JPH025587Y2 - - Google Patents

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JPH025587Y2
JPH025587Y2 JP1984059738U JP5973884U JPH025587Y2 JP H025587 Y2 JPH025587 Y2 JP H025587Y2 JP 1984059738 U JP1984059738 U JP 1984059738U JP 5973884 U JP5973884 U JP 5973884U JP H025587 Y2 JPH025587 Y2 JP H025587Y2
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board
module
shield case
module board
circuit pattern
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  • Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)
  • Structures For Mounting Electric Components On Printed Circuit Boards (AREA)
  • Mounting Of Printed Circuit Boards And The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はハイブリツドモジユール、特にハイブ
リツドモジユールのシールド構造に関するもので
ある。
(従来技術) 抵抗、コンデンサ、ダイオード等のモジユール
電子部品を実装したSIP形ハイブリツドモジユー
ルが周知であり、第1図には、従来のハイブリツ
ドモジユールが示されている。第1図において、
モジユール基板10には、モジユール電子部品
(第1図では図示せず)が実装され、モジユール
基板10の下端縁には、端子12が設けられてい
る。なお、端子12は、実際には複数個整列配置
されているが、第1図では、1個の端子12のみ
が示されている。そして、電子部品は所定の端子
12に接続されており、また、モジユール基板1
0の周囲は、エポキシ樹脂等から成る粉体塗料1
4により塗布されている。一方、実装基板16に
は取付孔18が形成されており、該取付孔18に
は、前記モジユール基板10の端子12が挿入さ
れ、ハンダ20により実装基板16に固定され、
これにより、モジユール基板10は実装基板16
に取り付けられることとなる。
しかしながら、このような従来のハイブリツド
モジユールにおいては、粉体塗料が導電性を有さ
ないので、モジユール基板をシールドすることが
できず、このため、外部等から妨害電磁波の影響
を受け、電気回路に混乱が生じるという問題があ
つた。更に、クロストーク等の影響があるため
に、部品同士を接近させた状態でモジユール基板
を実装基板に取り付けることができず、実装基板
の小型化を達成できないという欠点があつた。
そこで、上記問題を解決するために、従来の改
良されたハイブリツドモジユールとして、次に示
すようなものがあり、すなわち、モジユール基板
をシールドケース内に収納し該モジユール基板の
周囲をシールドケースで覆うものが提案されてい
る。第2図には、このような改良されたハイブリ
ツドモジユールが示され、第3,4図には、第2
図の各断面が示されている。
モジユール基板10の一方の側面10aには、
モジユール電子部品22−1,22−2,……が
実装され、この電子部品22−1,22−2,…
…のために、モジユール基板10の一方の側面1
0aには信号回路パターンが形成され、他方の側
面10bにはアース回路パターン24が形成され
ている。モジユール基板10をシールドするため
に、シールドケース6が使用されており、シール
ドケース26は、金属等の導電性材料から成りそ
の形状が箱形に形成されている。そして、シール
ドケース26は、その一端が開口26aとされて
おり、前記モジユール基板10は、該開口26a
からシールドケース26内に収納されることとな
る。また、シールドケース26を実装基板16に
取り付けるために、シールドケース26から下方
に、4本の固定脚部28−1,28−2,28−
3,28−4(28−4は図示せず)が延び、更
に、実装基板16には、取付孔29−1,29−
2,29−3,29−4(29−4は図示せず)
が形成されている。そして、シールドケース26
の固定脚部28−1〜28−4は、該取付孔29
