JP4455764B2 - 固体フィターゼ組成物 - Google Patents

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Description

【0001】
発明の分野
フィチン酸の抗栄養素効果を低減するために動物飼料にフィターゼを添加することはよく知られている。例えば、WO98/28408及びWO98/28409を参照のこと。
【0002】
本発明は乳酸起源、例えばコーン・スチープ・リカー(CSL)で安定化された固体フィターゼ組成物及びその製造方法に関連する。
【0003】
発明の背景
尿素、グリセロール又はソルビトールを有する液体フィターゼ製剤の安定化はWO 93/16175に開示されている。
塩安定化固体フィターゼ組成物はEP0758018A1に開示されている。
【0004】
植物種子、穀物粒及びマメ類が動物飼料の通常の成分である。このような飼料の一部はフィチン酸、そして往々にして内因性フィターゼ酵素をも含む。
【0005】
本出願人により実施された研究によると、動物飼料内の内因性フィターゼ活性は約0.5単位/gという極めて低いレベルである。
例えば上記の最初の2つのWO文献によると、補助フィターゼを飼料に加えることで、飼料中のフィターゼ活性は0.01〜20単位/gの範囲となる。
【0006】
発明の概要
本発明は(a)フィターゼ活性を有する酵素;及び(b)乳酸起源;を含んで成る固体フィターゼ組成物に関連し、ここで当該組成物のフィターゼ活性は20単位/g以上である。
【0007】
発明の詳細な説明
本明細書において、「フィターゼ活性を有する酵素/又はポリペプチド」又は「フィターゼ」なる語には、フィチン酸又はその任意の塩(フィテート)からの無機リン酸塩の遊離を及ぼすことのできる任意の酵素が挙げられる。
【0008】
フィチン酸はミオ−イノシトール1,2,3,4,5,6−ヘキサキス二水素リン酸塩(又は略してミオ−イノシトールヘキサキスホスフェート)である。何らかのことわりのない限り、「フィチン酸」又は「フィテート」は同義に又はランダムに使用している。
【0009】
本明細書において、「単位」とは酵素、特にフィターゼ活性の単位を意味する。フィターゼ活性を決定するための任意の方法を利用してよい。
【0010】
好適な態様において、一単位のフィターゼ活性は下記の条件下で1分間に1μmol の無機オルトリン酸塩を遊離する酵素の量として定義する:実際の酵素の至適pHの+/−1pH単位の範囲内のpH;実際の酵素の至適温度の+/−20℃の範囲内の温度;基質としてフィチン酸又はその任意の塩の適当な濃度での使用。
【0011】
好ましくは、この基質は0.005mole/lの濃度のドデカ−フィチン酸ナトリウムとする。
好ましくは、pHは至適pHの+/−0.5pH単位の範囲内とする;より好ましくは、pHは至適pHとする。
好ましくは、温度は至適温度の+/−10℃の範囲内とする;より好ましくは、温度は至適温度とする。
好ましくは、至適pH及び至適温度は基質としてのフィチン酸ナトリウムの利用に関連する。
【0012】
別の好適な態様において、フィターゼ活性は1単位のFYTで決定される。1FYTは下記の条件下で1分間で1μmol の無機オルトリン酸塩を遊離する酵素の量である:pH5.5;温度37℃;基質フィチン酸ナトリウム(C66246Na12)0.0050mol/l。
【0013】
更なる好適な態様において、フィターゼ活性はFTUアッセイを利用して測定する。
FYT−及びFTU−アッセイは実験部でより詳しく説明する。
【0014】
好適な態様において、本発明の固体組成物のフィターゼ活性は25,50,100,250,500,750以上、又は1000単位/gでさえもある。
【0015】
任意的に、当該固体組成物のフィターゼ活性は100,000単位/g以下、より好ましくは75,000単位/g以下、更により好ましくは50,000単位/g以下、又は40,000単位/g以下、又は25,000単位/g以下、又は更には10,000単位/g以下、最も好ましくは5,000単位/g以下である。
【0016】
フィターゼ活性の好適な範囲は25〜100,000、25〜75,000,35〜50,000、又は50〜40,000単位/g;より好ましくは100〜25,000単位/g:更により好ましくは500〜10,000単位/g;最も好ましくは1000〜5000単位/gである。
【0017】
本明細書においては、フィターゼ活性を有する任意の酵素を使用してよい。
【0018】
フィターゼは植物及び微生物に由来する。微生物のうちで、フィターゼ産生細菌及びフィターゼ産生真菌が知られている。植物界からは、例えば小麦−ぬかフィターゼが知られている(Thomlinsonら、Biochemistry,l(1962)、166−171)。ユリの花粉由来のアルカリ性フィターゼがBarrientosらPlant,Physiol.,106(1994)、1489−1495により発表されている。
【0019】
細菌のうちで、バチルス・スブチリス(Bacillus subtilis)(Paver and Jagannathan,1982,Journal of Bacteriology,151:1102−1108)及びシュードモナス(Pseudomonas)(Cosgrove,1970,Australian Journal of Biological Sciences 23:1207−1220)由来のフィターゼが発表されている。更にまた、E.コリ(E.coli)由来のフィターゼがGreinerら(Arch.Biochem.Biophys.,303,107−113,1993)により精製及び特性決定されている。
【0020】
