JPH0847287A - モータのホール素子異常時保護回路 - Google Patents

モータのホール素子異常時保護回路

Info

Publication number
JPH0847287A
JPH0847287A JP6204633A JP20463394A JPH0847287A JP H0847287 A JPH0847287 A JP H0847287A JP 6204633 A JP6204633 A JP 6204633A JP 20463394 A JP20463394 A JP 20463394A JP H0847287 A JPH0847287 A JP H0847287A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hall element
motor
comparator
failure
circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6204633A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiaki Isomura
俊章 磯村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsuba Corp
Original Assignee
Mitsuba Electric Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsuba Electric Manufacturing Co Ltd filed Critical Mitsuba Electric Manufacturing Co Ltd
Priority to JP6204633A priority Critical patent/JPH0847287A/ja
Publication of JPH0847287A publication Critical patent/JPH0847287A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 磁極センサに用いたホール素子のオープンま
たはショート故障時に於けるモータ駆動制御の異常状態
を防止する。 【構成】 モータの磁極センサとしてのホール素子11
をオペアンプ12からの定電流化された制御電流Icに
より駆動し、ホール素子11の正負の出力を互い違いに
一対のコンパレータCP1・CP2に入力し、各トラン
ジスタQ1・Q2を介して各コイルL1・L2を交互に
励磁してモータを回転させる。ホール素子11のショー
ト故障を接地側電圧の変化により第1のコンパレータ2
により検出し、オープン故障を電源側電圧の変化により
第2のコンパレータ3により検出して、故障時には各コ
ンパレータにより両トランジスタをオフ状態にする。 【効果】 簡単な回路構成でホール素子のオープンまた
はショート故障を検出してモータの異常駆動を防止でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、モータのホール素子異
常時保護回路に関し、特に、磁極センサにホール素子を
用いたモータのホール素子異常時保護回路に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばブラシレスモータを駆動する場合
にその磁極センサにホール素子を用いる場合がある。そ
のようなモータ駆動制御として2相半波方式を用いた回
路の一例を図2に示す。
【0003】図2においては、モータの磁極センサとし
てのホール素子11にオペアンプ12からの制御電流I
cを流し、そのホール素子11の正負の信号出力を互い
違いになる組み合わせで、一対の互いに並列に設けられ
たコンパレータCP1・CP2にそれぞれ入力して、両
コンパレータCP1・CP2にて反転・非反転出力を作
るようにしている。そして、一方のコンパレータCP1
の出力によりトランジスタQ1(FET)を駆動し、他
方のコンパレータCP2の出力によりトランジスタQ2
(FET)を駆動して、モータの各コイルL1・L2を
交互に励磁して、モータを駆動する。
【0004】この従来の回路に於いては、ホール素子1
1に例えば入力端子間にオープンまたはショート故障が
生じた場合には、次段のコンパレータの入力オフセット
などにより、両トランジスタQ1・Q2のいずれか一方
が常時オン状態になる虞がある。さらに場合によっては
両者共に常時オン状態になることが考えられ、そのよう
な場合には両トランジスタQ1・Q2にロック電流に相
当する電流が通電されたままになるという問題が生じ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような従来技術の
