JP4474279B2 - 現場組立光コネクタ - Google Patents

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本発明は、光ファイバの接続において、2本の裸ファイバの先端面を突き合わせ、その突き合わせ接合部分の近傍を裸ファイバの側面から押圧して固定するためのメカニカルスプライス方式を採用した現場組立光コネクタに関する。
従来のメカニカルスプライス方式においては、スプライス部材に光ファイバ心線を後方から導入し、第1光ファイバと光ファイバ心線の先端から剥き出した第2光ファイバとを突き合わせ、前記スプライス部材をクランプして光ファイバ心線に固定するものにおいて、第1光ファイバの後端面と第2光ファイバの前端面とを突き合わせる領域に第1屈折率整合材を注入し、前記スプライス部材に設けられた第2光導入部に第2屈折率整合材を注入する構成とすると共に、ベース部材およびカバー部材から成るスプライス部材の一側面に、楔挿入スリットが形成されているものとした技術が提供されている。
特開平11−160563号公報
しかしながら、従来による光ファイバの接続では、屈折率整合材が2箇所に分散された状態で内蔵され、この状態のスプライス部材の楔挿入スリットに楔を挿入して固定するものであるため、接続作業が面倒となるばかりでなく、クランプ部材の押圧力に抗してスプライス部材を押し開く必要があるため、このとき押し開くための専用の外部工具を必要としていた。
そこで、本発明は、叙上のような従来存した諸事情に鑑み創出されたもので、組立用の外部工具を使わずに、両光ファイバ同士の調心とファイバ保持とを同時に行えるようにすることで、簡単に短時間で組立を行うことが可能な現場組立光コネクタを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため本発明にあっては、チャックが被せられることで光ファイバの心線の突き当て接続部を押さえ付けて、あらかじめファイバ孔に挿着されている光ファイバと、挿入される光ファイバの調心保持が行えるようにしたフェルールと、フェルールのチャック側先端部分が挿入されるブッシュと、ブッシュが前後方向に移動可能となるように挿入された保持部材と、保持部材に嵌合するフレームと、保持部材の後端部に装着可能としたケーブルクランプユニットとを備え、フレームに挿着することで、ブッシュを保持部材への挿入後方側へ移動させてチャック、ブッシュ相互の密着を解除させ、当該チャックの締め付け力を解除させる一方、フレームから抜去することで、ブッシュを前方のフェルール側へ移動させてチャック、ブッシュ相互を密着させ、当該チャックにて突き当て接続部を押さえ付けるロック部材を備えて成る現場組立光コネクタであって、フレームには、ロック部材を挿入可能とする開口部を備えた摘み部が外装固定されて成ることを特徴とする。
ロック部材は、ロックプレートの両側に、フレームの挿入孔に挿入可能な二股脚部を備えて成るものとすることができる。
摘み部が外装されたフレームの後端側に装着された保持部材の後端部側には、ケーブルクランプユニット装着後の光ファイバー心線の撓み状態確認用の開閉可能な蓋体を有する嵌合部本体を備えて成るものとすることができる。
ケーブルクランプユニットは、光ファイバー心線の案内溝を備えた身部と、当該身部の案内溝に対向した案内溝を備えた開閉可能な蓋部とから成り、身部もしくは蓋部の何れか一方には、光ファイバケーブルを押さえる突起を付設して成るものとすることができる。
具体的には、両端部が開口されたファイバ孔が軸方向に形成され、挿入される光ファイバの突き当て接続部の位置する側にファイバ孔まで達する凹部を設けて成るフェルールと、突き当て接続部を下面側で押さえ付けるよう凹部に被せられ、上面側に前部から後部に向かってテーパ面を有するチャックと、チャックのテーパ面に外側から密着するよう一部にテーパ内面を有する嵌合孔が前端部に形成され、フェルールのファイバ孔と同軸で連通する案内用ファイバ孔が形成されたブッシュと、ブッシュに外側から嵌合する嵌合孔が前端部に形成され、ブッシュの案内用ファイバ孔と同軸で連通するテーパ状ファイバ孔が後端部に形成され、後端部にケーブルクランプユニットを装着可能とした保持部材とを備え、挿着することでブッシュを保持部材側へ移動させてチャックのテーパ面、ブッシュの嵌合孔のテーパ内面相互の密着を解除させる一方、抜去することでブッシュをフェルール側へ移動させてチャックのテーパ面、ブッシュの嵌合孔のテーパ内面相互を密着させるロック部材を備えて成る現場組立光コネクタであって、フレームには、ロック部材を挿入可能とする開口部を備えた摘み部が外装固定されて成ることを特徴とする。
