JP4455423B2 - 汎用エンジンのマフラ構造 - Google Patents

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本発明は、エンジンの排気ポートに排気管を介して取付ける汎用エンジンのマフラ構造に関するものである。
汎用エンジンのマフラ構造として、エンジンの排気ポートに排気管を取付け、この排気管にマフラを取付けものが実用に供されている。
実用の汎用エンジンのマフラ構造は、エンジンの排気ポートに排気管を取付け、この排気管にマフラを取付け可能なように、排気ポート、排気管及びマフラを設計すれば実用上十分であった。
このような汎用エンジンのマフラ構造として、エンジンの側方下部に排気ポートを設け、エンジンの上面にマフラを配置したものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2003−97289公報(第7頁、図2)
図15は従来の基本構成を説明する図であり、汎用エンジンのマフラ構造340は、エンジン341の側方下部に排気ポート342を設け、この排気ポート342にエンジン341正面から排気管344の一端を取付け、排気管344の他端にマフラ343を取付けたものであり、排気管344の一端をエンジン341側に取付けるために水平方向にボルト締めを行い、排気管344の他端にマフラ343を取付けるために垂直方向にボルト締めをするものである。なお、345はエンジン341の上部に配置した燃料タンク、346はエンジン341の上部に配置したエアクリーナである。
しかし、汎用エンジンのマフラ構造340では、排気管344の一端をエンジン341側に取付け及び取外しをする場合は、ボルト締結作業は外部から任意に可能であるものの、排気管344の他端にマフラ343を取付け及び取外しをする場合は、ボルト締結作業はエンジン341とマフラ343との隙間から行わなければならず、ボルト締結作用が困難であるという問題があった。
また、汎用エンジンのマフラ構造340では、エンジン341の上部に燃料タンク345、エアクリーナ346及びマフラ343を配置したものなので、マフラ343の冷却についての配慮も必要となる。
すなわち、マフラの取付け及び取外し性に優れるとともに、マフラの冷却を配慮した汎用エンジンのマフラ構造が望まれる。
本発明は、マフラの取付け及び取外し性が困難な点を解決することで、マフラの組付け性の向上を図ることができる汎用エンジンのマフラ構造を提供するとともに、マフラの冷却性について配慮が足りない点を解決し、マフラの冷却性を改善することができる汎用エンジンのマフラ構造を提供することを課題とする。
請求項1に係る汎用エンジンのマフラ構造の発明は、エンジンの排気ポートに排気管の一端を接続し、排気管の他端にマフラを取付け、このマフラを覆うマフラカバーを取付けた汎用エンジンにおいて、マフラの底面に、マフラ外方に向け且つ排気ポートから離間させる方向に向け所定角度を傾斜させた傾斜面を設け、この傾斜面に排気管の一端を接続する開口部を設けるとともに、この開口部の略直下に排気ポートを配置し、マフラは、排気音を低減する第1・第2の消音室を備えるとともに、排気ガスを第1の消音室から第2の消音室に流すものであり、第1の消音室を傾斜面側に設けたことを特徴とする。
例えば、マフラの組付け性の向上を図ることができれば、汎用エンジンの点検整備の作業性の向上を図ることができるので好ましいことであり、マフラの冷却性を改善することができれば、マフラの消音効果の増大を図ることができるので好都合である。
そこで、マフラの底面に、マフラ外方に向け且つ排気ポートから離間させる方向に向け所定角度を傾斜させた傾斜面を設け、この傾斜面に排気管の一端を接続する開口部を設けるとともに、この開口部の略直下に排気ポートを配置することで、排気ガスの最も温度が高い部分に空間を設けることができる。
また、排気ガス温度の高い第1の消音室を傾斜面側に設けることで、排気ガスの効果的な冷却を図ることができる。
