JP4473907B2 - ポストキュアインフレータおよびそのリム交換方法並びにリム - Google Patents

ポストキュアインフレータおよびそのリム交換方法並びにリム Download PDF

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Description

本発明は、加硫済みタイヤを膨張冷却するポストキュアインフレータおよびそのリム交換方法並びにリムに関する。
従来、ポストキュアインフレータにおいては、加硫成形後のタイヤにエアが封入され、形状が適正に保持された状態で、補強繊維の収縮が収まる或る温度、例えば100度以下または80度以下にまで冷却される。
特許文献1には、横設されたセンターフレームの上下にそれぞれ上下リムを有し、加硫機から放出されたタイヤをセンターフレームの下方に位置する上下リムで挟持して膨張冷却を行い、その間、センターフレームの180°回転によって、センターフレームの下方に位置していた上下リムはセンターフレームの上方に位置されて膨張冷却を継続するとともに、センターフレームの上方に位置してタイヤの膨張冷却を行っていた上下リムは、センターフレームの下方に位置されて、膨張冷却が完了したタイヤを放出し、新たなタイヤを受け入れるという2サイクルのポストインフレータ装置が開示されている。そして、膨張冷却を行うタイヤのビード径やビード幅に応じて上下リムを交換することが開示されている。
また、特許文献2には、同じく2サイクルでタイヤの膨張冷却を行うものであって、下リムが軸方向と直交する方向にスライド可能にされており、加硫機から放出されたタイヤを、上下リムの中心軸から離れた位置にスライドした下リムが受け取って、タイヤごと上下リムの中心軸に一致する位置まで戻り、その後、下リムが上リムに向かって軸方向に接近して、上下リムでタイヤを挟持して膨張冷却を行うことにより、タイヤの下リムへのセンタリングが確実に行えるとともに、大型化も防げるポストキュアインフレータ及びそれへの搬送装置が開示されている。また、下リムをスライド式にすることによって、上下リムの交換が容易になることが開示されている。
また、特許文献3には、同じく2サイクルでタイヤの膨張冷却を行うものであって、少なくとも上リムに外径を2以上有した階段状の段差を設けることによって、上リムを交換することなく、多種のサイズのタイヤを狭持させることが可能なポストキュアインフレータ上下リム及び上下リム交換装置が開示されている。
特開昭51−61582号公報 特許第2799256号明細書 特開平5−131463号公報
ところで、近年において市販されているタイヤにおいては、装着する自動車の種類に応じて12インチから24インチ程度のビード径が採用されており、また、同一のビード径であっても、複数のビード幅が規格化されている。そこで、特許文献1,2においては、膨張冷却されるタイヤの種類毎にリムを選択・交換し、さらにリム間隔を調整する必要がある。
その点、特許文献3においては、リム交換を行うことなく多種のビード径のタイヤを挟持させることができるが、対応可能なビード径を増やすために段数を多くすると、各段の幅が狭くなり、タイヤのビード部を確実にシールすることができなくなる。また、対応可能なビード径を増やすために段数を多くすると、リムの厚みが厚くなり、一対のリムを十分に近接させることが難しくなる。つまり、ビード径が大きく、ビード幅の狭いタイヤになるほど、一対のリムで挟持させることが難しくなる。
本発明の目的は、対応可能なビード径を増やしてもタイヤを好適に挟持させることが可能なポストキュアインフレータおよびそのリム交換方法並びにリムを提供することである。
課題を解決するための手段及び効果
本発明のポストキュアインフレータは、各種のビード径のビード部およびビード幅を有した加硫済みのタイヤを膨張冷却するポストキュアインフレータであって、前記ビード部を挟持するリム面を両側に有した円盤形状の一対のリムと、前記一対のリムを着脱可能に支持するリム支持機構と、を有し、前記リムの一方のリム面および他方のリム面には、異なるビード径のビード部に対応する複数の段部が中央から外周に向かって厚みを減少させるようにそれぞれ形成されており、前記リム支持機構は、前記一対のリムを、前記一方のリム面同士が対向する配置と、前記他方のリム面同士が対向する配置とに切り替え可能に支持することを特徴とする。
上記の構成によれば、タイヤのビード部を挟持する一対のリムは、一方のリム面同士が対向する配置と、他方のリム面同士が対向する配置とに切り替え可能に支持される。そして、一対のリムが一方のリム面同士が対向する配置に支持された場合には、一方のリム面の各段部のいずれかに対応するビード径のタイヤを挟持させることができる一方、一対のリムが他方のリム面同士が対向する配置に支持された場合には、他方のリム面の各段部のいずれかに対応するビード径のタイヤを挟持させることができる。このように、リムの一方のリム面および他方のリム面に、異なるビード径のビード部に対応する複数の段部をそれぞれ形成し、一方のリム面と他方のリム面との使い分けによって、対応可能なビード径を増やすことにより、リムの片面のみに多段の段部を設けて対応可能なビード径を増やすのに比べて、各段部の幅を広くとることができて、タイヤのビード部を確実にシールすることができる。また、リムの一方のリム面および他方のリム面に、異なるビード径のビード部に対応する複数の段部をそれぞれ形成して対応可能なビード径を増やすことによって、リムの片面のみに多段の段部を設けて対応可能なビード径を増やすのに比べて、一対のリムのビード径の大きい段部を十分に近接させることができる。これにより、対応可能なビード径を増やしてもタイヤを好適に挟持させることができる。
また、本発明のポストキュアインフレータにおいて、前記リム支持機構は、一方のリムが取り付けられる第1の取付部材と、他方のリムが取り付けられる第2の取付部材と、を有しており、前記第2の取付部材に取り付けられている前記他方のリムを、前記一方のリムが取り外された前記第1の取付部材に導く誘導機構を更に有していてよい。上記の構成によれば、誘導機構によって、第2の取付部材に取り付けられている他方のリムが、一方のリムが取り外された第1の取付部材に導かれる。これにより、第1の取付部材から一方のリムを取り外し、第2の取付部材に取り付けられている他方のリムを誘導機構によって第1の取付部材に導いて、これを第2の取付部材から取り外して第1の取付部材に取り付け、空になった第2の取付部材に一方のリムを取り付けるという手順で、一対のリムの上下関係を入れ替えることができる。よって、リムを反転させることなく、一対のリムを一方のリム面同士が対向する配置から他方のリム面同士が対向する配置に、或いはその逆に変更することができる。
また、本発明のポストキュアインフレータにおいては、前記第1の取付部材に取り付けられている前記一方のリムを取り外す一方、空になっている前記第1の取付部材に前記他方のリムを取り付ける第1の着脱機構と、前記第2の取付部材に取り付けられている前記他方のリムを取り外す一方、空になっている前記第2の取付部材に前記一方のリムを取り付ける第2の着脱機構と、前記第1の取付部材から取り外された前記一方のリムを外部に搬送し、外部に搬送した前記一方のリムを空になっている前記第2の取付部材に搬送する搬送装置と、前記第1の着脱機構、前記第2の着脱機構、および、前記搬送装置を制御する制御装置と、を更に有していてよい。上記の構成によれば、制御装置によって、第1の着脱機構、第2の着脱機構、および、搬送装置が制御される。これにより、第1の着脱機構によって第1の取付部材から取り外された一方のリムが、搬送装置によって外部に搬送され、その後、第2の取付部材に取り付けられていた他方のリムが、誘導機構によって第1の取付部材に導かれて、第2の着脱機構による第2の取付部材からの取り外しと、第1の着脱機構による第1の取付部材への取り付けが行われる。そして、外部に搬送されていた一方のリムが、搬送装置によって空になっている第2の取付部材に搬送され、第2の着脱機構によって第2の取付部材に取り付けられる。よって、一対のリムを一方のリム面同士が対向する配置から他方のリム面同士が対向する配置に、或いはその逆に変更する作業を自動で行うことができる。
また、本発明のポストキュアインフレータにおいて、前記第1の着脱機構は、ブリーチロック機構であってよい。上記の構成によれば、ブリーチロック機構によって、第1の取付部材からのリムの取り外し、及び、第1の取付部材へのリムの取り付けを確実且つ容易に行うことができる。
