JP2009142034A - 電力供給装置 - Google Patents

電力供給装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009142034A
JP2009142034A JP2007314781A JP2007314781A JP2009142034A JP 2009142034 A JP2009142034 A JP 2009142034A JP 2007314781 A JP2007314781 A JP 2007314781A JP 2007314781 A JP2007314781 A JP 2007314781A JP 2009142034 A JP2009142034 A JP 2009142034A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transistor
power supply
current
signal
circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007314781A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Seki
博 関
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Kasei Electronics Co Ltd
Original Assignee
Asahi Kasei Electronics Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Kasei Electronics Co Ltd filed Critical Asahi Kasei Electronics Co Ltd
Priority to JP2007314781A priority Critical patent/JP2009142034A/ja
Publication of JP2009142034A publication Critical patent/JP2009142034A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Control Of Direct Current Motors (AREA)

Abstract

【課題】H型ブリッジ回路の制御回路の故障を防ぎ、かつ、入力電流を効率よくコイル電流に変換させ、スイッチング損失を低減することができる電力供給装置を提供する。
【解決手段】電源ラインVDD、VSS間に直列に接続されたトランジスタTr1、Tr2及びTr3、Tr4、Tr1とTr2との間とTr3とTr4との間に接続されたコイル9を有するH型ブリッジ回路1と、Tr1からコイル9を介してTr4に電流が流れる正転時電流経路、Tr3からTr2に電流が流れる反転時電流経路を交互に形成し、正転時電流経路形成の直後にTr1をオフしてTr2をオンすることにより正転時還流電流路を形成し、反転時電流経路形成の直後にTr3をオフしてTr4をオンすることにより反転時還流電流路を形成するノンオーバーラップ生成回路2、3とによって電力供給装置を構成する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、MOSトランジスタで構成されたH型ブリッジ回路を有する電力供給装置に関する。
モータ等に電力を供給するバッテリには、H型ブリッジ回路を備えるものがある。図11、12、13、14は、一般的なH型ブリッジ回路における電流の経路を説明するための図である。図示したH型ブリッジ回路は、トランジスタTr1、トランジスタTr2、トランジスタTr3、トランジスタTr4の4つのトランジスタと、電源ラインVDD及びVSSで構成されている。トランジスタTr1〜Tr4は、いずれもMOS(metal-oxide-semiconductor)トランジスタであって、トランジスタTr1、トランジスタTr3はP型のトランジスタである。また、トランジスタTr2、トランジスタTr4はN型のトランジスタである。
図中に示した信号PG1はトランジスタTr1のゲートに入力される信号である。信号PG2はトランジスタTr3のゲートに入力される信号である。また、信号NG1はトランジスタTr2のゲートに入力される信号であって、信号NG2はトランジスタTr4のゲートに入力される信号である。
図中のトランジスタTr1とトランジスタTr2とのドレイン同士の接続点が出力端子OUT1である。また、図中のトランジスタTr3とトランジスタTr4とのドレイン同士の接続点が出力端子OUT2である。出力端子OUT1と出力端子OUT2との間には負荷としてコイル9が接続されている。
図示したH型ブリッジ回路は、正転時電流経路、正転時還流電流経路、反転時電流経路、反転時還流電流経路の4つの電流経路を構成し得る。図11中の矢線11は正転時電流経路を示している。また、図12中の矢線12は正転時還流電流経路を示し、図13中の矢線13は反転時電流経路を、図14中の矢線14は反転時還流電流経路をそれぞれ示している。
トランジスタTr1〜Tr4には、各々寄生ダイオードD1、D2、D3、D4が存在している。正転時還流電流経路12において、電流は寄生ダイオードD2を通って流れる。また、反転時還流電流経路14において、電流は寄生ダイオードD4を通って流れる。
ここで、H型ブリッジ回路の入力信号と、入力信号が入力された場合に流れる電流の波形について説明する。図15(a)〜(f)、図16(a)〜(f)は、信号PG1、信号PG2、信号NG1、信号NG2と、トランジスタTr1に流れる電流IDD、コイル9に流れる電流ILの波形を示している。図15は正転時のものであって、図16は反転時のものである。以下、図11〜図16を用い、従来のH型ブリッジ回路の正転時、反転時の電流経路について説明する。
(正転時)
正転時、信号PG1は図15(a)に示したPWM波形を持つパルス幅変調信号(以下、PWM変調信号)となる。PWM変調信号は、Lowレベル(以下、Lレベル)とHighレベル(以下、Hレベル)とが切り替る。トランジスタTr1は、PWM変調信号のレベルに応じてオン、オフする。
また、図15(b)に示したように、信号NG1はLレベルであり、図15(c)に示したように信号PG2と信号NG2はそれぞれHレベルである。
正転時、先ず、信号PG1及び信号NG1がLレベル、信号PG2及び信号NG2がHレベルになる。このとき、トランジスタTr2、トランジスタTr3はオフし、トランジスタTr1、トランジスタTr4がオンする。この結果、図11中の矢線11で示した電流経路が形成される。電流は、電源ラインVDD→トランジスタTr1→コイル9→トランジスタTr4→電源ラインVSSの順に流れる。電流が流れたことによってコイル9にはエネルギが蓄積される。
続いて、信号PG1、信号PG2、NG2がHレベル、NG1がLレベルになる。すると、トランジスタTr1、トランジスタTr2、トランジスタTr3がオフし、トランジスタTr4がオンする。このとき、コイル9に蓄積されていたエネルギによって図12中の矢線12で示した電流経路を流れる還流電流が発生する。すなわち、この還流電流は、電源ラインVSS→寄生ダイオードD2→コイル9→トランジスタTr4→電源ラインVSSの順に流れる。この還流電流により、コイル9に蓄積されたエネルギのうちのIL×VFのエネルギが損失される。なお、VFは、オン状態の寄生ダイオードD2によって生じる順方向の降下電圧である。
(反転時)
反転時、信号PG2は図16(c)に示したPWM変調信号となる。また、図16(d)に示したように、NG2は常にLレベルの信号である。このとき、トランジスタTr3はPWM変調信号のレベルに応じてオン、オフする。また、トランジスタTr1及びトランジスタTr4はオフし、トランジスタTr2がオンする。この結果、図13中の矢線13で示す電流経路が形成される。このとき、電流は、電源ラインVDD→トランジスタTr3→コイル9→トランジスタTr2→電源ラインVSSの順に流れてコイル9にエネルギを蓄積する。
続いて、信号PG1、信号PG2、NG1がHレベル、NG2がLレベルになる。すると、トランジスタTr1、トランジスタTr3、トランジスタTr4がオフし、トランジスタTr2がオンする。このとき、コイル9に蓄積されていたエネルギによって図14に示した矢線14で示す電流経路を流れる還流電流が発生する。還流電流は、電源ラインVSS→寄生ダイオードD4→コイル9→トランジスタTr2→電源ラインVSSの順に流れる。この場合、寄生ダイオードD4に還流電流が流れるため、コイル9に蓄積されたエネルギのうちIL×VFのエネルギが損失される。