請求項に係る発明は、第1・第2の消音室を仕切る仕切り壁を、傾斜面に略平行に設けたことを特徴とする。
第1・第2の消音室を仕切る仕切り壁を、傾斜面に略平行に設けることで、第1・第2の消音室の大きさを略均等の体積に形成しやすい。
請求項に係る発明は、排気ポートの周囲に、排気管の一端を固定するための排気ポート側スタッドボルトを設け、開口部の周囲に、排気管の他端を固定するためのマフラ側スタッドボルトを設け、これらのスタッドボルトの突出方向を互いに違えたこと特徴とする。
排気ポート側スタッドボルト及びマフラ側スタッドボルトの突出方向を互いに違えることで、例えば、締結工具をそれぞれのスタッドボルトに差込む易くすることができる。
請求項に係る発明は、排気ポート側スタッドボルトの突出方向に延ばしたボルト中心線より外方に、マフラ側スタッドボルトを設けたことを特徴とする。
排気ポート側スタッドボルトの突出方向に延ばしたボルト中心線より外方に、マフラ側スタッドボルトを設けることで、さらなる締結作業の作業性の向上を図ることができる。
請求項1に係る発明では、マフラの底面に、マフラ外方に向け且つ排気ポートから離間させる方向に向け所定角度を傾斜させた傾斜面を設け、この傾斜面に排気管の一端を接続する開口部を設けるとともに、この開口部の略直下に排気ポートを配置したので、排気ガスの最も温度が高い部分に空間を設けることができる。これにより、傾斜面で形成した空間に冷却風を流すことができ、マフラを冷却して排気ガスの冷却の促進を図ることができる。この結果、マフラの消音効果の増大を図ることができるという利点がある。
また、排気ガスを第1の消音室から第2の消音室に流すときに、排気ガス温度の高い第1の消音室を傾斜面側に設けたので、排気ガスの効果的な冷却を図ることができる。この結果、さらなるマフラの消音効果の増大を図ることができるという利点がある。
請求項に係る発明では、第1・第2の消音室を仕切る仕切り壁を、傾斜面に略平行に設けたので、第1・第2の消音室の大きさを略均等の体積に形成しやすい。この結果、さらなる消音効果の増大を図ることができるという利点がある。
請求項に係る発明では、排気ポート側スタッドボルト及びマフラ側スタッドボルトの突出方向を互いに違えたので、例えば、締結工具をそれぞれのスタッドボルトに差込む易くすることができる。この結果、締結作業の作業性の向上を図ることができ、マフラの組付け性を向上させることができるという利点がある。
請求項に係る発明では、排気ポート側スタッドボルトの突出方向に延ばしたボルト中心線より外方に、マフラ側スタッドボルトを設けることで、さらなる締結作業の作業性の向上を図ることができる。この結果、さらに、マフラの組付け性を向上させることができるという利点がある。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係るマフラ構造を採用した汎用エンジンの正面図であり、内燃機関としてのエンジン(汎用エンジン)10は、オイル(潤滑油)12を貯留するクランクケース13と、このクランクケース13に水平に且つ回転自在に取付けた出力軸としてのクランク軸14と、クランクケース13に一体的に且つ傾斜させて形成した1個のシリンダブロック15と、このシリンダブロック15のシリンダ16にスライド可能に取付けたピストン17と、これらのピストン17及びクランク軸14を連結するコンロッド18と、シリンダブロック15の開口19に取付けたシリンダヘッド21と、このシリンダヘッド21の吸気ポート22に昇降自在に取付けた吸気弁24と、シリンダヘッド21の排気ポート23に取付けた昇降自在に排気弁25と、を主要構成とする単気筒且つ傾斜シリンダ型のOHC(overhead camshaft)式空冷エンジンである。
なお、26はグランド面(水平面)を示し、シリンダブロック15はグランド面(水平面)に対して傾斜させたものである。
