JP2009156699A - 磁気検出回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】消費電流の少ない磁気検出回路を提供する。
【解決手段】第1制御信号Vc1および第2制御信号Vc2に応じて、磁場Bを検出し、第1極性の磁場であるか否かを判定した第1検出結果Out1を記憶する第1磁場検出動作と、磁場Bを検出し、第2極性の磁場であるか否かを判定した第2検出結果Out2を記憶する第2磁場検出動作を実行する磁気検出手段11と、第1検出結果Out1および第2検出結果Out2の両方が磁場検出無しのときは、第1磁場検出動作および第2検出磁場動作の両方を実行し、第1検出結果Out1および第2検出結果Out2の一方が磁場検出有りのときは、検出した磁場の検出動作のみを実行するように、第1制御信号Vc1および第2制御信号Vc2をゲーティングする検出動作制御手段12と、を具備する。
【選択図】図1

Description

本発明は、磁気検出回路に関する。
磁界の極性に無関係に、両極性に対応した磁界強度の検出にホール素子を使用したデジタル式磁気センサが知られている(例えば、特許文献1、または特許文献2参照)。
特許文献1に開示された磁気センサは、ホール素子と、ホール素子の出力電圧を増幅して増幅信号を出力する電圧増幅器と、増幅信号を受ける電圧比較回路と、電圧増幅器と電圧比較回路との間に設けられ、増幅信号の極性を反転するスイッチ回路と、電圧比較回路からの出力信号を保持するラッチ回路とを備えている。
電圧比較回路は、磁界を検出するトリガとなる第1の同期信号と第1の同期信号に続く第2の同期信号とによって、磁界強度の基準値を決定するヒステリシス電圧の極性を反転している。
特許文献2に開示された磁気センサは、磁場の強さに対応する電気的出力を導出する磁気検出素子と、磁気検出素子に、動作用電力を間欠的に供給する電源回路と、磁気検出回路からの出力を該所定の強さの磁場に対応する基準と比較し、比較結果を表す出力を導出する比較回路と、電源回路による磁気検出素子への間欠的な動作用電力の供給時に、比較回路からの出力を記憶し、動作用電力の供給停止期間中の保持を行うラッチ回路とを具備している。
然しながら、特許文献1に開示された磁界センサは、第1の同期信号と第2の同期信号とに応じて、S極の磁界検出動作とN極の磁界検出動作を交互に連続的に実行するものである。
また、特許文献2に開示された磁界センサは、S極の磁界検出動作とN極の磁界検出動作を交互に間欠的に実施するものである。
そのため、機器の開閉状態を検知するなどの、ホール素子にどちらの極性の磁場が印加されるかは任意ではあるが、一方の極性の磁界が連続して印加される場合に、他方の極性の磁界検出動作により、無駄な電流が消費されるという問題がある。
特に、携帯電話などの移動式情報機器端末では、高機能化、高性能化により消費電流が増加の一途をたどっており、長時間使用化のために、できるだけ消費電流の少ない磁界センサが要求されている。
特開2003−43123号公報 特開2000−174254号公報
本発明は、消費電流の少ない磁気検出回路を提供する。
本発明の一態様の磁気検出回路は、第1制御信号および第2制御信号に応じて、磁場を検出し、第1極性の磁場であるか否かを判定した第1検出結果を記憶する第1磁場検出動作と、磁場を検出し、第2極性の磁場であるか否かを判定した第2検出結果を記憶する第2磁場検出動作を実行する磁気検出手段と、前記第1検出結果および前記第2検出結果の両方が磁場検出無しのときは、前記第1磁場検出動作および前記第2検出磁場動作の両方を実行し、前記第1検出結果および前記第2検出結果の一方が磁場検出有りのときは、前記検出した磁場の検出動作のみを実行するように、前記第1制御信号および前記第2制御信号をゲーティングする検出動作制御手段と、を具備することを特徴としている。
