JP3681731B2 - ドライブ回路 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する分野】
本発明は、レベルシフト回路、振幅拡大回路、及びそれらを用いたドライブ回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、モータやアクチュエータの駆動制御においてPWMドライブ回路が多く用いられている。最終段のドライブ段回路であるプッシュプル回路のパワースイッチング素子を十分にオンさせるためには、その前段にあるプリドライブ回路がプッシュプル回路における電源電圧よりも十分高い電圧を出力する必要がある。このため、通常は十分な耐圧を持つMOSFETを用いてプリドライブ回路を形成し、その出力電圧でモータ及びアクチュエータに接続されたパワースイッチング素子のゲート電圧を制御することによって、モータやアクチュエータのPWM駆動を行う。
【0003】
以下に従来のPWMドライブ回路について図5を参照しながら説明する。
【0004】
図5は従来のPWMドライブ回路を説明するための図である。図5に示すPWMドライブ回路は、レベルシフト振幅拡大回路51と、ドライブ段回路であるプッシュプル回路52とを有している。レベルシフト振幅拡大回路51は、VGなる電圧を供給するレベルシフト直流電源線53と、PチャンネルMOSFET54及び55と、NチャンネルMOSFET56及び57とを有している。プッシュプル回路52は、VXなる電圧を供給するドライブ段直流電源線58と、パワースイッチング素子であるNチャンネルMOSFET59及び60とを有している。また、PWMドライブ回路の外部には、図5に示すように、レベルシフト振幅拡大回路51及びプッシュプル回路52を制御する制御回路61と、VDDなる電圧を供給する制御回路直流電源線62と、インバータ回路63と、モータやアクチュエータ等の負荷64とが備えられている。
【0005】
なお、上記レベルシフト振幅拡大回路51は、通常、レベルシフト回路と呼ばれるが、ここでレベルシフト振幅拡大回路と呼ぶ理由は、後述する本発明において、振幅を保ったまま電圧の絶対レベルをシフトする回路をレベルシフト回路と呼び、これを受けて振幅を拡大する回路を振幅拡大回路と呼んで、両者を分けて扱っているためである。
【0006】
以上のように構成されたPWMドライブ回路の動作について以下に説明する。
【0007】
まず、制御回路61からVDD振幅のパルス信号がMOSFET56のゲート端子に入力され、また、インバータ回路63によってVDD振幅のパルス信号の反転信号がMOSFET57のゲート端子に入力される。MOSFET56のゲート端子が"H"レベル、MOSFET57のゲート端子が"L"レベルの場合、MOSFET56がオンとなり、MOSFET57がオフとなる。このため、MOSFET55のゲート端子に"L"レベルが入力されてMOSFET55がオンとなる。従って、レベルシフト直流電源線53の電圧VGが、レベルシフト振幅拡大回路51におけるMOSFET54のゲート端子とプッシュプル回路52のMOSFET59のゲート端子とに供給され、MOSFET54はオフとなり、MOSFET59はオンとなる。
【0008】
このとき、パワースイッチング素子であるMOSFET59が十分にオンできるためには、レベルシフト直流電源線53の電圧VGの電圧値は、ドライブ段直流電源線58の電圧VXにMOSFET59の閾値電圧VTを加えた値(VX+VT)を十分に上回る値でなければならない。なお、同様に電圧VDDの電圧値として、パワースイッチング素子であるMOSFET60が十分にオンできるに足るゲート電圧を与える必要があるが、これについては通常容易に満たされる。
【0009】
【特許文献】
特開平5−14174号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような構成のPWMドライブ回路を形成する場合、プッシュプル回路52の上アーム側のパワースイッチング素子を完全導通させてフルスイング駆動するために、レベルシフト振幅拡大回路は電圧(VX+VT)を上回る電源電圧で回路動作する必要があり、その電源電圧を十分に上回る耐圧を持つ素子で構成されていることが必要である。この耐圧にはゲート耐圧も含まれるが、ゲート耐圧の向上のためにはゲート酸化膜厚を増大する必要があるので、オン抵抗の増大を招く。ドライブ段回路及びレベルシフト振幅拡大回路が各々における必要最小限のゲート耐圧を満たすように、つまり、電圧VXや電圧VGに見合った耐圧を満たすように、異なるゲート酸化膜厚からなる素子をモノリシックに形成すれば、それぞれの回路を必要最小限の面積で形成できるが、プロセスは複雑となりコストも増大する。
【0011】
また、ドライブ段回路及びレベルシフト振幅拡大回路における高い方の耐圧、つまり、レベルシフト振幅拡大回路に要求されるゲート耐圧を統一的に満たすようにドライブ段回路及びレベルシフト振幅拡大回路を形成することも考えられるが、ドライブ段回路のパワースイッチング素子は過大な耐圧マージンを持つことになって、単位面積当りのオン抵抗は増大し、必要なオン抵抗を実現するためのパワースイッチング素子のサイズは大きくなりすぎて面積効率が悪い。
【0012】
