JP4438608B2 - Hブリッジ回路の駆動装置及びhブリッジ回路の保護方法 - Google Patents

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Description

本発明は、4つの半導体スイッチング素子で構成されるHブリッジ回路を駆動する装置及びHブリッジ回路の保護方法に関する。
近年、自動車は高機能化、高級化が進んでおり、その機能を実現するためにモータのようなアクチュエータが各部に配置され、より多く使用されるようになっている。そのような事情により、小型且つ低コストで、高電力に対応したアクチュエータECU(Electronic Control Unit)の開発が期待されている。
このようなアクチュエータを駆動する回路には、4つの半導体スイッチング素子で構成されるHブリッジ回路が多く用いられており、半導体スイッチング素子には例えばパワートランジスタなどが使用される。一般に、パワートランジスタには耐ノイズ性が要求されるが、特に、自動車搭載用としては耐サージ性が要求されるため、高耐圧のパワートランジスタを用いている。ところが、高耐圧のパワートランジスタは、チップサイズが大きく小型化を妨げる。また、オン抵抗も高いためスイッチング動作時の発熱も大きくなりその対策も必要となるため、取り扱いが煩わしかった。
高耐圧の半導体スイッチング素子を用いることなく耐サージ性を向上させるには、サージ電圧を検出した際に保護動作を行なう回路を設けることが考えられる。例えば、特許文献1には、Hブリッジ回路によって駆動されるモータについて、電源側端子の電圧が電源(バッテリ)電圧の所定割合以下の場合に、または、アース側端子の電圧が電源電圧の所定割合以上の場合にモータに異常があると判断し、バッテリからモータに対する電源供給を遮断する技術が開示されている。
特開平11−341851号公報
しかしながら、特許文献1に開示されている技術は、電源電圧が正常であるという前提においてモータの異常を検出するための構成であり、電源電圧が過剰に上昇するサージ電圧の印加に対して、Hブリッジ回路の半導体スイッチング素子を保護するために用いるには不適当である。例えば、特許文献1では、モータに異常があると判断すると、保護回路4によりバッテリからモータに対する電源供給を遮断するようにしているが、保護回路4には、サージ電圧の印加により大電流が流れた場合に半導体スイッチング素子を保護するのであれば、リレーなどが必要となる。ところが、例えリレーを用いたとしても、大電流が流れている場合に電流経路を迅速に遮断することは容易ではなく、そのような用途に対応するためには高価なリレーが必要となってしまう。加えて、リレーを用いれば、構成が大型化してしまうという問題がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、特別な保護回路を用いることなく、Hブリッジ回路を構成する半導体スイッチング素子を保護することができる駆動装置、及びHブリッジ回路の保護方法を提供することにある。
請求項1記載のHブリッジ回路の駆動装置によれば、制御回路は、電源側にPチャネルMOSFETが配置され、グランド側にNチャネルMOSFETが配置されるHブリッジ回路に印加される過電圧を検出すると、そのHブリッジ回路を構成する全ての半導体スイッチング素子を遮断するように駆動回路に駆動信号を出力させる。この場合、半導体スイッチング素子は夫々過電圧の1/2を負担すれば良いので、特別な保護回路を用いることなく素子を保護することが可能となる。また、その保護機構を、小型且つ低コストで実現することができる。そして、半導体スイッチング素子の耐圧を過電圧に対応して引き上げる必要がないので、オン抵抗を増大させることなく、Hブリッジ回路の通常動作時における発熱を抑えることができる。
そして、駆動回路を構成する電源側駆動素子は、過電圧検出回路が過電圧を検出した場合に導通状態となる。すると、PチャネルMOSFETのゲート電位は、電源に印加された過電圧を基準として電源側駆動素子が導通したことによる電圧降下分だけ低下することで遮断レベルに確定されるので、PチャネルMOSFETは確実に遮断される。そして、グランド側駆動素子は、過電圧が検出された場合は遮断状態となることで、その際に自身の端子間に印加される電圧(即ち、PチャネルMOSFETのゲート電位)を負担する。従って、グランド側駆動素子に付与される耐圧以下の過電圧について保護動作が可能となる。
