JP3019185B2 - 回転検出装置 - Google Patents

回転検出装置

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JP3019185B2
JP3019185B2 JP6206804A JP20680494A JP3019185B2 JP 3019185 B2 JP3019185 B2 JP 3019185B2 JP 6206804 A JP6206804 A JP 6206804A JP 20680494 A JP20680494 A JP 20680494A JP 3019185 B2 JP3019185 B2 JP 3019185B2
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power supply
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真佐樹 広田
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Yazaki Corp
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  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は回転検出装置に関し、特
に、例えば車両のトランスミッションを介して駆動され
る車輪駆動軸などに連動して回転される回転体の回転速
度に応じた周波数のパルスを出力させるようにした回転
検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の装置の従来例を、回転センサと
してホール素子を使用した場合について、図4を参照し
て説明する。図4において、11は車両のトランスミッ
ションシャフト等に取付けられた磁石、12はホール素
子、13はコンパレータ、14および15はトランジス
タ、16および17はダイオード、18は定電圧ダイオ
ード、19〜23は抵抗である。
【0003】ホール素子12には、電源電圧VB をトラ
ンジスタ15によって定電圧ダイオード18のツェナ電
圧VZ まで低下させて、バイアス電流が供給される。こ
のようなバイアス電流が供給されている状態でホール素
子12に垂直な方向に磁界が加わるとバイアス電流の方
向に対して直角な方向に電圧が誘起される。
【0004】誘起された電圧はコンパレータ13に入力
される。磁石11はトランスミッションシャフトが回転
すると磁石も回転し、ホール素子12にN,S,N,
S,……と磁界を加える。ホール素子12に磁石11で
Nなる磁界が加えられるとコンパレータ13の出力は
「1」に対応するVS なる電圧が、またSなる磁界が加
わるとホール素子より誘起される電圧の方向が反転して
コンパレータの出力「0」に対応する0電圧が出力され
る。
【0005】トランジスタ14は、コンパレータ13よ
り「1」が出力されると導通状態となって出力端子電圧
を0にしてオフ状態を、またコンパレータ13より
「0」が出力されると非導通状態となって出力端子電圧
をVB ′にしてオン状態を出力する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、従来
の回転検出装置は、定状状態では、磁石の回転に対応し
てオン,オフ信号を出力する。しかし、回転検出装置に
電源が投入および切断された場合、電源電圧が一定にな
る間、磁石が回転していないにもかかわらず誤ったパル
スを出力する。
【0007】すなわち、図5(A)に示すように、時間
t=t1 で電源が投入されると次第に電圧が上昇し、t
=t3 で電池電圧VB に達すると一定値の電圧VB が装
置に供給される。また、時間t=t4 で電源が切断され
ると次第に電圧が低下し、t=t6 で0になる。
【0008】ホール素子12には、定電圧ダイオード1
8を介して安定化した電圧が供給され、図5(A)に示
すように、時間t=t2 以後定電圧ダイオード18のツ
ェナ電圧VZ と等しい電圧がバイアス電圧として供給さ
れる。したがって、時間t=t1 〜t2 間は、図5
(B)に示すように、ホール素子12に供給されるバイ
アス電圧は電源電圧と同一となり、電源電圧に雑音等に
よって変動があると、変動した電圧がそのままバイアス
電圧とし供給される。
【0009】ホール素子12に供給されるバイアス電圧
が変動すると、ホール素子12に流れるバイアス電流も
変動する。バイアス電流が変動すると、ホール素子12
より誘起する起電力も大きく変動する。また一方、コン
パレータ13に供給される電圧も規定電圧に達しておら
ず、動作が不安定となり、出力を「1」にするか「0」
にするかの判定レベルのヒステリシスも加わって、コン
パレータ13の出力には異状な「1」「0」信号が出力
される。
【0010】この異状信号はトランジスタ14を介して
装置より出力される。また、同様な異状信号は、電源で
切断した時間t=t5 〜t6 の間にも出力される。本発
明は電源投入および切断時に異状なパルスが出力されな
いようにした回転検出装置を提供することを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】前述した課題を解決する
ために本発明が採用した手段を図1を参照して説明す
る。図1は本発明の基本構成図である。回転センサによ
って回転体の回転速度に応じた周波数のパルスを出力す
る回転検出装置において、装置に供給された電源電圧が
或る設定された電圧以下か否かを検出する電圧検出手段
30と、前記電圧検出手段30で電源電圧が設定された
電圧値以下と検出されたとき出力パルスの出力を阻止す
る信号阻止手段40と、を備える。
【0012】また、前記信号阻止手段40での出力パル
スの出力阻止を、前記回転センサより出力されるパルス
の通過を阻止するようにする。また、前記信号阻止手段
40での出力パルスの出力阻止を、装置出力最終的のト
ランジスタ出力レベルを接地電位にして出力パルスの出
力を阻止するようにする。
【0013】
【作用】電圧検出手段30では、異状パルスが発生され
ずに装置が安定に動作する電源電圧値が設定されてお
り、装置に供給された電源電圧が設定された電圧値以下
か否かを検出する。
【0014】信号阻止手段40は、電圧検出手段30で