フィターゼ産生酵母、例えばサッカロマイセス・セレビジエ(Saccharomyces cerevisiae)(Nayiniら、1984,Lebensmittel Wissenschaft and Technologie 17:24−26)も発表されている。しかしながら、この酵素はおそらくはミオ−イノシトールモノホスファターゼである(Wodzinskiら、Adv.Appl.Microbiol.,42,263−303)。AU−A−24840/95は酵母シュワンニマイセス・オクシデンタリス(Schwanniomyces occidentalis)のフィターゼのクローニング及び発現を発表している。
【0021】
子嚢菌網(ascomycetes)の真菌門に主に属するフィターゼ産生糸状菌の発表がある。特に、アスペルギルス(Aspergillus)属のフィターゼ産生子嚢菌網、例えばアスペルギルス、テレウス(A.terreus)についてのいくつかの文献がある(Yamadaら、1986、Agric.Biol.Chem.322:1275−1282)。また、アスペルギルス・ニガー変種アワモリ(A,niger var.awamori)由来のフィターゼ遺伝子のクローニング及び発現も発表されている(Piddingtonら、1993,Gene 133:55−62)。EP0,420,358はアスペルギルス・フィキューム(A,ficuum)(ニガー)のフィターゼのクローニング及び発現を発表している。EP0,684,313子嚢菌網マイセリオフソラ・サーモフィラ(Myceliophthora thermophila)及びアスペルギルス・テレウスのフィターゼのクローニング及び発現を述べている。
【0022】
担子菌網の門の菌類に由来するフィターゼがWO98/28409及びWO98/28408に開示されている。
改変フィターゼ又はフィターゼ変異体が当業界公知の方法により、特にEP0897010,EP0897985,PCT/DK99/00153及びPCT/DK99/00154に開示の方法により入手できる。これらの4つの特許出願のいずれかに開示のフィターゼも本発明の組成物において利用できうる。
【0023】
固体又は乾燥組成物は0.01〜1.0μm、又は好ましくは約1〜1000μm、又は〜1200μm、又は〜1500μm、又は最大2000μmの範囲のサイズの易流動性粒子を含んで成る、好ましくはそれらから本質的に成る、又はそれらから成る粒状物質である。
【0024】
好ましくは、固体又は乾燥フィターゼ組成物は、例えばスプレードライ、スプレー冷却(プリリング)により液体フィターゼ濃縮物から調製されうる組成物、又は任意のタイプの顆粒である。
スプレードライの場合、液体フィターゼ濃縮物に添加する更なる成分の必要はない。
【0025】
スプレー冷却の場合、溶融性成分、例えばヤシ油(及び/又はその他の溶融性植物油又は脂肪)、水添加ヤシ油(及び/又はその他の水添加植物油)、獣脂、水添加獣脂、又はワックスがマトリックスとして機能する。あるとしたなら、フィターゼ及びその他の成分を溶融した溶融性成分に導入し、そしてその溶融物を粒子形式条件下、典型的にはスプレードライタワーの中で固化させる。
【0026】
しかしながら、多くの用途、例えば動物飼料にとって、顆粒が様々な理由のために通常好ましい。一の理由はそれらが飼料成分と容易に混合されうること、又は好ましくはビタミンやミネラルの如きその他の所望の飼料添加剤を含むプレミックスの成分を形成するからである。
【0027】
酵素顆粒の粒子サイズは好ましくはその混合物のその他の成分のそれと適合性なものとする。これは酵素を例えば動物飼料に組込むための安全且つ便利な手段を提供する。
【0028】
粒子のサイズは粒子の最大線形寸法としてよい。従って、例えば実質的に球形の粒子(例えば実質的に球形の顆粒)の場合、注目の粒子サイズは粒子の直径であろう。
【0029】
凝集顆粒及び凝集粉末は高剪断ミキサー(例えばLodgie)において凝集技術を利用して調製してよく、その際1又は複数種の充填材及び酵素が共凝集して顆粒を形成する。
【0030】
吸収性顆粒は吸収されるべき/酵素によりコーティングされるべき1又は複数種の担体材料のコアを有することにより調製される。
【0031】
典型的な充填材は塩類、例えば硫酸二ナトリウム及びリグノスルホン酸カルシウムである。その他の充填材はシリカ、石膏、カオリン、タルク、珪酸マグネシウムアルミニウム及びセルロースファイバーである。任意的に、結合剤、例えばデキストリンを凝集顆粒に含ませる。
【0032】
典型的な担体材料は適当な粒子サイズを有する粒状コアから成ってよい。この担体は水溶性又は水溶性であってよく、例えばカッサバ又はコムギの形態の例えばデンプン、又は糖類(例えばスクロース又はラクトース)、又は塩(例えば塩化ナトリウム又は硫酸ナトリウム)であってよい。
【0033】
任意的に、これらの顆粒はコーティング混合物でコーティングする。かかる混合物はコーティング剤、好ましくは疎水性コーティング剤、例えば水添加ヤシ油及び牛獣脂を含んで成り、そして所望するならその他の添加剤、例えば炭酸カルシウム又はカオリンを含んで成る。
【0034】
WO97/39116は酵素含有顆粒の形態における本発明の固体組成物の作製のための好適な方法を開示する。特に、その詳細な説明の中の表題cores,binders,fillers,plasticizers,fibrous materials,superabsorbents,coating layers,enzymes,other adjunct ingrediencsの章を参照のこと(これらの事は引用することで本明細書に組入れる)。しかしながら、WO97/39116は乳酸起源の固体組成物への合体を開示していない。
【0035】
フィターゼ顆粒を調製する好適な方法は実施例3を参照されたい。
【0036】
