JP5411011B2 - ポストキュアインフレータ - Google Patents

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Description

本発明は、加硫済タイヤ内に高圧空気を封入して、加硫済タイヤを膨張冷却するためのポストキュアインフレータに関する
タイヤ内には補強コードが埋設されており、この補強コードの材料としては、例えばポリエステルやナイロン等の化学繊維材が用いられている。このようなタイヤを製造する際、加硫終了後のタイヤを単に放置して冷却すると、タイヤを構成するゴムと補強コードの収縮量の違いから、タイヤが変形してしまう。このような変形を防止するために、従来から、ポストキュアインフレータと呼ばれる装置により、加硫後のタイヤの内部に高圧空気を封入して、タイヤの形状を適正に保持したままで、補強コードの収縮が収まる温度(通常100℃以下)まで冷却している。
ポストキュアインフレータは、タイヤのビート部を気密状態に挟持する環状の2つのリムを備えており、このリムは、処理対象となるタイヤのビート径に応じて交換される。従来のポストキュアインフレータでは、リムは、ポストキュアインフレータの本体フレームにボルトによって着脱可能に取り付けられており、リムを交換する際には、このボルトを手作業で着脱する必要があった。しかしながら、リムは重量が重く(例えば10kg以上)、ポストキュアインフレータ内の足場は悪いため、リムを本体フレームにボルトで着脱する作業は、作業者の負担が大きかった。
そこで、リム交換を容易に行えるように、例えば特許文献1のポストキュアインフレータが提案されている。特許文献1のポストキュアインフレータは、上下2つのリムと、この2つのリムのタイヤ挟持面と反対側の面に、ボルトで固定された2つのリム装着金具と、本体フレームに設けられた上下方向に延在する2つの位置決め用ガイドピンと、本体フレームに設けられた2つのリム装着用シリンダとを有している。リム装着金具には、リムの径方向に貫通する孔が形成されており、この孔に、リム装着用シリンダのロッドが嵌合されることによって、リム装着金具は本体フレームに着脱可能に取り付けられている。また、リムには、上下方向に貫通する円錐孔が形成されており、この円錐孔に、位置決め用ガイドピンが挿通されている。
リムを本体フレームに取り付けるときには、リムとリム装着金具とを固定して一体化してから、リムの円錐孔に位置決め用ガイドピンが挿入可能となるように、リムを本体フレームに対して位置決めして、その後、ガイドピンに沿って、リムとリム装着金具とを、本体フレームに押し込んでいき、リム装着金具の孔にリム装着用シリンダを嵌合させる。リムを本体フレームから取り外すときには、取り付け時と逆の手順を行う。このように、リムとリム装着金具とを一体化した状態で、本体フレームに対して進退させることで、リムとリム装着金具を本体フレームへの着脱を行うことができるため、ボルトの着脱が不要となり、リム交換を比較的容易に行うことができる。
特開平9―70833号公報
しかしながら、特許文献1のポストキュアインフレータの場合、リムを本体フレームに取り付ける際の位置決めのために、リムには、位置決め用ガイドピンを挿入するための円錐孔が形成されている。そのため、従来のポストキュアインフレータに用いられていた既存のリムをそのまま使用することができず、新たにリムを作製する必要がある。通常、タイヤ工場は、多数のサイズのタイヤを製造しており、リム径の異なる多数のリムを保有している。そのため、既存のリムをそのまま使用できることが望まれている。
本発明の目的は、リムの交換が容易であって、且つ、既存のリムを使用することのできるポストキュアインフレータを提供することを目的とする。
課題を解決するための手段及び発明の効果
第1の発明のポストキュアインフレータは、加硫済みのタイヤ内に高圧空気を封入して、前記加硫済タイヤを膨張冷却するポストキュアインフレータであって、前記加硫済タイヤをビート部で挟持するためのリムと、一端部が前記リムに固定される連結部材と、本体フレームに設けられるリム支持部材と、前記本体フレーム又は前記リム支持部材に設けられ、前記連結部材を前記リム支持部材に着脱可能にクランプするクランプ装置とを備えることを特徴とする。
この構成によると、リムは連結部材に固定されており、この連結部材は、本体フレームに設けられたリム支持部材にクランプ装置によって着脱可能に取り付けられている。従って、リムを本体フレームから取り外す場合には、クランプ装置をアンクランプ状態に切り換えて、連結部材をリムと共に、リム支持部材から取り外す。逆に、リムを本体フレームに取り付ける際には、リムが固定された連結部材を、クランプ装置を用いてリム支持部材に取り付ける。
このように、連結部材のリム支持部材への着脱にクランプ装置を用いているため、着脱を容易に行うことができる。従って、リム交換を容易に行うことができる。
また、リムは、連結部材を介して、本体フレームに取り付けられるため、連結部材の一端部の形状を、既存のリムの形状に応じた形状とすると共に、連結部材の他端部の形状を、本体フレームに設けられるリム支持部材の形状に応じた形状とすることにより、既存のリムをそのまま使用することができる。
第2の発明のポストキュアインフレータは、前記第1の発明において、前記連結部材が筒状に形成されており、前記連結部材の筒軸方向の一端部が、前記リムに内嵌され、前記連結部材の筒軸方向の他端部が、前記クランプ装置によって前記リム支持部材に着脱可能にクランプされることを特徴とする。