請求項2記載のHブリッジ回路の駆動装置によれば、過電圧が検出され、グランド側駆動素子が遮断状態となった場合でも、その際に当該素子の電源側端子に印加される電圧がツェナー電圧を超えていればツェナーダイオードが導通するので、グランド側駆動素子の耐圧を超える電圧が印加されることはなく、グランド側駆動素子を確実に保護することができる。
請求項3記載のHブリッジ回路の駆動装置によれば、上述したように、グランド側駆動素子に配置されるツェナーダイオードが導通することで電流が流れると、電源側駆動素子とグランド側駆動素子との間に配置される抵抗素子にも電流が流れ、当該素子に生じる電圧降下分だけ過電圧が緩和されるので、グランド側駆動素子の耐圧、若しくは、ツェナーダイオードのツェナー電圧をより低く設定することができる。
請求項4記載のHブリッジ回路の駆動装置によれば、過電圧が検出されると、第1,第2スイッチング素子が夫々導通し、更に、電源側駆動素子が導通する。この場合、PチャネルMOSFETのゲート電位は、電源に印加された過電圧を基準として、第2スイッチング素子及び電源側駆動素子が導通したことによる電圧降下分だけ低下することで遮断レベルに確定されるので、PチャネルMOSFETは確実に遮断される。
また、過電圧が検出された場合に第1スイッチング素子を駆動する素子の出力端子には、第1,第2スイッチング素子の電源側端子と導通制御端子との間に夫々接続されるツェナーダイオードのツェナー電圧分により降下された電圧が印加されるので、前記出力端子に印加される電圧レベルを緩和することができる。そして、各ツェナーダイオードのクランプ作用によって、各スイッチング素子も過電圧より保護することができる。
請求項5記載のHブリッジ回路の駆動装置によれば、過電圧検出回路は、ツェナー電圧を超えるレベルの過電圧が印加されるとツェナーダイオードが導通して、制御回路の遮断制御用スイッチング素子を導通させる。すると、駆動回路の制御信号入力端子の信号レベルを、PチャネルMOSFETを遮断させる場合と同じレベルに設定されるので、駆動回路に前記遮断を行なうための回路動作を行なわせることができる。
請求項6記載のHブリッジ回路の駆動装置によれば、Hブリッジ回路を、車両に搭載されるモータを駆動するものに適用する。即ち、車両の内部は、バッテリの電源系統にサージ電圧が比較的印加されやすい環境にあるため、本発明を適用すれば、サージ電圧が印加された場合に半導体スイッチング素子が破壊されてしまうことを防止できる。
(第1実施例)
以下、本発明を、車両に搭載されるアクチュエータECUとして、例えば、エンジンのスロットルバルブを開閉するDCモータを駆動するECUに適用した場合の第1実施例について図1乃至図5を参照して説明する。図1は、Hブリッジ回路及びその駆動装置の構成を示すものである。Hブリッジ回路1は、4つのNチャネルパワーMOSFET(半導体スイッチング素子)2〜5をブリッジ接続して構成されており、Hブリッジ回路1の負荷としてDCモータ6が接続されている。DCモータ6は、具体的には図示しないが、その回転駆動力によりエンジンのスロットルバルブを開閉するようになっている。また、Hブリッジ回路1の駆動用電源は、車両のバッテリ7(例えば、14V)より供給されている。
マイクロコンピュータ(マイコン)8は、Hブリッジ回路1を駆動制御するものであり、例えば、車内LANなどを介して上位の制御装置より与えられる指令に基づき、制御回路9及び駆動回路10を介して4つのFET2〜5をスイッチングさせる制御信号を夫々出力する。また、マイコン8は、モータ6の駆動を緊急に停止させる必要が生じたことを例えば割込みなどにより検出すると、制御回路9に停止信号を直接出力するようになっている。制御回路9は、通常動作時においては、マイコン8によって出力されるゲート制御信号をスルーして駆動回路10に駆動信号として出力するが、後述するように、過電圧検出回路11などにより異常が検出された場合や、マイコン8が緊急停止信号を出力した場合には、ゲート制御信号の出力を阻止するようになっている。
駆動回路10は、マイコン8によって出力されるゲート制御信号に応じて、FET2〜5のゲートを駆動するゲート信号を出力する。尚、電源側のFET2,4については、内蔵するチャージポンプ回路(図示せず)により昇圧した電圧を印加して駆動するように構成されている。
過電圧検出回路11は、コンパレータ12によって構成されており、そのコンパレータ12の非反転入力端子は、Hブリッジ回路1の電源側、即ち、バッテリ7の正側端子電圧を分圧する抵抗13及び14の分圧点に接続されている。そして、コンパレータ12の反転入力端子は、コンパレータ12の電源電圧(例えば5V)を分圧する抵抗15及び16の分圧点に接続されている。