以上のように構成された本発明に係る現場組立光コネクタにあって、ロック部材は、摘み部の開口部を介してフレーム、ブッシュ相互間に挿入することで、ブッシュを保持部材側へ移動させ、チャックへの締め付け力を解除させる。そして、光ファイバを挿入突き当て後に、ロック部材を抜脱することで、ブッシュをフェルール側へ向けて移動させ、チャックに締め付け力を付与して、チャックのテーパ面、ブッシュの嵌合孔のテーパ内面相互を密着させて突き当て接続部をチャックの下面側で押さえ付けるものとなって、ファイバ調心とファイバ保持とが同時に行われる。
すなわち、ブッシュの内側において、片面がフェルールに、他の片面がチャックのテーパ面に接触してファイバ締め付けを可能にさせる。このときフェルール押圧と、ファイバ調心およびファイバ固定とを同時に行わせるため、フェルールバックによる光ファイバの移動を後部の空間で吸収可能となっている。
本発明は、以上のように構成されているために、組立用の外部工具を使わずに、両光ファイバ同士の調心とファイバ保持とを同時に行えるようにすることで、簡単で短時間で組立を行うことができる。また、ロック部材は、フレームに外装されている摘み部を付けたままの状態で挿脱可能であるため、現場での摘み部の取り付け作業が省け、作業性が向上する。
すなわち、これは本発明が、チャックが被せられることで光ファイバの心線の突き当て接続部を押さえ付けて、あらかじめファイバ孔に挿着されている光ファイバと、挿入される光ファイバの調心保持が行えるようにしたフェルールと、フェルールのチャック側先端部分が挿入されるブッシュと、ブッシュが前後方向に移動可能となるように挿入された保持部材と、保持部材に嵌合するフレームと、保持部材の後端部に装着可能としたケーブルクランプユニットとを備え、フレームに挿着することで、ブッシュを保持部材への挿入後方側へ移動させてチャック、ブッシュ相互の密着を解除させ、当該チャックの締め付け力を解除させる一方、フレームから抜去することで、ブッシュを前方のフェルール側へ移動させてチャック、ブッシュ相互を密着させ、当該チャックにて突き当て接続部を押さえ付けるロック部材を備えて成る現場組立光コネクタであって、フレームには、ロック部材を挿入可能とする開口部を備えた摘み部が外装固定されて成るからであり、これにより、摘み部を取り外さなくても両光ファイバの心線同士の調心が容易に行われると同時に、ファイバ孔に挿入される心線の太さのバラツキに関係なく、常に一定の押圧力で心線を保持することができる。
また、ロック部材は、ロックプレートの両側に、フレームの挿入孔にブッシュやチャック等に抵触することなく挿入可能な二股脚部を備えて成るので、ブッシュ、チャック、保持部材それぞれに加工を施すことなく、低減な材料費で安価にコネクタを製造することができる。
摘み部が外装されたフレームの後端側に装着された保持部材の後端部側には、ケーブルクランプユニット装着後の光ファイバー心線の撓み状態確認用の開閉可能な蓋体を有する嵌合部本体を備えて成るので、ケーブルクランプユニット装着後の光ファイバー心線の撓み状態を容易に確認することができる。
ケーブルクランプユニットは、光ファイバー心線の案内溝を備えた身部と、当該身部の案内溝に対向した案内溝を備えた開閉可能な蓋部とから成り、身部もしくは蓋部の何れか一方には、光ファイバケーブルを押さえる突起を付設して成るので、ケーブルクランプユニットへの光ファイバの取り付け作業が容易に行え、かつ光ファイバをしっかりと固定できる。しかも低減な材料費で安価にケーブルクランプユニットを製造することができる。