ところで、コイル9に蓄積されたエネルギ損失を低減させる方法としては、還流電流を、寄生ダイオードでなくトランジスタのチャネルを経由させて流す技術がある。図17、図18は、還流電流をトランジスタのチャネルを経由させたことによってエネルギ損失を低減することを説明するための図である。
図11に示した電流経路は、前記したように、トランジスタTr1とトランジスタTr4とをオンすることによって形成される。この状態からトランジスタTr1とトランジスタTr4とをオフすると、電流は、図17に示した矢線17のように、電源ラインVSS→寄生ダイオードD2→コイル9→寄生ダイオードD3→電源ラインVDDの順に流れる。このときのエネルギ損失EL1は、以下の式(1)のように表される。
EL1=I×VF×2 …式(1)
一方、図11に示した状態において、トランジスタTr1とトランジスタTr4とがオフした瞬間にトランジスタTr2とトランジスタTr3とをオンするとする。この場合、還流電流は、図18の矢線18に示したように、電源ラインVSS→トランジスタTr2→コイル9→トランジスタTr3→電源ラインVDDの順に流れる。トランジスタTr2、トランジスタTr3のチャネルの抵抗をRとすると、図18に示す状態のエネルギ損失EL2は、
EL2=I2×R×2 …式(2)
となる。
ここで、I=0.2(A)
VF=0.7(V)
R=2(Ω)とすると、
EL1=0.28(W)
EL2=0.08(W)となる。
上記した結果から、トランジスタのチャネルを経由して還流電流を流すことにより、寄生ダイオードを経由させて還流電流を流すよりもエネルギ損失を低減することができることが明らかである。
このような従来技術としては、例えば、特許文献1が挙げられる。
特開2001−8494号公報
しかしながら、上記した特許文献1では、還流電流をチャネル経由で流すため、エネルギ損失を抑える一方で、以下の課題を生じる。すなわち、コイル9にエネルギを蓄積する際の電流経路の抵抗値と放電時の電流経路の抵抗値とが等しいため、エネルギの蓄積時と蓄積されたエネルギによって電流が流れる時とで時定数が等しくなる。このため、PWM変調信号のデューティ比を50%とすると、平均電流がコイル9を流れる電流の最大値の50%程度しか得られないことになる。
また、トランジスタTr1〜Tr4をオンまたはオフさせるため、全てのトランジスタでスイッチング損失が発生する。
さらに、H型ブリッジ回路では、ステップダウンコンバート型の電源を用いる場合がある。この電源は、回路から電流を導出することができないため、コイル9の還流電流を電源に流し込もうとすると、電源の電位が上昇する。例えば、図17、図18に示したH型ブリッジ回路のように、還流電流の経路を電源ラインVSSから電源ラインVDDにかけて形成した場合、還流電流が流れた瞬間に電源ラインVDDの電位が上昇する。電源の電位上昇が起こると、H型ブリッジ回路と電流経路形成のための制御回路とを同じ電源で駆動している場合には、制御回路が故障するおそれがある。
本発明は、上記した点に鑑みてなされたものであって、H型ブリッジ回路とその制御回路とを同一の電源で駆動させながら制御回路の故障を防ぎ、かつ、H型ブリッジ回路の入力電流を効率よくコイル電流に変換させ、さらにスイッチング損失を低減することができる電力供給装置を提供することを目的とする。
以上の課題を解決するため、本発明の請求項1に記載の電力供給装置は、第1電源と第2電源との間に直列に接続された第1トランジスタ及び第2トランジスタと、前記第1電源と前記第2電源との間に接続された第3トランジスタ及び第4トランジスタと、を備え、前記第1のトランジスタと前記第2トランジスタとの間と、前記第3トランジスタと前記第4トランジスタとの間に負荷を接続してなるH型ブリッジ回路を含み、前記第1トランジスタから前記負荷を介して前記第4トランジスタに電流が流れる第1流路と、前記第3トランジスタから前記負荷を介して前記第2トランジスタに電流が流れる第2流路と、を交互に形成する流路制御手段を有する電力供給装置であって、前記流路制御手段は、前記第1流路の形成の直後に、前記第1トランジスタをオフして前記第2トランジスタをオンすることにより、前記第2トランジスタ、前記第4トランジスタを介して前記負荷に電流を流す還流電流路を形成することを特徴とする。
また、請求項2に記載の電力供給装置は、請求項1に記載の発明において、前記第2トランジスタのオン抵抗値は前記第1トランジスタのオン抵抗値よりも低く、前記第4トランジスタのオン抵抗値は前記第3トランジスタのオン抵抗値よりも低いことを特徴とする。
また、請求項3に記載の電力供給装置は、請求項1または請求項2に記載の発明において、前記第1トランジスタ及び前記第3トランジスタがPMOSトランジスタであり、前記第2トランジスタ及び前記第4トランジスタがNMOSトランジスタであり、前記第1電源が正電源であり、前記第2電源は負電源またはグラウンドであることを特徴とする。
また、請求項4に記載の電力供給装置は、請求項1または請求項2に記載の発明において、前記第1トランジスタ及び前記第3トランジスタがNMOSトランジスタであり、前記第2トランジスタ及び前記第4トランジスタがPMOSトランジスタであり、前記第1電源が負電源またはグラウンドであり、前記第2電源は正電源であることを特徴とする。
また、請求項5に記載の電力供給装置は、請求項1から請求項4のいずれか1つに記載の発明において、前記流路制御手段が、前記第1流路の形成後、前記第1トランジスタと前記第トランジスタとにパルス幅変調信号が入力されることにより、前記第1トランジスタをオフして前記第2トランジスタをオンすることによって前記還流電流路を形成することを特徴とする。
また、請求項6に記載の電力供給装置は、請求項5に記載の発明において、前記第1トランジスタに入力される前記パルス幅変調信号と、前記第2トランジスタに入力される前記パルス幅変調信号とは、オンを示すパルス信号が同時に出力されることがない、またはオフを示すパルス信号が同時に出力されることがない、ノンオーバーラップの関係を有することを特徴とする。
請求項1に記載の発明は、第1電源と第2電源との間で第1トランジスタ及び第2トランジスタを直列に接続し、第3トランジスタ及び第4トランジスタを直列に接続し、さらに第1のトランジスタ、第2トランジスタ間と、第3トランジスタ、第4トランジスタ間に負荷を接続してなるH型ブリッジ回路を構成することができる。そして、第1トランジスタから負荷を介して第4トランジスタに電流が流れる第1流路、第3トランジスタから負荷を介して第2トランジスタに電流が流れる第2流路とを交互に形成し、第1流路の形成の直後に第1トランジスタをオフして前記第2トランジスタをオンすることにより、前記第2トランジスタ、前記第4トランジスタを介して前記負荷に電流を流す還流電流路を形成することができる。
また、動作において、第1のトランジスタないし第4のトランジスタのうち第1流路の形成から還流電流路の形成に移行する際、トランジスタを2つだけスイッチングすればよいので、4つのトランジスタをスイッチングするH型ブリッジ回路よりもスイッチング損失を低減することができる。また、第1電源を介さずに還流電流路を形成することができるので、H型ブリッジ回路とその制御回路とを同一の電源で駆動させながら制御回路の故障を防ぐことができる。
請求項2に記載の電力供給装置は、第2トランジスタのオン抵抗値は第1トランジスタのオン抵抗値よりも低く、第4トランジスタのオン抵抗値は第3トランジスタのオン抵抗値よりも低く構成されているので、負荷の充電時と放電時とで放電時の時定数を小さくすることができる。このため、H型ブリッジ回路の入力電流を効率よくコイル電流に変換させることができる。
請求項3に記載の電力供給装置は、第1トランジスタ及び第3トランジスタをPMOSトランジスタ、第2トランジスタ及び第4トランジスタがNMOSトランジスタであり、前記第1電源が正電源であり、前記第2電源は負電源またはグラウンドとすることにより、周知の構成を使って比較的簡単にH型ブリッジ回路を構成することができる。
請求項4に記載の電力供給装置は、第1トランジスタ及び第3トランジスタがNMOSトランジスタであり、第2トランジスタ及び第4トランジスタがPMOSトランジスタであり、第1電源が負電源またはグラウンドであり、第2電源は正電源とすることにより、周知の構成を使って比較的簡単にH型ブリッジ回路を構成することができる。
