JP4437876B2 - 給紙装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、積載された用紙を一枚づつ供給する、例えば複写機等に使用する給紙装置に関し、積載状態の用紙を収容する用紙収容部を複数持ち、一つの用紙収容部の用紙切れに対し、他の用紙収容部からの補給動作を行う補給機構を備えた装置において、補給機構に関連して起きることがあった誤動作をなくすようにした給紙装置、該給紙装置を装備した画像形成装置(複写機、プリンタ、等)に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から給紙装置として、積載状態の用紙を収容する用紙収容部を複数持ち、一つの用紙収容部の用紙切れに対し、他の用紙収容部からの補給動作を行う補給機構を備えたものは、知られている。
かかる従来の給紙装置の一例を示す図1乃至7を参照して、装置の構成と動作を説明する。
図1は、給紙装置全体の概略図(同図(a)は正面図、(b)は、一部の平面図)で、ここでは、画像形成装置に給紙する例を示しており、画像形成装置1の下部に給紙装置2を設置した状態を示している。
給紙装置2は、小サイズ用紙によるデッドスペースをなくすために小サイズ用紙を並置して収納できるように、トレイ3内部に第1用紙収容部Aと第2用紙収容部Bを設けている。トレイ3は給紙装置2から抜き差し可能な構成で使用者が用紙をセットするときにはトレイ3を引き出して用紙束6A,6Bのセットを行う。第1用紙収容部A上には給紙手段(ピックアップコロ12、給紙コロ13、分離コロ14、搬送ローラ15)を設けており、底板4に積載されている用紙束6Aの最上面から画像形成装置1に用紙を給紙する。
給紙手段の上部には、上限センサ7を設け、このセンサでピックアップコロ12、の位置を検知し、常に給紙高さを保つように制御する。
用紙束6Aの上面近くにペーパーエンドセンサ8を設け、このセンサで底板4に積載された用紙の有無を検知する。
トレイ3の下部に下限検知センサ9を設け、このセンサにより底板4が下限位置にあることを検知する。
第1用紙収容部Aの用紙切れが起きると、第2用紙収容部Bに積載された用紙束6Bを補給する。補給時に積載された用紙束6Bをそのまま一括して移送し、第1用紙収容部Aへ押し込むために、移送フェンス5を用いる。この時、移送フェンス5の初期停止位置をホームポジションセンサ10で検知し、移送フェンス5の押し込み停止位置を押し込みセンサ11で検知する。
【0003】
第1用紙収容部Aと第2用紙収容部Bの間には、用紙を押さえる制止部材を設けたエンドフェンス17を設ける(図1(B)参照)。エンドフェンス17は、支点Cを中心に回転可能で、用紙が収容された図示の通常の状態では閉じており、第1用紙収容部Aに積載された用紙6Aの後端を制止部材のエンドフェンス面により押さえ、荷崩れ等を制止する役割がある。また、用紙移送時に、第2用紙収容部B側から用紙により押されたときには開き、用紙束の円滑な移送を可能にする。
エンドフェンス17は、エンドフェンス17の開閉を検知する開閉検知センサ16を備える。開閉検知センサ16の役割は、図5或いは図6に示すように、用紙を誤セットした状態を検知可能とする。図5の例は、第1用紙収容部Aと第2用紙収容部Bにまたがって、A4の用紙束6Aをセットした状態を示し、図6の例は、このトレイでは使用できないサイズの用紙であるA3の用紙束6Aをセットした状態をしめしている。いずれも、誤セットであり、使用者にその旨を知らせる必要がある。
このように、エンドフェンス17に設けた開閉検知センサ16は、異常状態を検知するために働くものであるから、通常はOFF状態に置く必要がある。このための構成を図3に示す。同図(b)に、トレイ3の平面図(a)において円で囲まれた部分の拡大図を示しており、支点Cで回転するエンドフェンス17にバネ18により常にG方向に向けて付勢力が働き、通常は開閉検知センサ16にエンドフェンス17が作用しない状態(OFF状態)に保持するようにしている。
【0004】
図2及び図4を参照して、この給紙装置の用紙供給に係わる一連の動作を説明する。図2は動作状態の遷移を示し、図(a)→(e)の順に動作が進行する。又、図4は、図2の動作におけるエンドフェンス17の動作状態の遷移を示し、図(a)→(c)の順に動作が進行する。
図2(a)の状態にある第1用紙収容部Aに積載された用紙束6Aが給紙され、図2(b)の状態となり、用紙束6Aがなくなると、ペーパエンドセンサ8が用紙切れを検知して、底板4が下限位置まで下降し、図2(c)の底板4が下限に位置する状態となる。