本発明の好適な固体組成物は酵素組成物である。好適な組成物は濃縮されており、即ち20単位/g以上の活性である。従って、固体酵素組成物の概念は、特に、限定することなく、スプレードライ酵素調整品、酵素顆粒、例えば凝集顆粒及び吸収性顆粒、コーティング化及び非コーティング化、並びに動物飼料用の酵素含有プレミックスを含んで成る。
【0037】
液体酵素(フィターゼ)濃縮物は例えば下記の通りにして調製できうる:酵素起源、典型的にはフィターゼ含有発酵ブロスを一次分離工程にかけ(例えばデカンター、遠心分離機又はフィルタープレスを使用して)、次いで第二精製濾過及び/又は細菌濾過工程にかける。最後に、液体を例えば超限外濾過を利用して濃縮し、次いで細菌濾過する。典型的な乾燥物質含有量は10〜30%、好ましくは15〜25%、より好ましくは17〜22%の範囲にある。
【0038】
本明細書において、単数形は「1又は複数」又は「一以上」を包括している。これは本発明の組成物の以下の必須又は任意成分に適用される:フィターゼ、乳酸起源、CSL、デンプン、二糖、充填剤、担体。
【0039】
何らかのことわりのない限り、乾燥物質含有量についての%表示は全て重量/重量である。好ましくは、「単位/g」も乾燥物質含有量に関連する。乾燥物質含有量は当業界公知の任意の方法、例えば屈折測定計又は水分を放出するためのオーブン中での乾燥により決定できうる。
【0040】
何らかのことわりのない限り、「以上」は一般に「≧」を意味し、「最大」又は「以下」は「≦」を意味する。
【0041】
本発明において、「乳酸起源」又は「乳酸調製品」は乳酸又は任意の乳酸塩、即ち、任意のその塩の化合物を含んで成る任意の組成物をいう(乳酸は2−ヒドロキシプロパン酸である)。同様に、本明細書でいう「乳酸」には任意の乳酸塩が含まれる。このような表現は乳酸起源、乳酸のそのもの、及びその乾燥物質部分について同義に利用する。
【0042】
乳酸起源の非限定的な例示は下記の通りである:比較的純粋な化学化合物としての乳酸及び乳酸塩(即ち、純度70%、80%、90%以上);やや不純な物質としての乳酸及び乳酸塩(即ち、純度5%、10%、15%、20%、25%、30%、40%、50%以上);5%以上、好ましくは10%、15%、20%、25%、30%、40%、50%、70%、80%、90%以上の量の乳酸を含んで成る任意の天然又は合成組成物。
【0043】
本発明の固体酵素組成物は好ましくは最大20%、好ましくは最大15%、より好ましくは最大10%、更により好ましくは最大9,8,7,6,5,4,3,2,1,0.75又は0.5%の乳酸を含んで成る。乳酸の含有量は好ましくは0.001%以上、好ましくは0.002,0.004,0.006,0.008,0.01,0.02,0.04,0.06,0.08,0.1,0.12,0.14,0.16,0.18,0.2,0.22,0.24,0.26,0.28又は0.3%以上とする。乳酸含有量の好適な範囲は0.01〜10%、0.02〜9%、0.03〜8%,0.04〜7%、0.05〜6%、0.06〜7%、0.07〜6%、0.08〜5%、0.09〜4%、又は0.1〜3%である。
【0044】
乳酸のための任意のアッセイを利用することができる。好適な乳酸アッセイはSIGMAに由来する:(1)アッセイキットカタログNo.735−10(酵素アッセイ:オキシダーゼの存在下で乳酸塩をピルビン酸塩及び過酸化水素へと分解);又は(2)アッセイキットカタログNo.826−A及び826−B(紫外線、終点:乳酸脱水素酵素及びNADの存在下で乳酸塩をピルビン酸へと変換)。
【0045】
好適な乳酸起源はコーン・スチープ・リカー又はCSLである。CSLは市販の製品である。例えば、Merck Indeks,1996,第4版、Index no.2598参照のこと。それはコーン・スチープ水の濃縮により得られる粘性の黄色味がかった又は濃茶色の液体である。その乾燥物質含有量は通常45〜55%、好ましくは48〜52%である。そのpHは3〜5、好ましくは3.5〜4.5の範囲内にある。そのタンパク質含有量(乾燥物質)は典型的には30〜50%、好ましくは35〜45%である。酸度(乳酸として)は典型的には10〜30%(乾燥物質)、好ましくは12〜25%である。
【0046】
本明細書で用いる「CSL」とは製品そのまま、又はその乾燥物質部を意味する。
【0047】
好適な態様において、本発明の固体組成物は0.01〜15%、好ましくは0.1〜10%、より好ましくは1〜5%のCSLを含んで成る。
【0048】
CSL含有量の分析のためには任意の方法を利用してよい。CSLのフィンガープリンティング及び定量のための好適なHPLC法を実施例8に示す。別の好適な方法はヘッドスペースガスクロマトグラフィー(HS−GC)であり、好ましくはマススペクトル(MS)と併用する。
【0049】
好適な態様において、本発明の固体組成物は更にデンプン起源を、典型的には0.1〜20%、より好ましくは0.2〜10%、更により好ましくは1〜5%の量で含んで成る。
【0050】
デンプン起源の概念はアルファ−1,4−又はアルファ−1,6−結合により相互連結されたグルコース単位を含んで成る任意の天然又は合成多糖類を含む。純度は好ましくは10,20,30,40,50,60,70,80,90以上又は100%である。好適なデンプン起源はコムギデンプンであり、それは市販の製品である。「デンプン起源」なる語には前述のWO97/39116の表題「Cores」の章に記載のデンプン及び修飾デンプンが挙げられる。
【0051】
別の好適な態様において、本発明の固体組成物は更に二糖類を、好ましくは0.01〜15%、より好ましくは0.1〜10%、更により好ましくは1〜5%の量で含んで成る。
【0052】
二糖類の概念には、任意の天然又は合成二糖類が含まれ、モノマー及び結合の型は問わない。かかる二糖類の例はマルトース、ラクトース、セロビオース、スクロース、トレハロースである(非限定例)。好ましくは、これらの二糖類は純度10,20,30,40,50,60,70,80以上又は90%以上でさえもある。好適な二糖類はラクトース及びトレハロース(アルファ−D−グルコース アルファ−D−グルコピラノシド、α−1,1−結合)である。
