JPH0970833A - ポストキュアインフレータのリム交換装置 - Google Patents
ポストキュアインフレータのリム交換装置Info
- Publication number
- JPH0970833A JPH0970833A JP22627395A JP22627395A JPH0970833A JP H0970833 A JPH0970833 A JP H0970833A JP 22627395 A JP22627395 A JP 22627395A JP 22627395 A JP22627395 A JP 22627395A JP H0970833 A JPH0970833 A JP H0970833A
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- JP
- Japan
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- rim
- lower rim
- attachment
- bolt
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- Pending
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- Heating, Cooling, Or Curing Plastics Or The Like In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 ポストキュアインフレータの本体を改造する
ことなく、ポストキュアインフレータに取り付けるリム
とアタッチメントのみを改良して、簡単にリムを交換す
ることのできる装置を提供する。 【解決手段】 ポストキュアインフレータの本体の上リ
ムサポート16に、7、10、12、13を取り付けた
上リムアタッチメント8をあらかじめ固着しておく。同
様に下リムサポート17に、7a、10、12、13を
取り付けたた下リムアタッチメント8aをあらかじめ固
着しておく。ポストキュアインフレータ本体の働きによ
り下リムサポート17を上昇させてリムを装着する。ま
た、シリンダー12、13を作動させることにより、上
下のアタッチメントからリムを取り外す。以上により、
簡単にリムを交換することができる。
ことなく、ポストキュアインフレータに取り付けるリム
とアタッチメントのみを改良して、簡単にリムを交換す
ることのできる装置を提供する。 【解決手段】 ポストキュアインフレータの本体の上リ
ムサポート16に、7、10、12、13を取り付けた
上リムアタッチメント8をあらかじめ固着しておく。同
様に下リムサポート17に、7a、10、12、13を
取り付けたた下リムアタッチメント8aをあらかじめ固
着しておく。ポストキュアインフレータ本体の働きによ
り下リムサポート17を上昇させてリムを装着する。ま
た、シリンダー12、13を作動させることにより、上
下のアタッチメントからリムを取り外す。以上により、
簡単にリムを交換することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、加硫済みタイヤの膨張
冷却を行うポストキュアインフレータにおける、リムの
交換を行う装置に関する。
冷却を行うポストキュアインフレータにおける、リムの
交換を行う装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ポストキュアインフレータは、タイヤを
挟持するためのリムを交換することにより、複数種のビ
ード径のタイヤを処理することが可能な構造となってい
る。このため、処理するタイヤのビード径が変わった場
合は、リムを交換する作業が発生する。
挟持するためのリムを交換することにより、複数種のビ
ード径のタイヤを処理することが可能な構造となってい
る。このため、処理するタイヤのビード径が変わった場
合は、リムを交換する作業が発生する。
【0003】このタイヤを挟持するためのリムは、加硫
済みタイヤ1本当たり、上リム1個と下リム1個で1セ
ットとなっている。一般的に、加硫済みタイヤの膨張冷
却時間は、加硫機のサイクル時間の約2倍の時間を必要
とする。そのため、加硫機の1キャビティー当たりに対
し、ポストキュアインフレータはタイヤを処理するため
のポジションを2ヶ所有している構造のものが広く用い
られている。通常、この2ヶ所のポジションは上下に配
置されていて、上下は反転できる機構となっている。ま
た、加硫機は2キャビティーを有しているものが大多数
であり、これに対応して4ポジションを持ったポストキ
ュアインフレータを当該加硫機と組み合わせて設置し、
膨張冷却処理をしているケースが最も多い。 従って、
タイヤのビード径が変わった場合は、上下のリムで1セ
ットとなるリムを4組交換する必要がある。
済みタイヤ1本当たり、上リム1個と下リム1個で1セ
ットとなっている。一般的に、加硫済みタイヤの膨張冷
却時間は、加硫機のサイクル時間の約2倍の時間を必要
とする。そのため、加硫機の1キャビティー当たりに対
し、ポストキュアインフレータはタイヤを処理するため
のポジションを2ヶ所有している構造のものが広く用い
られている。通常、この2ヶ所のポジションは上下に配
置されていて、上下は反転できる機構となっている。ま
た、加硫機は2キャビティーを有しているものが大多数
であり、これに対応して4ポジションを持ったポストキ
ュアインフレータを当該加硫機と組み合わせて設置し、
膨張冷却処理をしているケースが最も多い。 従って、
タイヤのビード径が変わった場合は、上下のリムで1セ
ットとなるリムを4組交換する必要がある。
【0004】図18、図19は、従来技術での上下リム
の取り付け方法を示した断面図であり、ある1つのポジ
ションをあらわしている。中心線Aを境として、向かっ
て左側は上リムと下リムの間にタイヤが挟持されている
状態を示し、向かって右側はタイヤが挟持されていない
状態を示している。タイヤのビード径が変わった場合
は、上リムと下リムを交換する必要が生ずる。図18、
図19にもとづき、以下に従来技術によるリム交換の方
法を述べる。
の取り付け方法を示した断面図であり、ある1つのポジ
ションをあらわしている。中心線Aを境として、向かっ
て左側は上リムと下リムの間にタイヤが挟持されている
状態を示し、向かって右側はタイヤが挟持されていない
状態を示している。タイヤのビード径が変わった場合
は、上リムと下リムを交換する必要が生ずる。図18、
図19にもとづき、以下に従来技術によるリム交換の方
法を述べる。
【0005】図18に示したリムの構造は、通常、分割
型リムと呼ばれているものである。まずこの型のリム交
換方法を述べる。図示のごとく、気密を保つためのOリ
ング22を嵌挿した上リムアタッチメント23を、ポス
トキュアインフレータ本体の上リムサポート16に二つ
割りの固定金具9とボルト15で常時固定しておく。上
リムアタッチメント23の外周部には台形ネジ23aが
形成されており、一方上リム24の内周部にも同様に台
形ネジ23aと係合する台形ネジ24aが形成されてお
り、上リムアタッチメント23と上リム24は互いにこ
の台形ネジにより着脱自在となっている。したがって、
リムの交換は、上リム24を回転させることにより上リ
ムアタッチメント23から上リム24を取り外し、図示
していない交換目的とするビード径を持った上リムを上
リムアタッチメント23にネジ込むことにより達成され
る。下リム25の交換方法も、上リムの場合と全く同様
に、下リムアタッチメント26をポストキュアインフレ
ータ本体の下リムサポート17に固定金具9、ボルト1
5で常時固定しておき、下リム25を回転させることに
より下リムアタッチメント26から下リム25を取り外
し、図示していない交換目的とするビード径を持った下
リムを下リムアタッチメント26にネジ込むことにより
達成される。
型リムと呼ばれているものである。まずこの型のリム交
換方法を述べる。図示のごとく、気密を保つためのOリ
ング22を嵌挿した上リムアタッチメント23を、ポス
トキュアインフレータ本体の上リムサポート16に二つ
割りの固定金具9とボルト15で常時固定しておく。上
リムアタッチメント23の外周部には台形ネジ23aが
形成されており、一方上リム24の内周部にも同様に台
形ネジ23aと係合する台形ネジ24aが形成されてお
り、上リムアタッチメント23と上リム24は互いにこ
の台形ネジにより着脱自在となっている。したがって、
リムの交換は、上リム24を回転させることにより上リ
ムアタッチメント23から上リム24を取り外し、図示
していない交換目的とするビード径を持った上リムを上
リムアタッチメント23にネジ込むことにより達成され
る。下リム25の交換方法も、上リムの場合と全く同様
に、下リムアタッチメント26をポストキュアインフレ
ータ本体の下リムサポート17に固定金具9、ボルト1
5で常時固定しておき、下リム25を回転させることに
より下リムアタッチメント26から下リム25を取り外
し、図示していない交換目的とするビード径を持った下
リムを下リムアタッチメント26にネジ込むことにより
達成される。
【0006】図19に示したリムの構造は、通常、一体
型リムと呼ばれているものである。次にこの型のリム交
換方法を述べる。図示のごとく、一体型上リム27は、
気密を保つためのOリング18を嵌挿したポストキュア