そこで、本発明の目的は、ドライブ段回路のパワースイッチング素子に要求される耐圧を満たす低耐圧素子のみを用いて、電圧(VX+VT)よりも十分に高くなるように、波高値が電圧VXの約2倍の電圧VGとなる出力信号を出力することを可能とするレベルシフト回路、振幅拡大回路、及びこれらを備えたドライブ回路を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1の発明が講じた手段は、第1の電位が与えられる第1の直流電源線と、第2の電位が与えられる第2の直流電源線と、前記第1の電位と前記第2の電位との間の中間電位が与えられる中間電源線と、前記第1の電位と前記中間電位との間で変化する第1のパルス信号を入力とし、前記第1の直流電源線及び中間電源線からの電源供給により動作する第1のインバータ回路と、前記第1のパルス信号のレベルシフトを行って前記第2の電位と前記中間電位との間で変化する第2のパルス信号を出力するレベルシフト回路の出力信号を入力とし、前記第2の直流電流源線及び中間電源線からの電源供給により動作する第2のインバータ回路と、前記第2の直流電源線と前記第1の直流電源線との間に接続され、前記第2のインバータからの出力信号をゲートに受ける一極性の第1のMOSFETと、前記第1のMOSFETと前記第1の直流電源線との間に接続され、ゲートが前記中間電源線に接続される一極性の第2のMOSFETと、前記第2のMOSFETと前記第1の直流電源線との間に接続され、前記第1のインバータ回路からの出力信号をゲートに受ける逆極性の第3のMOSFETと、前記第2のMOSFETと前記第3のMOSFETとの間に接続され、ゲートが前記中間電源線に接続される逆極性の第4のMOSFETとを備え、前記第2のMOSFETと前記第4のMOSFETとの共通接続ノードを出力端子とするものである。
【0014】
請求項1の発明によると、第1の直流電源線と第2の直流電源線との間の電源電圧の約半分に相当する低い耐圧のMOSFETを用いて回路構成しても、第1のMOSFET及び第2のNOSFETの直列回路または、第3のMOSFET及び第4のMOSFETの直列回路によって、出力電圧を分圧しながらゲート耐圧よりも大きな出力信号を出力することができる。そのため、信号レベルの小さい第1のパルス信号の入力に応じて、電源電圧をフルスイングするような大振幅の出力信号を出力することができる。また、ゲート耐圧の小さいMOSFETで回路構成することができるため、MOSFETやそれらのMOSFETを集積化する半導体装置の面積を縮小化することができる。また、パワースイッチング素子や、これを制御するレベルシフト回路及び振幅拡大回路を半導体集積回路に集積化する場合、各素子毎に異なる耐圧を持たせる必要がないので、より簡易なプロセスでこれらの素子を形成することができる。
【0015】
また、請求項2の発明は、請求項1に記載の振幅拡大回路において、前記第1の直流電源線と前記中間電源線との間に与えられる電源電圧とほぼ同じ電源電圧が前記中間電源線と前記第2の直流電源線との間に与えられるものとする。
【0016】
請求項2の発明によると、第1のMOSFET及び第2のMOSFETの直列回路または、第3のMOSFET及び第4のMOSFETの直列回路によって出力電圧の約半分づつを分担しながら、ゲート耐圧より大きな出力信号を出力することができる。そのため、入力信号レベルの約2倍の信号レベルで出力信号を出力することができる。
【0017】
また、請求項3の発明は、請求項1または請求項2のいずれか1項に記載の振幅拡大回路において、前記第1のMOSFETと前記第2のMOSFETとの共通接続ノードと、前記中間電源線との間に接続され、ゲートが前記第2の直流電線源に接続される逆極性の第5のMOSFETと、前記第3のMOSFETと前記第4のMOSFETとの共通接続ノードと、前記中間電源線との間に接続され、ゲートが前記第1の直流電源線に接続される一極性の第6のMOSFETとをさらに備えるものとする。
【0018】
請求項3の発明によると、不定電位点の電圧がリークなどの影響を受けて上昇または下降する場合に生じる恐れがある第1のMOSFETや第3のMOSFETの耐圧破壊を防ぐことができる。
【0019】
また、請求項4の発明は、請求項3に記載の振幅拡大回路において、前記第2のインバータ回路と前記中間電源線との間に接続されるものであり、ソースが前記第2のインバータ回路の低電位側電源ノードに接続され、ドレインが前記中間電源線に接続され、ゲートが前記第2の直流電源線に接続される逆極性の第7のMOSFETをさらに備えるものとする。
【0020】
また、請求項5の発明は、請求項3に記載の振幅拡大回路において、前記第5のMOSFETと前記中間電源線との間に接続されるものであり、ソースが前記第5のMOSFETのソースに接続され、ドレインが前記中間電源線に接続され、ゲートが前記第2の直流電源線に接続される逆極性の第8のMOSFETをさらに備えるものとする。
【0021】
上記請求項4や請求項5の発明によると、各逆極性のMOSFETのソース及びドレインを通常と逆方向に接続するため、中間電源線から第2の直流電源線に電流が逆流することを防ぐことができる。
【0022】
また、請求項6の発明は、請求項3に記載の振幅拡大回路とレベルシフト回路とを備え、前記レベルシフト回路は、前記第1の直流電源線と、前記第2の直流電源線と、前記中間電源線と、前記第1のパルス信号を入力とし、前記第1の直流電源線と前記中間電源線とからの電源供給により動作する第3のインバータ回路と、前記第2の直流電源線と前記中間電源線とからの電源供給により動作する第4のインバータ回路と、アノードが前記中間電源線に接続され、カソードが前記第4のインバータ回路の入力ノードに接続される第1のダイオードと、前記第3のインバータ回路の出力ノードと前記第4のインバータ回路の入力ノードとの間に接続されるキャパシタとを備え、前記第4のインバータ回路の出力が前記第2のインバータ回路への入力となるものとする。