ここで、下限センサ9が下限を検知すると、第2用紙収容部Bに積載された用紙束6Bの第1用紙収容部Aへの移送を開始する。用紙束6Bは移送フェンス5により積載状態のまま図2(c)に示すD方向へ動かされ、図2(d)の状態を経て、第1用紙収容部Aに押し込まれる。
用紙束6Bの移送過程におけるエンドフェンス17の動作状態は、図4にしめすように、図4(a)の移送開始時の状態から移送フェンス5がD方向に動いて、用紙束6Bの先端でエンドフェンス17を押し開け、即ち図4(b)に示すようにバネ18に抗して支点Cを中心にF方向に回転させ、第2用紙収容部Bに積載された用紙束6Bが第1用紙収容部A方向へ押し込まれ、収容された後、図4(c)に示すようにバネ18の付勢力でG方向に回転し通常の状態に戻る。
図2では、用紙束6Bの第1用紙収容部Aへの押し込みが完了すると、図2(e)のように底板4が上昇して用紙束6Bが給紙位置まで上昇し、給紙位置に用紙束6Bが位置すると給紙可能状態となる。この動作と同時に、移送フェンス5がE方向に初期位置まで戻り動作をする。用紙移送後の戻り動作は、ホームポジションセンサ10がONするまで、移送フェンス5を戻して初期位置に停止させる。
【0005】
上記で説明したように、従来の給紙装置は、第1用紙収容部Aと第2用紙収容部Bの問にL字形状のエンドフェンス17を設けて、第1収容部Aに積載された用紙6Aの後端を押さえていた(図1,図3、参照)。また、このエンドフェンス17には、エンドフェンスの開閉を検知する開閉検知センサ16を備え、第1用紙収容部Aと第2用紙収容部Bにまたがる誤セット・用紙サイズ間違い等の用紙の検知をトレイ挿入時に開閉センサ16で行う(図5,図6、参照)。
このように、エンドフェンス17は、用紙6Aの後端を押さえ、荷崩れ等を制止する機能と誤セット等の用紙の検知機能を合わせ持っており、これらの機能を果たすために、バネ18による付勢力が与えられ、G方向に常に押し付けられている。
ところで、エンドフェンス17と用紙の関連動作を見ると、バネ18による付勢力により、定常状態で閉じているエンドフェンス17を第2用紙収容部Bから第1用紙収容部Aへの用紙移送動作時に移動する積載された用紙6Bの先端で押し開ける構成となっており、この動作を無理なく行うために、バネ18のバネ力を極力弱く設定している。これは、バネカを大きくすると小容量の用紙6Bを移送するときに、用紙先端でエンドフェンス17を押し開けることが出来ず、用紙6Bにダメージが発生するという問題を回避するためである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従来、上記のような理由からバネ18のバネカを小さく設定しているが、このために、別の問題が生じている。この問題は、エンドフェンス17の用紙6Aの後端を押さえ、荷崩れ等を制止する機能と誤セット等の用紙の検知機能を損なうもので、トレイ3を給紙装置2内から引き出し、その後、第1用紙収容部Aに用紙6Aを積載した状態で、装置内に再び戻してセットする場合に起きる可能性がある問題である。
図7に、かかる問題が発生するメカニズムを示している。図7(a)に示すように、例えば、給紙装置2内から引き出したトレイ3の第1用紙収容部Aに用紙6Aを補給して、トレイ3を元の状態に戻すために、H方向に動かして強くセット(挿入)する場合がある。その時に働く衝撃により、図7(c)のように、エンドフェンス17にエンドフェンス支点Cを中心にF方向に慣性モーメントが働く。ここでは、バネ18のバネカによるモーメントが働いているが、バネ力が弱いので、バネ18によるモーメントに打ち勝って、エンドフェンス17が開いてしまう。
上記のエンドフェンス17動作と同時に、第1用紙収容部Aに積載された用紙6Aにも衝撃力が加わり、エンドフェンス17により押さえられていた用紙6Aの後端は、上記説明のエンドフェンスのF方向の動きにより、その支えを失うので、図7(b)にしめすように、1方向に荷崩れして、図7(c)に示す状態になる。
【0007】
図7(c)に示す状態になると、エンドフェンス17は、用紙6Aの後端を押さえ、荷崩れ等を制止する役目をしない。また、エンドフェンス17が図7(c)に示す開状態になって開閉センサ16がONとなり、給紙装置内にトレイがセット(挿入)され、装置本体が動作可能状態になると、用紙の誤セット等と同じ状態(図5,図6)の異常検知がなされ、誤検知が起きるいう問題生じる。