この構成によると、連結部材はリムに内嵌されて固定されるため、リムの外径の寸法に関わらず、共通の連結部材を用いることができる。
第3の発明のポストキュアインフレータは、前記第2の発明において、前記連結部材の前記他端部に、環状のフランジ部が形成されており、前記フランジ部が、前記クランプ装置によって前記リム支持部材に着脱可能にクランプされることを特徴とする。
この構成によると、連結部材のフランジ部は環状であるため、周方向のどの位置でもクランプ装置によってクランプできる。従って、リムが固定された連結部材を、リム支持部材に取り付ける際、連結部材とリム支持部材との周方向の位置合わせを行う必要がないため、リム交換をより容易に行うことができる。
第4の発明のポストキュアインフレータは、前記第1から前記第3の何れかの発明において、2つの前記リムが、上下方向に並んで配置されており、前記加硫済タイヤの周方向に並んで配置されると共に、前記加硫済タイヤの径方向外側に突出し、前記加硫済タイヤを内側から支持するタイヤ支持爪が形成された複数のチャック部材と、前記複数のチャック部材を、前記径方向に移動させるチャック部材駆動手段と、前記複数のチャック部材を、上下方向及び水平方向に移動させる移動手段とを有し、前記加硫済タイヤの搬入及び搬出を行う搬送装置を備えており、前記チャック部材は、前記タイヤ支持爪に加えて、前記径方向内側に突出し、下に配置された方の前記リム又は前記連結部材を外側から支持するリム支持爪が形成されていることを特徴とする。
複数のチャック部材を加硫済タイヤの内側に挿入してから、複数のチャック部材をチャック部材駆動手段によって前記径方向外側に移動させて、タイヤ支持爪で加硫済タイヤを内側から支持する。このようにして複数のチャック部材で加硫済タイヤを保持した状態で、複数のチャック部材を移動手段により移動させることにより、加硫済タイヤを搬入及び搬出できる。
また、複数のチャック部材は、タイヤ支持爪に加えて、前記径方向内側記に突出するリム支持爪を有している。2つの連結部材が固定された2つのリムを上下に重ね合わせた積層体の外側に、複数のチャック部材を配置してから、複数のチャック部材をチャック部材駆動手段によって前記径方向内側に移動させて、リム支持爪で下側のリム又は下側の連結部材を外側から支持することにより、複数のチャック部材によって、2つリムと2つの連結部材をまとめて保持することができる。
そのため、リムを交換する際に、この搬送装置を用いて、2つのリムと2つの連結を、本体フレームに対して搬入及び搬出することができる。従って、手作業でリムを搬送する場合に比べて、リム交換をより容易に行うことができると共に、リム交換に要する時間を短縮化できる。
第5の発明のポストキュアインフレータは、前記第1から前記第4の何れかの発明において、前記クランプ装置が、流体圧駆動のスイング式クランプ装置であることを特徴とする。
スイング式クランプ装置とは、スイングアームと呼ばれる先端金具が所定角度(例えば90°)回転した後で、回転軸方向に移動して対象物を押さえ付けるように構成されたクランプ装置である。このようなスイング式クランプ装置を用いることにより、クランプ装置の先端金具を連結部材に係脱自在に係止させることができる。そのため、リム交換の際に、先端金具が邪魔にならず、リム交換をスムーズに行うことができる。
第6の発明のポストキュアインフレータは、前記第1から前記第5の何れかの発明において、前記本体フレームは、前記タイヤを挟持する2つの前記リムの間隔を調整可能に構成されており、リム間隔を調整するモータを備えることを特徴とする。
処理対象となるタイヤの種別に応じて、最適なリム間隔は異なるため、リムを交換した際には、大抵、リム間隔を調整する必要がある。本発明のポストキュアインフレータの本体フレームは、リム間隔を調整可能に構成されており、さらに、このリム間隔の調整は、モータ駆動によって行われる。従って、手動でリム間隔を調整する場合に比べて、リム間隔の調整を容易に行うことができると共に、リム間隔に要する時間を短縮化できる。
本発明の実施形態に係るポストキュアインフレータの平面図である。 ポストキュアインフレータの正面図である。 図1のIII−III線断面図である。 ポストキュアインフレータの部分拡大断面図である。 ポストキュアインフレータに用いられた搬送装置の部分拡大平面図である。 2つのリムと2つの連結部材を保持している状態の搬送装置の部分拡大断面図である。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
図1に示すように、本実施形態のポストキュアインフレータ1は、加硫機60と所定距離を隔てて配置され、加硫機60により加硫されたタイヤTを膨張冷却するポストキュアインフレータ本体2と、加硫機60とポストキュアインフレータ本体2との間に配置された搬送装置3とを備えている。加硫機60は、上下に開閉可能な2つの金型(図示省略)の間で、未加硫のタイヤTを加硫成形するように構成されている。
図2に示すように、ポストキュアインフレータ本体2は、2つのサイドフレーム4、5と、2つのサイドフレーム4、5の間に設けられた水平方向に延在するセンターフレーム6と、センターフレーム6の上下両側に配置された2本のリフトビーム7、7と、上側のリフトビーム7とセンターフレーム6との間、及び、下側のリフトビーム7とセンターフレーム6との間に設けられた2つのタイヤ保持機構20、20とを備える。詳細は後述するが、タイヤ保持機構20は、タイヤTを挟持する1対のリム21、22を備えており、膨張冷却処理する際に加硫済タイヤTを所定状態に保持する。ポストキュアインフレータ本体2は、2つの加硫済タイヤTを膨張冷却処理できるように、2つのタイヤ保持機構20がセンターフレーム6を中心に上下反転可能となっている。なお、タイヤTの脱着と1対のリム21、22の交換は、下側に位置するタイヤ保持機構20において行われる。