【0023】
請求項6の発明によると、後段に接続されるプッシュプル回路におけるパワースイッチング素子を十分に駆動させるために必要な第2の電位の約半分である第1の電位程度の低耐圧素子のみを用いて、第1の電位の約2倍の第2の電位を出力することを可能とするプリドライブ回路を実現できる。
【0024】
また、請求項7の発明は、請求項6に記載のプリドライブ回路において、前記レベルシフト回路は、前記第4のインバータ回路と前記中間電源線との間に接続されるものであり、ソースが前記第4のインバータ回路の低電位側電源ノードに接続され、ドレインが前記中間電源線に接続され、ゲートが前記第2の直流電源線に接続される逆極性の第9のMOSFETと、前記第1のダイオードのアノードと前記中間電源線との間に接続されるものであり、ソースが前記第1のダイオードのアノードに接続され、ドレインが前記中間電源線に接続され、ゲートが前記第2の直流電源線に接続される逆極性の第10のMOSFETとをさらに備えるものとする。
【0025】
請求項7の発明によると、第9及び第10MOSFETのソース及びドレインを通常と逆方向に接続するため、レベルシフト回路において、中間電源線から第2の直流電源線に電流が逆流することを防ぐことができるプリドライブ回路を実現できる。
【0026】
また、請求項8の発明は、請求項6または請求項7のいずれか1項に記載のプリドライブ回路において、前記レベルシフト回路は、前記中間電源線と、前記第4のインバータ回路の入力ノードとの間に接続され、ゲートが前記第2の直流電源線に接続される高抵抗として働く第11のMOSFETをさらに備えるものとする。
【0027】
また、請求項9の発明は、請求項6または請求項7のいずれか1項に記載のプリドライブ回路において、前記レベルシフト回路は、前記第2の直流電源線と、前記第4のインバータ回路の入力ノードとの間に接続され、ゲートが前記中間電源線に接続される高抵抗として働く第12のMOSFETをさらに備えるものとする。
【0028】
上記請求項8や請求項9の発明によると、第4のインバータを貫通電流が通過することを防ぐことができる。
【0029】
また、請求項10の発明は、請求項1または請求項3のいずれか1項に記載の振幅拡大回路とプッシュプル回路とを備え、前記プッシュプル回路は、所定の電源線と前記第1の直流電源線との間に接続され、前記振幅拡大回路における出力端子からの出力信号をゲートに受ける第1のパワースイッチング素子と、前記第1のパワースイッチング素子と前記第1の直流電源線との間に接続され、前記第1のパルス信号をゲートに受ける第2のパワースイッチング素子とを備え、前記第1のパワースイッチング素子と前記第2のパワースイッチング素子との共通接続ノードを出力端子とするものとする。
【0030】
請求項10の発明によると、プッシュプル回路におけるパワースイッチング素子を十分に駆動させるために必要な第2の電位の約半分である第1の電位程度の低耐圧素子のみを用いて、振幅拡大回路から第1の電位の約2倍の第2の電位をプッシュプル回路に出力することを可能とするドライブ回路を実現できる。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下本発明の各実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の各実施形態で参照する図面相互間において、同一または相当する部分には同一の符号を付しており、その詳細な説明は繰り返さない。
【0032】
(第1の実施形態)
図1は第1の実施形態に係るPWMドライブ回路を説明するための図である。図1に示すPWMドライブ回路は、レベルシフト回路1と、振幅拡大回路2と、ドライブ段回路であるプッシュプル回路3とを有している。また、PWMドライブ回路の外部には、図1に示すように、レベルシフト回路1、振幅拡大回路2、及びプッシュプル回路3を制御する制御回路4と、直流電圧VDDを供給するVDD電源線5と、直流電圧VH(第2の電位に対応する)を供給するVH電源線6(第2の直流電源線に対応する)と、直流電圧VM(中間電位に対応する)を供給するVM電源線7(中間電源線に対応する)と、接地点に接続された接地線(第1の直流電源線に対応する)と、モータやアクチュエータ等の負荷8とが備えられている。ここで、VM電源線7にはVDD電源線5と同じ直流電圧VDDが印加され、VH電源線6には直流電圧VMの約2倍の電圧が印加される。なお、本発明では、レベルシフト回路1と振幅拡大回路2とを有する回路をプリドライブ回路と呼び、また、このプリドライブ回路とプッシュプル回路3とを有する回路をドライブ回路と呼んでいる。
【0033】
レベルシフト回路1は、CMOSインバータ回路9及び10(それぞれ第3及び第4のインバータ回路に対応する)、キャパシタ11及び12、ダイオード13(第1のダイオードに対応する)及び14を有している。なお、本図では、CMOSインバータ回路9の出力端子(ノード)とインバータ回路10の入力端子(ノード)との間に2個のキャパシタ11及び12が直列接続されているが、キャパシタの直列接続段数は3段以上でもよいし、高耐圧のキャパシタを用いる場合は1個であってもよい。
