JPH08154396A - Hブリッジ型モータ駆動回路 - Google Patents

Hブリッジ型モータ駆動回路

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JPH08154396A
JPH08154396A JP6294863A JP29486394A JPH08154396A JP H08154396 A JPH08154396 A JP H08154396A JP 6294863 A JP6294863 A JP 6294863A JP 29486394 A JP29486394 A JP 29486394A JP H08154396 A JPH08154396 A JP H08154396A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】同一チップ上に形成された制御回路等のラッチ
アップ現象を防止し、かつ、モータの停止,駆動に要す
る時間を短縮する。 【構成】モータM1の両端、すなわち、MOSトランジ
スタT1,T3の接続点N1及びMOSトランジスタT
2,T4の接続点N2の電圧を検出する電圧検出回路3
を設ける。制御回路2を、モータM1に電流を供給して
いたMOSトランジスタT1,T2のうちの一方をオフ
にし、MOSトランジスタT3,T4のうちの一方はオ
ン状態に続いて、このオン状態より高いオン抵抗を持ち
かつ電圧検出回路3によって検出された電圧が寄生ダイ
オードD1,D2をオフに保つような範囲となるよう
に、またMOSトランジスタT3,T4のうちの他方は
所定時間経過後から同様に制御する回路とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はHブリッジ型モータ駆動
回路に関し、特にMOS型トランジスタで形成されて直
流モータを正,逆両方向に回転制御できるHブリッジ型
モータ駆動回路に関する。
【0002】
【従来の技術】直流モータを正,逆両方向に回転制御す
る直流モータの駆動回路としては、4個のトランジスタ
と直流モータとによりH型のブリッジ回路を組み、この
4個のトランジスタをオン,オフ制御することによって
直流モータの回転方向や回転,停止などの制御を行うH
ブリッジ型モータ駆動回路が一般的に使用されている。
このようなHブリッジ型モータ駆動回路の代表的な回路
を図5に示す。
【0003】このHブリッジ型モータ駆動回路は、ドレ
インそれぞれを直流電源E1の(+)側電極と接続しソ
ース及び基板をそれぞれ接続してゲートに与えられた制
御信号GC1x,GC2xによりオン,オフする第1,
第2のMOSトランジスタT1,T2、ドレインをMO
SトランジスタT1のソースと接続しソース及び基板を
直流電源E1の(−)側電極が接続された接地電位点と
接続してゲートに与えられた制御信号GC3xによりオ
ン,オフする第3のMOSトランジスタT3、及びドレ
インをMOSトランジスタT2のソースと接続しソース
及び基板を接地電位点と接続してゲートに与えられた制
御信号GC4xによりオン,オフする第4のMOSトラ
ンジスタT4を備えMOSトランジスタT1,T3の接
続点とMOSトランジスタT2,T4の接続点との間に
モータM1を接続してこれを駆動制御するHブリッジ型
出力段回路1と、回転制御信号F,Rに従って制御信号
GC1x〜GC4xのレベルを制御しモータM1の回転
方向及び回転/停止等を制御する制御回路2xとを有す
る構成となっている。なおD1〜D4はMOSトランジ
スタT1〜T4のソース,基板,ドレインの接合部に寄
生する寄生ダイオードである。
【0004】次にこの回路の動作について、図6に示さ
れた各部の電流,電圧波形図を併せて参照し説明する。
【0005】まず、モータM1を正方向に回転させるに
は、制御信号GC1x,GC4xを高レベルにしてMO
SトランジスタT1,T4を導通させ、実線aに示すル
ートで電流を流す(電流供給期間Ta)。また、モータ
M1を逆方向に回転させるには、制御信号GC2,GC
3を高レベルにしてMOSトランジスタT2,T3を導
通させ、モータM1に実線aとは逆方向の電流を流す
(図示省略)。図5,図6にはモータM1を正方向に回
転させた場合の例が示されており、以下の説明でも同様
とする。
【0006】次に、モータM1の回転を止めるには、制
御信号GC1x,GC4xを低レベルとしてMOSトラ