【0053】
本発明の方法において、全ての工程、例えば請求項14に記載の工程は、同時に又は順次に行ってよい。例えば、工程(i)及び(ii)は順次に、又は好ましくは同時に(乳酸起源及びフィターゼを混合してから担体にスプレーする);工程(iii)及び(iv)は同時に、又は順次に、好ましくは同時に、同一の装置内で行う。これは請求項12の「一緒に」に適用される。
【0054】
本発明の更なる好適な態様は下記の通りである:
フィターゼ活性を有する少なくとも一種の酵素及びコーン・スチープ・リカー(CSL)を含んで成る固体組成物(ここでこの組成物のフィターゼ活性は20〜50,000単位/gの範囲にある)。CSLの好適な量は0.01〜15%(乾燥物質含有量及びw/w)の範囲内にある。好ましくは、この組成物は更にコムギデンプン(WS)を、好ましくは0.01〜20%(乾燥物質含有量及びw/w)の範囲内の量で含んで成る。
【0055】
20〜50,000単位/gの範囲のフィターゼ活性を有する顆粒組成物の調製方法(ここでこの方法は(i)液体フィターゼを担体上にスプレーし;(ii)CSLをこの担体上にスプレーし;(iii) 混合し;そして(iv)乾燥する工程を含んで成る。
【0056】
20〜50,000単位/gの範囲のフィターゼ活性を有するスプレードライ固体組成物の調製方法(この方法は、CSLを液体フィターゼ濃縮物に添加し、それからそれを乾燥させる工程を含んで成る)。
【0057】
本実施例で調製した固体フィターゼ組成物の活性は貯蔵前は1000〜3000FTU/g の範囲にある。
【0058】
実施例1
FYTアッセイ
10μlの希釈酵素サンプル(0.1Mの酢酸ナトリウム、0.01%のTween20,pH5.5に希釈)を0.1Mの酢酸ナトリウム、0.01%のTween20,pH5.5中の250μlの5mMのフィチン酸ナトリウム(Sigma)(pHはフィチン酸ナトリウムの溶解後に調整;基質は予め加熱しておく)に加え、そして37℃で30分インキュベーションする。反応を250μlの10%のTCAで停止させ、そして遊離リン酸塩を100mlのモリブデン酸試薬中の7.3gのFeSO4 500μl(250mlに希釈した8mlのH2SO4中の2.5gの(NH46Mo724・4H2O)の添加により測定する。750nmでの吸収を96穴マイクロタイタープレート中の200μlのサンプルで測定する。基質及び酵素ブランクを含ませる。リン酸標準曲線も含ませる(0〜2mMのリン酸塩)、1FYTは所定の条件で1μmol のリン酸塩/min 遊離させる酵素の量に相当する。
【0059】
FTUアッセイ
1FTUは標準の条件(37℃、pH5.5;反応時間60分、そして5mMのフィチン酸の出発濃度)で、1分当り1μmol のリン酸に相当するリン酸塩を遊離させる酵素の量と定義する。
1FTU=1FYT
【0060】
FTUアッセイは動物飼料プレミックス等の複雑な組成物のフィターゼ活性測定に好ましい。
【0061】
試薬/基質
飼料等のための抽出バッファー
このバッファーはPO4 −標準品の調製及びプレミックスサンプルの更なる希釈のためにも使用する。
【0062】
0.22Mの酢酸バッファー、Tween20入り、pH5.5
1リットル当り30gの酢酸ナトリウム三水和物(MW=136.08g/ mol)、例えばMerck Art 46267及び1リットル当り0.1gのTween20,例えばMerck Art 22184を秤量する。
酢酸ナトリウムを脱鉱水に溶解する。
Tween20を加え、そしてpH酢酸で5.50±0.05に調整する。
脱鉱水を全容量に至るまで加える。
【0063】
プレミックス用の抽出バッファー
0.22Mの酢酸バッファー、Tween20,EDTA,PO4 3-,BSA入り
1リットル当り30gの酢酸ナトリウム三水和物、例えばMerck Art 6267
1リットル当り0.1gのTween20、例えばMerck Art 22184
1リットル当り30gのEDTA、例えばMerck Art 8418
1リットル当り20gのNa2HPO4・2H2O、 例えばMerck Art 6580
1リットル当り0.5gのBSA(牛血清アルブミン)、例えばSigma Art A−9647
【0064】
これらの成分を脱鉱水に溶かし、そしてpHを酢酸で5.50±0.05に調整する。
脱鉱水を全容量に至るまで添加する。
BSAは安定ではなく、そしてバッファーを使用する回に加えなくてはならない。
【0065】
50 mM のPO 4 3- ストック溶液
0.681gのKH2PO4(MW=136.09g/ mol)、例えばMerck Art 4873を秤量し、そしてTween入りの100mlの0.22Mの酢酸ナトリウム、pH5.5に溶解する。
貯蔵安定性:冷蔵庫の中で1週間
【0066】
0.22Mの酢酸バッファー、pH5.5、Tweenなし
このバッファーはフィチン酸基質の製造のために使用する。
150gの酢酸ナトリウム三水和物(MW=136.08)、例えばMerck Art 6267を秤量し、そして脱鉱水に溶かし、そしてpHを酢酸で5.50±0.05に調整する。
脱鉱水を5000mlとなるまで添加する。
貯蔵安定性:室温で1週間
【0067】
フィチン酸基質:5 mM のフィチン酸
フィチン酸の容積を使用バッチの水含有量を差し引いて計算する。
水含有量が例えば8.4%なら、以下の通りとなる:
【数1】
Figure 0004455764
【0068】
フィチン酸(Na−塩)(MW=923.8g/ mol)、例えばSigma P−8810を秤量し、そして0.22Mの酢酸バッファー(Tweenなし)に溶解する。(希釈)酢酸の添加は溶解速度を上げる。