インフレータ本体の上リムサポート16に、二つ割りの
固定金具9とボルト15で固定されている。同様に、一
体型下リム28も、気密を保つためのOリング18を嵌
挿したポストキュアインフレータ本体の下リムサポート
17に、二つ割りの固定金具9とボルト15で固定され
ている。したがって、一体型上リム27の交換は、まず
ボルト15を取り外し、次に二つ割りの固定金具9を取
り外した後、一体型上リム27を上リムサポート16よ
り引き抜き、図示していない交換目的とするビード径を
持った上リムを上リムサポート16にはめ込み、再び固
定金具9とボルト15で上リムサポート16に固定する
ことにより達成される。一体型下リム28の交換方法
も、上リムの場合と全く同様に、まずボルト15を取り
外し、次に二つ割りの固定金具9を取り外した後、一体
型下リム28を下リムサポート17より引き抜き、図示
していない交換目的とするビード径を持った下リムを下
リムサポート17にはめ込み、再び固定金具9とボルト
15で下リムサポート17に固定することにより達成さ
れる。
型リムと呼ばれているものである。次にこの型のリム交
換方法を述べる。図示のごとく、一体型上リム27は、
気密を保つためのOリング18を嵌挿したポストキュア
インフレータ本体の上リムサポート16に、二つ割りの
固定金具9とボルト15で固定されている。同様に、一
体型下リム28も、気密を保つためのOリング18を嵌
挿したポストキュアインフレータ本体の下リムサポート
17に、二つ割りの固定金具9とボルト15で固定され
ている。したがって、一体型上リム27の交換は、まず
ボルト15を取り外し、次に二つ割りの固定金具9を取
り外した後、一体型上リム27を上リムサポート16よ
り引き抜き、図示していない交換目的とするビード径を
持った上リムを上リムサポート16にはめ込み、再び固
定金具9とボルト15で上リムサポート16に固定する
ことにより達成される。一体型下リム28の交換方法
も、上リムの場合と全く同様に、まずボルト15を取り
外し、次に二つ割りの固定金具9を取り外した後、一体
型下リム28を下リムサポート17より引き抜き、図示
していない交換目的とするビード径を持った下リムを下
リムサポート17にはめ込み、再び固定金具9とボルト
15で下リムサポート17に固定することにより達成さ
れる。
【0007】この様にして行われるリムの交換作業は全
て手作業である。このリム交換作業は、リムの重量がタ
イヤの径が大きくなるにつれて増す上に、ポストキュア
インフレータ内の足場が非常に悪いため、大変やりにく
く危険を伴う作業である。また、ポストキュアインフレ
ータは、前述のごとく4ポジションを持ったものが広く
用いられており、下側の2ポジションのリム2セットの
交換後、上下のポジションを反転して、更に2セットの
リムを交換しなければならず多大の時間を要していた。
また、ボルトによる固定方式のリム取り外し時、ボルト
を抜いてもリムサポートとリムの間の嵌合が固く、外れ
にくいケースも多々あった。
て手作業である。このリム交換作業は、リムの重量がタ
イヤの径が大きくなるにつれて増す上に、ポストキュア
インフレータ内の足場が非常に悪いため、大変やりにく
く危険を伴う作業である。また、ポストキュアインフレ
ータは、前述のごとく4ポジションを持ったものが広く
用いられており、下側の2ポジションのリム2セットの
交換後、上下のポジションを反転して、更に2セットの
リムを交換しなければならず多大の時間を要していた。
また、ボルトによる固定方式のリム取り外し時、ボルト
を抜いてもリムサポートとリムの間の嵌合が固く、外れ
にくいケースも多々あった。
【0008】上記の問題を解決する目的で、従来、実開
平3ー45111号公報、特開平4ー146108号公
報、特開平5ー104545号公報が開示されている。
平3ー45111号公報、特開平4ー146108号公
報、特開平5ー104545号公報が開示されている。
【0009】しかしながら、実開平3ー45111号公
報、および特開平4ー146108号公報で示されてい
る技術は、いずれもポストキュアインフレータ本体やそ
の周辺装置を新たに導入設置するか、あるいは大幅な改
造工事をしなければならない。タイヤ製造工場において
は、既に何百台にもおよぶポストキュアインフレータが
設置されており、これを新しいものと入れ替えたり、大
幅な改造工事を行うことは、経済的観点から実用的でな
い。特開平5ー104545号公報に示された技術は、
上リムの自動交換装置については述べられているもの
の、下リムの交換については述べられておらず、下リム
の交換は依然として手作業である。また、下リムを取り
付けた下リムサポートがロッキングシャフトに係脱自在
に取り付けられているポストキュアインフレータ、すな
わち、下リムを取り付けた下リムサポートがそれらの昇
降装置と係脱自在になっているポストキュアインフレー
タのみにしか適用されない。しかし、既にタイヤ製造工
場に何百台も設置されているポストキュアインフレータ
は、下リムを取り付けた下リムサポートに相当する装置
が、それらの昇降装置と固定されているものがほとんど
である。
報、および特開平4ー146108号公報で示されてい
る技術は、いずれもポストキュアインフレータ本体やそ
の周辺装置を新たに導入設置するか、あるいは大幅な改
造工事をしなければならない。タイヤ製造工場において
は、既に何百台にもおよぶポストキュアインフレータが
設置されており、これを新しいものと入れ替えたり、大
幅な改造工事を行うことは、経済的観点から実用的でな
い。特開平5ー104545号公報に示された技術は、
上リムの自動交換装置については述べられているもの
の、下リムの交換については述べられておらず、下リム
の交換は依然として手作業である。また、下リムを取り
付けた下リムサポートがロッキングシャフトに係脱自在
に取り付けられているポストキュアインフレータ、すな
わち、下リムを取り付けた下リムサポートがそれらの昇
降装置と係脱自在になっているポストキュアインフレー
タのみにしか適用されない。しかし、既にタイヤ製造工
場に何百台も設置されているポストキュアインフレータ
は、下リムを取り付けた下リムサポートに相当する装置
が、それらの昇降装置と固定されているものがほとんど
である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、上記事情に鑑みてなされたもので、多大の
時間を要する大変やりにくい危険をともなう作業を大幅
に軽減すために、簡単な方法で造ることのできるリム交
換装置を提供することにある。すなわち、何百台にもお
よぶポストキュアインフレータを新しいものと入れ替え
たり、大幅な改造工事をすること無く、また、現在最も
広く用いられている下リムサポートに相当する装置がそ
れらの昇降装置と固定されているポストキュアインフレ
ータにおいて、上下のリムを同時に簡単に交換できる装
置を提供することにある。
する課題は、上記事情に鑑みてなされたもので、多大の
時間を要する大変やりにくい危険をともなう作業を大幅
に軽減すために、簡単な方法で造ることのできるリム交
換装置を提供することにある。すなわち、何百台にもお
よぶポストキュアインフレータを新しいものと入れ替え
たり、大幅な改造工事をすること無く、また、現在最も
広く用いられている下リムサポートに相当する装置がそ
れらの昇降装置と固定されているポストキュアインフレ
ータにおいて、上下のリムを同時に簡単に交換できる装
置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】そこで、課題を解決する
ための手段として、現在最も広く用いられているポスト
キュアインフレータの本体側を一切改造することなく、
全くそのままの状態で使用し、上下のリムサポートに取
り付けられるリムとアタッチメントのみを改良すること
により、上下のリムを同時に簡単に交換できる装置を考
えた。すなわち、本発明は、上下のリムを簡単に交換す
るための手段として、ポストキュアインフレータに取り
付けるリムとアタッチメントの構成を次に述べる構成と
した。
ための手段として、現在最も広く用いられているポスト
キュアインフレータの本体側を一切改造することなく、
全くそのままの状態で使用し、上下のリムサポートに取
り付けられるリムとアタッチメントのみを改良すること
により、上下のリムを同時に簡単に交換できる装置を考
えた。すなわち、本発明は、上下のリムを簡単に交換す
るための手段として、ポストキュアインフレータに取り
付けるリムとアタッチメントの構成を次に述べる構成と
した。
【0012】すなわち、第一の発明においては、下リム
を取り付けた下リムサポート17が下リム昇降装置に止
着されている加硫済みタイヤの膨張冷却を行うポストキ
ュアインフレータにおいて、上リムサポート16に装着
される上リム組立体1の構成を、(イ)リム装着用金具
5をボルトで取り付け、更に、上リム位置決め用ガイド
ピン7を導き挿入させる円錐孔3aをもうけた上リム
3、(ロ)上リム位置決め用ガイドピン7と、リム装着
用シリンダー12、リム取り外し用シリンダー13を取
り付けたシリンダー取付金具10とをボルトで取り付
け、更に、気密を保つための0リング14を嵌挿した上
リムアタッチメント8、(ハ)上リムアタッチメント8
を上リムサポート16にボルトで固定するための二つ割
りの固定用金具9、とした。更に、下リムサポート17
に装着される下リム組立体2の構成を、(ニ)リム装着