−1〜29−4に挿入され、ハンダ付により実装
基板16に固定されることとなる。
前記シールドケース26の開口26aを閉じる
ために、底ブタ基板30が使用されており、底ブ
タ基板30は、金属等の導電性材料から成り、底
ブタ基板30には、信号端子32−1〜32−4
及びアース端子34−1〜34−5が埋め込まれ
ている。すなわち、信号端子32−1〜32−4
は、ガラス材料から成り円柱状の絶縁体36−1
〜36−4及び金属リング37−1〜37−4を
介して底ブタ基板30に埋込固定され、また、ア
ース端子34−1〜34−5は、ハンダ付あるい
は溶接により底ブタ基板30に一体的に固定され
ている。そして、端子32−1〜32−4、34
−1〜34−5は、その上端32−1a〜32−
4a、34−1a〜34−5aが底ブタ基板30
から上下に突出し、その下端32−1b〜32−
4b、34−1b〜34−5bが底ブタ基板30
から下方に突出することとなる。
信号端子32−1〜32−4の上端32−1a
〜32−4aは、前記モジユール基板10の信号
回路パターンにハンダ38−1〜38−4により
接続固定され、同様にして、アース端子34−1
〜34−5の上端34−1a〜34−5aは、前
記モジユール基板10のアース回路パターン24
にハンダ40−1〜40−5により接続固定され
ている。また、信号端子32−1〜32−4、ア
ース端子34−1〜34−5を実装基板16に取
り付けるために、実装基板16には取付孔42−
1〜42−4、44−1〜44−5が形成されて
いる。該取付孔42−1〜42−4、44−1〜
44−5には、前記端子32−1〜32−4、3
4−1〜34−5の下端32−1b〜32−4
b、34−1b〜34−5bが挿入され、下端3
2−1b〜32−4b、34−1b〜34−5b
は、ハンダ46−1〜46−4、48−1〜48
−5により実装基板16に固定され、これによ
り、信号端子32−1〜32−4、及びアース端
子34−1〜34−5は、実装基板16に電気的
に接続されることとなる。
従来のハイブリツドモジユールは以上の構成か
ら成り、以下このハイブリツドモジユールを実装
基板に取り付ける方法について説明する。
まず、モジユール基板10にモジユール電子部
品22−1,22−2,……を実装し、更に、底
ブタ基板30には、信号端子32−1〜32−4
及びアース端子34−1〜34−5を埋め込み固
定する。なお、前述したように、底ブタ基板30
から信号端子32−1〜32−4を絶縁するため
に、底ブタ基板30と信号端子32−1〜32−
4との間には、絶縁体36−1〜36−4が配設
される。そして、この底ブタ基板30の信号端子
32−1〜32−4及びアース端子34−1〜3
4−5を前記モジユール基板10の信号回路パタ
ーン、アース回路パターン24に接続固定し、す
なわちハンダ38−1〜38−4、40−1〜4
0−5により固定する。このようにして、モジユ
ール基板10は、底ブタ基板30に支持され、端
子32−1〜32−4、34−1〜34−5に接
続されることとなる。
次に、モジユール基板10をシールドケース2
6の開口26aからその内に収納し、底ブタ基板
30を開口26aに嵌合させ、該底ブタ基板30
をハンダ50によりシールドケース26に固定す
る。これにより、モジユール基板10は、シール
ドケース26により覆われることとなり、モジユ
ール基板10のための端子32−1〜32−4、
34−1〜34−5は、底ブタ基板30から下方
に突出する。
そして、シールドケース26及びモジユール基
板10を実装基板16に取り付け、すなわち、シ
ールドケース26の固定脚部28−1〜28−4
を実装基板16の取付孔29−1〜29−4に挿
入し、更に、モジユール基板10の端子32−1
〜32−4及び34−1〜34−5を実装基板1
6の取付孔42−1〜42−4及び44−1〜4
4−5に挿入する。その後、固定脚部28−1〜
28−4をハンダ52−1〜52−4(52−4
は図示せず)により固定し、更に、端子32−1
〜32−4及び34−1〜34−5をハンダ46
−1〜46−4及び48−1〜48−5により固
定する。これにより、シールドケース26及びモ
ジユール基板10は実装基板16に取り付けら
れ、モジユール基板10は、端子32−1〜32
−4及び34−1〜34−5を介して実装基板1
6に電気的に接続されることとなる。
従つて、従来の改良されたハイブリツドモジユ
ールにおいては、モジユール基板がシールドケー
スにより覆われているので、外部等から妨害電磁
波の影響を受けることがない。そして、モジユー
ル基板をシールドケースでシールドしていない場
