JP6508606B1 - インフレート装置 - Google Patents

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Abstract

インフレード装置は、下リム(10b)を支持する下リム支持部(11)と、上リム(15b)を支持する上リム支持部(15)と、下リム支持部(11)を上リム支持部(15)から離間する下側への移動を規制する移動規制部(37)と、下リム支持部(11)を貫通し、上側に向かって延びている位置調節棒(21)と、上リム支持部(15)に取り付けられ、上リム支持部(15)を位置調節棒(21)に連結する連結器(51)と、下リム支持部(11)を上側へ進出させるリム進出器(40)と、を備える。

Description

本発明は、タイヤを保持して、このタイヤ内に空気を入れて膨らませるインフレート装置に関する。
乗用車、トラック、バス等の車両に使用されるタイヤは、タイヤ加硫機において高温高圧下で加硫処理されて製造されている。このタイヤの製造工程において加硫処理されたタイヤは、タイヤ加硫機から冷却装置に搬入され、冷却装置において冷却され、搬出される。
このような冷却装置として、特許文献1に記載の装置がある。この冷却装置は、上リム及び下リムでタイヤを保持した後、このタイヤをインフレートするインフレート装置を備える。タイヤの下ビード部に下リムが嵌り込み、タイヤの上ビード部に上リムが嵌り込むと、これら上リム及び下リムによりタイヤは保持される。さらに、タイヤの上ビード部及び下ビード部がこれら上リム及び下リムによりシールされる。タイヤが上リム及び下リムにより保持され且つシールされると、このタイヤ内に空気が供給され、このタイヤはインフレートされる。
このインフレート装置は、タイヤ幅に合わせて、上リムと下リムとの間隔を調節できる位置調節装置を有する。この位置調節装置は、位置調節棒と回転機構とを有する。位置調節棒は、軸線を中心として、軸線方向に延びているネジ軸と、筒状を成してネジ軸の外周を覆う変位筒と、有している。回転機構は、軸線を中心としてネジ軸を回転させる。このネジ軸の外周には、雄ネジが形成されている。変位筒の内周には、雄ネジに螺合可能な雌ネジが形成されている。ネジ軸及び変位筒の外周側には、下リムが配置されている。この下リムは、ネジ軸に対して軸線方向に相対移動不能に固定されている。上リムは、連結器により変位筒に固定されている。ネジ軸が軸線を中心として回転すると、このネジ軸に螺合している変位筒は、軸方向に移動する。この結果、上リムは、下リムに対して、軸方向に移動する。
特許2670251号公報
インフレート装置でタイヤを保持する場合、タイヤの下ビード部に下リムを嵌め込んだ後、このタイヤの上ビード部に上リムを嵌め込む。
加硫処理された直後のタイヤは、柔らかくて変形し易い。このため、タイヤの下ビード部に下リムを嵌め込んだ状態では、このタイヤの上ビード部が下方に垂れ下がる。特に、近年では、タイヤの軽量化のため、タイヤの肉厚が薄くなり、より変形し易くなっている関係で、上ビード部の垂れ下がり量が大きくなり、上ビード部と下ビード部との間隔が狭くなっている。このため、タイヤ幅が狭いタイヤの場合、タイヤの上ビード部に上リムを嵌め込むことができないことがある。タイヤの上ビード部に上リムが嵌り込んでいない場合、この上ビード部が上リムによりシールされていないため、このタイヤをインフレートすることができない。
そこで、ネジ軸に対する変位筒の軸方向への移動範囲を大きくすれば、タイヤ幅が狭いタイヤでも、このタイヤの上ビード部に上リムを嵌め込むことができる。しかしながら、ネジ軸に対する変位筒の軸方向への移動範囲を大きくするためには、ネジ棒の軸方向の長さを長くすると共に、変位筒の軸方向の長さも長くする必要があり、結果として装置高さが高くなってしまう。
そこで、本発明は、装置高さが高くなるのを抑えつつ、タイヤ幅が狭いタイヤでもインフレートさせることができるインフレート装置を提供することを目的とする。
本発明に係る第一態様のインフレート装置は、
タイヤ幅方向で第一リムと第二リムとで挟み込まれたタイヤに空気を入れるインフレート装置において、前記第一リムを支持する第一リム支持部と、前記第一リム支持部に対して軸方向に並んで配置されて、前記第二リムを支持する第二リム支持部と、前記第一リム支持部と前記第二リム支持部とのうちの一方のリム支持部を、前記軸方向で他方のリム支持部から離間する側への移動を規制する移動規制部と、前記一方のリム支持部を貫通し、前記他方のリム支持部に向って前記軸方向に延びている位置調節棒と、前記他方のリム支持部に取り付けられ、前記他方のリム支持部を前記位置調節棒に連結する連結器と、前記一方のリム支持部を、前記軸方向で前記他方のリム支持部に近づく側へ進出させるリム進出器と、前記軸方向で、前記一方のリム支持部を基準にして前記他方のリム支持部とは反対側で、前記軸部を支持するベースと、を備える。