JP3275122B2 - 回路基板用フィルタコネクタ - Google Patents
回路基板用フィルタコネクタInfo
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- Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
Description
ンデンサアレイを使用した回路基板用フィルタコネクタ
の改良に関する。
使用する従来のフィルタコネクタの構造の例を示す図で
ある。図4の(a)は、1本のコンタクトに着眼したコ
ンタクト組立ての図であり、コンタクト46の一部の周
囲に誘電体45を設け、更にその外側を外部グランド電
極44で覆い、貫通コンデンサ47が形成される。
ネクタ枠体に図(a)のコンタクト組立てを取り付けた
状態を示す図であり、コネクタ枠体は凹部49が必要数
だけ配列して設けられている絶縁体48とこれを覆うグ
ランドシェル42、およびフロントシェル41とから構
成されている。
(a)のコンタクト組立てが嵌め込まれ、コンタクト組
立ての外部グランド電極44とコネクタ枠体のグランド
シェル42とが半田付け43で固定される。図の(b)
ではコンタクト組立てが1個だけ嵌め込まれた図となっ
ているが、実際に必要な芯数に応じて、図の紙面と垂直
の方向に沿って多数の凹部が直線状に列をなして設けら
れており、更にはそのような列が上下に複数列配列され
る。
の先端は回路基板のプリント導体に半田付けされる。こ
のようにして、回路基板側のコネクタが構成され、外部
からプラグ挿入空間50へプラグが挿入されることによ
り外部との電気的接続が達成される。
来技術のように、コンタクト46に貫通コンデンサ47
を固定し、この組立て状態のものをコネクタ枠体に嵌め
込んで枠体のグランドシェル42と貫通コンデンサ47
の外部グランド電極44とを一々半田付けするというの
では、信号線の数の多い多芯のコネクタの場合には多大
な手間が必要となり組立て工数の増加とそれに起因する
コスト上昇を招来するという問題がある。
に半田付け固定した後ではその交換は容易に行えず、回
路基板にコネクタを完装し、コンタクト46の先端が回
路基板と半田付けされた後では貫通コンデンサの組み込
みや交換はできなくなるという問題がある。
に鑑みて、フィルタ素子としてコンデンサアレイを用い
信号線との接触は半田付けによらずに弾性体接触子を用
いた押圧による接触手段を用いることにより、組立てや
交換が容易であり、更にコネクタを回路基板に完装した
後でも交換が容易に可能な回路基板用フィルタコネクタ
を提供することにある。
ルタコネクタは、上記の目的を達成するために、次の各
構成からなることを特徴とするものである。 (イ)回路基板のプリント導体と外部プラグの多芯導体
とを接触接続するように、定められた間隔で平行に配列
された複数本の導体 (ロ)回路基板上に固定され、前記複数本の導体が貫通
するとともに、貫通途中の定められた位置で、貫通方向
とは異なる方向の外部から別の導体を嵌入することによ
り貫通各導体毎に外部との電気的接触が可能になる複数
の導体嵌入孔を有する導体保持絶縁体 (ハ)導体嵌入孔に嵌入され、自由状態では該嵌入孔よ
り一部突出し、外部から押圧することにより嵌入孔の深
さ又はそれ以下になる弾性体接触子 (ニ)複数のコンデンサが配列され、各コンデンサの同
じ側にある一方の電極は共通接続されて接地面を形成
し、他方の電極は、それぞれが各1個の前記嵌入された
各1個の弾性体接触子に接触可能な間隔で平面的に配列
された電極面を形成するコンデンサアレイ (ホ)コンデンサアレイをその電極面の各電極が前記導
体保持絶縁体の導体嵌入孔に嵌入された弾性体接触子に
当接するようにして押圧固定するとともにコンデンサア
レイの接地面に接触した状態で回路基板の接地電位グラ
ンド面に金属ねじによるねじ止めを介して接触して接地
面を接地電位にする押圧接地板
ィルタコネクタの作用を説明する。本発明の回路基板用
フィルタコネクタは、回路基板のプリント導体と外部プ
ラグの導体とを接触接続する複数本の導体(コクタク
ト)が貫通する導体保持絶縁体に、導体の貫通の出入り
とは別に導体嵌入孔が貫通導体1本毎に設けられてお
り、この導体嵌入孔に、押さなければ一部突出する弾性
体接触子を嵌入し、この接触子にコンデンサアレイの電
極面の各コンデンサ電極が接触するように押圧して固定
