JP4476923B2 - 衝突吸収性と母材靭性に優れた鋼板 - Google Patents

衝突吸収性と母材靭性に優れた鋼板 Download PDF

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Description

本発明は、衝突吸収性と母材靭性に優れた引張強度が490MPa以上の鋼板に関するものである。
船舶同士の衝突や船舶の座礁等が発生した際に生じる、船舶内への浸水や積荷、燃料等の流出を防止すべく、該船体用鋼材として種々の鋼材が提案されている。例えば特許文献1には、組織が、フェライト占積率:80%以上のフェライト主体であり、該フェライト相の硬さがHv160以上で、第二相(フェライト以外の相)の平均円相当径が5μm以下である鋼板が開示されており、強度を高めたフェライト主体の組織とすることで衝撃吸収エネルギーを高めている。
しかし、該技術では第二相の平均円相当径が4μm以上であり、第二相が該サイズでかつフェライト相が上記の通り硬いと、母材靭性を高めることが難しいと考えられる。
特許文献2には、鋼板の少なくとも板厚の1/8以上の表裏層に面積率で1.0〜20%の残留γを含むようにすることで、所望の衝撃エネルギー吸収能を確保できる旨示されている。しかし、残留γを鋼板全域に分散させたものではなく、板厚方向の特性ばらつきが大きいと考えられるため、鋼板全体の衝撃吸収能を十分高め得たとは言い難い。また、該特許文献2では、上記残留γをフェライトマトリックス中に微細分散させることにより、耐延性破壊性能も高めている。更に、該組織とするには制御圧延が有効であり、詳細には、鋳片を直接又はAc以上の温度に加熱後、熱間圧延を行い、かつ圧延終了温度をAr+100℃〜Ar−50℃の温度範囲とすることが示されている。しかし該プロセスでは、残留γをより微細化することが難しく、母材靭性を十分高めることが難しいと思われる。
また特許文献3には、組織をフェライト相と硬質相からなるものとし、該フェライト相を相分率:60%以上、硬さ:Hv150以下で、平均粒径:5μm以上とし、かつ硬質相の圧延方向/板厚方向のアスペクト比を2以上とすることが規定されている。この様に硬質相のアスペクト比を2以上にすることで、一様伸び(均一伸び)が改善される旨示されているが、特性の異方性が発生するものと考えられる。また硬質相のサイズが、特許文献3の図1からフェライト相と同等のサイズであるため、十分高い母材靭性を確保することは難しいと思われる。
特開平11−193438号公報 (表2) 特開平11−246934号公報 (特許請求の範囲、段落[0041]、段落[0044]、段落[0076]) 特開2001−262272号公報
本発明はこの様な事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、衝突吸収性と母材靭性に優れた鋼板を提供することにある。
本発明に係る衝突吸収性と母材靭性に優れた鋼板とは、
質量%で(以下、成分について同じ)、
C :0.02〜0.10%、
Si:0.05〜0.50%、
Mn:1.0〜1.6%、
P :0.05%以下(0%を含まない)、
S :0.05%以下(0%を含まない)、
Al:0.015〜0.06%、
N :0.01%以下(0%を含まない)
を満たし、残部がFeおよび不可避不純物からなり、
下記式(1)で表されるCeqが0.31以上で、
下記式(2)で表されるDi*が4.0以下であり、
金属組織が、
全組織に占めるフェライトの占積率:90%超(面積%の意味、組織について以下同じ)、
平均フェライト粒径:3〜12μm、
最大フェライト粒径:40μm以下、及び
第2相の平均円相当径:0.8μm以下
を満たし、引張強度が490MPa以上であるところに特徴を有する。
Ceq= C+ Si/24 + Mn/6 + Ni/40 + Cr/5 + Mo/4 …(1)
Di*= C0.5×(1+0.64 Si)×(1+4.10 Mn)×(1+2.33 Cr)×(1+3.14 Mo)
×(1+0.27 Cu)×(1+0.52 Ni)×[1+1.5(0.90−C)×B] …(2)
{式(1)(2)中、C、Si、Mn、Ni、Cr、Mo、Cu、Bは、各元素の含有量(質量%)を示す}
