JP2014217244A - 絶縁型スイッチング電源装置および絶縁型スイッチング電源装置の製造方法 - Google Patents

絶縁型スイッチング電源装置および絶縁型スイッチング電源装置の製造方法 Download PDF

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知幸 上田
拓人 矢野
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拓人 矢野
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Abstract

【課題】安価でコンパクトな絶縁型スイッチング電源装置および絶縁型スイッチング電源装置の製造方法を実現する。
【解決手段】入力側にコモンモード用コイル(405)またはノーマルモード用コイル(411a)のいずれかのコイルを有するフィルタ回路(400)を備えた絶縁型スイッチング電源装置であって、コイルの台座部(405c)に、台座部と台座部の下部のプリント基板(502)とを同一のネジ(451)で筐体GND(501)に共締め可能とするネジ穴部(451a)を設けている。
【選択図】図3

Description

本発明は、コモンモード用コイルまたはノーマルモード用コイル、および接地コンデンサを有したフィルタ回路を入力側に持つ絶縁型スイッチング電源装置および絶縁型スイッチング電源装置の製造方法に関し、特に、DC/DCコンバータに関する。
電気自動車やハイブリッドカーに搭載される車載用の絶縁型スイッチング電源装置として、例えば、直流電圧のレベルを変換するために絶縁型DC/DCコンバータが用いられている。このDC/DCコンバータは、リチウムイオン電池に代表される駆動用バッテリから供給される高電圧を、絶縁を保ちながら補機系電装品の電源電圧である低電圧に降圧する動作を行うものである。
このような絶縁型DC/DCコンバータにおいては、その入力側に、コモンモード用コイルまたはノーマルモード用コイル、および高電圧ライン間に入力コンデンサを配置し、さらに、各高電圧ラインと筐体GND(接地電位)との間に接地コンデンサを配置して構成されるフィルタ回路を設けて、ノイズの低減を行うことが一般的に行われている。
特開2006−136058号公報
特許文献1に記載の技術は、電源ラインとアースとの間に接地された接地コンデンサからアースまでの寄生インダクタ成分が存在する可能性があり、部品配置構成によってはフィルタ回路としてのノイズ特性が劣化することがある。このように、絶縁型DC/DCコンバータのフィルタ回路としては、ノイズ特性を向上させるとともに耐振動性、耐衝撃性、耐熱性などを向上させる必要があり、そのためには、以下のような(1)〜(4)の課題が存在する。
(1)ノイズ特性や伝導雑音特性を向上させるために、コモンモード用コイルやノーマルモード用コイルのインダクタンス値を上げる場合、部品体格が大きくなる。この結果、耐振動性、耐衝撃性、部品コスト、基板占有面積の増大など、安価でコンパクトな絶縁型DC/DCコンバータを実現する際の妨げとなっている。
(2)ノイズ特性、伝導雑音特性の向上を前記(1)以外で実現させるために、接地コンデンサの容量値を増やした場合、部品コストの増大や基板占有面積の増大を招く。
(3)コモンモード用コイルやノーマルモード用コイルの自己発熱対策のため、部品体格を大きくする、または専用の冷却機構を設ける、または実装する基板材料の耐熱が高いものを採用する、またはこれらを組み合わせた対策を施す場合には、安価でコンパクトな絶縁型DC/DCコンバータを実現する際の妨げとなっている。