【0034】
振幅拡大回路2は、CMOSインバータ回路15及び16(それぞれ第2及び第1のインバータ回路に対応する)、PチャンネルMOSFET17及び18(それぞれ一極性の第1及び第2のMOSFETに対応する)、NチャンネルMOSFET19及び20(それぞれ逆極性の第4及び第3のMOSFETに対応する)を有している。
【0035】
プッシュプル回路3は、直流電圧VMと同じ電圧レベルの直流電圧VXを供給する主回路直流電源線21(所定の電源線に対応する)、パワースイッチング素子であるNチャンネルMOSFET22及び23(それぞれ第1及び第2のパワースイッチング素子に対応する)を有する。なお、プッシュプル回路3は上記従来例の構成と同様である。
【0036】
以上のように構成された本実施形態に係るPWMドライブ回路の動作について以下に説明する。
【0037】
第1に、レベルシフト回路1の動作を説明する。
【0038】
全ての素子の耐圧が直流電圧VMを満たす程度であることを前提とするので、いきなり直流電圧VHを印加する前に、まず低電圧である直流電圧VMを印加する。直流電圧VMが印加されると、電流がダイオード13を通ってキャパシタ11及び12へ流れ、電荷がチャージされる。ダイオード13の電圧降下分を電圧VDとすると、A点の電位は(VM−VD)となる。この後に高電圧の直流電圧VHを印加する。
【0039】
上記直流電圧VHの印加後、制御回路4からのVDD振幅のパルス信号(第1のパルス信号に対応する)がCMOSインバータ回路9へ入力される。CMOSインバータ回路9への入力が"H"レベルのとき、A点には、電圧VMからダイオード13の順方向降下電圧VD分だけ差し引いた電圧(VM−VD)が充電される。CMOSインバータ回路10は電圧(VM−VD)を入力して電圧VHを出力する。ここで電圧VDは、A点の充電終了時における充電電流が十分小さくなるので、通常0.7Vよりも十分小さくなる。一方、CMOSインバータ回路9への入力が"L"レベルのとき、電圧(VM−VD)をCMOSインバータ回路9の出力電圧VMで昇圧するので、A点の電位は(VH−VD)となり、インバータ回路10は電圧VMを出力する。なお、ダイオード14は、A点の電位がスパイクノイズの重畳などによって電圧VHよりも過大に上昇することを抑制するためのダイオードである。
【0040】
次に、レベルシフト回路1の上記動作において、各素子の各端子間にかかる電圧の範囲について説明する。
【0041】
CMOSインバータ回路9はVM電源線7とGND(接地線)との間に接続されているので、電位差VMの範囲で動作する。CMOSインバータ回路10はVH電源線6とVM電源線7との間に接続されているので、ソース・ドレイン間にかかる電位差はVM以下である。ダイオード13はアノード側をVM電源線7に接続しており、キャパシタが昇圧動作をした場合でも、A点の電位、すなわちカソード側の電位は(VH−VD)までしか上昇しないので、アノード・カソード間にかかる電位差はVM以下である。キャパシタ11及び12には最大(VH−VD)の電位差がかかるが、2つのキャパシタが直列に接続されているので、各キャパシタ11及び12にかかる電圧はその半分の電圧VM以下である。
【0042】
以上のように、各素子の耐圧が電圧VMを満たす程度の低耐圧素子のみを用いて、入力される信号のレベルシフトを可能にする。
【0043】
第2に、振幅拡大回路2の動作について説明する。
【0044】
上記の通り、レベルシフト回路1のCMOSインバータ回路10は、電圧VMと電圧VHとの間で振動するパルスにレベルシフトされた信号(第2のパルス信号に対応する)を出力する。CMOSインバータ回路15はこの信号を入力する。また、CMOSインバータ回路16は制御回路4からのVDD振幅のパルス信号が入力される。
【0045】
ここで、CMOSインバータ回路15に電圧VHレベルの信号が入力されるとともに、CMOSインバータ回路16に電圧VMレベルの信号が入力される場合を考える。この場合、CMOSインバータ回路15は電圧VMを出力し、CMOSインバータ回路16は0Vを出力するので、MOSFET17はオンとなり、MOSFET20はオフとなる。従って、B点の電位は電圧VHとなり、MOSFET18もオンとなるので、振幅拡大回路2の出力であるC点の電位は電圧VHとなる。
【0046】
同様に、CMOSインバータ回路15に電圧VMレベルの信号が入力されるとともに、CMOSインバータ回路16に0Vの信号が入力される場合を考える。この場合、CMOSインバータ回路15は電圧VHを出力し、CMOSインバータ回路16は電圧VMを出力するので、MOSFET17はオフとなり、MOSFET20はオンとなる。従って、D点の電位はほぼ0Vとなり、MOSFET19もオンとなるので、振幅拡大回路2の出力であるC点の電位はほぼ0Vとなる。
【0047】
このように、振幅拡大回路2は、レベルシフト回路1と制御回路4からの入力に応じて0Vまたは電圧VHの電圧を出力する。
【0048】
次に、振幅拡大回路2の上記動作において、各素子の各端子間にかかる電圧の範囲について説明する。
【0049】
CMOSインバータ回路16はVM電源線7とGNDとの間に接続されているので、電位差VM以下の出力振幅で動作する。またCMOSインバータ回路15はVH電源線6とVM電源線7との間に接続されているので、各端子間にかかる電位差はVM以下である。また、MOSFET17、18、19、及び20は、上記動作の説明の通り、各素子の端子間にかかる電位差VM以下の範囲で動作する。