また、本発明のポストキュアインフレータにおいて、前記第2の着脱機構は、永久磁石を有していてよい。上記の構成によれば、永久磁石の吸着力を利用することによって、第2の取付部材からのリムの取り外し、及び、第2の取付部材へのリムの取り付けを確実且つ容易に行うことができる。
また、本発明のポストキュアインフレータにおいては、前記一対のリムの間隔を調整する間隔調整機構と、前記間隔調整機構を制御する間隔調整制御装置と、を更に有していてよい。上記の構成によれば、間隔調整制御装置によって制御された間隔調整機構により、一対のリムの間隔が自動で調整されるから、リム間隔調整作業を簡素化することができる。
また、本発明のポストキュアインフレータのリム交換方法は、各種のビード径のビード部およびビード幅を有した加硫済みのタイヤの前記ビード部を、リム面を両側に有した円盤形状の一対のリムで挟持させて膨張冷却するポストキュアインフレータのリム交換方法であって、一方のリム面および他方のリム面に、異なるビード径のビード部に対応する複数の段部が中央から外周に向かって厚みを減少させるようにそれぞれ形成されている前記一対のリムを、前記一方のリム面同士が対向する配置と、前記他方のリム面同士が対向する配置とに切り替え可能に支持しており、第1の取付部材に取り付けられている一方のリムを取り外して外部に搬送し、第2の取付部材に取り付けられている他方のリムを前記第1の取付部材に導いて、前記第2の取付部材からの取り外しと前記第1の取付部材への取り付けを行い、空になった前記第2の取付部材に、外部に搬送しておいた前記一方のリムを取り付けることによって、前記一方のリム面同士が対向する配置から前記他方のリム面同士が対向する配置に、或いはその逆に変更することを特徴とする。
上記の構成によれば、タイヤのビード部を挟持する一対のリムは、一方のリム面同士が対向する配置と、他方のリム面同士が対向する配置とに切り替え可能に支持される。そして、一対のリムが一方のリム面同士が対向する配置に支持された場合には、一方のリム面の各段部のいずれかに対応するビード径のタイヤを挟持させることができる一方、一対のリムが他方のリム面同士が対向する配置に支持された場合には、他方のリム面の各段部のいずれかに対応するビード径のタイヤを挟持させることができる。このように、リムの一方のリム面および他方のリム面に、異なるビード径のビード部に対応する複数の段部をそれぞれ形成し、一方のリム面と他方のリム面との使い分けによって、対応可能なビード径を増やすことにより、リムの片面のみに多段の段部を設けて対応可能なビード径を増やすのに比べて、各段部の幅を広くとることができて、タイヤのビード部を確実にシールすることができる。また、リムの一方のリム面および他方のリム面に、異なるビード径のビード部に対応する複数の段部をそれぞれ形成して対応可能なビード径を増やすことによって、リムの片面のみに多段の段部を設けて対応可能なビード径を増やすのに比べて、一対のリムのビード径の大きい段部を十分に近接させることができる。これにより、対応可能なビード径を増やしてもタイヤを好適に挟持させることができる。
そして、第1の取付部材から一方のリムを取り外して外部に搬送し、第2の取付部材に取り付けられている他方のリムを第1の取付部材に導いて、第2の取付部材からの取り外しと第1の取付部材への取り付けを行い、空になった第2の取付部材に、外部に搬送しておいた一方のリムを取り付けるという手順により、一対のリムの上下関係を入れ替えることができる。これにより、リムを反転させることなく、一対のリムを一方のリム面同士が対向する配置から他方のリム面同士が対向する配置に、或いはその逆に変更することができる。
また、本発明のリムは、各種のビード径のビード部およびビード幅を有した加硫済みのタイヤを膨張冷却するポストキュアインフレータが有する第1の取付部材および第2の取付部材のどちらかに取り付けられ、前記ビード部に当接されるリム面を両側に有した円盤形状のリムであって、異なるビード径のビード部に対応する複数の段部が中央から外周に向かって厚みを減少させるようにそれぞれ形成された一方のリム面および他方のリム面と、前記第1の取付部材に係合する第1の係合部と、前記第2の取付部材に係合する第2の係合部と、を有することを特徴とする。
上記の構成によれば、一方のリム面および他方のリム面を有するリムは、ポストキュアインフレータが有する第1の取付部材および第2の取付部材のどちらかに取り付けられる。そして、一対のリムが一方のリム面同士が対向する配置となるようにポストキュアインフレータに取り付けられた場合には、一方のリム面の各段部のいずれかに対応するビード径のタイヤを挟持することができる一方、一対のリムが他方のリム面同士が対向する配置となるようにポストキュアインフレータに取り付けられた場合には、他方のリム面の各段のいずれかに対応するビード径のタイヤを挟持することができる。このように、リムの一方のリム面および他方のリム面に、異なるビード径のビード部に対応する複数の段部をそれぞれ形成し、一方のリム面と他方のリム面との使い分けによって、対応可能なビード径を増やすことにより、リムの片面のみに多段の段部を設けて対応可能なビード径を増やすのに比べて、各段部の幅を広くとることができて、タイヤのビード部を確実にシールすることができる。また、リムの一方のリム面および他方のリム面に、異なるビード径のビード部に対応する複数の段部をそれぞれ形成して、対応可能なビード径を増やすことにより、リムの片面のみに多段の段部を設けて対応可能なビード径を増やすのに比べて、一対のリムのビード径の大きい段部を十分に近接させることができる。これにより、対応可能なビード径を増やしてもタイヤを好適に挟持させることができる。
また、本発明のポストキュアインフレータは、上記のリムがそれぞれ取り付けられる第1の取付部材および第2の取付部材を有し、前記第1の取付部材および前記第2の取付部材は、一対のリムを、前記一方のリム面同士が対向する配置と、前記他方のリム面同士が対向する配置とに切り替え可能に支持することを特徴とする。
上記の構成によれば、タイヤのビード部を挟持する一対のリムは、一方のリム面同士が対向する配置と、他方のリム面同士が対向する配置とに切り替え可能に支持される。そして、一対のリムが一方のリム面同士が対向する配置に支持された場合には、一方のリム面の各段部のいずれかに対応するビード径のタイヤを挟持させることができる一方、一対のリムが他方のリム面同士が対向する配置に支持された場合には、他方のリム面の各段部のいずれかに対応するビード径のタイヤを挟持させることができる。このように、一方のリム面および他方のリム面に、異なるビード径のビード部に対応する複数の段部がそれぞれ形成されたリムを用いることによって、一方のリム面の段部の段数と他方のリム面の段部の段数とを加算した数と同じ段数の段部が片面のみに形成されたリムを用いるのに比べて、タイヤのビード部を確実にシールすることができる。また、一方のリム面および他方のリム面に、異なるビード径のビード部に対応する複数の段部がそれぞれ形成されたリムを用いることによって、一方のリム面の段部の段数と他方のリム面の段部の段数とを加算した数と同じ段数の段部が片面のみに形成されたリムを用いるのに比べて、一対のリムのビード径の大きい段部を十分に近接させることができる。
以下、図面に基づいて、本発明に係るポストキュアインフレータについて説明する。なお、横設されたセンターフレームの上下でそれぞれタイヤが膨張冷却される2サイクルのポストキュアインフレータの場合について説明する。
(ポストキュアインフレータ100の機械的構成)
図1は、本実施の形態に係るポストキュアインフレータ100に、加硫済みのタイヤT1を取り付けた状態を示す要部断面図である。なお、図1において、タイヤT2は、このポストキュアインフレータ100で使用可能な最も小さいタイヤを参考として示したものであり、この場合、ビード幅も狭いことから、一対のリムA,B(上部リムAと下部リムB)が最も接近している。
ポストキュアインフレータ100は、中央にセンターフレーム1を有している。そして、ポストキュアインフレータ100は、センターフレーム1の上下に、一対のリムA,Bを着脱可能に支持するリム支持機構40をそれぞれ有している。
リム支持機構40は、センターフレーム1にボルトで固定され、上部リムAが取り付けられる第1の取付部材としての上部リムサポート3と、後述する誘導機構43によって昇降され、下部リムBが取り付けられる第2の取付部材としての下部リムサポート16と、を有している。
上部リムサポート3は、円筒状であり、上部リムサポート3の筒部には、タイヤT1を膨張させるための高圧空気を供給・排出する供給パイプ8が設けられている。また、上部リムサポート3の外径部には、一対のリムを構成し、タイヤT1のビード部t1をシールする上部リムAの内径部が嵌め込まれている。上部リムサポート3と上部リムAとの間には、タイヤT1に封入された高圧空気をシールするためのリング状の固定シール9が設けられている。