(4)耐振動性、耐衝撃性、耐熱性を向上させるには、コモンモード用コイルやノーマルモード用コイルをケース内に収め、樹脂などで封止することにより実現可能である。しかしながら、この場合には、部品体格が大きくなり、専用の冷却機構を設ける必要があるため、やはり安価でコンパクトな絶縁型DC/DCコンバータを実現する際の妨げとなっている。
本発明は、前記のような課題を解決するためになされたものであり、安価でコンパクトな絶縁型スイッチング電源装置および絶縁型スイッチング電源装置の製造方法を実現することを目的とする。
本発明に係る絶縁型スイッチング電源装置は、入力側にコモンモード用コイルまたはノーマルモード用コイルのいずれかのコイルを有するフィルタ回路を備えた絶縁型スイッチング電源装置であって、コイルの台座部に、台座部と台座部の下部のプリント基板とを同一のネジで筐体GNDに共締め可能とするネジ穴部を設けたものである。
また、本発明に係る絶縁型スイッチング電源装置の製造方法は、入力側にコモンモード用コイルまたはノーマルモード用コイルのいずれかのコイルを有するフィルタ回路を備えた絶縁型スイッチング電源装置の製造方法であって、コイルの台座部に、台座部と台座部の下部のプリント基板とを同一のネジで筐体GNDに共締め可能とするネジ穴部をあらかじめ加工しておくステップと、ネジ穴部を利用して、コイルが装着された台座部とプリント基板とを同一のネジで筐体GNDに共締め固定するステップとを有するものである。
以上のように、本発明に係る絶縁型スイッチング電源装置および絶縁型スイッチング電源装置の製造方法は、フィルタ回路におけるコモンモード用コイルまたはノーマルモード用コイルの台座部とプリント基板を、台座部に設けたネジ穴部を利用して同一のネジで筐体GNDに共締めする構成を備えている。これにより、コモンモード用コイルまたはノーマルモード用コイルの振動や衝撃による部品脱落を防止し、固定用接着剤や部品抑え材などコストアップになる部材や部品を追加することなく、耐振動性、耐衝撃性を向上させることができる。さらに、コイルによる発熱を、基板を介して筐体へ効率よく伝え、部品温度を低減し、周囲への温度上昇も抑えることで、低コストな部品、低コストな基板の選択が可能となる効果がある。
本発明の実施の形態1に係る絶縁型スイッチング電源装置として、入力側のフィルタ回路にコモンモード用コイルを使用したDC/DCコンバータの回路図である。 本発明の実施の形態に係る絶縁型スイッチング電源装置としてのDC/DCコンバータを構成する入力側のフィルタ回路に用いられるコモンモード用コイルの種々の取付構造例を上面、下面および側面について示した図である。 コモンモード用コイルの取付構造による、従来および本発明の部品配置およびパターンを示した図である。 図3の取付構造によるフィルタ効果の比較を示すグラフ図である。 図3に示すコモンモード用コイルの部品配置を側面から見た断面図である。 本発明の実施の形態2に係る絶縁型スイッチング電源装置として入力側のフィルタ回路にノーマルモード用コイルを使用したDC/DCコンバータの回路図である。 図6のDC/DCコンバータにおけるノーマルモード用コイルの取付構造による、従来および本発明の部品配置およびパターンを示した図である。 本発明の実施の形態3に係る絶縁型スイッチング電源装置として、図2(6)に示す部品配置およびパターンを上面および下面について示した図である。
以下、本発明の絶縁型スイッチング電源装置および絶縁型スイッチング電源装置の製造方法の好適な実施の形態につき、図面を用いて説明する。
実施の形態1.