請求項5に記載の電力供給装置は、第1流路の形成後、第1トランジスタと第トランジスタとにパルス幅変調信号が入力されることにより、第1トランジスタをオフして第2トランジスタをオンすることによって還流電流路を形成することができる。このため、比較的簡易な制御によって第1流路、第2流路から還流経路を形成することができる。
請求項6に記載の電力供給装置は、第1トランジスタに入力されるパルス幅変調信号と、第2トランジスタに入力される前記パルス幅変調信号との間にノンオーバーラップの関係があるため、第1トランジスタと第2トランジスタとが同時にオンして両者に貫通電流が流れることを防ぐことができる。
以下、図を参照して本発明に係る電力供給装置の一実施形態を説明する。
(回路構成)
・H型ブリッジ回路
図1は、本実施形態の電力供給装置を説明するための回路図である。図示した電力供給装置は、H型ブリッジ回路1と、ノンオーバーラップ生成回路2、3と、を備えている。
H型ブリッジ回路1は、電源ラインVDDと、電源ラインVSSとの間に直列に接続された第1トランジスタ(トランジスタTr1)及び第2トランジスタ(トランジスタTr2)とを備えている。また、電源ラインVDDと、電源ラインVSSとの間に直列に接続された第3トランジスタ(トランジスタTr3)及び第4トランジスタ(トランジスタTr4)と、を備えている。そして、トランジスタTr1とトランジスタTr2との間と、トランジスタTr3とトランジスタTr4との間に、負荷であるコイル9が接続されて構成されている。
また、ノンオーバーラップ生成回路2、3は、トランジスタTr1からコイル9を介してトランジスタTr4に電流が流れる第1流路と、トランジスタTr3からコイル9を介してトランジスタTr2に電流が流れる第2流路と、を交互に形成する。本実施形態では、以降、第1流路を正転時電流経路、第2流路を反転時電流経路と記すものとする。
さらに、図1に示した電力供給装置は、PWM変調信号8をノンオーバーラップ生成回路2、3に入力するための乗算回路4、5を備えている。乗算回路4には正転制御信号7が入力されている。また、乗算回路5には、インバータ6によって正転制御信号7が反転された反転制御信号70が入力されている。
さらに、ノンオーバーラップ生成回路2、3は、正転時電流経路の形成の直後に、第1トランジスタをオフして第2トランジスタをオンすることにより、第2トランジスタ、第4トランジスタを介してコイル9に電流を流す還流電流路を形成する。
本実施形態では、図1に示したトランジスタTr1をオフしてトランジスタTr2をオンすることにより、トランジスタTr2、トランジスタTr4を介してコイル9に電流を流す還流電流路を形成する。
また、反転時電流経路の形成の直後にトランジスタTr3をオフしてトランジスタTr4をオンすることにより、トランジスタTr2、トランジスタTr4を介してコイル9に電流を流す還流電流路を形成するものとした。
図1に示した回路では、トランジスタTr1〜Tr4を全てMOS(Metal-Oxide Semiconductor)トランジスタとしている。そして、トランジスタTr1及びトランジスタTr3をPMOSトランジスタ、トランジスタTr2及びトランジスタTr4をNMOSトランジスタとしている。Tr1のゲート電極に入力される信号を信号PG1、Tr3のゲート電極に入力される信号を信号PG2と記す。また、トランジスタTr2のゲート電極に入力される信号を信号NG1、トランジスタTr4のゲート電極に入力される信号を信号NG2と記す。
トランジスタTr1〜Tr4は、信号PG1、信号PG2、信号NG1、信号NG2に応じてそれぞれオンまたはオフする。トランジスタTr2のオン抵抗値は、トランジスタTr1のオン抵抗値よりも低く、トランジスタTr4のオン抵抗値はトランジスタTr3のオン抵抗値よりも低い。この関係は、式(3)のように表される。式(3)において、トランジスタTr1、トランジスタTr3のオン抵抗値をRP1、RP2とし、トランジスタTr2、トランジスタTr4のオン抵抗値をRN1、RN2とする。ただし、PMOS同士、NMOS同士のオン抵抗値はそれぞれ同じとする。
RP1=RP2>RN1=RN2 …式(3)
なお、トランジスタのオン抵抗値は、ゲートの幅Wとゲート長であるLとの比であるW/Lを大きくすることによって変更することが可能である。ただし、W/Lを大きくすることによってリーク電流やゲート容量も増大する。このため、本実施形態のH型ブリッジ回路1のオン抵抗値は、W/Lと素子特性との関係によって決定される。
・ノンオーバーラップ生成回路
図2は、図1に示した電力供給装置のノンオーバーラップ生成回路2、3の具体的な構成を説明するための図である。ノンオーバーラップ生成回路2は、NAND回路24、インバータ20、21、NOR回路27によって構成されている。同様に、ノンオーバーラップ生成回路3は、NAND回路25、インバータ22、23、NOR回路28によって構成されている。また、乗算回路4、5として、ノンオーバーラップ生成回路2にはNOR回路26が、ノンオーバーラップ生成回路にはNOR回路29が設けられている。
ノンオーバーラップ生成回路2は、トランジスタTr1のゲート電極に信号PG1を、トランジスタTr2のゲート電極に信号NG1を入力する。ノンオーバーラップ生成回路3は、トランジスタTr3のゲート電極に信号PG2を、トランジスタTr4のゲート電極に信号NG2を入力する。信号の入力によってトランジスタTr1〜トランジスタ4が選択的にオン、オフされ、正転時電流経路、正転時還流経路、反転時電流経路、反転時還流経路が順に形成される。
PWM変調信号8は、NOR回路26、29に入力される。正転制御信号7はNOR回路26に入力される。また、インバータ6を介して反転制御信号70となり、NOR回路29に入力される。
(回路の動作)
I 正転時
図3、図4及び図5は、以上述べた電力供給装置が正転時電流経路及び正転時還流電流経路を形成する際の動作を説明するための図である。図3(a)は正転時電流経路Aを示し、(b)は正転時還流電流経路A’を示している。本実施形態では、ノンオーバーラップ生成回路2、3が、トランジスタTr1〜Tr4を制御して正転時電流経路A、正転時還流電流経路A’を形成する。
図4は、図3(a)、(b)に示した正転時電流経路A、正転時還流電流経路A’を形成する際のH型ブリッジ回路1の状態を説明するための図である。図4(a)、(b)は、正転時電流経路A、正転時還流電流経路A’形成のために入力されるPWM変調信号8及び正転制御信号7(CLK)である。また、図4(c)〜(f)は、図4(a)、(b)に示したPWM変調信号8、正転制御信号7が本実施形態の電力供給装置に入力された場合にトランジスタTr1に入力される信号PG1、トランジスタTr2に入力される信号NG1、トランジスタTr3に入力される信号PG2、トランジスタTr4に入力される信号NG2をそれぞれ示している。
図4(g)、(h)、(i)は、上記した信号PG1、信号PG2、信号NG1、信号NG2の出力タイミングに応じてトランジスタTr1に流れる電流IDD、コイル9に流れる電流IL、コイル9に流れる平均電流ILaveの波形を示している。なお、図4(h)、(i)中の実線は本実施形態のH型ブリッジ回路1において出力される電流IL、平均電流ILaveの波形を示している。また、図4(h)、(i)中の破線は、従来の電力供給装置のH型ブリッジ回路1において出力される電流IL、平均電流ILaveの波形を示している。
図4(a)〜(i)の横軸はいずれも時間を示し、(a)〜(f)の縦軸は電圧、(g)、(h)、(i)の縦軸は電流をそれぞれ示している。また、本実施形態では、コイル9にエネルギが蓄積される状態を状態S1、蓄積されたエネルギが放出される状態を状態S2と記し、状態S1と、この状態S1の直後の状態S2とを合わせてH型ブリッジ回路1の動作の1単位とする。1単位の動作は開始から終了までに時間Tを要し、時間Tを動作時間と記す。また、図示したように、H型ブリッジ回路1が状態S1にある時間は時間TDである。したがって、H型ブリッジ回路1は、n番目の動作の開始時間tnから状態S1になり、時間TDが経過した後に状態S2に移行する。そして、開始時間tnから動作時間Tの経過後にn+1番目の動作を開始する。
図5は、図3に示したH型ブリッジ回路1の真理値表を示している。図5(a)はノンオーバーラップ生成回路2の動作を、図5(b)はノンオーバーラップ生成回路3の動作を示す真理値表である。図5(a)、(b)の上段は正転時電流経路Aを形成する場合の動作、下段は正転時還流電流経路A’を形成する場合の動作を示す真理値表である。
