JP4472647B2 - 加熱処理装置、加熱処理方法、コンピュータ読取可能な記憶媒体 - Google Patents

加熱処理装置、加熱処理方法、コンピュータ読取可能な記憶媒体 Download PDF

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本発明は、フラットパネルディスプレイ(FPD)用のガラス基板等の基板を加熱処理する加熱処理装置および加熱処理方法、ならびにこのような加熱処理方法を行うためのコンピュータ読取可能な記憶媒体に関する。
FPDの製造においては、FPD用のガラス基板上に回路パターンを形成するためにフォトリソグラフィ技術が用いられる。フォトリソグラフィによる回路パターンの形成は、ガラス基板上にレジスト膜を塗布形成し、回路パターンに対応するようにレジスト膜を露光し、これを現像処理するといった手順で行われる。
フォトリソグラフィ技術では通常、レジスト膜の塗布後、さらには現像処理後に、レジスト膜を乾燥させるためにガラス基板を加熱処理する。このような加熱処理には、ガラス基板を下側から加熱する加熱プレートと、ガラス基板が加熱プレートに接触して帯電しないように、ガラス基板を載置して加熱プレート上で支持する支持ピンとを備えた加熱処理装置が用いられている(例えば特許文献1参照)。
しかしながら、上記した従来の加熱処理装置は、支持ピンの形状に対応してレジスト膜の膜厚が変化するといった要因で、ガラス基板に支持ピンの跡が転写されて基板の品質を低下させてしまうという問題を有している。
このため、ガラス基板への支持ピンの転写跡の発生を抑止する方法として、加熱処理前に、ガラス基板を減圧下に保持してレジスト膜に含まれる溶剤を除去することも行われているが(例えば特許文献2参照)、近時、高感度のレジストが用いられるようになってきており、その効果が十分に得られなくなっているのが実状である。
一方で、支持ピンの転写跡の発生を抑えるには、支持ピンの数を極力減らすことも考えられるが、近時、FPDの大型化が指向され、一辺が2m以上にもなる巨大なガラス基板が出現するに至っており、少数の支持ピンによる大型のガラス基板の支持は、基板の撓みの発生につながり、結果的に基板の品質低下を招く原因となる。
特開2001−196299号公報 特開2002−346458号公報
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであって、基板が大型であっても、基板への転写跡の発生ならびに基板の撓みの発生に起因する基板の品質低下を防止することが可能な加熱処理装置および加熱処理方法、ならびにこのような加熱処理方法を行うためのコンピュータ読取可能な記憶媒体の提供を目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、基板を加熱処理する加熱処理装置であって、基板を収容する収容容器と、前記収容容器内で基板の縁部を保持する保持機構と、前記保持機構に保持された基板に下方から加熱流体を供給して基板を加熱する流体供給機構と、前記流体供給機構によって供給された加熱流体を基板の上方から前記収容容器外に排出する流体排出機構とを具備し、前記流体供給機構による加熱流体の供給量および/または前記流体排出機構による加熱流体の排出量を調整することにより、基板の上方部分の圧力と下方部分の圧力とを、基板の撓みが許容範囲になるように調整して加熱することを特徴とする加熱処理装置を提供する。
本発明において、前記流体供給機構による加熱流体の供給および/または前記流体排出機構による加熱流体の排出を制御して、基板の上方部分の圧力と下方部分の圧力とを、基板の撓みが許容範囲になるように調整する制御機構をさらに具備することが好ましい。この場合に、前記制御機構は、前記保持機構に保持された基板の撓み量を計測する撓み計測部と、前記撓み計測部により計測された撓み量が許容範囲になるように前記流体供給機構による加熱流体の供給および/または前記流体排出機構による加熱流体の排出を制御する制御本部とを有することが好ましく、前記制御機構は、所定の温度よりも高い第1の温度に設定された加熱流体を供給して基板を前記所定の温度近傍まで加熱した後、前記第1の温度よりも低い第2の温度に設定された加熱流体を供給して基板を前記所定の温度に加熱するように、前記流体供給機構を制御することが好ましい。
また、以上の発明において、前記保持機構は、基板の縁部の下端または下面に全周にわたって当接して基板を支持可能な枠状の支持部を有し、前記流体供給機構は、前記支持部内に加熱流体を供給することが好ましい。この場合に、前記保持機構は、基板の縁部の上端または上面に全周にわたって当接して基板を押さえ付け可能な枠状の押さえ付け部をさらに有し、前記支持部と前記押さえ付け部とで基板の縁部を挟むように保持することが好ましい。さらに、この場合に、前記保持機構は、基板を保持した際に、前記押さえ付け部と前記支持部とが当接し、前記支持部および前記押さえ付け部の壁部には、前記支持部内と前記押さえ付け部内とを連通する連通路が設けられており、前記流体供給機構によって前記支持部内に供給された加熱流体が、前記連通路を通って前記押さえ付け部内に流入し、前記押さえ付け部内に流入した加熱流体が、前記流体排出機構によって前記収容容器外に排出されるように構成されていることが好ましい。さらに、この場合に、前記連通路には加熱流体を浄化する浄化機構が設けられていることが好ましく、前記連通路は加熱流体の流量調整可能であることが好ましい。