以下、本発明を実施する最良の形態を図面を参照して説明すると、図に示される符号1は、相手側フェルール(図示していない)に突き合わせられることにより、フェルール2内に挿入された光ファイバPとの接続を行うための略矩形状を呈する現場組立式の光コネクタである。光コネクタ1は、図1に示すように、フェルール2の先端部分が挿入されるブッシュ3と、ブッシュ3が前後方向で僅かに移動可能となるように挿入された保持部材4と、保持部材4に嵌合するフレーム5と、フレーム5の外側を被覆する摘み部6とから概ね構成されている。
フェルール2は、図1および図7に示すように、両端部が矩形状に開口されたファイバ孔2Aが軸方向に形成されており、挿入される光ファイバPの突き当て接続部Cの位置する後部側には、ファイバ孔2Aまで達する矩形状の凹部8を設けてある。ファイバ孔2Aにおいて、光ファイバPの突き当て接続部Cまでの前部側にはあらかじめ光ファイバP’が挿着されると共に、フェルール2の前端は研磨加工されている。
そして、上面側に前部から後部に向かって前傾するテーパ面7Aを有する板状のチャック7が凹部8に合致するように被せられることで、光ファイバPの心線の突き当て接続部Cを下面側で押さえ付けて、あらかじめファイバ孔2Aに挿着されている光ファイバP’と、挿入される光ファイバPの調心保持が行えるようにしてある。なお、フェルール2の後端にはファイバ孔2Aよりも拡径された末広がりの案内用ファイバ孔2Bが形成されている。
また、フェルール2のファイバ孔2Aよりも拡径され、しかも後端部側では開口端に向けて末広がりとなる案内用ファイバ孔3Aが形成されたブッシュ3を備え、このブッシュ3には、チャック7のテーパ面7Aに外側から密着するよう一部にテーパ内面9Aを有する矩形状の嵌合孔9が前端部に形成されており、組付後にはフェルール2のファイバ孔2Aと同軸で連通するようにしてある。
さらに、ファイバ孔2Aよりも拡径され、しかも後端部側では開口端に向けて末広がりとなるテーパ状ファイバ孔4Aが後端部に形成された略矩形状の保持部材4を備え、この保持部材4には、ブッシュ3に外側から嵌合する矩形状の嵌合孔4Cが前端部に形成されており、組付後にはブッシュ3の案内用ファイバ孔3Aと同軸で連通するようにしてある。そして、保持部材4の後端部には、後述するケーブルクランプユニット21を装着可能としてある。
保持部材4の前端部とブッシュ3前端部の外面側に形成されたフランジ状の係止部3Bの間に形成されている矩形環状の空間部S1には、弾性部材10としての例えばコイルスプリングがブッシュ3を巻装させるようにした状態で介在配置させてある。
フレーム5は、矩形状の保持部材4を挿入するよう矩形筒状に形成されており、当該保持部材4の外面側前方にはフランジ状の係止突起4Bを形成し、この係止突起4Bに係架保持されるようフレーム5の筒内方側に向けて若干傾斜させた舌片状の係合爪片5Aを後方に設けてある。また、このフレーム5の中央部やや前方側には、上下に貫通する2個一対のロック部材挿入孔5Cが左右両側に所定の間隔を置いて設けてある。
前記摘み部6は、フレーム5に形成されているロック部材挿入孔5Cに合致する上下位置に、ロック部材11を挿入可能とする開口部6Aを備え、フレーム5の外周に装着固定されている。そして、摘み部6の後端部側は、フレーム5に装着させた状態で、ケーブルクランプユニット21の前端開口縁端部に係止されて保持されることによって取り外せないようにしてある。
さらに、摘み部6の開口部6Aを介して、ロック部材挿入孔5Cにロック部材11を挿着することによりブッシュ3を保持部材4側へ移動させてチャック7のテーパ面7A、ブッシュ3の嵌合孔9のテーパ内面9A相互の密着を解除させる一方、摘み部6の開口部6Aを介して、ロック部材挿入孔5Cからロック部材11を抜去することによりブッシュ3をフェルール2側へ移動させてチャック7のテーパ面7A、ブッシュ3の嵌合孔9のテーパ内面9A相互を密着させるようにしてある。
このロック部材11は図1および図7に示したように、ロックプレート12と、該ロックプレート12の両側に所定の間隔、すなわち前記フェルール2の両側を通過しつつフレーム5の挿入孔5Cへ挿入可能な間隔を置いて立設された二股脚部13を備えている。各二股脚部13は、基部側が太幅に、先端側がテーパ部13aを介して細幅に形成されている。