具体的には、図5(a)は、PWM変調信号8、正転制御信号7(CLK)、ノンオーバーラップ生成回路2を構成する各素子が出力する信号、信号PG1、信号NG1を示している。図中に示した数字は、図2に示したノンオーバーラップ生成回路2を構成する各素子の符号に対応している。
また、図5(b)は、PWM変調信号8、反転制御信号70(CLK(R))、ノンオーバーラップ生成回路3を構成する各素子が出力する信号、信号PG2、信号NG2を示している。図5(a)、(b)中に示した数字は、図2に示したノンオーバーラップ生成回路3を構成する各素子の符号に対応している。図5(a)、(b)中の「H」の文字は信号がHレベルであることを示し、「L」の文字は信号がLレベルであることを示している。
以下、図3、4、5を用い、ノンオーバーラップ生成回路2、3の動作を、順を追って説明する。
・正転時電流経路形成時の動作
図1に示すように、ノンオーバーラップ生成回路2には、PWM変調信号8と正転制御信号7とが入力されている。PWM変調信号8は、図4(a)のようにHレベルとLレベルとが存在するパルス信号である。正転制御信号7は、常にLレベルである(図4(b))。
PWM変調信号8がLレベルである場合、図5(a)上段に示すように、図2に示したNOR回路26によってHレベルの信号が出力される。出力されたHレベルの信号は、NOR回路27に入力される。NOR回路27は、インバータ20から入力される信号のHレベルまたはLレベルによらず、トランジスタTr2にLレベルの信号NG1を出力する。トランジスタTr2は、NMOSトランジスタであるから、Lレベルの信号NG1が入力されたことによってオフされる。
インバータ21は、トランジスタTr2に入力されたLレベルの信号を入力し、Hレベルの信号を出力する。この信号は、NAND回路24に入力される。NAND回路24には、インバータ21によって出力されたHレベルの信号と共にNOR回路26が出力したHレベルの信号が入力される。NAND回路24は、Hレベルの信号とHレベルの信号とが入力されたことによってLレベルの信号PG1をトランジスタTr1のゲート電極に出力する。トランジスタTr1は、PMOSトランジスタであるから、Lレベルの信号PG1が入力されたことによってオンされる。
一方、ノンオーバーラップ生成回路3には、PWM変調信号8と、正転制御信号7を反転させた反転制御信号70(CLK(R))が入力されている。反転制御信号70は、図5(b)に示したように、常にHレベルの信号である。
PWM変調信号8がLレベルである場合、図5(b)上段に示すように、図2に示したNOR回路29によってLレベルの信号が出力される。出力されたLレベルの信号は、NAND回路25に入力される。Lレベルの信号が入力されたNAND回路25は、インバータ23から入力される信号のレベルによらず、トランジスタTr3のゲート電極にHレベルの信号PG2を出力する。トランジスタTr3は、PMOSトランジスタであるから、Hレベルの信号PG2が入力されたことによってオフされる。
NAND回路25に出力されたHレベルの信号は、インバータ22によって反転されてLレベルの信号となり、NOR回路28に入力される。NOR回路28には、インバータ22から出力されたLレベルの信号と共に、NOR回路29によって出力されたLレベルの信号が入力される。NOR回路28は、Lレベルの信号とLレベルの信号とが入力されたことによってHレベルの信号NG2をトランジスタTr4のゲート電極に出力する。トランジスタTr4は、NMOSトランジスタであるから、Hレベルの信号NG2が入力されたことによってオンされる。
この結果、本実施形態の電力供給装置のH型ブリッジ回路1には、図3(a)に示した正転時電流経路Aが形成される。
・正転時還流電流経路形成時の動作
正転時電流経路Aの形成時から時間TDの経過後、図4(a)に示したように、PWM変調信号8がLレベルからHレベルに切り替えられる。このとき、図5(a)下段に示したように、ノンオーバーラップ生成回路2のNOR回路26には、Hレベルの信号とLレベルの信号とが入力される。NOR回路26は、Lレベルの信号を出力し、出力されたLレベルの信号がNAND回路24に入力される。Lレベルの信号が入力されたNAND回路24は、インバータ21から入力される信号のレベルによらず、トランジスタTr1のゲートにHレベルの信号PG1を出力する。PMOSトランジスタであるトランジスタTr1は、Hレベルの信号PG1が入力されたことによってオフされる。
NAND回路24によって出力されたHレベルの信号は、インバータ20によって反転され、Lレベルの信号となってNOR回路27に入力される。NOR回路27には、インバータ20から出力されたLレベルの信号と共に、NOR回路26によって出力されたLレベルの信号が入力される。NOR回路27は、Lレベルの信号とLレベルの信号とが入力されたことによってHレベルの信号NG1をトランジスタTr2のゲート電極に出力する。トランジスタTr2は、NMOSトランジスタであるから、Hレベルの信号NG1が入力されたことによってオンされる。
一方、ノンオーバーラップ生成回路3では、PWM変調信号8がHレベルである場合、図5(b)下段に示すように、図2に示したNOR回路29によってLレベルの信号が出力される。出力されたLレベルの信号は、NAND回路25に入力される。Lレベルの信号が入力されたNAND回路25は、インバータ23から入力される信号のレベルによらず、トランジスタTr3のゲート電極にHレベルの信号PG2を出力する。トランジスタTr3は、PMOSトランジスタであるから、Hレベルの信号PG2が入力されたことによってオフされる。
NAND回路25が出力したHレベルの信号PG2は、インバータ22によって反転されてLレベルの信号となり、NOR回路28に入力される。NOR回路28には、インバータ22から出力されたLレベルの信号と共に、NOR回路29によって出力されたLレベルの信号が入力される。NOR回路28は、Lレベルの信号とLレベルの信号とが入力されたことによってHレベルの信号NG2をトランジスタTr4のゲート電極に出力する。トランジスタTr4は、NMOSトランジスタであるから、Hレベルの信号NG2が入力されたことによってオンされる。
この結果、本実施形態の電力供給装置のH型ブリッジ回路1には、図3(b)に示した正転時還流電流経路A’が形成される。
また、以上述べた動作において、トランジスタTr2は、インバータ20の影響によってトランジスタTr1のオフから少し遅れてオンすることになる。この動作により、本実施形態の電力供給装置では、トランジスタTr1とトランジスタTr2とが略同時にオンすることによって両者の間に貫通電流が流れることを防止している。
II 反転時
図6、図7及び図8は、電力供給装置が反転時電流経路及び反転時還流電流経路を形成する際の動作を説明するための図である。図6(a)は反転時電流経路Bを示し、(b)は反転時還流電流経路B’を示している。本実施形態では、ノンオーバーラップ生成回路2、3が、トランジスタTr1〜Tr4を制御して反転時電流経路B、反転時還流電流経路B’を形成する。
図7は、図6(a)、(b)に示した反転時電流経路B、反転時還流電流経路B’を形成する際のH型ブリッジ回路1の状態を説明するための図である。図7(a)、(b)は、反転時電流経路B、反転時還流電流経路B’形成のために入力されるPWM変調信号8及び正転制御信号7(CLK)である。また、図7(c)〜(f)は、図7(a)、(b)に示したPWM変調信号8、正転制御信号7を電力供給装置に入力した場合にトランジスタTr1に入力される信号PG1、トランジスタTr2に入力される信号NG1、トランジスタTr3に入力される信号PG2、トランジスタTr4に入力される信号NG2をそれぞれ示している。
図7(g)、(h)、(i)は、上記したPG1、PG2、NG1、NG2の出力タイミングに応じてトランジスタTr1に流れる電流IDD、コイル9に流れる電流IL、コイル9に流れる平均電流ILaveの波形を示している。なお、図7(h)、(i)中の実線は本実施形態の電力供給装置のH型ブリッジ回路1において出力される電流ILの波形を示している。また、図7(h)(i)中の破線は、従来の電力供給装置のH型ブリッジ回路1において出力される電流ILの波形を示している。
図7(a)〜(i)の横軸はいずれも時間を示し、図7(a)〜(f)の縦軸は電圧、図7(g)、(h)、(i)の縦軸は電流をそれぞれ示している。
図8は、図6に示した回路の真理値表を示している。図8(a)はノンオーバーラップ生成回路2の動作を、図8(b)はノンオーバーラップ生成回路3の動作を示す真理値表である。図8(a)、(b)の上段は反転時電流経路Bを形成する場合の動作、下段は反転時還流電流経路B’を形成する場合の動作を示す真理値表である。