以上の発明は、基板は表面に塗布膜を有しており、基板を加熱することにより塗布膜を乾燥させる場合に好適である。
また、本発明は、基板を加熱処理する加熱処理方法であって、収容容器内に基板を収容する工程と、前記収容容器内で基板の縁部を保持する工程と、保持した基板に下方から加熱流体を供給しつつ、供給した加熱流体を上方から前記収容容器外に排出して基板を加熱する工程とを具備し、前記加熱工程では、加熱流体の供給量および/または排出量を調整することにより、基板の上方部分の圧力と下方部分の圧力とを、基板の撓みが許容範囲になるように調整して加熱することを特徴とする加熱処理方法を提供する。
本発明において、前記加熱工程では、保持した基板の撓み量を計測しつつ、計測された撓み量が許容範囲になるように加熱流体の供給量および/または排出量を調整することが好ましい。
また、以上の本発明において、前記加熱工程では、所定の温度よりも高い第1の温度に設定された加熱流体を供給して基板を前記所定の温度近傍まで加熱した後、前記第1の温度よりも低い第2の温度に設定された加熱流体を供給して基板を前記所定の温度に加熱することが好ましい。
さらに、本発明は、コンピュータ上で動作する制御プログラムが記憶されたコンピュータ読取可能な記憶媒体であって、前記制御プログラムは、実行時に上記の加熱処理方法が行われるように、コンピュータに処理装置を制御させることを特徴とするコンピュータ読取可能な記憶媒体を提供する。
本発明によれば、収容容器内で縁部を保持した基板に下方から加熱流体を供給しつつ、供給した加熱流体を上方から前記収容容器外に排出することにより基板を加熱し、この際に、加熱流体の供給量および/または排出量を調整することにより、基板の上方部分の圧力と下方部分の圧力とを、基板の撓みが許容範囲になるように調整するため、加熱流体によって基板を効率よく加熱することができるとともに、保持部が基板に及ぼす影響を小さく抑えて基板への保持部の転写跡の発生を抑止し、かつ、基板の撓みを抑止することができる。このため、基板の品質を高めることが可能となる。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態について具体的に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る加熱処理装置が搭載された、FPD用のガラス基板(以下、単に「基板」と記す)へのレジスト膜の形成および露光処理後のレジスト膜の現像処理を行うレジスト塗布・現像処理システムの概略平面図である。
レジスト塗布・現像処理システム100は、複数の基板Gを収容するためのカセットCが載置されるカセットステーション1と、基板Gにレジスト塗布および現像を含む一連の処理を施す処理ステーション2と、基板Gに露光処理を施す露光装置90との間で基板Gの受け渡しを行うインターフェースステーション9とを具備し、カセットステーション1およびインターフェースステーション9はそれぞれ、処理ステーション2の両側に配置されている。なお、図1において、レジスト塗布・現像処理システム100の長手方向をX方向、平面上においてX方向と直交する方向をY方向とする。
カセットステーション1は、カセットCをY方向に並列に載置可能な載置台11と、Y方向に延びるガイド12に沿って移動可能であるとともに、上下動、前後動および水平回転可能に構成された、載置台11上のカセットCと処理ステーション2との間で基板Gを搬送する搬送アーム13とを備えている。
処理ステーション2は、カセットステーション1とインターフェースステーション9との間でX方向に延びる2列の搬送ラインA、Bを有している。搬送ラインAは基本的に、コロ搬送やベルト搬送等の搬送機構によって基板Gを略水平姿勢でカセットステーション1側からインターフェースステーション9側に向かって搬送するように構成され、搬送ラインBは基本的に、コロ搬送やベルト搬送等の搬送機構によって基板Gを略水平姿勢でインターフェースステーション9側からカセットステーション1側に向かって搬送するように構成されている。
搬送ラインA上には、カセットステーション1側からインターフェースステーション9側に向かって、エキシマUV照射ユニット(e−UV)21、スクラブ洗浄ユニット(SCR)22、第1の熱的処理ユニットセクション23、レジスト塗布ユニット(CT)24、加熱処理ユニット(HT)30(加熱処理装置)、第2の熱的処理ユニットセクション25が順に配列されている。
また、搬送ラインAには、レジスト塗布ユニット(CT)24から加熱処理ユニット(HT)30への基板Gの搬送、および加熱処理ユニット(HT)30から後述する第1の熱的処理ユニットセクション23に設けられたパスユニットへの基板Gの搬送を行う1つあるいは複数の搬送アーム41が設けられている(図1には1つのみ図示)。搬送アーム41は、基板Gの縁部を把持して基板Gを搬送するように構成されている。
搬送ラインB上には、インターフェースステーション9側からカセットステーション1側に向かって、第2の熱的処理ユニットセクション25、現像ユニット(DEV)26、第3の熱的処理ユニットセクション27が順に配列されている。なお、第3の熱的処理ユニットセクション27とカセットステーション1との間には、レジスト塗布および現像を含む一連の処理が施された基板Gを検査する検査装置(IP)28が設けられている。