前記位置調節棒は、前記軸方向に延びる軸部と、前記軸部の少なくとも一部に係合して、前記軸部に対する前記軸方向の位置が変位可能な変位部と、を有する。前記連結器は、前記他方のリム支持部を前記位置調節棒の前記変位部に連結している。前記リム進出器は、前記軸方向に延びるロッドと、前記ロッドを前記軸方向に進退可能に支持するシリンダケースと、を有する。前記ロッドの第一端は、前記シリンダケース内に収められ、前記ロッドの第二端は、前記シリンダケースから突出して、前記一方のリム支持部に連結されている。前記シリンダケースは、前記軸方向で前記軸部及び前記ベースが設けられている範囲内に設けられている。
本態様では、リム進出器を駆動させることで、一方のリム支持部を他方のリム支持部に近づく側に移動させることができる。このため、本態様では、位置調節棒の軸方向の長さを長くしなくても、二つのリム支持部の軸方向の間隔の調節幅を広げることができる。よって、本態様によれば、位置調節棒の軸方向の長さを長くしなくてもタイヤ幅の狭いタイヤを二つのリムで挟み込み、このタイヤをインフレートすることができる。
また、本態様では、他方のリム支持部を軸方向に移動させることで、第一リムと第二リムとの軸方向の間隔を、タイヤのリム幅に合った間隔にすることができる。
本態様では、シリンダケースが、軸方向で軸部及びベースが設けられている範囲内に設けられている。このため、本態様では、リム進出器により装置高さが高まることを避けることができる。
ここで、前記態様のインフレート装置において、前記位置調節棒は、前記連結器で前記変位部に連結される前記他方のリム支持部を、前記軸方向で前記一方のリム支持部に近づく側への移動を規制するストッパを有する。前記ストッパは、前記変位部に固定されていてもよい。
本態様では、変位部に対する他方のリム支持部の軸方向の位置を規制することができる。このため、本態様によれば、連結器で、他方のリム支持部を変位部に連結する際に、変位部に対する他方のリム支持部の軸方向の相対位置を容易に定めることができる。
以上のいずれかの前記態様のインフレート装置において、前記シリンダケースは、前記ベースに連結されて支持されていてもよい。
以上のいずれかの前記態様のいずれかのインフレート装置において、前記リム進出器は、前記シリンダケース内の気体の量に応じて前記ロッドを前記軸方向に進退させるエアシリンダであってもよい。
リム進出器としては、エアシリンダやリニアアクチュエータを用いることができる。しかしながら、リム進出器として、ギア等の機械要素を組み合わせて構成されるリニアアクチュエータを用いた場合、一方のリム支持部を他方のリム支持部に近づく側に移動させて、タイヤを二つのリムで挟み込んでから、このタイヤをインフレートする過程で、タイヤの膨張に伴って、一方のリム支持部を他方のリム支持部から離間する側に動作端を移動させる制御が必要になる。一方、リム進出器としてエアシリンダを用いると、タイヤの膨張に伴って、動作端(ロッドの先端)は、タイヤから受ける力により、他方のリム支持部から離間する側に移動する。このため、本態様のように、リム進出器としてエアシリンダを用いると、動作端を他方のリム支持部から離間する側に移動させる制御が不要になる。よって、本態様によれば、制御の単純化、及び装置コストの削減を図ることができる。
本発明に係るインフレート装置の一態様によれば、装置高さが高くなるのを抑えつつ、タイヤ幅が狭いタイヤでもインフレートさせることができる。
本発明に係る一実施形態におけるインフレート装置の断面図である。 図1におけるII−II線断面図である。 本発明に係る一実施形態における上リム支持部の連結前のインフレート装置の断面図である。 本発明に係る一実施形態で、上リムをタイヤに嵌め込んだ際のインフレート装置の断面図である。 本発明に係る一実施形態におけるタイヤのインフレート完了後のインフレート装置の断面図である。
以下、本発明に係るインフレート装置の一実施形態について、図面を参照して説明する。
本実施形態のインフレート装置は、図1に示すように、タイヤ幅方向で上リム15と下リム10とでタイヤTを挟み込み、このタイヤTに空気を入れて、タイヤTをインフレートさせる装置である。本実施形態では、インフレート装置に保持されたタイヤTを所定時間放置して、このタイヤTを自然空冷する。すなわち、本実施形態のインフレート装置は、タイヤ冷却装置として機能する。タイヤ加硫機で加硫処理されたタイヤTは、タイヤ冷却装置として機能するインフレート装置でインフレートされた状態で冷却される。
