JP2016192838A - センサ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
センサ素子および信号処理回路を電源の逆接続から保護することで信頼性を向上したセンサ装置を提供すること。
【解決手段】
電源正常時であって電源端子2の電圧がグラウンド端子3の電圧より高い時は、ウェル給電用MOSトランジスタ9,10はオン状態となり、電源端子の電圧が電源線201に接続されるMOSトランジスタ6のウェルに供給され、電源異常時であって電源端子の電圧がグラウンド端子の電圧より低い時は、ウェル給電用MOSトランジスタはオフ状態となり、MOSトランジスタのウェルから前記電源線に電流が流れないような構成にした。

【選択図】 図1

Description

本発明は外部から電源を供給されるセンサ装置に係り、特に電源の正極と負極とを逆に接続する電源逆接に対して保護耐性のあるセンサ装置に関する。
例えば特許文献1に記載された過電圧保護回路などがある。この過電圧保護回路は、サージ保護回路と過電圧検出回路とスイッチング回路とで構成され、電源受給端子Vccと接地端子GNDを介して、自動車のバッテリ(蓄電池)などから直流電力の供給を受け、負荷用電源端子VccSに接続された負荷F1に、過電圧保護された電力を供給するように構成されている。そして、スイッチング回路は、P型MOSトランジスタM1,M2と抵抗RM2とで構成され、過電圧検出回路により過電圧が検出されたとき、MOSトランジスタM1を介してMOSトランジスタM2のゲートに電圧を印加してMOSトランジスタM2を遮断(オフ)する。これにより、負荷用電源端子VccSを電源受給端子Vccから切り離す(カットオフする)構成となっている。
特開2000−332207号公報
しかしながら特許文献1に記載の技術では、過電圧に対する保護耐性はあるが、電源逆接に対する配慮が欠けていた。
センサ装置における課題を説明するため、本発明に対する比較例としてのセンサ装置110の構成を、図17に示す。センサ装置110は、電源を供給する電源端子111と、グランド端子112と、物理量に応じた電気信号を発生させるセンサ素子118と、センサ素子118への電源供給とセンサ素子118からの出力信号を処理する信号処理LSI113とから構成される。信号処理LSI113は、電源端子111に過電圧が印加されたことを検出する過電圧検出回路114と、センサ素子118からの出力信号を処理する信号処理回路117と、センサ素子118と信号処理回路117への電源供給を遮断するMOSトランジスタ116とで構成される。なお、図17ではMOSトランジスタ116の寄生ダイオード115を明示した。
センサ装置110に正常な電源電圧が供給されている場合、過電圧検出回路114はMOSトランジスタ116のゲート電圧を0VにすることでMOSトランジスタ116をオン状態にしてセンサ素子118と信号処理回路117とへ電源を供給する。また、センサ装置110の電源端子111に過電圧が印加された場合、過電圧検出回路114はMOSトランジスタ116のゲート電圧を電源端子111の電位と同電位にすることでMOSトランジスタ116をオフ状態にして、センサ素子118と信号処理回路117とへの電源供給を遮断することで、センサ素子118と信号処理回路117との過電圧による破壊を防止する。しかし、センサ装置110の電源が逆接された場合、電源端子111の電圧は負電圧となる。この場合、センサ素子118と信号処理回路117とにはMOSトランジスタ116の寄生ダイオード115を介して負電圧が印加される。センサ素子118および信号処理回路117へ負電圧が印加された場合、この負電圧によってセンサ素子118および信号処理回路117へ過電流が流れ、センサ素子118および信号処理回路117が破壊する恐れがある。
本発明の目的は、センサ素子および信号処理回路を電源の逆接続から保護することで信頼性を向上したセンサ装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のセンサ装置では、物理量を検出して物理量に応じた出力信号を出力するセンサ素子の出力信号を処理する信号処理回路を負荷と、電源端子から前記負荷に電源を供給する電源線と、グラウンド端子からグラウンド電圧を供給するグラウンド線と、を有し、前記電源線に接続されるMOSトランジスタのウェルと前記電源線との間にウェル給電用のMOSトランジスタを備えるセンサ装置において、電源正常時であって前記電源端子の電圧がグラウンド端子の電圧より高い時は、前記ウェル給電用MOSトランジスタはオン状態となり、前記電源端子の電圧が前記電源線に接続されるMOSトランジスタのウェルに供給され、電源異常時であって前記電源端子の電圧がグラウンド端子の電圧より低い時は、前記ウェル給電用MOSトランジスタはオフ状態となり、前記MOSトランジスタのウェルから前記電源線に電流が流れない構成とした。