エキシマUV照射ユニット(e−UV)21は、基板Gに含まれる有機物の除去処理を行い、スクラブ洗浄ユニット(SCR)22は、基板Gのスクラブ洗浄処理および乾燥処理を行う。レジスト塗布ユニット(CT)24は、基板G上にレジスト液を塗布してレジスト膜(塗布膜)を形成し、後に詳述する加熱処理ユニット(HT)30は、基板Gを加熱することによりレジスト膜に含まれる揮発成分を蒸発させてレジスト膜をある程度まで乾燥させる。現像ユニット(DEV)26は、基板G上への現像液の塗布、基板Gのリンス処理、基板Gの乾燥処理を順次行う。
第1の熱的処理ユニットセクション23は、基板Gに熱的処理を施す熱的処理ユニットが積層して構成された2つの熱的処理ユニットブロック(TB)31、32を有しており、熱的処理ユニットブロック(TB)31はスクラブ洗浄ユニット(SCR)22側に設けられ、熱的処理ユニットブロック(TB)32はレジスト塗布ユニット(CT)24側に設けられている。熱的処理ユニットブロック(TB)31、32の間には第1の搬送アーム33が設けられている。
熱的処理ユニットブロック(TB)31は、基板Gの受け渡しを行うパスユニット、基板Gに対して脱水ベーク処理を行う2つの脱水用ホットプレートユニット、基板Gに対して疎水化処理を施すアドヒージョンユニットが下から順に積層された構成を有し、熱的処理ユニットブロック(TB)32は、基板Gの受け渡しを行うパスユニット、基板Gを冷却する2つのクーリングユニット、基板Gに対して疎水化処理を施すアドヒージョンユニットが下から順に積層された構成を有している(図示せず)。第1の搬送アーム33は、上下動、前後動および水平回転可能であり、熱的処理ユニットブロック(TB)31のパスユニットを介してのスクラブ洗浄ユニット(SCR)22からの基板Gの受け取り、脱水用ホットプレートユニット、アドヒージョンユニットおよびクーリングユニット間の基板Gの搬入出、熱的処理ユニットブロック(TB)32のパスユニットを介してのレジスト塗布ユニット(CT)24への基板Gの受け渡しを行う。
第2の熱的処理ユニットセクション25は、基板Gに熱的処理を施す熱的処理ユニットが積層して構成された2つの熱的処理ユニットブロック(TB)34、35を有しており、熱的処理ユニットブロック(TB)34は搬送ラインA上に設けられ、熱的処理ユニットブロック(TB)35(TB)は搬送ラインB上に設けられている。熱的処理ユニットブロック(TB)34、35の間には第2の搬送アーム36が設けられている。
熱的処理ユニットブロック(TB)34は、基板Gの受け渡しを行うパスユニット、基板Gに対してプリベーク処理を行う3つのプリベーク用ホットプレートユニットが下から順に積層された構成を有し、熱的処理ユニットブロック(TB)35は、基板Gの受け渡しを行うパスユニット、基板Gを冷却するクーリングユニット、基板Gに対してプリベーク処理を行う2つのプリベーク用ホットプレートユニットが下から順に積層された構成を有している(図示せず)。第2の搬送アーム36は、上下動、前後動および水平回転可能であり、熱的処理ユニットブロック(TB)34のパスユニットを介してのレジスト塗布ユニット(CT)24からの基板Gの受け取り、プリベーク用ホットプレートユニットおよびクーリングユニットの基板Gの搬入出、熱的処理ユニットブロック(TB)35のパスユニットを介しての現像ユニット(DEV)26への基板Gの受け渡し、および後述するインターフェースステーション9の基板受け渡し部であるロータリーステージ(RS)91との間の基板Gの受け渡しおよび受け取りを行う。
第3の熱的処理ユニットセクション27は、基板Gに熱的処理を施す熱的処理ユニットが積層して構成された2つの熱的処理ユニットブロック(TB)37、38を有しており、熱的処理ユニットブロック(TB)37は現像ユニット(DEV)26側に設けられ、熱的処理ユニットブロック(TB)38は検査装置(IP)28側に設けられている。熱的処理ユニットブロック(TB)37、38の間には第3の搬送アーム39が設けられている。
熱的処理ユニットブロック(TB)37は、基板Gの受け渡しを行うパスユニット、基板Gに対してポストベーク処理を行う3つのポストベーク用ホットプレートユニットが積層された構成を有し、熱的処理ユニットブロック(TB)38は、基板Gに対してポストベーク処理を行うポストベーク用ホットプレートユニット、基板Gの受け渡しおよび冷却を行うパス・クーリングユニット、さらに2つのポストベーク用ホットプレートユニットが下から順に積層された構成を有している(図示せず)。第3の搬送アーム39は、上下動、前後動および水平回転可能であり、熱的処理ユニットブロック(TB)37のパスユニットを介しての現像ユニット(DEV)26からの基板Gの受け取り、ポストベーク用ホットプレートユニットおよびパス・クーリングユニット間の基板Gの搬入出、熱的処理ユニットブロック(TB)38のパスユニットを介しての検査装置(IP)28への基板Gの受け渡しを行う。
搬送ラインAと搬送ラインBとの空間には、シャトル40がX方向に往復動可能に設けられている。シャトル40は、基板Gを保持可能に構成され、搬送ラインA、B間で基板Gの受け渡しを行う。シャトル40と搬送ラインA、Bとの基板Gの受け渡しは、第1、2、3の搬送アーム33、36、39によって行われる。
