JPH11341851A - モータ異常検出装置 - Google Patents

モータ異常検出装置

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JPH11341851A
JPH11341851A JP14444098A JP14444098A JPH11341851A JP H11341851 A JPH11341851 A JP H11341851A JP 14444098 A JP14444098 A JP 14444098A JP 14444098 A JP14444098 A JP 14444098A JP H11341851 A JPH11341851 A JP H11341851A
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motor
voltage
power elements
power supply
power
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JP14444098A
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English (en)
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Takumi Kamiya
巧 神谷
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Aisan Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置全体の小型化、コストの低減及び電流ロ
スの低減を図ることを可能にしたモータの異常検出装置
を提供すること。 【解決手段】 4個のパワー素子よりなるHブリッジ回
路により駆動されるモータの異常を検出するモータ異常
検出装置であって、駆動回路2が、4個のパワー素子の
うち互いに対応する一対のパワー素子をオンし、残りの
互いに対応する他の一対のパワー素子をオフすることに
よりモータに駆動用の電流を供給するようにしたもので
あり、モータの電源側端子における電圧を検出する電圧
検出回路7,8と、電圧検出回路7,8が検出した電圧
値が、電源電圧の所定割合電圧値以下のときに、モータ
に異常があると判断する判断手段とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、自動車
用エンジンにおけるスロットルバルブの電子制御等のた
めに使われるモータに係り、そのモータの異常を検出す
るのに好適なモータ異常検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のモータとして、4個のパ
ワー素子より構成されたHブリッジ回路を含む駆動回路
により駆動されるDCモータがある。この種のモータで
は、モータ線が地絡したり、パワー素子が短絡したりし
たときに、モータやパワー素子に短絡電流が流れて、モ
ータが異常に動作したり、パワー素子が破壊したりする
おそれがあった。そこで、モータの駆動回路に流れる電
流を監視し、一定値以上の過電流が流れたときにそれを
異常として検出する異常検出装置が提案されている。
【0003】特開平4−46867号公報はこの種の異
常検出装置の一例を開示する。図7に示すように、この
公報の異常検出装置は、第1〜第4の4個のパワー素子
Q1,Q2,Q3,Q4よりなるHブリッジ回路21を
含む駆動回路22を検出対象としている。Hブリッジ回
路21は、各パワー素子Q1〜Q4のそれぞれに並列に
接続された第1〜第4のダイオードD1,D2,D3,
D4を有する。制御装置23は、各パワー素子Q1〜Q
4をオン・オフ制御することにより、モータ24に対す
る電流の供給を制御する。この異常検出装置は、第1の
電流検出回路25及び第2の電流検出回路26を備え
る。第1の電流検出回路25はモータ24に直列に接続
された第1の電流検出抵抗(シャント抵抗)27を、第
2の電流検出回路26は同じくモータ24に直列に接続
された第2のシャント抵抗28を備える。第1の電流検
出回路25は、第1のシャント抵抗27の端子間電圧を
検出することにより、駆動回路22に流れる電流、延い
てはモータ24に流れる電流を検出する。第2の電流検
出回路26は、第2のシャント抵抗28の端子間電圧を
検出することにより、モータ24に流れる電流を検出す
る。
【0004】モータ24が正常な場合、制御装置23が
