回路部を収容するケース、
前記バッテリから前記内部電源回路部に内部電源ラインを通じて給電するバッテリ電圧給電端子、及び、
前記内部電源ラインもしくは前記バッテリ電圧給電端子に嵌着される磁性体、
車載のイグニッションスイッチの一端に直接又はランプを介して接続されるIGオン検出ラインに接続されて前記イグニッションスイッチのオンを検出するIGオン検出端子、及び、前記IGオン検出ライン又は前記IGオン検出端子に嵌着される磁性体、
前記バッテリの高位端に接続されてバッテリ電圧検出ラインを通じて前記バッテリの電圧を前記スイッチングトランジスタ制御回路部に入力するためのバッテリ電圧検出端子、及び、前記バッテリ電圧検出ライン又は前記バッテリ電圧検出端子と前記バッテリの負極電位に等しい電位源とを接続する高周波バイパスコンデンサ、
異常を知らせるための警告灯を介して前記バッテリの高位端に接続された警報端子、
を備えた車両用交流発電機の制御装置において、
前記磁性体は、前記バッテリ電圧給電端子及び前記IGオン検出端子のみに嵌着されて前記ケースに固定され、
前記バッテリ電圧給電端子、前記IGオン検出端子、前記バッテリ電圧検出端子、前記高周波バイパスコンデンサ及び前記警報端子は、前記スイッチングトランジスタ制御回路部に接続されて前記ケース外部の配線と接続可能に、前記ケースに固定されていることを特徴とする車両用交流発電機の制御装置。 - 界磁コイルの通電電流をスイッチング制御するスイッチングトランジスタを有する界磁電流スイッチング回路部、
バッテリの電圧及び所定の目標電圧に基づいて前記スイッチングトランジスタを断続制御するスイッチングトランジスタ制御回路部、
前記スイッチングトランジスタ制御回路部へ印加するための内部電源電圧を前記バッテリからの給電電力により形成する内部電源回路部、
各前記回路部がモ−ルド封止したIC又は前記各回路部を収容するケース、
前記バッテリから前記内部電源回路部に内部電源ラインを通じて給電するバッテリ電圧給電端子、及び、
前記内部電源ラインと直列に接続されるインダクタンス素子、
車載のイグニッションスイッチの一端に直接又はランプを介して接続されるIGオン検出ラインに接続されて前記イグニッションスイッチのオンを検出するIGオン検出端子、
前記バッテリの高位端に接続されてバッテリ電圧検出ラインを通じて前記バッテリの電圧を前記スイッチングトランジスタ制御回路部に入力するためのバッテリ電圧検出端子、及び、前記バッテリ電圧検出ライン又は前記バッテリ電圧検出端子と前記バッテリの負極電位に等しい電位源とを接続する高周波バイパスコンデンサ、
警告灯を介して前記バッテリの高位端に接続された異常を知らせるための警報端子、
を備えた車両用交流発電機の制御装置において、
前記インダクタンス素子は、前記内部電源ラインと前記バッテリ電圧給電端子とに直列接続されて前記ケースに固定され、
前記バッテリ電圧給電端子、前記IGオン検出端子、前記バッテリ電圧検出端子、前記高周波バイパスコンデンサ及び前記警報端子は、前記スイッチングトランジスタ制御回路部に接続されて前記ケース外部の配線と接続可能に、前記ケースに固定されていることを特徴とする車両用交流発電機の制御装置。 - 界磁コイルの通電電流をスイッチング制御するスイッチングトランジスタを有する界磁電流スイッチング回路部、
バッテリの電圧及び所定の目標電圧に基づいて前記スイッチングトランジスタを断続制御するスイッチングトランジスタ制御回路部、
前記スイッチングトランジスタ制御回路部へ印加するための内部電源電圧を前記バッテリからの給電電力により形成する内部電源回路部、
各前記回路部がモ−ルド封止したIC又は前記各回路部を収容するケース、
前記バッテリから前記内部電源回路部に内部電源ラインを通じて給電するバッテリ電圧給電端子、及び、
前記内部電源ラインと直列に接続されるインダクタンス素子、
車載のイグニッションスイッチの一端に直接又はランプを介して接続されるIGオン検出ラインに接続されて前記イグニッションスイッチのオンを検出するIGオン検出端子、及び、前記IGオン検出ラインに直列に装着されるインダクタンス素子、
前記バッテリの高位端に接続されてバッテリ電圧検出ラインを通じて前記バッテリの電圧を前記スイッチングトランジスタ制御回路部に入力するためのバッテリ電圧検出端子、及び、前記バッテリ電圧検出ライン又は前記バッテリ電圧検出端子と前記バッテリの負極電位に等しい電位源とを接続する高周波バイパスコンデンサ、
異常を知らせるための警告灯を介して前記バッテリの高位端に接続された警報端子、
を備えた車両用交流発電機の制御装置において、
前記インダクタンス素子は、前記バッテリ電圧給電端子及び前記IGオン検出端子のみに直列接続されて前記ケースに固定され、
前記バッテリ電圧給電端子、前記IGオン検出端子、前記バッテリ電圧検出端子、前記高周波バイパスコンデンサ及び前記警報端子は、前記スイッチングトランジスタ制御回路部に接続されて前記ケース外部の配線と接続可能に、前記ケースに固定されていることを特徴とする車両用交流発電機の制御装置。 - 請求項1又は2記載の車両用交流発電機の制御装置において、
前記磁性体は、前記バッテリ電圧給電端子と前記界磁コイルとの接続部位よりも前記内部電源回路部側に位置して前記バッテリ電圧給電端子又は前記内部電源ラインに嵌着されることを特徴とする車両用交流発電機の制御装置。 - 請求項5記載の車両用交流発電機の制御装置において、
前記磁性体は、樹脂製のケ−スに一体に設けられた樹脂製のコネクタ部に埋設されることを特徴とする車両用交流発電機の制御装置。 - 請求項5記載の車両用交流発電機の制御装置において、
前記磁性体は、樹脂製のケ−スに一体に設けられた樹脂製のコネクタ部の底面に凹設された磁性体収容溝に収容されていることを特徴とする車両用交流発電機の制御装置。 - 請求項7記載の車両用交流発電機の制御装置において、
前記磁性体収容溝に面する前記コネクタ部の周壁は、前記磁性体収容溝の開口を狭窄するリブを有し、前記周壁及びリブは、前記磁性体収容溝への前記磁性体の挿入を許容する開口拡幅方向への弾性変形特性を有することを特徴とする車両用交流発電機の制御装置。 - 請求項5記載の車両用交流発電機の制御装置において、
前記磁性体は、導電性磁性材料により形成されて樹脂製の前記ケ−ス又はコネクタ部により電気絶縁されることを特徴とする車両用交流発電機の制御装置。 - 請求項5記載の車両用交流発電機の制御装置において、
前記バッテリ電圧給電端子又は前記IGオン検出端子は、長手方向と直角方向の断面が略長方形に形成され平板形状を有し、
前記磁性体は、長穴を有することを特徴とする車両用交流発電機の制御装置。 - 請求項10記載の車両用交流発電機の制御装置において、
前記バッテリ電圧給電端子の先端部は、基部よりも広幅のリング状の先端部を有し、
前記バッテリ電圧給電端子に嵌着される前記磁性体は、前記先端部が貫通可能な長穴を有することを特徴とする車両用交流発電機の制御装置。 - 請求項5乃至11のいずれか記載の車両用交流発電機の制御装置において、
前記磁性体は、複数の端子が別々に貫通する複数の貫通孔を有することを特徴とする車両用交流発電機の制御装置。
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