ンジスタT1,T4を非導通とし、直流電源E1からの
モータM1に対する電流の供給を停止する。このとき、
モータM1の励磁巻線等のインダクタンス成分に蓄えら
れたエネルギーによる電流が破線bのように寄生ダイオ
ードD3,D2を介して流れ、直流電源E1に回生され
る(蓄積エネルギー放出期間Tb)。
【0007】モータM1は、通常、エネルギー放出期間
Tbが経過後も慣性(イナーシャ)によって回転し、そ
の回転エネルギーによって発電する。このときの電流は
寄生ダイオードD4,D1を介して一点鎖線cのルート
で流れ、直流電源E1に回生される(発電エネルギー放
出期間)。
【0008】MOSトランジスタT1〜T4の導通/非
導通制御の方法としては、上述のような例(第1の例)
のほかに、MOSトランジスタT1を非導通にしてモー
タM1への直流電源E1からの電流の供給を止めた後
も、所定の期間制御信号GC4xを高レベルに保ってM
OSトランジスタT4を導通状態に保ち、モータM1の
エネルギー放出を行う例もある(第2の例、例えば、特
開平2−142377号公報参照)。
【0009】なお、このHブリッジ型モータ駆動回路
は、Hブリッジ型出力段回路1及び制御回路2xを含む
1チップICとして構成されることが多く、また制御回
路2x内には多くのCMOS型の論理回路を含んでい
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のHブリ
ッジ型モータ駆動回路は、第1の例では、モータM1の
回転を止める際、モータM1に電流を供給していた2つ
のMOSトランジスタ(例えばT1,T4)を同時に非
導通とし、モータM1の蓄積エネルギー及び発電エネル
ギーの放出をMOSトランジスタT1〜T4の寄生ダイ
オードD1〜D4を介して行う構成となっているので、
モータM1の端子、すなわち、MOSトランジスタT
1,T3の接続点(節点N1)、MOSトランジスタT
2,T4の接続点(節点N2)の電位が寄生ダイオード
D1,D2の順方向電圧だけ直電流源E1の電源電圧V
ddより上昇し(図6のN1,N2参照)、MOSトラ
ンジスタT1〜T4と同一チップ上に形成されている制
御回路2x等のCMOS型の論理回路等に寄生するサイ
リスタを導通状態にするラッチアップ現象が発生する危
険性があり、また、モータM1のエネルギー放出が完了
する前に次のモータ駆動のためにMOSトランジスタT
1〜T4のうちの2つを導通状態にすると、例えば寄生
ダイオードD3,D(D4,D1)にエネルギー放出の
ための電流が流れているときMOSトランジスタT1,
T4(T2,T3)を導通にすると、寄生ダイオードD
3,D2(D4,D1)には逆方向電圧が印加され、こ
れら寄生ダイオードD3,D2(D4,D1)に蓄積さ
れた電荷が放出されるまでの期間、逆方向電流が流れる
ため(逆回復現象)、MOSトランジスタT1−T3
間、T2−T4間に貫通電流が流れてモータM1の駆動
を遅らせるという問題点があり、また第2の例では、モ
ータM1への電流供給を止めた後も一方のMOSトラン
ジスタ(例えばT4)を導通状態とする構成となってい
るので、上述のラッチアップ現象の発生を防止すること
ができるものの、モータM1のリアクタンス成分のエネ
ルギー放出ルートのMOSトランジスタが導通状態とな
っていてそのルートの抵抗値が小さくなるため、その時
定数が大きくなりエネルギー放出期間、すなわちモータ
M1が停止するまでの時間が長くなるという問題点があ
る。
【0011】本発明の目的は、同一チップ上に形成され
た制御回路等のラッチアップ現象を防止すると共に、モ
ータの停止及び駆動に要する時間を短縮することができ
るHブリッジ型モータ駆動回路を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明のHブリッジ型モ
ータ駆動回路は、それぞれソース,ドレインのうちの一
方を直流電源の第1の電源端子と接続し前記直流電源の
電圧が逆方向に印加される寄生ダイオードをソース・ド
レイン間に持ちゲートに与えられた制御信号により導
通,非導通が制御される第1,第2のMOSトランジス
タ、及びソース,ドレインのうちの一方を前記第1,第
2のMOSトランジスタのソース,ドレインのうちの他
方とそれぞれ対応接続し他方を基準電位点の前記直流電
源の第2の電源端子と接続し前記直流電源の電圧が逆方
向に印加される寄生ダイオードをソース・ドレイン間に