第1及び第4のパワー素子Q1,Q4をオンし、第2及
び第3のパワー素子Q2,Q3をオフすることにより、
モータ24には正方向Aに電流が流れる。その後、制御
装置23が第1及び第4のパワー素子Q1,Q4をオフ
し、第2及び第3のパワー素子Q2,Q3をオフするこ
とにより、モータ24のコイルに逆起電力が発生し、第
3のダイオードD3、モータ24及び第2のダイオード
D2の順で正方向Aに電流が流れ、コイルエネルギーが
消化される。一方、制御装置23が第2及び第3のパワ
ー素子Q2,Q3をオンし、第1及び第4のパワー素子
Q1,Q4をオフすることにより、モータ24には逆方
向Bに電流が流れる。その後、制御装置23が第2及び
第3のパワー素子Q2,Q3をオフし、第1及び第4の
パワー素子Q1,Q4をオフすることにより、モータ2
4のコイルに逆起電力が発生し、第4のダイオードD
4、モータ24及び第1のダイオードD1の順で逆方向
Bに電流が流れ、コイルエネルギーが消化される。
【0005】ここで、各電流検出回路25,26は、そ
れらのシャント抵抗27,28により駆動回路22及び
モータ24を流れる電流を検出する。即ち、各シャント
抵抗27,28に電流が流れることにより、それらシャ
ント抵抗27,28の端子間には電流に比例した電位差
が発生する。モータ24に断線による異常が発生した場
合、各シャント抵抗27,28には電流が流れなくな
る。モータ24に短絡による異常が発生した場合、各シ
ャント抵抗27,28には電流が過剰に流れることにな
る。各電流検出回路25,26は、それらのシャント抵
抗27,28における上記の電流変化を検出し、制御装
置23へ出力する。制御装置23は、各電流検出回路2
5,26からの電流値に基づいてモータ24の異常を判
断し、必要に応じて各パワー素子Q1〜Q4をオフする
ことにより、モータ24に対する通電を遮断する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
異常検出装置では、電流検出のために使用される各シャ
ント抵抗27,28の外形が比較的大きいことから、そ
れらをプリント基板上に設けるのに特別なスペースが必
要となる。又、各シャント抵抗27,28がモータ24
に直列に接続されることから、それらの抵抗27,28
における電流ロスが大きくなる傾向にある。しかも、モ
ータ24が短絡した場合には、シャント抵抗27,28
に過大な電流が流れて過熱するおそれがあることから、
シャント抵抗27,28それ自体の許容電流を大きくす
る必要がある。更に、許容電流の大きいシャント抵抗2
7,28は、一般に高価なことから、装置全体がコスト
高になるという問題もある。
【0007】この発明は上記の事情に鑑みてなされたも
のであって、その目的は、装置全体の小型化、コストの
低減及び電流ロスの低減を図ることを可能にしたモータ
の異常検出装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のモータ異常検出手段は、次の構成を有して
いる。 (1)4個のパワー素子よりなるHブリッジ回路により
駆動されるモータの異常を検出するモータ異常検出装置
であって、駆動回路が、4個のパワー素子のうち互いに
対応する一対のパワー素子をオンし、残りの互いに対応
する他の一対のパワー素子をオフすることによりモータ
に駆動用の電流を供給するようにしたものであり、モー
タの電源側端子における電圧を検出する電圧検出手段
と、電圧検出手段が検出した電圧値が、電源電圧の所定
割合電圧値以下のときに、モータに異常があると判断す
る判断手段とを備えている。
【0009】(2)4個のパワー素子よりなるHブリッ
ジ回路により駆動されるモータの異常を検出するモータ
異常検出装置であって、駆動回路が、4個のパワー素子
のうち互いに対応する一対のパワー素子をオンし、残り
の互いに対応する他の一対のパワー素子をオフすること
によりモータに駆動用の電流を供給するようにしたもの
であり、モータのアース側端子における電圧を検出する
電圧検出手段と、電圧検出手段が検出した電圧値が、電
源電圧の所定割合電圧値以上のときに、モータに異常が
あると判断する判断手段とを備えている。
【0010】上記の(1)の構成によれば、パワー素子
のオン抵抗値が一定であり、モータも正常ならば見かけ
上の抵抗値が一定であり、モータの電源側端子の電圧
が、電源電圧の95%以下になることはない。一方、モ
ータがロックしたり、モータに短絡が発生すると、モー
タの見かけ上の抵抗値が低下し、モータの電源側端子の