用金具5をボルトで取り付け、更に、下リム位置決め用
ガイドピン7aを導き挿入させる円錐孔4aをもうけた
下リム4、(ホ)下リム位置決め用ガイドピン7aと、
リム装着用シリンダー12、リム取り外し用シリンダー
13を取り付けたシリンダー取付金具10とをボルトで
取り付け、更に、気密を保つための0リング14を嵌挿
した下リムアタッチメント8a、(ヘ)下リムアタッチ
メント8aを下リムサポート17にボルトで固定するた
めの二つ割りの固定用金具9、とした。
を取り付けた下リムサポート17が下リム昇降装置に止
着されている加硫済みタイヤの膨張冷却を行うポストキ
ュアインフレータにおいて、上リムサポート16に装着
される上リム組立体1の構成を、(イ)リム装着用金具
5をボルトで取り付け、更に、上リム位置決め用ガイド
ピン7を導き挿入させる円錐孔3aをもうけた上リム
3、(ロ)上リム位置決め用ガイドピン7と、リム装着
用シリンダー12、リム取り外し用シリンダー13を取
り付けたシリンダー取付金具10とをボルトで取り付
け、更に、気密を保つための0リング14を嵌挿した上
リムアタッチメント8、(ハ)上リムアタッチメント8
を上リムサポート16にボルトで固定するための二つ割
りの固定用金具9、とした。更に、下リムサポート17
に装着される下リム組立体2の構成を、(ニ)リム装着
用金具5をボルトで取り付け、更に、下リム位置決め用
ガイドピン7aを導き挿入させる円錐孔4aをもうけた
下リム4、(ホ)下リム位置決め用ガイドピン7aと、
リム装着用シリンダー12、リム取り外し用シリンダー
13を取り付けたシリンダー取付金具10とをボルトで
取り付け、更に、気密を保つための0リング14を嵌挿
した下リムアタッチメント8a、(ヘ)下リムアタッチ
メント8aを下リムサポート17にボルトで固定するた
めの二つ割りの固定用金具9、とした。
【0013】第二の発明においては、下リム組立体33
の構成を、(ト)六角穴付ボルト35で下リムアタッチ
メント36に固定するための座グリを設けたボルト穴3
7を有し、更に、六角穴付ボルト35の頭部が貫通でき
るような大穴38と、当該ボルトの頭部を大穴38に誘
導するための円錐孔39と、大穴38からボルト穴37
に六角穴付ボルト35を滑動させる長溝40とから成る
リム取り付け溝34とを有している下リム41、(チ)
六角穴付ボルト35で下リム41を固定するためのタッ
プ穴36aを有し、 気密を保つためのOリング1
4を嵌挿した下リムアタッチメント36、(リ)下リム
アタッチメント36を下リムサポート17にボルト15
で固定するための二つ割りの固定用金具9、とした。
の構成を、(ト)六角穴付ボルト35で下リムアタッチ
メント36に固定するための座グリを設けたボルト穴3
7を有し、更に、六角穴付ボルト35の頭部が貫通でき
るような大穴38と、当該ボルトの頭部を大穴38に誘
導するための円錐孔39と、大穴38からボルト穴37
に六角穴付ボルト35を滑動させる長溝40とから成る
リム取り付け溝34とを有している下リム41、(チ)
六角穴付ボルト35で下リム41を固定するためのタッ
プ穴36aを有し、 気密を保つためのOリング1
4を嵌挿した下リムアタッチメント36、(リ)下リム
アタッチメント36を下リムサポート17にボルト15
で固定するための二つ割りの固定用金具9、とした。
【0014】
【作用】第一の発明においては、上述の課題を解決する
手段の項の第一の発明の構成で示した部品を1セットと
して、上記構成(ロ)の上リムアタッチメント8を、あ
らかじめ上リムサポート16に上記構成(ハ)の固定用
金具9と固定用ボルト15で固着しておき、更に、上記
構成(ホ)の下リムアタッチメント8aを、あらかじめ
下リムサポート17に上記構成(ヘ)の固定用金具9と
固定用ボルト15で固着しておき、下リムアタッチメン
ト8aの上に、上記構成(ニ)の下リム4を下リム位置
決め用ガイドピン7aが挿入可能なように円錐孔4aの
位置を合わせて押し込んで置き、次に上記構成(イ)の
上リム3を上リム位置決め用ガイドピン7が挿入可能な
ように円錐孔3aの位置を合わせて下リム4の上に置
き、下リムサポート17を下リム昇降装置により上リム
サポート16に上リム3が装着可能な位置まで上昇させ
て、上リム3と下リム4をそれぞれのアタッチメント
8、8aに同時に嵌合させ、上下リムの装着用金具5、
5の長孔にリム装着用シリンダー12、12のロッドを
突出させてリムを所定の位置に装着し、更にリムを取り
外す場合は、リム取り外し用シリンダー13のロッドを
突出させて、上下のリムをそれぞれのアタッチメント
8、8aから離脱させることにより、当該ポストキュア
インフレータのリムを簡単に交換することができる。
手段の項の第一の発明の構成で示した部品を1セットと
して、上記構成(ロ)の上リムアタッチメント8を、あ
らかじめ上リムサポート16に上記構成(ハ)の固定用
金具9と固定用ボルト15で固着しておき、更に、上記
構成(ホ)の下リムアタッチメント8aを、あらかじめ
下リムサポート17に上記構成(ヘ)の固定用金具9と
固定用ボルト15で固着しておき、下リムアタッチメン
ト8aの上に、上記構成(ニ)の下リム4を下リム位置
決め用ガイドピン7aが挿入可能なように円錐孔4aの
位置を合わせて押し込んで置き、次に上記構成(イ)の
上リム3を上リム位置決め用ガイドピン7が挿入可能な
ように円錐孔3aの位置を合わせて下リム4の上に置
き、下リムサポート17を下リム昇降装置により上リム
サポート16に上リム3が装着可能な位置まで上昇させ
て、上リム3と下リム4をそれぞれのアタッチメント
8、8aに同時に嵌合させ、上下リムの装着用金具5、
5の長孔にリム装着用シリンダー12、12のロッドを
突出させてリムを所定の位置に装着し、更にリムを取り
外す場合は、リム取り外し用シリンダー13のロッドを
突出させて、上下のリムをそれぞれのアタッチメント
8、8aから離脱させることにより、当該ポストキュア
インフレータのリムを簡単に交換することができる。
【0015】また、第二の発明においては、上述の課題
を解決する手段の項の第二の発明の構成で示した下リム
組立体33の部品を使用し、上記構成(チ)の下リムア
タッチメント36を、下リムサポート17に固定金具9
とボルト15で固着しておき、更に、下リムアタッチメ
ント36に取り付けてある六角穴付ボルト35に下リム
41の大穴38からボルト穴37の所まで長溝40に沿
って回転させ、六角穴付ボルト35を締め込むことによ
り下リム41を固定することとし、下リム組立体33以
外は、使用部品も取り付け取り外しの方法も第一の発明
と全く同様とすることにより、当該ポストキュアインフ
レータのリムを簡単に交換することができる。
を解決する手段の項の第二の発明の構成で示した下リム
組立体33の部品を使用し、上記構成(チ)の下リムア
タッチメント36を、下リムサポート17に固定金具9
とボルト15で固着しておき、更に、下リムアタッチメ
ント36に取り付けてある六角穴付ボルト35に下リム
41の大穴38からボルト穴37の所まで長溝40に沿
って回転させ、六角穴付ボルト35を締め込むことによ
り下リム41を固定することとし、下リム組立体33以
外は、使用部品も取り付け取り外しの方法も第一の発明
と全く同様とすることにより、当該ポストキュアインフ
レータのリムを簡単に交換することができる。
【0016】
【実施例】現在、最も広く用いられているポストキュア
インフレータは、下記に示す構造上の特徴を持ってい
る。 (1)当該ポストキュアインフレータは、加硫済みタイ
ヤの膨張冷却時間が、加硫機のサイクル時間の約2倍の
時間に設定されているため、加硫機の1キャビティー当
たりに対し、タイヤの膨張冷却処理をするためのポジシ
ョンを2ヶ所有している。この2ヶ所のポジションは上
下に配置されていて、上下は反転できる機構となってい
る。 (2)加硫機は左右の2キャビティーを有しているもの
が大多数であり、これに対応して、当該ポストキュアイ
ンフレータも左右各々2ヶ所、すなわち4ヶ所の膨張冷
却処理をするためのポジションを有している。 (3)図18は、当該ポストキュアインフレータのある
1ヶ所のポジションをあらわした断面図である。他の3
ヶ所のポジションも構造的には全く同様のものである。
上リム24は、上リムアタッチメント23を介して固定
用金具9によりボルト15で上リムサポート16に取り
付けられている。この上リムサポート16は、バネ29
の力で矢印Dの方向に下降できるようになっている。下
リム25は、下リムアタッチメント26を介して固定用
金具9によりボルト15で下リムサポート17に取り付
けられている。下リムサポート17は上下リムの間隔を
調整するためのネジ21を介しロッキング金物19に止
着されている。ロッキング金物19は下リム昇降装置2
0に固定されている。この下リム昇降装置20は、図示
していないシリンダーにより、上リム側へ矢印Eの方向
に上昇し矢印Dの方向に下降するようになっている。
インフレータは、下記に示す構造上の特徴を持ってい
る。 (1)当該ポストキュアインフレータは、加硫済みタイ
ヤの膨張冷却時間が、加硫機のサイクル時間の約2倍の
時間に設定されているため、加硫機の1キャビティー当
たりに対し、タイヤの膨張冷却処理をするためのポジシ
ョンを2ヶ所有している。この2ヶ所のポジションは上
下に配置されていて、上下は反転できる機構となってい
る。 (2)加硫機は左右の2キャビティーを有しているもの
が大多数であり、これに対応して、当該ポストキュアイ
