JP4448865B2 - 固体電解コンデンサの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、固体電解コンデンサの製造方法に関する。
近年、環境問題から、リフローに用いられる半田として、鉛を含まない半田が使用されるようになった。この半田の融点は、鉛を含む半田の融点に比較して高くなっている。したがって、リフロー温度を必然的に従来の温度よりも高く設定する必要がある。その結果、固体電解コンデンサにかかる熱ストレスが増大し、コンデンサの膨れ、特性劣化等の問題が発生するおそれがある。
上記膨れを防止するために、重合終了した素子を熱硬化性樹脂で保護する技術(例えば、特許文献1参照)、ケース収納前に200℃〜300℃の熱処理を施す技術(例えば、特許文献2参照)、銀メッキリード線を用いてビニロンセパレータを介した素子にモノマー酸化剤含浸前に175℃〜300℃の熱処理を施す技術(例えば、特許文献3参照)、ビニロンセパレータを介した素子にパラトルエンスルホン酸溶液を含浸させて150℃〜200℃の熱処理を施す技術(例えば、特許文献4参照)等が開示されている。
特開平11−204377号公報 特開2000−58389号公報 特開2001−284179号公報 特開2002−110466号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、熱硬化性樹脂で重合素子を保護する場合に、樹脂の硬化によって重合素子にストレスがかかる。その結果、漏れ電流の増加を招くことになる。特許文献2の技術では、熱処理によって陽極酸化被膜に多大な熱ストレスがかかる。その結果、漏れ電流の増加を招くことになる。特許文献3の技術では、モノマーと酸化剤との化学重合時に発生する硫化ガスにより銀メッキが硫化銀となる。その結果、半田付け障害が発生するおそれがある。また、ビニロンセパレータに用いられるビニロン繊維は一般的に普及していない。さらに、ビニロン繊維のみで混紗されたセパレータの単価は高くかつ密度が高い。その結果、特許文献4の技術を用いて安価でESR特性に優れたコンデンサを提供するには困難が生じる。
そこで、リフロー熱による膨れを抑制するために、モノマーの重合後に天然繊維が酸化剤によって分解する性質を利用した熱分解法を採用することが考えられる。しかしながら、この方法では、熱ストレスによって陽極酸化被膜が劣化を起こすおそれがあり、漏れ電流の増加を引き起こすおそれがある。
また、リフロー熱による膨れを抑制するために、合成繊維セパレータを用いる方法も考えられる。しかしながら、合成繊維セパレータは一般的に普及しておらず非常に高価であることから、安価なコンデンサの提供が困難になる。また、合繊繊維セパレータは、天然繊維セパレータに比較して低密度化が困難である。したがって、天然繊維からなるセパレータを用いる場合に比較してESR特性が劣化してしまう。現状の技術で製造可能な低密度セパレータを用いて巻回素子を製造する場合、低密度セパレータの強度が不足するおそれがある。この場合、巻回中にセパレータに破断が生じるおそれがある。
本発明は上記問題点に鑑みてなされたもので、巻回時におけるセパレータの破断が抑制され、リフロー熱による膨れが抑制される固体電解コンデンサの製造方法を提供することを目的とする。
本発明に係る固体電解コンデンサの製造方法は、陽極箔と陰極箔とを、化学繊維と叩解処理を施された天然繊維とからなる混合繊維からなるセパレータを介して巻回する巻回工程と、酵素によって天然繊維を分解・除去する分解・除去工程と、分解・除去工程の後に、陽極箔と陰極箔との間に固体高分子からなる電解質層を形成する形成工程と、を含むことを特徴とするものである。
本発明に係る固体電解コンデンサの製造方法においては、陽極箔および陰極箔の巻回時に天然繊維がセパレータに混紗されていることから、セパレータは所定の強度を有している。それにより、巻回時におけるセパレータの破断を抑制することができる。また、セパレータから天然繊維が除去された後には、セパレータの密度が低下する。それにより、陽極箔と陰極箔との間における電解質層の充填密度が増加し、電解質層が安定化する。それにより、本発明に係る固体電解コンデンサのESRが低下する。また、加熱過程における酸化剤と天然繊維との反応を抑制することができる。それにより、膨れを抑制することができる。
陽極箔に化成処理を施す化成処理工程をさらに含み、分解・除去工程は、化成処理工程前に行われてもよい。この場合、天然繊維の分解・除去工程後に天然繊維が残留する場合に、その残留天然繊維を除去することができる。それにより、ESR特性をより向上させることができる。