電源電圧が設定され電圧値以下と検出されたとき出力パ
ルスの出力を阻止する。また、信号阻止手段40での出
力パルスの出力値とを回転センサより出力されるパルス
の通過を阻止するようにする。
【0015】また、信号阻止手段40での出力パルスの
出力阻止を装置出力最終的トランジスタ出力レベルを接
地電位にして出力パルスの出力を阻止するようにする。
以上のように、異状パルスが発生されずに装置が安定に
動作する電源電圧以下では出力パルスの出力を阻止する
ようにしたので、電源投入および切断時の装置に供給さ
れる電源電圧が低い場合に異状パルスが発生しても装置
から出力は阻止される。
【0016】また、異状パルスの出力阻止を回転センサ
より出力されるパルスの通過を阻止するようにしたの
で、通過の阻止を論理回路信号レベルで行なうことがで
き、簡易な構成で容易に行なうことができる。また、異
状パルスの出力阻止を装置出力最終段トランジスタ出力
レベルを接地電位にするようにして阻止するようにした
ので、電源電圧が変動しても装置出力レベルは接地電位
に固定されて確実に阻止することができる。
【0017】
【実施例】本発明の一実施例を図2を参照して説明す
る。図2は本発明の実施例の構成図である。図2におい
て、磁石11、ホール素子12、コンパレータ13、ト
ランジスタ14および15、ダイオード16および1
7、定電圧ダイオード18、抵抗19〜23は図4で説
明した通りである。
【0018】電圧検出手段30は、コンパレータ31、
定電圧ダイオード32、抵抗33〜35で構成される。
また、信号阻止手段40は、アンド回路41で構成され
る。電圧検出手段30のコンパレータ31の−端子と+
端子に入力される電圧を比較すると、電源電圧ず0〜V
ZZ(定電圧ダイオード32のツェナ電圧)までは、−端
子には電源電圧と同一電圧が、+端子には電源電圧を抵
抗34と35で分圧された電圧が、入力される。したが
って、コンパレータ31の出力は「0」が出力される。
【0019】電源電圧がVZZ以上になると、−端子には
ZZなる一定電圧が、+端子には電源電圧を抵抗34を
35で分圧された電圧が、入力される。
【0020】したがって、抵抗34と35で分圧された
電圧がVZZ以下ではコンパレータ31の出力は「0」
が、VZZ以上では「1」が出力されてアンド回路41に
入力される。アンド回路41では、コンパレータ31よ
り「0」が出力されるとコンパレータ13よりの信号の
通過を阻止し、「1」が出力されると信号を通過させ
る。
【0021】アンド回路41からは反転信号が出力さ
れ。アンドがとれると、すなわち両入力が「1」のとき
はアンド回路41の出力は「0」両入力が「1」以外の
場合は「1」が出力される。アンド回路41より「1」
が出力されるとトランジスタ14は導通状態となり出力
端子のレベルを接地電位にする。また、「0」が出力さ
れると非導通状態となり出力端子のレベルはVB ′とな
る。
【0022】つぎに、図3のタイムチャートを参照して
実施例の動作を説明する。図3(A)は装置に入力され
る電源電圧を示しており、時間t=t1 で電源が投入さ
れ、次第に電圧が上昇し、t=t2 で定電圧ダイオード
18のツェナ電圧VZ となり、t=t3 でコンパレータ
31の出力が「0」より「1」に変化する一定電圧
Z ′に達する。
【0023】図3(B)はコンパレータ31の出力を示
している。また、図3(C)はコンパレータ13の出力
を示しており、前述したように、t=t1 〜t2 (およ
びt7 〜t8 )の間に異状パルスが出力している。なお
4 ,t5 の変化は磁石11が回転して発生したパルス
を示している。
【0024】図3(D)はアンド回路41の出力を示し
ており、t=t1 〜t3 の間コンパレータ31の出力が
「0」であるので、コンパレータ13より出力されるt
=t 1 〜t2 間に発生した異状パルスは阻止されて出力
されない。図3(E)は最終的のトランジスタ14の出
力を示している。
【0025】なおアンド回路41の出力を反転させた理
由は、電源投入および切断時において、トランジスタ1
4の出力接地電位に固定するためであって、このように
接地電位に固定することによって出力電位の変動が無く
なり、電位が変動することによってパルスが送出された
とする誤りを無くすことができる。
【0026】なお実施例では一定電圧VZ ′をVZ とよ
り高くしていたが、VZ ′は前述した異状パルスが発生
せずに安定に動作する電圧値がどのような値でも良い。
また、実施例では回転センサとしてホール素子を使用し
ていたが、ホール素子以外の例えば磁気抵抗素子であっ
ても良い。
【0027】また、最終的のトランジスタをオープンコ
レクタまたはエミッタホロワ方式で動作させるようにし
ても良い。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば次の
効果が得られる。異状パルスが発生されずに装置が安定
に動作する電源電圧以下では出力パルスの出力を阻止す
るようにしたので、電源投入および切断時の装置に供給
される電源電圧が低い場合に異状パルスが発生しても装
置から出力は阻止される。
【0029】また、異状パルスの出力阻止を回転センサ
より出力されるパルスの通過を阻止するようにしたの
で、通過の阻止を論理回路信号レベルで行なうことがで
き、簡易な構成で容易に行なうことができる。また、異
状パルスの出力阻止を装置出力最終段トランジスタ出力
レベルを接地電位にするようにして阻止するようにした
ので、電源電圧が変動しても装置出力レベルは接地電位
に固定されて確実に阻止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本構成図である。
【図2】本発明の実施例の構成図である。
【図3】同実施例の動作タイムチャートである。
【図4】従来例の構成図である。
【図5】従来例の動作説明図である。
【符号の説明】
11 磁石 12 ホール素子 13,31 コンパレータ 14,15 トランジスタ 16,17 ダイオード 18,32 定電圧ダイオード 19〜23,33〜35 抵抗 30 電圧検出手段 40 信号阻止手段 41 アンド回路
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01B 7/00 - 7/34 G01D 5/00 - 5/252 G01D 5/39 - 5/62