上部リムAは、円盤形状をした磁性体であり、下側にリム面(一方のリム面)s1を、上側にリム面(他方のリム面)s2を、それぞれ有している。2つのリム面s1,s2には、異なるビード径のビード部t1に対応する複数の段部が中央から外周に向かって厚みを減少させるようにそれぞれ形成されている。そして、例えば、図1に示すように、リム面s1の対応する段部に、タイヤT1の上側のビード部t1の内径が嵌め込まれる。そして、ビード部t1の内径が嵌め込まれた段部の水平面に、このビード部t1が当接することによって、タイヤ内の高圧空気がシールされる。
上部リムAの内径部には、高圧空気封入時の分離力を保持するための突起a1が設けられている。この突起a1には、上部リムAの周方向の位置決めのために、上部リムサポート3に設けられたガイドピン13と嵌合する穴(第1の係合部)が設けられている。なお、この穴は、上部リムAが下部リムサポート16に取り付けられた際に、下部リムサポート16に設けられたガイドピン15と嵌合することとなる。
上部リムサポート3の外径部には、第1の着脱機構としてのブリーチロック機構41が設けられている。ブリーチロック機構41は、回転可能であり、且つ、軸方向の動きが規制されたロックリング5と、このロックリング5を回転させる上部シリンダ6とを有している。上部シリンダ6は、後述する制御装置50(図5参照)によって制御されている。
上部リムAの上部は、ブリーチロック機構41によって、ロックリング5の下部と着脱可能に接続される。具体的には、ロックリング5の下部の外径部には、円周方向に等分の切り込みが設けられることによって凹凸部5aが形成されている一方、上部リムAの上部には、ロックリング5の凹凸部5aと嵌合する溝a4が設けられており、この溝a4の上部には、ロックリング5の凹凸部5aの凸部と嵌り合う切り込みが設けられている。そして、ロックリング5の凹凸部5aの凸部と上部リムAの切り込みとが一致する位置で、上部リムAがロックリング5に当接され、ロックリング5の凹凸部5aが上部リムAの溝a4に嵌合された後に、ロックリング5が回転されて、ロックリング5の凸部と上部リムAの切り込みとが一致しないようにされることによって、上部リムAがロックリング5に接続される。
上述したように、上部シリンダ6は、制御装置50により制御されている。そして、上部シリンダ6が制御されてロックリング5がアンロック方向に回転されることにより、上部リムサポート3に固定されているリム(図1では上部リムA)とロックリング5とのブリーチロック機構がアンロック状態にされる。図2に示すように、上部リムサポート3から取り外されたリム(図2では上部リムA)は、一旦、後述する下部リムサポート16上に固定されているリム(図2では下部リムB)上に載置された後に、搬送装置Cによって外部に搬送されることとなる。また、図3に示すように、上部シリンダ6が制御されてロックリング5がロック方向に回転されることにより、空の上部リムサポート3に当接されているリム(図3では下部リムB)とロックリング5とのブリーチロック機構がロック状態にされる。
このように、ブリーチロック機構によって、上部リムサポート3からのリムの取り外し、及び、上部リムサポート3へのリムの取り付けを確実且つ容易に行うことができる。
また、図1に示すように、上部リムサポート3の内径部には、ロック部材4が嵌め込まれている。このロック部材4は、後述するロッキングシャフト14とのロック動作のために、制御装置50により制御される回転機構33(図示せず)によって回転される回転ブラケット7により回転される。また、ロック部材4には、ロック部材4の軸方向の動きを規制する当板11が当接されている。上部リムサポート3とロック部材4との間には、タイヤT1に封入された高圧空気をシールするためのリング状のシール10が設けられている。
また、ロック部材4の内径側下部には、後述するリフトビーム2によって軸方向に昇降されるロッキングシャフト14の上部が、同様のブリーチロック機構により着脱可能に接続される。ロック部材4には、ロッキングシャフト14と接続したときに、ロッキングシャフト14の回転をロック位置で固定させるための回り止めピン12が設けられている。ロック部材4とロッキングシャフト14とのブリーチロック機構がアンロック状態にされた後に、ロッキングシャフト14が下降されて、ロック部材4とロッキングシャフト14とが離間されることにより、タイヤT1を下部リムB上に載置することが可能となる。
また、ポストキュアインフレータ100の下部には、誘導機構43が設けられている。誘導機構43は、リフトビーム2を軸方向に昇降させるリフトビーム用シリンダ34(図示せず)と、間隔調整機構42と、を有している。間隔調整機構42は、後述するナット受材22の上部に嵌め込まれた、内側にネジを有する調節ナット19と、この調節ナット19の上部に嵌め込まれた平歯車20と、平歯車20に係合するピニオン24と、ピニオン24を回転させる減速機付きのギアモータ25と、を有している。ピニオン24およびギアモータ25は、リフトビーム2に取り付けられている。リフトビーム用シリンダ34およびギアモータ25は、制御装置50によって制御されている。この間隔調整機構42によって、下部リムサポート16が軸方向に昇降される。具体的には、ギアモータ25の駆動が制御装置50によって制御されて、ピニオン24が回転され、平歯車20を介して調節ナット19が回転されることにより、調節ナット19に螺合するとともに回転方向の動きがスライドピン21によって規制されている下部リムサポート16が軸方向に昇降される。また、誘導機構43によって、リフトビーム2および下部リムサポート16が軸方向に昇降される。具体的には、リフトビーム用シリンダ34が制御装置50によって制御されることにより、リフトビーム2が軸方向に昇降されるとともに、間隔調整機構42によって、下部リムサポート16が軸方向に昇降される。
そして、図3に示すように、リフトビーム2および下部リムサポート16が、誘導機構43によって軸方向に上昇されることにより、下部リムサポート16に取り付けられているリム(図3では下部リムB)が、空の上部リムサポート3に導かれる。
このように、誘導機構43によって、下部リムサポート16に取り付けられているリムが、他のリムが取り外された上部リムサポート3に導かれる。これにより、上部リムサポート3から他のリムを取り外し、下部リムサポート16に取り付けられているリムを誘導機構43によって上部リムサポート3に導いて、これを下部リムサポート16から取り外して上部リムサポート3に取り付け、空になった下部リムサポート16に、先に上部リムサポート3から取り外しておいた他のリムを取り付けるという手順で、一対のリムA,Bの上下関係を入れ替えることができる。そして、一対のリムA,Bの上下関係の入れ替えは、制御装置50によって自動で行われるから、リム交換作業を簡素化することができる。
また、ポストキュアインフレータ100は、下部リムサポート16の高さ(ナット受材22に対する進出量)を検出する検出装置36(図示せず)を有している。検出装置36による検出結果は、間隔調整制御装置としての制御装置50に入力される。制御装置50のメモリ52(図5参照)には、ビード径およびビード幅と、下部リムサポート16の高さとの関係が予めインプットされており、制御装置50の演算部51(図5参照)によって、ビード径およびビード幅に基づいた下部リムBの高さ位置が決定される。そして、間隔調整機構42が制御装置50により制御されることによって、下部リムサポート16の高さが調整される。これにより、上部リムAと下部リムBとのリム間隔が調整されることとなる。なお、下部リムサポート16の高さを検出する方法として、ギアモータ25の回転量を用いることも可能である。
このように、一対のリムA,Bのリム間隔が自動で調整されるから、リム間隔調整作業による作業負担を軽減させ、リム間隔調整作業に要するロスタイムを短縮させることができる。
図1に示すように、リフトビーム2上には、ナット受材22が設置されている。リフトビーム2とナット受材22とは、下部シリンダ31とロックプレート32とによってリフトビーム2に対して着脱可能にされている。そして、下部シリンダ31は、制御装置50により制御されている。ナット受材22の上方には、調節ナット19の軸方向の動きを規制する押え板23が設けられている。