ここで、例えば抵抗15及び16の分圧比を1:1とし、抵抗13及び14の分圧比を7:1とすれば、Hブリッジ回路1の電源側電圧が20Vを超えると、コンパレータ12はハイレベルの検出信号を出力するようになる。
図2は、制御回路9の具体構成例を示すものである。制御回路9は、4つのANDゲート17〜20と、1つのNORゲート21によって構成されている。4つのANDゲート17〜20の一方の入力端子には、マイコン8によって出力される各FET2〜5対応のゲート制御信号が夫々与えられており、他方の入力端子は、NORゲート21の出力端子に共通に接続されている。NORゲート21の入力端子には、マイコン8により出力される緊急停止信号と、過電圧検出回路11により出力される検出信号が与えられている。
尚、その他にDCモータ6を緊急停止させる要因が存在する場合には、その他の要因を検出する信号もNORゲートの入力端子に加えれば良い。以上において、制御回路9、駆動回路10、過電圧検出回路11が駆動装置22を構成しており、駆動装置22にマイコン8を加えたものがアクチュエータECU23を構成している。
次に、本実施例の作用について図3乃至図5も参照して説明する。マイコン8は、通常の動作状態においては、DCモータ6を正転させてエンジンのスロットバルブを開く場合には、例えば、FET2及び5をON,FET4及び3をOFFさせてDCモータ6の巻線に正転方向電流を流す。そして、DCモータ6を逆転させてスロットバルブを閉じる場合にはFET4及び3をON,FET2及び5をOFFさせてDCモータ6の巻線に逆転方向電流を流す。
図3は、マイコン8がDCモータ6を正転若しくは逆転させている状態(即ち、Hブリッジ回路1の何れか2つのFET2〜5がON)において、(a)に示すようにHブリッジ回路1の電源側に80Vのサージ電圧が印加された場合、駆動回路10によるゲート信号の出力状態を示すものである(b)。
20Vを超えるサージ電圧が印加されると、過電圧検出回路11が検出信号を出力することで、制御回路9における4つのANDゲート17〜20の出力は何れもロウレベルとなり、Hブリッジ回路1のFET2〜5は何れも遮断状態(OFF)となる。そして、印加されたサージ電圧が20Vを下回るようになると、過電圧検出回路11は検出信号の出力を停止するので、ゲート信号の出力状態はサージ電圧の印加前の状態に戻る。
図4は、80Vのサージ電圧が印加された場合におけるHブリッジ回路1の状態を説明するものであり、図5は、同様のケースにおいて、本実施例の制御回路9がない場合の状態を示す。例えば、FET2〜5の耐圧が40Vであるとする。図5に示すように、FET4及び3がONしている場合に80Vのサージ電圧が印加されれば、OFF側であるFET2及び5に対して夫々80Vがそのまま印加されるため、それらは過電圧に耐えられず破壊されてしまう。
これに対して、図4に示す本実施例の場合はFET2〜5が何れもOFFとなるので、電源側のFET2及び4とグランド側のFET3及び5とは、サージ電圧を夫々40Vずつを負担することになる。従って、各FET2〜5の耐圧に対して、その倍のサージ電圧が印加されても耐えることが可能となっている。
以上のように本実施例によれば、制御回路9は、過電圧検出回路11によってHブリッジ回路1に印加される過電圧が検出されると、そのHブリッジ回路1を構成する全てのFET2〜5を遮断するように駆動回路10にゲート駆動信号を出力させるようにした。従って、FET2〜5は夫々過電圧の1/2を負担すれば良いので、リレーを用いるような特別な保護回路を用いることなくFET2〜5を保護することができ、保護機構を小型且つ低コストで実現することが可能となる。そして、FET2〜5の耐圧を過電圧に対応して引き上げる必要がないので、オン抵抗を増大させることなく、Hブリッジ回路1の通常動作時における発熱を抑えることができる。
また、制御回路9をハードウエアで、具体的にはANDゲート17〜20及びNORゲート21の論理回路で構成したので、過電圧が検出された場合にFET2〜5を極めて迅速に保護することが可能となる。更に、Hブリッジ回路1を、車両に搭載されるDCモータ6を駆動するものに適用したので、バッテリ7の電源系統にサージ電圧が比較的印加されやすい環境において、FET2〜5が破壊されてしまうことを防止できる。
(第2〜第6実施例)