本発明によれば、センサ素子および信号処理回路を電源の逆接続から保護することで信頼性を向上したセンサ装置を提供することができる。
第1の実施例のセンサ装置の構成を示す図である。 過電圧検出回路5の構成を示す図である。 電源遮断MOSトランジスタ6の縦構造を示す図である。 第1の実施例のセンサ装置の正常時の動作状態を示す図である。 第1の実施例のセンサ装置に過電圧が印加された時の動作状態を示す図である。 第1の実施例のセンサ装置の電源が逆接続された時の動作状態を示す図である。 各動作状態でのノードの電圧状態を示した波形図である。 各動作状態でのMOSトランジスタのオンもしくはオフ状態を示した図である。 第2の実施例のセンサ装置の構成を示す図である。 第2の実施例のセンサ装置の電源が逆接続された時の動作状態を示す図である。 第3の実施例のセンサ装置の構成を示す図である 第4の実施例のセンサ装置の構成を示す図である 第4の実施例の出力ドライバ部の縦構造を示す図である。 第4の実施例のセンサ装置の正常時の動作状態を示す図である。 第4の実施例のセンサ装置の電源が逆接続された時の動作状態を示す図である。 第5の実施例のセンサ装置の構成を示す図である。 本発明に対する比較例としてのセンサ装置の構成を示す図である。
以下、本発明の実施例について、図面を参照して説明する。
まず、本発明の第1の実施例であるセンサ装置を図1乃至8により説明する。なお、図
1は第1の実施例のセンサ装置の構成、図2は過電圧検出回路5の構成、図3は電源遮断
MOSトランジスタ6及びウェル給電用MOSトランジスタ9、10の縦構造、図4、5、6は正常時、過電圧印可時、逆接続時の各ノードの電圧を回路図上に示した図である。図7は正常時、過電圧印可時、逆接続時の各ノードの電圧を示す波形図、図8は正常時、過電圧印可時、逆接続時における電源遮断MOSトランジスタ6及びウェル給電スイッチMOSトランジスタ9、10のオン、オフ状態を示す表である。
本実施例のセンサ装置1は電源を供給する電源端子2と、グランド端子3と、物理量に応じた電気信号を発生させるセンサ素子8と、センサ素子8への電源供給とセンサ素子8からの出力信号を処理する信号処理LSI4とから構成される。信号処理LSI4は電源端子2に過電圧が印加されたことを検出する過電圧検出回路5と、センサ素子8からの出力信号を処理する信号処理回路7と、センサ素子8と信号処理回路7への電源供給を遮断する電源遮断MOSトランジスタ6と電源遮断MOSトランジスタ6のウェルに電圧を供給するウェル給電用MOSトランジスタ9及び10とで構成される。
そして、センサ装置1は、物理量を検出して物理量に応じた出力信号を出力するセンサ素子8の出力信号を処理する信号処理回路7を負荷として備え、電源端子2から前記負荷に電源を供給する電源線201に、第1の端子が電源端子2側に接続され第2の端子が前記負荷側に接続された電源遮断MOSトランジスタ6を設け、電源遮断MOSトランジスタ6のゲート端子に入力する入力信号により電源遮断MOSトランジスタ6のオン状態とオフ状態を切り換えて前記負荷に異常電圧が供給されるのを防止する。
過電圧検出回路5の一例を図2に示す。過電圧検出回路5は、電源端子2の電圧が供給される入力端子21と、グラウンド電圧が供給される入力端子22と、入力端子21と22間の電圧を分割する抵抗23,24と、抵抗23,24の分割電圧に応じてオンオフするMOSトランジスタ30と、MOSトランジスタ30の電流を抵抗31へ流すカレントミラー回路を構成するMOSトランジスタ28,29と、逆接続時に電源端子2の電圧がGNDより低くなったときに過電圧検出回路5に過電流が流れるのを防止するためのMOSトランジスタ25、26、27と、MOSトランジスタ29を流れる電流に応じて出力端子32の電圧を発生させる抵抗31と、電源遮断MOSトランジスタ6のゲート端子に接続される出力端子32とにより、構成される。
過電圧検出回路5は、電源端子2の電圧が正常な場合、すなわち入力端子21の電圧が所定値以下の場合、MOSトランジスタ30はオフ状態となるので、抵抗31を流れる電流は0となり、出力端子32の電圧を0Vにする。また、電源端子2に過電圧が印加された場合、すなわち入力端子21の電圧が所定値以上の場合、MOSトランジスタ30はオン状態となるので抵抗31に電流が流れ、出力端子32の電圧を入力端子21の電圧とほぼ同電位にする。また、電源が逆接続された場合、すなわち入力端子21の電圧が負電圧の場合、MOSトランジスタ25、26がオフ状態となるので抵抗31を流れる電流は0となり、出力端子32の電圧は入力端子22、つまりはグラウンド端子3と同電位になる。