【0050】
以上のように、各素子の耐圧が電圧VMを満たす程度の低耐圧素子のみを用いて、入力される信号の振幅を拡大して0Vと電圧VHとを出力することを可能にする。
【0051】
上記した振幅拡大回路2の出力を用いてプッシュプル回路3におけるパワースイッチング素子のMOSFET22(第1のパワースイッチング素子に対応する)を完全導通させて駆動制御する場合、振幅拡大回路2の出力電圧VHは主回路直流電源線21の電圧VXにMOSFET22の閾値電圧VTを加えた値(VX+VT)を十分に上回る電圧であることが要求される。そして、これを満たす電圧VHが電圧VMの2倍以内で実現するのであれば、回路を構成する全素子内の各端子間に必要とされる耐圧は電圧VM以内となるので、低耐圧素子のみでレベルシフト回路及び振幅拡大回路を実現できることになる。実際にこのような条件下での応用用途は多い。
【0052】
すなわち、本実施形態によると、耐圧が電圧VMの低耐圧素子のみを用いて、レベルシフト回路及び電圧VMの約2倍の電圧VHを出力できる振幅拡大回路を実現できる。また、レベルシフト回路1及び振幅拡大回路2を有するプリドライブ回路、さらにはプリドライブ回路及びプッシュプル回路3を有するドライブ回路を実現できる。このため、論理回路全般において、各素子に必要な耐圧の約2倍振幅の出力を外部に出力できるインターフェス回路として用いることが可能である。また、電圧VHレベルを出力できる振幅拡大回路によって、プッシュプル回路3の上アーム側のNチャンネルMOSFET22を完全導通させて、主回路直流電源の電圧VXと0Vとの間をフルスイングする出力振幅で駆動することができる。さらに、パワースイッチング素子面積の節約の観点に立っても、パワースイッチング素子に電圧VM程度の必要最小限の耐圧を持たせる設計で足りるので、パワースイッチング素子の面積を必要最小限まで縮小することが可能となる。
【0053】
(第2の実施形態)
図2は第2の実施形態に係るドライブ回路を説明するための図である。
【0054】
図2においては上記図1と比較して以下の回路が追加されている。すなわち、振幅拡大回路2において、PチャンネルMOSFET24(一極性の第6のMOSFETに対応する)とNチャンネルMOSFET25(逆極性の第5のNチャンネルMOSFETに対応する)とを追加している。以下にこれら追加回路のはたらきを説明する。
【0055】
上記の通り、レベルシフト回路1のCMOSインバータ回路10は、電圧VHと電圧VMとの間で振動するパルスにレベルシフトされた信号を出力する。CMOSインバータ回路15はこの信号が入力される。また、CMOSインバータ回路16は制御回路4からVDD振幅のパルス信号が入力される。
【0056】
CMOSインバータ回路15に電圧VHレベルの信号が入力されるとともに、CMOSインバータ回路16に電圧VMレベルの信号が入力される場合を考える。この場合、CMOSインバータ回路15は電圧VMを出力し、CMOSインバータ回路16は0Vを出力するので、MOSFET17はオンとなり、MOSFET20はオフとなる。従って、B点の電位は電圧VHとなり、MOSFET18もオンとなるので、振幅拡大回路2の出力であるC点の電位は電圧VHとなる。
【0057】
このとき、MOSFET20はオフしているため、D点の電位が不定電位となってしまい、リーク等の影響でD点の電位がVH電源線6の電源電圧VHに向かって電位上昇する場合は、低耐圧素子であるMOSFET20にその耐圧をオーバーする電圧がかかって、MOSFET20を破壊する恐れがある。これを防止するために抵抗成分の十分大きい、すなわちゲート長が長いMOSFET24を用いて微小電流を流して、D点の電位を電圧VMに固定する。これにより、MOSFET20の各端子間にかかる電圧差を電圧VM程度に抑えられるので、MOSFET20の耐圧破壊を防ぐことができる。
【0058】
同様に、CMOSインバータ回路15に電圧VMレベルの信号が入力されるとともに、CMOSインバータ回路16に0Vの信号が入力される場合を考える。CMOSインバータ回路15は電圧VHを出力し、CMOSインバータ回路16は電圧VMを出力するので、MOSFET17はオフとなり、MOSFET20はオンとなる。従って、D点の電位は0Vとなり、MOSFET19もオンとなるので、振幅拡大回路2の出力であるC点の電位は0Vとなる。
【0059】
このときも同様に、MOSFET17はオフしているため、B点の電位が不定電位となってしまい、リーク等の影響でB点電位が0Vに向かって電位降下した場合は、MOSFET17を破壊する恐れがある。これを防止するためにゲート長が長いMOSFET25を用いて微小電流を流して、B点の電位を電圧VMに固定する。これにより、MOSFET17の各端子間にかかる電圧差を電圧VM程度に抑えられるので、MOSFET17の耐圧破壊を防ぐことができる。
【0060】
このように、振幅拡大回路2は、B点及びD点の不定電位がリークなどの影響によって変動する場合に生じる恐れのある耐圧破壊を防止しつつ、レベルシフト回路1と制御回路4からの入力に応じて0Vまたは電圧VHを出力することができる。
【0061】
なお、本実施形態では、上記耐圧破壊を防止するためにMOSFET24及び25を用いる場合について説明したが、抵抗体を用いても同様に実施可能である。
【0062】
次に、振幅拡大回路2の上記動作において、各素子の各端子間にかかる電圧の範囲について説明する。