図6乃至図10は本発明の第2〜第6実施例を示すものであり、第1実施例と異なる部分についてのみ説明する。これらの実施例は、何れも、Hブリッジ回路を構成する半導体スイッチング素子の種類が異なるものである。
図6に示す第2実施例では、Hブリッジ回路31を、4つのNPNトランジスタ32〜35で構成したものであり、図7に示す第3実施例では、Hブリッジ回路36を、電源側にPチャネルMOSFET37及び38,グランド側にNチャネルMOSFET39及び40を配置して構成したものである。
図8に示す第4実施例では、Hブリッジ回路41を、電源側にPNPトランジスタ42及び43,グランド側にNPNトランジスタ44及び45を配置して構成したものであり、図9に示す第5実施例では、Hブリッジ回路46を、電源側にNチャネルMOSFET47及び48,グランド側にPチャネルMOSFET49及び50を配置して構成したものである。また、図10に示す第6実施例では、Hブリッジ回路51を、電源側にNPNトランジスタ52及び53,グランド側にPNPトランジスタ54及び55を配置して構成したものである。
以上のように構成された第2〜第6実施例による場合も、第1実施例と同様の効果が得られる。
(第7実施例)
図11乃至図13は本発明の第7実施例を示すものである。第7実施例は、図7に示す第3実施例のHブリッジ回路36を使用する場合における、駆動装置61の具体的構成を示すものである。即ち、Hブリッジ回路36は、電源側にPチャネルMOSFET37,38が配置されている。斯様に構成すれば、電源側にNチャネルMOSFETを配置する場合に対してチャージポンプ回路が不要となるので、駆動回路の構成が簡単になるという長所がある。しかしながら、サージ電圧が印加された場合にこれらのFET37,38を遮断するには、それらのゲートにサージ電圧に近いレベルの電圧を印加する必要がある。そこで、駆動装置61は、自身も高電圧の印加に耐えながら、FET37,38を確実に遮断することを可能とする回路構成でなければならない。
過電圧検出回路62は、抵抗素子63,ツェナーダイオード64及び抵抗素子65の直列回路で構成され、サージ電圧の検出レベルとなるツェナーダイオード64のツェナー電圧は、例えば20V程度に設定されている。ツェナーダイオード64及び抵抗素子65の共通接続点はNPNトランジスタ66のベースに接続されており、トランジスタ66のコレクタは抵抗素子67を介して電源に接続され、エミッタはグランドに接続されている。また、トランジスタ66のコレクタは、マイコン11より与えられる制御信号の入力端子61aにも接続されている。
信号入力端子61aは、NOTゲート68,バッファ69の入力端子に接続されており、NOTゲート68,バッファ69の出力端子は、夫々抵抗素子70,71を介してNチャネルMOSFET72(第1スイッチング素子),73(グランド側駆動素子)のゲートに接続されている。これらのFET72,73は、夫々耐圧が40V,55Vに設定される例えばLD(Laterally Diffused)MOSFETで構成されている。FET72,73のソースは何れもグランドに接続されており、また、ドレインとゲートとの間には、ツェナーダイオード74,75が夫々接続されている。尚、これらのツェナー電圧は、例えば35V,50Vに夫々設定されている。
また、これらの素子は、図12に示すように、例えば特許3255417号公報に開示されているものと同様に、SOI(Silicon On Insulator)構造にトレンチ分離構造を加えた形態で構成されており、高い絶縁耐圧が確保可能となっている。尚、図12では、NチャネルMOSFETの構成を示している。即ち、p+シリコン基板200とn型シリコン基板201とがシリコン酸化膜(埋込酸化膜)203を介した貼り合わせにより接合され、SOI構造をなしている。また、n型シリコン基板201において表面から埋込酸化膜203に至るトレンチ酸化膜204が形成され、このトレンチ酸化膜204及びシリコン酸化膜(埋込酸化膜)203にて囲まれたシリコン領域が島(素子形成領域)となっている。
FET72のドレインは、抵抗素子76及び77を介して電源に接続され、ソースはグランドに接続されており、抵抗素子76及び77の共通接続点は、PチャネルMOSFET(第2スイッチング素子)78のゲートに接続されている。FET78のソースは電源に接続され、ドレインはNPNトランジスタ(電源側駆動素子)79のベースに接続されている。また、FET78のソースとゲートとの間にも、ツェナー電圧が例えば8Vであるツェナーダイオード80が接続されている。