具体的には、図8(a)は、PWM変調信号8、正転制御信号7(CLK)、ノンオーバーラップ生成回路2を構成する各素子が出力する信号、信号PG1、信号NG1を示している。図中に示した数字は、図2に示したノンオーバーラップ生成回路2を構成する各素子の符号に対応している。また、図8(b)は、PWM変調信号8、反転制御信号70(CLK(R))、ノンオーバーラップ生成回路3を構成する各素子が出力する信号、信号PG2、信号NG2を示している。図8(a)、(b)中に示した数字は、図2に示したノンオーバーラップ生成回路3を構成する各素子の符号に対応している。図8(a)、(b)中の「H」の文字は信号がHレベルであることを示し、「L」の文字は信号がLレベルであることを示している。
以下、図7及び図8を用い、図6(a)に示した反転時電流経路B形成時のH型ブリッジ回路1の動作を説明する。
・反転時電流経路形成時の動作
図1に示すように、ノンオーバーラップ生成回路2には、PWM変調信号8と正転制御信号7とが入力されている。正転制御信号7は、図7(b)に示したように、常にHレベルである。
PWM変調信号8がLレベルである場合、図8(a)上段に示すように、図2に示したNOR回路26によってLレベルの信号が出力される。出力されたLレベルの信号は、NAND回路24に入力される。Lレベルの信号が入力されたNAND回路24は、インバータ21から入力される信号のレベルによらずトランジスタTr1のゲート電極にHレベルの信号PG1を出力する。トランジスタTr1は、PMOSトランジスタであるから、Hレベルの信号PG1が入力されたことによってオフされる。
NAND回路24によって出力されたHレベルの信号は、インバータ20によって反転され、Lレベルの信号となってNOR回路27に入力される。NOR回路27には、インバータ20から出力されたLレベルの信号と共に、NOR回路26によって出力されたLレベルの信号が入力される。NOR回路27は、Lレベルの信号とLレベルの信号とが入力されたことによってHレベルの信号NG1をトランジスタTr2のゲート電極に出力する。トランジスタTr2は、NMOSトランジスタであるから、Hレベルの信号NG1が入力されたことによってオンされる。
一方、ノンオーバーラップ生成回路3には、PWM変調信号8と、正転制御信号7を反転させた反転制御信号70(CLK(R))が入力されている。図7(b)に示したように、正転制御信号7が常にHレベルであることから、反転制御信号70は、常にLレベルとなる。
PWM変調信号8がLレベルである場合、図8(b)上段に示すように、図2に示したNOR回路29によってHレベルの信号が出力される。出力されたHレベルの信号は、NOR回路28に入力される。Hレベルの信号が入力されたNOR回路28は、インバータ22から入力される信号のHまたはLによらず、トランジスタTr4のゲート電極にLレベルの信号NG2を出力する。トランジスタTr4は、NMOSトランジスタであるから、Lレベルの信号NG2が入力されたことによってオフされる。
インバータ23は、トランジスタTr4に入力されたLレベルの信号を入力し、Hレベルの信号を出力する。このHレベルの信号は、NAND回路25に入力される。NAND回路25には、インバータ23によって出力されたHレベルの信号と共にNOR回路29によって出力されたHレベルの信号が入力される。NAND回路25は、Hレベルの信号とHレベルの信号とが入力されたことにより、Lレベルの信号PG2をトランジスタTr3のゲートに出力する。トランジスタTr3は、PMOSトランジスタであるから、Lレベルの信号PG2が入力されたことによってオンされる。
この結果、本実施形態の電力供給装置のH型ブリッジ回路1には、図6(a)に示した反転時電流経路Bが形成される。
・反転時還流電流経路形成時の動作
反転時電流経路Bの形成から時間TDの経過後、図7(a)に示したように、PWM変調信号8がLレベルからHレベルに切り替わる。このとき、図8(a)下段に示すように、ノンオーバーラップ生成回路2のNOR回路26には、Hレベルの信号とHレベルの信号とが入力される。NOR回路26は、Lレベルの信号を出力し、出力されたLレベルの信号がNAND回路24に入力される。Lレベルの信号が入力されたNAND回路24は、インバータ21から入力される信号のレベルによらず、トランジスタTr1のゲート電極にHレベルの信号PG1を出力する。トランジスタTr1は、PMOSトランジスタであるから、Hレベルの信号PG1が入力されたことによってオフされる。
NAND回路24が出力したHレベルの信号は、インバータ20によって反転され、Lレベルの信号となってNOR回路27に入力される。NOR回路27には、インバータ20から出力されたLレベルの信号と共に、NOR回路26によって出力されたLレベルの信号が入力される。NOR回路27は、Lレベルの信号とLレベルの信号とが入力されたことによってHレベルの信号NG1をトランジスタTr2のゲート電極に出力する。トランジスタTr2は、NMOSトランジスタであるから、Hレベルの信号NG1が入力されたことによってオンされる。
一方、ノンオーバーラップ生成回路3では、PWM変調信号8がHである場合、図8(b)下段に示すように、図2に示したNOR回路29によってLレベルの信号が出力される。出力されたLレベルの信号は、NAND回路25に入力される。Lレベルの信号が入力されたNAND回路25は、インバータ23から入力される信号のレベルによらず、トランジスタTr3のゲート電極にHレベルの信号PG2を出力する。トランジスタTr3は、PMOSトランジスタであるから、Hレベルの信号PG2が入力されたことによってオフされる。
NAND回路25が出力したHレベルの信号は、インバータ22によって反転され、Lレベルの信号となってNOR回路28に入力される。NOR回路28には、インバータ22から出力されたLレベルの信号と共に、NOR回路29によって出力されたLレベルの信号が入力される。NOR回路28は、Lレベルの信号とLレベルの信号とが入力されたことによってHレベルの信号NG2をトランジスタTr4のゲート電極に出力する。トランジスタTr4は、NMOSトランジスタであるから、Hレベルの信号NG2が入力されたことによってオンされる。
この結果、本実施形態の電力供給装置のH型ブリッジ回路1には、図6(b)に示した反転時還流電流経路B’が形成される。
以上述べた動作において、トランジスタTr4は、インバータ22の影響によってトランジスタTr3のオフから少し遅れてオンすることになる。この動作により、電力供給装置では、トランジスタTr3とトランジスタTr4とが略同時にオンすることによって貫通電流が流れることを防止している。
以上述べた本実施形態は、前記したように、トランジスタTr2、トランジスタTr4のオン抵抗値がトランジスタTr1、トランジスタTr3よりも小さくなっている。このため、コイル9の充電時の時定数よりも放電時の時定数が小さくなる。この結果、図4(h)、図7(h)に示したように、コイル9を流れる電流ILの平均電流が、コイル9のエネルギの蓄積時と放出時とで時定数が等しい従来技術よりも大きくなる。
また、状態S1から状態S2への遷移が、2つのトランジスタTr1、トランジスタTr2、またはトランジスタTr3、トランジスタTr4のオン、オフによって実現できる。このことから、本実施形態は、従来技術よりもスイッチングするトランジスタの数を少なくし、トランジスタのスイッチング損失を低減することができる。
さらに、本実施形態では、電源ラインVDDを介すことなく還流電流を流す経路が形成できるので、還流電流による電源ラインVDDの電位上昇を防ぐことができる。このため、本実施形態の電力供給装置では、ノンオーバーラップ生成回路2、3が故障する可能性を低減することができる。
以上説明した本実施形態では、トランジスタTr1が第1トランジスタ、トランジスタTr2が第2トランジスタ、トランジスタTr3が第3トランジスタ、トランジスタTr4が第4トランジスタに相当する。ノンオーバーラップ生成回路2、3は、本実施形態の流路制御手段として機能する。また、H型ブリッジ回路1において、電源ラインVDD、電源ラインVSSはそれぞれ第1電源、第2電源となる。
ただし、本実施形態は、上記したようにトランジスタTr1を第1トランジスタ、トランジスタTr3を第3トランジスタとする構成に限定されるものではない。例えば、トランジスタTr3を第1トランジスタ、トランジスタTr4を第2トランジスタ、トランジスタTr1を第3トランジスタ、トランジスタTr2を第4トランジスタとしてもよい。