ナット受材22の内径側下部には、縮径する方向に凸状の段が設けられており、ナット受材22は、上下に段差を持つ連結軸17によってロッキングシャフト14に連結されている。具体的には、ナット受材22は、スプリングピン30によって連結軸17の下部と連結されており、連結軸17の上部は、ピン18によってロッキングシャフト14と接続されている。また、連結軸17の外径部には、軸方向に沿った溝17aが設けられており、この溝17aの内側には、後述するスライドピン21の先端が挿入されている。また、ロッキングシャフト14と連結軸17との間には、タイヤT1に封入された高圧空気をシールするためのリング状のシール27が設けられている。
調節ナット19の内径部には、外径部にねじが切られた下部リムサポート16の下円筒が螺合されている。この下部リムサポート16は、上述したように、調節ナット19の回転によって昇降される。また、下部リムサポート16の下円筒の下部には、スライドピン21が取り付けられており、スライドピン21の先端は、連結軸17の溝17aの内側に挿入された状態にされている。これにより、調節ナット19が回転された際の下部リムサポート16の回転が規制される。また、下部リムサポート16と連結軸17との間には、タイヤT1に封入された高圧空気をシールするためのリング状のシール29が設けられている。
下部リムサポート16の上部の外径部には、一対のリムを構成し、タイヤT1のビード部t2をシールする下部リムBの内径部が嵌め込まれている。下部リムサポート16と下部リムBとの間には、タイヤT1に封入された高圧空気をシールするためのリング状のシール28が設けられている。
下部リムBは、上部リムAと同様に、円盤形状をした磁性体であり、上側にリム面(一方のリム面)s1を、下側にリム面(他方のリム面)s2を、それぞれ有している。2つのリム面s1,s2には、異なるビード径のビード部t2に対応する複数の段部が中央から外周に向かって厚みを減少させるようにそれぞれ形成されている。図示しない加硫機から放出されたタイヤT1は、下部リムB上に搬送される。そして、例えば、図1に示すように、リム面s1の対応する段部に、タイヤT1の下側のビード部t2の内径が嵌め込まれる。そして、ビード部t2の内径が嵌め込まれた段部の水平面に、このビード部t2が当接することによって、タイヤ内の高圧空気がシールされる。
また、下部リムBの内径部には、上部リムAと同様に、高圧空気封入時の分離力を保持するための突起b1が設けられている。この突起b1には、下部リムBの回転方向の位置決めのために、下部リムサポート16に設けられたガイドピン15と嵌合する穴(第2の係合部)が設けられている。なお、この穴は、下部リムBが上部リムサポート3に取り付けられた際に、上部リムサポート3に設けられたガイドピン13と嵌合することとなる。
また、下部リムBの上部には、上部リムAと同様に、ロックリング5と嵌合する溝b4が設けられている。これにより、後述するように、ロックリング5と下部リムBとをブリーチロック機構により接続することが可能にされている。
また、図2に示すように、ポストキュアインフレータ100は、下部リムB上に加硫後のタイヤT1を搬入する搬送装置Cを有している。この搬送装置Cは、制御装置50によって制御されている。そして、この搬送装置Cは、図2に示すように、ロックリング5とのブリーチロック機構がアンロック状態にされて、下部リムB上に載置された上部リムAを外部に搬出するとともに、図4に示すように、外部に搬出されていた上部リムAを、空の下部リムサポート16上に搬入するように構成されている。搬送装置Cは、上述したブリーチロック機構によって上部リムAを確保する構成であっても、縮径させた爪を径方向に開いて上部リムAの内径部に係合させることによって、上部リムAを確保する構成であってもよい。なお、下部リムB上に加硫後のタイヤT1を搬入する装置と、外部との間でリムを搬出・搬入する装置とは、別々であってもよい。
図1に示すように、下部リムサポート16と下部リムBとの間には、第2の着脱機構44が設けられている。第2の着脱機構44は、下部リムサポート16の上面に設けられ、吸着力によって下部リムBを下部リムサポート16に固定する複数の永久磁石26と、上述した誘導機構43と、を有している。図3に示すように、誘導機構43により上昇されたリフトビーム2および下部リムサポート16によって、上部リムサポート3に導かれたリム(図3では下部リムB)が、ブリーチロック機構によって上部リムサポート3に固定された後に、誘導機構43によってリフトビーム2が下降されると、下部リムサポート16に固定されていた下部リムBは、永久磁石26の接着力に反して、下部リムサポート16から取り外されることとなる。また、図4に示すように、搬送装置Cによって搬送されてきたリム(図4では上部リムA)が、下部リムサポート16上に載置されると、永久磁石26の吸着力によって、上部リムAは下部リムサポート16に固定されることとなる。
このように、永久磁石26の吸着力を利用することによって、下部リムサポート16からのリムの取り外し、及び、下部リムサポート16へのリムの取り付けを確実且つ容易に行うことができる。
以上のように構成されたポストキュアインフレータ100においては、タイヤ内圧による一対のリムに対する分離力は、上部では上部リムサポート3とロック部材4とを通じて、上部リムAとのブリーチロック機構に作用し、下部では下部リムサポート16、調節ナット19、ナット受材22、連結軸17、ロッキングシャフト14を通じて、ロック部材4とロッキングシャフト14とのブリーチロック機構に作用する。よって、このポストキュアインフレータ100においては、タイヤ内圧の分離力がリフトビーム2およびセンターフレーム1に作用することはない。
(リムの構成)
次に、一対のリムA,Bについて詳述する。図1に示すように、一対のリムA,Bは、上部リムAが下側に有し、下部リムBが上側に有するリム面(一方のリム面)s1同士が対向する配置にされている。そして、一対のリムA,Bの上下関係が入れ替えられることによって、上部リムAが上側に有し、下部リムBが下側に有するリム面(他方のリム面)s2同士が対向する配置に切り替え可能にされている。
本実施の形態において、一方のリム面s1は、偶数インチのビード径のビード部に対応する2インチ刻みの複数の段部を有している。図1の例では、一方のリム面s1は、12,14,16,18インチのビード径のビード部にそれぞれ対応する4つの段部を有している。また、本実施の形態において、他方のリム面s2は、奇数インチのビード径のビード部に対応する2インチ刻みの複数の段部を有している。図1の例では、他方のリム面s2は、13,15,17,19インチのビード径のビード部にそれぞれ対応する4つの段部を有している。
そして、図1に示すように、一対のリムA,Bが、一方のリム面s1同士が対向する配置にされた場合には、一対のリムA,Bは、偶数インチ(12,14,16,18)のビード径のタイヤのいずれかを挟持することが可能となる。一方、一対のリムA,Bが、他方のリム面s2同士が対向する配置にされた場合には、一対のリムA,Bは、奇数インチ(13,15,17,19)のビード径のタイヤのいずれかを挟持することが可能となる。
このように、タイヤのビード部t1,t2を挟持する一対のリムA,Bは、一方のリム面s1同士が対向する配置と、他方のリム面s2同士が対向する配置とに切り替え可能に支持される。そして、一対のリムA,Bが一方のリム面s1同士が対向する配置に支持された場合には、一方のリム面s1の各段部のいずれかに対応するビード径のタイヤを挟持させることができる一方、一対のリムA,Bが他方のリム面s2同士が対向する配置に支持された場合には、他方のリム面s2の各段部のいずれかに対応するビード径のタイヤを挟持させることができる。このように、リムの一方のリム面s1および他方のリム面s2に、異なるビード径のビード部に対応する複数の段部をそれぞれ形成し、一方のリム面s1と他方のリム面s2との使い分けによって、対応可能なビード径を増やすことにより、リムの片面のみに多段の段部を設けて対応可能なビード径を増やすのに比べて、各段部の幅を広くとることができて、タイヤのビード部を確実にシールすることができる。また、リムの一方のリム面s1および他方のリム面s2に、異なるビード径のビード部に対応する複数の段部をそれぞれ形成して対応可能なビード径を増やすことによって、リムの片面のみに多段の段部を設けて対応可能なビード径を増やすのに比べて、一対のリムA,Bのビード径の大きい段部を十分に近接させることができる。これにより、対応可能なビード径を増やしてもタイヤを好適に挟持させることができる。
また、一対のリムA,Bの上部には、凸部a2,b2が設けられているとともに、一対のリムA,Bの下部には、凹部a3,b3が設けられている。この凸部a2,b2と凹部a3,b3とは、互いに嵌り合うように形成されている。具体的には、上部リムAの凹部a3と下部リムBの凸部b2とが嵌り合い(図2参照)、下部リムBの凹部b3と上部リムAの凸部a2とが嵌り合う。
