JP4431171B2 - 車両用ホーン - Google Patents

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Description

本発明は車両用ホーンに関し、より詳細には、いわゆるトランペット型の車両用ホーンに関する。
自動車や二輪車などの車両保安部品の1つに警報器(いわゆるホーン)が挙げられる。車両に搭載されるホーンは、車両に搭載したバッテリーからの電気で振動板を作動させることにより音を発する形態のものが主流である。このような車両用ホーンとしては、特許文献1に開示されているような平型のホーンと、非特許文献1に開示されているようないわゆるトランペット型のホーンとが広く知られている。
特開平9−305181号公報 丸子警報器株式会社、"製品案内 自動車用ホーンの丸子警報器"、[online]、[平成19年11月7日検索]、インターネット<URL/http://www.maruko-horn.co.jp/seihin/trumpet_wide.html>
非特許文献1にあるようないわゆるトランペット型の車両用ホーンは、音を外部に放出する放音部から雨や小石などの異物がホーン内部に進入するおそれがあるため、ほとんどの場合において放音部が地表面に向けられた状態で車両に搭載されている。
ところで、車両用ホーンにおける最大の目的は、他の車や歩行者等に警報音を伝達することにある。すなわち、先述のように放音部が地表面に向けられた状態で車両用ホーンが車両に搭載されていると、放音部から放出された警報音は、他の車や歩行者等に伝達される前に減衰してしまうことになる。特に、近年の車両においては、車両用ホーンが取り付けられるボンネット内空間には多数の機器が密な状態で配設されているため、閉塞された空間になっていることが多く、警報音の減衰が著しくなり、本来のホーンとしての目的を十分に果たすことができなくなるおそれがある。
単純にボンネット内空間から短距離で外部空間に連通するグリル部分に放音部を向けた状態で車両用ホーンを搭載しようとすると、警報音の減衰は改善されるものの、放音部から異物が侵入して故障の原因となるため、抜本的な構造の改良が強く望まれている。
そこで本願発明は、放音部から異物の進入を防止した構成にすると共に、放音部を車両の進行方向に向けた状態で配設することにより、車両前方の開放空間に放音部から警報音を放出し、警報音の減衰を可及的に防止することが可能な車両用ホーンの提供を目的としている。
本発明は、振動板と、前記振動板の中心軸から徐々に離反させながら前記中心軸周りに周回する渦巻状通路に形成された音道と、前記音道の端部に連設され、前記渦巻状通路を周回した振動波を前記中心軸の軸線方向に放出する放音部と、を有し、前記放音部の開口部分は、ホーンが使用状態に配設された際において、車両進行方向に向けられて鉛直方向に長い縦長形状に形成されると共に前記音道において水平方向に延伸する部分に連設されていて、前記開口部分には異物侵入防止用の遮蔽板が配設され、当該遮蔽板は、前記放音部から前記音道を臨んだ際に前記音道を遮蔽する配置に配設されていて、前記音道と前記放音部との接続部分には、前記遮蔽板を通過した異物の音道への侵入を防止するための板部材が所要間隔をあけて複数箇所に立設されていることを特徴とする車両用ホーンである。
また、前記板部材は、前記音道内における前記振動波の進行方向に板面を直交させた状態で立設されていることを特徴とする。
また、前記板部材のそれぞれにおける高さ寸法は、前記音道の上流側から下流側に向けて徐々に高くなっていることを特徴とする。
また、前記板部材のそれぞれにおける先端部は、前記音道の上流側から下流側に向かって徐々に高さ寸法が増加する傾斜面に形成されていることを特徴とする。
これらにより、音道を進んできた振動波が放音部に円滑に誘導されるので、振動波の減衰を防止することができ、放音部から放出する警報音を大きくすることができる。また、放音部が車両の進行方向に対向した状態となっていても、雨や小石等の異物が音道の内部に進入することを好適に防止することができる。