ンフレータも左右各々2ヶ所、すなわち4ヶ所の膨張冷
却処理をするためのポジションを有している。 (3)図18は、当該ポストキュアインフレータのある
1ヶ所のポジションをあらわした断面図である。他の3
ヶ所のポジションも構造的には全く同様のものである。
上リム24は、上リムアタッチメント23を介して固定
用金具9によりボルト15で上リムサポート16に取り
付けられている。この上リムサポート16は、バネ29
の力で矢印Dの方向に下降できるようになっている。下
リム25は、下リムアタッチメント26を介して固定用
金具9によりボルト15で下リムサポート17に取り付
けられている。下リムサポート17は上下リムの間隔を
調整するためのネジ21を介しロッキング金物19に止
着されている。ロッキング金物19は下リム昇降装置2
0に固定されている。この下リム昇降装置20は、図示
していないシリンダーにより、上リム側へ矢印Eの方向
に上昇し矢印Dの方向に下降するようになっている。
【0017】本実施例は、上述のような特徴を持ったポ
ストキュアインフレータにおいて、ポストキュアインフ
レータ本体側を一切改造することなく全くそのままの状
態で使用し、上下リムサポート16、17に取り付けら
れるリムとアタッチメントだけを改造することにより、
上下のリムを自動的に交換する装置を示すものである。
ストキュアインフレータにおいて、ポストキュアインフ
レータ本体側を一切改造することなく全くそのままの状
態で使用し、上下リムサポート16、17に取り付けら
れるリムとアタッチメントだけを改造することにより、
上下のリムを自動的に交換する装置を示すものである。
【0018】以下、本発明の請求項1に係わる一実施例
を図1乃至図11を用いて説明する。
を図1乃至図11を用いて説明する。
【0019】図1は、上下のリムを自動装着するための
装置をあらわした断面図であり、ある1っのポジション
をあらわしている。中心線Aを境として、向かって右側
は左側と対称形となっているので省略してある。図1に
おいて、上リムサポート16と下リムサポート17、固
定用金具9、9、固定用ボルト15、15、Oリング1
8、18は全て従来使われていたものと同じものであ
り、これをそのまま利用する。
装置をあらわした断面図であり、ある1っのポジション
をあらわしている。中心線Aを境として、向かって右側
は左側と対称形となっているので省略してある。図1に
おいて、上リムサポート16と下リムサポート17、固
定用金具9、9、固定用ボルト15、15、Oリング1
8、18は全て従来使われていたものと同じものであ
り、これをそのまま利用する。
【0020】次に、上下のリムの自動装着を可能ならし
める装置部分について、その構成を図1、図2、図3、
図4、図5を用いて説明する。
める装置部分について、その構成を図1、図2、図3、
図4、図5を用いて説明する。
【0021】まず最初に図1に示した上リム組立体1と
下リム組立体2の構成について説明する。上リム組立体
1は、下記の(4)、(5)、(6)で構成される。 (4)リム装着用金具5をボルト6で取り付けてあり、
上リム位置決め用ガイドピン7を導き挿入させる円錐孔
3aと芯出しを容易にするためのテーパ部3bとを設け
た上リム3、 (5)リム装着用シリンダー12と図4に示すリム取り
外し用シリンダー13とを取り付けたシリンダー取付金
具10をボルト11で取り付けてあり、上リム位置決め
用ガイドピン7を突設し、更に、気密を保つための0リ
ング14を嵌挿した上リムアタッチメント8、 (6)上リムアタッチメント8を上リムサポート16に
ボルト15で固定するための二つ割りの固定用金具9。 下リム組立体2は、下記の(7)、(8)、(9)で構
成される。 (7)リム装着用金具5をボルト6で取り付けてあり、
下リム位置決め用ガイドピン7aを導き挿入させる円錐
孔4aと芯出しを容易にするためのテーパ部4bとを設
けた下リム4、 (8)リム装着用シリンダー12と図4に示すリム取り
外し用シリンダー13とを取り付けたシリンダー取付金
具10をボルト11で取り付けてあり、下リム位置決め
用ガイドピン7aを突設し、更に、気密を保つための0
リング14を嵌挿した下リムアタッチメント8a、 (9)下リムアタッチメント8aを下リムサポート17
にボルト15で固定するための二つ割りの固定用金具
9。
下リム組立体2の構成について説明する。上リム組立体
1は、下記の(4)、(5)、(6)で構成される。 (4)リム装着用金具5をボルト6で取り付けてあり、
上リム位置決め用ガイドピン7を導き挿入させる円錐孔
3aと芯出しを容易にするためのテーパ部3bとを設け
た上リム3、 (5)リム装着用シリンダー12と図4に示すリム取り
外し用シリンダー13とを取り付けたシリンダー取付金
具10をボルト11で取り付けてあり、上リム位置決め
用ガイドピン7を突設し、更に、気密を保つための0リ
ング14を嵌挿した上リムアタッチメント8、 (6)上リムアタッチメント8を上リムサポート16に
ボルト15で固定するための二つ割りの固定用金具9。 下リム組立体2は、下記の(7)、(8)、(9)で構
成される。 (7)リム装着用金具5をボルト6で取り付けてあり、
下リム位置決め用ガイドピン7aを導き挿入させる円錐
孔4aと芯出しを容易にするためのテーパ部4bとを設
けた下リム4、 (8)リム装着用シリンダー12と図4に示すリム取り
外し用シリンダー13とを取り付けたシリンダー取付金
具10をボルト11で取り付けてあり、下リム位置決め
用ガイドピン7aを突設し、更に、気密を保つための0
リング14を嵌挿した下リムアタッチメント8a、 (9)下リムアタッチメント8aを下リムサポート17
にボルト15で固定するための二つ割りの固定用金具
9。
【0022】更に、上リム組立体1に関し、リム装着用
金具5、上リム位置決め用ガイドピン7、リム装着用シ
リンダー12、リム取り外し用シリンダー13、シリン
ダー取付金具10について、図2、図3、図4、図5を
用いて詳述する。
金具5、上リム位置決め用ガイドピン7、リム装着用シ
リンダー12、リム取り外し用シリンダー13、シリン
ダー取付金具10について、図2、図3、図4、図5を
用いて詳述する。
【0023】図2は、リム装着用金具5の詳細を示す正
面図であり、図3はその側面図である。リム装着用金具
5には、リム装着用シリンダー12のロッド12aを誘
導するためのテーパ部分30と、ロッド12aが嵌合す
る長孔31が設けられている。この長孔31は、幅方向
においてはロッド12aの直径より若干大きく、長手方
向にはロッド12aの直径の約1.5倍の長さを有して
いる。
面図であり、図3はその側面図である。リム装着用金具
5には、リム装着用シリンダー12のロッド12aを誘
導するためのテーパ部分30と、ロッド12aが嵌合す
る長孔31が設けられている。この長孔31は、幅方向
においてはロッド12aの直径より若干大きく、長手方
向にはロッド12aの直径の約1.5倍の長さを有して
いる。
【0024】図4は、リム装着用シリンダー12とリム
取り外し用シリンダー13の詳細を示す図1の矢印B方
向から見た矢視図であり、図5は、図1の矢印C方向か
ら見た矢視図である。図5に示すごとく、リム装着用シ
リンダー12は、リム装着用金具5に対し直角の位置に
取り付けられており、当該シリンダーのロッド12aが
リム装着用金具5の長孔31に嵌合できるようになって
いる。当該シリンダーのロッド12aは、シリンダー内
のスプリングの力により通常突出した状態となってい
る。12bは当該シリンダーにエヤーを供給するための
エヤポートである。図4に示すごとく、リム取り外し用
シリンダー13は上リム3の上面に対し垂直の位置に取
り付けられ、そのロッドの先端には、上リム3との距離
調整用ボルト32が取り付けられている。また、図5に
おいて、13aは当該シリンダーにエヤーを供給するた
めのエヤポートである。上リム位置決め用ガイドピン7
は、リム装着用金具5の中心から約20゜離れた位置に
突設されている。同じく上リム3の円錐孔3aも、上リ
ム位置決め用ガイドピン7と嵌合できるように同じ位置
に設けられている。この突設されている上リム位置決め
用ガイドピン7は、リムの円周上の一ヶ所のみに取り付
けられていて、上リム3と下リム4とでは位置が180
゜はなれた位置に取り付けられている。そして、円錐孔
3aと円周上180゜はなれた位置には、図9に示すよ
うに円錐孔3aとは逆に下方向に広がるように開いた円
錐孔3cが設けられている。
取り外し用シリンダー13の詳細を示す図1の矢印B方
向から見た矢視図であり、図5は、図1の矢印C方向か
ら見た矢視図である。図5に示すごとく、リム装着用シ
リンダー12は、リム装着用金具5に対し直角の位置に
取り付けられており、当該シリンダーのロッド12aが
リム装着用金具5の長孔31に嵌合できるようになって
いる。当該シリンダーのロッド12aは、シリンダー内
のスプリングの力により通常突出した状態となってい
る。12bは当該シリンダーにエヤーを供給するための
エヤポートである。図4に示すごとく、リム取り外し用
シリンダー13は上リム3の上面に対し垂直の位置に取
り付けられ、そのロッドの先端には、上リム3との距離
調整用ボルト32が取り付けられている。また、図5に
おいて、13aは当該シリンダーにエヤーを供給するた
めのエヤポートである。上リム位置決め用ガイドピン7
は、リム装着用金具5の中心から約20゜離れた位置に