電圧が、電源電圧の95%以下となる。従って、モータ
の電源側端子の電圧が、電源電圧の95%以下になった
ときに、モータを異常と判断する。これによれば、電流
検出抵抗(シャント抵抗)を設ける場合とは異なり、プ
リント基板上に特別なスペースを設ける必要がない。
又、モータで発生する逆起電力を利用してパワー素子の
電圧変化を検出していることから、電圧検出のために無
駄な電流が消費されることがない。
【0011】上記の(2)の構成によれば、パワー素子
のオン抵抗値が一定であり、モータも正常ならば見かけ
上の抵抗値が一定であり、モータのアース側端子の電圧
が、電源電圧の5%以上になることはない。一方、モー
タがロックしたり、モータに短絡が発生すると、モータ
の見かけ上の抵抗値が低下し、モータのアース側端子の
電圧が、電源電圧の5%以上となる。従って、モータの
電源側端子の電圧が、電源電圧の95%以下になったと
きに、モータを異常と判断する。これによれば、電流検
出抵抗(シャント抵抗)を設ける場合とは異なり、プリ
ント基板上に特別なスペースを設ける必要がない。又、
モータで発生する逆起電力を利用してパワー素子の電圧
変化を検出していることから、電圧検出のために無駄な
電流が消費されることがない。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明のモータの異常検出
装置を具体化した第1の実施の形態を図1〜3を参照し
て詳細に説明する。この実施の形態では、自動車用エン
ジンにおけるスロットルバルブの電子制御のために使わ
れるDCモータのモータ異常検出装置に具体化したもの
とする。
【0013】図1は本実施の形態におけるモータの異常
検出装置の電気回路図を示す。モータ異常検出装置は、
第1〜第4の4個のパワー素子Q1,Q2,Q3,Q4
よりなるHブリッジ回路1を含む駆動回路2を備える。
駆動回路2は、モータ3を駆動するためのものである。
Hブリッジ回路1は、電界トランジスタ(FET)より
構成されるものである。Hブリッジ回路1には、保護回
路4及びバッテリ5がそれぞれ直列に接続される。Hブ
リッジ回路1において、モータ3は、第1及び第3のパ
ワー素子Q1,Q3の間、並びに第2及び第4のパワー
素子Q2,Q3の間にそれぞれ接続される。保護回路4
は、モータ3等の異常時に、駆動回路2(Hブリッジ回
路1)に対する電流の供給を遮断するためのものであ
る。
【0014】駆動回路2(Hブリッジ回路1)は、モー
タ3を例えば右回転させる場合、4個のパワー素子Q1
〜Q4のうち互いに対応する一対の第1及び第4のパワ
ー素子Q1,Q4をオンし、残りの互いに対応する一対
の第2及び第3のパワー素子Q2,Q3をオフすること
により、モータ3に駆動用の正方向Aの電流を供給す
る。一方、駆動回路2(Hブリッジ回路1)は、モータ
を左回転させる場合に、対応する一対の第2及び第3の
パワー素子Q2,Q3をオンし、残りの一対の第1及び
第4のパワー素子Q1,Q4をオフすることにより、モ
ータ3に駆動用の逆方向Bの電流を供給する。スロット
ルバルブの制御においては、短時間の内にモータ3の回
転方向の正逆が頻繁に変化される。
【0015】本発明の判断手段に相当するマイコン6
は、各パワー素子Q1〜Q4を選択的にオン・オフ制御
することにより、駆動回路2(Hブリッジ回路1)を制
御し、モータ3に対する電流の供給を制御すると共に、
その電流の方向を正方向A及び逆方向Bの間で切り換え
る。そのために、各パワー素子Q1〜Q4のゲートはそ
れぞれマイコン6の出力端子に接続される。保護回路4
は、マイコン4の出力端子に接続される。
【0016】モータ異常検出装置は、第1の電圧検出回
路7と第2の電圧検出回路8とを備える。第1の電圧検
出回路7は、モータ3の第2パワー素子Q2側における
電圧を検出するためのものである。第2の電圧検出回路
8は、モータ3の第1パワー素子Q1側における電圧を
検出するためのものである。第1及び第2の電圧検出回
路7,8は、本発明の電圧検出手段の一部を構成するも
のである。
【0017】次に、モータ3の異常を検出するためにマ
イコン6が実行する処理内容を図2のフローチャートに
従って説明する。モータ3の右回転要求があるか否かチ
ェックする(S11)。右回転要求があれば(S11;
YES)、S12に進み、右回転要求がなければ(S1
1;NO)、S17に進む。S12では、第1及び第4
パワー素子Q1,Q4をオンにする。次ぎに、第1電圧
検出回路7の電圧が電源電圧の5%以上か否かチェック
する(S13)。5%以上でなければ(S13;N