pHを酢酸で5.50±0.05に調整する。
0.22Mの酢酸バッファーを全容量に至るまで添加する。
【0069】
21.7%の硝酸溶液
停止溶液用
1部の濃(65%)硝酸を2部の脱鉱水に混合する。
【0070】
モリブデン酸試薬
停止溶液用
100gのヘプタモリブデン酸アンモニウム四水和物(NH46MO724 ・4H2O 、例えばMerck Art 1182を鉱鉱水に溶解する。10mlの25%のNH3 を加える。
脱鉱水を1リットルとなるまで添加する。
【0071】
0.24%のバナジン酸アンモニウム
Bie & Berntsenより購入
【0072】
モリブデン酸/バナジン酸停止溶液
1部のバナジン酸塩溶液(0.24%のバナジン酸ナトリウム)+1部のモリブデン酸溶液を混合する。2部の21.7%の硝酸溶液を添加する。
この溶液は使用の2時間以内に調整し、そしてボトルはアルミ箔でラッピングする。
【0073】
サンプル
凍結サンプルを冷蔵庫の中で一夜解凍する。
飼料サンプルのためのサンプルサイズ:少なくとも70g、好ましくは100g。
【0074】
飼料サンプル
サンプルサイズの10倍に相当するバッファーの添加を可能とする溶液容積を選定する。例えば、100gをTween入りの1000mlの0.22M酢酸バッファーに溶解する。enclosure1参照。最も近い溶液容積にする。
【0075】
サンプルサイズが約100gなら、全てのサンプルをコーヒーグラインダーで粉砕し、次いで風袋計量したビーカーに入れる。サンプル重量を記録する。非ペレット化サンプルを粉砕する必要はない。もしサンプルが取り扱うには大きすぎるなら、それを約100gの部へと分割する。
【0076】
磁石をビーカーに入れ、そしてTween入りの0.22Mの酢酸バッファーを加える。
サンプルを90分かけて抽出する。
抽出後、サンプルを30分放置して飼料を沈降させる。5mlのサンプルをピペットで抜き取る。サンプルを溶液の水面下2〜3cmで取り、そして遠心用ガラスに入れ、蓋でカバーする。
サンプルを4000rpm で10分遠心分離する。
【0077】
プレミックスサンプル
サンプル重量の10倍に相当するバッファーの添加を可能にする溶液容積を選定する。最も近い溶液容積にする。
サンプルを秤量したなら(50〜100g)、全てのサンプルを風袋計量したビーカーに入れる。サンプル重量を記録する。サンプルが取り扱うのに大きすぎるなら、それを約100gの部へと分割する。
磁石をビーカーに入れ、そしてTween、EDTA及びPO4 3- 入りの0.22Mの酢酸バッファーを添加する。
サンプルを60分かけて抽出する。
抽出後、サンプルを30分放置し、プレミックスを沈降させる。5mlのサンプルをピペットで抜き取る。サンプルは溶液の水面下2〜5cmで取り、そして遠心ガラスに入れ、蓋でカバーする。
サンプルを4000rpm で10分遠心分離する。
【0078】
分析
飼料サンプルの抽出物を直接分析する。
プレミックスの抽出物を約1.5FTU/g に希釈する(A415 (メインサンプル)<1.0)。
Tween20入りの0.22Mの酢酸バッファーを希釈のために用いる。
【0079】
メインサンプル
抽出及び遠心分離してサンプル由来の2×100mlの上清液を標線付きガラス試験管に入れ、そして磁石を各試験管に入れる。
全てのサンプルの準備が整ったら、それらを撹拌湯浴に入れる。温度:37℃。
3.0mlの基質を加える。
基質を添加してから正確に30分インキュベーションする。
サンプルを湯浴から取り出し、そして2.0mlの停止溶液を加える(基質を添加してから正確に60分後)。
サンプルを1分以上撹拌する。
飼料サンプルを4000rpm で10分遠心分離する(プレミックスサンプルは遠心分離の必要がない)。
【0080】
ブラインドサンプル
抽出及び遠心分離したサンプル由来の100mlの上清液を標線付きガラス試験管に入れ、そして磁石を各試験管に入れる。
2.0mlの停止溶液をサンプルに加える。
3.0mlの基質をサンプルに加える。
サンプルを室温で60分インキュベーションする。
飼料サンプルを4000rpm で10分遠心分離する(プレミックスサンプルは遠心分離の必要がない)。
【0081】
標準品
8つの標準品各々から2×100mlを取り、更に4×100mlの0.22Mの酢酸バッファー(試薬ブラインド)も用意する。
全てのサンプルのA415 を測定する。
【0082】
計算
FTU /g=μmol PO4 3- /(min ×g(サンプル))
Cgのサンプルを秤量する(粉砕後)。
100μlを抽出及び遠心分離サンプルからとる。
PO4 3- 標準曲線は直線状である。
PO4 3- 標準品の回帰曲線から、サンプルの実際の濃度がわかる(mMの濃度):
【数2】
Figure 0004455764
t=インキュベーション時間、分
Vol:サンプル容積、リットル=0.0001 リットル
1000:mmolからμmol に至る換算計数
【数3】
Figure 0004455764
C=サンプルの秤量グラム数
Fp=採取サンプルと全サンプル(抽出後)との関係
例えば:1000mlから0.100mlとると、Fp=1000/0.100=10000
下記の値を挿入した換算式:
t=60
Vol=0.0001 l
Fp=10000
【数4】
Figure 0004455764
【0083】
実施例2
濃液体フィターゼ調製品の調製
ペニオフォラ・ライチイ(Peniophora lycii)由来のフィターゼをWO98/28408に本質的に記載の通りにしてアルペルギルス・オリザ(A,oryzae)の中で発現させ、そして発酵及び精製する。得られる液体フィターゼ濃縮物は18%の乾燥物質含有量のUF(限外濾過)濃縮物である。pHを5に調整する。
【0084】
実施例3
フィターゼ顆粒の調製