本発明によれば、消費電流の少ない磁気検出回路が得られる。
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
本発明の実施例1に係る磁気検出回路について図1乃至図4を用いて説明する。図1は磁気検出回路を示す回路図、図2乃至図4は磁気検出回路の動作を示すタイミングチャートである。
図1に示すように、本実施例の磁気検出回路10は、第1制御信号Vc1および第2制御信号Vc2に応じて、磁場Bを検出し、N極(第1極性)の磁場であるか否かを判定した第1検出結果Out1を記憶する第1磁場検出動作と、磁場Bを検出し、S極(第2極性)の磁場であるか否かを判定した第2検出結果Out2を記憶する第2磁場検出動作を実行する磁気検出手段11を具備している。
更に、磁気検出回路10は、第1検出結果Out1および第2検出結果Out2の両方が磁場検出無しのときは、第1磁場検出動作および第2検出磁場動作の両方を実行し、第1検出結果Out1および第2検出結果Out2の一方が磁場検出有り(“H”レベル)のときは、検出した磁場の検出動作のみを実行するように、第1制御信号Vc1および第2制御信号Vc2をゲーティングする検出動作制御手段12を具備している。
磁気検出手段11は、磁場Bの磁束密度に応じてホール電圧VHを発生するホール素子13と、ホール素子13の出力電圧VHを増幅する増幅回路14と、ホール素子13と増幅回路14との間に接続され、第1磁場検出動作および第2磁場検出動作に応じてホール素子13と増幅回路14との接続を反転するためのスイッチ回路15と、増幅回路14の出力と基準値Vrefとを比較し、比較結果を出力するコンパレータ16とを有する磁気検出部17を具備している。
更に、磁気検出手段11は、第1検出結果Out1を格納する第1フリップフロップ(第1記憶回路)18と、第2検出結果Out2を格納する第2フリップフロップ(第2記憶回路)19とを有する検出結果格納部20と、第1磁場検出動作および第2磁場検出動作を実行していないときに、磁気検出部17に供給する電力を削減する電力制御部21と、を具備している。
検出動作制御手段12は、第2検出結果Out2に応じて、第1制御信号Vc1をゲーティングする第1制御回路22と、第1検出結果Out1に応じて、第2制御信号Vc2をゲーティングする第2制御回路と23と、を具備している。
第1制御回路22が、第2検出結果Out2が磁場検出無し(“L”レベル)のときに第1制御信号Vc1を伝播する論理回路網であり、第2制御回路23が、第1検出結果Out1が磁場検出無し(“L”レベル)のときに第2制御信号を伝播する論理回路網である。
ここでは、第1制御信号Vc1および第2制御信号Vc2が、“L”レベルのときにアクティブとなる負論理動作信号である。
これにより、第1制御回路22は、一方の入力端子が第1制御信号Vc1に接続され、他方の入力端子が第2検出結果Out2に接続されたNOR回路24と、NOR回路24に接続されたインバータ25とを具備している。
同様に、第2制御回路23は、一方の入力端子が第2制御信号Vc1に接続され、他方の入力端子が第1検出結果Out1に接続されたNOR回路24と、NOR回路24に接続されたインバータ25と、を具備している。
第2検出結果Out2が“L”レベルのときに、第1制御信号Vc1が“L”レベルになると、第1制御回路22の出力である第1ゲーテッド信号Vc1gが“L”レベルとなり、第1制御信号Vc1が伝播する。
同様に、第1検出結果Out1が“L”レベルのときに、第2制御信号Vc2が“L”レベルになると、第2制御回路23の出力である第2ゲーテッド信号Vc2aが“L”レベルとなり、第2制御信号Vc2が伝播する。
ホール素子13は、例えば幾何学的に等価な4端子を有するGaAsホールセンサで、対角に位置する一対の端子間に電流を流すと、直交する一対の端子間に磁場Bに応じた極性のホール電圧VHが発生する。