図2に示すように、センターフレーム6は、水平方向(図1及び図2中の左右方向)に延在しており、サイドフレーム4、5の間に軸受け8を介して回転可能に支持されている。センターフレーム6の一端(図1及び図2中の右端)には、2つの歯車9、9とモータ10とが設けられており、モータ10の作動によってセンターフレーム6は回転駆動される。センターフレーム6を180°回転させることによって、2つのタイヤ保持機構20の位置は、上下反転する。
2本のリフトビーム7、7は、センターフレーム6の上下両側に、センターフレーム6と平行に配置されている。2本のリフトビーム7、7は、駆動シリンダ11(例:流体圧シリンダや電動シリンダ)によって連結されている。各リフトビーム7には、センターフレーム6側に向かって2本のガイドロッド13、13が立設されており、このガイドロッド13は、センターフレーム6の上下両面に立設された筒状のガイドブラケット12内に移動可能に挿通されている。上側のタイヤ保持機構20の後述するロッキングシャフト27とロック部材40とをロックすることにより、上側のリフトビーム7をセンターフレーム6に対して上下方向に移動不能とした状態で、駆動シリンダ11を伸縮させることによって、下側のリフトビーム7が上下方向に移動する。
また、リフトビーム7の図1及び2中の左端には、ガイドローラ14が取り付けられており、また、サイドフレーム5の下側部分には、このガイドローラ14が係合可能な上下方向に延在するガイドレール15が取り付けられている。これにより、駆動シリンダ11が伸長した状態のときに、下側のリフトビーム7の姿勢を安定させることができる。
2つのタイヤ保持機構20の構成は互いに同じであるため、以下、下側に位置するタイヤ保持機構20について説明する。
図4に示すように、タイヤ保持機構20は、上リム21と、下リム22と、2つの連結部材23、24と、上リム支持部材25と、下リム支持部材26と、クランプ装置32と、ロッキングシャフト27と、ロック部材40等を備えている。図4の右側部分は、膨張冷却処理されるタイヤTが大きく、膨張冷却処時の上下リム21、22の間隔が最大となる場合を表示しており、図4の左側部分は、タイヤTが小さく、膨張冷却処時の上下リム21、22間隔が比較的小さい場合を表示している。
ロッキングシャフト27は、上端部が、センターフレーム6の下面に、ブッシュ(軸受け筒)28を介して回転可能に連結されている。図1及び図3に示すように、ロッキングシャフト27の上端近傍部には、センターフレーム6に固定された駆動シリンダ29(例:流体圧シリンダや電動シリンダ)のシリンダロッドがアーム状部材を介して接続されている。駆動シリンダ29の作動によって、ロッキングシャフト27は、所定角度(図1では45°)回転駆動される。
ロッキングシャフト27の下端部の外周部には、バヨネット式ロックのための複数の爪部27aが周方向に並んで形成されている。ロッキングシャフト27の下端部は、後述するロック部材40の凹状部40aに挿通されて、凹状部40aの上側部分に形成された複数の爪部40bに係脱可能に係合(ロック)される。このロックは以下の手順で行なわれる。ロッキングシャフト27の下端部を、凹状部40aに挿入し、ロッキングシャフト27を所定角度回転させることによって、ロッキングシャフト27の複数の爪部27aが、複数の爪部40bにそれぞれ係合し、ロッキングシャフト27とロック部材40とがロックされる。
また、センターフレーム6の下面には、ストッパ部材30が固定されており、このストッパ部材30の下側には、上リム支持部材25が配置されている。上リム支持部材25は、多段円筒状(図3では3段)に形成されており、内周にはロッキングシャフト27が上下方向に相対移動可能に貫通されている。また、上リム支持部材25の内部には、外部から高圧空気をタイヤT内に供給及び排出するための給排経路(図示省略)が形成されている。
上リム支持部材25の上側(センターフレーム6側)の端部の外周部には、環状のフランジ部25aが形成されている。フランジ部25aには、センターフレーム6に固定された駆動シリンダ31(例:流体圧シリンダや電動シリンダ)のシリンダロッドが接続されている。上リム支持部材25は、駆動シリンダ31を介してセンターフレーム6に連結されていると共に、この駆動シリンダ31によって下方に付勢されている。タイヤT内に高圧空気が封入されている状態では、上リム支持部材25がタイヤ内の空気圧から受ける上方向の力が、駆動シリンダ31の力を上回るため、図4に示すように、上リム支持部材25はストッパ部材30に当接している。
また、上リム支持部材25のフランジ部25aの、駆動シリンダ31のシリンダロッドが接続されている箇所と周方向に位相をずらした位置には、クランプ装置32が取り付けられている。クランプ装置32は、空気圧駆動のスイング式クランプ装置である。クランプ装置32は、シャフトが突出された本体部と、シャフトの先端部に固定されて、シャフトの軸方向に対して直交する方向(図4中の水平方向)に延在するスイングアーム32aとを有している。本体部のクランプ側ポートに高圧空気を導入することにより、シャフトとスイングアーム32aとが本体部に対して90°回転した後、本体部内に引っ込む(クランプ状態)。また、本体部内からアンクランプ側ポートに高圧空気を供給して、クランプ側ポートから高圧空気を排出すると、シャフトとスイングアーム32aが本体部に対して突出した後、90°回転する(アンクランプ状態)。クランプ装置32の本体部は、クランプ状態のスイングアーム32aの向きが、上リム支持部材25の径方向に一致するように、上リム支持部材25のフランジ部25aに固定されている。