タイヤTは、上リム15と下リム10とで挟み込まれる際、タイヤ中心軸が鉛直方向に向いた状態になっている。上リム15は、この状態のタイヤTの上ビード部buに嵌り込み、下リム10は、この状態のタイヤTの下ビード部bdに嵌り込む。よって、上リム15は、下リム10の上方に位置することになる。
本実施形態のインフレート装置は、下リム(第一リム)10を支持する下リム支持部(第一リム支持部、又は一方のリム支持部)11と、上リム(第二リム)15を支持する上リム支持部(第二リム支持部、又は他方のリム支持部)16と、上リム支持部16を下リム支持部11に対して相対的に上下方向に移動させる位置調節装置20と、を備える。
下リム支持部11には、この下リム支持部11に支持されている下リム10に嵌り込んでいるタイヤTに空気を入れるための空気供給路12が形成されている。
位置調節装置20は、位置調節棒21と回転機構31とベース35とを有する。位置調節棒21は、軸線Aを中心として、軸方向Daに延びているネジ軸(軸部)22と、筒状を成してネジ軸22の一部の外周を覆う変位筒(変位部)25と、有している。なお、本実施形態では、軸線Aは上下方向に延びている。また、軸方向Daは軸線Daが延びる方向である。よって、軸方向Daは上下方向である。
回転機構31は、軸線Aを中心としてネジ軸22を回転させる。この回転機構31は、ネジ軸22の下部に固定されている従動歯車32と、この従動歯車32と噛み合っている駆動歯車33と、この駆動歯車33を回転させるモータ34と、を有する。ネジ軸22は、ベース35により、軸線Aを中心として回転可能に支持されている。従動歯車32及び駆動歯車33は、ベース35内に収納されている。また、モータ34のケースは、このベース35に固定されている。
ネジ軸22の外周には、雄ネジ23が形成されている。変位筒25の内周には、雄ネジ23に螺合可能な雌ネジ26が形成されている。変位筒25の外周には、下リム支持部11が変位筒25に対して軸方向Daに相対移動可能に配置されている。言い換えると、変位筒25は、下リム支持部11に対して軸方向Daに相対移動可能に、この下リム支持部11を貫通している。上リム15は、連結器51により変位筒25の上部に連結される。位置調節棒21は、さらに、上ストッパ28を有する。上ストッパ28は、上リム支持部16を、下リム支持部11に近づく側、つまり軸方向Da下側への移動を規制する。この上ストッパ28は、変位筒25に固定されている。
ネジ軸22と変位筒25とは、軸方向Daで一部が重なり合っている。変位筒25の雌ネジ26は、ネジ軸22の雄ネジ23の一部に螺合している。つまり、変位筒25は、ネジ軸22の一部と係合している。回転機構31の駆動でネジ軸22が軸線Aを中心として回転すると、このネジ軸22に螺合している変位筒25は、軸方向Daに移動する。言い換えると、変位筒25は、ネジ軸22が回転すると、軸方向Daでネジ軸22との重なり幅が変化し、位置調節棒21の軸方向Daの長さが変化する。この結果、上リム支持部16に支持されている上リム15は、下リム支持部11に支持されている下リム10に対して、軸方向Daに相対移動する。よって、位置調節装置20は、上リム支持部16を軸方向Daに移動させることで、上リム15と下リム10との間隔を調節する。
インフレート装置は、さらに、前述の連結器51と、連結器51に連結動作をさせる連結駆動器52と、この連結駆動器52を軸方向Daに移動させるリフタ55と、を備える。連結器51は、上リム支持部16に取り付けられている。この連結器51は、前述したように、上リム支持部16を変位筒25に連結する。連結駆動器52は、連結器51を保持することができる。この連結駆動器52は、連結器51を保持した状態で、この連結器51を動作させて、この連結器51で、上リム支持部16を変位筒25に連結させる、さらに、連結駆動器52は、この連結を解除させる。
連結駆動器52は、リフタ55に取り付けられている。よって、連結駆動器52は、リフタ55の駆動により、軸方向Daに移動する。連結駆動器52が連結器51を保持している際、上リム支持部16が変位筒25に連結されていなければ、リフタ55の駆動により、連結駆動器52の軸方向Daの移動に伴なって、連結器51、この連結器51に取り付けられている上リム支持部16、及びこの上リム支持部16に支持されている上リム15も、軸方向Daに移動する。
インフレート装置は、さらに、図2に示すように、下リム支持部11を上リム支持部16から離間する側、つまり下側への移動を規制する下リム移動規制部37と、下リム支持部11を上リム支持部16に近づく側、つまり上側へ進出させるリム進出器40と、を有する。