1.5%のCSLの入ったコーティング化フィターゼ顆粒を下記の通りに調製する:
以下の組成を有する粉末組成物14.68kg:
0.75gのカオリン、Speswhite,English China Clag
1.80kgの繊維セルロース、Acbocel BS200
11.23kgの微粉砕硫酸ナトリウム
0.90kgの炭水化物結合剤、Tackidex G155(Roquette)
をLodigeミキサーFM50の中で混合し、そして1.68kgの水、0.625kgのコーン・スチープ・リカー(Amylum N.V.より供給の濃縮コーン・スチープ・リカー(CCSL)、乾燥物質含量48%)及び0.84kgのフィターゼ濃縮物(18%の乾燥物質含有量)(実施例2記載の通りに調製)から成る3.15kgのスプレー用液体をスプレーする。スプレーの最中及び後に、この湿った混合物を米国特許第4,106,991号のExample1に記載の通りにして、多数のセットのナイフによる圧縮及び粉砕力にかける。
【0085】
このまだコーティングを施していない原料顆粒中のCSLのパーセンテージを下記の通りに計算する:
0.625x0.48/(14.68+0.625x0.48+0.84x0.18)=0.300/(14.68+0.30+0.672)=0.300/15.652=1.917%〜2%。
【0086】
顆粒を流動床で3%未満の水分含量へと乾かし、以下の粒度分布を有する明色顆粒を得た:
10.5%>1100μm(マイクロメーター)
92.0%>300μm
8.0%<300μm
【0087】
最後に顆粒をふるいにかけ、300μm〜1100μmの粒子範囲を有する製品を得、そして6kgの顆粒を80℃にて、
9%の完全水添加ヤシ油、次いで22.5%のカオリン、Speswhite(100gのコーティング材料中の乾燥物質含有量:22.5g+9g=31.5g)で、米国特許第4,106,991号、Example22に記載の通りにしてコーティングする。
【0088】
得られる最終製品、コーティング化顆粒中のCSLの含量は出発顆粒のCSL含量と比較して以下の通りに減少する:1.917%/1.315=1.458%〜1.5%。
【0089】
この顆粒をふるいにかけ、300μm〜1200μmの粒子範囲を有する製品を得る。
【0090】
下記に利用するコントロール顆粒を、CSLを添加しないことを除き、上記の通りに調製する。
コムギデンプン及びラクトース又はトレハロースを更に含んで成る顆粒を対応の方式で調製する。
【0091】
実施例4
プレミックス中のフィターゼ顆粒の貯蔵安定性
以下の表1に示すフィターゼ顆粒を実施例3に従って調製する。「コントロール」は実施例3の方法に従って調製したが、CSLの添加していないフィターゼ顆粒を意味する。
【0092】
顆粒を各バイヤルの中に直接秤量する。顆粒の正確な重量を記録する。これらのバイヤルに清浄なタオルをかけ、そして室温で一夜放置する。
【0093】
プレミックスENGA 1−02/Nordkorn、製品番号015384 Artikel Nr.8259(25kgドラム)をLodigeミキサーの中でプレミックス成分の均一な分布を確保しながら混合し、そしてプラスチックバッグの中にバッグ当り約3kgのプレミックスで充填する。
【0094】
プレミックスの組成は以下の通りである(キロ当り):
5000000IE ビタミンA
1000000IE ビタミンD3
13333 mg ビタミンE
1000 mg ビタミンK3
750 mg ビタミンB1
2500 mg ビタミンB2
1500 mg ビタミンB6
7666 mcg ビタミンB12
12333 mg ナイアシン
33333 mcg ビオチン
300 mg 葉酸
3000 mg Ca−D−パントテネート
1666 mg Cu
16666 mg Fe
16666 mg Zn
23333 mg Mn
133 mg Co
66 mg I
66 mg Se
5.8 % カルシウム
25 % ナトリウム
【0095】
50g±1gのプレミックスを各バイヤルに入れ、そしてこれらのバイヤルをスクリュー蓋で閉じる。プレミックスを50gに相当する容量を供するように調整した調節可能シリンダー「スクープ」を用いて添加する。これらのバイヤルを、顆粒がプレミックスの中で均一に分布されるまで手動で混合する。
【0096】
各顆粒について100%の活性レベルと規定する0週サンプル(閉じたバイヤル)をサンプル調製の完了直後に凍結する。30℃で保存するサンプルは再度蓋を開ける。開放バイヤルを、サンプル中の約10%の水分に相当する43%のrHに水で調整した1リットルのグリセロールを含むプラスチック箱に入れる(糖スケールで測定すると62%の屈折計乾燥物質)。プラスチック箱の蓋を強力テープでシールする。これは、水分活性が13週間の試験期間全体にわたり0.43であることを意味する。
【0097】
貯蔵期間の満了後、サンプルをグリセロール箱から取り出し、スクリュー蓋で閉じ、そして凍結する。
【0098】
サンプルを冷蔵庫(5℃)の中で一夜かけて解凍してから分析する。
−18℃で貯蔵した0週サンプル及び30℃で貯蔵した対応のサンプルを同日に分析し、日間差及び人間差を排除する。
結果を以下の表1に示す:CSL=コーン・スチープ・リカー及びWS=コムギデンプン。
2%のCSL、3%のCSL及び2%CSL+5%のWSを含むフィターゼ顆粒は似かよった性能を示す。
【0099】
【表1】
Figure 0004455764
【0100】
実施例5
飼料中のフィターゼ顆粒の貯蔵安定性
以下の表2に表示のフィターゼ顆粒を実施例3に従って調製する。「コントロール」は実施例3の通常の標準方法に従って調製したが、WSもCSLも二糖類も添加していないフィターゼ顆粒を示す。
【0101】
飼料中の顆粒のサンプルはBioteknologisk Institut,Kolding,Denmarkにて調製する。