【0063】
CMOSインバータ回路16は、VM電源線7とGNDとの間に接続されているので、電位差VM以下の範囲で動作する。また、CMOSインバータ回路15は、VH電源線6とVM電源線7との間に接続されているので、端子間にかかる電位差はVM以下である。MOSFET24及び25は、上記の通り、高インピーダンスの浮遊状態におけるB点及びD点の電位を電圧VMへ緩く固定するように動作するため、MOSFET17、18、19、20、24、及び25の各ゲート・ソース間、ゲート・ドレイン間にかかる電位差は電圧VM程度である。
【0064】
このように、各素子の耐圧が電圧VMを満たす程度の低耐圧素子のみを用いて、入力される信号の振幅を拡大して0Vと電圧VHを出力することができる。
【0065】
以上のように本実施形態によると、不定電位点がリークなどの影響で電圧上昇または電圧降下するのを抑えて、MOSFETの耐圧破壊を防ぐとともに、耐圧が電圧VMの低耐圧素子のみを用いて、レベルシフト回路1及び電圧VMの約2倍の電圧VHを出力できる振幅拡大回路2を実現できる。また、レベルシフト回路1及び振幅拡大回路2を有するプリドライブ回路、さらにはプリドライブ回路及びプッシュプル回路3を有するドライブ回路を実現できる。このため、第1の実施形態と同様に、論理回路全般において、各素子に必要な耐圧の約2倍の出力振幅を外部に出力できるインターフェス回路として用いることが可能である。また、電圧VHレベルを出力できる振幅拡大回路によって、プッシュプル回路3の上アーム側のNチャンネルMOSFET22を完全導通させて、主回路直流電源の電圧VXと0Vとの間をフルスイングして駆動することができる。さらに、パワースイッチング素子面積を節約する観点に立っても、パワースイッチング素子に電圧VM程度の必要最小限の耐圧を持たせる設計で足りるので、パワースイッチング素子の面積を必要最小限まで縮小することが可能となる。
【0066】
(第3の実施形態)
図3は第3の実施形態に係るPWMドライブ回路を説明するための図である。
【0067】
図3では、図2に対して、NチャンネルMOSFET26、27、28、及び29(それぞれ逆極性の第9、第7、第8、及び第10のNチャンネルMOSFETに対応する)が追加されている。また同図には、各MOSFET及び各インバータの寄生ダイオードを明示している。なお、本寄生ダイオードの位置は、NチャンネルMOSFETのPウェル電位とP型基板との間にN型層を形成したプロセスや、絶縁分離プロセスもしくはSOIプロセスを利用して各NチャンネルMOSFETのPウェル電位を独立に扱える場合を想定したものとなっている。
【0068】
上記の通り、破壊防止のために電源電圧の印加の順番として、まずVM電源線7に電源電圧VMを印加してからVH電源線6に電源電圧VHの印加を行う。VM電源線7にのみ電圧が印加されて、VH電源線6には電圧が印加されていない状態において、CMOSインバータ回路10及び15を構成するMOSFETの寄生ダイオードを介して、またはダイオード13及び14を介して、またはNチャンネルMOSFET25及びPチャンネルMOSFET17の寄生ダイオードを介して、VM電源線7からVH電源線6へ電流が流れてしまう場合がある。
【0069】
これらを防止する目的でNチャンネルMOSFET26、27、28、及び29をVM電源線7とCMOSインバータ回路10、15、NチャンネルMOSFET25、さらにダイオード13との間に挿入し、各ソース端子をCMOSインバータ回路10、15、NチャンネルMOSFET25、さらにダイオード13の低電位側の端子に、各ゲート端子をVH電源線6に、各ドレイン端子をVM電源線7に接続する。次に、VH電源線6に電圧が印加されたとき、NチャンネルMOSFET26、27、28、及び29は、そのゲート端子に電圧VHが入力されることになり、電圧VHが印加されている間は常にオン状態となる。NチャンネルMOSFET26、27、28、及び29がオンになると、ドレイン・ソース間の電位差が無くなるので、VM電源線7からVH電源線6へ電流が流れることなく、CMOSインバータ回路10、15、NチャンネルMOSFET25、及びダイオード13は上記図2で説明した場合と同様に動作する。なお、この場合のNチャンネルMOSFET26、27、28、及び29に必要な耐圧は電圧VM程度でよい。
【0070】
このように、ソース及びドレインを通常と逆方向に接続するNチャンネルMOSFET26、27、28、及び29を新たに設けることによって、VM電源線7からVH電源線6に電流が逆流することを防ぐことができる。
【0071】
また、インバータ回路9に対する制御回路4からのパルス信号の入力が停止し、長時間経過した際に、インバータ回路10の入力端子の電圧が不定になる場合を考える。この場合、A点の電位は電圧VHと電圧VMとの中間電位になる可能性があり、するとインバータ回路10を介してVH電源線6からVM電源線7に貫ける貫通電流が流れる。
【0072】
図4は上記貫通電流を避けるためのレベルシフト回路1の回路例を示す図である。図4(a)に示すレベルシフト回路1では、ゲート長をゲート幅に対して十分に長くすることによって、極めて高いオン抵抗を有するMOS抵抗として働くように設計されたNチャンネルMOSFET30(逆極性の第11のMOSFETに対応する)を追加している。この場合、A点の電位はパルス信号の入力が長時間停止したときに、電圧VMレベルに緩く固定されるので、貫通電流の発生を防止できる。