下リム移動規制部37は、下リム支持部11の下面に対向している下ストッパ38と、この下ストッパ38を支えるストッパ支持脚39と、を有する。下ストッパ38は、軸線Aを中心として環状を成し、軸線Aに対する径方向Drで変位筒25から離間している。ストッパ支持脚39は、軸線Aを中心として筒状を成し、径方向Drで変位筒25から離間している。このストッパ支持脚39は、ベース35上に固定されている。下ストッパ38は、このストッパ支持脚39の上端に固定されている。
リム進出器40は、エアシリンダである。このリム進出器40は、軸方向Daに延びるロッド41と、ロッド41を軸方向Daに進退可能に支持するシリンダケース42と、を有する。ロッド41の第一端は、シリンダケース42内に収められている。この第一端には、図示されていないピストンが固定されている。また、ロッド41の第二端は、シリンダケース42から突出して、下リム支持部11に連結されている。シリンダケース42内は、ピストンにより、ロッド41が設けられている側の第一室と、その反対の第二室とに仕切られている。シリンダケース42は、ベース35及びストッパ支持脚39に、ブラケット45を介して固定されている。軸方向Daでシリンダケース42が設けられている範囲は、軸方向Daでネジ軸22が設けられている範囲と重複する。さらに、このシリンダケース42は、軸方向Daでネジ軸22及びベース35が設けられている範囲内に設けられている。
シリンダケース42の各室には、コンプレッサ等のエア供給機が接続されている。このエア供給機からシリンダケース42内の各室へ供給されるエアの供給状況に応じた各室の圧力バランスの変化により、シリンダケース42に対するロッド41の位置が変化する。具体的に、前記第一室内の圧力が前記第二室の圧力より高い場合には、ロッド41のほとんどがシリンダケース42内に収まっている。この状態では、ロッド41に連結されている下リム支持部11は、下ストッパ38に接している。また、前記第一室内の圧力が前記第二室の圧力より低い場合には、ロッド41は、上方に移動する。この結果、ロッド41に連結されている下リム支持部11は、上方に移動する。以上のように、下リム支持部11は、シリンダケース42内に供給されるエア量に応じて上下方向(軸方向Da)に移動する。
以上のように、本実施形態では、上リム支持部16と下リム支持部11との双方が軸方向Daに移動可能である。
図1に示すように、下リム支持部11の下限位置(第一離間限界位置)d1は、下リム支持部11が下ストッパ38に接している位置である。上リム支持部16の下限位置(第二近接限界位置)d2は、位置調節棒21の軸方向Daの長さが最も短いときの位置である。下限位置d2の上リム支持部16に支持されている上リム15は、下限位置d1の下リム支持部11に支持されている下リム10に対して、上側に僅かに離間している。すなわち、上リム支持部16の下限位置d2は、この上リム支持部16に支持されている上リム15が、下限位置d1の下リム支持部11に支持されている下リム10に対して上側に僅かに離間した位置になる、位置である。図2に示すように、上リム支持部16の上限位置(第二離間限界位置)u2は、位置調節棒21の軸方向Daの長さが最も長いときの位置である。上リム支持部16が上限位置u2に位置し、下リム支持部11が下限位置d1に位置しているとき、上リム支持部16に支持されている上リム15と下リム支持部11に支持されている下リム10との軸方向Daの間隔が最大になる。上限位置(第一近接位置)u1の下リム支持部11に支持されている下リム10は、上限位置u2の上リム支持部16に支持されている上リム15に接している。すなわち、下リム支持部11の上限位置(第一近接位置)u1は、この下リム支持部11に支持されている下リム10が、上限位置u2の上リム支持部16に支持されている上リム15に接している位置である。よって、リム進出器のロッドのストロークは、下リム支持部11の下限位置d1と上限位置u1との間の距離以上のストロークが必要である。なお、上限位置(第一近接位置)u1の下リム支持部11に支持されている下リム10は、上限位置u2の上リム支持部16に支持されている上リム15に接しておらず、この上リム15との間に隙間があってもよい。
本実施形態のインフレート装置でタイヤTを保持する場合、タイヤTの下ビード部bdに下リム10を嵌め込んだ後、このタイヤTの上ビード部buに上リム15を嵌め込む。この際、上リム15と下リム10との間隔をこのタイヤTに合ったリム間隔よりも狭い間隔にすることで、上ビード部buに上リム15を嵌め込む。
背景技術の欄で説明したように、加硫処理された直後のタイヤTは、柔らかくて変形し易い。このため、タイヤTの下ビード部bdに下リム10を嵌め込んだ状態では、このタイヤTの上ビード部buが下方に垂れ下がる。特に、近年では、タイヤTの軽量化のため、タイヤTの肉厚が薄くなり、より変形し易くなっている関係で、上ビード部buの垂れ下がり量が大きくなっている。