スイッチ回路15は、第1ゲーテッド信号Vc1gに応じて動作するスイッチ素子SW1、SW2、例えばアナログCMOSスイッチ素子を有し、どちらの極性の磁場Bが印加されても、増幅器14の正入力端にホール電圧VHの正電圧入力されるように接続を反転させる。
コンパレータ16は、増幅器14の出力が基準電圧Vrefより大きいときに、磁場検出有りと判断し、“H”レベルの信号を出力する。
電力制御部21は、電源Vddと磁気検出部17との間に接続され、スイッチング用のMOSトランジスタ(図示せず)を有している。第1ゲーテッド信号Vc1gおよび第2ゲーテッド信号Vc2gがNAND回路26に入力され、NAND回路26の出力によりMOSトランジスタがオン又はオフされる。
第1フリップフロップ18は、入力端子Dがコンパレータ16の出力端に接続され、クロック端子CLKが第1ゲーテッド信号Vc1gに接続されている。第1フリップフロップ18は、第1ゲーテッド信号力Vc1gが“L”レベルから“H”レベルになる立ち上がりで、コンパレータ16の出力をラッチし、出力端子Qに第12検出結果Out1を出力する。
同様に、第2フリップフロップ19は、入力端子Dがコンパレータ16の出力端に接続され、クロック端子CLKが第2ゲーテッド信号Vc2gに接続されている。第2フリップフロップ19は、第2ゲーテッド信号力Vc2gが“L”レベルから“H”レベルになる立ち上がりで、コンパレータ16の出力をラッチし、出力端子Qに第2検出結果Out2を出力する。
第1および第2検出結果Out1、Out2は、NOR回路27により、最終的に極性を有しない負論理信号の検出結果Outとして外部に出力される。
これにより、第1ゲーテッド信号出力Vc1gまたは第2ゲーテッド信号Vc2gが“L”レベルのときに、NAND回路26の出力が“H”レベルになり、電力制御部21のMOSトランジスタがオンされ、磁気検出部17に動作電流Iが供給されるので、磁気検出手段11は第1磁場検出動作または第2磁場検出動作を実行する。
第1ゲーテッド信号出力Vc1gおよび第2ゲーテッド信号Vc2gが“H”レベルのときに、NAND回路26の出力が“L”レベルになり、電力制御部21のMOSトランジスタがオフされ、磁気検出部17の動作電流Iが遮断されるので、磁気検出手段11は磁場検出動作を休止する。
図2乃至図4は磁気検出回路10の動作を示すタイミングチャートで、図2はS極の磁場が印加された場合を示すタイミングチャート、図3はS極の磁場が印加されなくなった場合を示すタイミングチャート、図4はN極の磁場が印加された場合を示すタイミングチャートである。
図2に示すように、第1制御信号Vc1および第2制御信号Vc2は、交互に間欠的に磁気検出回路10に供給されている。
第1制御信号Vc1はパルス幅τ1、周期ΔTの負論理の矩形波信号である。同様に、第2制御信号Vc2はパルス幅τ2、周期ΔTの負論理の矩形波信号である。ここでは、パルス幅τ1と、パルス幅τ2は等しいものとする。
第1制御信号Vc1が“L”レベルの期間τ1が、第1磁場検出動作期間である。第2制御信号Vc2が“L”レベルの期間τ2が、第2磁場検出動作期間である。第1および第2制御信号Vc1、Vc2がともに“H”レベルの期間τ3が、磁場検出動作休止期間である。ΔT=τ1+τ2+τ3が、磁場検出周期である。
ホール素子13に磁場Bが印加されていない初期状態では、第1および第2検出結果Out1、Out2は、ともに“L”レベル(磁場検出無し)である。
時間t0〜t1の間でS極の磁場Bが印加され、時間t1で第1制御信号Vc1が“L”レベルになると、第1制御回路22は第1制御信号Vc1をゲーティングし、第2検出結果Out2が“L”レベルなので、第1ゲーティング信号Vc1gが“L”レベルになる。
