JP4451577B2 - 磁界センサ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、磁界の極性に依存せず磁界の強度検出を行なうことができる磁界センサに関する。
【0002】
【従来の技術】
磁界センサは、ホール効果を利用したホール素子を通過する磁束密度に比例して、該ホール素子の出力端子に発生する電圧を増幅器で増幅し、その増幅信号を比較器等により判定して、検出された磁界(以下、検出磁界と呼ぶ。)の強度が所定の磁界強度と比べて大きいか否かの判定結果を外部に出力する構成を持つ。
【0003】
一般に、磁界センサは、バイポーラトランジスタ又はCMOSデバイス等を用いてモノリシックに集積されて構成されている。製品としての磁界センサの優劣を決める要因の1つは、検出磁界を電圧に変換して比較する間に生じる検出値のばらつきである。このばらつきの要因は主に2つあって、1つは封止用パッケージの応力等の影響によるホール素子のオフセット信号成分であり、他の1つは増幅器の入力オフセット信号成分である。
【0004】
ホール素子のオフセット信号成分の補償方法は、米国特許4,037,150号に開示されている。すなわち、幾何学的に等価な4端子を持つホール素子の出力端子のうちそれぞれ対角に位置する2対の出力端子の電位差を、検出のトリガとなる同期信号における第1の位相と第2の位相とで交互に入れ換えて出力し、その出力値の和を取る。これにより、有効信号成分は同位相で2倍となり、オフセット信号成分は逆位相となって相殺される。
【0005】
製品の優劣を決める他の要因は、磁界の検出を製品に組み込まれる磁石の極性に関係なく、すなわち両極性に対応して行なえるか否かということである。磁石の極性に関係なく磁界強度の判定を行なうことができれば、磁石とホールICとが組み込まれた位置センサ等において磁石の配置の際に、磁石の向きを管理する必要がなくなる。
【0006】
以下、特開平7−83699号公報に開示された、両極性に対応可能な磁界強度判定を行なう従来の磁界センサについて図面を参照しながら説明する。
【0007】
図8は従来の両極性に対応可能な磁界強度判定回路の構成例を示している。図8に示すように、従来の磁界センサは、ホール素子101と、該ホール素子101の出力電圧を増幅する電圧増幅器102と、電圧増幅器102からの出力電圧を受け、そのしきい値により異なる出力電圧を出力する第1のシュミットトリガ回路103Aと、電圧増幅器102からの出力電圧を第1のシュミットトリガ回路103Aの入力信号の極性と反転させて受ける第2のシュミットトリガ回路103Bと、第1のシュミットトリガ回路103A及び第2のシュミットトリガ回路103Bからの出力信号を受けてラッチするロジックラッチ回路104とを有している。
【0008】
このように構成された従来の磁界センサの動作を説明する。
【0009】
まず、ホール素子101を通過する磁束密度に比例して、該ホール素子101の出力端子に発生したホール電圧を増幅器102により増幅して増幅電圧VHを得る。
【0010】
次に、増幅電圧VHを第1のシュミットトリガ回路103A及び第2のシュミットトリガ回路103Bに入力し、増幅電圧VHの値が設定電圧値よりも大きいか否かを比較してその判定値を出力する。第1のシュミットトリガ回路103A及び第2のシュミットトリガ回路103Bは等価であって、入力信号の極性を互い反転させることにより、N極性及びS極性の磁界強度のレベル検出をこれら2つのシュミットトリガ回路103A、103Bで別々に行なう。
【0011】
次に、第1のシュミットトリガ回路103A及び第2のシュミットトリガ回路103Bの出力値は、ロジックラッチ回路104に入力される。その後、ロジックラッチ回路104から、N極性及びS極性の磁界強度に対応した2つのシュミットトリガ回路103A、103Bの出力値にある演算を施した出力値が出力される。ここで、ロジックラッチ回路104からの出力値は、極性に無関係で且つ設定磁界の強度よりも検出磁界の強度が大きいか否かを表わす2進値である。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の磁界センサは、磁界の極性に関係なく両極性に対応して磁界強度の検出を行なうには、電圧比較回路として2組のシュミットトリガ回路が必要となるため、回路規模と消費電流とを共に小さくすることが困難であるという問題を有している。