また、本実施形態は、トランジスタTr1、トランジスタTr3をNMOSトランジスタ、トランジスタTr2、トランジスタTr4をPMOSトランジスタとし、第1電源をグラウンドまたは負電源とし、第2電源を正電源とするものであってもよい。さらに、トランジスタTr1〜Tr4を全てPMOSトランジスタ、またはNMOSトランジスタにしてもよい。このように構成する場合、本実施形態で説明したPWM変調信号8及び正転制御信号7、反転制御信号70のレベルを適宜選択することはいうまでもない。
さらに、本実施形態は、トランジスタTr1及びトランジスタTr4をオンさせたことによって形成される電流経路を第1流路とし、トランジスタTr3及びトランジスタTr2をオンさせたことによって形成される電流経路を第2流路とするものに限定されるものではない。第1流路と第2流路とは、互いに反転するように形成される電流の経路であればよい。
(電流経路モデル)
図9は、以上述べた本実施形態の電流経路をモデル化して示した図である。図9(a)は正転時電流経路、反転時電流経路のモデルである。(b)は、正転時還流電流経路、反転時電流還流経路のモデルである。図9(a)、(b)に示したRPはPMOSトランジスタのオン抵抗値、Lはコイルのインピーダンス、rはコイルの抵抗成分である。また、RNはNMOSトランジスタのオン抵抗値である。(a)に示したIst1(t)は正転時電流経路、反転時電流経路に流れる電流値である。(b)に示したIst2(t)は正転時還流電流経路、反転時還流電流経路に流れる電流値である。
以上の条件において、Ist1(t)は、正転時電流経路、反転時電流経路の形成の初期段階に流れる電流、すなわち正転時還流電流経路、反転時還流電流経路の形成終了段階に流れる電流Ist2を使って以下のように表される。
Ist1(t)=VDD/R1+(Ist2−VDD/R1)×exp(−R1/L×t)…式(4)
ただし、R1=RP+RN+r …式(5)
また、正転時還流電流経路、反転時還流電流経路の形成時において流れる電流Ist2(t)は、正転時還流電流経路、反転時還流電流経路の形成の初期段階に流れる電流、すなわち正転時電流経路、反転時電流経路の形成終了段階に流れる電流Ist1を使って以下のように表される。
Ist2(t)=Ist1×exp(−R2/L×T) …式(6)
ただし、式(6)において、
R2=2RN+r …式(7)
次に、H型ブリッジ回路1のPWM変換効率を考えるため、IDDaveとILaveを求める。IDDaveは、H型ブリッジ回路1の電流経路のうちの電源ラインVDDを始点とした電流経路を流れる電流値、すなわちH型ブリッジ回路1の入力電流値を平均化したものである。本実施形態でいうIDDaveは、電源ラインVDD→PMOSトランジスタTr1→コイル9→NMOSトランジスタTr3→電源ラインVSSの電流経路、または電源ラインVDD→PMOSトランジスタTr3→コイル9→NMOSトランジスタTr2→電源ラインVSSの電流経路を流れる電流値を、動作時間Tで平均化した電流値である。
電力供給装置が状態S1である期間が時刻tnから時刻tn+TDまで続いた場合、流れるIDDaveは、以下の式(8)によって表される。
Figure 2009142034
上記した式(8)において、TDは以下の式(9)によって表される。式(9)中のPWM_dutyは、PWM変調信号のデューティ比である。
TD=PWM_duty/100×T …式(9)
ILaveは、コイル9を流れる電流の平均値である。本実施形態では、ILaveを、正転時電流経路A、正転時還流電流経路A’の形成時、または反転時電流経路B、反転時電流還流経路B’の形成時にコイル9に流れた電流を動作時間Tで平均化した電流値である。状態S1の期間が時刻tnから時刻tn+TDまで、状態S2の期間が時刻tn+TDから時刻tn+1までとした場合、ILaveは、式(4)、式(7)を用い、以下の式(10)によって表される。
Figure 2009142034
ここで、変換効率Kを以下の式(11)が示すように定義する。
K=ILave/IDDave …式(11)
式(11)に式(8)、式(10)を代入すると、以下の式(12)が得られる。
K=1+L×Iist1×R1/R2×(1−exp(−R2/L×(T−TD)))
…式(12)
ここで、式(12)において抵抗値R1、R2の大小関係に着目し、PWM変換効率Kを考察するものとする。例えば、PWM変調信号のデューティ比を50%、RP+RN=3.2Ωとすると、
T−TD=1/(2×T)
R1=10Ω
R2=2RN+r
となるから、
式(12)は、
K
=1+L×Ist1_duty50×R1/R2×(1−exp(−R2/L×1/(2×T)))
/{VDD×1(2×T)+L×(VDD/R1−Ist2_duty50)
×(exp(−R1/L×1/(2×T))−1)} …式(13)
となり、R1、R2の関数(抵抗値RNの関数である)として表現できる。
図10は、式(13)における、PWM変調信号のデューティ比が50%である場合のPWMの変換効率Kと抵抗値RNとの関係を示した図である。図10中に示した破線の図中左の領域がRP>RNの場合のKを示し、右の領域がRP<RNの場合のKを示している。図10によれば、RNが小さくなるに連れてPWM変換効率Kが大きくなることがわかる。IDD、すなわちH型ブリッジ回路1の入力電流が一定であれば、PWM変換効率Kが大きいほどコイル9に流れる電流ILが大きくなる。
なお、PWM変調信号のデューティ比が50%でない場合のPWM変換効率Kは、式(4)、式(6)、式(8)を使って電流値Ist1、Ist2、TDを算出し、式(12)に代入することによって得ることができる。
前記したように、本実施形態の電力供給装置のH型ブリッジ回路1では、P型のトランジスタTr1、トランジスタTr3のオン抵抗値がN型のトランジスタTr2、トランジスタTr4のオン抵抗値よりも高い。すなわち、本実施形態では、抵抗値RNと抵抗値RPとがRP>RNの関係を満たしている。したがって、本実施形態で説明したH型ブリッジ回路1は、エネルギの蓄積時と蓄積されたエネルギの放出時とで時定数が等しくなる従来技術よりも大きいコイル電流を得ることができ、電流の変換効率を高めることができる(図4(h)、図7(h))。
なお、本実施形態は、抵抗値RNと抵抗値RPとがRP<RNとなる場合、PMOSトランジスタを使って還流電流を流すよう構成しても同様の効果を得ることができる。このような電力供給装置は、モータ全般に適用可能であるが、特にボイスコイルモータに適用することに適している。
本発明の一実施形態の電力供給装置を説明するための回路図である。 図1に示した回路のノンオーバーラップ生成回路の具体的な構成を説明するための図である。 本発明の一実施形態の正転時電流経路A、正転時還流電流経路A’を示した図である。 図3(a)、(b)に示した正転時電流経路A、正転時還流電流経路A’を形成する際のH型ブリッジ回路の状態を説明するための図である。 図3に示した回路の動作を示す真理値表である。 本発明の一実施形態の反転時電流経路B、反転時還流電流経路B’を示した図である。 図6(a)、(b)に示した反転時電流経路B、反転時還流電流経路B’を形成する際のH型ブリッジ回路の状態を説明するための図である。 図6に示した回路の動作を示す真理値表である。 本発明の一実施形態の電流経路をモデル化して示した図である。 本発明の一実施形態のWMの変換効率Kと抵抗値RNとの関係を示した図である。 一般的なH型ブリッジ回路における電流の正転時電流経路を説明するための図である。 一般的なH型ブリッジ回路における電流の正転時還流電流経路を説明するための図である。 一般的なH型ブリッジ回路における電流の反転時電流経路を説明するための図である。 一般的なH型ブリッジ回路における電流の反転時還流電流経路を説明するための図である。 一般的なH型ブリッジ回路の正転時における状態を説明するための図である。 一般的なH型ブリッジ回路の反転時における状態を説明するための図である。 還流電流をトランジスタの寄生ダイオードを経由させた状態を示した図である。 還流電流をトランジスタのチャネルを経由させた状態を示した図である。
符号の説明
1 H型ブリッジ回路
2,3 ノンオーバーラップ生成回路
4,5 乗算回路
6 インバータ
7 正転制御信号
70 反転制御信号
8 PWM変調信号
9 コイル
20,21,22,23 インバータ
24,25 NAND回路
26,27,28,29 NOR回路
VDD,VSS 電源ライン