問題点に鑑み、本発明の主な目的は、磁極センサに用い
たホール素子のオープンまたはショート故障時に於ける
モータ駆動制御の異常状態を防止し得るモータのホール
素子異常時保護回路を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的は、本発
明によれば、モータの磁極センサとしてのホール素子を
定電流駆動するためのホール素子制御回路と、前記ホー
ル素子からの信号出力の増減に応じて前記モータのコイ
ルに流す電流を制御するための駆動回路と、前記ホール
素子のオープン及びショートの各故障を検出すると共に
当該故障検出時には前記駆動回路の駆動を防止するため
の異常時駆動防止回路とを有し、前記異常時駆動防止回
路が、前記ホール素子の接地側の電位と第1の電圧閾値
とを比較する第1コンパレータと、前記ホール素子の電
源側の電位と第2の電圧閾値とを比較する第2のコンパ
レータとを有し、前記接地側電位が前記第1の電圧閾値
よりも低下しまたは前記電源側電位が前記第2の電圧閾
値よりも低下した場合の前記各コンパレータの出力によ
り前記駆動回路の駆動を無効にすることを特徴とするモ
ータのホール素子異常時保護回路を提供することにより
達成される。
【0007】
【作用】このようにすれば、ホール素子のオープン故障
をホール素子の接地側の電位と第1の電圧閾値とを比較
する第1コンパレータにより判別できると共に、ホール
素子のショート故障をホール素子の電源側の電位と第2
の電圧閾値とを比較する第2のコンパレータにより判別
でき、いずれの場合に於いても故障と判断した各コンパ
レータの出力により駆動回路の駆動を無効にすることか
ら、ホール素子の異常時にモータが駆動されることがな
い。
【0008】
【実施例】以下、本発明の好適実施例を添付の図面につ
いて詳しく説明する。
【0009】図1は、本発明が適用されたブラシレスモ
ータの2相半波方式を用いた制御回路の要部回路図であ
り、前記従来例と同様の部分については同一の符号を付
してその詳しい説明を省略する。図1において、コネク
タCN1を介して接続されたホール素子11に制御電流
を流すためのオペアンプ12の非反転端子には、電源V
i及び接地間に直列に接続された両抵抗R1・R2のノ
ードから取り出した基準電圧Vr1が入力し、反転入力端
子にはホール素子11の接地側の電圧V1が入力するよ
うになっている。また、ホール素子11の接地側は抵抗
R3を介して接地されている。
【0010】これら抵抗R1・R2・R3とオペアンプ
12とによりホール素子制御回路が構成され、ホール素
子11を駆動する制御電流Icをホール素子11の入力
抵抗Rdのばらつきに影響されることなく定電流にして
いる。この制御電流Icが、Ic=Vr1/R3となるよう
に、オペアンプ12の出力Voutが動作する。ここで出
力Voutとしては、入力抵抗Rdが最大(Rdmax)の場合
でも制御電流Icを上記定電流として供給できる必要が
あり、オペアンプ12の出力Voutが最低でも、Vout=
Ic(Rdmax+R3)となるようにする。すなわち、オ
ペアンプ12の電源電圧Vccを、出力降下分として例え
ば1.5V程度を考えて、Vcc=(Vout+1.5)V
にすると良い。
【0011】ホール素子11の負出力が、抵抗R4を介
して一方のコンパレータCP1の反転入力端子に入力す
ると共に他方のコンパレータCP2の非反転入力端子に
入力し、ホール素子11の正出力が、抵抗R5を介して
一方のコンパレータCP1の非反転入力端子に入力する
と共に他方のコンパレータCP2の反転入力端子に入力
するようになっている。一方のコンパレータCP1の出
力ラインは、電源Viに抵抗R6を介して接続されてい
ると共に抵抗R7を介してトランジスタQ1(FET)
のゲートに接続されている。また、他方のコンパレータ
CP2の出力ラインは、電源Viに抵抗R7を介して接
続されていると共に抵抗R8を介してトランジスタQ2
(FET)のゲートに接続されている。
【0012】なお、これらトランジスタQ1・Q2によ
り駆動回路が構成され、各トランジスタQ1・Q2は、
ゲートが高電圧状態(Hi)になるとオンし、低電圧状
態(Lo)ではオフになるものであり、コネクタCN2
を介してそれぞれモータの第1及び第2のコイルL1・
L2と接続されている。そして、トランジスタQ1がオ
ン状態になると第1のコイルL1に電流が流れ、トラン
ジスタQ2がオン状態になると第2のコイルL2に電流
が流れ、従来例と同様にモータが回転する。
【0013】本発明による回路では、図1に示されるよ
うに異常時駆動防止回路1が設けられている。この異常
時駆動防止回路1には第1及び第2のコンパレータ2・