而して、このロック部材11の二股脚部13をフレーム5の一方の挿入孔5Cから挿入すると、フレーム5の筒内壁面に突設した内方突起5Bと、ブッシュ3外側面側に形成された前記フランジ状の係止部3B間に形成された空間部S2のフェルール2両側を通って他方の挿入孔5Cへ挿入され、細幅の先端がフレーム5の外方に突出、保持される。
このようにしてロック部材11の二股脚部13を摘み部6の開口部6Aを介してフレーム5の挿入孔5Cへ挿入すると、前記弾性部材10であるコイルスプリングの拡圧弾性力に抗してブッシュ3を保持部材4側へ向けて押し退けるようにして押圧させ、チャック7のテーパ面7A、ブッシュ3の嵌合孔9のテーパ内面9A相互の密着を解除させる。なお、この挿入途中でブッシュ3は、その係止部3Bが二股脚部13のテーパ部13aから太幅の基部側へ摺動することによって徐々に保持部材4側へ向けて押圧、移動する。
一方、ロック部材11の二股脚部13が摘み部6の開口部6Aを介してフレーム5の挿入孔5Cから抜脱されることで、前記弾性部材10であるコイルスプリングの拡圧弾性力によってブッシュ3をフェルール2側へ向けて付勢移動させ、チャック7のテーパ面7A、ブッシュ3の嵌合孔9のテーパ内面9A相互を密着させることにより突き当て接続部Cをチャック7の下面側で押さえ付ける。
フェルール2には、図7に示したように、フレーム5の内方突起5Bと、ブッシュ3外面側のフランジ状の係止部3Bとの間に形成された空間部S2に対向してファイバ孔2A近傍の深さまで矩形状の溝部14を設けてある。また、この溝部14には、その底部からファイバ孔2A内の光ファイバP’を切断した後フェルール2に到達する位置まで、フィルタを装着するためのスリット部15が形成されている。そして、溝部14は、フランジ付きの金属製筒状のホルダ16によって被覆されている。このときフィルタ装着用のスリット部15は、ホルダ16の略中間部の真下に位置するように配置される。
図4乃至図7に示すように、摘み部6が外装されたフレーム5の後端側に装着された保持部材4の後端部側には、ケーブルクランプユニット21装着後の光ファイバー心線の撓み状態を確認するための開閉可能な蓋体32を有する嵌合部本体31を備えている。すなわち、嵌合部本体31は、角筒体を略半割した形状を呈し、これの前端開口側内壁部に形成されている突部を、保持部材4の後端部一側面に形成されている凹部(それぞれ図示)に嵌め込み、さらに蓋体32の端部に形成した支軸32Aを、保持部材4の後端部他側面に形成されている凹状の軸承部32Bに嵌め込むと同時に、嵌合部本体31の後端開口側に形成されている係止板中央に突設された係止突起33Aを、蓋体32の両側面部に形成されている係止孔33Bに係合する。また、嵌合部本体31、蓋体32それぞれの中央内壁面には、図7に示したように、係止突起38が突設され、ケーブルクランプユニット21を嵌合部本体31内に装着して蓋体32を閉蓋した際に、当該ケーブルクランプユニット21の後述する係止孔27Bに係止突起38が係合されるようにしてある。
この係止板の係止突起33Aと、蓋体32の係止孔33Bとは、嵌合部本体31から蓋体32を開けるに際し、互いに両者の嵌合状態が解除されるものである。そして、基部34の両端対向位置に2個一対の係止爪部35を突設した押さえ具36の当該基部34によって蓋体32の支軸32Aを被せるようにして保持部材4に装着させ、係止爪部35それぞれに形成されている係止孔35Aを、嵌合部本体31の前端開口側外壁部に形成されている係止突起37に係合させることで、図4および図5に示したように、嵌合部本体31に対して蓋体32が開閉可能となるように保持部材4側に嵌合部本体31が取り付けられる。
一方、ケーブルクランプユニット21は、図2、図3、図9乃至図11に示したように、光ファイバー心線の案内溝22Aを備えた身部25と、当該身部25の案内溝22Aに対向して案内溝22Bを形成した開閉可能な蓋部26とから構成されている。そして、蓋部26には、光ファイバケーブルを押さえるための二段爪状の押圧突起26Bを付設してある。すなわち、ケーブルクランプユニット21は、略コ字枠状の身部25の一端開口側上部に蓋部26が支軸26Aを介して回動可能に取り付けられており、蓋部26の左右両側には係止突起27Aが形成され、身部25の左右壁面にそれぞれ形成されている係止孔27Bに係止突起27Aが係合されて閉蓋状態を維持できるようにしてある。