また、上リム支持部材25のフランジ部25aよりも下側(下リム22側)部分の外周面には、略円筒状の連結部材23が外嵌されている。連結部材23の上側(センターフレーム6側)の端部の外周部には、環状のフランジ部23aが形成されている。フランジ部23aの上面は、上リム支持部材25のフランジ部25aの下面と当接しており、フランジ部23aの下面には、フランジ部25aに設けられたクランプ装置32のスイングアーム32aが係脱可能に係止している。従って、連結部材23のフランジ部23aは、上リム支持部材25に対して、クランプ装置32によって着脱可能にクランプされている(押さえ付けられている)。
また、連結部材23の下端部は、環状の上リム21の上側(反タイヤ挟持側)部分の内周面に内嵌された状態で、環状の固定金具33とボルトとによって上リム21に固定されている。詳細には、上リム21の上側部分は、下側(タイヤ挟持側)部分よりも内径が小さく、この上側部分の内周面の下端近傍には、環状の凸状部21a(図6参照)が形成されている。この凸状部21aが、固定金具33の外周面の下端部に形成された環状のフランジ部33a(図6参照)と、連結部材23の下端面との間に挟持された状態で、固定部材33がボルトによって連結部材23に固定されていることにより、連結部材23と上リム21とは固定されている。
上リム21は、本実施形態のポストキュアインフレータ1とは別のポストキュアインフレータに用いられていた既存のものが流用されている。この上リム21は、固定金具33と同様の形状を有する固定金具とボルトとを用いて、別のポストキュアインフレータの本体フレームに着脱可能に取り付けられていたものである。従って、本実施形態では、別のポストキュアインフレータの本体フレームに既存の上リム21を取り付けるために形成されていた取付部(本実施形態では、凸状部21aに相当する)を利用して、上リム21を連結部材23に固定している。
リフトビーム7の先端には、回転軸方向変換装置41と、モータ42とが取り付けられている。回転軸方向変換装置41は、モータ42の入力回転の回転軸方向を変換して出力するためのものである。回転軸方向変換装置41の出力側には、上下方向に延在するピニオンギア43が連結されている。
また、リフトビーム7の上面には、上下方向に延在する円柱状のロック部材40が固定されている。ロック部材40の外周面には、ネジ溝が形成されている。ロック部材40の上端部には、凹状部40aが形成されており、この凹状部40aの上側部分には、ロッキングシャフト27の下端部が係脱可能に係合する複数の爪部40bが形成されている。
ロック部材40の外周面には、内周面と外周面にネジ溝が形成された調整ナット44が外嵌螺合されている。調整ナット44の下端部には、ピニオンギア43と噛み合う平歯車44aが固定されている。モータ42によってピニオンギア43を回転させることによって、平歯車44aが回転し、これにより、調整ナット44は、内周面のネジ溝に沿って、回転しつつ上下方向に移動する。
調整ナット44の外周面には、内周面にネジ溝が形成された略筒状の下リム支持部材26が外嵌螺合されている。下リム支持部材26の下端部には、水平方向に突出する突出板26bが固定されている。下リム支持部材26の上端近傍部には、環状のフランジ部26aが形成されている。フランジ部26aには、リフトビーム7に固定された上下方向に延在する回り止め部材45が貫通可能な円形孔26cが形成されている。また、フランジ部26aには、上リム支持部材25のフランジ部25aに取り付けられたクランプ装置32と同様のクランプ装置32が取り付けられている。
突出板26bには、貫通孔が設けられており、その貫通孔に回り止め部材45が挿入されている。ピニオンギア43を回転させて、調整ナット44を回転させつつ上下方向に移動させたとき、突出板26bが回り止め部材45に当接することにより、下リム支持部材26の回転が規制されるため、下リム支持部材26は、回転することなく、調整ナット44に対して上下方向に移動する。このように、ポストキュアインフレータ本体2は、下リム支持部材26とリフトビーム7との離間距離を調整可能に構成されている。また、サイドフレーム4には、下リム支持部材26の位置を検知するための図示しないセンサーが設けられている。センサーによる検知結果に基づいて、モータ42を作動させて、下リム支持部材26とリフトビーム7との離間距離を調整することにより、タイヤの種別に応じて上下リム21、22の間隔を調整することができる。
連結部材24は、略円筒状に形成されており、調整ナット44の上側部分の外周面と、下リム支持部材26の上端部(フランジ部26aよりも上側の部分)の外周面とにそれぞれ外嵌されている。連結部材24の下側(リフトビーム7側)の端部の外周部には、環状のフランジ部24aが形成されている。フランジ部24aの下面は、下リム支持部材26のフランジ部26aの上面と当接しており、フランジ部24aの上面には、フランジ部26aに設けられたクランプ装置32のスイングアーム32aが係脱可能に係止している。従って、連結部材24のフランジ部24aは、下リム支持部材26に対して、クランプ装置32によって着脱可能にクランプされている(押さえ付けられている)。