【0013】
本発明は、前記従来の問題を解決し、磁界の極性に無関係であり両極性に対応した磁界強度の検出を簡単な構成で且つ消費電流を低減できるようにすることを目的とする。
【0014】
【課題を解決する手段】
本発明は、前記の目的を達成するため、磁界センサを、増幅されたホール電圧を比較する電圧比較回路の前段にホール電圧の極性を反転するスイッチ回路を設けると共に、電圧比較回路が磁界強度の基準値を決定するヒステリシス電圧の極性を第1の同期信号と第2の同期信号とによって反転する構成とする。
【0015】
具体的に、本発明に係る第1の磁界センサは、ホール素子と、ホール素子の出力電圧を増幅して増幅信号を出力する電圧増幅器と、増幅信号を受ける電圧比較回路と、電圧増幅器と電圧比較回路との間に設けられ、増幅信号の極性を反転するスイッチ回路と、電圧比較回路からの出力信号を保持するラッチ回路とを備え、電圧比較回路は、磁界を検出するトリガとなる第1の同期信号と該第1の同期信号に続く第2の同期信号とによって、磁界強度の基準値を決定するヒステリシス電圧の極性を反転する。
【0016】
第1の磁界センサによると、電圧増幅器と電圧比較回路との間に設けられ、増幅信号の極性を反転するスイッチ回路を備えており、さらに、電圧比較回路は、第1の同期信号と第2の同期信号とによって磁界強度の基準値を決定するヒステリシス電圧の極性を反転するため、1つの電圧比較器で、磁界の極性に関係なく両極性に対応することができるので、磁界強度の検出を簡単な構成で且つ消費電流を低減することができる。
【0017】
第1の磁界センサにおいて、ラッチ回路が第1のフリップフロップ回路及び第2のフリップフロップ回路を有しており、第1の同期信号及び第2の同期信号によってそれぞれ入力された2進値を取りこみ、演算した値を第2の同期信号により保持して出力値とすることが好ましい。
【0018】
本発明に係る第2の磁界センサは、2組の外部端子を有するホール素子と、2組の外部端子と接続され、該2組の外部端子のうちの1組を出力端子として選択する第1のスイッチ回路と、第1のスイッチ回路を介して入力されるホール素子の出力電圧を増幅して増幅信号を出力する電圧増幅器と、増幅信号を記憶する記憶素子と、電圧増幅器と記憶素子との間に設けられ、記憶素子への入出力を開閉する第2のスイッチ回路と、増幅信号を受ける電圧比較回路と、電圧増幅器と電圧比較回路との間に設けられ、増幅信号の極性を反転する第3のスイッチ回路と、電圧比較回路からの出力信号を保持するラッチ回路とを備え、磁界を検出するトリガとなる第1の同期信号により、第1のスイッチ回路は、ホール素子の2組の外部端子のうち一方を入力端子とし且つ他方を出力端子とし、第2のスイッチ回路は閉じ、第1の同期信号に続く第2の同期信号により、第1のスイッチ回路は、ホール素子の2組の外部端子のうち一方を出力端子とし且つ他方を入力端子とし、第2のスイッチ回路が開くことにより、記憶素子に記憶されていた増幅信号からなる第1の増幅信号と電圧増幅器からの第2の増幅信号との和が電圧比較回路に入力され、第2の同期信号に続く第3の同期信号により、第3のスイッチ回路は、第1の増幅信号と第2の増幅信号との和の極性を反転し、電圧比較回路は、第2の同期信号と第3の同期信号とをトリガにして、磁界強度の基準値を決定するヒステリシス電圧の極性を反転する。
【0019】
第2の磁界センサによると、第1の磁界センサと同様の効果を得られる上に、ホール素子の2組の外部端子と接続され、該2組の外部端子のうちの1組を出力端子として選択する第1のスイッチ回路を備えているため、第1の同期信号と第2の同期信号とにおいて出力端子を入れ換えれば、ホール素子のオフセット信号成分を補償することができる。また、電圧増幅器からの増幅信号を記憶する記憶素子と、電圧増幅器と記憶素子との間に設けられ、記憶素子への入出力を開閉する第2のスイッチ回路と、電圧増幅器と電圧比較回路との間に設けられ、増幅信号の極性を反転する第3のスイッチ回路とを備えているため、第3の同期信号により、第3のスイッチ回路が第1の増幅信号と第2の増幅信号との和の極性を反転するので、電圧増幅器の入力オフセット信号成分を補償することができる。