これにより、NAND回路26は“H”レベルを出力し、電力制御部21が駆動され、磁気検出部17に動作電流Iが供給され、第1磁場検出動作が実行される。このときに電流Iが消費される。
第1磁場検出動作により、N極の磁場が検出されないので、第1検出結果Out1は“L”レベルを維持している。
次に、時間t2で第2制御信号Vc2が“L”レベルになると、第2制御回路23は第2制御信号Vc2をゲーティングし、第1検出結果Out1が“L”レベルなので、第2ゲーティング信号Vc2gが“L”レベルになる。
これにより、NAND回路26は“H”レベルを出力し、電力制御部21が駆動され、磁気検出部17に動作電流Iが供給され、第2磁場検出動作が実行される。このときに電流Iが消費される。
第2磁場検出動作により、S極の磁場が検出さるので、第2ゲーテッド信号Vc2gが”L“レベルから”H“レベルに立ち上がる時間t3で第2検出結果Out2は“H”レベルになる。
次に、時間t4で第1制御信号Vc1が“L”レベルになると、第2検出結果Out2が“H”レベルなので、第1ゲーティング信号Vc1gは“H”レベルのままである。
これにより、NAND回路26は“L”レベルを出力し、電力制御部21が駆動され、磁気検出部17に動作電流Iが供給されないので、第1磁場検出動作は実行されない。
即ち、S極の磁場Bが印加されている限り、第1磁場検出動作を実行しても、第1検出結果Out1は“L”レベルで変化しないので、第1検出動作を停止させることにより、無駄な動作電流Iを削減することが可能である。
次に、時間t5で第2制御信号Vc2が“L”レベルになると、第1検出結果Out1が“L”レベルなので、第2ゲーティング信号Vc2gが“L”レベルになる。
これにより、NAND回路26は“H”レベルを出力し、電力制御部21が駆動され、磁気検出部17に動作電流Iが供給され、第2磁場検出動作が実行される。
即ち、時間t3〜t4の磁場検出動作休止期間中のS極の磁場Bの印加の有無を、時間t5でチェックすることが可能である。
図3は、時間t6〜t7の磁場検出動作休止期間中に、S極の磁場Bが印加されなくなった場合を示すタイミングチャートである。
図3に示すように、時間t7で第1制御信号Vc1(図示せず)が“L”レベルになると、まだ第2検出結果Out2が“H”レベルを維持しているので、第1ゲーティング信号Vc1gは“H”レベルに維持される。これにより、第1磁場検出動作は実行されないので、動作電流Iが削減される。
次に、時間t8で第2制御信号Vc2(図示せず)が“L”レベルになると、第1検出結果Out1が“L”レベルを維持しているので、第2ゲーティング信号Vc2gが“L”レベルになる。これにより、第2磁場検出動作が実行され、動作電流Iが消費される。
第2磁場検出動作により、S極の磁場が検出されないので、第2ゲーテッド信号Vc2gが”L“レベルから”H“レベルに復立ち上がる時間t9で第2検出結果Out2は“L”レベルになる。
時間t10〜t12の動作は、時間t1〜t3の動作と同様であり、その説明は省略する。
図4は、時間t12〜t13の磁場検出動作休止期間中に、N極の磁場Bが印加された場合を示すタイミングチャートである。
図4に示すように、時間t13で第1制御信号Vc1(図示せず)が“L”レベルになると、第2検出結果Out2が“L”レベルなので、第1ゲーティング信号Vc1gが“L”レベルになり、第1磁場検出動作が実行される。
第1磁場検出動作により、N極の磁場が検出さるので、第1ゲーテッド信号Vc1gが”L“レベルから”H“レベルに立ち上がる時間t14で第1検出結果Out1は“H”レベルになる。
次に、時間t14で第2制御信号Vc2(図示せず)が“L”レベルになると、第1検出結果Out1が“H”レベルなので、第2ゲーティング信号Vc2gは“H”レベルに維持される。これにより、第2磁場検出動作は実行されないので、無駄な動作電流Iを削減することが可能である。