Claims (6)

  1. 第1電源と第2電源との間に直列に接続された第1トランジスタ及び第2トランジスタと、前記第1電源と前記第2電源との間に接続された第3トランジスタ及び第4トランジスタと、を備え、前記第1のトランジスタと前記第2トランジスタとの間と、前記第3トランジスタと前記第4トランジスタとの間に負荷を接続してなるH型ブリッジ回路を含み、前記第1トランジスタから前記負荷を介して前記第4トランジスタに電流が流れる第1流路と、前記第3トランジスタから前記負荷を介して前記第2トランジスタに電流が流れる第2流路と、を交互に形成する流路制御手段を有する電力供給装置であって、
    前記流路制御手段は、前記第1流路の形成の直後に、前記第1トランジスタをオフして前記第2トランジスタをオンすることにより、前記第2トランジスタ、前記第4トランジスタを介して前記負荷に電流を流す還流電流路を形成することを特徴とする電力供給装置。
  2. 前記第2トランジスタのオン抵抗値は前記第1トランジスタのオン抵抗値よりも低く、前記第4トランジスタのオン抵抗値は前記第3トランジスタのオン抵抗値よりも低いことを特徴とする請求項1に記載の電力供給装置。
  3. 前記第1トランジスタ及び前記第3トランジスタがPMOSトランジスタであり、前記第2トランジスタ及び前記第4トランジスタがNMOSトランジスタであり、前記第1電源が正電源であり、前記第2電源は負電源またはグラウンドであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電力供給装置。
  4. 前記第1トランジスタ及び前記第3トランジスタがNMOSトランジスタであり、前記第2トランジスタ及び前記第4トランジスタがPMOSトランジスタであり、前記第1電源が負電源またはグラウンドであり、前記第2電源は正電源であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1つに記載の電力供給装置。
  5. 前記流路制御手段は、
    前記第1流路の形成後、前記第1トランジスタと前記第トランジスタとにパルス幅変調信号を入力することにより、前記第1トランジスタをオフして前記第2トランジスタをオンすることによって前記還流電流路を形成することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1つに記載の電力供給装置。
  6. 前記第1トランジスタに入力される前記パルス幅変調信号と、前記第2トランジスタに入力される前記パルス幅変調信号とは、オンを示すパルス信号が同時に出力されることがない、またはオフを示すパルス信号が同時に出力されることがない、ノンオーバーラップの関係を有することを特徴とする請求項5に記載の電力供給装置。
JP2007314781A 2007-12-05 2007-12-05 電力供給装置 Pending JP2009142034A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007314781A JP2009142034A (ja) 2007-12-05 2007-12-05 電力供給装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007314781A JP2009142034A (ja) 2007-12-05 2007-12-05 電力供給装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009142034A true JP2009142034A (ja) 2009-06-25