突設されている。同じく上リム3の円錐孔3aも、上リ
ム位置決め用ガイドピン7と嵌合できるように同じ位置
に設けられている。この突設されている上リム位置決め
用ガイドピン7は、リムの円周上の一ヶ所のみに取り付
けられていて、上リム3と下リム4とでは位置が180
゜はなれた位置に取り付けられている。そして、円錐孔
3aと円周上180゜はなれた位置には、図9に示すよ
うに円錐孔3aとは逆に下方向に広がるように開いた円
錐孔3cが設けられている。
【0025】以上で上リム組立体1の構成について述べ
たが、下リム組立体2に関しては、上リム組立体1と上
下が逆となっているだけで全く同様であるので記述を省
略する。
たが、下リム組立体2に関しては、上リム組立体1と上
下が逆となっているだけで全く同様であるので記述を省
略する。
【0026】次に、上下のリムを交換する方法について
図6乃至図11を用いて説明する。図6から図10まで
は、いずれもリム交換のステップを示す断面図であり、
図6は第一ステップ、図7は第二ステップ、図8は第三
ステップ、図9は第四ステップ、図10は第五ステップ
を示している。図11はタイヤを装着した状態を示す断
面図である。
図6乃至図11を用いて説明する。図6から図10まで
は、いずれもリム交換のステップを示す断面図であり、
図6は第一ステップ、図7は第二ステップ、図8は第三
ステップ、図9は第四ステップ、図10は第五ステップ
を示している。図11はタイヤを装着した状態を示す断
面図である。
【0027】まず最初に、リムの取り付け方法について
述べる。リム取り付けの第一ステップとして、図6に示
すごとく、下リムアタッチメント8aを、下リムサポー
ト17に固定金具9とボルト15で取り付けて準備して
おく。当該アタッチメントには、あらかじめ、リム装着
用シリンダー12と図示されていないリム取り外し用シ
リンダー13とを取り付けたシリンダー取付金具10を
ボルト11で取り付けてあり、下リム位置決め用ガイド
ピン7aを突設し、更に、気密を保つための0リング1
4を嵌挿してある。図示されていないが、上リムサポー
ト16に対しても、上リムアタッチメント8を固定金具
9とボルト15で下リム側と全く同様に取り付けて準備
しておく。
述べる。リム取り付けの第一ステップとして、図6に示
すごとく、下リムアタッチメント8aを、下リムサポー
ト17に固定金具9とボルト15で取り付けて準備して
おく。当該アタッチメントには、あらかじめ、リム装着
用シリンダー12と図示されていないリム取り外し用シ
リンダー13とを取り付けたシリンダー取付金具10を
ボルト11で取り付けてあり、下リム位置決め用ガイド
ピン7aを突設し、更に、気密を保つための0リング1
4を嵌挿してある。図示されていないが、上リムサポー
ト16に対しても、上リムアタッチメント8を固定金具
9とボルト15で下リム側と全く同様に取り付けて準備
しておく。
【0028】リム取り付けの第二ステップとして、図7
に示すごとく、下リム4を、下リムアタッチメント8a
の上にかぶせるように置く。この際、下リム4の円錐孔
4aに下リム位置決め用ガイドピン7aが嵌挿可能な位
置に合わせて置く。下リム4には、あらかじめ、リム装
着用金具5がボルト6で取り付けてある。
に示すごとく、下リム4を、下リムアタッチメント8a
の上にかぶせるように置く。この際、下リム4の円錐孔
4aに下リム位置決め用ガイドピン7aが嵌挿可能な位
置に合わせて置く。下リム4には、あらかじめ、リム装
着用金具5がボルト6で取り付けてある。
【0029】リム取り付けの第三ステップとして、図8
に示すごとく、下リム4を下リムアタッチメント8aに
押し込み装着する。この際、リム装着用シリンダー12
のロッド12aは、シリンダー内のスプリングの力によ
り通常突出した状態となっているので、リム装着用金具
5のテーパ部分30の傾斜に沿ってロッド12aを押
し、ロッド12aがリム装着用金具5の長孔31に嵌合
するまで完全に下リム4を下リムアタッチメント8aに
押し込むのが望ましい。但し抵抗が大きく完全に押し込
めない場合は途中の位置まで押し込んでおけば良い。
に示すごとく、下リム4を下リムアタッチメント8aに
押し込み装着する。この際、リム装着用シリンダー12
のロッド12aは、シリンダー内のスプリングの力によ
り通常突出した状態となっているので、リム装着用金具
5のテーパ部分30の傾斜に沿ってロッド12aを押
し、ロッド12aがリム装着用金具5の長孔31に嵌合
するまで完全に下リム4を下リムアタッチメント8aに
押し込むのが望ましい。但し抵抗が大きく完全に押し込
めない場合は途中の位置まで押し込んでおけば良い。
【0030】リム取り付けの第四ステップとして、図9
に示すごとく、下リム4の上に上リム3を置く。この
際、上下の芯を合わせるため上リム3のテーパ部3bと
下リム4のテーパ部4bとを係合させるとともに、円周
方向の位置合わせのため上リム4の下方向に広がるよう
に開いた円錐孔3cと下リム位置決め用ガイドピン7a
が係合するように位置合わせをして置く。上リム3に
は、あらかじめ、リム装着用金具5をボルト6で取り付
けておく。
に示すごとく、下リム4の上に上リム3を置く。この
際、上下の芯を合わせるため上リム3のテーパ部3bと
下リム4のテーパ部4bとを係合させるとともに、円周
方向の位置合わせのため上リム4の下方向に広がるよう
に開いた円錐孔3cと下リム位置決め用ガイドピン7a
が係合するように位置合わせをして置く。上リム3に
は、あらかじめ、リム装着用金具5をボルト6で取り付
けておく。
【0031】図10は、リム取り付けの第五ステップを
示したものである。上リムサポート16は、バネ29の
力で矢印Dの方向に押し下げられている。この上リムサ
ポート16に向かって、下リム昇降装置20を、図示さ
れていないシリンダーの力により矢印Eの方向に押し上
げる。この際、前記第四ステップで述べたように円周方
向の位置合わせが行われているので、上リム位置決め用
ガイドピン7はスムーズに円錐孔3aに挿入され完全に
位置決めされる。そして、下リム昇降装置20を押し上
げる力により、上リム3は上リムアタッチメント8に嵌
合し、下リム4は下リムアタッチメント8aに嵌合す
る。同時に、上下のリムに取り付けられているリム装着
用金具5の長孔31にリム装着用シリンダー12のロッ
ド12aがテーパ部分30に誘導されて嵌合することに
より、上下のリムは完全に装着される。
示したものである。上リムサポート16は、バネ29の
力で矢印Dの方向に押し下げられている。この上リムサ
ポート16に向かって、下リム昇降装置20を、図示さ
れていないシリンダーの力により矢印Eの方向に押し上
げる。この際、前記第四ステップで述べたように円周方
向の位置合わせが行われているので、上リム位置決め用
ガイドピン7はスムーズに円錐孔3aに挿入され完全に
位置決めされる。そして、下リム昇降装置20を押し上
げる力により、上リム3は上リムアタッチメント8に嵌
合し、下リム4は下リムアタッチメント8aに嵌合す
る。同時に、上下のリムに取り付けられているリム装着
用金具5の長孔31にリム装着用シリンダー12のロッ
ド12aがテーパ部分30に誘導されて嵌合することに
より、上下のリムは完全に装着される。
【0032】1ポジションについて説明してきたが、他
のポジションについても全く同様である。ポストキュア
インフレータは4ポジション有している。従って、まず
下側の左右のポジションについて取り付けを行ない、つ
いで上下を反転して上側に位置していたポジションを下
側に移動した後、左右の2ポジションに取り付けをおこ
なう。これで4ポジションへの取り付けが終了する。
のポジションについても全く同様である。ポストキュア
インフレータは4ポジション有している。従って、まず
下側の左右のポジションについて取り付けを行ない、つ
いで上下を反転して上側に位置していたポジションを下
側に移動した後、左右の2ポジションに取り付けをおこ
なう。これで4ポジションへの取り付けが終了する。
【0033】このようにして取り付けられた上下リムに
タイヤを挟持し、内圧を入れた状態を示したのが図11
である。この際、リム装着用シリンダー12のロッド1
2aの径に対し、リム装着用金具5の長孔31の大きさ
は十分な余裕があるため、タイヤの内圧の力はロッド1
2aにかかることはない。ロッド12aは、リムが落ち
ないように止着するのみの力があれば十分である。
タイヤを挟持し、内圧を入れた状態を示したのが図11
である。この際、リム装着用シリンダー12のロッド1
2aの径に対し、リム装着用金具5の長孔31の大きさ
は十分な余裕があるため、タイヤの内圧の力はロッド1
2aにかかることはない。ロッド12aは、リムが落ち
ないように止着するのみの力があれば十分である。
【0034】次に、リムの取りはずし方法について述べ
る。リムの取りはずしは、取り付けのステップを逆にた
どれば良い。まず、上リムの取りはずし方法から述べ
る。
る。リムの取りはずしは、取り付けのステップを逆にた
どれば良い。まず、上リムの取りはずし方法から述べ
る。
【0035】まず、上リムの取りはずし方法から述べ
る。あらかじめ、図4に示したリム取り外し用シリンダ
ー13のロッドの先端の距離調整用ボルト32と、上リ
ム3との間の距離を、当該シリンダーが引っ込んだ状態
にして2〜3mmに調整しておく。次に、図10で示す
第五ステップの状態において、リム装着用シリンダー1
2を作動させて、ロッド12aをリム装着用金具5の長