また、エンジン本体27を、クランクケース13、シリンダブロック15、シリンダヘッド21、クランク軸14、コンロッド18、ピストン17、吸気弁24及び排気弁25で構成し、クランクケース13、シリンダブロック15、シリンダヘッド21でエンジン本体27のケーシング28を構成し、シリンダブロック15及びシリンダヘッド21で燃焼室29を構成する。
また、クランク軸14は、動力取出しのための軸でもあり、一端に動力取出し部31を形成し、この動力取出し部31をPTO(power take-off)と呼ぶことがある。
シリンダヘッド21は、吸気弁24及び排気弁25をクランク軸14の回転で駆動するための動弁室32を備える。図中、33はオイルレベルゲージ、41はマフラカバー、45はマフラカバー41に取付けた排気ガスの出口である排出パイプを示す。
図2は本発明に係るマフラ構造を採用した汎用エンジンの側面図であり、エンジン10は、エンジン本体27に、エンジン10作動のための付属品である補機類を備え、その主なものとして、外気を引込むエアクリーナ35と、燃料(ガソリン)を気化させ燃焼室29(図1参照)に送込むキャブレタ36と、燃料を貯留する燃料タンク37と、排気ガスの排気音の低減を図るマフラ40(図1参照)と、エンジン10を始動するリコイルスタータ39と、オイルレベル(潤滑油レベル)を検知するオイルレベル検知装置(オイルアラート)50と、点火のためのイグニッション部(不図示)を内蔵したプラグキャップ60と、を付設したものである。
図中、42はオイルを補給するオイル供給口、43は一端をシリンダヘッド21から延出し他端にマフラ40を取付けた排気管、44はリコイルスタータ39の始動ノブ(グリップ)を示す。
図3は本発明に係るマフラ構造を採用した汎用エンジンの背面図であり、エンジン10は、クランク軸14の動力取出し部31(図1参照)の対向側に発電機(不図示)及び冷却ファン47を内側からこの順に取付け、この冷却ファン47をファンカバー48で囲み、始動時にクランク軸14(図1参照)に噛合わせて回転させるリコイルスタータ39を設け、このリコイルスタータ39をリコイルスタータカバー49で覆い、このリコイルスタータカバー49の側方上部にメインパネル52を配置し、このメインパネル52に連続させるとともに燃料タンク37及びリコイルスタータカバー49の間に内部を覆うカバーパネル53を設けたものである。
なお、メインパネル52及びカバーパネル53で操作パネルを構成し、メインパネル52は、エンジン10をON状態に設定する操作部材としてのスイッチノブ54と、キャブレタ36(図2参照)に備えたガバナモータ(不図示)の特性を調整する操作部材としての調整ツマミ55と、を配置したものである。
図4は本発明に係る汎用エンジンのマフラ構造の取付状態を示す側面図であり、マフラ40は、シリンダヘッド21の排気ポート23に排気管43の一端を取付けた排気管43の他端に取付けるとともに、マフラ40側から支持ブラケット(ステー)81を延ばし、この支持ブラケット81をシリンダヘッド21(エンジン本体27側)に設けたマフラ支持部82に取付けたものである。すなわち、マフラ40は、排気管43の他端に2点支持し且つマフラ支持部82に1点支持することで、エンジン本体27側に3点支持したものである。
排気管43は、排気ポート23に一端を取付けるために、一端に排気管43の中心を挟んで左右の排気ポート側取付部83,83(一方の83は不図示)を形成し、マフラ40に他端を連結するために、他端に排気管43の中心を挟んで左右のマフラ側連結部84,84(一方の84は不図示)を形成したものであって、マフラ40の導入管(入口管)85側近傍にて排気ガスを導入管85へ同軸に沿わすための屈曲部86を形成したものである。図中、87はシリンダヘッド21側のスタッドボルト、88はガスケット、89はスタッドボルト87にねじ込むナット、91はマフラ40側のスタッドボルト、92はスタッドボルト91にねじ込むナット、118はマフラ支持部82に支持ブラケットを止めるボルトである。