まず、図1を用いて、本実施の形態1に係る絶縁型スイッチング電源装置に適用されるDC/DCコンバータの回路構成について説明する。
図1に示したDC/DCコンバータ回路は、高電圧の直流電力が入力される入力端子210および220と、接地コンデンサ401〜404および406〜409と、コモンモード用コイル405と、入力コンデンサ170とで構成されるフィルタ回路400を入力側に備えている。
インバータ回路100は、一次側スイッチング素子としてのMOSFET101〜104により構成され、入力端子210および220に入力された直流電圧を交流電圧に変換する。そして、フィルタ回路400は、このインバータ回路100に接続されている。
このインバータ回路100の出力側には、共振コイル110が設けられており、この共振コイル110は、インバータ回路100のMOSFET101〜104とそれぞれ並列に接続された共振コンデンサ201〜204と共振動作を起こし、MOSFET101〜104のスイッチング損失をそれぞれ抑制する働きを担う。
共振コイル110には、共振コイル110と直列に接続された一次側コイル巻線(高電圧側巻線)121、およびこの一次側コイル巻線121と磁気的に結合した二次側コイル導体(低電圧側巻線)122、123からなるトランス120が接続されている。このトランス120には、二次側スイッチング素子(MOSFET)131〜134により構成され、二次側コイル巻線122、123に発生する交流電圧を直流電圧に変換する整流回路130が接続されている。
この整流回路130には、二次側コイル導体122、123の接続箇所であるセンタータップ124と、このセンタータップ124での交流成分を含む直流電圧を平滑する平滑コイル160および出力コンデンサ180と、出力コンデンサ180から平坦な直流電圧を取り出す出力端子310および320とを備えた平滑回路150に接続されている。なお、ここでは、出力側のマイナス端子320は、GND接続箇所141〜145とは、ユニットを構成する筐体にて同電位となっている。
動作において、このDC/DCコンバータは、車載の高圧バッテリから供給される100Vから600V程度までの高電圧を入力端子210および220に受け、出力端子310および320より車載補機系部品の電源電圧である12Vから16V程度の電圧を出力するものである。
図2は、図1に示したDC/DCコンバータにおけるフィルタ回路において、基板(図示せず)とともにネジで共締めされる、コモンモード用コイル405の台座部405cの形状を正面図、下面図および側面図において示したものである。図2(1)〜(5)にそれぞれ示すコモンモード用コイル405a、405d、405e、405f、405gの台座部405cは、コモンモード用コイルの外周部において、ネジにより基板と共締めできるように、コモンモード用コイルから放射状に突出する形状のフランジ部405bを有している。ただし、その個数および位置に関しては、この図2(1)〜(5)に示した構成に限定されるものではない。
なお、図2(6)に示すコモンモード用コイル405hの形状は、実施の形態3として後述するように、コモンモード用コイルの内周側で基板と共締めできるように、ネジ穴部が加工されているものである。
次に、図3は、図1および図2で示したフィルタ回路を構成するコモンモード用コイル405と、入力コンデンサ170、接地コンデンサ401〜404および406〜409の基板上配置を上面図で示している。ここで、図3(1)は、従来の部品配置およびパターンを示し、図3(2)は、本実施の形態1による部品配置およびパターンを示す。この図3(2)の例では、コモンモード用コイル405として図2(1)のコモンモード用コイル405aを使用している。
図3(1)の従来技術では、接地コンデンサ402、403および407、408からそれぞれ筐体GND144および145へ接続される基板配線パターンの長さが等長ではなく、接地コンデンサ402、408からの配線パターンが接地コンデンサ403、407よりそれぞれ長くなっている。さらに、接地コンデンサ406、409とコモンモード用コイル405との接続距離が、接地コンデンサ401、404よりそれぞれ入力コンデンサ170を経由しているため長くなっており、フィルタ回路としての効果を減少させている。