なお、一対のリムA,Bを磁性体で構成しているが、永久磁石26が吸着する部位を磁性材料で形成し、他の部位を非磁性材料で形成してもよい。第2の着脱機構44に永久磁石26を用いない場合には、一対のリムA,Bは非磁性材料で形成すればよく、例えば、アルミニウム合金で形成すれば、大幅に重量を軽減することができる。
(制御装置50の構成)
上記のように構成されたポストキュアインフレータ100は、図5に示すように、制御装置50によって動作が制御されている。制御装置50は、各種のプログラムを実行する演算部51と、各種のプログラムやデータを格納するメモリ52と、作業者によって入力操作される入力装置58と、ポストキュアインフレータ100の各種シリンダ6,31,34に接続された入出力部55と、ギアモータ25や回転機構33を駆動させるモータ駆動部56と、搬送装置Cを駆動させる搬送装置駆動部57と、検出装置36等に接続されたAD変換部54と、これら部材を双方向にデータ通信可能に接続した信号バス53と、を備えている。
メモリ52には、後述の膨張冷却処理ルーチンやリム交換処理ルーチン等の各種のプログラムが格納されている。膨張冷却処理ルーチンは、演算部51により実行可能にされており、タイヤT1,T2のビード部t1,t2を一対のリムA,Bで挟持させる処理と、一対のリムA,Bで挟持されたタイヤT1,T2を膨張冷却し、膨張冷却を終えたタイヤT1,T2を外部に搬出する処理とを制御装置50に機能させるようになっている。リム交換処理ルーチンは、演算部51により実行可能にされており、上部リムサポート3に固定されているリムを取り外して外部に搬出した後に、下部リムサポート16に固定されているリムを上部リムサポート3に導いて、上部リムサポート3に取り付け、空になった下部リムサポート16に、先に外部に搬出しておいたリムを取り付ける処理と、リム間隔を調整する処理とを制御装置50に機能させるようになっている。
また、入力装置58には、図示しない入力ボタンやテンキー等が設けられており、タイヤの品番や種類等が入力可能にされている。具体的には、入力装置58には、タイヤ品種番号や、ビード径、ビード幅等、これから膨張冷却が行われるタイヤのデータが入力される。入力されたデータは、メモリ52に格納される。
(ポストキュアインフレータ100の動作:膨張冷却処理ルーチン)
次に、図6を用いて、ポストキュアインフレータ100による膨張冷却の動作である膨張冷却処理ルーチンについて説明する。
まず、ポストキュアインフレータ100は、タイヤがない状態で、リフトビーム2が下降された状態で待機している(図2参照)。ここで、ロック部材4の下部とロッキングシャフト14の上部とは、離間している。なお、図2と異なり、上部リムAは上部リムサポート3に固定されている。そして、リム交換処理が行われる(A1)。リム交換処理については後述する。
その後、搬送装置Cによって、加硫済みのタイヤT1が下部リムB上に載置される(A2)。次に、リフトビーム2が所定位置(ロッキングシャフト14の先端とロック部材4の穴の上面に少し隙間のある位置)まで上昇される(A3)(図3参照)。なお、図3と異なり、上部リムAは上部リムサポート3に固定されている。そして、ロック部材4が所定角度だけ回転されて、ロック部材4の下部とロッキングシャフト14の上部とがブリーチロック機構によりロックされる(A4)。これにより、タイヤT1のビード部t1,t2が、一対のリムA,Bによって挟持される。
ここで、一対のリムA,Bが一方のリム面s1同士が対向する配置に支持されている場合には、一方のリム面s1の各段部のいずれかに対応するビード径のタイヤを挟持させることができる一方、一対のリムA,Bが他方のリム面s2同士が対向する配置に支持されている場合には、他方のリム面s2の各段部のいずれかに対応するビード径のタイヤを挟持させることができる。このように、リムの一方のリム面s1および他方のリム面s2に、異なるビード径のビード部に対応する複数の段部をそれぞれ形成し、一方のリム面s1と他方のリム面s2との使い分けによって、対応可能なビード径を増やすことにより、リムの片面のみに多段の段部を設けて対応可能なビード径を増やすのに比べて、各段部の幅を広くとることができて、タイヤのビード部を確実にシールすることができる。また、リムの一方のリム面s1および他方のリム面s2に、異なるビード径のビード部に対応する複数の段部をそれぞれ形成して対応可能なビード径を増やすことによって、リムの片面のみに多段の段部を設けて対応可能なビード径を増やすのに比べて、一対のリムA,Bのビード径の大きい段部を十分に近接させることができる。これにより、対応可能なビード径を増やしてもタイヤを好適に挟持させることができる。
A4の後、供給パイプ8より高圧空気がタイヤT1の内部に導入されて、膨張冷却が開始される(A5)。高圧空気が導入されたことによる内圧の発生力で、リフトビーム2が押し下げられ、ロッキングシャフト14とロック部材4とが、図1に示す状態になる。
次に、下部シリンダ31によりロックプレート32が外されて、リフトビーム用シリンダ34によりリフトビーム2のみが更に下降されることで、ナット受材22からリフトビーム2が切り離される(A6)。これにより、ポストキュアインフレータ100は、センターフレーム1を中心に180°反転可能になる。そして、センターフレーム1を中心に180°反転されることによって、膨張冷却を実行中の一対のリムA,Bがセンターフレーム1の上方に位置されるとともに、センターフレーム1の上方で膨張冷却を実行していた他の一対のリムA,Bがセンターフレーム1の下方に位置される(A7)。
そして、センターフレーム1の下方に位置された他の一対のリムA,Bから膨張冷却が完了したタイヤが取り外されている間、センターフレーム1の上方に位置された一対のリムA,Bにおいては、膨張冷却が継続される。そして、所定時間が経過したか否かが判定され(A8)、所定時間が経過していないと判定された場合には(A8:NO)、A8が繰り返されることによって、所定時間の経過待ちとなる。所定時間が経過したと判定された場合には(A8:YES)、センターフレーム1を中心に180°反転されることによって、センターフレーム1の上方で膨張冷却を終えた一対のリムA,Bがセンターフレーム1の下方に位置される(A9)。
そして、供給用のバルブが切り替えられて、タイヤT1内の高圧空気が同じ供給パイプ8から排出される(A10)。その後、リフトビーム2が上限まで上昇されて、ロックプレート32によりリフトビーム2とナット受材22とがロックされる(A11)。そして、ロック部材4が回転されて、ロッキングシャフト14とロック部材4とのブリーチロック機構がアンロック状態にされ(A12)、タイヤT1を下部リムBに載せたままリフトビーム2が下降される(A13)。その後、膨張冷却を終えたタイヤT1が搬送装置Cにより外部に搬出される(A14)。そして、A1に戻る。
(ポストキュアインフレータ100の動作:リム交換処理ルーチン)
次に、図6のA1のリム交換処理について、図7のリム交換処理ルーチンを用いて説明する。このリム交換処理ルーチンは、外部からの指令によって実行され、新たに膨張冷却を行うタイヤのデータ(ビード径、ビード幅)が参照されることにより、必要に応じてリム交換とリム間隔の調整とが行われる。なお、ビード径を偶数サイズから奇数サイズに交換する場合、即ち、上側に取り付けられていた上部リムAを下側に取り付けるとともに、下側に取り付けられていた下部リムBを上側に取り付ける場合について説明するが、逆も同様である。
まず、ポストキュアインフレータ100にタイヤのない状態で、上部リムAはロックリング5によって上部リムサポート3に固定されている一方、下部リムBは永久磁石26によって下部リムサポート16に固定されている。この状態で、図7に示すように、これから膨張冷却を行うタイヤのデータ(ビード径、ビード幅)が参照される(B1)。そして、リム交換を行うか否かが判定される(B2)。ビード径が偶数インチから奇数インチに変わる、或いはその逆に変わるために、リム交換を行うと判定された場合には(B2:YES)、誘導機構43によって、リフトビーム2が上昇されるとともに、下部リムサポート16が上昇されて、下部リムBの上面が上部リムAの下面に接触するまで下部リムBが上昇される(B3)(図3参照)。このとき、上部リムAと下部リムBとの接触による過負荷を検出することによって、調節ナット19回転用のギアモータ25を停止させることも、下部リムBがあらかじめ設定した位置に位置したことを検出することによって、ギアモータ25を停止させることも可能である。これにより、一対のリムA,Bは、上部リムAの凹部a3と下部リムBの凸部b2とが嵌り合い、上部リムAがロックリング5から取り外された際に、安定した状態で保持される(図示せず)。