【0020】
第2の磁界センサにおいて、ラッチ回路が第1のフリップフロップ回路及び第2のフリップフロップ回路を有しており、第2の同期信号及び第3の同期信号によりそれぞれ入力される2進値を取りこみ、演算した値を第3の同期信号により保持して出力値とすることが好ましい。
【0021】
第2の磁界センサにおいて、記憶素子がキャパシタを有していることが好ましい。
【0022】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態について図面を参照しながら説明する。
【0023】
図1は本発明の第1の実施形態に係る磁界センサの機能構成を示している。図1に示すように、第1の実施形態に係る磁界センサは、通過する磁束密度に比例してホール電圧を発生するホール素子11と、該ホール素子11の出力電圧を増幅する電圧増幅器12と、電圧増幅器12からの増幅信号を受け、そのしきい値により異なる出力電圧を出力する電圧比較回路としてのシュミットトリガ回路13と、電圧増幅器12とシュミットトリガ回路13との間に設けられ、増幅信号の極性を反転するスイッチ回路14と、シュミットトリガ回路13からの出力信号を受けてこれをラッチするロジックラッチ回路15とを備えている。
【0024】
以下、前記のように構成された磁界センサの動作を説明する。
【0025】
図2は第1の実施形態に係る磁界センサが磁界強度を検出する際のトリガとなる第1の同期信号CK1と該第1の同期信号CK1に続く第2の同期信号CK2とのタイミングを表わしている。
【0026】
まず、図2に示す第1の同期信号CK1がオン状態で且つ第2の同期信号CK2がオフ状態である第1の位相において、ホール素子11の出力電圧(ホール電圧)に比例した増幅電圧VHが電圧増幅器12の出力端子に発生する。発生した増幅電圧VHは、スイッチ回路14を介してシュミットトリガ回路13に取り込まれる。ここでは、図3(a)に示すようにS極性を検出対象とすると、検出磁界の強度が設定磁界の強度よりも大きいか否かを表わす出力値がロジックラッチ回路15に入力され、第1の位相の終了時にロジックラッチ回路15によりラッチされる。
【0027】
次に、図2に示す第1の同期信号CK1がオフ状態で且つ第2の同期信号CK2がオン状態である第2の位相において、スイッチ回路14は、電圧増幅器12から出力される増幅電圧VHを、第1の位相の場合の極性と反転させてシュミットトリガ回路13に入力される。このため、検出磁界の極性は第1の位相の場合と逆のN極性となる。さらに、シュミットトリガ回路13において決定される設定磁界の極性をも反転されるため、図3(b)に示すように、N極性において、検出磁界の強度が設定磁界の強度よりも大きいか否かを表わす出力値を得ることができ、この出力値はロジックラッチ回路15に入力される。なお、ここでは、第1の位相でS極性を検出し、第2の位相でN極性を検出したが、逆であってもよい。
【0028】
続いて、ロジックラッチ回路15において、図3(a)及び図3(b)に示される、第1の位相及び第2の位相におけるシュミットトリガ回路13からの出力値、すなわち、N極性及びS極性のそれぞれの極性において検出磁界の強度が設定磁界よりも大きいか否かを表わす2つの出力値が演算されて所望の出力値を得る。従って、第2の位相の終了時に演算された値がラッチされ、図4に示すように、磁界の極性に無関係に検出磁界の強度が設定磁界よりも大きいか否かを表わす2進値の出力値を得ることができる。
【0029】
このように、第1の実施形態に係る磁界センサは、1つの電圧比較回路(シュミットトリガ回路13)で構成することができるため、回路規模を小さくすることができると共に、消費電流を低減することができる。
【0030】
(第2の実施形態)
以下、本発明の第2の実施形態について図面を参照しながら説明する。
【0031】
図5は本発明の第2の実施形態に係る磁界センサの回路構成を示している。図5において、図1に示す構成要素と同一の構成要素には同一の符号を付すことにより説明を省略する。ここでは、符号14のスイッチ回路を第2のスイッチ回路と呼ぶ。