O)、モータ3は正常であると判断し、S22へ進む。
一方、5%以上である場合には(S13;YES)、モ
ータ3に異常が発生しているとし判断し(S14)、パ
ワー素子Q1,Q4をオフする(S15)。そして、保
護回路4により電流をカットする(S16)。
【0018】モータ3への右回転要求がない場合(S1
1;NO)、モータ3への左回転要求があるか否かチェ
ックする(S17)。モータ3への左回転要求もない場
合(S17;NO)、S22へ進む。モータ3への左回
転要求がある場合(S17;YES)、パワー素子Q
2,Q3をオンする(S18)。次ぎに、第1電圧検出
回路7の電圧が電源電圧の95%以下か否かチェックす
る(S19)。95%以下でなければ(S19;N
O)、モータ3は正常であると判断し、S22へ進む。
一方、95%以下である場合には(S19;YES)、
モータ3に異常が発生しているとし判断し(S20)、
パワー素子Q2,Q3をオフする(S21)。そして、
保護回路4により電流をカットする(S16)。
【0019】次ぎに、上記構成を有するモータ異常検出
装置の作用を説明する。図3に図1の各点における電圧
値を示す。横軸は、時間である。1番上は、パワー素子
Q1,Q4のゲート電圧を示し、2番目は、パワー素子
Q2,Q3のゲート電圧を示す。パワー素子Q1,Q4
がオンしていてパワー素子Q2,Q3がオフしていると
き、モータ3が右回転する。また、パワー素子Q2,Q
3がオンしていてパワー素子Q1,Q4がオフしている
とき、モータ3が左回転する。それらのとき、モータ3
のパワー素子Q2側の端子における電圧値を第1電圧検
出回路7の出力として3番目に示す。モータ3が正常な
らば、3番目に示すような電圧値を示す。
【0020】モータ3が右回転しているときは、モータ
3のパワー素子Q2側の端子は、アース側端子である。
パワー素子Qはオン抵抗を持ち、その抵抗値は約0.1
オームである。また、モータ3が正常なときの見かけ上
の抵抗値は約10オームであるから、電源電圧として1
4ボルトを使用したとき、モータ3のアース側端子にお
ける電圧はゼロとはならず、L1=約0.1ボルトとな
る。次ぎに、モータが左回転しているときは、モータ3
のパワー素子Q2側の端子は、電源側端子である。パワ
ー素子Qはオン抵抗を持ち、その抵抗値は約0.1オー
ムである。また、モータ3が正常なときの見かけ上の抵
抗値は約10オームであるから、電源電圧として14ボ
ルトを使用したとき、モータ3の電源側端子における電
圧は14ボルトとはならず、14−H1=約13.9ボ
ルトとなる。ここで、H1=0.1ボルトである。
【0021】次ぎに、モータ3が外部的要因によりロッ
クされた場合について説明する。4番目のデータに示す
ように、モータ3のアース側端子での電圧がL2と高く
なり、また、モータ3の電源側端子での電圧がH2低く
なる。これは、モータ3がロックしたため、モータ3の
見かけ上の抵抗値が減少するためである。一般にモータ
が正常の場合におけるモータ3のアース側電圧の変化
は、電源電圧の5%以下であるので、本実施の形態で
は、モータ異常の判断基準として電源電圧の5%を採用
している。また、一般にモータが正常の場合におけるモ
ータ3の電源側電圧の変化は、電源電圧の95%以内で
あるので、本実施の形態では、モータ異常の判断基準と
して電源電圧の95%を採用している。
【0022】次ぎに、モータ3の内部コイル等に短絡が
発生した場合について説明する。5番目のデータに示す
ように、モータの電源側端子もアース側端子も14/2
=7ボルトの電圧値を示す。これによれば、アース側端
子の電圧が電源電圧の5%以上あるため、モータ異常検
出装置は、異常を判断する。また、電源電圧側端子の電
圧が95%以下となるため、モータ異常検出装置は、異
常を判断する。
【0023】以上詳細に説明したように、本実施の形態
のモータ異常検出装置によれば、駆動回路2が、4個の
パワー素子のうち互いに対応する一対のパワー素子をオ
ンし、残りの互いに対応する他の一対のパワー素子をオ
フすることによりモータ3に駆動用の電流を供給するよ
うにしたものであり、モータの電源側端子における電圧
を検出する電圧検出回路7,8と、電圧検出回路7,8
が検出した電圧値が、電源電圧の所定割合電圧値以下の
ときに、モータに異常があると判断する判断手段とを備
えているので、モータがロックしたり、モータに短絡が
発生すると、モータの見かけ上の抵抗値が低下し、モー
タの電源側端子の電圧が、電源電圧の95%以下とな