一方、図3(2)の本実施の形態1では、接地コンデンサ402、403および407、408からネジ穴部451a、452aを介して筐体GND144および145へのそれぞれの接続距離は、最短であり、ほぼ一定である。
図4に示すとおり、図3(1)のように接地コンデンサから筐体GNDへの接続距離が長くなると、フィルタ回路の効果が6MHz付近を境目に減少していることが分かる。図4に示す従来例のフィルタ効果を、高周波側まで低減させるためには、接地コンデンサ容量を増やす必要がある。このため、部品点数の増加、または容量増加によるコストアップとなる。一方、本実施の形態1では、高周波側まで低減させるフィルタ効果が得られており、実装部品の点数や容量を増加させる必要がない。
また、図3(2)のようにコモンモード用コイル405の台座部405cの左右(コイル外周部の位置に相当)を、基板とともに筐体GND144、145へネジ451、452で共締めすることにより、コモンモード用コイル405の耐振動性および耐衝撃性を向上させている。
次に、図5(1)は、図3(1)に示した従来の部品配置での断面図、図5(2)は、図3(2)に示した本実施の形態1の部品配置での断面図をそれぞれ示している。
図5(1)のように、従来では、コモンモード用コイル405自身が発熱した際、基板502を介して、筐体501への放熱経路が遠い。このため、自身の発熱のために部品仕様温度を超えるか、または輻射により基板502や周辺部品へ伝播して周辺部品が仕様温度を超えていた。
これに対して、図5(2)のように、本実施の形態1では、コモンモード用コイル405での発熱を筐体501へ伝達する経路をコモンモード用コイル405の直近に設けている。すなわち、コモンモード用コイル405の外周側の近傍で、台座部405cとプリント基板502を同一のネジ451により筐体GND144、145に共締めしている。これにより、コモンモード用コイル405自身の発熱も抑えられ、仕様温度範囲内とすることが可能であり、コモンモード用コイル405からの輻射熱も減少するため、輻射による基板、周辺部品の熱量も抑えられ、仕様温度範囲内となる。
なお、本実施の形態1では、フィルタ効果が6MHz付近(図4参照)を境目としているが、接地コンデンサから筐体GNDへの接続距離によって、この周波数は変わる。また、先の図1では接地コンデンサを2個直列接続している場合を例示したが、本発明は、接地コンデンサの直列個数によらず実現可能である。また、接地コンデンサの種類もセラミックコンデンサ、フィルムコンデンサ、面実装タイプ、リード実装タイプにもよらず、実現可能である。
さらに、図3(2)においては、接地コンデンサ401〜404および406〜409をL字型に配置しているが、コの字型、直線でも実現可能である。
また、本実施の形態1では、フィルタ回路にコモンモード用コイルを使用しているが、ノーマルモード用コイルを使用してもよい。
実施の形態2.
図6と図7を用いて本実施の形態2の説明を行う。図6および図7は、基本的にそれぞれ図1および図3に対応しているが、フィルタ回路400の構成部品として、コモンモード用コイル405の代わりに、ノーマルモード用コイル410、411を使用している点が異なる。
図6に示した2つのノーマルモード用コイル410、411は、図7に示すように、プリント基板(図示せず)上に配置されている。そして、ノーマルモード用コイル410、411の台座部410a、411aにそれぞれ設けられたフランジ部410b、411bにおいて、ネジ451、452で基板と共締めされている。また、共締めしたネジ近傍には、接地コンデンサ401〜404および406〜409が配置されている。
このように部品を配置することにより、先の実施の形態1と同様に、ノイズ特性、耐振動性、耐衝撃性、耐熱性に優れた絶縁型スイッチング電源装置が実現される。
実施の形態3.