孔31より引き抜き、リムが外れるようにした後、リム
取り外し用シリンダー13を作動させると、上リム3は
上リムアタッチメント8よりはずれ、上リムサポート1
6を上昇させることにより、図9に示す第四ステップの
状態となる。ここで上リム3は、容易に手で取り上げる
ことができる。
る。あらかじめ、図4に示したリム取り外し用シリンダ
ー13のロッドの先端の距離調整用ボルト32と、上リ
ム3との間の距離を、当該シリンダーが引っ込んだ状態
にして2〜3mmに調整しておく。次に、図10で示す
第五ステップの状態において、リム装着用シリンダー1
2を作動させて、ロッド12aをリム装着用金具5の長
孔31より引き抜き、リムが外れるようにした後、リム
取り外し用シリンダー13を作動させると、上リム3は
上リムアタッチメント8よりはずれ、上リムサポート1
6を上昇させることにより、図9に示す第四ステップの
状態となる。ここで上リム3は、容易に手で取り上げる
ことができる。
【0036】更に同様にして、下リム側のリム取り外し
用シリンダー13を作動させれば、下リム4は下リムア
タッチメント8aよりはずれ、図7に示す第二ステップ
の状態となる。ここで下リム4は、容易に手で取り上げ
ることができる。これでリムの取り外しは完了となる。
4ポジションの取り外し方法は、取り付けの時の方法と
同じである。
用シリンダー13を作動させれば、下リム4は下リムア
タッチメント8aよりはずれ、図7に示す第二ステップ
の状態となる。ここで下リム4は、容易に手で取り上げ
ることができる。これでリムの取り外しは完了となる。
4ポジションの取り外し方法は、取り付けの時の方法と
同じである。
【0037】次のリムを取り付ける場合は、すでに上リ
ムサポート16には、前述の(5)に記載の上リムアタ
ッチメント8が(6)記載の固定用金具9で取り付けら
れており、同様に下リムサポート17には前述の(8)
に記載の下リムアタッチメント8aが(9)記載の固定
用金具9で取り付けられている。従って、第二ステップ
〜第五ステップまでの作業のみを行えば良い。通常のリ
ム交換作業は、この様に、上下のアタッチメント8、8
aが取り付けられている状態から行われるので、手作業
としては第二ステップ〜第四ステップまでの簡単な作業
のみを行うだけで良く、後は機械の作動により自動的に
簡単に装着できる。
ムサポート16には、前述の(5)に記載の上リムアタ
ッチメント8が(6)記載の固定用金具9で取り付けら
れており、同様に下リムサポート17には前述の(8)
に記載の下リムアタッチメント8aが(9)記載の固定
用金具9で取り付けられている。従って、第二ステップ
〜第五ステップまでの作業のみを行えば良い。通常のリ
ム交換作業は、この様に、上下のアタッチメント8、8
aが取り付けられている状態から行われるので、手作業
としては第二ステップ〜第四ステップまでの簡単な作業
のみを行うだけで良く、後は機械の作動により自動的に
簡単に装着できる。
【0038】次に、本発明の請求項2に係わる一実施例
を図12乃至図17を用いて説明する。請求項2に係わ
る実施例は、下リム組立体33の構成が、前述の請求項
1に係わる実施例に記載してある下リム組立体2の構成
と異なる点にある。
を図12乃至図17を用いて説明する。請求項2に係わ
る実施例は、下リム組立体33の構成が、前述の請求項
1に係わる実施例に記載してある下リム組立体2の構成
と異なる点にある。
【0039】図12は、下リム組立体33を下リムサポ
ート17に装着した状態を示す断面図であり、ある1っ
のポジションをあらわしている。中心線Aを境として、
向かって右側は左側と対称形となっているので省略して
ある。図13は、図12の上面図である。図14は、矢
印Fの方向から見たリム取り付け溝41の詳細を示すG
−G断面図である。
ート17に装着した状態を示す断面図であり、ある1っ
のポジションをあらわしている。中心線Aを境として、
向かって右側は左側と対称形となっているので省略して
ある。図13は、図12の上面図である。図14は、矢
印Fの方向から見たリム取り付け溝41の詳細を示すG
−G断面図である。
【0040】下リム組立体33の構成について、図1
2、図13、図14を用いて説明する。下リム組立体3
3は、下記の(10)、(11)、(12)で構成され
る。 (10)六角穴付ボルト35で下リムアタッチメント3
6に固定するための座グリを設けたボルト穴37を有
し、更に、六角穴付ボルト35の頭部が貫通できるよう
な大穴38と、当該ボルトの頭部を大穴38に誘導する
ための円錐孔39と、大穴38からボルト穴37に六角
穴付ボルト35を滑動させる長溝40とから成るリム取
り付け溝34とを有している下リム41、 (11)六角穴付ボルト35で下リム41を固定するた
めのタップ穴36aを有し、気密を保つためのOリング
14を嵌挿した下リムアタッチメント36、 (12)下リムアタッチメント36を下リムサポート1
7にボルト15で固定するための二つ割りの固定用金具
9。
2、図13、図14を用いて説明する。下リム組立体3
3は、下記の(10)、(11)、(12)で構成され
る。 (10)六角穴付ボルト35で下リムアタッチメント3
6に固定するための座グリを設けたボルト穴37を有
し、更に、六角穴付ボルト35の頭部が貫通できるよう
な大穴38と、当該ボルトの頭部を大穴38に誘導する
ための円錐孔39と、大穴38からボルト穴37に六角
穴付ボルト35を滑動させる長溝40とから成るリム取
り付け溝34とを有している下リム41、 (11)六角穴付ボルト35で下リム41を固定するた
めのタップ穴36aを有し、気密を保つためのOリング
14を嵌挿した下リムアタッチメント36、 (12)下リムアタッチメント36を下リムサポート1
7にボルト15で固定するための二つ割りの固定用金具
9。
【0041】次に、下側のリムを取り付ける方法につい
て図15乃至図17を用いて説明する。図15から図1
7までは、いずれもリム交換のステップを示す断面図で
あり、図15は第六ステップ、図16は第七ステップ、
図17は第八ステップを示している。
て図15乃至図17を用いて説明する。図15から図1
7までは、いずれもリム交換のステップを示す断面図で
あり、図15は第六ステップ、図16は第七ステップ、
図17は第八ステップを示している。
【0042】リム取り付けの第六ステップとして、図1
5に示すごとく、下リムアタッチメント36を、下リム
サポート17に固定金具9とボルト15で取り付けて準
備しておく。当該アタッチメントには、あらかじめ、リ
ム固定用の六角穴付ボルト35を緩めた状態で取り付け
てき、更に、気密を保つための0リング14を嵌挿して
ある。上リム側に関しては、第一ステップで説明したの
と同様ように、上リム組立体1を上リムサポート16に
取り付けて準備しておく。
5に示すごとく、下リムアタッチメント36を、下リム
サポート17に固定金具9とボルト15で取り付けて準
備しておく。当該アタッチメントには、あらかじめ、リ
ム固定用の六角穴付ボルト35を緩めた状態で取り付け
てき、更に、気密を保つための0リング14を嵌挿して
ある。上リム側に関しては、第一ステップで説明したの
と同様ように、上リム組立体1を上リムサポート16に
取り付けて準備しておく。
【0043】リム取り付けの第七ステップとして、図1
6に示すごとく、下リムアタッチメント36に取り付け
てある六角穴付ボルト35に下リム41の大穴38を合
わせて、下リム41をはめ込む。
6に示すごとく、下リムアタッチメント36に取り付け
てある六角穴付ボルト35に下リム41の大穴38を合
わせて、下リム41をはめ込む。
【0044】リム取り付けの第八ステップとして、下リ
ム41をはめ込み後、下リム41を大穴38からボルト
穴37の所まで長溝40に沿って回転させる。これによ
り六角穴付ボルト35はボルト穴37に収まる。しかる
後六角穴付ボルト35を締め込み、下リム41を固定す
る。
ム41をはめ込み後、下リム41を大穴38からボルト
穴37の所まで長溝40に沿って回転させる。これによ
り六角穴付ボルト35はボルト穴37に収まる。しかる
後六角穴付ボルト35を締め込み、下リム41を固定す
る。
【0045】これから先のリム取り付け方法は、前述の
第四ステップ、第五ステップと同様にして上リム3を取
り付けることにより、上下のリムが完全に装着される。
リムの取り外しは、取り付けのステップを逆にたどれば
良いので記述を省略する。
第四ステップ、第五ステップと同様にして上リム3を取
り付けることにより、上下のリムが完全に装着される。
リムの取り外しは、取り付けのステップを逆にたどれば
良いので記述を省略する。
【0046】
【発明の効果】従来技術によるリムの交換作業は全て手
作業である。このリム交換作業は、リムの重量がタイヤ
の径が大きくなるにつれて増す上に、ポストキュアイン
フレータ内の足場が非常に悪いため、大変やりにくく危
険を伴う作業である。また、ポストキュアインフレータ
は、前述のごとく4ポジションを持ったものが広く用い
られており、下側の2ポジションのリム2セットの交換
後、上下のポジションを反転して、更に2セットのリム
を交換しなければならず多大の時間を要していた。ま
た、ボルトによる固定方式のリム取り外し時、ボルトを
抜いてもリムサポートとリムの間の嵌合が固く、外れに
くいケースも多々あった。
作業である。このリム交換作業は、リムの重量がタイヤ
の径が大きくなるにつれて増す上に、ポストキュアイン