また、前記音道と前記放音部との間には、前記渦巻状通路の断面積を縮小するための断面縮小部が設けられていることを特徴とする。これにより、放音部から音道への異物の進入を防ぐことができるため好都合である。断面縮小部は遮蔽板と板部材と併用することによりさらに音道への異物の進入を防ぐことができる。
また、前記音道の渦巻状通路における最外周部分には、前記渦巻状通路の拡径方向に突出する異物捕捉空間が形成されていることを特徴とする。
また、前記異物捕捉空間と、前記渦巻状通路との接続部分は、前記渦巻状通路の下流側接続部分における前記渦巻状通路の側壁面によって規定される周方向の下流側接線が、前記異物捕捉空間の内側に向かい、前記渦巻状通路の上流側接続部分における前記渦巻状通路の側壁面によって規定される周方向の上流側接線が、前記下流側接線を規定する前記渦巻状通路の側壁面位置よりも前記渦巻状通路の内側方向に向かうように接続されていることを特徴とする。
これらにより、万が一、音道に異物が侵入してしまった場合であっても、異物捕捉空間が形成されている位置よりも音道の内部側に異物が入り込むことを防止し、ホーンの損傷を防ぐことができる。
本発明にかかる車両用ホーンによれば、放音部が車両の進行方向に向かって開口するように配設されているので、振動板により生成された振動波(警報音)が大音量を維持した状態で車両外の警報音の対象者に伝達することができる。これに加えて、放音部に連続する音道が車両進行方向の延長線上から外れた方向に配設されているので、放音部から音道(本体内部)への異物の侵入を好適に防止することができる。このように、異物の侵入を防ぎ、放音部を車両進行方向に向けて配設することができるためボンネット等の閉塞空間に配設されても振動波の減衰を最小限に抑えることができる車両用ホーンを提供することができる。
以下、本発明にかかる車両用ホーンの実施形態について、図面に基づいて説明する。図1は、本実施形態における車両用ホーンの正面図である。図2は、本体部分の組み立て前の状態を示す前方組み立て斜視図である。図3は、本体部分の組み立て前の状態を示す後方組み立て斜視図である。図4は本実施形態における車両用ホーンの振動波の伝播状態を示す正面図である。図5は、図1中のA−A線における断面図である。図6は、図1中のB−B線における立体断面図である。
図1に示すように、本実施形態における車両用ホーン10(以下、単にホーン10という)は、振動板20(図5参照)により生成された振動波を渦巻状通路32に形成された音道30を構成する本体部40と、音道30を周回してきた振動波を正面方向に放出する放音部70とを有している。また、本実施形態においては、音道30が水平方向に延伸している部分に放音部70が連設されている。本体部40の背面側には、ホーン10を図示しない車両本体に取り付けするための取付板80が配設されている。
図2および図3に示すように、本実施形態におけるホーン10の本体部40は、振動板20を収容するための振動板収容部51が形成される第1部材50と、振動板20により生成された振動波を振動板20の振動方向に対して直交方向に反射させ、振動板20の中心軸22(振動板20の平面に対する垂線をいう。図5参照)周りに周回させるための渦巻状通路32からの振動波を再び振動板20の中心軸方向に沿って外部に放出するための放音部70を有する第2部材60とにより構成されている。
第1部材50の隔壁52における正面側ほぼ中央部分には、振動板収容部51と第2部材60に形成される渦巻状通路32(音道30)とを連通する連通孔54が形成されている。本実施形態における連通孔54の中心位置は振動板20の中心軸22に一致させている。隔壁52の外周縁には、隔壁52と共に振動板収容部51を形成する側壁53が設けられている。また、隔壁52の正面側(振動板収容部51の裏面側)には、渦巻状通路32の終端部に隔壁52の表面に対して直交方向に板部材56が立設されている。
本実施形態における板部材56は隔壁52への配設状態によって2種類に分類されている。具体的には、ホーン10を使用状態に配設した際において天地方向において斜め方向に延伸する第1の板部材56Aと、ホーン10を使用状態に配設した際において天地方向に延伸する第2の板部材56Bとにより構成されている。これらの第1の板部材56Aと第2の板部材56Bとは、側壁53と共に隔壁52と一体成形により形成されている。