なお、排気管43に屈曲部86を形成することで、エンジン10振動を抑制する効果も持ち合わせる。
図5は本発明に係る汎用エンジンのマフラ構造の排気ポートの平面図であり、図6は図5の6−6線断面図であり、図5に示す排気ポート23は、図6に示す排気管43の左右の排気ポート側取付部83,83を取付けるためにスタッドボルト(排気ポート側スタッドボルト)87,87を埋込んだものであり、排気管43は、スタッドボルト87,87にガスケット88を載置して左右の排気ポート側取付部83,83を嵌合させ、これらの排気ポート側取付部83,83を上方からナット89,89(図6参照)で排気ポート23に固定するものである。
図4に示すように、排気ポート23側のスタッドボルト87,87の延出方向を、後述するマフラ40側のスタッドボルト(マフラ側スタッドボルト)91,91の延出方向を異ならせることで、マフラ40の組付け性若しくは取外し性を向上させることができるものである。
次にマフラの構造を説明する。
図7は本発明に係る汎用エンジンのマフラ構造の側面断面図であり、マフラ40は、排気管43側に形成することで下部を構成するハウジングとしての下部ハウジング94と、この下部ハウジング94に被せたハウジングとしての上部ハウジング93と、これらの上部・下部ハウジング93,94を仕切るために二層に設けた仕切り壁としてのの上の仕切り壁95及び仕切り壁としての下の仕切り壁96と、これらの上部・下部ハウジング93,94及び上・下の仕切り壁95,96に貫通させる導入管(入口管)85と、上の仕切り壁95及び下の仕切り壁96で挟み込んだ排出管(出口管)97と、上・下の仕切り壁95,96及び排出管97の間に介在させた音のエネルギーの吸収を図る吸音材(グラスウール)98と、下部ハウジング94を補強する補強プレート99と、から構成する。
さらに、マフラ40は、下部ハウジング94及び下の仕切り壁96で消音室としての第1の消音室101を形成し、上部ハウジング93及び上の仕切り壁95で消音室としての第2の消音室102を形成し、上の仕切り壁95及び下の仕切り壁96で消音室としての第3の消音室103を形成するとともに、上の仕切り壁95及び下の仕切り壁96で吸音材98を収納する吸音材収納部104を形成する。図中、105はマフラ40の底面を示す。
導入管85は、一端を排気管43に接続するために開口させた開口部としての導入管開口部106と、他端を塞ぐために他端に設けた蓋部材107と、排気ガスを導入管85から第1の消音室101に導くために一端寄り(排気管43側)に設けた複数の導入管側ガス孔108・・・(・・・は複数個を示す。以下同じ)と、からなる。
下部ハウジング94は、図1に示すグランド面(水平面)26に対して傾斜させた傾斜面111と、この傾斜面111に形成することで導入管85の導入管開口部106に合わせる(かしめる)合わせ口112と、この合わせ口112の廻りに形成することで排気管43を取付けるスタッドボルト91と、シリンダヘッド21のマフラ支持部82(図4参照)に取付ける先に示した支持ブラケット81と、を備える。図中、117は支持ブラケット81に形成したボルト貫通孔である。
上部ハウジング93は、外周に下部ハウジング94及び上・下の仕切り壁95,96を一体的に固定するかしめ部114と、導入管85の一端を排気管43側とするときに導入管の他端(蓋部材107)を外界に臨ませる上部ハウジング孔115と、マフラカバー41を止めるための止め金具116と、を備える。
すなわち、汎用エンジンのマフラ構造90は、エンジン10の排気ポート23に排気管43の一端を接続し、排気管43の他端にマフラ40を取付け、このマフラ40を覆うマフラカバー41を取付けたエンジン10において、マフラ40の底面105に、マフラ40外方に向け且つ排気ポート23から離間させる方向に向け所定角度を傾斜させた傾斜面111を設け、この傾斜面111に排気管43の一端を接続する導入管開口部(開口部)106を設けるとともに、この導入管開口部106の略直下に排気ポート23を配置したものと言える。