フレータ内の足場が非常に悪いため、大変やりにくく危
険を伴う作業である。また、ポストキュアインフレータ
は、前述のごとく4ポジションを持ったものが広く用い
られており、下側の2ポジションのリム2セットの交換
後、上下のポジションを反転して、更に2セットのリム
を交換しなければならず多大の時間を要していた。ま
た、ボルトによる固定方式のリム取り外し時、ボルトを
抜いてもリムサポートとリムの間の嵌合が固く、外れに
くいケースも多々あった。
【0047】請求項1に記載の発明によれば、従来全て
手作業であり、多大の時間を要する大変やりにくい危険
をともなう作業を、簡単な方法で大幅に軽減することが
できる。すなわち、現在最も広く用いられている下リム
サポートに相当する装置がそれらの昇降装置と固定され
ているポストキュアインフレータの本体側を一切改造す
ることなく全くそのままの状態で使用し、リムとアタッ
チメントだけを改良して、上下のリムを同時に簡単に交
換することができる。従って、低いコストで著しい軽労
化と効率化が達成された。
手作業であり、多大の時間を要する大変やりにくい危険
をともなう作業を、簡単な方法で大幅に軽減することが
できる。すなわち、現在最も広く用いられている下リム
サポートに相当する装置がそれらの昇降装置と固定され
ているポストキュアインフレータの本体側を一切改造す
ることなく全くそのままの状態で使用し、リムとアタッ
チメントだけを改良して、上下のリムを同時に簡単に交
換することができる。従って、低いコストで著しい軽労
化と効率化が達成された。
【0048】請求項2に記載の発明の特徴は、請求項1
に記載の発明と比較して下リム組立体33の構造が非常
に簡素化されており、更にコストが低い点にある。ま
た、取り付け取り外しの手間も、従来技術にくらべ、リ
ム取り付け溝34の働きにより非常に簡単に行うことが
できる。従って、請求項1に記載の発明と同様に軽労化
と効率化が達成された。
に記載の発明と比較して下リム組立体33の構造が非常
に簡素化されており、更にコストが低い点にある。ま
た、取り付け取り外しの手間も、従来技術にくらべ、リ
ム取り付け溝34の働きにより非常に簡単に行うことが
できる。従って、請求項1に記載の発明と同様に軽労化
と効率化が達成された。
【図1】上下のリムを自動装着するための装置をあらわ
した断面図、
した断面図、
【図2】リム装着用金具5の詳細を示す正面図、
【図3】リム装着用金具5の詳細を示す側面図、
【図4】リム装着用シリンダー12とリム取り外し用シ
リンダー13の詳細を示す矢印B方向から見た矢視図、
リンダー13の詳細を示す矢印B方向から見た矢視図、
【図5】リム装着用シリンダー12とリム取り外し用シ
リンダー13の詳細を示す矢印C方向から見た矢視図、
リンダー13の詳細を示す矢印C方向から見た矢視図、
【図6】リム交換の第一ステップを示す断面図、
【図7】リム交換の第二ステップを示す断面図、
【図8】リム交換の第三ステップを示す断面図、
【図9】リム交換の第四ステップを示す断面図、
【図10】リム交換の第五ステップを示す断面図、
【図11】タイヤを装着した状態を示す断面図、
【図12】下リム組立体33を下リムサポート17に装
着した状態を示す断面図、
着した状態を示す断面図、
【図13】下リム組立体33を下リムサポート17に装
着した状態を示す上面図、
着した状態を示す上面図、
【図14】矢印Fの方向から見たリム取り付け溝34の
詳細を示す断面図、
詳細を示す断面図、
【図15】リム交換の第六ステップを示す断面図、
【図16】リム交換の第七ステップを示す断面図、
【図17】リム交換の第八ステップを示す断面図、
【図18】従来技術での分割型リムの取り付け方法を示
した断面図、
した断面図、
【図19】従来技術での一体型リムの取り付け方法を示
した断面図である。
した断面図である。
1:上リム組立体 2:下リム組立
体 3:上リム 3a:円錐孔 3b:テーパ部 3c:下方向に広がるように開いた 4:下リム 円錐孔 4a:円錐孔 4b:テーパ部 5:リム装着用金具 6:ボルト 7:上リム位置決め用ガイドピン 7a:下リム位置
決め用ガイドピン 8:上リムアタッチメント 8a:下リムアタ
ッチメント 9:固定用金具 10:シリンダー
取り付け金具 11:ボルト 12:リム装着用
シリンダー 12a:シリンダーのロッド 12b:エヤポー
ト 13:リム取り外し用シリンダー 13a:エヤポー
ト 14:Oリング 15:ボルト 16:上リムサポート 17:下リムサポ
ート 18:Oリング 19:ロッキング
金物 20:下リム昇降装置 21:ネジ 22:Oリング 23:上リムアタ
ッチメント 23a:台形ネジ 24:上リム 24a:台形ネジ 25:下リム 26:下リムアタッチメント 27:一体型上リ
ム 28:一体型下リム 29:バネ 30:テーパ部分 31:長孔 32:距離調整用ボルト 33:下リム組立
体 34:リム取り付け溝 35:六角穴付ボ
ルト 36:下リムアタッチメント 37:ボルト穴 38:大穴 39:円錐孔 40:長溝 41:下リム A:中心線 B、C、D、E:
矢印 G:断面を示す記号
体 3:上リム 3a:円錐孔 3b:テーパ部 3c:下方向に広がるように開いた 4:下リム 円錐孔 4a:円錐孔 4b:テーパ部 5:リム装着用金具 6:ボルト 7:上リム位置決め用ガイドピン 7a:下リム位置
決め用ガイドピン 8:上リムアタッチメント 8a:下リムアタ
ッチメント 9:固定用金具 10:シリンダー
取り付け金具 11:ボルト 12:リム装着用
シリンダー 12a:シリンダーのロッド 12b:エヤポー
ト 13:リム取り外し用シリンダー 13a:エヤポー
ト 14:Oリング 15:ボルト 16:上リムサポート 17:下リムサポ
ート 18:Oリング 19:ロッキング
金物 20:下リム昇降装置 21:ネジ 22:Oリング 23:上リムアタ
ッチメント 23a:台形ネジ 24:上リム 24a:台形ネジ 25:下リム 26:下リムアタッチメント 27:一体型上リ
ム 28:一体型下リム 29:バネ 30:テーパ部分 31:長孔 32:距離調整用ボルト 33:下リム組立
体 34:リム取り付け溝 35:六角穴付ボ
ルト 36:下リムアタッチメント 37:ボルト穴 38:大穴 39:円錐孔 40:長溝 41:下リム A:中心線 B、C、D、E:
矢印 G:断面を示す記号
Claims (2)
- 【請求項1】 下リムを取り付けた下リムサポート(1
7)が下リム昇降装置に止着されている加硫済みタイヤ
の膨張冷却を行うポストキュアインフレータにおいて、
上リムサポート(16)に装着される上リム組立体
(1)の構成を、(イ)リム装着用金具(5)をボルト
で取り付け、更に、上リム位置決め用ガイドピン(7)
を導き挿入させる円錐孔(3a)をもうけた上リム
(3)、(ロ)上リム位置決め用ガイドピン(7)と、
リム装着用シリンダー(12)、リム取り外し用シリン
ダー(13)を取り付けたシリンダー取付金具(10)
とをボルトで取り付け、更に、気密を保つための0リン
グ(14)を嵌挿した上リムアタッチメント(8)、
(ハ)上リムアタッチメント(8)を上リムサポート
(16)にボルトで固定するための二つ割りの固定用金
具(9)、とし、さらに、下リムサポート(17)に装
着される下リム組立体(2)の構成を、(ニ)リム装着
用金具(5)をボルトで取り付け、更に、下リム位置決
め用ガイドピン(7a)を導き挿入させる円錐孔(4
a)を設けた下リム(4)、(ホ)下リム位置決め用ガ
イドピン(7a)と、リム装着用シリンダー(12)、
リム取り外し用シリンダー(13)を取り付けたシリン
ダー取付金具(10)とをボルトで取り付け、更に、気
密を保つための0リング(14)を嵌挿した下リムアタ
ッチメント(8a)、(ヘ)下リムアタッチメント(8
a)を下リムサポート(17)にボルトで固定するため
の二つ割りの固定用金具(9)、とし、これらを1セッ
トとして、上記(ロ)の上リムアタッチメント(8)
を、あらかじめ上リムサポート(16)に上記(ハ)の
固定用金具(9)と固定用ボルト(15)で固着してお
き、更に、上記(ホ)の下リムアタッチメント(8a)
を、あらかじめ下リムサポート(17)に上記(ヘ)の
固定用金具(9)と固定用ボルト(15)で固着してお
き、下リムアタッチメント(8a)の上に、上記(ニ)
の下リム(4)を下リム位置決め用ガイドピン(7a)
が挿入可能なように円錐孔(4a)の位置を合わせて押
し込んで置き、次に上記(イ)の上リム(3)を上リム
位置決め用ガイドピン(7)が挿入可能なように円錐孔
(3a)の位置を合わせて下リム(4)の上に置き、下
リムサポート(17)を下リム昇降装置により上リムサ
ポート(16)に上リム(3)が装着可能な位置まで上
昇させて、上リム(3)と下リム(4)をそれぞれのア
タッチメント(8、8a)に同時に嵌合させ、上下リム
の装着用金具(5、5)の長孔にリム装着用シリンダー
(12、12)のロッドを突出させてリムを所定の位置
に装着し、更にリムを取り外す場合は、リム取り外し用
シリンダー(13)のロッドを突出させて、上下のリム
をそれぞれのアタッチメント(8、8a)から離脱させ
ることにより、当該ポストキュアインフレータのリムを
交換することを特徴とするリム交換装置。 - 【請求項2】 請求項1の下リム組立体(2)に相当す
る下リム組立体(33)の構成を、(ト)六角穴付ボル
ト(35)で下リムアタッチメント(36)に固定する