【0032】
図5に示すように、第2の実施形態に係る磁界センサは、第1の実施形態に係る磁界センサに対して、幾何学的に等価な4端子を持つホール素子11と電圧増幅器12との間に、ホール素子11の出力端子のうちそれぞれ素子の対角に位置する2対の出力端子のうち一方を入力端子とし且つ他方を出力端子とする第1のスイッチ回路16と、電圧増幅器12と第2のスイッチ回路14との間に設けられ、電圧増幅器12からの増幅信号を記憶(保持)するキャパシタからなる記憶素子17と、電圧増幅器12の一方の出力端子と記憶素子17の一方の電極及び第2のスイッチ回路14の一方の入力端子との間を開閉する第3のスイッチ回路18とをさらに備えた構成を持つ。
【0033】
以下、前記のように構成された磁界センサの動作を説明する。
【0034】
図6は第2の実施形態に係る磁界センサが磁界強度を検出する際のトリガとなる第1の同期信号CK1、該第1の同期信号CK1に続く第2の同期信号CK2及び該第2の同期信号CK2に続く第3の同期信号CK3とのタイミングを表わしている。
【0035】
まず、図6に示す第1の同期信号CK1がオン状態で且つ第2の同期信号CK2及び第3の同期信号CK3がオフ状態である第1の位相において、ホール素子11の出力電圧(ホール電圧)に比例した第1の増幅電圧VH1が電圧増幅器12の出力端子に発生する。このとき、第3のスイッチ回路18は閉じているため、第1の増幅電圧VH1は記憶素子17に保持される。
【0036】
次に、図6に示す第2の同期信号CK2がオン状態で且つ第1の同期信号CK1及び第3の同期信号CK3がオフ状態である第2の位相において、第1のスイッチ回路16により、ホール素子11からは第1の位相の場合と異なる出力端子からホール電圧が出力される。従って、電圧増幅器12から出力される第2の増幅電圧VH2は第1の増幅電圧VH1とは極性が逆の電圧となっている。その上、第3のスイッチ回路18は開状態に遷移するため、記憶素子17に保持された第1の位相における第1の増幅電圧VH1と、第2の位相における第2の増幅電圧VH2との和VHを得ることができる。さらに、このとき、第1のスイッチ回路16の働きにより、この出力電圧の和VHの有効信号成分は同位相で2倍となり、オフセット信号成分は逆位相となって相殺された値となる。その結果、出力電圧の和VHは、磁界センサを封止する封止パッケージの応力等の影響によるホール素子のオフセット信号成分と増幅器の入力オフセット信号成分を含まない高精度な磁界検出値となる。
【0037】
続いて、出力電圧の和VHは、第1の実施形態と同様に、第2のスイッチ回路14を介してシュミットトリガ回路13に取り込まれる。シュミットトリガ回路13はN極性又はS極性のいずれかを検出対象とし、検出磁界の強度と対応する出力電圧の和VHを、設定磁界の強度よりも大きいか否かを表わす出力値としてロジックラッチ回路15に出力する。第2の位相の終了時にはロジックラッチ回路15においてラッチされる。
【0038】
次に、図6に示す第3の同期信号CK3がオン状態で且つ第1の同期信号CK1及び第2の同期信号がオフ状態である第3の位相において、第2のスイッチ回路14により、第1の位相と第2の位相とにおける電圧値VHが第2の位相の場合と極性を反転してシュミットトリガ回路13に印加されるため、検出磁界の極性は第2の位相の場合と逆の極性となる。その上、シュミットトリガ回路13において決定される設定磁界の極性をも反転されるため、第2の位相とは逆の極性で設定磁界の強度が比較される。比較された結果を示すシュミットトリガ回路13からの出力値はロジックラッチ回路15に入力される。
【0039】
続いて、ロジックラッチ回路15は、第2及び第3の位相におけるシュミットトリガ回路13からの出力値、すなわち、N極性及びS極性のそれぞれの極性において検出磁界の強度が設定磁界よりも大きいか否かを表わす2つの出力値が演算されて所望の出力値を得られる。従って、第3の位相の終了時に演算された値がラッチされ、図4に示すように、磁界の極性に無関係に検出磁界の強度が設定磁界よりも大きいか否かを表わす2進値の出力値を得ることができる。
【0040】