また、汎用エンジンのマフラ構造90は、マフラ40が、排気音を低減する第1・第2の消音室101,102を備えるとともに、排気ガスを第1の消音室101から第2の消音室102に流すものであり、第1の消音室101を傾斜面111側に設けたものと言える。
すなわち、排気ガス温度の高い第1の消音室101を傾斜面111側に設けることで、排気ガスの効果的な冷却を図ることができる。この結果、さらなるマフラ40の騒音効果の増大を図ることができる。
さらに、汎用エンジンのマフラ構造90では、第1・第2の消音室101,102を仕切る上下の仕切り壁95,96を、傾斜面111に略平行に設けることで、第1・第2の消音室101,102の大きさを略均等の体積に形成しやすい。この結果、さらなる消音効果の増大を図ることができる。
図8は本発明に係る汎用エンジンのマフラ構造の平面図であり、排気管43は、排気ポート23(図5参照)に一端を取付けるために、一端に排気管43の中心を挟んで左右の排気ポート側取付部83,83を形成し、且つマフラ40に他端を連結するために、他端に排気管43の中心を挟んで左右のマフラ側連結部84を形成したものであり、マフラ40は、シリンダヘッド21側のマフラ支持部82に取付ける支持ブラケット81を設けたものである。
従って、マフラ40は、平面視で、左右の排気ポート側取付部83,83及びマフラ支持部82で支持できるようにしたものであると言え、左右の排気ポート側取付部83,83及びマフラ支持部82を結ぶ三角形の中にマフラ40の重心G1を位置させるように、左右の排気ポート側取付部83,83及びマフラ支持部82を配置するようにしたものと言える。これにより、マフラ40を安定支持することができる。この結果、マフラ40の振動を低減することができ、マフラ40から発生する騒音を小さくすることができる。
図9は本発明に係る汎用エンジンのマフラ構造の下の仕切り壁の底面図であり、下の仕切り壁96は、第1の消音室101(図7参照)から第2の消音室102に排気ガスを導入するガス孔121・・・と、導入管85を貫通させる貫通孔122と、図7に示す第3消音室103の下部を形成するとともに排出管(出口管)97を収納する下膨出部123と、排出管(出口管)97を収納するとともに吸音材98を収納する下凹部124と、を備えたプレートである。なお、図9は下の仕切り壁96の底面図なので、下膨出部123及び下凹部124は凸面とし表示されている。
図10は本発明に係る汎用エンジンのマフラ構造の上の仕切り壁の平面図であり、上の仕切り壁95は、図9に示す下の仕切り壁96のガス孔121・・・を開放(開口)する長手開口126及び略角形開口127と、図7に示す導入管85を貫通させる貫通孔128の上部を形成するとともに排出管(出口管)97を収納する上膨出部129と、排出管(出口管)97を収納するとともに吸音材98を収納する上凹部131と、上膨出部129の第3の消音室103側に開けることで第2の消音室102(図7参照)から第3の消音室に排気ガスを導入するガス孔132・・・と、を備えたプレートである。
なお、図10は上の仕切り壁96の平面図なので、上膨出部129及び上凹部131は凸面とし表示されている。また、図7に示す第3の消音室103は、上膨出部129及び下膨出部123(図9参照)で構成し、図7に示す吸音材収納部104は、上凹部131及び下凹部124(図9参照)で構成するものである。
図11は本発明に係る汎用エンジンのマフラ構造の正面断面図であり、排出管(出口管)97は、一端を第3の消音室103に当てることで閉鎖するとともに他端(開放口135)を外界に開放したパイプであり、第3の消音室103から排気ガスを導入するために一端に形成したガス孔群133と、吸音材収納部104に収納した吸音材(グラスウール)98に連通させて音のエネルギーの吸収を図るために他端寄りに形成した連通孔群134と、を備える。