時間t16〜t18の動作は、時間t4〜t6と同様の動作であり、その説明は省略する。
図5は第1および第2制御信号Vc1、Vc2を生成する制御信号生成回路を示す回路図、図6は制御信号生成回路の動作を示すタイミングチャートである。
図5に示すように、制御信号生成回路40は、一端が動作実行指示信号Vstartに接続され、他端が選択信号Vselectに接続されたNAND回路41と、一端がインバータ42を介して動作実行指示信号Vstartに接続され、他端が選択信号Vselectに接続されたNOR回路43と、NOR回路43に接続されたインバータ44と、を具備している。
図6に示すように、動作実行指示信号Vstartは、パルス幅τ1+τ2、周期ΔTの矩形波である。選択信号Vselectは、動作実行指示信号Vstartとパルス幅、周期が等しく、位相がτ1だけずれている矩形波である。
時間t1で動作実行指示信号Vstartが“H”レベルになると、選択信号Vselectが“H”レベルを維持しているので、第1制御信号Vc1が“L”レベルになり、第2制御信号Vc2は“H”レベルを維持する。
次に、時間t2で選択信号Vselectが“L”レベルになると、動作実行指示信号Vstartが“H”レベルを維持しているので、第1制御信号Vc1が“H”レベルになり、第2制御信号Vc2が“L”レベルになる。
次に、時間t3で動作実行指示信号Vstartが“L”レベルになると、選択信号Vselectが“L”レベルを維持しているので、第1制御信号Vc1が“H”レベルを維持し、第2制御信号Vc2が“H”レベルになる。
これにより、交互に間歇的に供給され、パルス幅τ1、周期ΔTの負論理の第1制御信号Vc1および第2制御信号Vc2が得られる。
なお、本実施例の磁気検出回路10は、電源投入時などに、第1検出結果Out1および第2検出結果Out2がともに“H”レベルになり、第1および第2磁気検出動作がともに実行されなくなる場合があり得る。
図7は、通常動作時には起こり得ない磁気検出動作停止を回避した磁気検出回路の要部を示す回路図である。
図7に示すように、磁気検出回路50の検出結果格納部51は、リセット端子を有する第1フリップフロップ52と、同じくリセット端子を有する第2フリップフロップ53とを具備している。
第1フリップフロップ52のリセット端子は、配線54により第2検出結果out2に接続されている。同様に、第2フリップフロップ53のリセット端子は、配線55により第1検出結果out1に接続されている。
第1フリップフロップ52は、第2検出結果out2が“H”レベルになるとリセットされるので、第1検出結果Out1を強制的に“L”レベルすることができる。
同様に、第2フリップフロップ53は、第1検出結果out1が“H”レベルになるとリセットされるので、第2検出結果Out2を強制的に“L”レベルにすることができる。
これにより、第1検出結果Out1および第2検出結果Out2がともに“H”レベルになることがないので、磁気検出動作の停止を回避することが可能である。
以上説明したように、本実施例の磁気検出回路10は、第1制御信号Vc1および第2制御信号Vc2に応じて、磁場Bを検出し、第1極性の磁場であるか否かを判定した第1検出結果Out1を記憶する第1磁場検出動作と、磁場Bを検出し、第2極性の磁場であるか否かを判定した第2検出結果Out2を記憶する第2磁場検出動作を実行する磁気検出手段11と、第1検出結果Out1および第2検出結果Out2の両方が磁場検出無しのときは、第1磁場検出動作および第2検出磁場動作の両方を実行し、第1検出結果Out1および第2検出結果Out2の一方が磁場検出有りのときは、検出した磁場の検出動作のみを実行するように、第1制御信号Vc1および第2制御信号Vc2をゲーティングする検出動作制御手段12と、を具備している。