本発明は、積載状態の用紙を収容する用紙収容部を複数持ち、一つの用紙収容部の用紙切れに対し、他の用紙収容部からの補給動作を行う補給機構を備えた給紙装置における上述の従来技術の問題点に鑑みてなされたものであって、その目的は、前記給紙装置が備える、荷崩れ等を制止し、誤セット等の用紙を検知するためのエンドフェンスの誤動作をなくし、適正な動作を行うようにし、性能及び信頼性の高い給紙装置及び該給紙装置を備えた画像形成装置(複写機、プリンタ、等)を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、積載状態の用紙を収容する第1用紙収容部と、第1用紙収容部へ収容されている用紙を給紙する手段と、第1用紙収容部に対して並置し、積載状態の用紙を収容する第2用紙収容部と、第2用紙収容部に収容した用紙を積載状態で第1用紙収容部へ移送する用紙移送手段と、支点を中心に回転可能であり、用紙移送手段により移送されて第1用紙収容部に収容された用紙の後端部を押さえるための制止部材を設けたエンドフェンスと、を持つ給紙装置であって、前記エンドフェンスを、支点に関する前記制止部材による慣性モーメントにバランスする慣性モーメントを発生させる構造にしたことを特徴とする給紙装置である。
【0009】
請求項2の発明は、請求項1に記載された給紙装置において、バランスする慣性モーメントを発生させる前記構造をエンドフェンスの形状の変更により得ることを特徴するものである。
【0010】
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載された給紙装置において、バランスする慣性モーメントを発生させる前記構造をエンドフェンスへの重量の付加により得ることを特徴するものである。
【0011】
請求項4の発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載された給紙装置において、前記制止部材による慣性モーメントを小さくするために前記制止部材の一部に穴を形成するようにしたことを特徴するものである。
【0012】
請求項5の発明は、請求項1乃至4のいずれかに記載された給紙装置において、前記制止部材による慣性モーメントを小さくするために前記制止部材を肉薄に形成するようにしたことを特徴するものである。
【0013】
請求項6の発明は、請求項1乃至5のいずれかに記載された給紙装置において、前記エンドフェンスが、用紙との関連動作を検知するために所定の回転位置で信号を出力する検知手段を備えたことを特徴するものである。
【0014】
請求項7の発明は、請求項1乃至6のいずれかに記載された給紙装置を備えたことを特徴とする画像形成装置である。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明の給紙装置を添付する図面とともに示す以下の実施例に基づき説明する。なお、以下に示す実施例装置は、複写機等の画像形成装置における構成要素としても適用し得るものである。
図1乃至6は、本発明の実施例に係る給紙装置を示すものである。
なお、図1乃至6に示す例は、従来の給紙装置の一例としても示したものであるが、本発明は、従来例として示した給紙装置におけるエンドフェンスの改良に係わり、従来装置を基礎としており、図1乃至6に示す例はこの基礎部分に相当する。
従って、上記従来技術として示した図1乃至6は、本発明の実施例を示すものとしても用いることとし、図1乃至6に関する説明は、上記[従来の技術]の項の記述を参照し、ここでは重複した記述はしない。
【0016】
ここで、エンドフェンスの改良に係わる実施例を詳細に説明する。
従来技術において、図7に示したように、衝撃による慣性モーメントがエンドフェンス17の支点Cのまわりに発生し、この慣性モーメントによる回転力がバネ18のバネ力に打ち勝ってエンドフェンス17をF方向に回転させ、この回転が誤動作を引き起こしていた。
そこで、以下の実施例では、この慣性モーメントの影響をなくすか、或いはより小さくすることにより、エンドフェンス17の回転を抑制しようとするものである。
【0017】
エンドフェンスの改良に係わる第1の実施例は、慣性モーメントの影響をなくすために、従来例において生じていた慣性モーメントとバランスする慣性モーメントを発生させるようにしたもので、それをエンドフェンスの形状の変更により実現するものである。
図8は、用紙6Aの後端に定常状態で置かれているこの実施例のエンドフェンス17を示す。
図8に示すように、エンドフェンス17の支点Cに対してエンドフェンス機能側(用紙先端で押し開けられる接触部、用紙6A後端を押さえるエンドフェンス面を有する側)と反対側に同じ形状をなす部分を対称的に有する。