また本発明の鋼板は、下記式(3)で表されるKMsが490以下であり、かつ前記金属組織が、残留オーステナイト:0.5〜10%を含むものであれば、衝突吸収性により優れているので好ましい。
KMs=−39Mn−10Cu−17Ni−20Cr−5Mo+550 …(3)
{式(3)中、Mn、Cu、Ni、Cr、Moは、各元素の含有量(質量%)を示す}
上記鋼板は、
(a)更に他の元素として、Cu:0.35%以下(0%を含まない)、Ni:0.40%以下(0%を含まない)、Cr:0.20%以下(0%を含まない)、及びMo:0.08%以下(0%を含まない)よりなる群から選択される1種以上を含んでいてもよい。
(b)また、更にTi:0.1%以下(0%を含まない)を含み、かつ上記Ti、NおよびAlが下記式(4)および(5)を満たせば、衝突吸収性および母材靭性と共に、溶接性も確保できるので好ましい。
N ≧0.292×Ti …(4)
Al ≧1.93×N−0.564×Ti …(5)
{式(4)(5)中、N、Ti、Alは、各元素の含有量(質量%)を示す}
更に他の元素として、
(c)B:0.005%以下(0%を含まない)、及び/又はNb:0.05%以下(0%を含まない)
(d)Ca、MgおよびREMよりなる群から選択される1種以上:0.1%以下(0%を含まない)、を含んでいてもよい。
尚、上記フェライトの占積率、平均フェライト粒径、最大フェライト粒径、第2相の平均円相当径、及び残留オーステナイトの占積率は、後述する実施例に示す方法で測定した値である。
本発明の鋼板は、高い衝突吸収エネルギーを示すと共に母材靭性にも優れているため、例えば船体外壁に用いた場合に、船舶同士の衝突や船舶の座礁等が発生した際の船舶内への浸水や積荷、燃料等の流出を防止することができる。
本発明者らは、衝突吸収性に優れている(高い衝突吸収エネルギーを示す)と共に、母材靭性にも優れた鋼板を得るべく鋭意研究を行った。その結果、成分組成を規定すると共に、組織の形態として、特にフェライトの占積率、平均粒径および最大粒径、更には第2相のサイズを制御すればよいことを見出し、本発明に想到した。以下、本発明を特徴付ける組織について詳述する。
〈平均フェライト粒径:3〜12μm〉
まず本発明では平均フェライト粒径を12μm以下とする。平均フェライト粒径がこれより大きいと、母材靭性が劣化すると共に、均一伸びが低下して優れた衝突吸収性を確保することが困難となるからである。平均フェライト粒径は、好ましくは10μm以下である。一方、平均フェライト粒径が小さすぎると、均一伸びが小さくなり、衝突吸収性が低下するため、平均フェライト粒径の下限を3μmとした。
〈最大フェライト粒径:40μm以下〉
鋼板に変形が加わった場合、応力は最も大きな結晶粒に集中する。また、結晶粒の最大径が大きいほど集中する応力が高くなる。その結果、均一伸びが小さくなり、衝突吸収性が低下する。よって本発明では、最大フェライト粒径の上限を40μmと規定した。好ましくは30μm以下である。
〈全組織に占めるフェライトの占積率:90%超〉
本発明では、組織を、上記要件を満たすフェライトで均一化することにより、衝突吸収性を著しく向上させることができ、特に、該フェライトが90%超となるようにすればよいことを見出した。好ましくは95%以上である。
〈第2相の平均円相当径:0.8μm以下〉
本発明の鋼板は、上記フェライト以外の組織(第2相)としてMA(Martensite-Austenite constituent)や残留γ、パーライト、炭化物等を含みうるが、この第2相が粗大であると、変形時に破壊の起点となり母材靭性が劣化する。よって、本発明では第2相の平均円相当径を0.8μm以下とする。好ましくは0.7μm以下である。
〈全組織に占める残留オーステナイト(残留γ,γ)の占積率:0.5〜10%〉
組織に残留γを存在させてTRIP現象を発現させることにより、延性をより高めて、衝突吸収性を更に向上させることができる。この様な効果を十分発揮させるには、残留γを0.5%以上存在させるのがよい。より好ましくは1.0%以上である。しかし残留γの様な硬質の第2相が多量に存在し、上記フェライトの占積率が相対的に低下すると、優れた衝突吸収性を確保できなくなるため、残留γは多くとも10%とする。