次に、ロックリング5と上部リムAとのブリーチロック機構がアンロック状態にされる(B4)。そして、下部リムサポート16上に一対のリムA,Bが載った状態で、リフトビーム2が最下降点まで下降される(B5)(図2参照)。その後、搬送装置Cが上部リムA上に搬入される(B6)。そして、搬送装置Cにより上部リムAがリム中心線Dから外れた位置(一対のリムA,Bが上下方向に重ならない位置)まで搬出される(B7)。その後、下部リムBが下部リムサポート16に固定された状態で、再び誘導機構43によって、リフトビーム2が最上昇点まで上昇されるとともに、下部リムサポート16が上昇されて、下部リムBの突起b1が上部リムサポート3に接触するまで下部リムBが上昇される(B8)(図2参照)。
次に、ロックリング5がロック方向に回転されて、ロックリング5と下部リムBとのブリーチロック機構がロック状態にされる(B9)。その後、誘導機構43によって、リフトビーム2が最下降点まで下降される(B10)(図4参照)。このとき、下部リムBと下部リムサポート16とを固定する永久磁石26の吸着力に打ち勝つように、リフトビーム2を下降させる必要があるが、実際には、リム等の重量も永久磁石26から引き剥がす方向に作用するので、大きな力は必要ではない。
次に、搬送装置Cによって先に外部に運び出されていた上部リムAが、ポストキュアインフレータ100のリム中心線Dと同じ位置に搬入され、搬送装置Cが下降されて、上部リムAが下部リムサポート16上に載置される(B11)。搬送装置Cから上部リムAが開放されると、上部リムAは永久磁石26の吸着力により下部リムサポート16上に固定される。その後、搬送装置Cがリム中心線D外(機外)へ退避される(B12)。
B2においてリム交換を行わないと判定された場合には(B2:NO)、リム間隔を調整するか否かが判定される(B13)。B13においてリム間隔を調整すると判定された場合(B13:YES)、または、B12の後に、リム間隔調整処理が行われる(B14)。
即ち、図1において、まず、ロックプレート32によりナット受材22が回転方向及び軸方向に固定された状態で、ギアモータ25が駆動されて、ピニオン24、平歯車20を通じて調節ナット19が回転される。このとき、調節ナット19は押え板23で軸方向の動きを規制されているため、回転運動のみを行う。調節ナット19が回転されると、スライドピン21によって回転が規制されているとともに調節ナット19に螺合されている下部リムサポート16は、軸方向に昇降される。なお、このとき、連結軸17は、スプリングピン30によってナット受材22と連結されているため、回転しない。また、ピン18によって連結軸17と接続されているロッキングシャフト14も回転しない。この下部リムサポート16の昇降によって、一対のリムA,Bのリム間隔が調整される。
このように、一対のリムA,Bのリム間隔が自動で調整されるから、リム間隔調整作業による作業負担を軽減させ、リム間隔調整作業に要するロスタイムを短縮させることができる。
B13においてリム間隔を調整しないと判定された場合(B13:NO)、または、B14の後に、本ルーチンが終了されて、図6の膨張冷却処理ルーチンに戻る。
このように、誘導機構43によって、下部リムサポート16に取り付けられているリムが、他のリムが取り外された上部リムサポート3に導かれる。これにより、上部リムサポート3から他のリムを取り外し、下部リムサポート16に取り付けられているリムを誘導機構43によって上部リムサポート3に導いて、これを下部リムサポート16から取り外して上部リムサポート3に取り付け、空になった下部リムサポート16に、先に上部リムサポート3から取り外しておいた他のリムを取り付けるという手順で、一対のリムA,Bの上下関係を入れ替えることができる。
そして、制御装置50によって、第1の着脱機構(ブリーチロック機構)41、第2の着脱機構44、および、搬送装置Cが制御される。これにより、第1の着脱機構41によって上部リムサポート3から取り外されたリムが、搬送装置Cによって外部に搬送される。その後、下部リムサポート16に取り付けられていた他のリムが、誘導機構43によって上部リムサポート3に導かれて、第1の着脱機構41によって上部リムサポート3に取り付けられるとともに、第2の着脱機構44によって下部リムサポート16から取り外される。そして、外部に搬送されていたリムが、搬送装置Cによって空になっている下部リムサポート16に搬送され、第2の着脱機構44によって下部リムサポート16に取り付けられる。よって、一対のリムA,Bを一方のリム面s1同士が対向する配置から他方のリム面s2同士が対向する配置に、或いはその逆に変更する作業を自動で行うことができる。
また、ブリーチロック機構41によって、上部リムサポート3からのリムの取り外し、及び、上部リムサポート3へのリムの取り付けを確実且つ容易に行うことができる。さらに、永久磁石26の吸着力を利用することによって、下部リムサポート16からのリムの取り外し、及び、下部リムサポート16へのリムの取り付けを確実且つ容易に行うことができる。
(本実施の形態の概要)
以上のように、本実施の形態のポストキュアインフレータ100は、各種のビード径のビード部t1,t2およびビード幅を有した加硫済みのタイヤT1,T2を膨張冷却するポストキュアインフレータ100であって、ビード部t1,t2を挟持するリム面を両側に有した円盤形状の一対のリムA,Bと、一対のリムA,Bを着脱可能に支持するリム支持機構40と、を有し、リムの一方のリム面s1および他方のリム面s2には、異なるビード径のビード部t1,t2に対応する複数の段部が中央から外周に向かって厚みを減少させるようにそれぞれ形成されており、リム支持機構40は、一対のリムA,Bを、一方のリム面s1同士が対向する配置と、他方のリム面s2同士が対向する配置とに切り替え可能に支持する構成にされている。
上記の構成によれば、タイヤT1,T2のビード部t1,t2を挟持する一対のリムA,Bは、一方のリム面s1同士が対向する配置と、他方のリム面s2同士が対向する配置とに切り替え可能に支持される。そして、一対のリムA,Bが一方のリム面s1同士が対向する配置に支持された場合には、一方のリム面s1の各段部のいずれかに対応するビード径のタイヤを挟持させることができる一方、一対のリムA,Bが他方のリム面s2同士が対向する配置に支持された場合には、他方のリム面s2の各段部のいずれかに対応するビード径のタイヤを挟持させることができる。このように、リムの一方のリム面s1および他方のリム面s2に、異なるビード径のビード部t1,t2に対応する複数の段部をそれぞれ形成し、一方のリム面s1と他方のリム面s2との使い分けによって、対応可能なビード径を増やすことにより、リムの片面のみに多段の段部を設けて対応可能なビード径を増やすのに比べて、各段部の幅を広くとることができて、タイヤT1,T2のビード部t1,t2を確実にシールすることができる。また、リムの一方のリム面s1および他方のリム面s2に、異なるビード径のビード部t1,t2に対応する複数の段部をそれぞれ形成して対応可能なビード径を増やすことによって、リムの片面のみに多段の段部を設けて対応可能なビード径を増やすのに比べて、一対のリムA,Bのビード径の大きい段部を十分に近接させることができる。これにより、対応可能なビード径を増やしてもタイヤを好適に挟持させることができる。
また、本実施の形態のポストキュアインフレータ100において、リム支持機構40は、一方のリムが取り付けられる第1の取付部材(上部リムサポート3)と、他方のリムが取り付けられる第2の取付部材(下部リムサポート16)と、を有しており、第2の取付部材に取り付けられている他方のリムを、一方のリムが取り外された第1の取付部材に導く誘導機構43(リフトビーム用シリンダ34、調節ナット19、平歯車20、ピニオン24、ギアモータ25等)を更に有する構成にされている。上記の構成によれば、誘導機構43によって、第2の取付部材に取り付けられている他方のリムが、一方のリムが取り外された第1の取付部材に導かれる。これにより、第1の取付部材から一方のリムを取り外し、第2の取付部材に取り付けられている他方のリムを誘導機構43によって第1の取付部材に導いて、これを第2の取付部材から取り外して第1の取付部材に取り付け、空になった第2の取付部材に一方のリムを取り付けるという手順で、一対のリムA,Bの上下関係を入れ替えることができる。よって、リムを反転させることなく、一対のリムA,Bを一方のリム面s1同士が対向する配置から他方のリム面s2同士が対向する配置に、或いはその逆に変更することができる。