合には、漂遊容量の影響により、金属導体あるい
は他の回路が近づくと、ハイブリツドモジユール
の特性が変化し、このため、部品同士を近づけて
実装することができないが、これに対し、シール
ドケースを使用した場合には、部品を近づけて実
装することができ、高密度実装が可能となる。更
に、シールドケースにより、不要な輻射電波を防
ぐことができ、他の部品あるいは回路に影響を与
えることがない。
しかしながら、この種のハイブリツドモジユー
ルにおいては、次のような問題があつた。
すなわち、底ブタ基板は、金属等の導電性材料
の板から成り、信号端子は、ガラス材料等の絶縁
体及び金属リングを介して該底ブタ基板に一体的
に埋込固定されており、このような一体的な加工
及び組立は困難であり、このため、加工、組立時
間が長く、コストが高くなるという問題があつ
た。また、アース端子は、ハンダ付あるいは溶接
により前記底ブタ基板に一体的に固定されてお
り、このような一体的な加工及び組立は困難であ
り、このため、量産に適さず、信頼性が低く、コ
スト高になるという欠点があつた。従つて、従来
のハイブリツドモジユールにおいては、加工、組
立が煩雑であるという欠点があつた。
更に、モジユール基板は、その下端縁の信号端
子及びアース端子のみによつて底ブタ基板に支持
固定され、他の個所では何ら固定されておらず、
モジユール基板と底ブタ基板との固定が弱いとい
う問題があつた。このため、ハイブリツドモジユ
ールに振動あるいは衝撃が加えられた場合には、
該ハイブリツドモジユールの共振により、前記モ
ジユール基板と底ブタ基板との固定部が破損する
という欠点があつた。特に、第3図において、モ
ジユール基板10は、その垂直方向の振動すなわ
ち矢印R,S方向の振動に弱く、モジユール基板
10が端子から外れるという問題があつた。ま
た、モジユール基板をシールドケース内で確実に
固定するために、モジユール基板とシールドケー
スとの間に充填物を流し込む方法が提案されてい
るが、このような方法においては、モジユール基
板の周囲の誘電率が変わり、ハイブリツドモジユ
ールの特性が変化するという欠点があつた。更に
また、シールドケースとモジユール基板のアース
回路パターンとの間は直接的に電気的に接触して
いないので、シールドケースによるシールド効果
は充分とはいえない。
(考案の目的) 本考案は前記従来の課題に鑑み為されたもので
あり、その目的は、充分なシールド効果を発揮し
且つ加工、組立が容易であり、更に強固な構造の
ハイブリツドモジユールを提供することにある。
(考案の構成) 本考案のハイブリツドモジユールは、一端が開
口とされている箱形の導電性のシールドケース
と、該開口から前記シールドケース内に収納され
るモジユール基板と、前記シールドケースの前記
開口を閉じる絶縁性底ブタ基板とを備えており、
前記モジユール基板は、モジユール電子部品を実
装でき、少なくとも一方の側面に信号回路パター
ン、少なくとも他方の側面にアース回路パターン
を有し、前記モジユール基板の下端縁には、前記
信号回路パターンに接続する信号端子及び前記ア
ース回路パターンに接続するアース端子が配設さ
れており、前記絶縁性底ブタ基板には、前記信号
端子及びアース端子を受け入れ保持するための端
子穴が配設されており、前記アース回路パターン
は、前記モジユール基板の両側端縁まで延びる側
端縁部を有しており、前記シールドケースの両側
端面には、前記モジユール基板の前記両側端縁を
受け入れてこれを挾持し且つ前記アース回路パタ
ーンの前記側端縁部と電気的に接触するスリ割接
触部が形成されており、1つのスリ割接触部を構
成する一対の内側対向部のうち、少なくともモジ
ユール基板のアース回路パターンの側端縁部に対
応する一方には、内方に部分的に突出する挟持部
が形成されていることを特徴とする。
(実施例) 以下、図面に基づき本考案の実施例について本
考案をより詳細に説明する。
第5図には、本考案の実施例によるハイブリツ
ドモジユールの分解状態が示され、第6図には、
その組立状態が示されている。
実施例によるハイブリツドモジユールは、一端
に開口26aが形成されたシールドケース26
と、該開口26aからシールドケース26内に収
納されるモジユール基板10と、前記シールドケ
ース26の開口26aを閉じる底ブタ基板30
と、から構成されている。以下、モジユール基板
10、シールドケース26、底ブタ基板30の構
成について詳細に説明する。
モジユール基板10にはモジユール電子部品が
実装されており、第7図に示されるように、モジ
ユール基板10の一方の側面10aには電子部品
が取り付けられている。すなわち、該側面10a