そして、光ファイバPを貫通させるよう身部25、蓋部26相互の案内溝22A、22Bによって、閉蓋状態で中央の光ファイバ貫通孔22が形成されると共に、図2および図3に示すように、光ファイバPに対して左右に二股状に引き裂かれた外被Qをそれぞれ挿入して保持可能にするよう身部25内底面において左右二股に分岐した外被挿入路23を備え、蓋部26の支軸26Aには光ファイバケーブルを押さえるための二段爪状の押圧突起26Bを形成してある。すなわち、光ファイバPの撓みをケーブルクランプユニット21で吸収すべく二芯の外被Qを股裂きして抑える構造とし、二股に分かれた外被Qは、この押圧突起26Bによってしっかりと保持されるものとしてある。
尚、ケーブルクランプユニット21は、光ファイバ貫通孔22、外被挿入23それぞれを備えた身部25と、透明部材によって形成されている蓋部26とによる2個の成型部品で形成されていても良い。このように蓋部26を透明部材によって形成することで、透明部材を通して空間部の様子や中の光ファイバPや外被Qの状態を見ることができ、接続作業やメンテナンス等を容易なものとすることができる。
また、蓋部26のみならず身部25も透明材によって形成しても良く、さらに、身部25、蓋部26ともに不透明材によって形成し、所定部位に内部視認用の窓孔を設けても良い。一方で、図11に示したように、蓋部26に偏心カム状の押圧突起26Bを設け、これに対応するように身部25に外被挿入路23の上面に凹凸状の滑り止め23Aを設けることもできる。
ところで、以上の実施形態で示されたフェルール2にあらかじめ挿着される光ファイバP’は、汎用の光ファイバ専用な構造となっているが、本光コネクタ1は、それ以外の光ファイバにも適用できるものである。例えば、ファイバーグレーティング用のファイバやドープファイバ(光減裏器用のファイバ)等も使用でき、組み込む光ファイバの種類は問わない。
次に、以上のように構成された最良の形態についての使用、組立の一例を説明するに、先ず、ケーブルクランプユニット21に光ファイバPを取り付ける。すなわち、図8(a)乃至(c)に示したように、ケーブルクランプユニット21の身部25から蓋部26を開いて、身部25の案内溝22Aに光ファイバPの心線を挿入すると同時に、左右二股に分岐した外被挿入路23に対し、光ファイバPに対して左右に二股状に引き裂かれた外被Qをそれぞれ挿入した後、蓋部26を身部25に閉蓋固定する。このとき、中央の光ファイバ貫通孔22に光ファイバPの心線を貫通させると同時に、左右二股に分岐した外被挿入路23に対し、光ファイバPに対して左右に二股状に引き裂かれた外被Qがそれぞれ挿入され、押圧突起26Bでもって外被Qが固定される。このように二股に裂いた外被Qを左右の外被挿入路23で固定させるため、中央の光ファイバ貫通孔22から出た光ファイバPに撓みを持たせるための長い自由度が付与されるのである。
次に、ケーブルクランプユニット21を光コネクタ1に接続する。
すなわち、図8(d)乃至(g)に示すように、あらかじめロック部材11の二股脚部13を、摘み部6の開口部6Aを介してフレーム5の挿入孔5Cにそれぞれ挿入しておく。このときフレーム5、ブッシュ3相互間の空間部S2に二股脚部13が挿入することで、ブッシュ3を保持部材4側へ移動させ、チャック7への締め付け力を解除させる状態となる。
そして、ケーブルクランプユニット21を光コネクタ1に接続するとき、嵌合部本体31から蓋体32を開けておき、フェルール2のファイバ孔2Aに挿入される光ファイバP心線の撓み状態を確認し、これを修正、調整した後に蓋体32を閉蓋する。これによって、嵌合部本体31、蓋体32それぞれの中央内壁面の係止突起38が、ケーブルクランプユニット21の係止孔27Bに係合されて抜脱されないようにしっかりと固定される。
接続した後の光ファイバPの挿入された心線の接続部Cにおける突き当て後に、ロック部材11の二股脚部13をフレーム5の挿入孔5Cから抜脱することで、弾性部材10の拡圧弾性力によってブッシュ3をフェルール2側へ向けて付勢移動させ、チャック7に締め付け力を付与して、チャック7のテーパ面7A、ブッシュ3の嵌合孔9のテーパ内面9A相互を密着させて突き当て接続部Cおよびその近傍をチャック7の下面側で押さえ付けるものとなる。