次に電源遮断MOSトランジスタ6及び、ウェル給電用MOSトランジスタ9、10の縦構造を図3に示す。電源遮断MOSトランジスタ6は電極を取り出すためにP+拡散43が設けられたP型シリコン基板57にN型ウェル層56を構成し、N型ウェル層56にN型ウェル層56から電極を取り出すため設けたN+拡散44と、ソースおよびドレイン領域を形成するP+拡散48,51と、ソースおよびドレイン領域の間に配置されるゲート電極50から構成される。ウェル給電用MOSトランジスタ9は、電源遮断MOSトランジスタと同じN型ウェル層56内にソース及びドレイン領域を形成するP+拡散45、47と、ソース及びドレイン領域間に配置されるゲート電極46から構成される。ウェル給電用MOSトランジスタ10は、電源遮断MOSトランジスタと同じN型ウェル層56内にソース及びドレイン領域を形成するP+拡散52、54と、ソース及びドレイン領域間に配置されるゲート電極53から構成される。端子41は電源遮断MOSトランジスタ6のP+拡散48及びウェル給電用スイッチMOSトランジスタ9のP+拡散47、ウェル給電用スイッチMOS10のゲート電極53に接続されている。端子42はP型シリコン基板から電極を取り出すために設けられたP+拡散43とウェル給電用スイッチMOS9のゲート電極46に接続されている。端子55は、電源遮断MOSトランジスタ6のP+拡散51とウェル給電用スイッチMOSトランジスタ10のP+拡散52に接続されている。端子41は電源端子2、端子42はグラウンド端子3、端子55はセンサ素子8及び処理回路7と接続される。
次に、本実施例のセンサ装置1に正常な電源電圧が供給されている場合の動作を図4により説明する。なお、図4にはP型基板とN型ウェル層の間及びN型ウェル層とP+拡散の間に形成される寄生ダイオードを明記している。ダイオード17は、P型基板57とN型ウェル56の間の寄生ダイオードを表す。ダイオード11は、N型ウェル56とP+拡散48の間の寄生ダイオードを表す。ダイオード12は、N型ウェル56とP+拡散51の間の寄生ダイオードを示す。ダイオード13は、N型ウェル56とP+拡散47の間の寄生ダイオードを示す。ダイオード14は、N型ウェル56とP+拡散45の間の寄生ダイオードを示す。ダイオード15は、N型ウェル56とP+拡散52の間の寄生ダイオードを示す。ダイオード16は、N型ウェル56とP+拡散54の間の寄生ダイオードを示す。電源電圧が正常な場合は、図4では電源端子2の電圧を5Vとした。この場合過電圧検出回路5の出力は先の説明のように0Vになり、電源遮断MOSトランジスタ6のゲート電圧は0Vになる。電源遮断MOSトランジスタ6のソース端子は電位の高い電源端子2側と考えられ、ゲートとソース間の電位が−5Vとなるので電源遮断MOSトランジスタ6はオン状態となり、センサ素子8と信号処理回路7へ電源として5Vが供給される。また、ウェル給電用MOSトランジスタ9のゲートはグラウンド端子3に接続されているので0Vである。ソース端子は電位の高い電源端子2側と考えられ、ゲートとソース間の電位が−5Vとなるので、ウェル給電用MOSトランジスタ9はオン状態となり、N型ウェル56には、ウェル給電用MOSトランジスタ10を通じて電源端子2の電位5Vが供給される。一方、ウェル給電用MOSトランジスタ10のゲート電圧は電源端子2に接続されているので5Vである。ソース端子は電位の高いN型ウェル56側と考えられ、ゲートとソース間の電位が0Vとなるので、ウェル給電用MOSトランジスタ10はオフ状態となる。ウェル給電用MOSトランジスタ9がオン状態になるため、N型ウェル56には電源端子2の電圧が確実に供給され、電源遮断MOSトランジスタ6は安定して動作することが可能になる。N型ウェル56の電位が安定しない場合には、MOSのバックバイアス効果により電源遮断MOSトランジスタ6のオン電流が変動する可能性がある。電源遮断MOSトランジスタ6のオン電流が減少した場合、処理回路7及びセンサ素子8の負荷電流によって処理回路7及びセンサ素子8の電源が変動し、誤動作を引き起こす可能性がある。
