JPH0529042A - コネクタ装置 - Google Patents

コネクタ装置

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JPH0529042A
JPH0529042A JP3180896A JP18089691A JPH0529042A JP H0529042 A JPH0529042 A JP H0529042A JP 3180896 A JP3180896 A JP 3180896A JP 18089691 A JP18089691 A JP 18089691A JP H0529042 A JPH0529042 A JP H0529042A
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JP
Japan
Prior art keywords
chassis
bottom wall
connector
ferrite core
connector pin
Prior art date
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Pending
Application number
JP3180896A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinji Kiguchi
真次 木口
Hiroshi Matsui
博 松井
Takayoshi Kishimoto
孝義 岸本
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP3180896A priority Critical patent/JPH0529042A/ja
Publication of JPH0529042A publication Critical patent/JPH0529042A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高感度機器に用いられるコネクタ装置に関
し、特に外部からの障害電波の侵入および、機器内で発
生した不要輻射を除去する耐環境性に優れたフィルター
内蔵のコネクタ装置に関するものである。 【構成】 絶縁性の箱形ハウジング21に植設された複
数個のコネクタピン23の細径端子部24に接触しない
で貫通する複数個の小孔を有する金属板製皿状シャーシ
27を底面壁22と平行に一定間隔をあけて保持し、こ
の部分に位置するコネクタピンの可撓性を利用して、温
度変化時にコネクタピンの上下保持部間に生じる寸法伸
縮差による応力を吸収し、貫通コンデンサ31の破損を
防止するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は映像音響機器,通信機器
または自動車用電話等の高感度機器に用いられるコネク
タ装置に関し、特に外部からの障害電波の侵入および機
器内で発生した不要電波の輻射を除去するフィルターと
して貫通コンデンサおよびフェライトコアを内蔵したコ
ネクタ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5(A),(B)および図6は、従来
のこの種のコネクタ装置を示すものであり、図5(A)
は正面部分断面図、同図(B)は側断面図、図6は分解
斜視図である。
【0003】同図において、1は絶縁性の箱形ハウジン
グで、その上下周囲壁2,2′の中間には仕切壁3が設
けられている。そして、この仕切壁3には所定のピッチ
で複数個のコネクタピン4が、貫通植設されている。5
は金属板から成るシャーシで、上記コネクタピン4の細
径端子部を非接触的に貫通させる複数の孔6を有すると
共に、その外形はハウジング中間仕切壁3よりもやや小
さい寸法とされ、中間仕切壁3の上側表面に重ねて配さ
れている。また、シャーシ5の外形両端部には突起7
a,7bが、上方に向けてハウジングの上部周囲壁2よ
りもやや突出するまで伸ばされている。
【0004】8は、厚さ方向に貫通する孔9を有して円
板状に形成された磁器基板製の複数の貫通コンデンサで
あり、前記シャーシ5の貫通孔6毎にコネクタピン4の
細径端子部に孔9を貫通させ、かつシャーシ5上に固着
している。
【0005】このコンデンサ8は、図7に示すように、
円板状に形成された磁器基板の片面の外周との間にギャ
ップを残して孔9の周りに上部電極9aを設けると共
に、他面には孔9の内周面との間にギャップを残して外
周まで下部電極9bを設けた構造となっており、前記シ
ャーシ5に対して下部電極9bを、コネクタピン4に対
して上部電極9aを半田付けして、それぞれ導通固定さ
れている。従って、シャーシ5は円板状貫通コンデンサ
8に対する共通端子となっている。
【0006】また、10は、絶縁性強磁性体材料から成
る円筒状フェライトコアであり、コネクタピン4の細径
端子部に中央孔11を貫通させてはめ込まれ、円板状各
貫通コンデンサ8の半田付け部の上にのせられている。
【0007】そして、12は上記円板状貫通コンデンサ
8およびその半田付け部を保護するために箱形ハウジン
グの上周囲壁2の内側に充填硬化された絶縁樹脂であ
り、同時に円筒状フェライトコア10を固定する役目も
している。
【0008】更に、13は金属板製のシールドケース
で、円板状貫通コンデンサ8および円筒状フェライトコ
ア10を固着したハウジング1の上から被せ、コネクタ
ピン4の細径端子先端部を天面14に設けた孔15から
導出させると共に、前記シャーシ5の外形端部から伸ば
された突起7a,7bをその天面14の孔16a,16
bに通して半田付けしてある。従って、シールドケース
13を接地するとシャーシ5も接地される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】近年、この種コネクタ
装置の使用機器に対する環境条件、特に使用温度範囲に
対する要求は厳しくなっており、例えば自動車用電装品
においては、−40℃〜85℃間の温度サイクル等広範
囲の温度条件保証を要求されるようになってきた。
【0010】しかし、前記のような構成のコネクタ装置
にあっては絶縁性の箱形ハウジング1の線膨張係数は、
シャーシ等金属部品や磁器コンデンサに比較して数倍の
大きさであるため、上記のように温度差が100℃以上
の温度サイクル条件下では、温度変化による構成部品間
の膨張・収縮寸法差はかなり大きなものとなり、コネク
タピン4を植設した絶縁性の箱形ハウジング1の仕切壁
3と円板状貫通コンデンサ8を介してコネクタピン4を