図1に示すように、タイヤ幅が広いタイヤTaをインフレートする場合、まず、上リム支持部16が位置調節棒21に連結されておらず、且つ下リム支持部11が下限位置d1に位置している状態で、位置調節棒21の軸方向Daの長さを調節する。具体的には、この状態で、仮に、位置調節棒21に上リム支持部16が連結され且つ上リム15が上リム支持部16に支持されているとしたならば、上リム15と下リム10との間隔がこのタイヤTaに合ったリム間隔になるよう、位置調節棒21の軸方向Daの長さを調節する。次に、タイヤTaの下ビード部bdに、下限位置d1の下リム支持部11に支持されている下リム10を嵌め込む。
次に、連結駆動器52、この連結駆動器52に保持されている連結器51、この連結器51に取り付けられている上リム支持部16、及びこの上リム支持部16に支持されている上リム15を、変位筒25の上方に位置させる。次に、リフタ55を駆動させ、連結駆動器52、この連結駆動器52に保持されている連結器51、この連結器51に取り付けられている上リム支持部16、及びこの上リム支持部16に支持されている上リム15を下げる。そして、上リム支持部16が上ストッパ28に接した段階で、リフタ55を停止させる。次に、連結駆動器52により連結器51を動作させて、この連結器51で、上リム支持部16を変位筒25に連結させる。上リム支持部16が変位筒25に連結すると、連結駆動器52による連結器51の保持を解除させる。そして、リフタ55を駆動させ、連結駆動器52を上方に退避させる。
次に、リム進出器40を駆動させて、下リム10を上方へ移動させることで、このタイヤTaの上ビード部buに上リム15を嵌め込む。なお、ここでは、リム進出器40を駆動させて、タイヤTaの上ビード部buに上リム15を嵌め込んでいるが、タイヤ幅が広いタイヤTaの場合、リム進出器40を駆動させずに、位置調節棒21の長さ調節のみで、タイヤTaの上ビード部buに上リム15を嵌め込むことも可能である。
上リム15がタイヤTaの上ビード部buに完全に嵌まり込むと、下リム10と上リム15とでタイヤTaが保持される。下リム10と上リム15とでタイヤTaが保持されると、下リム支持部11に形成されている空気供給路12を介して、コンプレッサからのエアがタイヤTa内に供給され、このタイヤTaがインフレートされる。
タイヤTa内へエア供給量が増加し、タイヤTaの内圧が高まると、上リム15と下リム10とには、このタイヤTaから上リム15と下リム10とを離間する方向の力が作用する。すなわち、上リム支持部16には、タイヤTaから上向きの力が作用し、下リム支持部11には、タイヤTaから下向きの力が作用する。上リム支持部16を軸方向Daに移動させる位置調節装置20の変位筒25は、この変位筒25の雌ネジ26がネジ軸22の雄ネジ23と噛合っている関係で、ネジ軸22が回転しない限り、軸方向Daに移動しない。よって、上リム支持部16は、タイヤTaから上向きの力が作用しても、上方に移動しない。一方、下リム支持部11を軸方向Daに移動させるリム進出器40は、その駆動源が圧縮性のエアであるため、下リム支持部11に下向きの力が作用すると、シリンダケース42内のエアが圧縮されて、ロッド41及びこのロッド41に連結されている下リム支持部11が下方に移動する。下リム支持部11は、最終的に、下ストッパ38に接した時点で、言い換えると下限位置になった時点で、下方へ移動が停止する。この時点で、上リム支持部16に支持されている上リム15と下リム支持部11に支持されている下リム10との間隔は、このタイヤTaに合ったリム間隔になる。
下リム10と上リム15との間隔がこのタイヤTaに合ったリム間隔になった後も、タイヤTa内へのエア供給が継続される。タイヤTa内に十分にエアが供給されるとインフレートが完了する。インフレート完了後、このタイヤTaは、所定時間放置されて冷却される。
タイヤTaの冷却が完了すると、リフタ55を駆動させ、連結駆動器52を下げ、この連結駆動器52に連結器51を保持させる。次に、タイヤTa内のエアを排気した後、連結駆動器52により連結器51を動作させて、上リム支持部16と変位筒25との連結を解除させる。次に、リフタ55を駆動させ、連結駆動器52、この連結駆動器52に保持されている連結器51、この連結器51に取り付けられている上リム支持部16、及びこの上リム支持部16に支持されている上リム15を上方に退避させる。
上リム支持部16及び上リム15が上方に退避すると、タイヤTaを上に持ち上げて、このタイヤTaの下ビード部bdから下リム10を引き抜く。この結果、冷却されたタイヤTaの取外が完了する。
次に、タイヤ幅が狭いタイヤTbをインフレートする場合について、図3〜図5を参照して詳細に説明する。
タイヤ幅が狭いタイヤTbをインフレートする場合のインフレート装置の動作も、以上で説明したタイヤ幅が広いタイヤTaをインフレートする場合のインフレート装置の動作と同様である。