インターフェースステーション9は、基板Gを収容可能なバッファカセットが配置された、基板Gの受け渡し部であるロータリーステージ(RS)91と、ロータリーステージ(RS)91および露光装置90の間で基板Gの搬送する、上下動、前後動および水平回転可能な搬送アーム92とを備えている。搬送アーム92の隣りには、周辺露光装置(EE)およびタイトラー(TITLER)を有する外部装置ブロック93が設けられており、搬送アーム92は外部装置ブロック93にもアクセス可能である。
レジスト塗布・現像処理装置100は、CPUを備えたプロセスコントローラ101に接続されて制御されるように構成されている。プロセスコントローラ101には、工程管理者がレジスト塗布・現像処理装置100の各部または各ユニットを管理するためにコマンドの入力操作等を行うキーボードや、各部または各ユニットの稼働状況を可視化して表示するディスプレイ等からなるユーザーインターフェース102と、レジスト塗布・現像処理装置100で実行される加熱処理や冷却処理などの各種処理をプロセスコントローラ101の制御にて実現するための制御プログラムや処理条件データ等が記録されたレシピが格納された記憶部103とが接続されている。
そして、必要に応じて、ユーザーインターフェース102からの指示等で任意のレシピを記憶部103から呼び出してプロセスコントローラ101に実行させることにより、プロセスコントローラ101の制御下で、レジスト塗布・現像処理装置100で所望の処理が行われる。また、制御プログラムや処理条件データ等のレシピは、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体、例えばCD−ROM、ハードディスク、フレキシブルディスク、フラッシュメモリなどに格納された状態のものを利用したり、あるいは、他の装置から、例えば専用回線を介して随時伝送させてオンラインで利用したりすることも可能である。
このように構成されたレジスト塗布・現像処理装置100においては、まず、カセットステーション1の載置台11に載置されたカセットC内の基板Gが、搬送アーム13によって処理ステーション2の搬送ラインA上に設けられたエキシマUV照射ユニット(e−UV)21に搬送され、エキシマUV照射ユニット(e−UV)21で基板Gに含まれる有機物の除去処理が行われる。エキシマUV照射ユニット(e−UV)21での有機物の除去処理が終了した基板Gは、搬送ラインA上を搬送され、スクラブ洗浄ユニット(SCR)22でスクラブ洗浄処理および乾燥処理が施される。スクラブ洗浄ユニット(SCR)22での処理が終了した基板Gは、第1の熱的処理ユニットセクション23に属する熱的処理ユニットブロック(TB)31のパスユニットに搬送される。
熱的処理ユニットブロック(TB)31のパスユニットに配置された基板Gは、まず、熱的処理ユニットブロック(TB)31の脱水用ホットプレートユニットに搬送され、そこで脱水ベーク処理が施される。次に、基板Gは、熱的処理ユニットブロック(TB)32のクーリングユニットに搬送され、そこで冷却された後、レジストの定着性を高めるために熱的処理ユニットブロック(TB)31、32のアドヒージョンユニットのいずれかに搬送され、そこでHMDSにより疎水化処理される。その後、基板Gは、クーリングユニットに搬送され、そこで冷却され、さらに熱的処理ユニットブロック(TB)32のパスユニットに搬送される。このような一連の処理を行う際の基板Gの搬送は、第1の搬送アーム33によって行われる。
熱的処理ユニットブロック(TB)32のパスユニットに配置された基板Gは、このパスユニットからレジスト塗布ユニット(CT)24に搬送される。レジスト塗布ユニット(CT)24では、基板Gが水平姿勢で搬送ラインA上を搬送されながら、基板G上にレジスト液が供給されてレジスト膜が形成される。次に、基板Gは、搬送アーム41によって加熱処理ユニット(HT)30に搬送され、加熱処理ユニット(HT)30で加熱されてレジスト膜の乾燥処理が施される。その後、基板Gは、搬送アーム41によって加熱処理ユニット(HT)30から第2の熱的処理ユニットセクション25に属する熱的処理ユニットブロック(TB)34のパスユニットに搬送されて受け渡される。
熱的処理ユニットブロック(TB)34のパスユニットに配置された基板Gは、まず、熱的処理ユニットブロック(TB)34、35のプリベーク用ホットプレートユニットのいずれかに搬送され、そこでプリベーク処理された後、熱的処理ユニットブロック(TB)35のクーリングユニットに搬送され、そこで冷却される。そして、基板Gは、インターフェースステーション9のロータリーステージ(RS)91に搬送される。このような一連の処理を行う際の基板Gの搬送は、第2の搬送アーム36によって行われる。
ロータリーステージ(RS)91に配置された基板Gは、搬送アーム92によって外部装置ブロック93の周辺露光装置(EE)に搬送され、そこでレジスト膜の外周部の不要部分を除去するための露光処理が施される。次に、基板Gは、搬送アーム92によって露光装置90に搬送され、そこでレジスト膜に所定パターンの露光処理が施される。なお、基板Gは、一時的にロータリーステージ(RS)91上のバッファカセットに収容された後に、露光装置90に搬送される場合がある。続いて、基板Gは、搬送アーム92によって外部装置ブロック93のタイトラー(TITLER)に搬送され、そこで所定の情報が記される。その後、基板Gは、搬送アーム92によってロータリーステージ(RS)91に搬送される。