には、ダイオード54−1〜54−3、コンデン
サ56−1〜56−6、及びインダクタンス58
−1〜58−3が実装されており、このダイオー
ド54−1〜54−3、コンデンサ56−1〜5
6−6、及びインダクタンス58−1〜58−3
を接続するために、モジユール基板10の一方の
側面10aには、信号回路パターン60−1〜6
0−8が形成されている。また、前記ダイオード
54−1〜54−3等を接続するために、モジユ
ール基板10の一方の側面10aには、アース回
路パターン62−1〜62−3が形成され、更
に、第5図に示されるように、モジユール基板1
0の他方の側面10bには、ほぼ全面に亘つてア
ース回路パターン24が形成されている。なお、
実施例の回路構成において、アース回路パターン
62−1は、使用されておらず、空パターンとな
つている。
モジユール基板10の下端縁には、信号端子3
2−1〜32−4、及びアース端子34−1〜3
4−5が配設されており、すなわち、信号端子3
2−1〜32−4の上端32−1a〜32−4a
は、それぞれ、信号回路パターン60−1,60
−4,60−7,60−8にハンダ付により固定
され、同様にして、アース端子34−1〜34−
5の上端34−1a〜34−5aは、アース回路
パターン62−1,62−2,62−3にハンダ
付により固定されている。なお、第8図には、モ
ジユール基板10の実装状態の等価回路が示さ
れ、この第8図から、第7図の回路構成を更に理
解することができる。
前記モジユール基板10をシールドするため
に、シールドケース26が使用され、該シールド
ケース26は、金属等の導電性材料から形成され
ている。シールドケース26は、箱形状に形成さ
れており、その一端に開口26aが形成されてい
る。そして、モジユール基板10は、開口26a
からシールドケース26内に収納され、これによ
り、モジユール基板10は、シールドケース26
によりシールドされることとなる。なお、シール
ドケース26を実装基板に取り付けるために、シ
ールドケース26から下方に、4本の固定脚部2
8−1〜28−4が延び形成されている。
本考案において特徴的なことは、前記アース回
路パターンは、モジユール基板の両側端縁まで延
びる側端縁部を有しており、これに対応して、前
記シールドケースの両側端面には、モジユール基
板の前記両側端縁を受け入れてこれを挾持し且つ
アース回路パターンの前記側端縁部と電気的に接
触するスリ割接触部が形成されていることであ
る。そして、実施例においては、モジユール基板
10の側端から、保持片64,66が突設され、
アース回路パターン24は、該保持片64,66
まで延びており、これにより保持片64,66上
には、アース回路パターンの側端縁部68,70
が形成されることとなる。更に、この保持片6
4,66に対応して、シールドケース26の両側
端面には、スリ割溝72,74が形成されてお
り、該スリ割溝72,74は、シールドケース2
6の開口26aの側端縁から上方に形成されてい
る。スリ割溝72は、その内側に一対の挾持部7
2a,72bを有し、該挾持部72a,72bに
より、前記モジユール基板10の保持片64が挾
持される。なお、同様にして、スリ割溝74は、
一対の挾持部(図示せず)を有しており、この挾
持部により、保持片66が挾持される。
従つて、第5図の矢印A,Bで示されるよう
に、モジユール基板10の保持片64,66をス
リ割溝72,74に挿入することにより、保持片
64,66は、それぞれ、スリ割溝72の挾持部
72a,72b、スリ割溝74の挾持部に挾持さ
れ、これにより、モジユール基板10は、シール
ドケース26内に強固に固定されることとなる。
更に、このモジユール基板10の挿入により、保
持片64,66の側端縁部68,70は、それぞ
れ、スリ割溝72の挾持部72a,72b、スリ
割溝74の挾持部と電気的に接触し、これによ
り、モジユール基板10のアース回路パターン2
4はシールドケース26に接続することとなる。
モジユール基板10をシールドケース26内に
更に強固に固定するために、シールドケース26
の頂面のほぼ中央部には、長方形状の保持孔76
が形成されており、該保持孔76に対応して、モ
ジユール基板10の上端縁には突起78が形成さ
れている。そして、モジユール基板10をシール
ドケース26内に挿入した際に、突起78は保持
孔76に嵌合するので、モジユール基板10の上
端は、該保持孔76により強固に固定される。
従つて、モジユール基板10において、上述し
たように、保持片64,66はスリ割溝72,7
4により挾持され、更に、上端縁の突起78は保
持孔76に嵌合するので、モジユール基板10