その結果、磁場を検出していない状態では従来通りN極の磁場とS極の磁場の検出動作を交互に間欠的に行ない、一旦磁場を検出すると、検出した磁場と反対極性の磁場の検出は行わないように制御される。
これにより、磁場検出状態においては磁場検出動作の実行回数が半分になるので、その分無駄な動作電流を減らす事ができる。従って、消費電流の少ない磁気検出回路が得られる。
通常、折りたたみ式の携帯情報端末においては、非使用(待機)時が折りたたまれている閉状態であり、閉状態が開状態より長時間を占めている。
そのため、磁石と磁気センサを用いて開状態および閉状態を検出する折りたたみ式の携帯情報端末においては、閉状態(磁場検出有り)における磁場検出動作の消費電流を低減することが、携帯情報端末を駆動するバッテリーの消耗を抑えるのに効果的である。
従って、磁気センサとして磁気検出回路10を用いることにより、バッテリーの消耗を抑えることができる。
ここでは、電力制御部21が磁気検出部17の動作電流Iをゼロに遮断する場合について説明したが、磁気検出部17の中で消費電流の大きいホール素子13の動作電流のみを遮断するようにしても構わない。
これにより、磁気検出部17の増幅器14、スイッチ回路15、コンパレータ16は常時動作しているので、動作電流Iを全部遮断する場合に比べて、磁気検出部17の立ち上がりを改善することができる利点がある。
スイッチ回路15のCMOSアナログスイッチが、第1ゲーテッド信号Vc1gに接続されている場合について説明したが、CMOSアナログスイッチは動作電流が不要なので、ゲーティングする前の第1制御信号Vc1に接続しても構わない。
本発明の実施例2に係る磁気検出回路について、図8を用いて説明する。図8は磁気検出回路の要部を示す回路図である。本実施例において、上記実施例1と同一の構成部分には同一符号を付してその説明は省略し、異なる部分についてのみ説明する。
本実施例が実施例1と異なる点は、第1制御信号Vc1および第2制御信号Vc2を、正論理の動作信号にしたことにある。
即ち、図8に示すように、本実施例の磁気検出回路の検出動作制御手段60はNOR回路を用いた検出動作制御手段であり、正論理の第1制御信号Vc1を反転してNOR回路24に供給するインバータ61を有する第1制御回路62と、同じく正論理の第2制御信号Vc2を反転してNOR回路24に供給するインバータ61を有する第2制御回路63とを具備している。
以上説明したように、本実施例の磁気検出回路の検出動作制御手段60は、インバータ61を具備しているので、正論理の第1および第2制御信号Vc1、Vc2により、磁気検出回路を動作させることができる利点がある。
更に、インバータ61の入出力端を短絡するスイッチ(図示せず)を設けることにより、第1および第2制御信Vc1、Vc2が正負どちらの論理信号の場合にも、対応することが可能である。
ここでは、NOR回路を用いた検出動作制御手段について説明したが、NAND回路用いた検出動作制御手段であっても構わない。
図9はNAND回路を用いた検出動作制御手段を示す回路図である。図9に示すように、検出動作制御手段70は、第2検出結果Out2を反転するインバータ71と、一端が反転された第2検出結果Out2に接続され、他端が正論理の第1制御信号Vc1に接続されたNAND回路72と、NAND回路72に接続されたインバータ73とを有する第1制御回路74と、同様に第1検出結果Out1を反転するインバータ71と、一端が反転された第1検出結果Out1に接続され、他端が正論理の第2制御信号Vc2に接続されたNAND回路72と、NAND回路72に接続されたインバータ73と、を有する第2制御回路75と、を具備している。