連結部材24の上端部は、環状の下リム22の下側(反タイヤ挟持側)部分の内周面に内嵌された状態で、環状の固定金具33とボルトとによって下リム22に固定されている。詳細には、下リム22の下側部分は、上側(タイヤ挟持側)部分よりも内径が小さく、この下側部分の内周面の上端近傍には、環状の凸状部22a(図6参照)が形成されている。この凸状部22aが、固定金具33の外周面の上端部に形成された環状のフランジ部33a(図6参照)と、連結部材24の上端面との間に挟持された状態で、固定部材33がボルトによって連結部材24に固定されていることにより、連結部材24と下リム22とは固定されている。下リム22も、上リム21と同じく、本実施形態のポストキュアインフレータ1とは別のポストキュアインフレータに用いられていた既存のものが流用されている。
搬送装置3は、加硫機60により加硫された加硫済タイヤTを保持して、ポストキュアインフレータ本体2まで搬送すると共に、ポストキュアインフレータ本体2で膨張冷却された加硫済タイヤTを、待機位置P1(図1参照)まで搬送するためのものである。さらに、この搬送装置3は、上下リム21、22を連結部材23、24ごと交換する際に、リム21、22及び連結部材23、24を保持して、ポストキュアインフレータ本体2と待機位置P1との間で搬送できるようになっている。
図1及び図5に示すように、搬送装置3は、旋回アーム51と、支持部材52と、固定部材53と、可動部材54と、駆動シリンダ(チャック部材駆動手段)55(例:流体圧シリンダや電動シリンダ)と、複数のスライド板56と、複数のスライド板56に固定された複数のチャック部材57とを有する。
旋回アーム51の一端は、搬送装置3の図示しない基部に回転可能に連結されている。旋回アーム51は、図示しない駆動シリンダ等の回転手段によって前記一端を中心に水平方向に回転駆動されると共に、図示しない駆動シリンダ等の昇降手段によって、上下方向に駆動されるようになっている。この回転手段と昇降手段が、本発明の搬送装置の移動手段に相当する。
支持部材52は、旋回アーム51の他端に連結されている。固定部材53は、環状の部材であって、支持部材52の下面との間に隙間を空けて、支持部材52に固定されている。可動部材54は、外径が固定部材53よりも小さく、且つ、内径が固定部材53とほぼ同じ環状に形成されている。可動部材54は、固定部材53と支持部材52との間に配置され、固定部材53に周方向に移動可能に取り付けられている。固定部材53と可動部材54とは、駆動シリンダ55を介して接続されている。駆動シリンダ55を伸縮させることによって、可動部材54は固定部材53に対して周方向に相対回転する。
複数のスライド板56は、固定部材53の周方向に並んで配置され、固定部材53の下面に径方向に移動可能に取り付けられている。図3及び図6に示すように、スライド板56の、固定部材53の中心側端部には、下方に延在するチャック部材57が固定されている。
図5に示すように、スライド板56と可動部材54とは、アーム58によって連結されている。これにより、駆動シリンダ55によって可動部材54を固定部材53に対して相対回転させると、スライド板56及びチャック部材57が、固定部材53に対して、可動部材54の径方向に移動する。
周方向に並べられている各チャック部材57の下端部には、径方向外側に突出するタイヤ支持爪57aが形成されている。タイヤ支持爪57aは、タイヤTの上側のビート部の内側の面に当接して、タイヤTを内側から支持するためのものである。さらに、周方向に並べられている各チャック部材57の下端部には、径方向内側に突出するリム支持爪57bが形成されている。リム支持爪57bは、上下リム21、22を連結部材23、24ごと交換する際に、図6に示すように、連結部材23、24がそれぞれ固定された上下リム21、22を、上下リム21、22が接するように上下に重ね合わせた状態で、下リム22を外側から支持するためのものである。
なお、ポストキュアインフレータ本体2のモータ10、42、駆動シリンダ11、29、クランプ装置32、及び、搬送装置3の駆動シリンダ55は、図示しない制御部によって制御される。
次に、ポストキュアインフレータ1を用いて、加硫済みのタイヤTの膨張冷却処理を行う手順について説明する。
加硫機60による加硫成形が終了すると、旋回アーム51を昇降、旋回させて、複数のチャック部材57を加硫機60の上下金型の間に配置する。次に、旋回アーム51を下降させて、加硫済タイヤTの内側に複数のチャック部材57を挿入する。続いて、周方向に配置されている複数のチャック部材57を駆動シリンダ55によって拡径方向(径方向外側)に移動させた後、旋回アーム51を上昇させることにより、タイヤ支持爪57aでタイヤTを内側から支持する。このようにして、複数のチャック部材57によってタイヤTを保持する。
また、ポストキュアインフレータ本体2は、下側のリフトビーム7が下降した状態で待機させておく(図2及び図3参照)。このとき、上側のタイヤ保持機構20のロッキングシャフト27とロック部材40とはロックされている。また、下側のタイヤ保持機構20の上リム支持部材25は、駆動シリンダ31によってストッパ部材30から離間している。