持ちゲートに与えられた制御信号により導通,非導通が
制御される第3,第4のMOSトランジスタを備え前記
第1,第3のMOSトランジスタの接続点と前記第2,
第4のMOSトランジスタの接続点との間にモータを接
続してこれを駆動制御するHブリッジ型出力段回路と、
回転制御信号に従って前記制御信号のレベルを制御し前
記第1〜第4のMOSトランジスタの導通,非導通を制
御する制御回路とを有するHブリッジ型モータ駆動回路
において、前記第1,第3のMOSトランジスタの接続
点及び第2,第4のMOSトランジスタの接続点の電圧
を検出する電圧検出回路を設け、前記制御回路を、前記
第1,第2のMOSトランジスタのうちの一方を導通状
態から非導通状態にして前記モータへの電流の供給を停
止した時点から所定の期間中、前記第3,第4のMOS
トランジスタを、所定の導通抵抗を持ちかつ前記電圧検
出回路によって検出された電圧が前記第1,第2のMO
Sトランジスタの寄生ダイオードを非導通状態に保つ範
囲となるように対応する前記制御信号により制御する回
路として構成される。
【0013】また、第3,第4のMOSトランジスタの
うちのモータへ電流を供給していたMOSトランジスタ
とは異なる方のMOSトランジスタを、前記モータへの
電流の供給を停止した時点から所定の時間非導通状態に
保った後所定の導通抵抗を持つように制御するようにし
て構成され、更に、第1,第2のMOSトランジスタと
第3,第4のMOSトランジスタとを互いに逆の導電型
とし、これら第1〜第4のMOSトランジスタのソース
をそれぞれ直流電源の第1及び第2の電源端子と接続す
るようにして構成される。
【0014】
【実施例】次に本発明の実施例について図面を参照して
説明する。
【0015】図1は本発明の第1の実施例を示す回路図
である。
【0016】この実施例が図5,図6に示された従来の
Hブリッジ型モータ駆動回路と相違する点は、モータM
1の両端、すなわち、MOSトランジスタT1,T3の
接続点(節点N1)及びMOSトランジスタT2,T4
の接続点(節点N2)の電圧を検出する電圧検出回路3
を設け、制御回路2を、MOSトランジスタT1,T2
のうちの一方を導通状態から非導通状態にしてモータM
1への電流の供給を停止した時点から所定の期間中(モ
ータM1のエネルギー放出期間中)、MOSトランジス
タT1,T2のうちの一方と共にモータM1に電流を供
給していたMOSトランジスタT3,T4のうちの一方
を、所定の導通抵抗を持ちかつ電圧検出回路3によって
検出された電圧がMOSトランジスタT1,T2のうち
の一方の寄生ダイオード(D2又はD1)を非導通状態
に保つ範囲となるように対応する制御信号(GC4又は
GC3)により制御し、MOSトランジスタT3,T4
のうちの他方を、上記所定の期間中のモータM1への電
流の供給を停止した時点から所定時間(t)経過後か
ら、所定の導通抵抗を持ちかつ電圧検出回路3によって
検出された電圧がMOSトランジスタT1,T2のうち
の他方の寄生ダイオード(D1又はD2)を非導通状態
に保つ範囲となるように対応する制御信号(GC3又は
GC4)により制御する回路とした点にある。
【0017】次にこの実施例の動作について、図2に示
された各部の信号波形図を併せて参照し説明する。
【0018】まず、制御信号GC1,GC4を電源電圧
Vddレベルの高レベルとしてMOSトランジスタT
1,T4を完全にオンさせ、直流電源E1から実線aの
ルートでモータM1に電流を供給し、モータM1を所定
の方向に回転させる(期間Ta)。この動作は図5,図
6に示された従来例と同じである。
【0019】次に制御信号GC1を接地電位レベルの低
レベルとしMOSトランジスタT1を非導通状態として
直流電源E1からのモータM1への電流の供給を停止
し、この時点からモータM1のエネルギー放出期間中
(期間Tb,Tc)、MOSトランジスタT4が所定の
導通抵抗(完全オンのときよりも高い抵抗)をもち、か
つ節点N2の電圧がMOSトランジスタT2の寄生ダイ
オードD2を非導通状態に保つ範囲(例えば電源電圧V
ddを越えない範囲)となるように制御信号GC4のレ
ベルを制御し、また、MOSトランジスタT3を、直流
電源E1からのモータM1への電流の供給を停止した時
点から時間tだけ経過後から、完全オンのときより高い
導通抵抗をもち、かつ節点N1の電圧がMOSトランジ