Family

ID=40872101

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007314781A Pending JP2009142034A (ja) 2007-12-05 2007-12-05 電力供給装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009142034A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111162720A (zh) * 2018-11-08 2020-05-15 财团法人工业技术研究院 多轴线圈共接式音圈马达驱动装置

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63113498U (ja) * 1987-01-13 1988-07-21
JPS63268494A (ja) * 1987-04-27 1988-11-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd モ−タ駆動回路
JPH06245585A (ja) * 1993-02-21 1994-09-02 Nissan Motor Co Ltd 半導体装置
JPH08154396A (ja) * 1994-11-29 1996-06-11 Nec Corp Hブリッジ型モータ駆動回路
JPH09269633A (ja) * 1996-02-01 1997-10-14 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2002204593A (ja) * 2000-10-30 2002-07-19 Omron Corp モータ制御装置及び電動パワーステアリング装置
JP2002238290A (ja) * 2001-02-13 2002-08-23 Mitsubishi Electric Corp モータ駆動制御装置
JP2003134873A (ja) * 2001-10-24 2003-05-09 Matsushita Electric Ind Co Ltd モータ駆動装置
JP2005269885A (ja) * 2004-02-16 2005-09-29 Denso Corp Hブリッジ回路の駆動装置及びhブリッジ回路の保護方法

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63113498U (ja) * 1987-01-13 1988-07-21
JPS63268494A (ja) * 1987-04-27 1988-11-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd モ−タ駆動回路
JPH06245585A (ja) * 1993-02-21 1994-09-02 Nissan Motor Co Ltd 半導体装置
JPH08154396A (ja) * 1994-11-29 1996-06-11 Nec Corp Hブリッジ型モータ駆動回路
JPH09269633A (ja) * 1996-02-01 1997-10-14 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2002204593A (ja) * 2000-10-30 2002-07-19 Omron Corp モータ制御装置及び電動パワーステアリング装置
JP2002238290A (ja) * 2001-02-13 2002-08-23 Mitsubishi Electric Corp モータ駆動制御装置
JP2003134873A (ja) * 2001-10-24 2003-05-09 Matsushita Electric Ind Co Ltd モータ駆動装置
JP2005269885A (ja) * 2004-02-16 2005-09-29 Denso Corp Hブリッジ回路の駆動装置及びhブリッジ回路の保護方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111162720A (zh) * 2018-11-08 2020-05-15 财团法人工业技术研究院 多轴线圈共接式音圈马达驱动装置
CN111162720B (zh) * 2018-11-08 2021-10-08 财团法人工业技术研究院 多轴线圈共接式音圈马达驱动装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101225399B1 (ko) 강압형 스위칭 조절기
JP5488550B2 (ja) ゲート駆動回路および電力変換装置
JP4456569B2 (ja) パワースイッチング素子の駆動回路
JP4119784B2 (ja) パワーオンリセット回路
JP2006314154A (ja) 電力変換器
JP2006333694A (ja) ハイサイド駆動回路用チャージポンプ回路及びドライバ駆動電圧回路
US20120068740A1 (en) Voltage output circut
JP2018074666A (ja) 電力変換装置
JP2009088766A (ja) 出力バッファ回路
JP5595256B2 (ja) 半導体回路および半導体装置
JP2019057841A (ja) 駆動回路
JP2011062021A (ja) デッドタイム生成回路及びモータ制御装置
KR20070015455A (ko) 레벨 시프트 회로 및 이를 구비한 스위칭 레귤레이터
JP2013157833A (ja) ショットキー型トランジスタの駆動方法及び駆動回路
JP2010028522A (ja) 半導体装置
WO2008046247A1 (fr) Amplificateur à commutation
JP2009142034A (ja) 電力供給装置
JP2005072353A (ja) トランジスタ回路および昇圧回路
JP2013005497A (ja) スイッチング回路及びdc−dcコンバータ
JP2015192496A (ja) チャージポンプ回路
JP3818435B2 (ja) 同期整流回路
JP6939087B2 (ja) 集積回路装置
JP5130896B2 (ja) 半導体素子の駆動回路
JP3681731B2 (ja) ドライブ回路
JP2011030392A (ja) Dc−dcコンバータ及びその駆動方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091028

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111004

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111005

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111202

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120814

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20121225