また、スタッドボルト91,91は、補強プレート99及び下部ハウジング94に貫通させて下部ハウジング94外方に突出させたものである。
図12は本発明に係る汎用エンジンのマフラ構造の透視図であり、排気ガスの流れを示す。
排気管43(図7参照)から導入管開口部(一端)106に排気ガスを破線矢印a1の如く流入させ、導入管85に流入した排気ガスを導入管85の蓋部材(他端)107に当てる。
このときに、蓋部材107は上部ハウジング(ハウジング)93から外界に臨ませたものなので、蓋部材107に排気ガスを当てるときに排気ガスを冷却することができる。
予め温度を下げた排気ガスを蓋部材107で破線矢印a2の如くUターンさせ、導入管側ガス孔108・・・から破線矢印a3,a3の如く第1の消音室101に流入させる。なお、導入管85における排気ガスを破線矢印a1から矢印a2の如く流すために、排気管43(図7参照)に、マフラ40の導入管85側近傍にて導入管85へ同軸に沿わすための屈曲部86を形成した。
第1の消音室101で排気ガスを破線矢印a4,a4及び破線矢印a5,a5の如く流して消音をした後に、排気ガスをガス孔121・・・から矢印a6,a6及び矢印a7,a7の如く第2の消音室102に流入させる。
次に、第2の消音室102から第3の消音室103に、排気ガスを矢印a8,a8及び矢印a9,a9の如く流入させる。
そして、第3の消音室103から排出管97に破線矢印a10,10の如く流入させ、排出管97に排気ガスを破線矢印a11の如く流し、連通孔群134(図10参照)から吸音材(グラスウール)98に破線矢印a12・・・の如く流しつつ(ぶつけつつ)、さらなる消音を図る。そして、十分に冷却及び消音を図った排気ガスを、排出管97から矢印a13,a13の如く外界に排出する。
図13(a),(b)は本発明に係る汎用エンジンのマフラ構造のマフラの組付け方法を示す説明図である。
(a)において、シリンダヘッド21に排気管43を取付け、シリンダヘッド21からマフラ40を取外した状態の汎用エンジンのマフラ構造90を示す。
汎用エンジンのマフラ構造90は、排気ポート23の周囲に、排気管43の一端を固定するための排気ポート側スタッドボルト87を設け、導入管開口部106(図7参照)の周囲に、排気管43の他端を固定するためのマフラ側スタッドボルト91を設け、これらのスタッドボルト87,91の突出方向を互いに違えた。
排気ポート側スタッドボルト87及びマフラ側スタッドボルト91の突出方向を互いに違えることで、例えば、締結工具をそれぞれのスタッドボルト87,91に差込む易くすることができる。この結果、締結作業の作業性の向上を図ることができ、マフラの組付け性を向上させることができる。
(b)において、汎用エンジンのマフラ構造90は、排気ポート側スタッドボルト87の突出方向に延ばしたボルト中心線より外方に、マフラ側スタッドボルト91を設けた。
排気ポート側スタッドボルト87の突出方向に延ばしたボルト中心線Cより外方に、マフラ側スタッドボルト91を設けけることで、さらなる締結作業の作業性の向上を図ることができる。この結果、さらに、マフラ40の組付け性を向上させることができる。
また、汎用エンジンのマフラ構造90は、マフラ40の底面105に傾斜面を設けたので、ナット89,91の取付作業空間S1を十分に確保することができる。
図14は本発明に係る汎用エンジンのマフラ構造のマフラの冷却状態を示す説明図であり、汎用エンジンのマフラ構造90は、マフラ40の底面105に、マフラ40外方に向け且つ排気ポート23から離間させる方向に向け所定角度を傾斜させた傾斜面111を設け、この傾斜面111に排気管43の一端を接続する図7に示す導入管開口部(開口部)106を設けるとともに、この導入管開口106の略直下に排気ポート23を配置することで、排気ガスの最も温度が高い部分に空間を設けることができる。これにより、傾斜面111で形成した空間に冷却風を矢印c1,c2の如く流すことができ、マフラ40を冷却して排気ガスの冷却の促進を図ることができる。この結果、マフラ40の消音効果の増大を図ることができる。