上記の通り、残留γを存在させるには、下記式(3)で表されるKMsが490以下を満たすことが推奨される。該KMsは、オーステナイト安定化元素量の指標であり、この値が小さいほど、残留γは安定的に存在し、十分なTRIP効果の発現を期待できる。KMsは485以下とするのがより好ましい。
KMs=−39Mn−10Cu−17Ni−20Cr−5Mo+550 …(3)
{式(3)中、Mn、Cu、Ni、Cr、Moは、各元素の含有量(質量%)を示す}
本発明は、上述の通り、特に組織形態を制御する点に特徴があるが、この様な組織形態を容易に制御し、かつ優れた母材靭性や高強度を示す鋼板を得るには、下記の通り成分組成を制御することが必要である。
〈C:0.02〜0.10%〉
Cは、強化元素であり、フェライト占積率や第2相サイズ、残留γの形成に寄与する元素である。十分な強度を確保するにはC量を0.02%以上とする必要があり、残留γを規定量確保する観点からも上記量のCを含有させるのがよい。好ましくは0.03%以上である。一方、C量が過剰であると、規定量のフェライトを確保することが困難となる。また、第2相の円相当径が大きくなり、優れた母材靭性および延性を確保し難くなる。よってCは0.10%以下とする。好ましくは0.08%以下である。
〈Si:0.05〜0.50%〉
Siは脱酸剤として作用する元素であり、またフェライトの固溶強化元素として強度の向上に寄与する元素でもある。更にはγの分解を抑制する効果も有しており、残留γの形成にも寄与する。これらの効果を十分発揮させるには、Si量を0.05%以上とするのがよく、好ましくは0.1%以上である。しかしSi量が過剰になると、衝突吸収性のみならず母材靭性やHAZ靭性も劣化するため、Si量は0.50%以下とする。好ましくは0.45%以下である。
〈Mn:1.0〜1.6%〉
Mnは、脱酸剤として作用し、また、オーステナイト安定化元素でもあり残留γの形成に寄与する。更には、変態温度を低下させてフェライトの微細化に寄与する元素でもある。
これらの効果を十分発揮させるためMn量を1.0%以上とする。好ましくは1.2%以上である。一方、Mn量が過剰になると、焼入れ性が必要以上に高まり、フェライトの最大粒径が却って大きくなり、延性の低下を招く。よってMn量は1.6%以下に抑える。
〈P:0.05%以下(0%を含まない)、S:0.05%以下(0%を含まない)〉
これらの元素は、鋼材を脆化させるので極力少ない方がよく、本発明ではPを0.05%以下(好ましくは0.03%以下)、Sを0.05%以下(好ましくは0.03%以下)とする。
〈Al:0.015〜0.06%〉
Alは鋼材の脱酸に有効な元素であり、また鋼中の固溶NをAlNとして固定し、延性の劣化防止に有効に作用する。該効果を十分に発揮させるには、Al量を0.015%以上、好ましくは0.02%以上とする。一方、Al量が過剰になると、硬質で粗大な非金属介在物(Al)が生成して母材靭性が劣化するので、0.06%以下、好ましくは0.04%以下とする。
〈N:0.01%以下(0%を含まない)〉
Nは、TiNを形成してHAZ靭性を改善し、優れた溶接性の確保に有効な元素である。該効果を発揮させるには、Nを0.001%以上(より好ましくは0.003%以上)含有させることが好ましい。一方、Nが過剰に含まれると、上記TiNが粗大化し、HAZ靭性が却って劣化し易くなる。よってN量は0.01%以下とする。好ましくは0.008%以下である。
尚、Tiを含有させて、TiNの形成によりHAZ靭性を確実に高める場合には、上記N量とTi量の関係、上記N量とTi量およびAl量との関係が、後述する式(4)および式(5)を満たすようにするのがよい。
〈Ceq≧0.31〉
下記式(1)で表されるCeqは、鋼板強度の指標であり、この値が高くなるほど強度が高まる傾向にある。本発明では、引張強度:490MPa以上を達成すると共に、優れた衝突吸収性を得るべく上記Ceqを0.31以上と規定した。好ましくは0.33以上である。尚、耐割れ性の観点からは、上記Ceqを0.40以下とすることが好ましい。
Ceq= C+ Si/24 + Mn/6 + Ni/40 + Cr/5 + Mo/4 …(1)
{式(1)中、C、Si、Mn、Ni、Cr、Moは、各元素の含有量(質量%)を示す}
〈Di*≦4.0〉