次に、本実施例のセンサ装置1に過電圧が供給されている場合の動作を図5により説明する。過電圧の場合は、図5では電源端子2の電圧を10Vとしている。この場合過電圧検出回路の出力は先の説明のように電源端子2と同じ電位である10Vとなり、電源遮断MOSトランジスタ6のゲート電圧は10Vとなる。電源遮断MOSトランジスタ6のソース端子は電位の高い電源端子2側と考えられ、ソース電位も10Vとなる。ゲートとソース間の電位差が0Vとなるので、電源遮断MOSトランジスタ6はオフ状態となる。ウェル給電用MOSトランジスタ9は、グラウンド端子3に接続されたゲートの電位は0Vとなり、より電位が高くソースと考えられる電源端子2側の電位は10Vとなる。ゲートとソース間の電位差が−10Vとなるのでウェル給電用MOSトランジスタ9はオン状態となり、N型ウェル56には、ウェル給電用MOSトランジスタ9を通じて10Vが供給される。一方で、ウェル給電用MOSトランジスタ10は、電源端子2に接続されたゲートが10Vとなり、より電位が高くソースと考えられるN型ウェル56側と考えられ、ゲートとソース間の電位差が0Vとなるので、ウェル給電用MOSトランジスタ10はオフ状態となる。電源遮断MOSトランジスタ6及び、ウェル給電用MOSトランジスタ10がオフ状態となっているので、電源端子2からセンサ素子8と信号処理回路7へは電圧が供給されず、センサ素子8と信号処理回路7の電源は0Vとなる。これにより、例えセンサ装置1に過電圧が供給されたとしてもセンサ素子8及び信号処理回路7に過電圧がそのまま供給されてしまうのを防ぐことができ、センサ素子8および信号処理回路7への信頼性を確保することが可能となる。
次に本実施例のセンサ装置1が逆接続された場合の動作を図6により説明する。逆接続の場合は、図6では電源端子2の電圧を−5Vとしている。この場合過電圧検出回路5の出力は、先の説明のように0Vとなる。電源遮断MOSトランジスタ6のソース端子は電位の高いセンサ素子8及び信号処理回路7に接続される側と考えられる。ソース端子の電位は、信号処理回路7の内部の寄生ダイオードにより低抵抗にグラウンド端子3と接続されるため0Vとなる。ゲートとソース間の電位差が0Vとなるため、電源遮断MOSトランジスタ6はオフ状態となる。ウェル給電用MOSトランジスタ10はゲート電圧が−5Vになる。より電位が高いと考えられるセンサ素子8及び処理回路7側の端子がソースとして考えられ、ソース電位は0Vとなる。ゲートとソース間の電位差が−5Vとなるため、ウェル給電用MOSトランジスタ10はオン状態となる。オン状態のウェル給電用MOSトランジスタ10を通じてN型ウェル56には0Vが供給される。ウェル給電用MOSトランジスタ9はゲートがグラウンド端子3に接続されておりゲート電位は0Vとなる。またより電位が高くソースと考えられるN型ウェル56側の端子は0Vとなる。ゲートとソース間の電位差が0Vとなるので、ウェル給電用MOSトランジスタ9はオフ状態となる。
寄生ダイオード17及び信号処理回路7の内部の寄生ダイオードを通じてグラウンド端子3から電源端子2に流れる電流は、オフ状態の電源遮断MOSトランジスタ6及びウェル給電用MOSトランジスタ9によって遮断される。このため、逆接続時であっても過電流が発生せず、センサ装置1の過電流による破壊を防止することができる。
上述した点に関して動作をまとめたものを図7、図8に示す。図7は正常時、過電圧印加時、電源逆接続時のそれぞれでの電源端子2の電圧、N型ウェル56の電圧、電源遮断MOSトランジスタ6のゲート電圧を示したものである。また、図8は正常時、過電圧印加時、電源逆接続時のそれぞれでの電源遮断MOSトランジスタ6及びウェル給電用スイッチMOS9、10がオン状態かオフ状態かを示したものであえる。
このように、本実施例によれば、正常に電圧が印加されている時は正常動作を保障しつつ、過電圧印加時や逆接続時にも破壊されないセンサ装置、すなわち、信頼性を向上したセンサ装置を提供することを実現することができる。
次に本発明の第2の実施例であるセンサ装置を、図9により説明する。第2の実施例のセンサ装置1'は第1の実施例のセンサ装置1と基本的に同じ構成であるが、ウェル給電用MOSトランジスタ10を有さない。
図8の表に示すようにウェル給電用MOSトランジスタ10は、正常時と過電圧印可時はオフ状態であり、これら正常時と過電圧印加時だけを見れば無くても動作には影響しない。ただ、電源逆接続時はオン状態となるため動作に影響する。ここで電源逆接続時の動作について図10を用いて説明する。実施例1で説明したように、電源遮断MOSトランジスタ6及びウェル給電用MOSトランジスタ9はオフ状態となり、ウェル給電用MOSトランジスタ10がないためN型ウェル56には寄生ダイオード12及び17を通じてグラウンド端子3から電圧が供給される。寄生ダイオードの順方向のオン電圧がおよそ0.6Vなので、N型ウェル56の電位はおよそ−0.6Vとなり、電源遮断MOSトランジスタ6のオフ電流がフォワードバイアス効果で増加する可能性があるが、−0.6V程度であれば増加量が微小なため問題ないと考えられる。本実施例2の構成によれば、上述した実施例1の効果を得られつつ、実施例1の構成に対して、ウェル給電MOSトランジスタ10を有さない分、面積が削減でき、センサ装置1'の製造コストを低減することが可能となる。