先の実施の形態1では、接地コンデンサ401〜404および406〜409をコモンモード用コイル405の両側に配置している。このために、図2(1)〜(5)に示すとおり、コモンモード用コイル405(405a、405d、405e、405f、405g)の台座部405cに基板とネジを共締めできるように、コモンモード用コイル405から放射状にフランジ部405bを形成している。
これに対して、本実施の形態2では、図2(6)に示すコモンモード用コイル405hのように、コモンモード用コイル405hの内周側(中央部)において、基板と共締めできるように、ネジ穴部453aを加工している。
すなわち、この場合の部品配置およびパターンが図8に示されており、接地コンデンサ401〜404および406〜409が、基板(図示せず)の裏面に配置された場合に相当する。この場合には、コモンモード用コイル405hの耐振動性、耐衝撃性を向上させるため、基板と共締めしたネジ453のネジ穴部453aのランド454に、コモンモード用コイル405hの入力側および出力側の接地コンデンサ401〜404および406〜409を、最短距離で接続している。
なお、本実施の形態3では、コモンモード用コイルを使用して説明したが、ノーマルモード用コイルでも同様である。また、図2(2)に示すコイル405dのように、放射状に台座部から伸びたフランジ部が、同一のネジを用いて、一箇所で台座部405cと基板とを共締めする際も、同様である。
また、接地コンデンサ401〜404および406〜409を直線に配置しているが、コの字型、L次型でも実現可能である。このように部品を配置することにより、先の実施の形態1および実施の形態2と同様に、ノイズ特性、耐振動性、耐衝撃性、耐熱性に優れた絶縁型スイッチング電源装置が実現される。
なお、コモンモード用コイルまたはノーマルモード用コイルの台座部と基板がネジで共締めされた箇所に、接地コンデンサを配置する際には、ネジ穴部の金属ランド部と接地コンデンサの部品ランドとを一体形成してもよい。
また、フィルタ回路の高電圧ラインと筐体GND間に配置された接地コンデンサから筐体GNDへの配線を、耐振動性、耐衝撃性として取り付けたネジによって電気的に接続することで、配線距離を極力短くすることができる。この結果、接地コンデンサから筐体GNDへの配線インダクタンスを最小に抑えることができ、寄生インダクタンス成分を減少させ、効果的なフィルタ回路を実現できる。
また、従来、配線インダクタンスの影響により、接地コンデンサ定数を大きくせざるを得なかった。これに対して、本発明は、コモンモード用コイルまたはノーマルモード用コイルの台座部と基板を同じネジで共締めする際、基板に形成された金属パターンランドと接地コンデンサ用部品ランドを一体で形成することができる。これにより、設置コンデンサを近接配置することが可能となり、接地コンデンサの定数を減らすことができ、採用する部品コストダウンを実現できる。
101〜104 一次側スイッチング素子(MOSFET)、110 共振コイル、120 トランス、121 一次側コイル巻線、122、123 二次側コイル導体、124 センタータップ、130 整流回路、131〜134 二次側スイッチング素子(MOSFET)、141〜145 筐体GND接続箇所、146 ランド、150 平滑回路、160 平滑コイル、170 入力コンデンサ、180 出力コンデンサ、201〜204 共振コンデンサ、210、220 入力端子、310、320 出力端子、400 フィルタ回路、401〜404、406〜409 接地コンデンサ、405(405a、405d、405e、405f、405g、405h) コモンモード用コイル、405b フランジ部、405c 台座部、410、411、410a、411a ノーマルモード用コイル、451〜453 ネジ、451a〜453a ネジ穴部、454 ランド、501 筐体、502 基板(プリント基板)。
本発明に係る絶縁型スイッチング電源装置は、入力側にコモンモード用コイルまたはノーマルモード用コイルのいずれかのコイルを有するフィルタ回路を備えた絶縁型スイッチング電源装置であって、コイルの台座部におけるコイルの外周側または内周側の近傍に、台座部と台座部の下部のプリント基板とを同一のネジで筐体GNDに共締め可能とするネジ穴部を設け、フィルタ回路は、高電圧ラインと筐体GNDとの間に接続された接地コンデンサをプリント基板上に有し、接地コンデンサは、筐体GNDへの接続距離が所定距離以下となるように、台座部のネジ穴部と対応してプリント基板上に設けられたネジ貫通穴の近傍に配置されるものである。