混合繊維は、天然繊維を主体とするものであってもよい。この場合、天然繊維除去後のセパレータを低密度化することができる。天然繊維は、叩解処理を施されているものであ。天然繊維は、植物繊維であってもよい。化学繊維は、合成繊維であってもよい。酵素は、セルロース分解酵素およびヘミセルロース分解酵素から選択される1種類以上の酵素からなるものであってもよい。
本発明によれば、巻回時におけるセパレータの破断が抑制され、リフロー熱による膨れが抑制される固体電解コンデンサの製造方法を提供することができる。また、リフロー熱による膨れが抑制される固体電解コンデンサを提供することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を説明する。
(第1の実施の形態)
図1〜図3は、本発明の第1の実施の形態に係る固体電解コンデンサの製造方法を説明するための図である。まず、図1(a)に示すように、陽極箔10および陰極箔20を準備する。陽極箔10は、表面に誘電体酸化皮膜(図示せず)が形成された弁金属からなる。陽極箔10に用いられる弁金属としては、アルミニウム等の金属があげられる。誘電体酸化皮膜は、弁金属の表面にエッチング処理および化成酸化処理を施すことによって形成することができる。陰極箔20は、表面に炭化物粒子(図示せず)が保持されたアルミニウム等の金属箔からなる。陽極箔10および陰極箔20は、略同一寸法を有する。
次に、図1(b)に示すように、陽極箔10に陽極端子11を接合し、陰極箔20に陰極端子21を接合する。次いで、図1(c)に示すように、陽極箔10および陰極箔20を、セパレータ30を介して巻回する。それにより、巻回素子100が完成する。セパレータ30は、化学繊維と天然繊維とが混紗された混合繊維からなる。セパレータ30に用いることができる化学繊維は、特に限定されるものではない。ただし、上記化学繊維は、繊維径が比較的小さく250℃程度の高温にさらされても形状を保つことができることが好ましい。したがって、上記化学繊維として、例えばポリアミド、アクリル、ビニロン、ポリエステル、ポリイミド、アラミド、ナイロン等の合成繊維を用いることが好ましい。
セパレータ30に用いることができる天然繊維は、特に限定されるものではない。ただし、上記天然繊維は、膨潤可能であることが好ましい。したがって、上記天然繊維として、マニラ麻、クラフトパルプ、ヘンプ繊維、コットン等の植物繊維を用いることが好ましい。これらの天然繊維には、叩解処理が施されている。
次いで、図1(d)に示すように、陽極端子11および陰極端子21を封口部材40の貫通孔に挿入する。封口部材40は、ゴム等の弾性部材からなる。次に、図2(a)に示すように、陽極箔10、陰極箔20およびセパレータ30を、天然繊維を分解する酵素を含有する酵素溶液50に浸す。それにより、セパレータ30から天然繊維が選択的に分解される。上記酵素として、天然繊維を選択的に分解する酵素を用いることができる。例えば、上記酵素として、セルラーゼ等のセルロース分解酵素、ヘミセルロース分解酵素等を用いることができる。
酵素溶液50として、上記酵素を例えば純水に溶解させたものを用いることができる。セパレータ30から天然繊維を効率よく分解するためには、酵素溶液50中の酵素濃度、酵素溶液50の温度、および、セパレータ30を酵素溶液50に浸す時間を最適値に設定することが好ましい。例えば、酵素溶液50における酵素の濃度を、0.1重量%〜50重量%程度に設定することが好ましい。また、酵素溶液50の温度を5℃〜70℃程度に設定することが好ましく、20℃〜60℃程度に設定することがより好ましい。さらに、セパレータ30を酵素溶液50に浸す時間は、1時間以上であることが好ましい。なお、分解された天然繊維は、純水を用いた超音波洗浄等によって除去することができる。天然繊維を除去する方法は、特に限定されるものではない。
次に、図2(b)に示すように、陽極箔10に対して、電解液中で通電する化成処理を施す。電解液に用いる溶質は、カルボン酸基を有する有機酸塩、リン酸等の無機酸塩等の溶質である。本実施の形態においては、電解液として、アジピン酸アンモニウムを用いている。この化成処理は、アジピン酸アンモニウム濃度0.5%〜2%を主体とした化成液を用いて誘電体酸化皮膜の化成電圧値に近似した電圧で行う。その後、熱処理を行い、化成処理をさらに数回施す。それにより、より強固な誘電体酸化皮膜を形成することができる。なお、熱処理は、200℃〜320℃の温度範囲で数分〜数十分程度行う。この化成処理により、陽極箔10の端面(エッジ部)に露出する弁金属または端子接続による傷等に起因する露出金属面に酸化皮膜が形成される。