図3に示すように、まず、上リム支持部16が位置調節棒21に連結されておらず、且つ下リム支持部11が下限位置d1に位置している状態で、位置調節棒21の軸方向Daの長さを調節する。具体的には、この状態で、仮に、位置調節棒21に上リム支持部16が連結され且つ上リム15bが上リム支持部16に支持されているとしたならば、上リム15bと下リム10bとの間隔がこのタイヤTbに合ったリム間隔になるよう、位置調節棒21の軸方向Daの長さを調節する。次に、下リム支持部11に支持されている下リム10bを、タイヤTbの下ビード部bdに嵌め込む。なお、この下リム10bは、タイヤ幅が狭いタイヤTb用の下リム10bである。
次に、タイヤ幅が広いタイヤTaをインフレートする場合と同様に、連結駆動器52、連結器51、リフタ55を駆動させて、上リム15bを支持している上リム支持部16を変位筒25に連結させる。なお、この上リム15bは、タイヤ幅が狭いタイヤTb用の上リム15bである。この結果、上リム支持部16に支持されている上リム15bと、下リム支持部11に支持されている下リム10bとの間にタイヤTbが存在することになる。この際、下限位置d1に位置している下リム支持部11に支持されている下リム10bと、上リム支持部16に支持されている上リム15bとの間隔は、図4及び図5に示すように、このタイヤTbのリム間隔Ibである。
タイヤTbの上ビード部buは、前述の理由で下方に大きく垂れ下がっている。このため、図3に示すように、仮に、位置調節棒21に連結されている上リム支持部16を下限位置d2に位置させても、この上リム支持部16に支持されている上リム15bをこのタイヤTbの上ビード部buに嵌め込むことはできない。よって、下リム10bと上リム15bとの間隔が、図4及び図5に示すように、このタイヤTbのリム間隔Ibである現段階では、上リム15bは、このタイヤTbの上ビード部buに嵌っていない。
次に、図4に示すように、リム進出器40を駆動させ、下限位置d1の下リム支持部11を上方に移動させる。この下リム支持部11の上方移動により、上リム15bと下リム10bとの間隔が次第に狭まり、上リム15bがタイヤTbの上ビード部buに嵌まり込む。なお、下リム支持部11の上方移動は、上リム15bがタイヤTbの上ビード部buに完全に嵌まり込むまで継続される。よって、下リム支持部11の上方移動は、下リム10bが上リム15bに接するまで継続される場合もある。
上リム15bがタイヤTbの上ビード部buに完全に嵌まり込むと、下リム10bと上リム15bとでタイヤTbが保持される。下リム10bと上リム15bとでタイヤTbが保持されると、下リム支持部11に形成されているに空気供給路12を介して、コンプレッサからのエアがタイヤTb内に供給され、このタイヤTbがインフレートされる。
タイヤTb内へエア供給量が増加し、タイヤTbの内圧が高まると、上リム15bと下リム10bとには、このタイヤTbから上リム15bと下リム10bとを離間する方向の力が作用する。このため、前述したように、リム進出器40のシリンダケース42内のエアが圧縮されて、ロッド41及びこのロッド41に連結されている下リム支持部11が下方に移動する。下リム支持部11は、最終的に、図5に示すように、下ストッパ38に接した時点で、言い換えると下限位置になった時点で、下方へ移動が停止する。この時点で、上リム支持部16に支持されている上リム15bと下リム支持部11に支持されている下リム10bとの間隔は、このタイヤTbに合ったリム間隔Ibになる。
下リム10bと上リム15bとの間隔がこのタイヤTbに合ったリム間隔Ibになった後も、タイヤ幅が広いタイヤTaをインフレートする場合と同様に、タイヤTb内へのエア供給が継続される。タイヤTb内に十分にエアが供給されるとインフレートが完了する。インフレート完了後、このタイヤTbは、所定時間放置されて冷却される。
タイヤTbの冷却が完了すると、タイヤ幅が広いタイヤTaをインフレートする場合と同様に、タイヤTb内のエアを排気すると共に、リフタ55、連結駆動器52、連結器51を動作させて、上リム支持部16と変位筒25との連結を解除させる。そして、リフタ55を駆動させ、連結駆動器52、この連結駆動器52に保持されている連結器51、この連結器51に取り付けられている上リム支持部16、及びこの上リム支持部16に支持されている上リム15bを上方に退避させる。
上リム支持部16及び上リム15bが上方に退避すると、タイヤTbを上に持ち上げて、このタイヤTbの下ビード部bdから下リム10bを引き抜く。この結果、冷却されたタイヤTbの取外が完了する。