インターフェースステーション9での処理が終了してロータリーステージ(RS)91に配置された基板Gは、第2の搬送アーム36によって熱的処理ユニットブロック(TB)35のパスユニットに搬送される。次に、基板Gは、このパスユニットから現像ユニット(DEV)26に搬送され、現像ユニット(DEV)26で現像液の塗布処理、リンス処理および乾燥処理が順次施される。現像液の塗布処理、リンス処理および乾燥処理は、例えば、基板Gが搬送ラインB上を搬送されながら基板G上に現像液が液盛りされ、次に、搬送が一旦停止されて基板が所定角度傾斜して現像液が流れ落ち、この状態で基板G上にリンス液が供給されて現像液が洗い流され、その後、基板Gが水平姿勢に戻って再び搬送されながら基板Gに乾燥ガスが吹き付けられるといった手順で行われる。その後、基板Gは、第3の熱的処理ユニットセクション27に属する熱的処理ユニットブロック(TB)37のパスユニットに搬送される。なお、現像ユニット(DEV)26と熱的処理ユニットブロック(TB)37との間には、現像液の脱色処理を行うi線UV照射ユニットを設けてもよい。
熱的処理ユニットブロック(TB)37のパスユニットに搬送された基板Gは、第3の搬送アーム39により熱的処理ユニットブロック(TB)37、38のポストベーク用ホットプレートユニットのいずれかに搬送され、そこでポストベーク処理された後、熱的処理ユニットブロック(TB)38のパス・クーリングユニットに搬送され、そこで冷却される。このような一連の処理を行う際の基板Gの搬送は、第3の搬送アーム39によって行われる。
熱的処理ユニットブロック(TB)38のパス・クーリングユニットで冷却された基板Gは、検査装置(IP)28に搬送され、検査装置(IP)28で検査される。検査を通過した基板Gは、カセットステーション1に設けられた搬送アーム13により載置台11に載置された所定のカセットCに収容されることとなる。
次に、加熱処理ユニット(HT)30について詳細に説明する。
図2は加熱処理ユニット(HT)30(加熱処理装置)の平面図であり、図3はその側面方向の断面図である。
加熱処理ユニット(HT)30は、基板Gを収容するケーシング5(収容容器)と、ケーシング内で基板Gの縁部を保持する保持機構6と、保持機構6に保持された基板Gに下方から加熱流体、例えば加熱エアを供給することにより基板Gを加熱する流体供給機構7と、流体供給機構7によって供給された加熱エアを上方からケーシング5外に排出する流体排出機構8とを備えている。
ケーシング5は、互いに対向して設けられた上側容器部51および下側容器部52を有し(図2には下側容器部52のみ図示)、昇降機構53によって上側容器部51が下側容器部52に対して昇降することにより開閉可能に構成されている(図3の実線が開放された状態であり、仮想線が閉塞された状態)。
図4は加熱処理ユニット(HT)30の構成要素である保持機構6の一部を切り欠いた斜視図であり、図5はその要部を示す図である。保持機構6は、基板Gの縁部を下方から支持可能な支持部61と、基板Gの縁部を上方から押さえ付け可能な押さえ付け部62とを有し、支持部61と押さえ付け部62とで基板Gの縁部を挟むように保持する。
支持部61は、基板Gの形状に対応して矩形の枠状に形成され、下側容器部52の内壁に設けられている。支持部61の押さえ付け部62との対向面には、例えば内周側端部に、上方に突出する支持突部63が全周にわたって設けられており、支持部61は、支持突部63が搬送アーム41によって搬送された基板Gの縁部の下端または下面に全周にわたって当接することにより基板Gを支持するように構成されている。
押さえ付け部62は、基板Gの形状に対応して矩形の枠状に形成され、例えば外周側部が支持部61に全周にわたって当接可能であり、支持部61と対向するように上側容器部51の内壁に設けられている。これにより、押さえ付け部62は、上側容器部51とともに、下側容器部52および支持部61に対して昇降可能である。押さえ付け部62の支持部61との対向面には、内周側部に下方から上方に向かって収縮するテーパ部64が形成されている。押さえ付け部62は、テーパ部64が基板Gの縁部の上端または上面に当接することにより基板Gを押さえ付け可能に構成されている。なお、テーパ部64は、支持部61と押さえ付け部62とが当接した際に、支持部61に支持された基板Gに常に当接するように形成されていてもよいが、図5(b)に示すように、支持部61に支持された基板Gから離れるように形成されていてもよい。
流体供給機構7は、加熱エアを供給する流体供給源71と、流体供給源71により供給された加熱エアをケーシング5の下側容器部52内、より具体的には支持部61内(支持部61に囲まれた空間内)に導く供給ダクト72と、供給ダクト72によって導かれた加熱エアを支持部61内に拡散させるための多数の拡散孔73が形成された拡散板74とを有している。供給ダクト72および拡散板74は、下側容器部52の底部に接続されており、これにより、流体供給機構7は、支持部61内に下方から加熱エアを供給して、支持部61上に支持された基板Gを加熱するように構成されている。