トランジスタ79のコレクタは電源に接続され、エミッタは、抵抗素子81及びダイオード82を介してFET73のドレインに接続されていると共に、抵抗素子83を介してFET37のゲートに接続されている。また、トランジスタ79のベースとエミッタとの間にも抵抗素子84が接続され、コレクタ−エミッタ間には、抵抗素子85が並列に接続されている。ダイオード82は、電源側への逆流阻止用に配置されている。
尚、FET38についても上記と同様の構成が用意されている。また、NチャネルMOSFET39,40側については、サージ電圧の検出時に遮断を行なうに当たり特別な構成は不要であるから、図示を省略する。そして、以上において、トランジスタ66及び抵抗素子67は制御回路86を構成しており、駆動装置61より過電圧検出回路62及び制御回路86を除いたものが、駆動回路87を構成している。
次に、第7実施例の作用について説明する。サージ電圧が検出されない通常動作時においては、駆動装置61の信号入力端子61aにはマイコン8より制御信号が与えられる。そして、過電圧検出回路62においては、電源電圧が正常な14V程度であれば、ツェナーダイオード64は導通せずトランジスタ66はオフしている。
信号入力端子61aのレベルがロウ(L)の場合、FET72,73は夫々オン,オフする。すると、FET78がオンしてトランジスタ79にベース電流が流れ、トランジスタ79は導通する。この時、FET37のゲートであるA点の電位VAは、電源電圧をVcc、FET78のソース−ドレイン間電圧をVsat,トランジスタ79のベース−エミッタ間電圧をVBE=VFとすると、VA=Vcc−(Vsat+VF)となる。そして、(Vsat+VF)は約0.8V程度に設定され、FET37のしきい値電圧は1.5V〜3.0V程度に設定されることで、FET37は遮断される。
一方、信号入力端子61aのレベルがハイ(H)の場合は上記のオンオフ関係が逆となり、トランジスタ79がオフ、FET73がオンすることで、A点の電位VAは、抵抗素子85及び81並びにダイオード82の順方向電圧の分圧電位となってFET37はオンする。
そして、第1実施例と同様に、例えばロードダンプなどにより80V程度のサージ電圧が電源に印加されたとする。この時、信号入力端子61aのレベルがハイであり、FET72及び78が何れもオフしている状態にあれば、ツェナーダイオード80,抵抗素子76及びツェナーダイオード74を介してサージ電流が流れる。従って、FET78,72は、ツェナーダイオード80,74のクランプ動作によって保護される。
また、この時、過電圧検出回路62においては、アノード電位が20Vを超えることでツェナーダイオード64が導通するため、トランジスタ66がオンして信号入力端子61aのレベルはロウになる。従って、上述したように、A点の電位VAは、VA=80V−(Vsat+VF)となってFET37はオフされる。そして、サージ電流は、抵抗素子81、ダイオード82及びツェナーダイオード75を介して流れるので、オフ状態にあるFET73はツェナーダイオード75のクランプ作用によって保護される。
図11には、A点を中心とするこの時の電位関係を示している。FET73の端子電圧は50V,A点の電位VAは、VA=80V−(Vsat+VF)=79.2Vであるから、それらの差電圧となる(79.2V−50V=29.2V)を抵抗素子81及びダイオード82が負担することになる。
また、本発明のような回路構成が必要となる理由を、図13を参照して補足的に説明する。図13(a)は、モータ駆動用ECU88の外部において、サージ電圧吸収用のツェナーダイオード89を電源に直接接続した構成である。この場合、ツェナーダイオード89は、電流容量及びサイズが大きなものをプリント配線基板上に接続するため、サージ電圧を十分に吸収することができる。
これに対して、図13(b)は、モータ駆動用ECU90を、Hブリッジ回路36も含めてモータ6と一体に構成することを目的とするもので、ICチップとして構成されるECU90を極力小型に構成してトランスファモールド化する。この場合、大きなサイズのツェナーダイオード89を外付けすることができないため、ICチップ内に小さいサイズのツェナーダイオード91を搭載することになる。その結果、ECU90内部の駆動回路(Dr)や電源回路などに対してはツェナーダイオード91による過電圧保護が可能となるが、Hブリッジ回路36に対しては保護ができなくなることから本発明のような構成が必要となったのである。