下記式(2)で表されるDi*は、焼入れ性の指標であり、この値が高くなるほど焼入れ性が高まる。本発明では、焼入れ性が必要以上に高まると、熱間圧延後の冷却で粗大なベイナイトが形成され、最大フェライト粒径が大きくなり延性が低下する。よって本発明では、Di*を4.0以下とする。好ましくは3.8以下である。
Di*= C0.5×(1+0.64 Si)×(1+4.10 Mn)×(1+2.33 Cr)×(1+3.14 Mo)
×(1+0.27 Cu)×(1+0.52 Ni)×[1+1.5(0.90−C)×B] …(2)
{式(2)中、C、Si、Mn、Cr、Mo、Cu、Ni、Bは、各元素の含有量(質量%)を示す}
本発明で規定する含有元素は上記の通りであって、残部はFeおよび不可避不純物であり、該不可避不純物として、原料、資材、製造設備等の状況によって持ち込まれる元素の混入が許容され得る。また、更に下記元素を積極的に含有させることも可能である。
〈Cu:0.35%以下(0%を含まない)、
Ni:0.40%以下(0%を含まない)、
Cr:0.20%以下(0%を含まない)及び
Mo:0.08%以下(0%を含まない)よりなる群から選択される1種以上〉
これらの元素は、上記式(3)で規定するKMsの式中でマイナス項として作用する元素であり、残留γを安定化させ、強度と延性のバランスを改善するのに有効な元素である。上記効果を発揮させるには、Cuの場合0.1%以上、Niの場合0.1%以上、Crの場合0.02%以上、Moの場合0.02%以上とすることが好ましい。一方、これらの元素が過剰に含まれていると、焼入れ性が必要以上に高まり、フェライト粒径が粗大化し、衝突吸収エネルギーが小さくなる。よって、Cuは0.35%以下、Niは0.40%以下、Crは0.20%以下、Moは0.08%以下とするのがよい。
〈Ti:0.1%以下(0%を含まない)〉
〈N ≧0.292×Ti〉
〈Al ≧1.93×N−0.564×Ti〉
Tiは、TiNを形成してHAZ靭性を改善し、優れた溶接性の確保に有効な元素である。該効果を発揮させるには、Tiを0.002%以上(より好ましくは0.005%以上)含有させるのがよい。また、上記TiNの形成によりHAZ靭性を確実に高めるには、Ti量とN量の関係が下記式(4)を満たすようにして、TiNを微細化させることが有効である。
N ≧0.292×Ti…(4)
{上記式中、N、Tiは、各元素の含有量(質量%)を示す}
上記式(4)に示す通りTiに対するNの原子比を高めることで、TiNを微細にできるが、過剰の固溶Nが存在するとHAZ靭性が却って劣化する。よって本発明では、上記TiとNに対し、下記式(5)を満たすようAlを含有させて、固溶NをAlNとして固定し、HAZ靭性をより向上させるのがよい。
Al ≧1.93×N−0.564×Ti …(5)
{上記式中、Al、N、Tiは、各元素の含有量(質量%)を示す}
一方、Tiが過剰に含まれると、TiNが粗大化し、HAZ靭性が却って劣化し易くなる。よって、Ti量は0.1%以下とするのがよく、より好ましくは0.05%以下、更に好ましくは0.03%以下である。
〈B:0.005%以下(0%を含まない)、及び/又は
Nb:0.05%以下(0%を含まない)〉
B、Nbは、鋼材の焼入れ性を高めてHAZ部の組織を微細にしてHAZ靭性を向上させ、優れた溶接性を確保するのに有効な元素である。該効果を発揮させるには、Bの場合0.0003%以上、Nbの場合0.01%以上とするのがよい。しかし、Bが過剰に含まれていると、焼入れ性が高くなりすぎて粗大なベイナイトが形成され、最大フェライト粒径が大きくなる。よって、Bは0.005%以下とする。また、Nbが過剰に含まれていると、母材中にNbCとして析出し、母材靭性および均一伸びを低下させる。よって、Nbは0.05%以下とする。
〈Ca、MgおよびREMよりなる群から選択される1種以上:0.1%以下(0%を含まない)〉
Ca、Mg、REM(希土類元素;La、Ce等)は、介在物を微細化し、HAZ靭性を改善するのに有効な元素であり、Ca、MgおよびREMよりなる群から選択される1種以上が0.001%以上であると該効果が十分発揮される。しかし、Ca、Mg、REMが過剰に存在しても上記効果は飽和するだけであるので、これらは合計で0.1%以下とするのがよい。
本発明は、上記鋼板の製造方法まで規定するものではないが、上記組織を確実に得るには、下記条件で製造することが推奨される。