半田付け固着された金属板製シャーシ5との間の図5
(A)に示したX−X方向の寸法差が特に大きくなり、
コネクタピン4の上下保持部間で温度サイクル試験の度
に伸縮による寸法差を生じ、この時、この上下保持部間
が近接していることもあって、コンデンサ8のコネクタ
ピンとの半田付け用電極部9aおよびシャーシ5との半
田付け用電極部9bが繰返し応力を受けることになる。
この現象は、配列された複数のコネクタピン4の中でも
端部に位置するコネクタピンに顕著に見られる。
【0011】この応力を繰返し受けることによって、上
記コンデンサ8の電極9a,9bにヒビ割れを生じた
り、極端な場合には半田付け部が外れてしまって電気的
に導通しなくなるという問題があった。
【0012】本発明は、このような従来の課題を解決す
るもので、広範囲の温度条件での使用保証ができるすぐ
れたコネクタ装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、コネクタピンの上下保持部である絶縁性の
箱形ハウジングの壁部と金属板製シャーシの間に一定の
間隔を設け、この部分に位置するコネクタピンの可撓性
を利用して、温度変化時にコネクタピンの上下保持部間
に生じる寸法伸縮差による応力を吸収しようとするもの
である。
【0014】
【作用】上記のように広範囲の温度変化によって生じる
コネクタピン上下保持部間の寸法伸縮差による応力を、
両保持部間の間隙内に位置するコネクタピンの細径部が
撓むことにより吸収してしまうため、コンデンサの上・
下面半田付け用電極部に無理な応力が加わることなく、
コンデンサが損傷を受けることのないコネクタ装置を提
供するものである。
【0015】
【実施例】本発明のコネクタ装置の一実施例を図1
(A),(B)および図2により説明する。図1(A)
は正面部分断面図、同(B)は側断面図、図2は分解斜
視図である。
【0016】同図において、21は一面に開口部を有す
る絶縁性の箱形ハウジングで、その底面壁22には、複
数個のコネクタピン23がその細径端子部24を底面壁
の外側に突出するように所定のピッチで貫通植設されて
いる。
【0017】そして、ハウジング底面壁22の後方端部
に設けられた支柱25の段部26によって、金属板製皿
状シャーシ27が、底面壁と平行に一定の間隔をあけて
保持されており、この皿状シャーシ27は、コネクタピ
ン23の細径端子部24が接触しないで貫通するように
複数個の小孔28があけられると共に、後方全周に所定
高さの壁部29および両端部の接続用端子30a,30
bが一体に設けられている。
【0018】また、前記の絶縁ハウジング底面壁22と
皿状シャーシ27との間隙には、絶縁性強磁性体材料か
ら成る複数個の円筒状フェライトコア31が、上記コネ
クタピンの細径端子部24にそれぞれの中央孔32を貫
通させてはめ込まれている。
【0019】なお、絶縁ハウジング底面壁22を貫通し
た各コネクタピン細径部24の外側には、上記円筒状フ
ェライトコア31のガタツキを防止するための弾性突部
33が、ハウジング底面壁22に一体に形成されてい
る。
【0020】そして、皿状シャーシ27の後方壁部29
内には、従来技術と同様に上下に電極34,35を有す
る複数個の円板状貫通コンデンサ36が、その上部電極
34を各コネクタピン細径部に、下部電極35を皿状シ
ャーシ27底面の小孔28の周囲に、それぞれ半田付け
することによって導通固定されている。
【0021】更に、皿状シャーシ27の後方壁部29内
には、弾力性を有する熱硬化性樹脂37が充填され、上
記の円板状貫通コンデンサ36およびその上下半田付け
部を保護している。
【0022】また、このコネクタ装置全体をシールドす
るための金属板製箱形シールドケース38を被せ、前記
皿状シャーシ27の接続用端子30をその天面孔39に
通して、半田付け導通させることも従来技術と同様であ
る。
【0023】図3は、本発明のコネクタ装置の他の実施
例であり、このコネクタ装置に装着するノイズフィルタ
ーの特性を高めるため、各コネクタピンに更に一個ずつ
の円筒状フェライトコア40を装着したものであり、円
板状貫通コンデンサ36を半田付け固定後、各コネクタ
ピンの細径部24の後方より円筒状フェライトコア40
をはめ込み、その後に熱硬化性樹脂37を充填硬化させ
ることによって、このフェライトコア40を固定してい
る。
【0024】更に、図4(A),(B)もまた本発明の
他の実施例を示すものであり、絶縁ハウジング底面壁2
2と皿状シャーシ27との間隙内で各コネクタピンの細
径部24にはめ込まれるフェライトコアを一体基板品4
1にしたものである。各コネクタピンの細径部24と、
これを貫通させるための貫通小孔42間のギャップを小
さく設定しておくことにより、複数個の貫通小孔42の
内周壁がコネクタピンの細径部24と接触して、この一
体フェライト基板41のガタツキを抑えるので、図1に
示したようなフェライトコアのガタツキ防止用弾性突部
33をハウジング底面壁23に設ける必要のないもので
ある。
【0025】なお、上記実施例においてはコネクタピン
は金属板をプレス加工した板状としたが、コネクタピン
全体を細い角形または丸形線としても良いものである。
【0026】
【発明の効果】上記実施例により明らかなように絶縁性
の箱形ハウジングの底面壁とシャーシ間に一定の間隔を
設けたので、底面壁に植設され、シャーシと貫通コンデ
ンサを介して接続されたコネクタピンによって、広範囲
な温度変化が起こっても、上記コネクタピンが撓んで、
上記温度変化による構成部品の変化を吸収するため、貫
通コンデンサに大きな力が加わることはなく、貫通コン
デンサのヒビ割れや破損を防止することのできるもので
ある。
【0027】また、上記底面壁とシャーシ間にフェライ
トコアを装着したのでコネクタ装置の大きさは従来と変
わらないものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明のコネクタ装置の実施例の正面
部分断面図 (B)は同側断面図
【図2】同分解斜視図
【図3】同他の実施例の正面部分断面図
【図4】(A)は同他の実施例の正面部分断面図 (B)は同他の実施例の斜視図
【図5】(A)は従来のコネクタ装置の正面部分断面図 (B)は同側断面図
【図6】同分解斜視図
【図7】(A),(B),(C)は同要部である貫通コ
ンデンサの正面図,側面図および裏面図
【符号の説明】
21 絶縁性の箱形ハウジング 23 コネクタピン 27 金属板製の皿状シャーシ 31 フェライトコア 36 貫通コンデンサ 37 熱硬化性樹脂 38 シールドケース