するとともに接地面を接地電位にする押圧接地板によっ
てコンデンサアレイを固定しているので、半田付けを行
うことなく導体保持絶縁体を貫通している各導体はコン
デンサを介して接地されることとなり、コンデンサがフ
ィルタ素子となるフィルタコネクタを構成できる。
ンサの各貫通導体への接触は導体嵌入孔の弾性体接触子
にコンデンサアレイの電極面の各電極が接触する状態で
押圧接地板によって押圧しているだけであるので、コン
デンサアレイの着脱、交換は極めて容易であり、更にコ
ネクタが回路基板に完装された後であっても取付交換は
容易に行うことができる。
の実施例を図面を参照して説明する。図1は実施例の斜
視図である。図2は図1のA−A断面図である。9は回
路基板19のプリント導体22と外部プラグの多芯導体
とを接触接続するように定められた間隔で平行に配列さ
れた複数本の導体であり本実施例ではピンコンタクトと
呼ばれている。
前記ピンコンタクト9が貫通する導体保持絶縁体であ
り、ピンコンタクト9の貫通途中上方に導体嵌入孔であ
るばね格納溝2が設けられている。このばね格納溝2に
弾性体接触子であるワッシャー状ばね11を嵌入すると
その下端はピンコンタクト9に接触する。
ング状のもので、直径方向に押圧すると切欠き部分が狭
くなり径が小さくなるが放すともとの状態に戻る弾性体
であり、径の大きさはばね格納溝2へ嵌入したとき一部
が該溝より突出する寸法となっている。
各ばね格納溝2に嵌入された後その上にコンデンサアレ
イ16が置かれる。コンデンサアレイ16は図3の
(b)或いは(c)に示されるように直方体をしてお
り、内部は(a)の等価回路で示されるように複数のコ
ンデンサが直線状に並列に並べられている。
図の(c)のグランド電極17に接続されており、他方
の一端はグランド電極17とは反対側の電極面に各コン
デンサ毎に設けられているコンデンサ電極18に接続さ
れている。このコンデンサ電極の間隔はばね格納溝2の
間隔と揃えられている。このようなコンデンサアレイ1
6を電極面を下に向けて、導体保持絶縁体23上のコン
デンサ格納溝3に嵌め込むと各ワッシャー状ばね11と
各コンデンサ電極18が接触することとなり、各ピンコ
ンタクト9は各ワッシャーばね11を介してコンデンサ
アレイ16の各コンデンサに接続されたことになる。
ート12を、その前方の固定端13がプラグコネクタハ
ウジング1のグランドプレート挿入溝4に挿入するよう
にし、また、グランドプレート12の下部固定端14を
グランドプレート固定溝8に挿入するようにして、金属
ねじ21によってアースラグ6と共締にするようにして
固定する。回路基板19のこの部分の下面は接地電位の
グランド面20となっているので、金属ねじ、アースラ
グ6を通じてグランドプレートも接地電位となる。
るコンデンサアレイ16の上面は接地面であり、ばね格
納溝に嵌入されているワッシャー状ばね11の弾性によ
ってコンデンサアレイ16には上へ押し付ける力が作用
しており、そのためコンデンサアレイ16の接地面はグ
ランドプレート12の下面に押し付けられて接触し接地
電位になる。即ち、各ピンコンタクト9と回路基板19
のグランド面との間にコンデンサが接続されたことにな
り不要の高い周波数成分を減衰させるフィルタとして機
能することになる。
ンデンサ格納溝3上へ置いてからグランドプレート12
で押さえる手順で延べたが、これとは逆に、先にグラン
ドプレート12を取り付けられた状態のところへコンデ
ンサアレイ16を挿入することもワッシャー状ばねの弾
性により、支障なく可能である。
もので構成されているが、ピンコンタクト9の貫通部分
の配列面で分割されている2個の絶縁体で構成してもよ
い。また、弾性体接触子としてはワッシャー状ばね11
のようなC形リング状のものの他コイル状のものであっ
てもよい。
タコネクタは、フィルタ用コンデンサの接続を半田付け
を用いず弾性接触を利用して行っているので着脱・交換
が容易であり、ピンコンタクト9の一方の端部が回路基
板のプリント導体と半田付けされた後、即ちコネクタが
回路基板へ完装された後であっても容易に着脱・交換が
でき、組立てや保守点検による交換等の工数やコストを
低減することができる。
ィルタコネクタは、フィルタ用のコンデンサとしてコン
デンサアレイを用い、コネクタ導体との接続は従来のよ
うな半田付けによるものではなく弾性接触によることと
したので、コネクタへの装着は多芯コネクタであっても
一括装着が可能であり、その装着・取外しは非常に簡単