スタT1の寄生ダイオードD1を非導通状態に保つ範囲
(例えば電源電圧Vddを越えない範囲)となるように
制御信号GC3レベルを制御する。
【0020】この結果、モータM1のインダクタンス成
分に蓄えられたエネルギーによる電流が破線bの経路で
流れ(蓄積エネルギー放出期間Tb)、この蓄積エネル
ギーの放出後のモータM1の慣性で発生する発電エネル
ギーによる電流が一点鎖線cの経路で流れる(発電エネ
ルギー放出期間Tc)。このとき、節点N1,N2の電
圧が寄生ダイオードD1,D2が非導通状態を保持する
ように抑えられるので、同一チップ上に形成された制御
回路2等のCMOS型の回路の寄生サイリスタも導通
(オン)状態となることはなく、従ってラッチアップ現
象の発生を防止することができ、また、破線b,一点鎖
線cの経路には、完全オンのときより高い導通抵抗を持
ったMOSトランジスタT4,T3が挿入されているの
で、モータM1のインダクタンス成分とこれらMOSト
ランジスタT4,T3の抵抗成分とから成る時定数を小
さくすることができ、モータM1のエネルギー放出期間
Tb,Tcを短かくすることができる。
【0021】また、直流電源E1の電源端子間に直列接
続されたMOSトランジスタT1,T3は、MOSトラ
ンジスタT1がオフ(非導通)となった後、時間tが経
過後MOSトランジスタT3がオン(導通)となるの
で、MOSトランジスタT1のオフ状態になるのが多少
遅れたとしても、これらMOSトランジスタT1,T3
に貫通電流が流れるのを防止することができる。更に、
MOSトランジスタT2の寄生トランジスタD2にはモ
ータM1のエネルギー放出のための電流が流れないの
で、このエネルギー放出時に次のモータM1の駆動が開
始されてMOSトランジスタT4がオンとなっても、寄
生トランジスタD2には逆回復現象が発生せず、従って
MOSトランジスタT2,T4に貫通電流が流れるのを
防止することができ、モータM1の駆動開始が遅れるの
を防止することができる。
【0022】図2には、MOSトランジスタT1,T4
をオンにしてモータM1を所定の方向に回転する場合の
例が示されているが、MOSトランジスタT2,T3を
オンにしてモータM1をこの例とは逆方向に回転させる
場合も、基本的には上述の例と同様である。
【0023】図3は本発明の第2の実施例を示す回路
図、図4はこの実施例の動作を説明するための各部の信
号波形図である。
【0024】この実施例は、第1の実施例におけるMO
SトランジスタT1,T2がNチャネル型であるのに対
し、Pチャネル型のMOSトランジスタT1a,T2a
とし(MOSトランジスタT3,T4はNチャネル型の
まま)、その制御信号GC1a,GC2aのレベルが第
1の実施例の制御信号GC1,GC2のレベルと逆にな
るように制御回路2aを変更したものである。
【0025】この実施例の基本的な動作及び作用効果は
第1の実施例を同様である。更に、この実施例では、M
OSトランジスタの動作の基準となるソースをMOSト
ランジスタT1a,T2a,T3,T4ともに直流電源
E1の電源端子と接続しているので、これらMOSトラ
ンジスタのオン,オフ動作を安定して制御できるという
利点がある。
【0026】なお、この実施例では、モータM1のエネ
ルギー放出のための電流をMOSトランジスタT1a,
T2aを通して行っているが(破線b,一点鎖線c)、
第1の実施例と同様の方法をとることもできる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、直流電源
の両電源端子間に直列接続された第1,第3のMOSト
ランジスタの接続点、第2,第4のMOSトランジスタ
の接続点、すなわちモータの両端子の電圧を検出する電
圧検出回路を設け、制御回路を、モータのエネルギー放
出期間中、モータへの電流供給時にオン状態であった2
つのMOSトランジスタのうちの一方をオフ、他方を所
定のオン抵抗を持ちかつ上記電圧検出回路で検出された
電圧が他の2つMOSトランジスタの寄生ダイオードを
オンさせない範囲に制御する回路とすることにより、同
一チップ上に形成された制御回路等の寄生サイリスタが
オンするのを防止できるのでラッチアップ現象の発生を
防止することができ、またモータのエネルギー放出ルー
トに完全オン時より高いオン抵抗をもつMOSトランジ
スタが挿入されるので、モータのインダクタンス成分と
このMOSトランジスタの抵抗成分とによりエネルギー