は、その側端及び上端が保持固定されることとな
り、このため、モジユール基板10は、シールド
ケース26内に確実に固定される。
前記シールドケース26の開口26aを閉じる
ために、底ブタ基板30が使用され、該底ブタ基
板30は、絶縁性材料から形成されている。底ブ
タ基板30には、前記端子32−1〜32−4、
34−1〜34−5を受け入れるために、端子孔
80−1〜80−4、82−1〜82−5が形成
されており、端子32−1〜32−4、34−1
〜34−5は、該端子孔80−1〜80−4、8
2−1〜82−5に受け入れられ保持される。ま
た、底ブタ基板30において、組立時に前記固定
脚部28−1〜28−4の逃げとするために、底
ブタ基板30の4個の角には、切欠部84−1〜
84−4が形成されており、従つて、固定脚部2
8−1〜28−4は、該切欠部84−1〜84−
4に嵌合することとなる。
更に、底ブタ基板30をシールドケース26の
開口26aに確実に取り付けるために、底ブタ基
板30の周面には切欠部84−1,86−2が形
成されており、この切欠部86−1,86−2に
対応して、シールドケース26の開口26aから
は、固定脚部88−1,88−2が延長形成され
ている。そして、底ブタ基板30をシールドケー
ス開口26aに取り付けたときに、固定脚部88
−1,88−2は切欠部86−1,86−2に係
合し、その後、固定脚部88−1,88−2の先
端88−1a,88−2aは、底ブタ基板30に
向かつて折り曲げられ、この先端88−1a,8
8−2aにより、底ブタ基板30は、シールドケ
ース開口26aに確実に固定される。なお、固定
脚部先端88−1a,88−2aの折曲を容易と
するために、固定脚部88−1,88−2には折
曲部88−1b,88−2bが形成されており、
すなわち、該折曲部88−1b,88−2bにお
いては、その両側に折曲用切込が形成されてい
る。
実施例によるハイブリツドモジユールは以上の
構成から成り、以下このハイブリツドモジユール
の組立方法について説明する。
まず、モジユール基板10に、モジユール電子
部品すなわちダイオード54−1〜54−3等を
実装し、更に、モジユール基板10の下端縁に端
子32−1〜32−4、34−1〜34−5をハ
ンダ付により固定し、端子32−1〜32−4、
34−1〜34−5をモジユール基板10の信号
回路パターン、アース回路パターンに電気的に接
続する。その後、該端子32−1〜32−4、3
4−1〜34−5を底ブタ基板30の端子孔80
−1〜80−4、82−1〜82−5に挿入し、
これにより、端子32−1〜32−4、34−1
〜34−5は、端子孔80−1〜80−4、82
−1〜82−5に保持される。
次に、第5図の矢印A,Bで示されるように、
モジユール基板10及び底ブタ基板30をシール
ドケース26に挿入し、すなわち、モジユール基
板10をシールドケース開口26aから内部に収
納し、該開口26aを底ブタ基板30により閉じ
る。
このとき、実施例においては、モジユール基板
10の保持片64,66は、スリ割溝72,74
に挿入され、該保持片64,66は、それぞれ、
スリ割溝72の挾持部72a,72b、スリ割溝
74の挾持部により挾持される。従つて、モジユ
ール基板10は、シールドケース26内に強固に
固定されることとなり、更に、モジユール基板1
0のアース回路パターン24は、側端縁部68,
70を介してシールドケース26に電気的に接続
する。また、モジユール基板10の突起78は保
持孔76に嵌合するので、モジユール基板10
は、シールドケース26内に更に強固に固定され
る。
更に、底ブタ基板30の切欠部84−1〜84
−4は、固定脚部28−1〜28−4に嵌合し、
更に、切欠部86−1,86−2は固定脚部88
−1,88−2に係合する。その後、第6図に示
されるように、固定脚部先端88−1a,88−
2aを折曲部88−1b,88−2bに沿つて内
側に折り曲げ、該固定脚部88−1,88−2に
より、底ブタ基板30をシールドケース26に確
実に固定する。
以上のようにして、モジユール基板10はシー
ルドケース26内に収納され、モジユール基板1
0及び底ブタ基板30は、シールドケース26に
確実に固定される。そして、このようにして組み
立てられたハイブリツドモジユールは実装基板に
取り付けられ、すなわち、シールドケース26の
固定脚部28−1〜28−4、端子32−1〜3
2−4、34−1〜34−5は、実装基板の取付
孔に挿入され、その後、実装基板の下面からハン
ダ付され実装基板に固定される。これにより、シ
ールドケース26の固定脚部28−1〜28−4