3が互いに並列に設けられている。第1のコンパレータ
2の非反転入力端子にはホール素子11と抵抗R3との
ノードが接続され、第1のコンパレータ2の反転入力端
子には、電源Vi及び接地間に直列に接続された両抵抗
R10・R11のノードの電圧が入力するようにされて
いる。また、第2のコンパレータ3の非反転入力端子に
はオペアンプ12とホール素子11とのノードが接続さ
れ、第2のコンパレータ3の反転入力端子には、電源V
i及び接地間に直列に接続された両抵抗R12・R13
のノードの電圧が入力するようにされている。
【0014】上記第1及び第2のコンパレータ2・3の
出力端子は、1つにまとめられて、一方のコンパレータ
CP1及び抵抗R7のノードに逆向きに接続されたダイ
オードD1を介して接続されると共に、他方のコンパレ
ータCP2及び抵抗R9のノードにも逆向きに接続され
たダイオードD2を介して接続されている。
【0015】第1のコンパレータ2の非反転入力端子へ
の入力電圧V1は、V1=Ic・R3となり、第2のコ
ンパレータ3の非反転入力端子への入力電圧V2は、V
2=Ic(Rd+R3)となる。また、第1のコンパレー
タ2の反転入力端子への入力基準電圧Vr2を、両抵抗R
10・R11の値により、Ic・R3よりもわずかに低
く設定しておく。同様に、第2のコンパレータ3の反転
入力端子への入力基準電圧Vr3を、両抵抗R12・R1
3の値により、Ic(Rdmin+R3)よりもわずかに低
く設定しておく。ここでRdminはホール素子11の入力
抵抗値の最低値である。
【0016】次に、本回路の作動要領について以下に示
す。ホール素子11の入力オープン故障が生じた場合に
は、入力電圧V1が抵抗R3を介して接地されるため、
Vr2>V1となり、第1のコンパレータ2のLo出力に
より両トランジスタQ1・Q2のゲート電圧が共にLo
になって、両トランジスタQ1・Q2が共にオフ状態な
る。従って、モータが駆動されることがない。
【0017】また、ホール素子11の入力ショート故障
が生じた場合には、入力電圧V2が、V2=V1(=I
c・R3)となる。正常時でもV2は、素子により異な
った値となり、Ic(Rdmin+R3)=<V2=<Ic
(Rdmax+R3)の間であり、上記ショート故障時には
Vr3>V2となり、第2のコンパレータ3の出力がLo
となり、上記オープン故障時と同様に両トランジスタQ
1・Q2が共にオフ状態なって、モータが駆動されるこ
とがない。
【0018】このように、オペアンプ12の電源電圧V
cc及び第1及び第2のコンパレータ2の各基準電圧Vr2
・Vr3の設定によって、ホール素子11の入力抵抗Rd
が規格値と異なった状態を検出でき、その場合のトラン
ジスタ駆動出力を防止できる。すなわち、Voutの飽和
を利用して、入力抵抗値が最大規格値Rdmax以上のもの
の場合には制御電流Icが小さくなるため、ホール素子
11の入力オープン故障検出と同様に、入力抵抗値が最
小規格値Rdminを下回るものの場合にはホール素子11
の入力ショート故障検出と同様にして検出可能である。
また、コネクタCN2のみ未接続の場合に電源電圧Vi
が印加された場合も、モータ駆動出力を防止できる。
【0019】
【発明の効果】このように本発明によれば、ホール素子
の接地側及び電源側の各電位をそれぞれ対応する各コン
パレータの各閾値と比較して、ホール素子のオープン及
びショート故障をそれぞれ検出でき、検出時のコンパレ
ータの出力により駆動回路のモータ駆動状態を無効にす
ることから、簡単な回路構成で、ホール素子の異常時に
駆動回路が駆動し続けるような異常状態を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されたブラシレスモータの制御回
路の要部回路図。
【図2】従来のブラシレスモータの制御回路の要部回路
図。
【符号の説明】
1 異常時駆動防止回路 2 第1のコンパレータ 3 第2のコンパレータ 11 ホール素子 12 オペアンプ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータの磁極センサとしてのホール素子
    を定電流駆動するためのホール素子制御回路と、前記ホ
    ール素子からの信号出力の増減に応じてモータコイルに
    流す電流を制御するための駆動回路と、前記ホール素子
    のオープン及びショートの各故障を検出すると共に当該
    故障検出時には前記駆動回路の駆動を防止するための異
    常時駆動防止回路とを有し、 前記異常時駆動防止回路が、前記ホール素子の接地側の
    電位と第1の電圧閾値とを比較する第1コンパレータ
    と、前記ホール素子の電源側の電位と第2の電圧閾値と