また、本実施の形態のポストキュアインフレータ100においては、第1の取付部材に取り付けられている一方のリムを取り外す一方、空になっている第1の取付部材に他方のリムを取り付ける第1の着脱機構41(ロックリング5、上部シリンダ6等)と、第2の取付部材に取り付けられている他方のリムを取り外す一方、空になっている第2の取付部材に一方のリムを取り付ける第2の着脱機構44(永久磁石26、リフトビーム用シリンダ34、調節ナット19、平歯車20、ピニオン24、ギアモータ25等)と、第1の取付部材から取り外された一方のリムを外部に搬送し、外部に搬送した一方のリムを空になっている第2の取付部材に搬送する搬送装置Cと、第1の着脱機構41、第2の着脱機構44、および、搬送装置Cを制御する制御装置50と、を更に有する構成にされている。上記の構成によれば、制御装置50によって、第1の着脱機構41、第2の着脱機構44、および、搬送装置Cが制御される。これにより、第1の着脱機構41によって第1の取付部材から取り外された一方のリムが、搬送装置Cによって外部に搬送され、その後、第2の取付部材に取り付けられていた他方のリムが、誘導機構43によって第1の取付部材に導かれて、第2の着脱機構44による第2の取付部材からの取り外しと、第1の着脱機構41による第1の取付部材への取り付けが行われる。そして、外部に搬送されていた一方のリムが、搬送装置Cによって空になっている第2の取付部材に搬送され、第2の着脱機構44によって第2の取付部材に取り付けられる。よって、一対のリムA,Bを一方のリム面s1同士が対向する配置から他方のリム面s2同士が対向する配置に、或いはその逆に変更する作業を自動で行うことができる。
また、本実施の形態のポストキュアインフレータ100において、第1の着脱機構41は、ブリーチロック機構41である構成にされている。上記の構成によれば、ブリーチロック機構41によって、第1の取付部材からのリムの取り外し、及び、第1の取付部材へのリムの取り付けを確実且つ容易に行うことができる。
また、本実施の形態のポストキュアインフレータ100において、第2の着脱機構44は、永久磁石26を有する構成にされている。上記の構成によれば、永久磁石26の吸着力を利用することによって、第2の取付部材からのリムの取り外し、及び、第2の取付部材へのリムの取り付けを確実且つ容易に行うことができる。
また、本実施の形態のポストキュアインフレータ100においては、一対のリムA,Bの間隔を調整する間隔調整機構42(調節ナット19、平歯車20、ピニオン24、ギアモータ25等)と、間隔調整機構42を制御する間隔調整制御装置(制御装置50)と、を更に有する構成にされている。上記の構成によれば、間隔調整制御装置によって制御された間隔調整機構42により、一対のリムA,Bの間隔が自動で調整されるから、リム間隔調整作業を簡素化することができる。
また、本実施の形態のポストキュアインフレータのリム交換方法は、各種のビード径のビード部t1,t2およびビード幅を有した加硫済みのタイヤT1,T2のビード部t1,t2を、リム面を両側に有した円盤形状の一対のリムA,Bで挟持させて膨張冷却するポストキュアインフレータ100のリム交換方法であって、一方のリム面s1および他方のリム面s2に、異なるビード径のビード部t1,t2に対応する複数の段部が中央から外周に向かって厚みを減少させるようにそれぞれ形成されている一対のリムA,Bを、一方のリム面s1同士が対向する配置と、他方のリム面s2同士が対向する配置とに切り替え可能に支持しており、第1の取付部材(上部リムサポート3)に取り付けられている一方のリムを取り外して外部に搬送し、第2の取付部材(下部リムサポート16)に取り付けられている他方のリムを第1の取付部材に導いて、第2の取付部材からの取り外しと第1の取付部材への取り付けを行い、空になった第2の取付部材に、外部に搬送しておいた一方のリムを取り付けることによって、一方のリム面s1同士が対向する配置から他方のリム面s2同士が対向する配置に、或いはその逆に変更する構成にされている。
上記の構成によれば、タイヤT1,T2のビード部t1,t2を挟持する一対のリムA,Bは、一方のリム面s1同士が対向する配置と、他方のリム面s2同士が対向する配置とに切り替え可能に支持される。そして、一対のリムA,Bが一方のリム面s1同士が対向する配置に支持された場合には、一方のリム面s1の各段部のいずれかに対応するビード径のタイヤを挟持させることができる一方、一対のリムA,Bが他方のリム面s2同士が対向する配置に支持された場合には、他方のリム面s2の各段部のいずれかに対応するビード径のタイヤを挟持させることができる。このように、リムの一方のリム面s1および他方のリム面s2に、異なるビード径のビード部t1,t2に対応する複数の段部をそれぞれ形成し、一方のリム面s1と他方のリム面s2との使い分けによって、対応可能なビード径を増やすことにより、リムの片面のみに多段の段部を設けて対応可能なビード径を増やすのに比べて、各段部の幅を広くとることができて、タイヤT1,T2のビード部t1,t2を確実にシールすることができる。また、リムの一方のリム面s1および他方のリム面s2に、異なるビード径のビード部t1,t2に対応する複数の段部をそれぞれ形成して対応可能なビード径を増やすことによって、リムの片面のみに多段の段部を設けて対応可能なビード径を増やすのに比べて、一対のリムA,Bのビード径の大きい段部を十分に近接させることができる。これにより、対応可能なビード径を増やしてもタイヤを好適に挟持させることができる。
そして、第1の取付部材から一方のリムを取り外して外部に搬送し、第2の取付部材に取り付けられている他方のリムを第1の取付部材に導いて、第2の取付部材からの取り外しと第1の取付部材への取り付けを行い、空になった第2の取付部材に、外部に搬送しておいた一方のリムを取り付けるという手順により、一対のリムA,Bの上下関係を入れ替えることができる。これにより、リムを反転させることなく、一対のリムA,Bを一方のリム面s1同士が対向する配置から他方のリム面s2同士が対向する配置に、或いはその逆に変更することができる。
また、本実施の形態のリムは、各種のビード径のビード部t1,t2およびビード幅を有した加硫済みのタイヤT1,T2を膨張冷却するポストキュアインフレータ100が有する第1の取付部材(上部リムサポート3)および第2の取付部材(下部リムサポート16)のどちらかに取り付けられ、ビード部t1,t2に当接されるリム面を両側に有した円盤形状のリム(上部リムA、下部リムB)であって、異なるビード径のビード部t1,t2に対応する複数の段部が中央から外周に向かって厚みを減少させるようにそれぞれ形成された一方のリム面s1および他方のリム面s2と、第1の取付部材に係合する第1の係合部(突起a1,b1に設けられた穴)と、第2の取付部材に係合する第2の係合部(突起a1,b1に設けられた穴)と、を有する構成にされている。
上記の構成によれば、一方のリム面s1および他方のリム面s2を有するリムは、ポストキュアインフレータ100が有する第1の取付部材および第2の取付部材のどちらかに取り付けられる。そして、一対のリムA,Bが一方のリム面s1同士が対向する配置となるようにポストキュアインフレータ100に取り付けられた場合には、一方のリム面s1の各段部のいずれかに対応するビード径のタイヤを挟持することができる一方、一対のリムA,Bが他方のリム面s2同士が対向する配置となるようにポストキュアインフレータ100に取り付けられた場合には、他方のリム面s2の各段のいずれかに対応するビード径のタイヤを挟持することができる。このように、リムの一方のリム面s1および他方のリム面s2に、異なるビード径のビード部t1,t2に対応する複数の段部をそれぞれ形成し、一方のリム面s1と他方のリム面s2との使い分けによって、対応可能なビード径を増やすことにより、リムの片面のみに多段の段部を設けて対応可能なビード径を増やすのに比べて、各段部の幅を広くとることができて、タイヤT1,T2のビード部t1,t2を確実にシールすることができる。また、リムの一方のリム面s1および他方のリム面s2に、異なるビード径のビード部t1,t2に対応する複数の段部をそれぞれ形成して、対応可能なビード径を増やすことにより、リムの片面のみに多段の段部を設けて対応可能なビード径を増やすのに比べて、一対のリムA,Bのビード径の大きい段部を十分に近接させることができる。これにより、対応可能なビード径を増やしてもタイヤを好適に挟持させることができる。