は、実装基板のアースパターンに接続され、また
端子32−1〜32−4、34−1〜34−5
は、それぞれ、実装基板の信号パターン、アース
パターンに接続される。
以上のように、本考案の実施例によれば、モジ
ユール基板の保持片をシールドケースのスリ割溝
に挿入しているので、モジユール基板をシールド
ケースに強固かつ容易に固定することができ、更
に、モジユール基板のアース回路パターンをシー
ルドケースに容易に導通させることが可能とな
る。
また、モジユール基板上端縁の突起をシールド
ケースの保持孔に嵌合させているので、モジユー
ル基板とシールドケースとの固定を更に強固にす
ることができる。更に、モジユール基板の下端縁
の端子は、底ブタ基板の端子孔に受け入れられ保
持されるので、モジユール基板は底ブタ基板に確
実に保持されることとなる。
従つて、モジユール基板は、側端縁の保持片、
上端縁の突起、及び下端縁の端子により、その四
方が保持されることとなり、このため、モジユー
ル基板をシールドケース内に確実に固定すること
ができる。
更に、モジユール基板のアース回路パターンと
シールドケースとが導通しているので、ハイブリ
ツドモジユールを実装基板に取り付ける際に、モ
ジユール基板あるいはシールドケースのうちいず
れか一方を実装基板のアース回路に接続すればよ
いという利点を有する。また、シールド線あるい
は同軸ケーブルをハイブリツドモジユールに接続
する際に、次のような利点を有する。すなわち、
第9図に示されるように、同軸ケーブル90,9
2をハイブリツドモジユールに接続するときに、
同軸ケーブル90,92の中心導体94,96を
それぞれ信号端子32−3,32−4にハンダ9
8,100により接続し、更に、同軸ケーブル9
0,92の外部導体102−1,102−2,1
04−1,104−2をシールドケース26にハ
ンダ付により接続し、これにより、同軸ケーブル
90,92のアースを容易にとることができる。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案によれば、シール
ドケースの両側端面にはスリ割接触部が形成さ
れ、モジユール基板の両側端縁は該スリ割接触部
に受け入れられるので、モジユール基板は該スリ
割接触部により挾持され、更に、モジユール基板
のアース回路パターンは該スリ割接触部と電気的
に接触することとなる。
従つて、モジユール基板は、スリ割接触部によ
り固定され、更に、モジユール基板の端子は、底
ブタ基板の端子孔に受け入れられて保持されるの
で、ハイブリツドモジユールは、外部からの振動
あるいは衝撃に対して強く、強固な構造のハイブ
リツドモジユールを得ることができる。
また、スリ割接触部により、モジユール基板の
アース回路パターンは、シールドケースと容易か
つ確実に接触することとなり、更に、従来のハイ
ブリツドモジユールと比較して、確実なシールド
効果を得ることができる。そして、このように、
モジユール基板のアース回路パターンとシールド
ケースとを電気的に接続することにより、次のよ
うな効果を奏することができる。
すなわち、モジユール基板のアース回路パター
ンとシールドケースとが接続されていない場合に
は、ハイブリツドモジユールを実装基板に取り付
ける際に、モジユール基板のアース回路パターン
及びシールドケースを両者とも実装基板のアース
に接続しなければならない。これに対し、本考案
によれば、前記両者を実装基板のアースに接続す
る必要がなく、モジユール基板のアース回路パタ
ーン及びシールドケースのうちいずれか一方を実
装基板のアースに接続するのみでよい。そして、
実装基板のパターンが込み入つた状態であり、実
装基板において、モジユール基板用アース及びシ
ールドケース用アースの両者を形成することがで
きない場合であつても、両者のうちいずれか一方
のアースを形成するのみでよく、モジユール基板
及びシールドケースの両者を実装基板のアースに
接続することができる。
また、モジユール基板のアース回路パターンと
シールドケースとが接続されていることにより、
更に次のような効果が生ずる。すなわち、ハイブ
リツドモジユールを実装基板に実装するのではな
く、ハイブリツドモジユールをシールド線あるい
は同軸ケーブル等に接続する場合に、同軸ケーブ
ルの中心導体をハイブリツドモジユールの信号端
子に接続し、同軸ケーブルの外側導体(アース
線)をシールドケースにハンダ付により接続し、
これにより、同軸ケーブルのアースをとることが
できる。そして、同軸ケーブルの外側導体をハイ
ブリツドモジユールのアースに接続する際に、該
外部導体をシールドケースに接続することは容易