な操作でできるうえ、コネクタ本体を回路基板に完装し
た後においても装着・取外しが容易にできるという利点
がある。その結果、従来のように多数導体があっても1
導体毎に半田付けしていたのに較べ、著しい組立て作業
工数の低減を図ることができるうえ、保守点検段階にお
いても、装着・取外しが簡単なため工数低減を図ること
ができるという利点がある。
の斜視図である。
および等価回路図である。
ある。
Claims (4)
- 【請求項1】 以下の各構成からなることを特徴とする
回路基板用フィルタコネクタ。 (イ)回路基板のプリント導体と外部プラグの多芯導体
とを接触接続するように、定められた間隔で平行に配列
された複数本の導体 (ロ)回路基板上に固定され、前記複数本の導体が貫通
するとともに、貫通途中の定められた位置で、貫通方向
とは異なる方向の外部から別の導体を嵌入することによ
り貫通各導体毎に外部との電気的接触が可能になる複数
の導体嵌入孔を有する導体保持絶縁体 (ハ)導体嵌入孔に嵌入され、自由状態では該嵌入孔よ
り一部突出し、外部から押圧することにより嵌入孔の深
さ又はそれ以下になる弾性体接触子 (ニ)複数のコンデンサが配列され、各コンデンサの同
じ側にある一方の電極は共通接続されて接地面を形成
し、他方の電極は、それぞれが各1個の前記嵌入された
各1個の弾性体接触子に接触可能な間隔で平面的に配列
された電極面を形成するコンデンサアレイ (ホ)コンデンサアレイをその電極面の各電極が前記導
体保持絶縁体の導体嵌入孔に嵌入された弾性体接触子に
当接するようにして押圧固定するとともにコンデンサア
レイの接地面に接触した状態で回路基板の接地電位グラ
ンド面に金属ねじによるねじ止めを介して接触して接地
面を接地電位にする押圧接地板 - 【請求項2】 前記導体保持絶縁体が導体配列平面で当
接し固定される2個の絶縁体から構成されることを特徴
とする請求項1記載の回路基板用フィルタコネクタ。 - 【請求項3】 前記弾性体接触子がC形リング状のもの
であることを特徴とする請求項1又は2記載の回路基板
用フィルタコネクタ。 - 【請求項4】 前記弾性体接触子がコイル状のものであ
ることを特徴とする請求項1又は2記載の回路基板用フ
ィルタコネクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12975295A JP3275122B2 (ja) | 1995-04-28 | 1995-04-28 | 回路基板用フィルタコネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12975295A JP3275122B2 (ja) | 1995-04-28 | 1995-04-28 | 回路基板用フィルタコネクタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08306438A JPH08306438A (ja) | 1996-11-22 |
JP3275122B2 true JP3275122B2 (ja) | 2002-04-15 |
Family
ID=15017327
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12975295A Expired - Fee Related JP3275122B2 (ja) | 1995-04-28 | 1995-04-28 | 回路基板用フィルタコネクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3275122B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001176617A (ja) * | 1999-12-20 | 2001-06-29 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | コネクタ |
-
1995
- 1995-04-28 JP JP12975295A patent/JP3275122B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08306438A (ja) | 1996-11-22 |
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