ための座グリを設けたボルト穴(37)を有し、さら
に、六角穴付ボルト(35)の頭部が貫通できるような
大穴(38)と、当該ボルトの頭部を大穴(38)に誘
導するための円錐孔(39)と、大穴(38)からボル
ト穴(37)に六角穴付ボルト(35)を滑動させる長
溝(40)とから成るリム取り付け溝(34)とを有し
ている下リム(41)、(チ)六角穴付ボルト(35)
で下リム(41)を固定するためのタップ穴(36a)
を有し、気密を保つためのOリング(14)を嵌挿した
下リムアタッチメント(36)、(リ)下リムアタッチ
メント(36)を下リムサポート(17)にボルト(1
5)で固定するための二つ割りの固定用金具(9)、と
し、上記(チ)の下リムアタッチメント(36)を、下
リムサポート(17)に固定金具(9)とボルト(1
5)で固着しておき、更に、下リムアタッチメント(3
6)に取り付けてある六角穴付ボルト(35)に下リム
(41)の大穴(38)からボルト穴(37)の所まで
長溝(40)に沿って回転させ、六角穴付ボルト(3
5)を締め込むことにより下リム(41)を固定するこ
ととし、他は請求項1記載のリム交換装置と同一とした
ことを特徴とするリム交換装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22627395A JPH0970833A (ja) | 1995-09-04 | 1995-09-04 | ポストキュアインフレータのリム交換装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22627395A JPH0970833A (ja) | 1995-09-04 | 1995-09-04 | ポストキュアインフレータのリム交換装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0970833A true JPH0970833A (ja) | 1997-03-18 |
Family
ID=16842630
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22627395A Pending JPH0970833A (ja) | 1995-09-04 | 1995-09-04 | ポストキュアインフレータのリム交換装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0970833A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009143029A (ja) * | 2007-12-12 | 2009-07-02 | Kobe Steel Ltd | ポストキュアインフレータおよびそのリム交換方法並びにリム |
JP2011025425A (ja) * | 2009-07-22 | 2011-02-10 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | ポストキュアインフレータのリム交換装置 |
JP2011156772A (ja) * | 2010-02-02 | 2011-08-18 | Kobe Steel Ltd | ポストキュアインフレータ |
WO2013069407A1 (ja) * | 2011-11-11 | 2013-05-16 | 三菱重工マシナリーテクノロジー株式会社 | リム組立体、タイヤ試験機及びリム組立体交換方法 |
WO2013105436A1 (ja) * | 2012-01-12 | 2013-07-18 | 三菱重工マシナリーテクノロジー株式会社 | リム組立体およびタイヤ試験装置 |
WO2013121675A1 (ja) * | 2012-02-17 | 2013-08-22 | 三菱重工マシナリーテクノロジー株式会社 | タイヤ試験装置 |
-
1995
- 1995-09-04 JP JP22627395A patent/JPH0970833A/ja active Pending
Cited By (22)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009143029A (ja) * | 2007-12-12 | 2009-07-02 | Kobe Steel Ltd | ポストキュアインフレータおよびそのリム交換方法並びにリム |
JP2011025425A (ja) * | 2009-07-22 | 2011-02-10 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | ポストキュアインフレータのリム交換装置 |
TWI453131B (zh) * | 2010-02-02 | 2014-09-21 | Kobe Steel Ltd | After the vulcanization booster pump |
JP2011156772A (ja) * | 2010-02-02 | 2011-08-18 | Kobe Steel Ltd | ポストキュアインフレータ |
US8313319B2 (en) | 2010-02-02 | 2012-11-20 | Kobe Steel, Ltd. | Post cure inflator |
US9046445B2 (en) | 2011-11-11 | 2015-06-02 | Mitsubishi Heavy Industies Machinery Technology Corporation | Rim assembly, tire testing machine, and rim assembly replacement method |
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CN103460012A (zh) * | 2011-11-11 | 2013-12-18 | 三菱重工机械科技株式会社 | 轮辋装配体、轮胎试验机及轮辋装配体更换方法 |
JP2013104744A (ja) * | 2011-11-11 | 2013-05-30 | Mitsubishi Heavy Industries Machinery Technology Corp | リム組立体、タイヤ試験機及びリム組立体交換方法 |
CN103460012B (zh) * | 2011-11-11 | 2016-08-31 | 三菱重工机械科技株式会社 | 轮辋装配体、轮胎试验机及轮辋装配体更换方法 |
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WO2013069407A1 (ja) * | 2011-11-11 | 2013-05-16 | 三菱重工マシナリーテクノロジー株式会社 | リム組立体、タイヤ試験機及びリム組立体交換方法 |
TWI513602B (zh) * | 2012-01-12 | 2015-12-21 | Mitsubishi Heavy Ind Mach Tech | 輪圈組裝體及輪胎測試裝置 |
JP2013142682A (ja) * | 2012-01-12 | 2013-07-22 | Mitsubishi Heavy Industries Machinery Technology Corp | リム組立体およびタイヤ試験装置 |
DE112012003331B4 (de) | 2012-01-12 | 2018-11-22 | Mitsubishi Heavy Industries Machinery Systems, Ltd. | Felgenanordnung und Reifentestgerät |
WO2013105436A1 (ja) * | 2012-01-12 | 2013-07-18 | 三菱重工マシナリーテクノロジー株式会社 | リム組立体およびタイヤ試験装置 |
US9194768B2 (en) | 2012-01-12 | 2015-11-24 | Mitsubishi Heavy Industries Machinery Technology Corporation | Rim assembly and tire testing machine |
CN103370609A (zh) * | 2012-02-17 | 2013-10-23 | 三菱重工机械科技株式会社 | 轮胎试验装置 |
US9322734B2 (en) | 2012-02-17 | 2016-04-26 | Mitsubishi Heavy Industries Machinery Technology Corporation | Tire testing apparatus |
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JP2013170824A (ja) * | 2012-02-17 | 2013-09-02 | Mitsubishi Heavy Industries Machinery Technology Corp | タイヤ試験装置 |
WO2013121675A1 (ja) * | 2012-02-17 | 2013-08-22 | 三菱重工マシナリーテクノロジー株式会社 | タイヤ試験装置 |
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