以上のように第7実施例によれば、Hブリッジ回路36の電源側に配置される半導体スイッチング素子がPチャネルMOSFET37,38で構成される場合、過電圧検出回路62に配置されるツェナーダイオード64のツェナー電圧を超えるレベルの過電圧が印加されると、駆動回路87の制御信号入力端子61aの信号レベルは、PチャネルMOSFET37を遮断させる場合と同じレベルに設定される。すると、FET72,78が夫々導通し、更に、トランジスタ79が導通するので、FET37のゲート電位は、電源に印加された過電圧を基準として、FET78のソース−ドレイン間電圧をVsat、及びトランジスタ79のベース−エミッタ間電圧をVBEの降下分だけ低下して遮断レベルに確定されるので、FET37は確実に遮断される。
また、過電圧が検出された場合にFET72を駆動するNOTゲート68の出力端子には、ツェナーダイオード80及び74のツェナー電圧分、並びに抵抗素子76によって降下された電圧が印加されるので、前記出力端子に印加される電圧レベルを緩和することができる。そして、各ツェナーダイオード80,74のクランプ作用によって、FET72、78も過電圧より保護することができる。
また、過電圧が検出され、FET73が遮断状態となった場合でも、その際にFET73のドレインに印加される電圧がツェナー電圧を超えていればツェナーダイオード75が導通するので、FET73の耐圧を超える電圧が印加されることはなく、FET73を確実に保護することができる。更に、ツェナーダイオード75が導通することで電流が流れると抵抗素子81にも電流が流れ、当該抵抗素子81に生じる電圧降下分だけ過電圧が緩和されるので、FET73の耐圧、若しくは、ツェナーダイオード75のツェナー電圧をより低く設定することができる。
加えて、少なくとも、駆動回路87を構成する素子を、SOI構造にトレンチ分離構造を加えたものによって形成するので、接合分離構造に比較してより高耐圧な構造にすることができ、駆動回路87を構成するのに好適である。即ち、接合分離構造を採用した場合は、基板の0V電位に対して図11に示すトランジスタ79及び抵抗素子81に約80Vが印加されることになり、これらの素子耐圧を十分上回るため破壊される可能性が極めて高い。これに対してSOI構造を採用した場合は酸化膜203の耐圧が素子耐圧の数倍以上となるので、基板200の電位が0Vであっても破壊されることはない。
(第8実施例)
図14は本発明の第8実施例を示すものであり、第7実施例と異なる部分のみ説明する。第8実施例は、第7実施例における駆動装置61の構成を、Hブリッジ回路36に替えて、単一のFET37をモータ6とバッテリ7との間に接続してなる所謂ハイサイド駆動方式の駆動回路92に適用した場合を示す。この場合、駆動回路87の動作は第7実施例と全く同様である。
(第9実施例)
図15は本発明の第9実施例を示すものである。第9実施例の構成は、第7実施例における駆動回路87の構成をより簡略化したものである。過電圧検出回路62及び制御回路86の構成は同様であり、トランジスタ66のコレクタは、抵抗素子93を介してNPNトランジスタ(グランド側駆動素子)94のベースに接続されている。トランジスタ94のベース−エミッタ間には抵抗素子95が接続されている。
トランジスタ94のエミッタはグランドに接続され、コレクタはNPNトランジスタ(電源側駆動素子)96のベースに接続されていると共に、逆方向のダイオード97及び抵抗素子98を介してFET37のゲートに接続されている。トランジスタ96のコレクタは電源(バッテリ7の正側端子)に接続され、エミッタはダイオード97のアノードに接続されている。また、電源とトランジスタ96のベース、及び当該ベースとダイオード97のアノードとの間には、抵抗素子99,100が夫々接続されている。以上が、駆動回路101を構成している。
次に、第9実施例の作用について説明する。信号入力端子101aがハイレベルである場合は、トランジスタ94がオンとなり、トランジスタ96がオフすることでFET37のゲート電位はグランドレベル付近となってFET37はオンする。一方、信号入力端子101aがロウレベルになると、トランジスタ94,96のオンオフ関係が逆となり、FET37のゲート電位は電源電圧付近となってFET37はオフする。
そして、過電圧検出回路62が過電圧を検出した場合は、第7実施例と同様にトランジスタ66がオンして信号入力端子101aがロウレベルになり、FET37はオフする。この時、対応可能な過電圧は、略トランジスタ94の耐圧相当となる。