次いで、図2(c)に示すように、重合性モノマーが希釈溶媒によって希釈されたモノマー溶液にセパレータ30を浸し、このモノマー溶液を加熱する。この場合の重合性モノマーとしては、例えば、3,4エチレンジオキシチオフェン等を用いることができる。また、希釈溶媒として、揮発性溶媒を用いることができる。重合性モノマーの濃度は、5重量%〜50重量%の範囲にあることが好ましく、15重量%〜30重量%の範囲にあることがより好ましい。モノマー溶液の含浸方法は、図2(c)に示す浸漬含浸法の他、減圧含浸法、真空加圧含浸法等であってもよい。続いて、モノマー溶液を加熱することによって、揮発性溶媒を乾燥除去する。
この揮発性溶媒としては、炭素数1以上の有機溶媒であって、ペンタン等の炭化水素類、テトラヒドロフラン等のエーテル類、ギ酸エチル等のエステル類、アセトン等のケトン類、メタノール等のアルコール類、アセトニトリル等の窒素化合物等を用いることができ、これらの混合溶媒を用いることもできる。特に、メタノール、エタノール、アセトン等を用いることが好ましい。
図2(c)においてモノマー溶液をセパレータ30に含浸させる時間は、最適化されていることが好ましい。含浸時間が短いとセパレータ30にモノマー溶液を十分に含浸させることができず、含浸時間を長くしても所定量以上のモノマーを含浸させることができないからである。本実施の形態においては、モノマー溶液をセパレータ30に含浸させる時間は、30秒〜2分程度であることが好ましい。また、モノマー溶液の加熱温度も、最適化されていることが好ましい。加熱温度が低いと蒸発時間を長くする必要があり、加熱時間が高いとモノマー成分が蒸発するおそれがあるからである。本実施の形態においては、モノマー溶液の加熱温度は、20℃〜60℃程度であることが好ましい。
次いで、図2(d)に示すように、セパレータ30に酸化剤を含浸させる。この場合、揮発性溶媒が蒸発した箇所に空隙が形成されていることから、セパレータ30に酸化剤を効率よく含浸させることができる。酸化剤としては、p−トルエンスルホン酸鉄塩、ドデシルベンゼンスルホン酸鉄塩、メトキシベンゼンスルホン酸鉄塩等を用いることができる。また、酸化剤の溶媒としては、ブタノール、エタノール等のアルコール系溶媒等のプロトン系溶媒、または非プロトン系溶媒を用いることができる。酸化剤の含浸方法として、減圧含浸法、真空加圧含浸法、大気圧浸漬含浸法等を用いることができる。
セパレータ30に酸化剤が供給されると、重合性モノマーが重合して固体高分子からなる電解質層60が形成される。それにより、コンデンサ素子200が完成する。図2(e)に陽極箔10、陰極箔20、セパレータ30および電解質層60の断面を示す。
重合性モノマーとして3,4エチレンジオキシチオフェンを用いた場合には、ポリエチレンジオキシチオフェンからなる電解質層60が形成される。なお、この場合、重合性モノマーを加熱することによって、重合を促進することができる。ただし、急激に加熱せずに徐々に加熱することが好ましい。電解質層60を均一に形成することができるからである。
次に、図3(a)に示すように、コンデンサ素子200を金属ケース70内に収納する。次いで、封口部材40を金属ケース70の開口部に押し込む。次に、図3(b)に示すように、金属ケース70の開口部を加締める。続いて、150℃程度の温度条件にてコンデンサ素子200に定格電圧を印加するエージング処理を施し、陽極箔10および陰極箔20の欠損部を絶縁させ、固体電解コンデンサ300が完成する。エージング処理における温度は、105℃〜180℃の範囲内にあることが好ましい。105℃未満の温度では十分なエージング効果が得られず、180℃を超える温度ではESR特性が劣化するからである。
図4(a)は、エージング処理後の固体電解コンデンサ300の外観図である。この固体電解コンデンサ300の封口部材40側に座板80を密着させ、陽極端子11および陰極端子21に座板80を貫通させ、陽極端子11および陰極端子21を座板80の貫通孔の根元から90度折り曲げることによって、図4(b)に示す表面実装型の固体電解コンデンサ300aが完成する。
本実施の形態においては、陽極箔10および陰極箔20の巻回時にはセパレータ30に天然繊維が混紗されていることから、セパレータ30は所定の強度を有している。それにより、巻回時におけるセパレータ30の破断を抑制することができる。