〈熱間圧延における仕上圧延の温度:720〜850℃〉
〈熱間圧延における仕上圧延の圧下率:20%以上〉
熱間圧延後の組織を微細化することで、得られる鋼板の組織を確実に微細化させることができる。上記仕上圧延温度が低すぎると、フェライト変態域で圧延することになるため熱間圧延後の組織を微細化することができない。よって、仕上圧延温度は720℃上とするのがよい。一方、仕上圧延温度が高すぎると、圧延直後にオーステナイトが回復し、再結晶が生じるため、熱間圧延後の組織を微細化することができない。よって、仕上圧延温度は850℃以下(より好ましくは800℃以下)とするのがよい。
また、仕上圧延時に十分な加工を施さなければオーステナイトに十分な歪みを付与できず、熱間圧延後の組織を微細化できないため、仕上圧延時の圧下率を20%以上(より好ましくは40%以上)とする。
〈熱間圧延後の冷却:700℃から500℃の温度域を3℃/s以上で冷却〉
熱間圧延後、700℃から500℃の温度域の冷却を3℃/s以上(より好ましくは4.0℃/s以上)で行うことにより、フェライト変態温度の低下と変態したフェライトの粒成長を抑えることができ、結果として組織、特に平均フェライト粒径の微細化を図ることができる。尚、上記冷却速度の上限は特に限定されないが、本発明の鋼板においてその上限は30℃/s程度となる。
〈再加熱温度:(Tc1−50℃)〜(Tc1+50℃)で3分間以上
但し、Tc1=80.67 C +14.10 Si +43.06 Mn +29.73 Cr −102.87 Mo −21.07
Cu −43.27 Ni +729 〉
上記熱間圧延・冷却後に上記温度域に再加熱することによって、上記熱間圧延工程で一部形成されるパーライト、ベイナイトまたはMAを、規定サイズのフェライトと微細な第2相(球状セメンタイト等)とすることができる。また、残留γの形成にも有効である。該作用効果を発揮させるには、特に再加熱温度を(Tc1−50℃)以上、より好ましくは(Tc1−40℃)以上とし、かつ該温度で3分間以上(好ましくは10分間以上)保持することが推奨される。
一方、再加熱温度が高すぎると、MAが粗大化し、母材靭性が低下するので好ましくない。よって(Tc1+50℃)以下、より好ましくは(Tc1+40℃)以下とする。
尚、残留オーステナイト:0.5%以上を確保してTRIP現象を発現させ、延性と衝突吸収性能の更なる改善を図るには、上記再加熱を(Tc1+10℃)〜(Tc1+50℃)の温度範囲で3分間以上行い、更に、該再加熱後の600℃から500℃の温度域の冷却を2℃/s以上の冷却速度で行うことが推奨される。再加熱を該温度域で行うことによって、炭化物またはMAを部分的にオーステナイトとし、上記速度で冷却することによって、残留γを室温で残存させることができる。
本発明は、特に厚鋼板を対象とするものであり、板厚は、約7mm以上であり上限は特に限定されないが、通常60mm以下程度である。
以下、実施例を挙げて本発明の構成および作用効果をより具体的に説明するが、本発明はもとより下記実施例によって制限を受けるものではなく、前・後記の趣旨に適合し得る範囲で適当に変更を加えて実施することも可能であり、それらは何れも本発明の技術的範囲に含まれる。
表1に示す化学成分組成の鋼材(形状:120mm×170mm×200mm)を溶製して得た。これを1200℃で30分間加熱した後、板厚が60mmとなるまで多パス圧延を行い、その後800℃まで放冷し、更に多パス圧延を行って板厚30mmとしてから冷却した。最終パス圧延(仕上圧延)は圧下率:50%で実施した。最終パス圧延(仕上圧延)における仕上圧延温度、該仕上圧延後の700℃から500℃の温度域の冷却速度を表2に示す。また、該熱間圧延後には再加熱して該温度で一定時間保持し(再加熱温度および保持時間は表2に示す)、その後、600℃から500℃の温度域を表2に示す速度で冷却した。
この様にして得られた鋼板を用いて、下記要領で、金属組織の観察を行うと共に、引張特性を測定し、衝突吸収性を評価した。また、母材靭性およびHAZ靭性の評価を行った。
〈金属組織の観察〉
金属組織は、鋼板のt/4(tは板厚、以下同じ)部位におけるC方向を観察できるようサンプルを調製し、平均フェライト粒径、最大フェライト粒径、フェライト占積率、第2相サイズ、及び残留γの占積率を下記要領で測定した。