次に、本発明の第3の実施例であるセンサ装置を図11により説明する。第3の実施例のセンサ装置1''は信号処理回路7'及びセンサ素子8'の動作電圧が電源端子2に外部から供給される電圧より低く、信号処理LSI4''内部で信号処理回路7'及びセンサ素子8'に供給する電圧を生成する場合の構成を示す。センサ装置1''は電源を供給する電源端子2と、グランド端子3と、物理量に応じた電気信号を発生させるセンサ素子8'と、センサ素子8'への電源供給とセンサ素子8'からの出力信号を処理する信号処理LSI4''とから構成される。信号処理LSI4''は電源端子2に過電圧が印加されたことを検出する過電圧検出回路5と、センサ素子8'からの出力信号を処理する信号処理回路7'と、定電圧生成回路61と、オペアンプ62と信号処理回路7'とセンサ素子8'に電圧を供給する降圧電源電圧供給用MOSトランジスタ65と、降圧電源電圧供給用MOSトランジスタ65の供給電圧を安定させるために一定の負荷電流を流す負荷電流源MOSトランジスタ66と、信号処理回路7'が出力する信号を電源端子2に供給される電圧レベルに変換するレベルシフタ回路68外部に信号を出力するためのMOSトランジスタ71と、73と、定電圧生成回路61及びオペアンプ62と電源端子2を接続するMOSトランジスタ63と、MOSトランジスタのウェルに電圧を供給するMOSトランジスタ64と、降圧電源電圧供給用MOSトランジスタ65のウェルに電圧を供給するMOSトランジスタ67と、レベルシフタ68と電源端子2を接続するMOSトランジスタ69と、MOSトランジスタ69のウェルに電圧を供給するMOSトランジスタ70と、MOSトランジスタ71のウェルに電圧を供給するMOSトランジスタ72とから構成される。
次に動作につてい説明する。通常動作時は、過電圧検知回路5の出力信号はロウであり、オペアンプ62は動作状態になる。定電圧生成回路61がオペアンプ62の非反転入力端子に定電圧を入力し、オペアンプ62は信号処理回路7'とセンサ素子8'の電源電圧が、定電圧生成回路から入力されている電圧と同電圧になるように、降圧電源電圧供給用MOSトランジスタ65のゲート電圧を制御する。負荷電流源MOSトランジスタ66のゲートには、所望の負荷電流となるように一定電圧が定電圧生成回路から入力される。信号処理回路7'から出力された信号は、レベルシフタ回路68によってより高い電圧レベルに変換されドライバMOSトランジスタ71と73によって端子74を通じて外部に出力される。
次に電源端子2に過電圧が印加された時の動作について説明する。過電圧印加時は、過電圧検知回路61の出力はハイとなり、オペアンプ62は停止状態となる。停止状態のオペアンプ62の出力はハイ状態となり、降圧電源電圧供給用MOSトランジスタジスタ65はオフ状態となる。これにより、信号処理回路7'とセンサ素子8'に過電圧が供給され、破壊されることを防止する。信号処理回路7'とセンサ素子8'以外の回路の耐圧電圧は、過電圧印加時に電源端子2に供給される電圧よりも高いので、過電圧印可時も破壊されない。
次に電源が逆接続された時の動作について説明する。電源電圧が逆接続されたときは、MOSトランジスタ63、64、67、69、70、72はオフ状態となる。このため、オペアンプ62の出力は、ほぼグラウンド端子3と同電圧となる。降圧電源電圧供給用MOSトランジスタ65はより電圧の高い信号処理回路7'とセンサ素子8'の電源に接続される側の端子がソース端子と考えられる。ソース側の端子は、グラウンド端子3に印加される電圧以下であり、ゲートとソース間の電圧が0V以下となるので、MOSトランジスタ65はオフ状態となる。同様にMOSレベルシフタ回路68の出力も、ほぼグラウンド端子3と同電圧になり、MOSトランジスタ71もオフ状態となる。電源端子2と内部ノードを接続するMOSトランジスタ63、64、65、67、69、70、71、72が全てオフ状態となるため、電源が逆接続されてもグラウンド端子3から電源端子2へは過電流が流れず、破壊を防止できる。
本実施例においては、内部で処理回路の駆動電圧を生成する回路において、駆動電圧を生成する回路に遮断スイッチの機能を持たせることで、電源遮断スイッチが不要となり面積削減が可能であり、かつ電源逆接続時にも破壊しないセンサ装置、すなわち、信頼性を向上したセンサ装置を提供することを実現することが可能となる。