【0102】
飼料の組成は以下の通りである:
74.0%のコムギ
20.7%のローストダイズケーキ
5.0%のダイズ油
0.3%のPremix Enga 1−02/Nordkorn
【0103】
飼料をフィターゼ顆粒の添加前に≦10%の水分含有量へと乾かす。
顆粒バッチを飼料に供給し、そしてこの混合物を65℃でペレット化する。
この飼料ペレットをサンプル分割し、そして100mlのサンプルバイヤルに充填する。
各顆粒について100%の活性レベルと規定する0週サンプルをスクリュー蓋で閉じ、そして−18℃で保存する。
【0104】
30℃で保存するサンプルは閉じない。開放バイヤルを、サンプル中の約10%の水分に相当する43%のrHに水で調整した1リットルのグリセロールを含むプラスチック箱に入れる(糖スケールで測定すると62%の屈折計乾燥物質)。プラスチック箱の蓋を強力テープでシールする。このことは、水分活性が13週間の試験期間全体にわたり0.43であることを意味する。
【0105】
貯蔵期間の満了後、サンプルをグリセロール箱から取り出し、スクリュー蓋で閉じ、そして凍結する。サンプルを冷蔵庫(5℃)の中で一夜かけて解凍し、分析する。
均一性試験のためのサンプルを分析するまで+5℃で冷蔵保存する。
【0106】
マッシュ飼料、65℃に加熱した飼料及び添加酵素抜きの飼料ペレットは全て予想通り約0.5FTU/g を含んだ。
【0107】
酵素添加した及び65℃に加熱したマッシュ飼料のサンプル5つを均一性について分析する。相対標準偏差は2%〜11%である。従って、均一性は許容できる。
【0108】
飼料ペレットのサンプル5つを均一性について試験する。相対標準偏差は2〜10%である。従って、均一性は許容できる。
【0109】
貯蔵安定性を13週間後に測定する。−18℃で貯蔵した0週サンプル及び30℃で貯蔵した対応のサンプルを日間差及び人間差を排除するために同日に分析する。
【0110】
フィターゼ残留活性測定値の結果を以下の表2に示す(残留活性の計算前に内因活性を総活性から差し引く);CSL=コーン・スチープ・リカー、そしてWS=コムギデンプン。
【0111】
2%のCSL、3%のCSL及び2%のCSL+5%のWSを含むフィターゼ顆粒は似かよった性能を示す。
【0112】
【表2】
Figure 0004455764
【0113】
実施例6
フィターゼ顆粒自体:顆粒収率及び貯蔵安定性
実施例2の液体濃縮物を実施例3の方法に従って実験用固体フィターゼ組成物を調製するために用いた。
第一顆粒実験では、二糖ラクトースを2%の量で3%の乳酸起源コーン・スチープ・リカー(CSL)と一緒に加えた。
第二顆粒実験では、3%のコムギデンプン(WS)を、第一実験の2成分に加え、適用した。
第三顆粒実験では、2%の量の二糖トレハロース及び3%のWSを、3%の乳酸起源CSLと一緒に添加した。
【0114】
得られる顆粒自体の顆粒収率及び貯蔵安定性に対する効果を検討する。
【0115】
顆粒収率は、顆粒単位の中に入り込んだ液体濃縮物のフィターゼ単位に対する、顆粒単位から遊出して製品中に残留するフィターゼ単位として計算する。
【0116】
得られるフィターゼ顆粒組成物自体の貯蔵安定性は下記のやや厳しい条件を利用して検討する:4週、40℃及び60%の相対湿度。
【0117】
その結果を以下の表3に示す。
【0118】
【表3】
Figure 0004455764
【0119】
実施例7
その他のフィターゼの顆粒組成物の貯蔵安定性
液体フィターゼ濃縮物及び固体組成物(即ち、顆粒)をEP0897010に記載のいわゆる共通(consensus)フィターゼを用い、実施例2及び3の教示に従って調製した。
【0120】
顆粒実験は本質的に実施例6に記載の通りにして実施した。しかしながら、貯蔵安定性のため、サンプルを30℃でも貯蔵する。結果を以下の表4に示す。
【0121】
【表4】
Figure 0004455764
【0122】
実施例8
高性能液体クロマトグラフィー(HPLC)を利用するCSLの特性決定
様々な供給者(Roquette Freres,4 Rue Patou,F−59022 Lille Cedex,France;Staral s.a.,Z.I.ET Portuaire,B.P.32,F−67390 Marckolsheim,France;及びCerestar Scandinavia A/S,Skovlytoften 33,DK−2840 Holte,Denmark)由来のCSLの様々なバッチからのサンプル15個を下記の通りに試験する。
【0123】
Carrez−沈殿
5.0gのCSLを100mlのフラスコに秤量する。40mlのMQ水(Milli−Qフィルターで濾過した脱鉱水)を加え、そして70℃で15分、200rpm で振盪しながらインキュベーションする。12mlのCarrez−I−溶液(カリウム−ヘキサフルオロ鉄(II)−三水和物)を加え、そして振盪する。12mlのCarrez−II−溶液(硫酸亜鉛−t水和物)を加え、そして振盪する。20mlの0.5NのNaOHを加え、振盪する。冷却し、MQ水を100ml加え、振盪する。この調製品10mlをバイヤルに移し、そして4000rpm で10分遠心分離する。その上清液をHPLC分析のために0.5μmのフィルターで濾過する。サンプルブラインド(MQ水及びCarrez溶液)を含む、各サンプルを2回分析する。
【0124】
クロマトグラフィーパラメーター
カラム: Supelcosil LC−18−DB,
No.088877AE
ディテクター:Shimadzu SPDM6A−ダイオードアレー
220nm〜350nm
データー分析:データー分析のため、260nmでのインテグレーションから
得られるピークを使用
ポンプ: HP 1080 グラジェントポンプ
溶出液: A)MQ−水
B)30% MeOH
C)60% MeOH