支持部61の側壁部には、内壁面と押さえ付け部62との対向面とを貫通する貫通路65が、略等間隔に複数全周にわたって形成されているとともに、押さえ付け部62の側壁部には、内壁面と支持部61との対向面とを貫通する貫通路66が、略等間隔に複数全周にわたって形成されており、貫通路65および貫通路66は、支持部61と押さえ付け部62とが当接した際に連続するように設けられている。これにより、流体供給機構7によって支持部61内に供給された加熱エアが、貫通路65および貫通路66を通ってケーシング5の上側容器部51内、より具体的には押さえ付け部62内(押さえ付け部62に囲まれた空間内)に流入するように構成されている。貫通路65および貫通路66は、支持部61内と押さえ付け部62内とを連通する連通路を構成する。
連通路、例えば貫通路65には、バルブやダンパ等の連通流量調整機構67が設けられており(図4には図示せず)、連通路は、連通流量調整機構67によって加熱エアの流量調整可能に構成されている。また、連通路、例えば貫通路66には、フィルタ等の浄化機構68が設けられており(図4には図示せず)、この浄化機構68により、連通路内を流通した加熱エアが押さえ付け部62内に流入する前に浄化されるように構成されている。このため、基板G上に形成されたレジスト膜へのパーティクルの付着が抑止される。
流体排出機構8は、押さえ付け部62内に流入した加熱エアをケーシング5外に排出する流体排出装置81と、押さえ付け部62内に流入した加熱エアを流体排出装置81に導く排出ダクト82と、押さえ付け部62内に流入した加熱エアを、流体排出装置81の例えば吸引力によって拡散させるとともに、排出ダクト82内に導くための多数の排出孔83が形成された排出板84と、排出ダクト82内を流通する加熱エアの流量を調整するバルブやダンパ等の排出流量調整機構85とを有している。排出ダクト82および排出板84は、上側容器部51の上部に接続されており、これにより、流体排出機構8は、押さえ付け部62内に流入した加熱エアを上方からケーシング5外に排出するように構成されている。なお、供給ダクト72または排出ダクト82は、上側容器部51の下側容器部52に対する昇降に追従できるように、フレキシブル機構を有していることが好ましい。
図6は加熱処理ユニット(HT)30の制御系を概念的に示すブロック図である。図6に示すように、流体供給源71による加熱エアの供給量および供給温度、連通流量調整機構67による連通路内の加熱エアの流量、ならびに排出流量調整機構85による排出ダクト82内の加熱エアの排出流量は、プロセスコントローラ101からの指令を受けたユニットコントローラ(制御本部)104によって制御される。ケーシング5内、例えば上側容器部51内には、保持機構6に保持された基板Gの撓み(および反り)変位量を計測する変位計(撓み計測部)105が設けられており、ユニットコントローラ104は、変位計105により計測された変位量に基づいて、基板Gの例えば中心部の変位量が許容範囲となるように、流体供給機構7による加熱エアの供給量や連通流量調整機構67による連通路内の加熱エアの流量などを制御する。すなわち、ユニットコントローラ104および変位計105は、基板Gの撓みが許容範囲になるように、流体供給機構7による加熱エアの供給および流体排出機構8による加熱エアの排出を制御する制御機構を構成する。なお、変位計105は、レーザー光によるドップラー効果を利用したレーザー変位計等で構成することができる。
次に、上述の通り構成された加熱処理ユニット(HT)30での基板Gの加熱処理について説明する。
加熱処理ユニット(HT)30においては、まず、ケーシング5が開放された状態で、レジスト塗布ユニット(CT)24での処理が終了して搬送アーム41によって搬送された基板Gが、支持部61の支持突部63上に全周にわたって載置されて支持される。この際に、搬送アーム41は、基板Gの縁部を把持して基板Gを搬送するが、支持突部63の側方に入り込むことができるため(図5(a)参照)、基板Gを落下させることなく支持突部63上に受け渡すことができる。次に、上側容器部51が下側容器部52に対して下降してケーシング5が閉塞されるとともに、支持部61と押さえ付け部62とが当接し、基板Gが保持機構6によって保持される。
図7は加熱処理ユニット(HT)30による基板Gの加熱処理を説明するための図である。基板Gが保持機構6によって保持されると、図7に示すように、流体供給機構7によって支持部61内に加熱エアが供給されて基板Gが加熱される。ここで、基板Gを所定の温度に加熱する場合に、流体供給機構7は、ユニットコントローラ104の制御の下で、所定の温度よりも高い第1の温度に設定された加熱エアを供給して基板Gを所定の温度近傍まで加熱した後、第1の温度よりも低い第2の温度に設定された加熱エアを供給して基板Gを所定の温度に加熱する。これにより、基板Gの加熱時間の短縮化を図ることができる。
加熱エアの供給によって支持部61内が陽圧に保持され、しかも、変位計105により計測された変位量に基づくユニットコントローラ104の制御の下で、流体供給機構7による加熱エアの供給量ならびに連通流量調整機構67による支持部61内からの加熱エアの流出量、すなわち下方からの基板Gへの圧力が調整される。このため、基板Gの撓みの発生が抑止される。また、この際に、下方からの加熱エアの圧力によって基板Gに浮力が作用しても、押さえ付け部62によって基板Gが上方から押さえ付けられ、押さえ付け部62のテーパ部64が基板Gに当接するため、基板Gの損傷が防止される。