【0073】
一方、図4(b)に示すレベルシフト回路1では、上記と同様にMOS抵抗として働くPチャンネルMOSFET31(一極性の第12のMOSFETに対応する)を追加することによって、A点の電位はパルス信号の入力が長時間停止したときに、電圧VHレベルに固定されるので、貫通電流の発生を防止できる。
【0074】
なお、パルス信号の入力が停止したときには、振幅拡大回路2のPチャンネルMOSFET17がオフとなるように、PチャンネルMOSFET17のゲート・ソース間にMOS抵抗を挿入しておけば、NチャンネルMOSFET20がオンとなっても上記MOSFET17、18、19、及び20の耐圧破壊を予め避けることができる。また、これらのMOSFET30及び31は極めて高い抵抗として作用するものであるので、原理的にMOSFETの代わりに抵抗を用いてもよいことは言うまでもない。
【0075】
また、プッシュプル回路3における上アーム側のNチャンネルMOSFET22のソース端子が事故で接地短絡された場合を考える。この場合、NチャンネルMOSFET22の破壊を防ぐためには、NチャンネルMOSFET22のゲート・ソース間の電位差がVM程度を越えた場合に、C点の電位を"L"レベルまたは高インピーダンス状態にする論理回路を振幅拡大回路2のPチャンネルMOSFET17の前段に追加すればよい。
【0076】
なお、上述した各実施形態では、接地線(低電位側電源線)を接地点(GND)に接続し、VH電源線6に最高電位を与える事例で説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、低電位側電源線にマイナス電源を接続し、VM電源線7を接地点(GND)に接続し、VH電源線6にプラス電源に接続して実施しても構わない。
【0077】
さらには、VH電源線6にマイナス電源を接続し、接地線(低電位側電源線)を接地点(GND)に接続し、VH電源線6の電位と接地電位との電位差の約半分の電位をVM電源線7に与えても構わない。ただし、上述した実施形態におけるMOSFETの極性を交互に入れ替える、すなわち、PチャンネルMOSFETとNチャンネルMOSFETとを交互に入れ替える必要が生じるが、本発明を応用することが可能であり、この場合、接地線に最高電位が与えられ、VH電源線6に最低電位が与えられることになる。
【0078】
【発明の効果】
上述のように、本発明の振幅拡大回路によると、プッシュプル回路におけるパワースイッチング素子を十分に駆動させるために必要な直流電圧VHの約半分の低耐圧素子のみを用いて、電圧VMの約2倍の直流電圧VHを出力することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施形態に係るPWMドライブ回路を説明するための図である。
【図2】 第2の実施形態に係るPWMドライブ回路を説明するための図である。
【図3】 第3の実施形態に係るPWMドライブ回路を説明するための図である。
【図4】 レベルシフト回路の変形例を説明するための図である。
【図5】 従来のPWMドライブ回路を説明するための図である。
【符号の説明】
1 レベルシフト回路
2 振幅拡大回路
3 プッシュプル回路
4 制御回路
5 VDD電源線
6 VH電源線(第2の直流電源線)
7 VM電源線(中間電源線)
8 負荷
9 CMOSインバータ回路(第3のインバータ回路)
10 CMOSインバータ回路(第4のインバータ回路)
11、12 キャパシタ
13 ダイオード(第1のダイオード)
15 CMOSインバータ回路(第2のインバータ回路)
16 CMOSインバータ回路(第1のインバータ回路)
17 PチャンネルMOSFET(第1のMOSFET)
18 PチャンネルMOSFET(第2のMOSFET)
19 NチャンネルMOSFET(第4のMOSFET)
20 NチャンネルMOSFET(第3のMOSFET)
21 主回路直流電源線
22 NチャンネルMOSFETパワー素子(第1のパワースイッチング素子)
23 NチャンネルMOSFETパワー素子(第2のパワースイッチング素子)
24 PチャンネルMOSFET(第6のMOSFET)
25 NチャンネルMOSFET(第5のMOSFET)
26 NチャンネルMOSFET(第9のMOSFET)
27 NチャンネルMOSFET(第7のMOSFET)
28 NチャンネルMOSFET(第8のMOSFET)
29 NチャンネルMOSFET(第10のMOSFET)
30 NチャンネルMOSFET(第11のMOSFET)
31 PチャンネルMOSFET(第12のMOSFET)

Claims (10)

  1. 第1の電位が与えられる第1の直流電源線と、
    第2の電位が与えられる第2の直流電源線と、
    前記第1の電位と前記第2の電位との間の中間電位が与えられる中間電源線と、
    前記第1の電位と前記中間電位との間で変化する第1のパルス信号を入力とし、前記第1の直流電源線及び中間電源線からの電源供給により動作する第1のインバータ回路と、
    前記第1のパルス信号のレベルシフトを行って前記第2の電位と前記中間電位との間で変化する第2のパルス信号を出力するレベルシフト回路の出力信号を入力とし、前記第2の直流電流源線及び中間電源線からの電源供給により動作する第2のインバータ回路と、
    前記第2の直流電源線と前記第1の直流電源線との間に接続され、前記第2のインバータからの出力信号をゲートに受ける一極性の第1のMOSFETと、