る。従って、モータの電源側端子の電圧が、電源電圧の
95%以下になったときに、モータを異常と判断でき
る。
【0024】また、本実施の形態のモータ異常検出装置
によれば、駆動回路2が、4個のパワー素子のうち互い
に対応する一対のパワー素子をオンし、残りの互いに対
応する他の一対のパワー素子をオフすることによりモー
タに駆動用の電流を供給するようにしたものであり、モ
ータのアース側端子における電圧を検出する電圧検出回
路7,8と、電圧検出回路7,8が検出した電圧値が、
電源電圧の所定割合電圧値以上のときに、モータに異常
があると判断する判断手段とを備えているので、モータ
がロックしたり、モータに短絡が発生すると、モータの
見かけ上の抵抗値が低下し、モータのアース側端子の電
圧が、電源電圧の5%以上となる。従って、モータの電
源側端子の電圧が、電源電圧の95%以下になったとき
に、モータを異常と判断できる。
【0025】尚、この発明は前記各実施の形態に限定さ
れるものではなく、発明の趣旨を逸脱することのない範
囲で以下のように実施することができる。本実施の形態
では、電圧検出回路としてモータの両端を検出している
が、どちらか一方を省略することも可能である。
【0026】
【発明の効果】本発明のモータ異常検出装置によれば、
駆動回路が、4個のパワー素子のうち互いに対応する一
対のパワー素子をオンし、残りの互いに対応する他の一
対のパワー素子をオフすることによりモータ3に駆動用
の電流を供給するようにしたものであり、モータの電源
側端子における電圧を検出する電圧検出手段と、電圧検
出手段が検出した電圧値が、電源電圧の所定割合電圧値
以下のときに、モータに異常があると判断する判断手段
とを備えているので、モータがロックしたり、モータに
短絡が発生すると、モータの見かけ上の抵抗値が低下
し、モータの電源側端子の電圧が、電源電圧の電源電圧
の所定割合電圧値以下となる。従って、モータの電源側
端子の電圧が、電源電圧の所定割合電圧値以下になった
ときに、モータを異常と判断できる。これによれば、電
流検出抵抗(シャント抵抗)を設ける場合とは異なり、
プリント基板上に特別なスペースを設ける必要がない。
又、モータで発生する逆起電力を利用してパワー素子の
電圧変化を検出していることから、電圧検出のために無
駄な電流が消費されることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】モータの異常検出装置を示す電気回路図であ
る。
【図2】モータの異常検出のための処理内容を示すフロ
ーチャートである。
【図3】異常検出に係る各種パラメータの挙動を示すタ
イムチャートである。
【符号の説明】
1 Hブリッジ回路 2 駆動回路 3 モータ 6 マイコン(判断手段を構成する。) 7 第1の電圧検出回路 8 第2の電圧検出回路 Q1〜Q4 第1〜第4のパワー素子

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 4個のパワー素子よりなるHブリッジ回
    路により駆動されるモータの異常を検出するモータ異常
    検出装置において、 前記駆動回路が、前記4個のパワー素子のうち互いに対
    応する一対のパワー素子をオンし、残りの互いに対応す
    る他の一対のパワー素子をオフすることにより前記モー
    タに駆動用の電流を供給するようにしたものであり、 前記モータの電源側端子における電圧を検出する電圧検
    出手段と、 前記電圧検出手段が検出した電圧値が、電源電圧の所定
    割合電圧値以下のときに、前記モータに異常があると判
    断する判断手段とを備えたことを特徴とするモータ異常
    検出装置。
  2. 【請求項2】 4個のパワー素子よりなるHブリッジ回
    路により駆動されるモータの異常を検出するモータ異常
    検出装置において、 前記駆動回路が、前記4個のパワー素子のうち互いに対
    応する一対のパワー素子をオンし、残りの互いに対応す
    る他の一対のパワー素子をオフすることにより前記モー
    タに駆動用の電流を供給するようにしたものであり、 前記モータのアース側端子における電圧を検出する電圧
    検出手段と、 前記電圧検出手段が検出した電圧値が、電源電圧の所定
    割合電圧値以上のときに、前記モータに異常があると判
    断する判断手段とを備えたことを特徴とするモータ異常
    検出装置。
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