流体供給機構7によって支持部61内に加熱エアが供給されると、加熱エアが、連通路を通って押さえ付け部62内に流入した後、流体排出機構8によって排出される。このため、基板Gを下方の支持部61内側および上方の押さえ付け部62内側から加熱することができる。特に、変位計105により計測された変位量に基づくユニットコントローラ104の制御の下で、連通流量調整機構67による押さえ付け部62内への加熱エアの流入量ならびに排出流量調整機構85による加熱エアの排出量、すなわち上方からの基板Gへの圧力が調整されるため、基板Gの上方への反りの発生が抑止される。また、連通路が、保持機構6の全周にわたって略等間隔に設けられているため、基板Gを周方向に均等に加熱することができる。さらに、流体排出機構8によって押さえ付け部62内の加熱エアを強制的に排出することで、押さえ付け部62内を負圧にして、押さえ付け部62と支持部61とを密着させることができるため、加熱効率を高めることができる。
基板Gが所定の温度に所定の時間加熱されてレジスト膜の乾燥処理が行われると、流体供給機構7による加熱エアの供給が停止されるとともに、排出流量調整機構85による加熱エアの排出流量が所定量以下に調整される。次に、上側容器部51が下側容器部52に対して上昇して、保持機構6による基板Gの保持が解除されるとともに、ケーシング5が開放される。そして、基板Gが、搬送アーム41によって把持されて第2の熱的処理ユニットセクション25に属する熱的処理ユニットブロック(TB)34のパスユニットに搬送されることとなる。
なお、図8の第2の熱的処理ユニットセクション25の変更例を示す図に示すように、加熱処理ユニット(HT)30は、第2の熱的処理ユニットセクション25に設けてもよい。この場合には、基板Gの受け渡しを行うパスユニット(PASS)44、基板Gに対してプリベーク処理を行うプリベーク用ホットプレートユニット(HP)42、基板Gを冷却するクーリングユニット(COL)43とともに、加熱処理ユニット(HT)30を1台または複数台積層して熱的処理ユニットブロック(TB)34または35を構成することができる。レジスト塗布ユニット(CT)24での処理が終了した基板Gを、まず、搬送アーム41によって熱的処理ユニットブロック(TB)34のパスユニット(PASS)44に搬送し、次に、基板Gを第2の搬送アーム36によってパスユニット(PASS)44から加熱処理ユニット(HT)30に搬送し、加熱処理ユニット(HT)30での加熱処理終了後に、基板Gを第2の搬送アーム36によって加熱処理ユニット(HT)30からプリベーク用ホットプレートユニット(HP)42に搬送することができる。第2の搬送アーム36と加熱処理ユニット(HT)30との基板Gの受け渡しは、例えば、支持部61の押さえ付け部62との対向面あるいは支持部61内に昇降可能な支持ピンを設けておき、この支持ピンを昇降させることにより行うことができる。
また、プリベーク用ホットプレートユニット(HP)を設けずに、加熱処理ユニット(HT)30での加熱時間を長く設定するなどして、加熱処理ユニット(HT)30のみによって基板Gのプリベーグ処理を行ってもよく、あるいは、レジスト塗布ユニット(CT)24と加熱処理ユニット(HT)30との間に減圧乾燥ユニットを設けておき、レジスト塗布ユニット(CT)24によって基板Gにレジスト膜を形成し、減圧乾燥ユニットによって基板Gを減圧下に保持してレジスト膜に含まれる溶剤を除去した後、加熱処理ユニット(HT)30によって基板Gを加熱処理してもよい。さらに、加熱処理ユニット(HT)30を、スクラブ洗浄処理後の脱水ベーク処理や現像処理後のポストベーク処理等に用いてもよい。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。例えば、流体供給機構による加熱エアの供給および流体排出機構による加熱エアの排出のうちの一方のみをユニットコントローラによって制御させて、保持機構によって保持された基板の上方部分および下方部分の圧力を調整してもよい。また、支持部または押さえ付け部の側方から加熱エアを供給または排出するように構成してもよく、連通路を、支持部および押さえ付け部の壁部から突出する管状に設けてもよい。さらに、収容容器を昇降させずに、収容容器に基板の搬入口および搬出口をあらかじめ設けておき、収容容器内で押さえ付け部を支持部に対して昇降させて基板を保持するように構成してもよい。
本発明によれば、FPD用のガラス基板のように特に基板が大型の場合に好適であるが、FPD用のガラス基板に限らず、その他のガラス基板、半導体ウエハ、フォトマスク、あるいはプリント基板等の他の基板の加熱処理にも広く適用することができる。
本発明の一実施形態に係る加熱処理装置が搭載された、FPD用のガラス基板へのレジスト膜の形成および露光処理後のレジスト膜の現像処理を行うレジスト塗布・現像処理システムの概略平面図である。 加熱処理装置の平面図である。 加熱処理装置の側面方向の断面図である。 加熱処理装置の構成要素である保持機構の一部を切り欠いた斜視図である。 保持機構の要部を示す図である。 加熱処理装置の制御系を概念的に示すブロック図である。 加熱処理装置による基板の加熱処理を説明するための図である。 レジスト塗布・現像処理システムの構成要素である第2の熱的処理ユニットセクションの変更例を示す図である。
符号の説明
30…加熱処理ユニット(加熱処理装置)