    前記第1のMOSFETと前記第1の直流電源線との間に接続され、ゲートが前記中間電源線に接続される一極性の第2のMOSFETと、
    前記第2のMOSFETと前記第1の直流電源線との間に接続され、前記第1のインバータ回路からの出力信号をゲートに受ける逆極性の第3のMOSFETと、
    前記第2のMOSFETと前記第3のMOSFETとの間に接続され、ゲートが前記中間電源線に接続される逆極性の第4のMOSFETとを備え、
    前記第2のMOSFETと前記第4のMOSFETとの共通接続ノードを出力端子とする
    ことを特徴とする振幅拡大回路。
  2. 請求項1に記載の振幅拡大回路において、
    前記第1の直流電源線と前記中間電源線との間に与えられる電源電圧とほぼ同じ電源電圧が前記中間電源線と前記第2の直流電源線との間に与えられる
    ことを特徴とする振幅拡大回路。
  3. 請求項1または請求項2のいずれか1項に記載に記載の振幅拡大回路において、
    前記第1のMOSFETと前記第2のMOSFETとの共通接続ノードと、前記中間電源線との間に接続され、ゲートが前記第2の直流電線源に接続される逆極性の第5のMOSFETと、
    前記第3のMOSFETと前記第4のMOSFETとの共通接続ノードと、前記中間電源線との間に接続され、ゲートが前記第1の直流電源線に接続される一極性の第6のMOSFETとをさらに備える
    ことを特徴とする振幅拡大回路。
  4. 請求項3に記載の振幅拡大回路において、
    前記第2のインバータ回路と前記中間電源線との間に接続されるものであり、ソースが前記第2のインバータ回路の低電位側電源ノードに接続され、ドレインが前記中間電源線に接続され、ゲートが前記第2の直流電源線に接続される逆極性の第7のMOSFETをさらに備える
    ことを特徴する振幅拡大回路。
  5. 請求項3に記載の振幅拡大回路において、
    前記第5のMOSFETと前記中間電源線との間に接続されるものであり、ソースが前記第5のMOSFETのソースに接続され、ドレインが前記中間電源線に接続され、ゲートが前記第2の直流電源線に接続される逆極性の第8のMOSFETをさらに備える
    ことを特徴とする振幅拡大回路。
  6. 請求項3に記載の振幅拡大回路とレベルシフト回路とを備え、
    前記レベルシフト回路は、
    前記第1の直流電源線と、
    前記第2の直流電源線と、
    前記中間電源線と、
    前記第1のパルス信号を入力とし、前記第1の直流電源線と前記中間電源線とからの電源供給により動作する第3のインバータ回路と、
    前記第2の直流電源線と前記中間電源線とからの電源供給により動作する第4のインバータ回路と、
    アノードが前記中間電源線に接続され、カソードが前記第4のインバータ回路の入力ノードに接続される第1のダイオードと、
    前記第3のインバータ回路の出力ノードと前記第4のインバータ回路の入力ノードとの間に接続されるキャパシタとを備え、
    前記第4のインバータ回路の出力が前記第2のインバータ回路への入力となることを特徴するプリドライブ回路。
  7. 請求項6に記載のプリドライブ回路において、
    前記レベルシフト回路は、
    前記第4のインバータ回路と前記中間電源線との間に接続されるものであり、ソースが前記第4のインバータ回路の低電位側電源ノードに接続され、ドレインが前記中間電源線に接続され、ゲートが前記第2の直流電源線に接続される逆極性の第9のMOSFETと、
    前記第1のダイオードのアノードと前記中間電源線との間に接続されるものであり、ソースが前記第1のダイオードのアノードに接続され、ドレインが前記中間電源線に接続され、ゲートが前記第2の直流電源線に接続される逆極性の第10のMOSFETとをさらに備える
    ことを特徴とするプリドライブ回路。
  8. 請求項6または請求項7のいずれか1項に記載のプリドライブ回路において、
    前記レベルシフト回路は、
    前記中間電源線と、前記第4のインバータ回路の入力ノードとの間に接続され、ゲートが前記第2の直流電源線に接続される高抵抗として働く第11のMOSFETをさらに備える
    ことを特徴とするプリドライブ回路。
  9. 請求項6または請求項7のいずれか1項に記載のプリドライブ回路において、
    前記レベルシフト回路は、
    前記第2の直流電源線と、前記第4のインバータ回路の入力ノードとの間に接続され、ゲートが前記中間電源線に接続される高抵抗として働く第12のMOSFETをさらに備える
    ことを特徴とするプリドライブ回路。
  10. 請求項1または請求項3のいずれか1項に記載の振幅拡大回路とプッシュプル回路とを備え、
    前記プッシュプル回路は、
    所定の電源線と前記第1の直流電源線との間に接続され、前記振幅拡大回路における出力端子からの出力信号をゲートに受ける第1のパワースイッチング素子と、
    前記第1のパワースイッチング素子と前記第1の直流電源線との間に接続され、前記第1のパルス信号をゲートに受ける第2のパワースイッチング素子とを備え、
    前記第1のパワースイッチング素子と前記第2のパワースイッチング素子との共通接続ノードを出力端子とする
    ことを特徴とするドライブ回路。
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