このように、第2の実施形態は、第1の実施形態に係る磁界センサの構成に、第1のスイッチ回路16、記憶素子17及び第3のスイッチ回路18を付加することにより、磁界の極性に無関係で両極性に対応した磁界強度の検出を行なう磁界センサの回路規模を縮小でき且つ消費電流を低減することができる。その上、封止用パッケージ応力等の影響によるホール素子のオフセット信号成分と増幅器の入力オフセット信号成分により生じる、検出磁界を電圧に変換して比較する際の検出磁界のばらつきを低減することができる。
【0041】
以下、第2の実施形態に係る磁界センサの具体的な構成の一例を説明する。
【0042】
図7は本発明の第2の実施形態に係る磁界センサの回路構成を模式的に表わしている。図7において、図5に示す構成要素と同一の構成要素には同一の符号を付している。ここでは、符号17の記憶素子を第1の記憶素子と呼ぶ。図7に示すように、第1のスイッチ回路16は、一端に電源電圧が印加され、他端がホール端子11の外部端子と接続された第1のスイッチ21A及び第2のスイッチ21Bと、一端が接地され、他端がホール端子11の外部端子と接続された第3のスイッチ22A及び第4のスイッチ22Bとを有している。
【0043】
第1のスイッチ21Aは、ホール素子11の4つの頂角のうちの第1の頂角に位置する第1の外部端子と接続され、第1の同期信号CK1に同期して閉状態となり、第2のスイッチ21Bは、ホール素子11の第1の頂角と隣接した第2の頂角に位置する第2の外部端子と接続され、第2の同期信号CK2に同期して閉状態となり、第3のスイッチ22Aは、ホール素子11の第1の頂角と対向した第3の頂角に位置する第3の外部端子と接続され、第1の同期信号CK1に同期して閉状態となり、第4のスイッチ22Bは、ホール素子11の第2の頂角と対向した第4の頂角に位置する第4の外部端子と接続され、第2の同期信号CK2に同期して閉状態となる。
【0044】
さらに、第1のスイッチ回路16は、一端がホール素子11の第2の外部端子と接続され、他端が電圧増幅器12の正相端子と接続され、第1の同期信号CK1に同期して閉状態となる第5のスイッチ23Aと、一端がホール素子11の第1の外部端子と接続され、他端が電圧増幅器12の正相入力端子と接続され、第2の同期信号CK2に同期して閉状態となる第6のスイッチ23Bと、一端がホール素子11の第4の外部端子と接続され、他端が電圧増幅器12の逆相入力端子と接続され、第1の同期信号CK1に同期して閉状態となる第7のスイッチ24Aと、一端がホール素子11の第3の外部端子と接続され、他端が電圧増幅器12の逆相端子と接続され、第2の同期信号CK2に同期して閉状態となる第8のスイッチ24Bとを有している。
【0045】
シュミットトリガ回路13は、トリガ回路本体13Aと、一端がキャパシタからなる第2の記憶素子33の一電極と接続され、他端が電圧増幅器12の逆相出力端子と接続され、第2の同期信号CK2に同期して閉状態となる第1のスイッチ31Bと、一端が第2の記憶素子33の他電極と接続され、他端が電圧増幅器12の逆相出力端子と接続され、第3の同期信号CK3に同期して閉状態となる第2のスイッチ31Cと、一端が第2の記憶素子33の他電極と接続され、他端が第2のスイッチ回路14と接続され、第2の同期信号CK2に同期して閉状態となる第3のスイッチ32Bと、一端が第2の記憶素子33の一電極と接続され、他端が第2のスイッチ回路14と接続され、第3の同期信号CK3に同期して閉状態となる第4のスイッチ32Cと、一端が第2の記憶素子33の他電極と接続され、他端が第1のMOSスイッチ36と接続され、第1の同期信号CK1に同期して閉状態となる第5のスイッチ34Aと、一端が第2の記憶素子33の一電極と接続され、他端がヒステリシス値(設定磁界)の設定用電圧源38と接続され、第1の同期信号CK1に同期して閉状態となる第6のスイッチ35Aとを有している。
【0046】
さらに、シュミットトリガ回路13は、一端が第1のMOSスイッチ36の第5のスイッチ34A側の端子と接続され、他端が設定用電圧源38と接続された第2のMOSスイッチ37と、入力端子がロジックラッチ回路15の出力端子と接続され、出力端子が第1のMOSスイッチ36のPMOSのゲート電極と接続され且つ第2のMOSスイッチ37のNMOSのゲート電極と接続された第1のインバータ39とを有している。