・平均フェライト粒径
3%ナイタールでサンプルを腐食した後、走査型電子顕微鏡で倍率:2000倍、10視野の写真を撮影した。該顕微鏡写真から線分法(JISG 0552)で平均フェライト粒径を求めた。
・最大フェライト粒径
ベラハ試薬(液成分:Na・5HO…16g、KO…3g、HO…94mL)でサンプルを腐食後、光学顕微鏡で倍率:400倍、10視野のカラー写真を撮影し、同じコントラストの領域を同方位のフェライト粒と判別し、その境界を粒界としてトレースを行い、画像解析ソフト(micromedia社製 Image-pro)で解析して各フェライト粒の面積を測定した。そして、その中で最大のフェライト粒の円相当径を最大フェライト粒径とした。
・フェライト占積率
3%ナイタール腐食したサンプルを、光学顕微鏡で倍率:400倍、10視野の写真を撮影し、白い等軸状の領域をフェライト、その他の領域を第2相としてトレースを行い、これを上記画像解析ソフトで解析してフェライトの占積率(面積%)を求めた。
・第2相の平均円相当径
3%ナイタールで腐食したサンプルを、走査型電子顕微鏡で倍率:2000倍、3視野の写真を撮影し、灰色または白いコントラストの領域を第2相とし、各粒子の面積から円相当径を算出し、その平均値を第2相の平均円相当径とした。
・残留オーステナイト量(γ量)
残留オーステナイト量は、試料の飽和磁化を測定することにより求めた。即ち、鋼板のt/4部位からL30mm×W4mmを切り出し、その表面の酸化膜をエメリー紙で研磨して除去した試料をまず作成した。これを、直流磁気測定装置(理研電子株式会社製)にて、印加磁場:4kOeで磁場を正極、負極に反転させて、それぞれの飽和磁化の平均値を試料(供試材)の飽和磁化として求めた。そして、上記測定値を下記式(6)に代入して残留オーステナイト量(γ量)を求めた。
γ=[(I−I)/I]×100 …(6)
I:標準試料の飽和磁化(gauss)
:試料(供試材)の飽和磁化(gauss)
〈引張特性の測定と衝突吸収性の評価〉
各鋼板のt/4部位から、圧延方向に対して直角の方向にJIS Z 2201の4号試験片を採取して、JISZ 2241の要領で引張試験を行ない、降伏点(YP)、引張強度(TS)、最高荷重点での伸び(UE)を測定した。そして、衝突吸収性をTS×UEで評価した。尚、上記TS:490MPa以上かつUE:15%以上を満たすものについて、TS×UE:9000(MPa・%)以上のものを衝突吸収性に優れていると評価した。
〈母材靭性の評価〉
各鋼板のt/4部位からJIS Z 2202のVノッチ試験片を採取して、JISZ 2242の要領でシャルピー衝撃試験を行い、破面遷移温度(vTrs)、および試験温度:−60℃での吸収エネルギー(vE−60)を測定した。そして、vTrsが−60℃以下で、かつvE−60が150J以上の場合を母材靭性に優れると評価した。
〈HAZ靭性の評価〉
後述する実験No.1〜15についてはHAZ靭性の評価を行った。まず、溶接を行ったときのボンド近傍の熱影響部を模擬し、サンプル(サイズ:12.5mm×55mm×120mm)に、加熱温度:1350℃で5秒間加熱後、800℃から500℃の領域を40秒間で冷却した。そして、上記熱処理を施したサンプルから、JISZ 2202の試験片を切り出し、JISZ 2242の要領でシャルピー衝撃試験を実施し、試験温度:−20℃での吸収エネルギー(vE−20)を測定した。そしてvE−20が100J以上の場合をHAZ靭性に優れると評価した。
これらの結果を表3および表4に示す。
Figure 0004476923
Figure 0004476923
Figure 0004476923
Figure 0004476923
表1〜4から次の様に考察することができる(尚、下記No.は、表中の実験No.を示す)。
本発明で規定する要件を満たすNo.〜11、16、17、25の鋼板は、衝突吸収性に優れていると共に、母材靭性に優れている。特に、規定量の残留γを含むNo.4〜11、25は、衝突吸収性および母材靭性と共に、HAZ靭性に優れており、良好な溶接性も具備していることがわかる。これに対し、本発明の規定を満足しないNo.1、12〜15、18〜24は、夫々、以下の不具合を有している。