次に、旋回アーム51を旋回させて、タイヤTを保持した状態の複数のチャック部材57を、ポストキュアインフレータ本体2の下側のタイヤ保持機構20の上下リム21、22の間まで移動させる。続いて、旋回アーム51を下降させて、複数のチャック部材57に保持されたタイヤTを下リム22の上に載置してから、複数のチャック部材57を縮径方向(径方向内側)に移動させて、タイヤTの保持を解放する。その後、旋回アーム51を上昇、旋回させて、ポストキュアインフレータ本体2から退避させる。
次に、リフトビーム7を所定位置(本実施形態では、下側のガイドロッド13の下端部に設けられた段差部分と、下側のガイドブラケット12の下端とが接触する最上限の位置)まで上昇させて、ロッキングシャフト27の先端部をロック部材40の凹状部40aに挿入してから、駆動シリンダ29でロッキングシャフト27を所定角度回転させることにより、ロック部材40とロッキングシャフト27とをロックする。これにより、タイヤTは上下リム21、22によって挟持される。
その後、タイヤT内に高圧空気を供給する。タイヤT内の空気圧が上昇すると、上リム21は、駆動シリンダ31の力に抗して上昇し、上リム支持部材25がストッパ部材30に当接した時点で停止する(図4の状態)。そのため、駆動シリンダ31を設けることにより、タイヤT内への高圧空気の供給を開始したときに、タイヤTを上下リム21、22で確実に封止することができると共に、上リム21を機械的な上昇限界位置で停止させることにより、膨張冷却処理時のリム間隔を所定寸法に容易に保つことができる。この状態で、所定時間タイヤTを冷却する。なお、2つのタイヤ保持機構20で同時に膨張冷却処理を行う場合には、センターフレーム6を180°回転させて2つのタイヤ保持機構20を上下反転させる。
膨張冷却処理が完了すると、タイヤT内の空気を排出してから、ロッキングシャフト27を回転させて、ロッキングシャフト27とロック部材40とのロックを解除する。次に、下側のリフトビーム7を下降させて、上下リム21、22を離間させる。このとき、タイヤTは下リム22の上に載置されている。その後、搬送装置3によって、タイヤTを待機位置P1に設けられた図示しないベルトコンベア上まで搬送する。その後、複数のチャック部材57を縮径方向に移動させてタイヤTを取り外す。
次に、上下リム21、22を交換する手順について説明する。
駆動シリンダ11により下側のリフトビーム7を最上限まで上昇させると共に、必要に応じてモータ42により下リム22を下側のリフトビーム7に対して上昇させることによって、上下リム21、22を接触させる。次に、上リム支持部材25に設けられているクランプ装置32のクランプ状態を解除する。続いて、ロッキングシャフト27を所定角度回転させて、ロッキングシャフト27とロック部材40とのロック状態を解除してから、下側のリフトビーム7を下降させる。このとき、下リム22の上には、連結部材23が固定された状態の上リム21が載置されている。
次に、複数のチャック部材57を拡径方向に移動させると共に、搬送装置3によって待機位置P1からポストキュアインフレータ本体2まで移動させてから、下降させる。続いて、複数のチャック部材57を縮径方向(径方向内側)に移動させて、チャック部材57を上下リム21、22の外周面に当接させる。
その後、下リム支持部材26に設けられているクランプ装置32のクランプ状態を解除する。続いて、搬送装置3によって複数のチャック部材57を上昇させて、図6に示すように、リム支持爪57bで下リム22の下面を外側から支持して、上下リム21、22及び連結部材23、24を複数のチャック部材57によって保持する。このとき、上リム21と下リム22とは固定されていないが、上リム21の外周面に、周方向に並んだ複数のチャック部材57が当接していることにより、上リム21の下リム22に対する位置ずれを防止できる。その後、搬送装置3によって、上下リム21、22と連結部材23、24を保持した複数のチャック部材57を待機位置P1まで移動させる。以上の工程により、上下リム21、22と連結部材23、24が、ポストキュアインフレータ本体2から取り外される。
この後、上側のタイヤ保持機構20の上下リム21、22も取り外す場合には、下側のリフトビーム7を上昇させて、ロッキングシャフト27とロック部材40とをロックしてから、センターフレーム6を180°回転させて、同様の作業を行う。
次に、取り外した上下リム21、22とは別の上下リム21、22に連結部材23、24をそれぞれ固定してから、上下リム21、22が接するように上下に重ねて、待機位置P1に配置する。この上下リム21、22と連結部材23、24との積層体を、複数のチャック部材57により保持した後、搬送装置3によってこの積層体をポストキュアインフレータ本体2まで搬送する。このとき、ポストキュアインフレータ本体2は、下側のリフトビーム7が下降した状態で待機している。
次に、搬送装置3によって複数のチャック部材57を下降させて、複数のチャック部材57に保持された連結部材24の内周に、調整ナット44を内挿させると共に、連結部材24のフランジ部24aの下面を下リム支持部材26のフランジ部26a上に載置させる。このとき、連結部材24のフランジ部24a側端部の内周に、下リム支持部材26のフランジ部26aから上方に突出して設けられた部分の外周が内嵌されている。続いて、下リム支持部材26に設けられたクランプ装置32によって、下リム支持部材26と連結部材24とをクランプする。その後、複数のチャック部材57を拡径方向(径方向外側)に移動させて、チャック部材57による下リム22の保持を解放してから、搬送装置3によって複数のチャック部材57をポストキュアインフレータ本体2から退避させる。