【0047】
また、第1のMOSスイッチ36のNMOSのゲート電極及び第2のMOSスイッチ37のPMOSのゲート電極は、ロジックラッチ回路15の出力端子と接続されている。
【0048】
第2のスイッチ回路14は、一端が第1の記憶素子17と接続され、他端がトリガ回路本体13Aの正相入力端子と接続され、第2の同期信号CK2に同期して閉状態となる第1のスイッチ41Bと、一端が第1の記憶素子17と接続され、他端がトリガ回路本体13Aの逆相入力端子と接続され、第3の同期信号CK3に同期して閉状態となる第2のスイッチ41Cと、一端がシュミットトリガ回路13の第3のスイッチ32Bと接続され、他端がトリガ回路本体13Aの逆相入力端子と接続され、第2の同期信号CK2に同期して閉状態となる第3のスイッチ42Bと、一端がシュミットトリガ回路13の第3のスイッチ32Bと接続され、他端がトリガ回路本体13Aの正相入力端子と接続され、第3の同期信号CK3に同期して閉状態となる第4のスイッチ42Cとにより構成されている。
【0049】
ロジックラッチ回路15は、入力端子がトリガ回路本体13Aの出力端子と接続され、クロック端子に第2の同期信号CK2を受ける第1のフリップフロップ51と、一方の入力端子にトリガ回路本体13Aからの出力信号を受け、他方の入力端子に第1のフリップフロップ51からの出力信号を受ける2入力NORゲート52と、入力端子が2入力NORゲート52からの出力信号を受け、クロック端子に第3の同期信号CK3を受ける第2のフリップフロップ53とにより構成されている。
【0050】
ロジックラッチ回路15の後段には、第2のフリップフロップ53の出力信号を受ける出力バッファとしての第2のインバータ19が接続されている。
【0051】
以下、前記のように構成された磁界センサの動作を説明する。
【0052】
まず、図6に示す第1の同期信号CK1がオン状態で且つ第2の同期信号CK2及び第3の同期信号CK3がオフ状態である第1の位相において、第1のスイッチ回路6において、第1のスイッチ21A、第3のスイッチ22A、第5のスイッチ23A及び第7のスイッチ24Aが閉じ、第2のスイッチ21B、第4のスイッチ22B、第6のスイッチ23B及び第8のスイッチ24Bが開くことにより、ホール素子11の第2の外部端子及び第4の外部端子からの出力電圧が電圧増幅器12に入力される。このときの電圧増幅器12からの出力電圧を第1の増幅電圧VH1とする。第1の位相において、第3のスイッチ回路18は閉じているため、第1の増幅電圧VH1は第1の記憶素子17に保持される。
【0053】
このとき、シュミットトリガ回路13において、外部磁界と対応するヒステリシス値が設定用電圧源38により決定される。この決定されたヒステリシス値が、第5のスイッチ34A及び第6のスイッチ35Aを介して、さらに第1のMOSスイッチ36又は第2のMOSスイッチ37を介して第2の記憶素子33に取り込まれる。
【0054】
次に、図6に示す第2の同期信号CK2がオン状態で且つ第1の同期信号CK1及び第3の同期信号CK3がオフ状態である第2の位相に遷移すると、第1のスイッチ回路6において、第1のスイッチ21A、第3のスイッチ22A、第5のスイッチ23A及び第7のスイッチ24Aが開き、第2のスイッチ21B、第4のスイッチ22B、第6のスイッチ23B及び第8のスイッチ24Bが閉じることにより、第1の位相の場合とは逆に、ホール素子11の第1の外部端子及び第3の外部端子からの出力電圧が電圧増幅器12に入力されるようになる。このため、電圧増幅器からの第2の増幅電圧VH2は第1の位相の場合の第1の増幅電圧VH1とは極性が逆の電圧となっている。さらに、この場合には、第3のスイッチ回路18が開くため、第1の位相において第1の記憶素子17に保持された第1の増幅信号VH1と、第2の位相における第2の増幅電圧VH2との和VHを得ることができる。増幅電圧の和VHは、前述したように、入力オフセット信号成分を含まない高精度な磁界検出値である。
【0055】
続いて、出力電圧の和VHは、第2のスイッチ回路14を介してシュミットトリガ回路13に取り込まれる。このとき、第2のスイッチ回路14において、第1のスイッチ41B及び第3のスイッチ42Bが閉じ、第2のスイッチ41C及び第4のスイッチ42Cが開いている。このため、電圧増幅器12とトリガ回路本体13Aとの極性は揃っている。