D)90% MeOH
勾配: 0 min A
15 min A
35 min B
50 min C
60 min C
65 min D
70 min D
75 min C
80 min B
85 min A
90 min A
【0125】
HPLCにより分析したCSLの15のサンプルについての分散統計の結果を以下の表5に示す:
【0126】
【表5】
Figure 0004455764
【0127】
【表6】
Figure 0004455764
【0128】
表5の%SD行において、特徴的なピークを添数字(1,2,3…9,10)で表示する。以下、これらのピークをピーク−1、ピーク−2、ピーク−3、…、ピーク−9、ピーク−10とそれぞれ呼ぶ。10個のピークのグループ全体をピーク1−10と呼ぶ。サブグループを似たように表示する。例えば、5つのピーク番号1〜5についてはピーク−1−5、ピーク−1、ピーク−3及びピーク−5についてはピーク−1,3,5、等と呼ぶ。かくして、サンプル中のこれらのピークの1又は複数の存在はCSLの存在を示唆する。好適な態様において、これらのピークのうちの1,2,3,4,5,6,7,8,9又は10個全ての存在がCSLの存在を示唆する。より好適な態様において、5,7,8又は10ピークの存在がCSLの存在を示唆する。5ピークの存在が最も好ましい。
【0129】
未知含有量のCSLのサンプルの場合、適当な希釈率は単純な試行錯誤技術を利用して思い出せる。
【0130】
上記の定性方法は標準バッチとなる、Roquette Freresにより命名されたバッチと比較することにより定量化できうる。Roquette Freresからの特に好適な標準CSLバッチはSOLULYS(登録商標)L 48 L CAS No.66071−94−1,EINECS:266−113−4である。

Claims (15)

  1. 固体フィターゼ組成物であって、
    (a)フィターゼ活性を有する酵素及び
    (b)コーン・スチープ・リカー(CSL)
    を含んで成り、ここで当該組成物のフィターゼ活性は20単位/g以上である、固体フィターゼ組成物。
  2. a)前記組成物のフィターゼ活性がi)20〜50000単位/g、ii)100〜25000単位/g、iii)500〜10000単位/g、又はiv)1000〜5000単位/gの範囲にあり、及び/又はb)前記フィターゼ活性がi)FYTの単位において決定されるもしくはii)FTUアッセイを利用して測定される、請求項1記載の組成物。
  3. 前記CSLがHPLCにより分析したときのクロマトグラフィーにおいて下記表の「%SD」の列に示す数値の右肩に添数字で番号の表示されたピーク1〜10のうちの1又は複数の存在を示す、請求項1又は2記載の組成物:
    Figure 0004455764
    Figure 0004455764
  4. 前記CSLがHPLCにより分析したときのクロマトグラフィーにおいて、請求項3に記載の表のピーク1〜10のうちのi)2本、ii)3本、iii)4本、iv)5本、v)6本、vi)7本、vii)8本、viii)9本、又はix)10本の存在を示す、請求項3記載の組成物。
  5. 前記CSLを0.01〜10%の量で含んで成る、請求項1〜4のいずれか1項記載の組成物。
  6. 前記CSLをi)0.01〜10%又はii)1〜5%の量で含んで成る、請求項5記載の組成物。
  7. 小麦粉デンプンを更に含んで成る、請求項1〜6のいずれか1項記載の組成物。
  8. 下記の1又は複数をさらに含んで成る、請求項1〜7のいずれか1項記載の組成物:
    i)デンプン起源;
    ii)二糖;
    iii)担体材料;
    iv)充填材;
    v)1もしくは複数種のビタミン;及び/又は
    vi)1もしくは複数種のミネラル。
  9. 固体フィターゼ組成物を調製するための方法であって、コーン・スチープ・リカー(CSL)をフィターゼ活性を有する酵素と一緒に乾燥させることを含んで成り、ここで当該固体フィターゼ組成物のフィターゼ活性は20単位/g以上である、方法。
  10. a)前記組成物のフィターゼ活性がi)20〜50000単位/g、ii)100〜25000単位/g、iii)500〜10000単位/g、又はiv)1000〜5000単位/gの範囲にあり、及び/又はb)前記フィターゼ活性がi)FYTの単位において決定されるもしくはii)FTUアッセイを利用して測定される、請求項9記載の方法。
  11. 前記固体フィターゼ組成物がフィターゼ顆粒組成物であり、そして前記方法が:
    (i)前記フィターゼ活性を有する酵素を担体上にスプレーし;
    (ii)前記CSLを前記担体上にスプレーし;
    (iii)混合し;そして
    (iv)乾燥させる;
    ことを含んで成る請求項9又は10に記載の方法。
  12. 前記乾燥がスプレードライである、請求項9又は10記載の方法。
  13. 1もしくは複数種のデンプン起源及び/又は1もしくは複数種の二糖類の添加を更に含んで成る、請求項9〜12のいずれか1項記載の方法。
  14. 20単位/g以上のフィターゼ活性を有し、且つ請求項9〜13いずれか1項記載の方法により得られうる固体組成物。
  15. a)請求項9〜13いずれか1項記載の方法により得られうるものであり及び/又はb)前記組成物のフィターゼ活性がi)20〜50000単位/g、ii)100〜25000単位/g、iii)500〜10000単位/g、もしくはiv)1000〜5000単位/gの範囲にあり、及び/又はc)前記フィターゼ活性がi)FYTの単位において決定されるもしくはii)FTUアッセイを利用して測定される、請求項14記載の組成物。
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