次に本発明の第4の実施例であるセンサ装置を、図12により説明する。実施例4のセンサ装置1'''は、信号処理LSI4'''とセンサ素子8'から構成される。信号処理LSI4'''は信号処理LSI4''とほぼ同じであり、信号処理LSI4''に対して、MOSトランジスタ75のウェルとグラウンド端子3を接続するMOSトランジスタ75が追加されている。第4の実施例は、出力端子74に外部からグラウンド端子3の電圧より低い電圧が供給された場合に、過電流の発生によるセンサ装置1'''及び外部装置の破壊を防止することを目的とする。
MOSトランジスタ71、72、73、75の縦構造を図13に示す。P型基板57上にN型ウェル86、87と、N型ウェル86、87の下部に構成されたN型ウェル88と、P型ウェル88が構成されている。P型ウェル88は、N型ウェル86、87、88によってP型基板57と分離されている。
端子81は、電源端子2と接続され、端子82はグラウンド端子3と接続される。P型基板上に電極を取り出すために構成されたP+拡散89は端子82に接続されグラウンド電圧をP型基板に供給する。P型ウェル88上には、P型拡散90が構成され、P型ウェル88に電圧を供給する電極の役割を果たす。P型ウェル88上に構成されたN型拡散91、93とゲート電極92は、MOSトランジスタ75を構成し、N型拡散93は端子82を通じてグラウンド端子3に接続され、N型拡散91はP型ウェル88に電圧を供給するための電極の役割を果たすP型拡散90に接続され、端子82とP型ウェル88を接続するスイッチとしての役割を果たす。N型拡散94、96とゲート電極95は、MOSトランジスタ73を構成する。N型ウェル87上に構成されたP型拡散97、99とゲート電極98は、MOSトランジスタ71を構成する。N型ウェル87上に構成されたP型拡散100、102とゲート電極101は、MOSトランジスタ72を構成し、P型拡散100は、端子81を通じて電源端子2に接続され、P型拡散102はN型ウェル87に電圧を供給するための電極の役割を果たすN型拡散103に接続され、端子81とN型ウェル87を接続するスイッチの役割を果たす。端子83はMOSトランジスタ71、73のゲート電極への入力端子を表し、レベルシフタ68回路の出力に接続される。端子84は出力ドライバ用MOSトランジスタ71、73の出力端子を表しセンサ装置1'''の外部への信号出力端子74に接続される。
図14に正常時の動作状態を示す。図14には、出力ドライバ用MOSトランジスタ73の寄生ダイオード76を明示している。寄生ダイオード76は、P型ウェル88とN型拡散96の間に構成される。電源端子2に5V、グラウンド端子3に0V、出力端子74に0〜5Vの電圧が出力される場合を示す。ウェル給電用MOSトランジスタ75のゲート電極には電源端子2を通じて5Vが印可され電圧がより低くソースと考えられるグラウンド端子3に接続される端子には0Vが供給される。ゲートとソース間の電圧が5Vとなり、ウェル給電用MOSトランジスタ75はオン状態となり、P型ウェル88には0Vの電圧が供給される。出力端子74の電圧は、0〜5Vなので、寄生ダイオード76の順方向電圧は、−5V〜0Vと0V以下であり、電流は流れない。
次に図15に出力端子74にグラウンド端子3より低い電圧が、外部の抵抗やダイオードを通じて印加された場合の動作を示す。電源端子2に−5V,グラウンド端子3に0V、出力端子74に−5Vが印加された場合を示す。電源が逆接続され、出力端子74が外部抵抗やダイオードによって電源の−5Vに接続された場合を想定した電圧状態になっている。MOSトランジスタ75のゲート電圧は−5Vとなり、より電圧が低くソースと考えられるP型ウェルの電位は−5Vとなり、ゲートとソース間の電圧が0V以下となるので、MOSトランジスタ75はオフ状態となる。P型ウェル88にはグラウンド端子3から電圧が供給されないので、寄生トランジスタ76には過電流が発生せず、センサ装置1'''の破壊を防止できる。
本実施例によれば、出力端子に外部素子を通じてグラウンド端子より低い電圧が印加された場合にも過電流によって破壊されないセンサ装置、すなわち、信頼性を向上したセンサ装置を提供することを実現することが可能となる。
次に本発明の第5の実施例であるセンサ装置を、図16により説明する。実施例5のセンサ装置1''''は、信号処理LSI4''''とセンサ素子8から構成される。信号処理LSI4''''は、すでに説明をした信号処理LSI4とほぼ同じである。違いは、電源遮断MOSトランジスタ6のゲートにダイオード104と抵抗105が接続されていることと、ウェル給電用MOSトランジスタ9のゲートにダイオード106と抵抗107が接続されていることと、ウェル給電用MOSトランジスタ10のゲートにダイオード108と抵抗109が接続されていることが差分である。ダイオード104、106、108と抵抗105、107、109は、MOSトランジスタのゲートとソース間の電圧差を一定値以下にクランプする役割を果たす。これにより、ESDやサージにより、電源端子2にMOSトランジスタの耐圧を超える電圧が印加された場合に、MOSトランジスタ6、9のゲートとソース間の電圧差が耐圧以上になり破壊されるのを防止する。例えば、ダイオードの逆方向電圧によるブレイクダウン電圧を15V、MOSトランジスタ6、9の耐圧を20Vとする。