5…ケーシング(収容容器)
6…保持機構
7…流体供給機構
8…流体排出機構
61…支持部
62…押さえ付け部
65、66…貫通路
67…連通流量調整機構
68…浄化機構
71…流体供給源
85…排出流量調整機構
104…ユニットコントローラ(制御本部)
105…変位計(撓み計測部)
G…基板

Claims (14)

  1. 基板を加熱処理する加熱処理装置であって、
    基板を収容する収容容器と、
    前記収容容器内で基板の縁部を保持する保持機構と、
    前記保持機構に保持された基板に下方から加熱流体を供給して基板を加熱する流体供給機構と、
    前記流体供給機構によって供給された加熱流体を基板の上方から前記収容容器外に排出する流体排出機構と
    を具備し、
    前記流体供給機構による加熱流体の供給量および/または前記流体排出機構による加熱流体の排出量を調整することにより、基板の上方部分の圧力と下方部分の圧力とを、基板の撓みが許容範囲になるように調整して加熱することを特徴とする加熱処理装置。
  2. 前記流体供給機構による加熱流体の供給および/または前記流体排出機構による加熱流体の排出を制御して、基板の上方部分の圧力と下方部分の圧力とを、基板の撓みが許容範囲になるように調整する制御機構をさらに具備することを特徴とする請求項1に記載の加熱処理装置。
  3. 前記制御機構は、
    前記保持機構に保持された基板の撓み量を計測する撓み計測部と、
    前記撓み計測部により計測された撓み量が許容範囲になるように前記流体供給機構による加熱流体の供給および/または前記流体排出機構による加熱流体の排出を制御する制御本部と
    を有することを特徴とする請求項2に記載の加熱処理装置。
  4. 前記制御機構は、所定の温度よりも高い第1の温度に設定された加熱流体を供給して基板を前記所定の温度近傍まで加熱した後、前記第1の温度よりも低い第2の温度に設定された加熱流体を供給して基板を前記所定の温度に加熱するように、前記流体供給機構を制御することを特徴とする請求項2または請求項3に記載の加熱処理装置。
  5. 前記保持機構は、基板の縁部の下端または下面に全周にわたって当接して基板を支持可能な枠状の支持部を有し、
    前記流体供給機構は、前記支持部内に加熱流体を供給することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の加熱処理装置。
  6. 前記保持機構は、基板の縁部の上端または上面に全周にわたって当接して基板を押さえ付け可能な枠状の押さえ付け部をさらに有し、前記支持部と前記押さえ付け部とで基板の縁部を挟むように保持することを特徴とする請求項5に記載の加熱処理装置。
  7. 前記保持機構は、基板を保持した際に、前記押さえ付け部と前記支持部とが当接し、
    前記支持部および前記押さえ付け部の壁部には、前記支持部内と前記押さえ付け部内とを連通する連通路が設けられており、
    前記流体供給機構によって前記支持部内に供給された加熱流体が、前記連通路を通って前記押さえ付け部内に流入し、前記押さえ付け部内に流入した加熱流体が、前記流体排出機構によって前記収容容器外に排出されるように構成されていることを特徴とする請求項6に記載の加熱処理装置。
  8. 前記連通路には加熱流体を浄化する浄化機構が設けられていることを特徴とする請求項7に記載の加熱処理装置。
  9. 前記連通路は加熱流体の流量調整可能であることを特徴とする請求項7または請求項8に記載の加熱処理装置。
  10. 基板は表面に塗布膜を有しており、基板を加熱することにより塗布膜を乾燥させることを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の加熱処理装置。
  11. 基板を加熱処理する加熱処理方法であって、
    収容容器内に基板を収容する工程と、
    前記収容容器内で基板の縁部を保持する工程と、
    保持した基板に下方から加熱流体を供給しつつ、供給した加熱流体を上方から前記収容容器外に排出して基板を加熱する工程と
    を具備し、
    前記加熱工程では、加熱流体の供給量および/または排出量を調整することにより、基板の上方部分の圧力と下方部分の圧力とを、基板の撓みが許容範囲になるように調整して加熱することを特徴とする加熱処理方法。
  12. 前記加熱工程では、保持した基板の撓み量を計測しつつ、計測された撓み量が許容範囲になるように加熱流体の供給量および/または排出量を調整することを特徴とする請求項11に記載の加熱処理方法。
  13. 前記加熱工程では、所定の温度よりも高い第1の温度に設定された加熱流体を供給して基板を前記所定の温度近傍まで加熱した後、前記第1の温度よりも低い第2の温度に設定された加熱流体を供給して基板を前記所定の温度に加熱することを特徴とする請求項11または請求項12に記載の加熱処理方法。
  14. コンピュータ上で動作する制御プログラムが記憶されたコンピュータ読取可能な記憶媒体であって、
    前記制御プログラムは、実行時に請求項11から請求項13のいずれか1項に記載の加熱処理方法が行われるように、コンピュータに処理装置を制御させることを特徴とするコンピュータ読取可能な記憶媒体。
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