また、本実施の形態のポストキュアインフレータ100は、上記のリムがそれぞれ取り付けられる第1の取付部材(上部リムサポート3)および第2の取付部材(下部リムサポート16)を有し、第1の取付部材および第2の取付部材は、一対のリムA,Bを、一方のリム面s1同士が対向する配置と、他方のリム面s2同士が対向する配置とに切り替え可能に支持する構成にされている。
上記の構成によれば、タイヤT1,T2のビード部t1,t2を挟持する一対のリムA,Bは、一方のリム面s1同士が対向する配置と、他方のリム面s2同士が対向する配置とに切り替え可能に支持される。そして、一対のリムA,Bが一方のリム面s1同士が対向する配置に支持された場合には、一方のリム面s1の各段部のいずれかに対応するビード径のタイヤを挟持させることができる一方、一対のリムA,Bが他方のリム面s2同士が対向する配置に支持された場合には、他方のリム面s2の各段部のいずれかに対応するビード径のタイヤを挟持させることができる。このように、一方のリム面s1および他方のリム面s2に、異なるビード径のビード部t1,t2に対応する複数の段部がそれぞれ形成されたリムを用いることによって、一方のリム面s1の段部の段数と他方のリム面s2の段部の段数とを加算した数と同じ段数の段部が片面のみに形成されたリムを用いるのに比べて、タイヤT1,T2のビード部t1,t2を確実にシールすることができる。また、一方のリム面s1および他方のリム面s2に、異なるビード径のビード部t1,t2に対応する複数の段部がそれぞれ形成されたリムを用いることによって、一方のリム面s1の段部の段数と他方のリム面s2の段部の段数とを加算した数と同じ段数の段部が片面のみに形成されたリムを用いるのに比べて、一対のリムA,Bのビード径の大きい段部を十分に近接させることができる。これにより、ビード径が大きく、ビード幅の狭いタイヤであっても好適に挟持させることができる。
(本実施の形態の変形例)
以上、本発明の実施例を説明したが、具体例を例示したに過ぎず、特に本発明を限定するものではなく、具体的構成などは、適宜設計変更可能である。また、発明の実施の形態に記載された、作用及び効果は、本発明から生じる最も好適な作用及び効果を列挙したに過ぎず、本発明による作用及び効果は、本発明の実施の形態に記載されたものに限定されるものではない。
例えば、本実施の形態において、一方のリム面s1の各段部が、偶数インチのビード径にそれぞれ対応し、他方のリム面s2の各段部が、奇数インチのビード径にそれぞれ対応するように構成されているが、この構成に限定されるものではなく、例えば、一方のリム面s1の各段部が、12,15,18インチの3インチ刻みのビード径にそれぞれ対応し、他方のリム面s2の各段部が、13,16,19インチの3インチ刻みのビード径にそれぞれ対応するように構成されていてもよい。また、一方のリム面s1の各段部および他方のリム面s2の各段部がそれぞれ4段に構成されているが、4段より多いものであっても4段より少ないものであってもよい。
ポストキュアインフレータに加硫済みのタイヤを取り付けた状態を示す要部断面図。 リム交換作業中の状態を示す要部断面図。 リム交換作業中の状態を示す要部断面図。 リム交換作業中の状態を示す要部断面図。 制御装置のブロック図。 膨張冷却処理ルーチンのフローチャートを示す図。 リム交換処理ルーチンのフローチャートを示す図。
符号の説明
1 センターフレーム
2 リフトビーム
3 上部リムサポート
4 ロック部材
5 ロックリング
6 上部シリンダ
8 供給パイプ
14 ロッキングシャフト
16 下部リムサポート
17 連結軸
19 調節ナット
20 平歯車
22 ナット受材
24 ピニオン
25 ギアモータ
26 永久磁石
31 下部シリンダ
32 ロックプレート
40 リム支持機構
41 ブリーチロック機構(第1の着脱機構)
42 間隔調整機構
43 誘導機構
44 第2の着脱機構
50 制御装置
100 ポストキュアインフレータ
A 上部リム
B 下部リム
C 搬送装置
D リム中心線
s1 一方のリム面
s2 他方のリム面
T1,T2 タイヤ
t1,t2 ビード部

Claims (9)

  1. 各種のビード径のビード部およびビード幅を有した加硫済みのタイヤを膨張冷却するポストキュアインフレータであって、
    前記ビード部を挟持するリム面を両側に有した円盤形状の一対のリムと、
    前記一対のリムを着脱可能に支持するリム支持機構と、
    を有し、
    前記リムの一方のリム面および他方のリム面には、異なるビード径のビード部に対応する複数の段部が中央から外周に向かって厚みを減少させるようにそれぞれ形成されており、
    前記リム支持機構は、前記一対のリムを、前記一方のリム面同士が対向する配置と、前記他方のリム面同士が対向する配置とに切り替え可能に支持することを特徴とするポストキュアインフレータ。
  2. 前記リム支持機構は、
    一方のリムが取り付けられる第1の取付部材と、
    他方のリムが取り付けられる第2の取付部材と、
    を有しており、
    前記第2の取付部材に取り付けられている前記他方のリムを、前記一方のリムが取り外された前記第1の取付部材に導く誘導機構を更に有することを特徴とする請求項1に記載のポストキュアインフレータ。
  3. 前記第1の取付部材に取り付けられている前記一方のリムを取り外す一方、空になっている前記第1の取付部材に前記他方のリムを取り付ける第1の着脱機構と、
    前記第2の取付部材に取り付けられている前記他方のリムを取り外す一方、空になっている前記第2の取付部材に前記一方のリムを取り付ける第2の着脱機構と、
    前記第1の取付部材から取り外された前記一方のリムを外部に搬送し、外部に搬送した前記一方のリムを空になっている前記第2の取付部材に搬送する搬送装置と、
    前記第1の着脱機構、前記第2の着脱機構、および、前記搬送装置を制御する制御装置と、
    を更に有することを特徴とする請求項2に記載のポストキュアインフレータ。
  4. 前記第1の着脱機構は、ブリーチロック機構であることを特徴とする請求項3に記載のポストキュアインフレータ。
  5. 前記第2の着脱機構は、永久磁石を有することを特徴とする請求項3又は4に記載のポストキュアインフレータ。
  6. 前記一対のリムの間隔を調整する間隔調整機構と、
    前記間隔調整機構を制御する間隔調整制御装置と、
    を更に有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のポストキュアインフレータ。
  7. 各種のビード径のビード部およびビード幅を有した加硫済みのタイヤの前記ビード部を、リム面を両側に有した円盤形状の一対のリムで挟持させて膨張冷却するポストキュアインフレータのリム交換方法であって、
    一方のリム面および他方のリム面に、異なるビード径のビード部に対応する複数の段部が中央から外周に向かって厚みを減少させるようにそれぞれ形成されている前記一対のリムを、前記一方のリム面同士が対向する配置と、前記他方のリム面同士が対向する配置とに切り替え可能に支持しており、
    第1の取付部材に取り付けられている一方のリムを取り外して外部に搬送し、
    第2の取付部材に取り付けられている他方のリムを前記第1の取付部材に導いて、前記第2の取付部材からの取り外しと前記第1の取付部材への取り付けを行い、
    空になった前記第2の取付部材に、外部に搬送しておいた前記一方のリムを取り付けることによって、前記一方のリム面同士が対向する配置から前記他方のリム面同士が対向する配置に、或いはその逆に変更することを特徴とするポストキュアインフレータのリム交換方法。
  8. 各種のビード径のビード部およびビード幅を有した加硫済みのタイヤを膨張冷却するポストキュアインフレータが有する第1の取付部材および第2の取付部材のどちらかに取り付けられ、前記ビード部に当接されるリム面を両側に有した円盤形状のリムであって、
    異なるビード径のビード部に対応する複数の段部が中央から外周に向かって厚みを減少させるようにそれぞれ形成された一方のリム面および他方のリム面と、
    前記第1の取付部材に係合する第1の係合部と、
    前記第2の取付部材に係合する第2の係合部と、
    を有することを特徴とするリム。
  9. 請求項8に記載のリムがそれぞれ取り付けられる第1の取付部材および第2の取付部材を有し、
    前記第1の取付部材および前記第2の取付部材は、一対のリムを、前記一方のリム面同士が対向する配置と、前記他方のリム面同士が対向する配置とに切り替え可能に支持することを特徴とするポストキュアインフレータ。

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