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転センサによって回転体の回転速度に
    応じた周波数のパルスを出力する回転検出装置におい
    て、 装置に供給された電源電圧が或る設定された電圧以下か
    否かを検出する電圧検出手段と、 前記電圧検出手段で電源電圧が設定された電圧値以下と
    検出されたとき出力パルスの出力を阻止する信号阻止手
    段と、を備えたことを特徴とする回転検出装置。
  2. 【請求項2】 前記信号阻止手段での出力パルスの出力
    阻止を、前記回転センサより出力されるパルスの通過を
    阻止するようにしたことを特徴とする請求項1記載の回
    転検出装置。
  3. 【請求項3】 前記信号阻止手段での出力パルスの出力
    阻止を、装置出力最終的のトランジスタ出力レベルを接
    地電位にして出力パルスの出力を阻止するようにしたこ
    とを特徴とする請求項1記載の回転検出装置。
JP6206804A 1994-08-31 1994-08-31 回転検出装置 Expired - Lifetime JP3019185B2 (ja)

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JPH0868664A JPH0868664A (ja) 1996-03-12
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JP6245844B2 (ja) * 2013-05-21 2017-12-13 Ntn株式会社 センサユニット
JP6174392B2 (ja) * 2013-06-28 2017-08-02 株式会社ケーヒン レゾルバ励磁装置

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