【0056】
また、シュミットトリガ回路13において、第1のスイッチ31B及び第3のスイッチ32Bが閉じ、第2のスイッチ31C、第4のスイッチ32C、第5のスイッチ34A及び第6のスイッチ35Aが開いている。ここで、トリガ回路本体13Aは、N極性又はS極性のいずれかを対象とし、検出磁界の強度と対応する出力電圧の和VHを設定磁界の強度よりも大きいか否かを表わす出力値としてロジックラッチ回路15に出力する。このとき、シュミットトリガ回路13には、第2の記憶素子33に保持された設定磁界と対応する電圧値も入力される。
【0057】
続いて、トリガ回路本体13Aからの出力信号は、ロジックラッチ回路15の第1のフリップフロップ51に入力される。第2の位相の終了時には、第1のフリップフロップ51においてラッチされると共に、2入力NORゲート52にも入力される。
【0058】
次に、図6に示す第3の同期信号CK3がオン状態で且つ第1の同期信号CK1及び第2の同期信号がオフ状態である第3の位相に遷移すると、第2のスイッチ回路14において、第1のスイッチ41B及び第3のスイッチ42Bが開き、第2のスイッチ41C及び第4のスイッチ42Cが閉じる。これにより、第2の位相の場合とは逆に、第1の位相と第2の位相とにおける電圧増幅器12からの出力電圧の和VHが逆の極性となってシュミットトリガ回路13に入力されるようになる。このため、検出磁界の極性は第2の位相の場合と逆の極性となる。
【0059】
さらに、シュミットトリガ回路13においては、第2のスイッチ31C及び第4のスイッチ32Cが閉じ、第1のスイッチ31B、第3のスイッチ32B、第5のスイッチ34A及び第6のスイッチ35Aが開いている。これにより、第2の記憶素子33に保持された設定磁界値の極性をも反転されるため、第2の位相と逆の極性を持つ設定磁界との比較が可能となり、第2の位相と逆の極性を持つ検出磁界の強度を表わす出力値を得ることができる。この出力値は2入力NORゲート52の入力端子のうち、第1のフリップフロップ51が接続されていない入力端子に入力される。2入力NORゲート52において、第2の位相及び第3の位相におけるシュミットトリガ回路13の出力値、すなわち検出磁界がN極性及びS極性の各極性において設定磁界よりも大きいか否かを表わす2つの出力値から演算される出力値を得る。
【0060】
続いて、2入力NORゲート52からの出力値は、第3の位相の終了時に、第2のフリップフロップ53によりラッチされ、磁界の極性に無関係に検出磁界の強度が設定磁界よりも大きいか否かを表わす2進値の出力値を得ることができる。
【0061】
なお、第1の実施形態においても、シュミットトリガ回路13に第2の実施形態に係るシュミットトリガ回路13の回路構成を適用しても良く、また、スイッチ回路14に第2の実施形態に係る第2のスイッチ回路14の回路構成を適用しても良く、また、ロジックラッチ回路15に第2の実施形態に係るロジックラッチ回路15の回路構成を適用しても良い。
【0062】
【発明の効果】
本発明に係る磁界センサによると、1つの電圧比較器で磁界の極性に関係なく両極性に対応することができ、磁界強度の検出を簡単な構成で且つ消費電流を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る磁界センサを示す構成図である。
【図2】本発明の第1の実施形態に係る磁界センサに適用される同期信号のタイミングチャートである。
【図3】(a)及び(b)は本発明の第1の実施形態に係る磁界センサにおけるシュミットトリガ回路の出力電圧波形を示し、(a)はS極性を検出対象とする場合のグラフであり、(b)はN極性を検出対象とする場合のグラフである。
【図4】本発明の第1の実施形態又は第2の実施形態に係る磁界センサにおけるロジックラッチ回路の出力電圧波形を示すグラフである。
【図5】本発明の第2の実施形態に係る磁界センサを示す構成図である。
【図6】本発明の第2の実施形態に係る磁界センサに適用される同期信号のタイミングチャートである。