この駆動回路101においては、過電圧検出時にトランジスタ96を介して流れる電流がFET37のゲート容量を充電してトランジスタ96がオフするまでに、ゲート電位を過電圧付近にすることができるので、無駄な消費電流が発生しない。また、正常動作時においてFET37をオンさせる場合は、抵抗素子99及び100並びにトランジスタ94を介して電流が流れるが、抵抗素子99及び100の抵抗値を高く設定することで、消費電流を抑制することができる。
以上のように第9実施例によれば、駆動回路101を構成するトランジスタ96は、過電圧検出回路62が過電圧を検出した場合に導通状態となるので、FET37のゲート電位は、電源に印加された過電圧を基準としてトランジスタ96が導通したことによる電圧降下分(VCE)だけ低下することで遮断レベルに確定されるので、FET37は確実に遮断される。そして、トランジスタ94は、過電圧が検出された場合は遮断状態となり、その際に自身のコレクタ−エミッタ端子間に印加される電圧を負担する。従って、トランジスタ94に付与されている耐圧以下の過電圧について保護動作が可能となる。
本発明は上記し且つ図面に記載した実施例にのみ限定されるものではなく、次のような変形または拡張が可能である。
過電圧検出のしきい値は20Vに限ることなく、個別の設計に応じて適宜設定すれば良い
マイコン8が高速に動作する場合には、過電圧検出回路11の検出信号をマイコン8に与えて、制御回路たるマイコン8の出力指令によりFET2〜5を全OFFしても良い。
スロットルバルブを開閉するためのDCモータ6を駆動するものに限らず、その他車両用に搭載されるDCモータなどのアクチュエータを駆動するものに適用しても良い。また、車両用に限ることなく、その他のDCモータや直流負荷を駆動するものであっても広く適用することができる。
第7〜第9実施例において、過電圧検出回路62が検出する過電圧のレベルを、ツェナーダイオードのツェナー電圧を変更することで、Hブリッジ回路37を構成するFET37の耐圧を上回るレベルに設定しても良い。即ち、過電圧の検出レベルを上記のように設定しても、駆動回路87等の保護動作が直ちに働くのでFETが直ちに破壊されることはない。そして、検出レベルを極力高めに設定することで、保護動作が頻繁に発動することを回避できる。
抵抗素子81は、必要に応じて設ければ良い。
想定する過電圧レベルが低い場合は、駆動回路87等構成する素子を接合分離構造によって形成しても良い。
第9実施例において、トランジスタ94のコレクタ−ベース間にツェナーダイオードを接続しても良い。
本発明を、車両に搭載されるアクチュエータECUに適用した場合の第1実施例であり、Hブリッジ回路及びその駆動装置の構成を示す図 制御回路の具体構成例を示す図 (a)はHブリッジ回路の電源側に80Vのサージ電圧が印加された場合、(b)はその場合の駆動回路によるゲート信号の出力状態を示す図 80Vのサージ電圧が印加された場合におけるHブリッジ回路の状態を説明する図 図4と同様のケースにおいて、制御回路がない場合の状態を示す図 本発明の第2実施例を示すHブリッジ回路の構成図 本発明の第3実施例を示す図6相当図 本発明の第4実施例を示す図6相当図 本発明の第5実施例を示す図6相当図 本発明の第6実施例を示す図6相当図 本発明の第7実施例であり、駆動回路の詳細構成を示す図 駆動回路を構成するFETの半導体的構成を示す模式的断面図 (a)はモータ駆動用ECUの外部において、サージ電圧吸収用のツェナーダイオードを電源に直接接続した構成、(b)はモータ駆動用ECUの内部にサージ電圧吸収用のツェナーダイオードを配置した構成を示す図 本発明を、ハイサイド駆動方式の駆動回路に適用した第8実施例を示す図11相当図 本発明の第9実施例を示す図11相当図
符号の説明
図面中、1はHブリッジ回路、2〜5はNチャネルパワーMOSFET(半導体スイッチング素子)、6はDCモータ、7はバッテリ、9は制御回路、10は駆動回路、11は過電圧検出回路、17〜20はANDゲート(論理回路)、21はNORゲート(論理回路)、22は駆動装置、23はアクチュエータECU、31はHブリッジ回路、32〜35はNPNトランジスタ(半導体スイッチング素子)、36はHブリッジ回路、37及び38はPチャネルMOSFET(半導体スイッチング素子)、39及び40はNチャネルMOSFET(半導体スイッチング素子)、41はHブリッジ回路、42及び43はPNPトランジスタ(半導体スイッチング素子)、44及び45はNPNトランジスタ(半導体スイッチング素子)、46はHブリッジ回路、47及び48はNチャネルMOSFET(半導体スイッチング素子)、49及び50はPチャネルMOSFET(半導体スイッチング素子)、51はHブリッジ回路、52及び53はNPNトランジスタ(半導体スイッチング素子)、54及び55はPNPトランジスタ(半導体スイッチング素子)、61は駆動装置、62は過電圧検出回路、63は抵抗素子、64はツェナーダイオード、65は抵抗素子、72はNチャネルMOSFET(第1スイッチング素子)、73はNチャネルMOSFET(グランド側駆動素子)、74,75はツェナーダイオード、78はPチャネルMOSFET(第2スイッチング素子)、79はNPNトランジスタ(電源側駆動素子)、80はツェナーダイオード、81は抵抗素子、86は制御回路、87は駆動回路、94はNPNトランジスタ(グランド側駆動素子)、96はNPNトランジスタ(電源側駆動素子)、101は駆動回路を示す。

Claims (6)

  1. 電源側にPチャネルMOSFETが配置され、グランド側にNチャネルMOSFETが配置されるHブリッジ回路を構成する各半導体スイッチング素子に駆動信号を出力してスイッチング動作させる駆動回路と、
    前記Hブリッジ回路に印加される電圧を分圧抵抗によって分圧し、その分圧された電圧をコンパレータが基準電圧と比較することで、前記Hブリッジ回路に印加される過電圧を検出する過電圧検出回路と、
    この過電圧検出回路が過電圧を検出した場合、前記Hブリッジ回路を構成する全ての半導体スイッチング素子を遮断するように、前記駆動回路に駆動信号を出力させる制御回路とで構成され、
    前記駆動回路は、電源と前記PチャネルMOSFETのゲートとの間、前記ゲートとグランドとの間に夫々配置される電源側駆動素子,グランド側駆動素子を備え、これらの駆動素子の何れか一方が択一的に導通することで前記PチャネルMOSFETを駆動するように構成され、
    前記電源側駆動素子は、前記過電圧検出回路が過電圧を検出した場合に導通状態となり、
    前記グランド側駆動素子は、前記過電圧検出回路が過電圧を検出した場合に遮断状態となることを特徴とするHブリッジ回路の駆動装置。
  2. 前記駆動回路は、前記グランド側駆動素子の電源側端子と導通制御端子との間に接続され、ツェナー電圧が前記グランド側駆動素子の耐圧以下に設定されるツェナーダイオードを備えることを特徴とする請求項1記載のHブリッジ回路の駆動装置。
  3. 前記駆動回路は、前記電源側駆動素子と前記グランド側駆動素子との間に配置される抵抗素子を備えることを特徴とする請求項2記載のHブリッジ回路の駆動装置。
  4. 前記駆動回路は、
    前記過電圧検出回路が過電圧を検出した場合に導通する第1スイッチング素子と、
    電源と前記電源側駆動素子の導通制御端子との間に接続され、前記第1スイッチング素子が導通することに伴って導通する第2スイッチング素子と、
    前記第1,第2スイッチング素子の電源側端子と導通制御端子との間に夫々接続され、ツェナー電圧が各スイッチング素子の耐圧以下に設定されるツェナーダイオードとを備え、
    前記第2スイッチング素子が導通した場合の端子間電圧により前記電源側駆動素子の導通制御端子に生じる電圧降下分は、前記PチャネルMOSFETのゲート電位が前記遮断レベル以上となるように設定されることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のHブリッジ回路の駆動装置。
  5. 前記過電圧検出回路は、電源とグランドとの間に接続される、電源側抵抗素子、ツェナーダイオード及びグランド側抵抗素子の直列回路で構成され、
    前記制御回路は、過電圧の検出に伴い前記ツェナーダイオードが導通すると導通して、前記駆動回路の制御信号入力端子の信号レベルを、前記PチャネルMOSFETを遮断させる場合と同じレベルに設定する遮断制御用スイッチング素子で構成されることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載のHブリッジ回路の駆動装置。
  6. 前記Hブリッジ回路は、車両に搭載されるモータを駆動するものであることを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載のHブリッジ回路の駆動装置。
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