こうして光ファイバPの心線の調心と保持とが同時に行われるものとなる。すなわち、ブッシュ3の内側において、片面がフェルール2に、他の片面がチャック7のテーパ面7Aに接触して弾性部材10の弾性力をファイバ締め付け方向に変換させるのである。その後、ケーブルクランプユニット21の外周には必要に応じて不図示のブーツが嵌装される。
本発明を実施するための最良の形態における光コネクタを示す分解斜視図である。 同じくケーブルクランプユニットに光ファイバを組付るときの蓋部を開いた状態を示す斜視図である。 同じくケーブルクランプユニットに光ファイバを組付た後、蓋部を閉めた状態を示す斜視図である。 蓋体を開けた状態で光コネクタにケーブルクランプユニットを接続する途中の状態を示す斜視図である。 光コネクタにケーブルクランプユニットを接続した状態を示す斜視図である。 光コネクタにケーブルクランプユニットを接続した状態を示すもので、(a)は平面図、(b)は側面図である。 同じく光コネクタを示すもので、(a)は平面側から見た断面図、(b)は側面側から見た一部切欠断面図である。 (a)乃至(g)は光コネクタにケーブルクランプユニットを組み付る作業手順を示すものである。 同じくケーブルクランプユニットの分解斜視図である。 同じくケーブルクランプユニットの蓋部が開いた状態を示す斜視図である。 他の実施形態を示すケーブルクランプユニットの一部断面の分解斜視図である。
P 光ファイバ
Q 外被
S1、S2 空間部
C 突き当て接続部
1 光コネクタ
2 フェルール
2A ファイバ孔
3 ブッシュ
3A 案内用ファイバ孔
4 保持部材
4A テーパ状ファイバ孔
4B 係止突起
5 フレーム
5A 内方突起
6 摘み部
6A 開口部
7 チャック
7A テーパ面
8 凹部
9 嵌合孔
9A テーパ内面
10 弾性部材
11 ロック部材
12 ロックプレート
13 二股脚部
14 溝部
15 スリット部
16 ホルダ
21 ケーブルクランプユニット
22 光ファイバ貫通孔
22A、22B 案内溝
23 外被挿入路
25 身部
26 蓋部
26A 支軸
26B 押圧突起
27A 係止突起
27B 係止孔
31 嵌合部本体
32 蓋体
32A 支軸
32B 軸承部
33A 係止突起
33B 係止孔
34 基部
35 係止爪部
35A 係止孔
36 押さえ具
37 係止突起
38 係止突起

Claims (4)

  1. チャックが被せられることで光ファイバの心線の突き当て接続部を押さえ付けて、あらかじめファイバ孔に挿着されている光ファイバと、挿入される光ファイバの調心保持が行えるようにしたフェルールと、フェルールのチャック側先端部分が挿入されるブッシュと、ブッシュが前後方向に移動可能となるように挿入された保持部材と、保持部材に嵌合するフレームと、保持部材の後端部に装着可能としたケーブルクランプユニットとを備え、フレームに挿着することで、ブッシュを保持部材への挿入後方側へ移動させてチャック、ブッシュ相互の密着を解除させ、当該チャックの締め付け力を解除させる一方、フレームから抜去することで、ブッシュを前方のフェルール側へ移動させてチャック、ブッシュ相互を密着させ、当該チャックにて突き当て接続部を押さえ付けるロック部材を備えて成る現場組立光コネクタであって、フレームには、ロック部材を挿入可能とする開口部を備えた摘み部が外装固定されて成ることを特徴とした現場組立光コネクタ。
  2. ロック部材は、ロックプレートの両側に、フレームの挿入孔に挿入可能な二股脚部を備えて成る請求項1記載の現場組立光コネクタ。
  3. 摘み部が外装されたフレームの後端側に装着された保持部材の後端部側には、ケーブルクランプユニット装着後の光ファイバー心線の撓み状態確認用の開閉可能な蓋体を有する嵌合部本体を備えて成る請求項1または2記載の現場組立光コネクタ。
  4. ケーブルクランプユニットは、光ファイバー心線の案内溝を備えた身部と、当該身部の案内溝に対向した案内溝を備えた開閉可能な蓋部とから成り、身部もしくは蓋部の何れか一方には、光ファイバケーブルを押さえる突起を付設して成る請求項1乃至3のいずれか記載の現場組立光コネクタ。
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