支点Cに対して対称的な形状を持つようにしているので、給紙装置2本体から引き出したトレイ3を元の状態に戻すために、強くセット(挿入)するときに、衝撃によりF方向とJ方向の慣性モーメントが働く。
このとき、エンドフェンス17の形状は対称的であるから、図8に示すように、F方向に働く慣性モーメントとJ方向に働く慣性モーメントが同じになるので、支点Cを中心にエンドフェンス1を回転させる力が生まれない。
当然のことであるが、支点Cに対してエンドフェンス機能側と反対側をアンバランスにするように、反対側をより大きな形状とすることでF方向に働く慣性モーメントよりもJ方向に働く慣性モーメントを大きくでき、トレイ3を挿入したときにエンドフェンスが閉まるG方向の力(図3(b)参照)が加わるようにも構成でき、この場合、用紙6Aの荷崩れの制止効果が高まる。
【0018】
エンドフェンスの改良に係わる第2の実施例は、慣性モーメントの影響をなくすために、従来例において生じていた慣性モーメントとバランスする慣性モーメントを発生させるという点で、第1の実施例と同じであるが、ここでは重量物を取り付けることにより実現するものである。
図9,図10は、用紙6Aの後端に定常状態で置かれているこの実施例のエンドフェンス17を示す。
図9,図10に示すように、エンドフェンス17の支点Cに対してエンドフェンス機能側(用紙先端で押し開けられる接触部、用紙6A後端を押さえるエンドフェンス面を有する側)と反対側に重量物19を有する。
重量物19を設けることで、バランス構成として付加した側の支点Cからの重心位置を小さくでき、エンドフェンス17の小型化が可能になる。J方向に働く慣性モーメントを増大させるには支点Cからの距離を長くとることと重量を上げることで可能であり、適宜設定できる。
図9と図10の実施例を対比すると、図9は全体がL字で、より単純な形状であるが、サイズがより大きくなり、図10は全体がかぎ状で、より複雑な形状であるが、サイズがより小さくできる。
【0019】
エンドフェンスの改良に係わる第3の実施例は、慣性モーメントの影響を小さくするために、エンドフェンス17を構成する部材の軽量化により、この実現を図るものである。
図11は、この実施例のエンドフェンス17を構成する部材を示す。
図11に示すように、エンドフェンス17を構成する部材の一部に穴を形成することにより、軽量化を図っている。支点Cから遠い部分を軽量化することでF方向に働く慣性モーメントをより小さくできる。
従って、ここでは、用紙6Aの後端を押さえるエンドフェンス面の部分に穴を形成している。この場合、用紙6Aの後端を押さえる機能を損なわないようにすることが必要であり、図示のように面の中心部分に穴を形成することが適当である。
【0020】
エンドフェンスの改良に係わる第4の実施例は、慣性モーメントの影響を小さくするために、上記第3の実施例と同様に、エンドフェンス17を構成する部材の軽量化によりこの実現を図るものである。
図12は、この実施例のエンドフェンス17を構成する部材を示す。
図12に示すように、エンドフェンス17を構成する部材の一部を薄肉にすることにより、軽量化を図っている。支点Cから遠い部分を軽量化することでF方向に働く慣性モーメントをより小さくできる。
従って、ここでは、用紙6Aの後端を押さえるエンドフェンス面の部分を薄肉化している。
実施例3及び実施例4に示した軽量化と、実施例1及び実施例2に示した慣性モーメントのバランス調整を同時に実施することも可能であり、この場合、より有効な改良が図られる。
【0021】
【発明の効果】
(1) 請求項1の発明に対応する効果
エンドフェンスの構造を、支点に関する制止部材による慣性モーメントにバランスする慣性モーメントを発生させるような構造にしたことにより、トレイの挿入時の衝撃でエンドフェンスが開くことがなく、従来、エンドフェンスが開く不正な動作により起きた、エンドフェンスが有する用紙荷崩れの制止機能等の消失を回避でき、性能及び信頼性の高い給紙装置を提供することが可能になる。
(2) 請求項2の発明に対応する効果
上記(1)の効果に加えて、エンドフェンスの形状の変更によりバランスする慣性モーメントを発生させるようにしたので、同一の材料を用いて目的のエンドフェンスを得ることができ、製作が容易であり、精度が出し易い。
(3) 請求項3の発明に対応する効果
上記(1)、(2)の効果に加えて、エンドフェンスへの重量の付加によりバランスする慣性モーメントを発生させるようにしたので、小型化、形状の単純化が可能になる。
(4) 請求項4の発明に対応する効果
上記(1)〜(3)の効果に加えて、エンドフェンスの部材の一部に穴を形成するようにして慣性モーメントを小さくしたので、さらに小型化、形状の単純化が可能になる。