正常時の電源電圧を5Vとすると、正常時は、ダイオード104は電流を流さないので、電源遮断MOSトランジスタ6のゲート電圧は、抵抗105を通じて過電圧検出回路5の出力と同電位になる。ダイオード105も電流を流さないので、ウェル給電用MOSトランジスタ9のゲート電圧は、抵抗107を通じてグラウンド端子3と同電位になる。電源遮断MSO6及びウェル給電用MOS9は共にオン状態となり、実施例1と同様に信号処理回路7とセンサ素子8に電源電圧を供給する。
次に過電圧印加時を考える。過電圧印加時の印加電圧を10Vとすると、正常時同様にダイオード104と106は電流を流さないので、電源遮断MOSトランジスタ6のゲート電圧は、抵抗105を通じて過電圧検出回路5の出力と同電位になり、過電圧検出回路の出力がハイ状態となるため、電源遮断MOSトランジスタ6はオフ状態となり信号処理回路7及びセンサ素子8に過電圧が印加されて破壊されるのを防止する。ダイオード105も電流を流さないので、ウェル給電用MOSトランジスタ9のゲート電圧は、抵抗107を通じてグラウンド端子3と同電位になり、ウェル給電用MOSトランジスタ9はオン状態となり、電源遮断MOSトランジスタ6のウェルに電源電圧を供給し、安定動作を保障する。
次に電源が逆接続された時を考える。電源の逆接続時の電源電圧を−5Vと考えると、ダイオード104と抵抗105と過電圧回路の出力に接続された抵抗31を通じてグラウンド端子3から電源端子2に電流が流れる可能性があるが、抵抗105の抵抗値を十分高くすることで、所望の電流値以下に抑制することが可能である。ダイオード106と抵抗107を通じてグラウンド端子3から電源端子2に電流が流れる可能性があるが、抵抗107の抵抗値を十分高くすることで、所望の電流値以下に抑制することが可能である。信号処理回路7を構成するMOSトランジスタの寄生ダイオードとダイオード108と抵抗109を通じてグラウンド端子3から電源端子2に電流が流れる可能性があるが、抵抗109の抵抗値を十分高くすることで、所望の電流値以下に抑制することが可能である。
ESDやサージによって15Vを超える電圧が電源端子2に印加された場合は、ダイオード104はブレイクダウン状態となり抵抗105に対して十分低抵抗になるため、電源遮断MSOトランジスタ6のソースとゲート間の電圧差は15Vとなり、耐圧の20V以下となり、破壊を防止できる。ダイオード106もブレイクダウン状態となり抵抗107に対して十分低抵抗になるため、ウェル給電用MOSトランジスタ9のソースとゲート間の電圧差は15Vとなり、耐圧の20V以下となり、破壊を防止できる。ダイオード108もブレイクダウン状態となり抵抗109に対して十分低抵抗になるので、ウェル給電用MOSトランジスタのゲートと信号処理回路7の電源線に接続された端子との電圧差は15V以下となり、破壊を防止できる。また、ESDやサージによって−15V以下の電圧が電源端子2に印加された場合は、ダイオード104と106、108は順方向の電圧が印加され抵抗105及び107、109に対して十分低抵抗になるので、MOSトランジスタ6と9、10のゲート電圧は、ほぼ電源端子2と同電位となりゲートとソース間に電位差は発生せず破壊は防止される。
以上のように本実施例によれば、過電圧印加や電源の逆接続で破壊されず、信頼性を向上したセンサ装置を提供でき、かつESDやサージ耐性の強いセンサ装置を実現できる。
1…センサ装置、2…電源端子、3…グラウンド端子、4…信号処理LSI、5…過電圧検出回路、6…電源遮断MOSトランジスタ、7…信号処理回路、8…センサ素子、9,10…ウェル給電用MOSトランジスタ、25…逆接時過電流防止用MOSトランジスタ、201…電源配線、202…グラウンド配線

Claims (9)

  1. 物理量を検出して物理量に応じた出力信号を出力するセンサ素子の出力信号を処理する信号処理回路を負荷と、電源端子から前記負荷に電源を供給する電源線と、グラウンド端子からグラウンド電圧を供給するグラウンド線と、を有し、前記電源線に接続されるMOSトランジスタのウェルと前記電源線との間にウェル給電用のMOSトランジスタを備えるセンサ装置において、
    電源正常時であって前記電源端子の電圧がグラウンド端子の電圧より高い時は、前記ウェル給電用MOSトランジスタはオン状態となり、前記電源端子の電圧が前記電源線に接続されるMOSトランジスタのウェルに供給され、