次に、下側のリフトビーム7を上昇させると共に、必要に応じてモータ42により下リム22を下側のリフトビーム7に対して上昇させることによって、連結部材23のフランジ部23aの上面を上リム支持部材25のフランジ部25aの下面に接触させる。このとき、連結部材23のフランジ部23a側端部の内周に、上リム支持部材25のフランジ部25aから下方に突出して設けられた部分の外周が内嵌されている。続いて、上リム支持部材25に設けられたクランプ装置32によって、上リム支持部材25と連結部材23とをクランプすると共に、ロッキングシャフト27とロック部材40とをロックする。以上の工程により、上下リム21、22はポストキュアインフレータ本体2に取り付けられる。
その後、膨張冷却時のリム間隔が所定の値になるように、モータ42によって下リム支持部材26とリフトビーム7との離間距離を調整する。
以上説明したポストキュアインフレータ1では、上下リム21、22が連結部材23、24の一端部に固定され、連結部材23、24は他端部においてクランプ装置32によって、上下リム支持部材25、26に着脱自在に取り付けられている。従って、上下リム21、22をセンターフレーム6及びリフトビーム7から取り外す際には、クランプ装置32を図示しない制御部によってアンクランプ状態に切り換えて、連結部材23、24を上下リム21、22と共に、上下リム支持部材25、26から取り外す。逆に、上下リム21、22をセンターフレーム6及びリフトビーム7に取り付ける際には、上下リム21、22が固定された連結部材23、24を、上下リム支持部材25、26に、クランプ装置32を用いて取り付ける。このように、連結部材23、24の上下リム支持部材25、26への着脱にクランプ装置32を用いているため、着脱を容易に行うことができる。従って、リム交換を容易に行うことができる。なお、連結部材23、24は、クランプ装置32によって、上下リム支持部材23、24側へ押し付けられるので、上下リム21、22のガタつきを防止することができる。
なお、上リム21と連結部材23、及び、下リム22と連結部材24は、固定金具33とボルトとを用いて手作業で固定されるが、この作業は、ポストキュアインフレータ本体2から離れた作業性の良い場所で行うことができる。そのため、リム交換を容易に行うことができる。
連結部材23、24のフランジ部23a、24aは環状であるため、周方向のどの位置でもクランプ装置32でクランプすることが可能である。従って、フランジ部23a、24aが円環状に形成されていることで、上下リム21、22が固定された連結部材23、24を、上下リム支持部材25、26に取り付ける際、連結部材23、24と上下リム支持部材25、26との周方向の位置合わせを行う必要がないため、リム交換をより容易に行うことができる。
また、クランプ装置32は、クランプ状態のスイングアーム32aの向き(長手方向)が、上下リム支持部材25、26の径方向に一致し、アンクランプ状態のスイングアーム32aの向きが、上下リム支持部材25、26の周方向に一致するように、上下リム支持部材25、26のフランジ部25a、26aに固定されている。アンクランプ状態ではスイングアーム32aが連結部材23、24のフランジ部23a、24aの外周よりも外側に位置するため、リム交換の際に、スイングアーム32aが邪魔にならず、リム交換をスムーズに行うことができる。
また、クランプ装置32は、空気圧駆動のスイング式クランプ装置であるため、作動流体の漏れによる悪影響がほとんど生じない。
また、リム21、22は、連結部材23、24を介して、センターフレーム6及びリフトビーム7に取り付けられるため、連結部材23、24の形状を、既存のリムの取付部(本実施形態では、環状の凸状部21a、22aが相当する)の形状に応じた形状とすることにより、既存のリムをそのまま使用することができる。
また、連結部材23、24を取り換えることにより、本実施形態とは別のポストキュアインフレータの本体フレームに、本実施形態で用いた上下リム21、22を取り付けることができる。なお、本実施形態とは別の既存のポストキュアインフレータの本体フレームに、本実施形態で用いた上下リム21、22を取り付ける場合には、既存の上下リムに形成されていた取付部と同様の形状を、連結部材23、24のリムと反対側の端部に形成すればよい。
また、連結部材23、24は上下リム21、22の取付側端部に内嵌されて固定されるため、上下リム21、22の外径の寸法に関わらず、共通の連結部材23、24を用いることができる。
また、上述したように、ポストキュアインフレータ本体2は、リフトビーム7と下リム支持部材26との離間距離を調整することにより、リム間隔を調整できるようになっており、この調整はモータ42の駆動によって行われる。従って、スペーサ等を用いて手動でリム間隔を調整する場合に比べて、リム間隔の調整を容易に行うことができると共に、リム間隔に要する時間を短縮化できる。
搬送装置3の複数のチャック部材57は、タイヤ支持爪57aに加えて、可動部材54の中心側に向かって突出するリム支持爪57bを有しているため、上下リム21、22を交換する際に、この搬送装置3を用いて、上下リム21、22と連結部材23、24を、ポストキュアインフレータ本体2に対して搬入及び搬出することができる。従って、手作業でリムを搬送する場合に比べて、リム交換をより容易に行うことができると共に、リム交換に要する時間を短縮化できる。
次に、前記実施形態に種々の変更を加えた変更形態について説明する。但し、前記実施形態と同様の構成を有するものについては、同じ符号を用いて適宜その説明を省略する。