    を比較する第2のコンパレータとを有し、前記接地側電
    位が前記第1の電圧閾値よりも低下しまたは前記電源側
    電位が前記第2の電圧閾値よりも低下した場合の前記各
    コンパレータの出力により前記駆動回路の駆動を無効に
    することを特徴とするモータのホール素子異常時保護回
    路。
JP6204633A 1994-08-04 1994-08-04 モータのホール素子異常時保護回路 Pending JPH0847287A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6204633A JPH0847287A (ja) 1994-08-04 1994-08-04 モータのホール素子異常時保護回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6204633A JPH0847287A (ja) 1994-08-04 1994-08-04 モータのホール素子異常時保護回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0847287A true JPH0847287A (ja) 1996-02-16

Family

ID=16493712

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6204633A Pending JPH0847287A (ja) 1994-08-04 1994-08-04 モータのホール素子異常時保護回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0847287A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106324332A (zh) * 2015-07-06 2017-01-11 深圳市沃特玛电池有限公司 电池管理系统的电流采样电路
CN108871670A (zh) * 2018-07-09 2018-11-23 西北工业大学 飞机全电刹车系统压力传感器故障检测方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106324332A (zh) * 2015-07-06 2017-01-11 深圳市沃特玛电池有限公司 电池管理系统的电流采样电路
CN108871670A (zh) * 2018-07-09 2018-11-23 西北工业大学 飞机全电刹车系统压力传感器故障检测方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5298797A (en) Gate charge recovery circuit for gate-driven semiconductor devices
US7969206B2 (en) Semiconductor element drive circuit
US7902775B2 (en) Motor driving device
JP3566214B2 (ja) モータ駆動制御装置
JPH1042586A (ja) モータ駆動回路
JPH0847287A (ja) モータのホール素子異常時保護回路
JP2000308250A (ja) 電源供給制御装置および電源供給制御方法
JP4148243B2 (ja) 異常検出回路
EP1263126B1 (en) Apparatus for controlling the rotation of a step motor
JP2003348882A (ja) モータ駆動回路の故障検出回路
JP3676168B2 (ja) 電源供給制御装置
JPH0799796A (ja) ステッピングモータの駆動装置
WO2008032727A1 (fr) Dispositif d'entraînement par moteur sans balais monophasé
JPH04142468A (ja) インテリジェントicの過電流検出回路
JP2007097333A (ja) 電源ショート保護回路
JP3098879B2 (ja) 磁束密度検出装置
JPH04238272A (ja) 漏洩電流検知機能を備えた電力供給回路
JP3203521B2 (ja) 負荷の断線検知回路
KR0184564B1 (ko) 모터 보호 회로
JP2002191122A (ja) 直流負荷駆動装置
KR100760854B1 (ko) 모터 보호 회로
JP2002231529A (ja) 電磁作動器駆動装置
JP3541099B2 (ja) 電圧検出回路
JP3019185B2 (ja) 回転検出装置
KR100281174B1 (ko) 전자비례밸브구동제어회로