仮に、リム進出器40を設けずに、タイヤ幅の狭いタイヤTbを上リム15bと下リム10bとで挟み込む場合、上リム支持部16に支持されている上リム15bが下限位置の下リム支持部11に支持されている下リム10bに接するまで、又はこの下リム10bに極めて近くなるまで下方に移動する必要がある。この場合、ネジ軸22に対して変位筒25の相対移動距離を大きくするために、ネジ軸22及び変位筒25の軸方向Daの長さを長くする必要がある。よって、この場合、位置調節棒21の軸方向Daの最小長さが長くなり、装置高さが高くなる。
本実施形態では、リム進出器40を駆動させることで、下リム支持部11を上方に移動させて、この下リム支持部11に支持されている下リム10bを上リム15bに接触させることができる。このため、位置調節棒21の軸方向Daの最小長さを長くしなくても、タイヤ幅の狭いタイヤTbを上リム15bと下リム10bとで挟み込み、このタイヤTbをインフレートすることができる。
よって、本実施形態では、装置高さが高くなるのを抑えつつ、タイヤ幅が狭いタイヤTbでもインフレートさせることができる。
また、本実施形態では、リム進出器40としてエアシリンダを設けているが、このエアシリンダのシリンダケース42が軸方向Daで設けられている範囲は、軸方向Daに軸部が設けられている範囲と重複する。その上、シリンダケース42は、軸方向Daでネジ軸22及びベース35が存在している範囲内に設けられている。よって、本実施形態では、リム進出器40を設けているものの、このリム進出器40により装置高さが高まることを回避することができる。
本実施形態では、変位筒25に対する上リム支持部16の軸方向Daの位置を規制することができる。このため、本実施形態では、連結器51で、上リム支持部16を変位筒25に連結する際に、上リム支持部16の軸方向Daの位置を検知するセンサ等を設けなくても、変位筒25に対する上リム支持部16の軸方向Daの相対位置を容易に定めることができる。
なお、以上では、タイヤ幅の広いタイヤTaの場合、位置調節装置20の駆動で、下リム10と上リム15との間隔をこのタイヤTaのリム間隔にした後、リム進出器40を駆動させて、下リム10を上方に移動させることで、このタイヤTaを上リム15と下リム10とで挟み込んでいる。しかしながら、タイヤ幅の広いタイヤTaの場合、リム進出器40を駆動させずに、位置調節装置20の駆動のみで、タイヤTaを上リム15と下リム10とで挟み込んでもよい。この場合、位置調節装置20の駆動で、下リム10と上リム15との間隔をこのタイヤTaのリム間隔より狭くする。
また、以上では、下リム10と上リム15との間隔がタイヤTのリム間隔になるよう、位置調節棒21の長さを調整した後、下リム10をタイヤTの下ビード部bdに嵌め込んでいる。しかしながら、下リム10をタイヤTの下ビード部bdに嵌め込んだ後、下リム10と上リム15との間隔がタイヤTのリム間隔になるよう、位置調節棒21の長さを調整してもよい。
「変形例」
以上、本発明に係るインフレート装置の実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することを意図していない。この実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。この実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものとする。
例えば、上記実施形態のリム進出器40は、エアシリンダである。しかしながら、下リム支持部11を上リム支持部16に近づく側に移動させることができれば、他の機器であってもよい。このような機器としては、例えば、油圧シリンダやリニアアクチュエータがある。但し、リム進出器として、ギヤ等の機械要素の組み合わせで構成されるリニアアクチュエータを用いた場合、動作端を上方に移動させてタイヤTの上ビード部buに上リム15を嵌め込んでから、このタイヤTをインフレートする過程で、タイヤTの膨張に伴って動作端を下方に移動させる制御が必要になる。一方、上記実施形態のように、リム進出器40としてエアシリンダを用いると、前述したように、タイヤTに膨張に伴って、動作端(ロッド41の先端)がタイヤTから受ける下向きの力により、この動作端が下方に移動する。このため、上記実施形態のように、リム進出器40としてエアシリンダを用いると、動作端を下方に移動させる制御が不要になる。よって、上記実施形態のように、リム進出器40としてエアシリンダを用いることは、制御の単純化、及び装置コストの削減の点から好ましい。
上記実施形態の位置調節棒21は、その長さが変化することで、この位置調節棒21に連結されている上リム15が移動する。しかしながら、位置調節棒は、その長さが変化しないものでもよい。この場合、位置調節棒の外周に、軸方向Daに並ぶ複数の凸部又は複数の凹部を設けておき、複数の凸部又は複数の凹部のうちのいずれかに、連結器51で上リム支持部16を連結させるようにする。