である。
また、本考案によれば、底ブタ基板は簡単な構
造であるので、従来の底ブタ基板と比較して、加
工が容易であり、更に、コストを低下させること
ができる。
更に、本考案によれば、加工、組立が簡単であ
るので、加工、組立時間が短くなり、信頼性が向
上し、更に、量産可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のハイブリツドモジユールの断面
図、第2図は従来の改良されたハイブリツドモジ
ユールの断面図、第3図は第2図の−断面
図、第4図は第2図の−断面図、第5図は本
考案の実施例によるハイブリツドモジユールの分
解図、第6図は実施例によるハイブリツドモジユ
ールの組立図、第7図はモジユール基板にモジユ
ール電子部品を実装した状態を示す説明図、第8
図は第7図の等価回路図、第9図は同軸ケーブル
をハイブリツドモジユールに接続した状態を示す
説明図である。 10……モジユール基板、10a……一方の側
面、10b……他方の側面、24……アース回路
パターン、26……シールドケース、26a……
開口、30……底ブタ基板、32−1〜32−4
……信号端子、34−1〜34−5……アース端
子、54−1〜54−3……ダイオード、56−
1〜56−6……コンデンサ、58−1〜58−
3……インダクタンス、60−1〜60−8……
信号回路パターン、64,66……保持片、6
8,70……側端縁部、72,74……スリ割
溝、76……保持孔、78……突起、80−1〜
80−4,82−1〜82−5……端子孔、86
−1,86−2……切欠部、88−1,88−2
……固定脚部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 一端が開口とされている箱形の導電性のシー
    ルドケースと、該開口から前記シールドケース
    内に収納されるモジユール基板と、前記シール
    ドケースの前記開口を閉じる絶縁性底ブタ基板
    とを備えており、前記モジユール基板は、モジ
    ユール電子部品を実装でき、少なくとも一方の
    側面に信号回路パターン、少なくとも他方の側
    面にアース回路パターンを有し、前記モジユー
    ル基板の下端縁には、前記信号回路パターンに
    接続する信号端子及び前記アース回路パターン
    に接続するアース端子が配設されており、前記
    絶縁性底ブタ基板には、前記信号端子及びアー
    ス端子を受け入れ保持するための端子穴が配設
    されており、前記アース回路パターンは、前記
    モジユール基板の両側端縁まで延びる側端縁部
    を有しており、前記シールドケースの両側端面
    には、前記モジユール基板の前記両側端縁を受
    け入れてこれを挟持し且つ前記アース回路パタ
    ーンの前記側端縁部と電気的に接触するスリ割
    接触部が形成されており、1つのスリ割接触部
    を構成する一対の内側対向部のうち、少なくと
    もモジユール基板のアース回路パターンの側端
    縁部に対応する一方には、内方に部分的に突出
    する挟持部が形成されていることを特徴とする
    ハイブリツドモジユール。 (2) 前記シールドケースの頂面には保持孔が形成
    され、前記モジユール基板の上端縁には、前記
    シールドケースの保持孔に嵌合する突起が形成
    されている実用新案登録請求の範囲第(1)項記載
    のハイブリツドモジユール。 (3) 前記モジユール基板の側端縁は、モジユール
    基板の側端から突設された保持片から成り、前
    記アース回路パターンは、該保持片まで延びて
    いる実用新案登録請求の範囲第(1)項又は第(2)項
    記載のハイブリツドモジユール。 (4) 前記スリ割接触部は、前記シールドケースの
    開口の側端縁から上方に形成されたスリ割溝か
    ら成る実用新案登録請求の範囲第(1)項、又は第
    (2)項、又は第(3)項記載のハイブリツドモジユー
    ル。 (5) 前記底ブタ基板の周面には切欠部が形成され
    ており、前記シールドケースの開口からは、前
    記切欠部に係合する固定脚部が下方に延長形成
    され、該固定脚部は、切欠部に係合した際にそ
    の先端が底ブタ基板に向かつて折曲され、底ブ
    タ基板を固定する実用新案登録請求の範囲第(1)
    項又は第(2)項又は第(3)項、又は第(4)項記載のハ
    イブリツドモジユール。
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