尚、本発明に係る汎用エンジンのマフラ構造は、図7に示すように、マフラ40を導入管85、第1〜第3の消音室101〜103及び排出管(出口管)97を主要構成とするものであったが、これに限るものではなく、マフラの内部構造は任意であり、マフラの底面に、マフラ外方に向け且つ排気ポートから離間させる方向に向け所定角度を傾斜させた傾斜面を設けたものであればよい。
本発明に係る汎用エンジンのマフラ構造は、図13に示すように、マフラ40にスタッドボルト91,91を取付けるとともに、シリンダヘッド21(排気ポート23)にスタッドボルト87,87を取付けたが、これに限るものではなく、シリンダヘッド側にナットを取付け、このナットにボルトをねじ込むことで排気管の一端を取付け、マフラ側にナットを取付け、このナットにボルトをねじ込むことで排気管の他端を取付けるようにしたものであってもよい。
本発明に係る汎用エンジンのマフラ構造は、小型の空冷エンジンや自動車用エンジンに採用するのに好適である。
本発明に係るマフラ構造を採用した汎用エンジンの正面図である。 本発明に係るマフラ構造を採用した汎用エンジンの側面図である。 本発明に係るマフラ構造を採用した汎用エンジンの背面図である。 本発明に係る汎用エンジンのマフラ構造の取付状態を示す側面図である。 本発明に係る汎用エンジンのマフラ構造の排気ポートの平面図である。 図5の6−6線断面図である。 本発明に係る汎用エンジンのマフラ構造の側面断面図である。 本発明に係る汎用エンジンのマフラ構造の平面図である。 本発明に係る汎用エンジンのマフラ構造の下の仕切り壁の底面図である。 本発明に係る汎用エンジンのマフラ構造の上の仕切り壁の平面図である。 本発明に係る汎用エンジンのマフラ構造の正面断面図である。 本発明に係る汎用エンジンのマフラ構造の透視図である。 本発明に係る汎用エンジンのマフラ構造のマフラの組付け方法を示す説明図である。 本発明に係る汎用エンジンのマフラ構造のマフラの冷却状態を示す説明図である。 従来の基本構成を説明する図である。
符号の説明
10…エンジン、23…排気ポート、40…マフラ、41…マフラカバー、43…排気管、90…汎用エンジンのマフラ構造、87,91…スタッドボルト、95,96…仕切り壁(上下の仕切り壁)、101,102…消音室(第1,第2の消音室)、105…底面、106…開口部(導入管開口部)、111…傾斜面。

Claims (4)

  1. エンジンの排気ポートに排気管の一端を接続し、排気管の他端にマフラを取付け、このマフラを覆うマフラカバーを取付けた汎用エンジンにおいて、
    前記マフラの底面に、マフラ外方に向け且つ前記排気ポートから離間させる方向に向け所定角度を傾斜させた傾斜面を設け、この傾斜面に前記排気管の一端を接続する開口部を設けるとともに、この開口部の略直下に前記排気ポートを配置し
    前記マフラは、排気音を低減する第1・第2の消音室を備えるとともに、排気ガスを第1の消音室から第2の消音室に流すものであり、前記第1の消音室を前記傾斜面側に設けたことを特徴とする汎用エンジンのマフラ構造。
  2. 前記第1・第2の消音室を仕切る仕切り壁を、前記傾斜面に略平行に設けたことを特徴とする請求項1記載の汎用エンジンのマフラ構造。
  3. 前記排気ポートの周囲に、前記排気管の一端を固定するための排気ポート側スタッドボルトを設け、前記開口部の周囲に、前記排気管の他端を固定するためのマフラ側スタッドボルトを設け、これらのスタッドボルトの突出方向を互いに違えたこと特徴とする請求項1記載の汎用エンジンのマフラ構造。
  4. 前記排気ポート側スタッドボルトの突出方向に延ばしたボルト中心線より外方に、前記マフラ側スタッドボルトを設けたことを特徴とする請求項記載の汎用エンジンのマフラ構造。
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