No.12はC量が過剰であるため、最大フェライト粒径が上限を超えており、衝突吸収性劣っている。No.13はSi量が過剰であるため、衝突吸収性のみならず母材靭性やHAZ靭性も劣る結果となっている。No.14は、Mn量が不足しているため強度が不足している。またNo.15はMn量が過剰であるため、最大フェライト粒径が上限を超えており、その結果、優れた衝突吸収性を確保できていない。
No.18〜21は、推奨される条件で製造せず、規定の組織が得られなかった例であり、No.18は、フェライト分率が小さくかつ第2相サイズが大きいため、衝突吸収性と母材靭性に劣っている。
No.19、21は、平均フェライト粒径、最大フェライト粒径が共に大きく、かつ第2相サイズも大きいため、衝突吸収性および母材靭性に劣っている。No.20は、第2相サイズが大きすぎるため、母材靭性に劣っている。
No.22は、最大フェライト粒径が大きすぎるため、No.23は、平均フェライト粒径が小さすぎるため、またNo.24は、フェライト分率が小さいため、いずれも衝突吸収性に劣っている。

Claims (6)

  1. 質量%で(以下、成分について同じ)、
    C :0.02〜0.10%、
    Si:0.05〜0.50%、
    Mn:1.0〜1.6%、
    P :0.05%以下(0%を含まない)、
    S :0.05%以下(0%を含まない)、
    Al:0.015〜0.06%、
    N :0.01%以下(0%を含まない)
    を満たし、残部がFeおよび不可避不純物からなり、
    下記式(1)で表されるCeqが0.31以上で、
    下記式(2)で表されるDi*が4.0以下であり、
    金属組織が、
    全組織に占めるフェライトの占積率:90%超(面積%の意味、組織について以下同じ)、
    平均フェライト粒径:3〜12μm、
    最大フェライト粒径:40μm以下、及び
    第2相の平均円相当径:0.8μm以下
    を満たし、引張強度が490MPa以上であることを特徴とする衝突吸収性と母材靭性に優れた鋼板。
    Ceq= C+ Si/24 + Mn/6 + Ni/40 + Cr/5 + Mo/4 …(1)
    Di*= C0.5×(1+0.64 Si)×(1+4.10 Mn)×(1+2.33 Cr)×(1+3.14 Mo)
    ×(1+0.27 Cu)×(1+0.52 Ni)×[1+1.5(0.90−C)×B] …(2)
    {式(1)(2)中、C、Si、Mn、Ni、Cr、Mo、Cu、Bは、各元素の含有量(質量%)を示す}
  2. 下記式(3)で表されるKMsが490以下であり、かつ前記金属組織が、残留オーステナイト:0.5〜10%を含むものである請求項1に記載の鋼板。
    KMs=−39Mn−10Cu−17Ni−20Cr−5Mo+550 …(3)
    {式(3)中、Mn、Cu、Ni、Cr、Moは、各元素の含有量(質量%)を示す}
  3. 更に他の元素として、
    Cu:0.35%以下(0%を含まない)、
    Ni:0.40%以下(0%を含まない)、
    Cr:0.20%以下(0%を含まない)、及び
    Mo:0.08%以下(0%を含まない)
    よりなる群から選択される1種以上を含む請求項1または2に記載の鋼板。
  4. 更に他の元素として、Ti:0.1%以下(0%を含まない)を含み、かつTi、NおよびAlが下記式(4)および(5)を満たす請求項1〜3のいずれかに記載の鋼板。
    N ≧0.292×Ti …(4)
    Al ≧1.93×N−0.564×Ti …(5)
    {式(4)(5)中、N、Ti、Alは、各元素の含有量(質量%)を示す}
  5. 更に他の元素として、
    B :0.005%以下(0%を含まない)、及び/又は
    Nb:0.05%以下(0%を含まない)
    を含む請求項1〜4のいずれかに記載の鋼板。
  6. 更に他の元素として、Ca、MgおよびREMよりなる群から選択される1種以上を0.1%以下(0%を含まない)含む請求項1〜5のいずれかに記載の鋼板。
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