また、セパレータ30から天然繊維が除去されることから、セパレータ30の密度が低下する。それにより、陽極箔10と陰極箔20との間における電解質層60の充填密度が増加し、電解質層60が安定化する。それにより、固体電解コンデンサ300,300aのESRが低下する。なお、セパレータ30は、天然繊維を主体とすることが好ましい。この場合、電解質層60の充填密度が十分に高くなるからである。ここで、主体とは、化学繊維に対する天然繊維の重量比が1以上であることを意味する。
ここで、天然繊維がリフロー等の加熱過程において酸化剤と反応すると、膨れが生じるおそれがある。しかしながら、本実施の形態においては天然繊維が除去されることから、加熱過程における膨れを抑制することができる。
なお、天然繊維除去後のセパレータ30の密度は、0.2g/cm以下であることが好ましく、0.15g/cm以下であることがより好ましい。電解質層60の充填密度が十分に高くなるからである。天然繊維としてヘンプ繊維を用いかつ化学繊維としてポリアミド系樹脂を用いる場合、化学繊維と天然繊維との重量比を3:2に設定することによって、天然繊維除去後のセパレータ30の密度を0.2g/cmにすることができる。また、化学繊維と天然繊維との重量比を1:1に設定することによって、天然繊維除去後のセパレータ30の密度を0.15g/cmにすることができる。天然繊維除去後のセパレータ30の密度の下限は、陽極箔10と陰極箔20とが短絡しない範囲で特に限定されるものではない。
なお、本実施の形態においては天然繊維の分解・除去工程後に化成処理が行われているが、天然繊維の分解・除去工程前に化成処理が行われてもよい。ただし、天然繊維の分解・除去工程後に化成処理が行われることによって、天然繊維が残留する場合にその残留天然繊維を除去することができる。それにより、ESR特性をより向上させることができる。したがって、化成処理は、天然繊維の分解・除去工程後に行われることが好ましい。
また、本実施の形態においてはセパレータ30にモノマーを含浸させた後に酸化剤を含浸させているが、それに限られない。例えば、セパレータ30に酸化剤を含浸させた後にモノマーを含浸させてもよく、あらかじめモノマーおよび酸化剤を混合した混合液を含浸させてもよい。
以下、上記実施の形態に係る固体電解コンデンサ300および固体電解コンデンサ300aを作製し、その特性を調べた。
(実施例1)
実施例1においては、図4(a)の固体電解コンデンサ300を作製した。まず、陽極箔10として、エッチング処理および化成処理が施されたアルミニウム化成箔を2.7mm幅に裁断したものを用いた。陰極箔20として、陽極箔10と同一幅を有し、表面に炭化物粒子が保持されたアルミニウム箔を用いた。この陽極箔10と陰極箔20とを、セパレータ30を介して巻回して巻回素子100を作成した。
セパレータ30として、ヘンプ繊維とポリアミド樹脂とを重量比1:1で混紗したものを用いた。天然繊維を分解する酵素として、天野エンザイム製のセルロース分解酵素を用いた。この酵素を純水に溶解させ、1.0重量%の水溶液を作成した。この水溶液に上記巻回素子100を浸し、50℃に保たれた恒温槽中で12時間放置した。その後、純水を用いた超音波洗浄法を用いて、分解された天然繊維を除去した。天然繊維除去後のセパレータ30の密度は、0.15g/cmであった。
その後、化成液に上記巻回素子100を浸漬し、陽極箔10の誘電体被膜の化成電圧近傍の電圧を陽極箔10に10分間印加した。この場合の化成液として、アジピン酸アンモニウム塩を2重量%含むものを用いた。その後、純水中で巻回素子から化成液を除去した後、200℃〜270℃で10分間熱処理を行った。
その後、上記巻回素子100を、エタノールからなる希釈溶媒によって3,4エチレンジオキシチオフェンのモノマー原液が希釈されたモノマー溶液に1分間浸した。モノマー溶液におけるモノマーの濃度は、25重量%である。次に、50℃の温度条件でエタノールを乾燥除去した。次いで、p−トルエンスルホン酸鉄塩の55重量%のブタノール溶液を巻回素子100に含浸させ、30℃から180℃まで段階的に加温した。それにより、陽極箔10と陰極箔20との間にポリエチレンジオキシチオフェンからなる電解質層60が形成された。
その後、巻回素子100をアルミニウムからなる金属ケース70に収納し、ゴムからなる封口部材40によって金属ケース70の開口部を加締め、150℃の温度条件にて定格電圧を印加させるエージング処理を施した。なお、実施例1に係る固体電解コンデンサ300の容量は2.5V560μFであり、寸法はφ6.3mm×5.7Lmmである。
(実施例2)
実施例2においては、実施例1で作製した固体電解コンデンサ300の封口部材40側に座板80を密着させ、陽極端子11および陰極端子21に座板80を貫通させ、陽極端子11および陰極端子21を座板80の貫通孔の根元から互い方向に90度折り曲げ、座板80からはみ出る陽極端子11および陰極端子21を切断した。それにより、図4(b)に示す表面実装型の固体電解コンデンサ300aを作製した。