【0022】
(5) 請求項5の発明に対応する効果
上記(1)〜(4)の効果に加えて、エンドフェンスの部材を肉薄にして慣性モーメントを小さくしたので、さらに小型化、形状の単純化が可能になり、製作が容易になる。
(6) 請求項6の発明に対応する効果
上記(1)〜(5)の効果に加えて、エンドフェンスが用紙との関連動作を検知するために所定の回転位置で信号を出力する検知手段を備えたことにより、トレイの挿入時の衝撃でエンドフェンスが開くことがなく、従来、エンドフェンスが開く不正な動作により起きた、エンドフェンスが有する用紙の誤セット等の検知機能による誤検知を回避でき、性能及び信頼性の高い給紙装置を提供することが可能になる。
(7) 請求項7の発明に対応する効果
上記(1)〜(6)の効果を複写機、プリンタ、等の画像形成装置において実現することができ、画像形成装置の性能の向上を図ることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例に係わる給紙装置全体を概略図にて示す。
【図2】 本発明の実施例に係わる給紙装置の用紙供給に係わる一連の動作状態の遷移を示す。
【図3】 エンドフェンスの開閉状態を検知する開閉検知センサとエンドフェンスの関係を示す。
【図4】 図2の動作におけるエンドフェンスの動作状態の遷移を示す。
【図5】 トレイに用紙が誤セットされた状態を例示する。
【図6】 トレイに誤用紙がセットされた状態を例示する。
【図7】 衝撃発生時起きるエンドフェンスの不正な動作を説明する図である。
【図8】 用紙の後端に定常状態で置かれている実施例のエンドフェンスを示す。
【図9】 用紙の後端に定常状態で置かれている他の実施例のエンドフェンスを示す。
【図10】 用紙の後端に定常状態で置かれている他の実施例のエンドフェンスを示す。
【図11】 軽量化されたエンドフェンスを構成する部材の1例を示す。
【図12】 軽量化されたエンドフェンスを構成する部材の他の例を示す。
【符号の説明】
1…画像形成装置、 2…給紙装置、
3…トレイ、 4…底板、
5…移送フェンス、 6A,6B…用紙、
12…ピックアップコロ、 15…搬送ローラ、
16…開閉検知センサ、 17…エンドフェンス、
18…バネ、 19…重量物。

Claims (7)

  1. 積載状態の用紙を収容する第1用紙収容部と、第1用紙収容部へ収容されている用紙を給紙する手段と、第1用紙収容部に対して並置し、積載状態の用紙を収容する第2用紙収容部と、第2用紙収容部に収容した用紙を積載状態で第1用紙収容部へ移送する用紙移送手段と、支点を中心に回転可能であり、用紙移送手段により移送されて第1用紙収容部に収容された用紙の後端部を押さえるための制止部材を設けたエンドフェンスと、を持つ給紙装置であって、前記エンドフェンスを、支点に関する前記制止部材による慣性モーメントにバランスする慣性モーメントを発生させる構造にしたことを特徴とする給紙装置。
  2. 請求項1に記載された給紙装置において、バランスする慣性モーメントを発生させる前記構造をエンドフェンスの形状の変更により得ることを特徴する給紙装置。
  3. 請求項1又は2に記載された給紙装置において、バランスする慣性モーメントを発生させる前記構造をエンドフェンスへの重量の付加により得ることを特徴する給紙装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載された給紙装置において、前記制止部材による慣性モーメントを小さくするために前記制止部材の一部に穴を形成するようにしたことを特徴する給紙装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載された給紙装置において、前記制止部材による慣性モーメントを小さくするために前記制止部材を肉薄に形成するようにしたことを特徴する給紙装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれかに記載された給紙装置において、前記エンドフェンスが、用紙との関連動作を検知するために所定の回転位置で信号を出力する検知手段を備えたことを特徴する給紙装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれかに記載された給紙装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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