放出ルートの時定数を小さくすることができ、従ってモ
ータのエネルギー放出期間、すなわち、モータ停止に要
する時間を短縮することができる効果がある。また、モ
ータのエネルギー放出のための電流は、第1,第2のM
OSトランジスタの寄生ダイオードか第3,第4のMO
Sトランジスタの寄生ダイオードを介して行なわれてい
るので、このエネルギー放出期間中に次のモータ駆動が
開始されたとしても、エネルギー放出のための電流が流
れなかった方の寄生ダイオードには逆回復現象は発生せ
ず、従ってこれらMOSトランジスタに貫通電流が流れ
るのを防止し、モータ駆動開始の時間を短縮することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す回路図である。
【図2】図1に示された実施例の動作を説明するための
各部の信号波形図である。
【図3】本発明の第2の実施例を示す回路図である。
【図4】図3に示された実施例の動作を説明するための
各部の信号波形図である。
【図5】従来のHブリッジ型モータ駆動回路の一例を示
す回路図である。
【図6】図5に示されたHブリッジ型モータ駆動回路の
動作を説明するための各部の信号波形図である。
【符号の説明】
1 Hブリッジ型出力段回路 2,2a,2x 制御回路 3 電圧検出回路 D1〜D4 寄生ダイオード E1 直流電源 M1 モータ T1〜T4,T1a,T2a MOSトランジスタ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれソース,ドレインのうちの一方
    を直流電源の第1の電源端子と接続し前記直流電源の電
    圧が逆方向に印加される寄生ダイオードをソース・ドレ
    イン間に持ちゲートに与えられた制御信号により導通,
    非導通が制御される第1,第2のMOSトランジスタ、
    及びソース,ドレインのうちの一方を前記第1,第2の
    MOSトランジスタのソース,ドレインのうちの他方と
    それぞれ対応接続し他方を基準電位点の前記直流電源の
    第2の電源端子と接続し前記直流電源の電圧が逆方向に
    印加される寄生ダイオードをソース・ドレイン間に持ち
    ゲートに与えられた制御信号により導通,非導通が制御
    される第3,第4のMOSトランジスタを備え前記第
    1,第3のMOSトランジスタの接続点と前記第2,第
    4のMOSトランジスタの接続点との間にモータを接続
    してこれを駆動制御するHブリッジ型出力段回路と、回
    転制御信号に従って前記制御信号のレベルを制御し前記
    第1〜第4のMOSトランジスタの導通,非導通を制御
    する制御回路とを有するHブリッジ型モータ駆動回路に
    おいて、前記第1,第3のMOSトランジスタの接続点
    及び第2,第4のMOSトランジスタの接続点の電圧を
    検出する電圧検出回路を設け、前記制御回路を、前記第
    1,第2のMOSトランジスタのうちの一方を導通状態
    から非導通状態にして前記モータへの電流の供給を停止
    した時点から所定の期間中、前記第3,第4のMOSト
    ランジスタを、所定の導通抵抗を持ちかつ前記電圧検出
    回路によって検出された電圧が前記第1,第2のMOS
    トランジスタの寄生ダイオードを非導通状態に保つ範囲
    となるように対応する前記制御信号により制御する回路
    としたことを特徴とするHブリッジ型モータ駆動回路。
  2. 【請求項2】 第3,第4のMOSトランジスタのうち
    のモータへ電流を供給していたMOSトランジスタとは
    異なる方のMOSトランジスタを、前記モータへの電流
    の供給を停止した時点から所定の時間非導通状態に保っ
    た後所定の導通抵抗を持つように制御するようにした請
    求項1記載のHブリッジ型モータ駆動回路。
  3. 【請求項3】 第1,第2のMOSトランジスタと第
    3,第4のMOSトランジスタとを互いに逆の導電型と
    し、これら第1〜第4のMOSトランジスタのソースを
    それぞれ直流電源の第1及び第2の電源端子と接続する
    ようにした請求項1記載のHブリッジ型モータ駆動回
    路。
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