本発明の実施例1に係る磁気検出回路を示す回路図。 本発明の実施例1に係る磁気検出回路の動作を示すタイミングチャート。 本発明の実施例1に係る磁気検出回路の動作を示すタイミングチャート。 本発明の実施例1に係る磁気検出回路の動作を示すタイミングチャート。 本発明の実施例1に係る磁気検出回路の制御信号発生回路を示す回路図。 本発明の実施例2に係る磁気検出回路の制御信号発生回路の動作を示すタイミングチャート。 本発明の実施例1に係る別の磁気検出回路の要部を示す回路図。 本発明の実施例2に係る磁気検出回路の要部を示す回路図。 本発明の実施例2に係る磁気検出回路の別の制御信号発生回路を示す回路図。
符号の説明
10、50 磁気検出回路
11 磁気検出手段
12、60、70 検出動作制御手段
13 ホール素子
14 増幅器
15 スイッチ回路
16 コンパレータ
17 磁気検出部
18、52 第1フリップフロップ
19、53 第2フリップフロップ
20、51 検出結果格納部
22、62、74 第1制御回路
23、63、75 第2制御回路
24、27、43 NOR回路
25、42、44、61、71、73 インバータ
26、41、72 NAND回路
Vstart 動作実行指示信号
Vselect 選択信号
Vc1 第1制御信号
Vc2 第2制御信号
Vc1g 第1ゲーテッド信号
Vc2g 第2ゲーテッド信号
Vref 基準電圧
Out1 第1検出結果
Out2 第2検出結果
Out 検出結果
τ1 第1磁場検出動作期間
τ2 第2磁場検出動作期間
τ3 磁場検出動作休止期間
ΔT 磁場検出周期
40 制御信号生成回路
54、55 配線

Claims (5)

  1. 第1制御信号および第2制御信号に応じて、磁場を検出し、第1極性の磁場であるか否かを判定した第1検出結果を記憶する第1磁場検出動作と、磁場を検出し、第2極性の磁場であるか否かを判定した第2検出結果を記憶する第2磁場検出動作を実行する磁気検出手段と、
    前記第1検出結果および前記第2検出結果の両方が磁場検出無しのときは、前記第1磁場検出動作および前記第2検出磁場動作の両方を実行し、前記第1検出結果および前記第2検出結果の一方が磁場検出有りのときは、前記検出した磁場の検出動作のみを実行するように、前記第1制御信号および前記第2制御信号をゲーティングする検出動作制御手段と、
    を具備することを特徴とする磁気検出回路。
  2. 前記磁気検出手段が、
    前記磁場の磁束密度に応じてホール電圧を発生するホール素子と、前記ホール素子の出力電圧を増幅する増幅回路と、前記ホール素子と前記増幅回路との間に接続され、前記第1磁場検出動作および前記第2磁場検出動作に応じて前記ホール素子と前記増幅回路との接続を反転するためのスイッチ回路と、前記増幅回路の出力と基準値とを比較し、比較結果を出力するコンパレータとを有する磁気検出部と、
    前記第1検出結果を格納する第1記憶回路と、前記第2検出結果を格納する第2記憶回路とを有する検出結果格納部と、
    前記第1磁場検出動作および前記第2磁場検出動作を実行していないときに、前記磁気検出部に供給する電力を削減する電力制御部と、
    を具備することを特徴とする請求項1に記載の磁気検出回路。
  3. 前記検出動作制御手段が、
    前記第2検出結果に応じて、前記第1制御信号をゲーティングする第1制御回路と、
    前記第1検出結果に応じて、前記第2制御信号をゲーティングする第2制御回路と、
    を具備することを特徴とする請求項1に記載の磁気検出回路。
  4. 前記第1制御回路が、前記第2検出結果が磁場検出無しのときに前記第1制御信号を伝播する論理回路網であり、
    前記第2制御回路が、前記第1検出結果が磁場検出無しのときに前記第2制御信号を伝播する論理回路網であることを特徴とする請求項3に記載の磁気検出回路。
  5. 前記第1制御信号および前記第2制御信号は、交互に間欠的に供給されることを特徴とする請求項1に記載の磁気検出回路。
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