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】絶縁性の箱形ハウジングと、細径端子部が
    ハウジング底面壁の外側に突出するように植設された複
    数個のコネクタピンと、この底面壁の後方に一定の間隔
    をあけて平行に保持され、底面に上記コネクタピンの端
    子部を接触しないで貫通させる小孔があけられると共に
    後方全周に所定高さの壁部および接続用端子部を一体に
    有する金属板製皿状シャーシと、絶縁ハウジング底面壁
    と上記シャーシとの間で各コネクタピンの端子部にはめ
    込まれたフェライトコアと、上記シャーシの後方壁部内
    で、各コネクタピンの端子部とシャーシ底面の小孔の周
    囲にその上下面を半田付けすることにより導通固定され
    た円板状の貫通コンデンサと、シャーシ後方壁の内側に
    充填硬化された樹脂と、開口部を除いた絶縁ハウジング
    外周を覆うと共にシャーシの接続用端子部と導通された
    シールドケースから成るコネクタ装置。
  2. 【請求項2】絶縁ハウジング底面壁の後方に、フェライ
    トコアのガタツキを規制する弾性突部を設けた請求項1
    記載のコネクタ装置。
  3. 【請求項3】シャーシ底面と各コネクタピン端子部間に
    半田付け固定された円板状貫通コンデンサの後方にも、
    円筒状フェライトコアをはめ込んだ請求項1または請求
    項2記載のコネクタ装置。
  4. 【請求項4】絶縁ハウジング底面壁とシャーシとの間で
    各コネクタピンにはめ込まれる全フェライトコアを、コ
    ネクタピンの植設ピッチに合わせた貫通孔を有する一体
    基板状としたことを特長とする請求項1または請求項3
    記載のコネクタ装置。
JP3180896A 1991-07-22 1991-07-22 コネクタ装置 Pending JPH0529042A (ja)

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JP3180896A JPH0529042A (ja) 1991-07-22 1991-07-22 コネクタ装置

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07130431A (ja) * 1993-10-28 1995-05-19 Molex Inc フィルタ付き多端子電気コネクタ組立体
US6700357B2 (en) 1999-12-16 2004-03-02 Denso Corporation Electromagnetic wave noise entry inhibiting connector for vehicular AC generator control device
US9425564B2 (en) 2014-02-27 2016-08-23 Hirose Electric Co., Ltd. Connector
DE102014007029B4 (de) * 2013-05-22 2020-03-26 Autonetworks Technologies, Ltd. Verbinder mit eingebautem Ferritkern und Herstellungsverfahren hierfür

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