上記実施形態のインフレート装置は、タイヤTを自然空冷させるタイプである。しかしながら、タイヤTを強制冷却するタイプでもよい。タイヤTを強制冷却する方法としては、軸線Aを中心としてベース35を回転させることで、軸線Aを中心として上リム15及び下リム10に挟まれているタイヤTを回転させる方法や、送風機等で上リム15及び下リム10に挟まれているタイヤTに空気を吹き付ける方法等がある。
本実施形態のインフレート装置は、一対のリム支持部を備えている。しかしながら、特許文献1に記載のインフレート装置のように、四対のリム支持部を備えてもよい。この場合、特許文献1に記載のインフレート装置のように、四対のリム支持部のうち、第一の二対のリム支持部を水平方向に延びる軸回りに回転可能支持すると共に、第二の二対のリム支持部を水平方向に延びる軸回りに回転可能に支持し、ターンオーバ式のインフレート装置を構成してもよい。
本発明に係るインフレート装置の一態様によれば、装置高さが高くなるのを抑えつつ、タイヤ幅が狭いタイヤでもインフレートさせることができる。
10,10b:下リム(第一リム)
11:下リム支持部(第一リム支持部、又は一方のリム支持部)
12:空気供給路
15,15b:上リム(第二リム)
16:上リム支持部(第二リム支持部、又は他方のリム支持部)
20:位置調節装置
21:位置調節棒
22:ネジ軸(軸部)
23:雄ネジ
25:変位筒(変位部)
26:雌ネジ
28:上ストッパ
31:回転機構
32:従動歯車
33:駆動歯車
34:モータ
35:ベース
37:下リム移動規制部
38:下ストッパ
39:ストッパ支持脚
40:リム進出器
41:ロッド
42:シリンダケース
45:ブラケット
51:連結器
52:連結駆動器
55:リフタ
T:タイヤ
T1:(タイヤ幅の広い)タイヤ
T2:(タイヤ幅の狭い)タイヤ
bd:下ビード部
bu:上ビード部
A:軸線
Da:軸方向(上下方向)
Dr:径方向

Claims (4)

  1. タイヤ幅方向で第一リムと第二リムとで挟み込まれたタイヤに空気を入れるインフレート装置において、
    前記第一リムを支持する第一リム支持部と、
    前記第一リム支持部に対して軸方向に並んで配置されて、前記第二リムを支持する第二リム支持部と、
    前記第一リム支持部と前記第二リム支持部とのうちの一方のリム支持部を、前記軸方向で他方のリム支持部から離間する側への移動を規制する移動規制部と、
    前記一方のリム支持部を貫通し、前記他方のリム支持部に向って前記軸方向に延びている位置調節棒と、
    前記他方のリム支持部に取り付けられ、前記他方のリム支持部を前記位置調節棒に連結する連結器と、
    前記一方のリム支持部を、前記軸方向で前記他方のリム支持部に近づく側へ進出させるリム進出器と、
    前記軸方向で、前記一方のリム支持部を基準にして前記他方のリム支持部とは反対側で、前記軸部を支持するベースと、
    を備え、
    前記位置調節棒は、前記軸方向に延びる軸部と、前記軸部の少なくとも一部に係合して、前記軸部に対する前記軸方向の位置が変位可能な変位部と、を有し、
    前記連結器は、前記他方のリム支持部を前記位置調節棒の前記変位部に連結し、
    前記リム進出器は、前記軸方向に延びるロッドと、前記ロッドを前記軸方向に進退可能に支持するシリンダケースと、を有し、
    前記ロッドの第一端は、前記シリンダケース内に収められ、前記ロッドの第二端は、前記シリンダケースから突出して、前記一方のリム支持部に連結され、
    前記シリンダケースは、前記軸方向で前記軸部及び前記ベースが設けられている範囲内に設けられている、
    インフレート装置。
  2. 請求項に記載のインフレート装置において、
    前記位置調節棒は、前記連結器で前記変位部に連結される前記他方のリム支持部を、前記軸方向で前記一方のリム支持部に近づく側への移動を規制するストッパを有し、
    前記ストッパは、前記変位部に固定されている、
    インフレート装置。
  3. 請求項1又は2に記載のインフレート装置において、
    前記シリンダケースは、前記ベースに連結されて支持されている、
    インフレート装置。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載のインフレート装置において、
    前記リム進出器は、前記シリンダケース内の気体の量に応じて前記ロッドを前記軸方向に進退させるエアシリンダである、
    インフレート装置。
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