【図7】本発明の第2の実施形態に係る磁界センサの一例を示す回路図である。
【図8】従来の両極性に対応可能な磁界強度判定回路を示す構成図である。
【符号の説明】
11 ホール素子
12 電圧増幅器
13 シュミットトリガ回路(電圧比較回路)
13A トリガ回路本体
14 (第2の)スイッチ回路
15 ロジックラッチ回路
16 第1のスイッチ回路
17 (第1の)記憶素子
18 第3のスイッチ回路
19 第2のインバータ
21A 第1のスイッチ
21B 第2のスイッチ
22A 第3のスイッチ
22B 第4のスイッチ
23A 第5のスイッチ
23B 第6のスイッチ
24A 第7のスイッチ
24B 第8のスイッチ
31B 第1のスイッチ
31C 第2のスイッチ
32B 第3のスイッチ
32C 第4のスイッチ
33 第2の記憶素子
34A 第5のスイッチ
35A 第6のスイッチ
36 第1のMOSスイッチ
37 第2のMOSスイッチ
38 設定用電圧源
39 第1のインバータ
41B 第1のスイッチ
41C 第2のスイッチ
42B 第3のスイッチ
42C 第4のスイッチ
51 第1のフリップフロップ
52 2入力NORゲート
53 第2のフリップフロップ
Claims (5)
- ホール素子と、
前記ホール素子の出力電圧を増幅して増幅信号を出力する電圧増幅器と、
前記増幅信号を受ける電圧比較回路と、
前記電圧増幅器と前記電圧比較回路との間に設けられ、前記増幅信号の極性を反転するスイッチ回路と、
前記電圧比較回路からの出力信号を保持するラッチ回路とを備え、
前記電圧比較回路は、磁界を検出するトリガとなる第1の同期信号と該第1の同期信号に続く第2の同期信号とによって、磁界強度の基準値を決定するヒステリシス電圧の極性を反転することを特徴とする磁界センサ。 - 前記ラッチ回路は、第1のフリップフロップ回路及び第2のフリップフロップ回路を有しており、前記第1の同期信号及び第2の同期信号によってそれぞれ入力された2進値を取りこみ、演算した値を前記第2の同期信号により保持して出力値とすることを特徴とする請求項1に記載の磁界センサ。
- 2組の外部端子を有するホール素子と、
前記2組の外部端子と接続され、該2組の外部端子のうちの1組を出力端子として選択する第1のスイッチ回路と、
前記第1のスイッチ回路を介して入力される前記ホール素子の出力電圧を増幅して増幅信号を出力する電圧増幅器と、
前記増幅信号を記憶する記憶素子と、
前記電圧増幅器と前記記憶素子との間に設けられ、前記記憶素子への入出力を開閉する第2のスイッチ回路と、
前記増幅信号を受ける電圧比較回路と、
前記電圧増幅器と前記電圧比較回路との間に設けられ、前記増幅信号の極性を反転する第3のスイッチ回路と、
前記電圧比較回路からの出力信号を保持するラッチ回路とを備え、
磁界を検出するトリガとなる第1の同期信号により、
前記第1のスイッチ回路は、前記ホール素子の2組の外部端子のうち一方を入力端子とし且つ他方を出力端子とし、前記第2のスイッチ回路は閉じ、
前記第1の同期信号に続く第2の同期信号により、
前記第1のスイッチ回路は、前記ホール素子の2組の外部端子のうち前記一方を出力端子とし且つ前記他方を入力端子とし、前記第2のスイッチ回路が開くことにより、前記記憶素子に記憶されていた前記増幅信号からなる第1の増幅信号と前記電圧増幅器からの第2の増幅信号との和が前記電圧比較回路に入力され、
前記第2の同期信号に続く第3の同期信号により、
前記第3のスイッチ回路は、前記第1の増幅信号と前記第2の増幅信号との和の極性を反転し、
前記電圧比較回路は、前記第2の同期信号と前記第3の同期信号とをトリガにして、磁界強度の基準値を決定するヒステリシス電圧の極性を反転することを特徴とする磁界センサ。 - 前記ラッチ回路は、第1のフリップフロップ回路及び第2のフリップフロップ回路を有しており、前記第2の同期信号及び第3の同期信号によりそれぞれ入力される2進値を取りこみ、演算した値を前記第3の同期信号により保持して出力値とすることを特徴とする請求項3に記載の磁界センサ。
- 前記記憶素子はキャパシタを有していることを特徴とする請求項3に記載の磁界センサ。
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