また、本発明に係る絶縁型スイッチング電源装置の製造方法は、入力側にコモンモード用コイルまたはノーマルモード用コイルのいずれかのコイルを有するフィルタ回路を備えた絶縁型スイッチング電源装置の製造方法であって、コイルの台座部におけるコイルの外周側または内周側の近傍に、台座部と台座部の下部のプリント基板とを同一のネジで筐体GNDに共締め可能とするネジ穴部をあらかじめ加工しておくステップと、台座部のネジ穴部と対応するプリント基板上の位置に、ネジ貫通穴をあらかじめ加工しておくステップと、高電圧ラインと筐体GNDとの間に接続され、フィルタ回路で使用される接地コンデンサを、筐体GNDへの接続距離が所定距離以下となるように、プリント基板上に設けられたネジ貫通穴の近傍に配置しておくステップと、ネジ穴部およびネジ貫通穴を利用して、コイルが装着された台座部とプリント基板とを同一のネジで筐体GNDに共締め固定するステップとを有するものである。
これに対して、本実施の形態では、図2(6)に示すコモンモード用コイル405hのように、コモンモード用コイル405hの内周側(中央部)において、基板と共締めできるように、ネジ穴部453aを加工している。

Claims (8)

  1. 入力側にコモンモード用コイルまたはノーマルモード用コイルのいずれかのコイルを有するフィルタ回路を備えた絶縁型スイッチング電源装置であって、
    前記コイルの台座部に、前記台座部と前記台座部の下部のプリント基板とを同一のネジで筐体GNDに共締め可能とするネジ穴部を設けた
    絶縁型スイッチング電源装置。
  2. 請求項1に記載の絶縁型スイッチング電源装置において、
    前記ネジ穴部は、前記台座部から放射状に突出した形状を有する1個以上のフランジ部に設けられており、前記コイルの外周側で前記台座部と前記プリント基板とを前記筐体GNDに共締め可能とする
    絶縁型スイッチング電源装置。
  3. 請求項1に記載の絶縁型スイッチング電源装置において、
    前記ネジ穴部は、前記台座部の中央部に設けられており、前記コイルの内周側で前記台座部と前記プリント基板とを前記筐体GNDに共締め可能とする
    絶縁型スイッチング電源装置。
  4. 請求項1に記載の絶縁型スイッチング電源装置において、
    前記フィルタ回路は、高電圧ラインと前記筐体GNDとの間に接続された接地コンデンサを有しており、
    前記プリント基板に形成された金属パターンランドと前記接地コンデンサのランドとが一体形成されている
    絶縁型スイッチング電源装置。
  5. 請求項1に記載の絶縁型スイッチング電源装置において、
    前記フィルタ回路は、高電圧ラインと前記筐体GNDとの間に接続された接地コンデンサを有しており、
    前記ネジ穴部に形成された金属ランドと前記接地コンデンサのランドとが一体形成されている
    絶縁型スイッチング電源装置。
  6. 請求項1に記載の絶縁型スイッチング電源装置において、
    前記フィルタ回路は、前記コイルの入力側と出力側のそれぞれにおいて、高電圧ラインと前記筐体GNDとの間に接続された接地コンデンサを有しており、
    前記ネジ穴部に形成された金属ランドと前記接地コンデンサのランドとが、前記入力側および前記出力側でそれぞれ一体形成されている
    絶縁型スイッチング電源装置。
  7. 請求項1に記載の絶縁型スイッチング電源装置において、
    前記フィルタ回路は、前記コイルの入力側と出力側のそれぞれにおいて、高電圧ラインと前記筐体GNDとの間に接続された接地コンデンサを有しており、
    前記ネジ穴部に形成された金属ランドは、前記入力側、前記出力側、若しくは前記台座部の中央部に設けられており、前記コイルの前記入力側および前記出力側に配置された前記接地コンデンサのランドと一体形成されている
    絶縁型スイッチング電源装置。
  8. 入力側にコモンモード用コイルまたはノーマルモード用コイルのいずれかのコイルを有するフィルタ回路を備えた絶縁型スイッチング電源装置の製造方法であって、
    前記コイルの台座部に、前記台座部と前記台座部の下部のプリント基板とを同一のネジで筐体GNDに共締め可能とするネジ穴部をあらかじめ加工しておくステップと、
    前記ネジ穴部を利用して、前記コイルが装着された前記台座部と前記プリント基板とを前記同一のネジで前記筐体GNDに共締め固定するステップと
    を有する絶縁型スイッチング電源装置の製造方法。
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