    電源異常時であって前記電源端子の電圧がグラウンド端子の電圧より低い時は、前記ウェル給電用MOSトランジスタはオフ状態となり、前記MOSトランジスタのウェルから前記電源線に電流が流れないことを特徴とするセンサ装置。
  2. 請求項1に記載のセンサ装置において、
    前記ウェル給電用MOSトランジスタのゲート端子をグラウンド線に接続したことを特徴とするセンサ装置。
  3. 請求項1に記載のセンサ装置において、
    前記電源線に第1の端子が電源端子側に接続され第2の端子が前記負荷側に接続された電源遮断MOSトランジスタを設け、前記電源遮断MOSトランジスタのゲート端子に入力する入力信号により電源遮断MOSトランジスタのオン状態とオフ状態とを切り換えて前記負荷に異常電圧が供給されるのを防止したセンサ装置において、
    前記電源遮断MOSトランジスタのウェルと前記第1の端子間にウェル給電用MOSトランジスタを備え、
    正常時では電源電圧がグラウンド電圧より高い時は、ウェル給電用MOSトランジスタがオン状態になり前記第1の端子電圧がウェルに供給され、
    電源を逆接続して電源電圧がグラウンド電圧より低い時は、ウェル給電用MOSトランジスタがオフ状態となりウェルから前記第1の端子に電流が流れないことを特徴とするセンサ装置。
  4. 請求項3に記載のセンサ装置において、
    過電圧を検出する過電圧検出回路を備え、
    前記過電圧検出回路は、正常時と電源が逆接続された時とで、異なるレベルの出力信号を前記電源遮断MOSトランジスタのゲート端子の入力信号として出力することを特徴とするセンサ装置。
  5. 請求項3に記載のセンサ装置において、
    前記電源遮断MOSのウェルと第2の端子間に第2のウェル給電用MOSトランジスタを設け、
    電源電圧がグラウンド電圧より高い場合は前記第2のウェル給電用MOSトランジスタはオフ状態であり、
    電源を逆接続して電源電圧がグラウンド電圧より低い場合はオン状態となり、前記第2の端子の電圧をウェル給電することを特徴とするセンサ装置。
  6. 請求項3に記載のセンサ装置において、
    ウェル給電用MOSトランジスタのゲートをグラウンド線に接続したことを特徴とするセンサ装置。
  7. 請求項1に記載のセンサ装置において、
    ソースが前記電源線に接続され、ドレインが前記信号処理回路の電源線に接続され、前記ドレインの出力電圧が一定になるようにゲート電圧が制御された降圧電源用MOSトランジスタと、
    前記信号処理回路の電源線に接続された負荷電流源MOSトランジスタと、
    前記降圧電源用MOSトランジスタのゲートを制御するオペアンプと
    前記オペアンプ及び前記負荷電流源MOSトランジスタに定電圧を供給する定電圧源と、
    前記降圧電源用MOSトランジスタのウェルと前記電源線に接続され前記降圧電源用MOSトランジスタのウェルに電圧を供給するウェル給電用MOSトランジスタと、を有し、
    前記ウェル給電用MOSトランジスタは、電源電圧がグラウンド電圧よりも高い正常動作時はオン状態となり、電源電圧がグラウンド電圧より低い電源異常時にはオフ状態となることを特徴とするセンサ装置。
  8. 請求項7に記載のセンサ装置において、
    過電圧を検出する過電圧検出回路を備え、
    前記過電圧検出回路は、正常時と電源が逆接続された場合とで異なるレベルの出力信号を前記オペンアンプに供給し、
    電源が逆接続された時には、前記降圧電源用MOSトランジスタがオフ状態になるように前記オペアンプの出力が制御されることを特徴とするセンサ装置。
  9. 請求項7に記載のセンサ装置において、
    前記処理回路の出力信号を外部に出力するための出力端子と、外部負荷を駆動するための出力ドライバとを有し、
    前記出力ドライバは電源線に接続され出力端子に電源電圧を供給する電源電圧供給用MOSトランジスタと、
    前記グラウンド線に接続され出力端子の電源電圧を引き抜く電圧引き抜き用MOSトランジスタと、から構成され、
    前記電源電圧供給用MOSトランジスタのウェルと電源線を接続するウェル給電用MOSトランジスタと、
    前記電圧引き抜き用MOSトランジスタのウェルと前記グラウンド線を接続するウェル給電用MOSトランジスタとを有し、
    前記ウェル給電用MOSトランジスタは、電源電圧がグラウンド電圧より高い正常時にはオン状態となり、電源電圧がグラウンド電圧より低い電源異常時にはオフ状態となることを特徴とするセンサ装置。
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