(比較例1)
比較例1においては、実施例1と同様の固体電解コンデンサを作製した。ただし、酵素を用いた天然繊維の分解・除去工程を省略した。
(比較例2)
比較例2においては、実施例2と同様の固体電解コンデンサを作製した。ただし、酵素を用いた天然繊維の分解・除去工程を省略した。
(分析1)
実施例1,2および比較例1,2に係る固体電解コンデンサの初期電気的特性を調べた。各値を表1に示す。実施例1,2および比較例1,2に係る固体電解コンデンサはそれぞれ30個ずつ作製されており、表1の各値はそれらの平均値を示している。
Figure 0004448865
表1に示すように、比較例1,2に係る固体電解コンデンサに比較して、実施例1,2に係る固体電解コンデンサにおいてはESRが大幅に低下した。これは、セパレータ30の低密度化に伴って電解質層60の充填密度が高くなったからであると考えられる。
(分析2)
次に、実施例2および比較例2に係る固体電解コンデンサのリフロー後の電気的特性および外観を調べた。リフローにおいては、熱風式リフロー炉を用いた。180℃〜200℃の温度範囲を120秒、200℃以上の温度範囲を120秒とし、260℃を上限温度とする温度プロファイルとした。各固体電解コンデンサに対して、上記リフローを2回施した。各電気的特性値を表2に示す。表2においても、各値は30個のサンプルの平均値を示している。また、表3に外観異常の有無を示す。表3においては、30個のサンプルのうち異常が認められたサンプルの数が分数で示されている。
Figure 0004448865
Figure 0004448865
表2に示すように、比較例2に係る固体電解コンデンサにおいては、リフロー後にESR特性が大幅に劣化した。これに比較して、実施例2に係る固体電解コンデンサにおいては、リフロー後においてもESR特性はあまり劣化しなかった。さらに、比較例2に係る固体電解コンデンサにおいてはリフロー後に膨れによる外観異常が見られたが、実施例2に係る固体電解コンデンサにおいてはリフロー後に外観異常が見られなかった。これは、天然繊維と酸化剤との反応の有無に起因すると考えられる。
以上のことから、天然繊維を分解・除去することによって、ESR特性が向上し、加熱による膨れが抑制されたと考えられる。
本発明の第1の実施の形態に係る固体電解コンデンサの製造方法を説明するための図である。 本発明の第1の実施の形態に係る固体電解コンデンサの製造方法を説明するための図である。 本発明の第1の実施の形態に係る固体電解コンデンサの製造方法を説明するための図である。 本発明の第1の実施の形態に係る固体電解コンデンサを説明するための図である。
符号の説明
10 陽極箔
11 陽極端子
20 陰極箔
21 陰極端子
30 セパレータ
40 封口部材
50 酵素溶液
100 巻回素子
200 コンデンサ素子
300,300a 固体電解コンデンサ

Claims (6)

  1. 陽極箔と陰極箔とを、化学繊維と叩解処理を施された天然繊維とからなる混合繊維からなるセパレータを介して巻回する巻回工程と、
    酵素によって前記天然繊維を分解・除去する分解・除去工程と、
    前記分解・除去工程の後に、前記陽極箔と前記陰極箔との間に固体高分子からなる電解質層を形成する形成工程と、を含むことを特徴とする固体電解コンデンサの製造方法。
  2. 前記陽極箔に化成処理を施す化成処理工程をさらに含み、
    前記分解・除去工程は、前記化成処理工程前に行われることを特徴とする請求項1記載の固体電解コンデンサの製造方法。
  3. 前記混合繊維は、前記天然繊維を主体とすることを特徴とする請求項1または2記載の固体電解コンデンサの製造方法。
  4. 前記天然繊維は、植物繊維であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の固体電解コンデンサの製造方法。
  5. 前記化学繊維は、合成繊維であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の固体電解コンデンサの製造方法。
  6. 前記酵素は、セルロース分解酵素およびヘミセルロース分解酵素から選択される1種類以上の酵素からなることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の固体電解コンデンサの製造方法。
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