1]前記実施形態では、連結部材23、24をリム支持部材25、26にクランプするためのクランプ装置32として、空気圧駆動のスイング式クランプ装置を用いたが、例えば油圧駆動のスイング式クランプ装置であってもよい。また、スイング式クランプ装置以外のクランプ装置(例えば、連結部材23、24のフランジ部23a、24aの径方向に進退可能で且つフランジ部23a、24aをクランプするクランプ部材を備えたクランプ装置)を用いてもよい。
2]前記実施形態では、上リム21と連結部材23、及び、下リム22と連結部材24は、リムの取付側端部の内周面に連結部材が内嵌された状態で、固定金具33とボルトとによって固定されているが、リムと連結部材との固定方法はこれに限定されるものではない。例えば、上リム21のセンターフレーム6側の端面に、連結部材23の下端が固定される構成であってもよい。
3]前記実施形態では、既存の上下リム21、22を利用しており、さらに、上下リム21、22に予め形成されていた取付部を利用して、上下リム21、22を連結部材23、24に固定しているが、他の固定方法で固定することが可能な場合には、必ずしも、この取付部を用いて連結部材23、24を固定していなくてもよい。
4]前記実施形態では、複数のチャック部材57によって、連結部材23、24が固定された上下リム21、22を上下に重ね合わせた積層体を保持する際、下リム22をリム支持爪57bで支持することによって保持しているが、例えば、連結部材24の最大外径(フランジ部24aの外径)が下リム22の外径よりも大きい場合等では、連結部材24をリム支持爪57bで支持することによって保持してもよい。
5]前記実施形態では、リム交換の際、複数のチャック部材57によって、上下リム21、22と連結部材23、24とをまとめて保持して搬送しているが、上リム21と連結部材23、及び、下リム22と連結部材24に分けて搬送してもよい。
6]前記実施形態では、タイヤ支持爪57aとリム支持爪57bとは、チャック部材57の下端部に形成されているが、タイヤ支持爪57aとリム支持爪57bの上下方向の位置は異なっていてもよい。例えば、リム支持爪57bが、チャック部材57の下端部に形成され、タイヤ支持爪57aが、チャック部材57の上下方向の途中部に形成されていてもよい。
T タイヤ
1 ポストキュアインフレータ
2 ポストキュアインフレータ本体
3 搬送装置
4、5 サイドフレーム
6 センターフレーム
7 リフトビーム
20 タイヤ保持機構
21 上リム
22 下リム
23、24 連結部材
23a、24a フランジ部
25 上リム支持部材
26 下リム支持部材
27 ロッキングシャフト
32 クランプ装置
32a スイングアーム
40 ロック部材
41 回転軸方向変換装置
42 モータ
43 ピニオンギア
44 調整ナット
44a 歯車
45 回り止め部材
51 旋回アーム
52 支持部材
53 固定部材
54 可動部材
55 駆動シリンダ(チャック部材駆動手段)
56 スライド板
57 チャック部材
57a タイヤ支持爪
57b リム支持爪
60 加硫機

Claims (6)

  1. 加硫済みのタイヤ内に高圧空気を封入して、前記加硫済タイヤを膨張冷却するポストキュアインフレータであって、
    前記加硫済タイヤをビート部で挟持するためのリムと、
    一端部が前記リムに固定される連結部材と、
    本体フレームに設けられるリム支持部材と、
    前記本体フレーム又は前記リム支持部材に設けられ、前記連結部材を前記リム支持部材に着脱可能にクランプするクランプ装置とを備えることを特徴とするポストキュアインフレータ。
  2. 前記連結部材が筒状に形成されており、
    前記連結部材の筒軸方向の一端部が、前記リムに内嵌され、
    前記連結部材の筒軸方向の他端部が、前記クランプ装置によって前記リム支持部材に着脱可能にクランプされることを特徴とする請求項1に記載のポストキュアインフレータ。
  3. 前記連結部材の前記他端部に、環状のフランジ部が形成されており、
    前記フランジ部が、前記クランプ装置によって前記リム支持部材に着脱可能にクランプされることを特徴とする請求項2に記載のポストキュアインフレータ。
  4. 2つの前記リムが、上下方向に並んで配置されており、
    前記加硫済タイヤの周方向に並んで配置されると共に、前記加硫済タイヤの径方向外側に突出し、前記加硫済タイヤを内側から支持するタイヤ支持爪が形成された複数のチャック部材と、
    前記複数のチャック部材を、前記径方向に移動させるチャック部材駆動手段と、
    前記複数のチャック部材を、上下方向及び水平方向に移動させる移動手段と
    を有し、前記加硫済タイヤの搬入及び搬出を行う搬送装置を備えており、
    前記チャック部材は、前記タイヤ支持爪に加えて、
    前記径方向内側に突出し、下に配置された方の前記リム又は前記連結部材を外側から支持するリム支持爪が形成されていることを特徴とする請求項1から3の何れかに記載のポストキュアインフレータ。
  5. 前記クランプ装置が、流体圧駆動のスイング式クランプ装置であることを特徴とする請求項1から4の何れかに記載のポストキュアインフレータ。
  6. 前記本体フレームは、前記タイヤを挟持する2つの前記リムの間隔を調整可能に構成されており、
    リム間隔を調整するモータを備えることを特徴とする請求項1から5の何れかに記載のポストキュアインフレータ。
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