また、第1部材50の隔壁52の外周縁において、板部材56と対向する位置には、第1部材50の隔壁52が拡大する方向に突出する突出部58が形成されている。
突出部58と第1部材50の側壁53(渦巻状通路32の外壁に相当)との接続部分は、図4に示すように、放音部70側(音道30の下流側)の接続部分59Aにおいては、接続部分59Aにおける側壁53の内側面により規定される周方向の下流側接線T1の方向が突出部58の突出部分に向かっているのに対し、音道30の上流側の接続部分59Bにおいては、接続部分59Bにおける側壁53の内側面により規定される周方向の上流側接線T2の方向が接続部分59A側における側壁53の内側面に一致するか、接続部分59A側における側壁の内表面よりも内側方向(渦巻状通路32の内側方向)に向かっている。
第2部材60の隔壁62には外周縁に沿って側壁63が形成されている。また、隔壁62の正面側(側壁63形成面と反対側)には放音部70が設けられている。放音部70は開口部分がホーン10の正面側に向けられ、音道30の水平方向に延伸部分(音道の終端部)に誘導路64を介して連設されている。誘導路64は、隔壁62の正面側の表面位置からホーン10の前方側に向かって徐々に離反するようにして放音部70に連なる状態に形成されている。
放音部70は、ラッパ状に形成されたファンネル部71とファンネル部71の出口部分を覆うようにして配設された遮蔽板72とにより構成されている。遮蔽板72は、放音部70から音道30を臨んだ際に、音道30を直接視認することができないように、音道30を遮る配置に設けられている。また、遮蔽板72は、格子状(粗いメッシュ状)に形成されており、ファンネル部71の内周壁面との間に僅かなスペース73を空けた状態で配設されている。ファンネル部71と遮蔽板72との間のスペース73は、先に説明した第2の板部材56Bの配設間スペース56Dのそれぞれに連通している。また、ファンネル部71にはスペース73とファンネル部71の外部とを連通する異物排出用孔74が形成されている。
また、図3に示されているように、隔壁62の裏面側(第1部材50と対向する側)には、渦巻状通路32を形成するための渦巻板66が設けられている。渦巻板66は隔壁62に対して直交するようにして立設されている。渦巻板66の中心側における端部位置(始端部位置)は、第1部材50に形成された連通孔54位置となるように位置合わせされた状態に配設されている。
また、第2部材60の隔壁62には、第1部材50と対向させた状態で接着して本体部40を組み立てた際に、第1部材50に形成された突出部58の正面視形状と同じ形状に形成され、突出部58と対向する位置に設けられ、突出部58と共に異物捕捉空間59を構成する突出部68が形成されている。
第2部材60は、隔壁62に誘導路64と渦巻板66と放音部70とがそれぞれ一体成形により形成されている。
以上のように形成された第1部材50と第2部材60とは、第1部材50の板部材56形成面と、第2部材60の渦巻板66形成面とを互いに対向するようにして当接させた部分に、超音波振動を付与して溶着させる超音波溶融によって本体部40に組み立てられる。このようにして組み立てられた本体部40の内部には、第1部材50の隔壁52および連通孔54と、第2部材60の隔壁62、側壁63、誘導路64および渦巻板66とにより渦巻状通路32をなす音道30が形成されることになる。
このように、第1部材50と第2部材60とのそれぞれに板部材56や、誘導路64、渦巻板66、放音部70を予め造り込んでおくことにより、組み立てコストを大幅に低減させることができるため好都合である。
図4および図5に示すように、本体部40の振動板収容部51には、供給された電源により振動して振動波を生成する振動板20が収容されている。振動板20が発した振動波は、連通孔54を通過し、第2部材60の隔壁62により振動板20の振動方向に直交する方向に反射された後、渦巻状通路32に形成された音道30に沿って30A,30B,30C,30D,30Eを経由しながら振動板20の中心軸22の周りを周回する。すなわち、振動波は振動板20の中心軸22から徐々に離反して音道30(渦巻状通路32)の外周側に向かって伝播することになる。
図4に示すように、音道30(渦巻状通路32)の最外周には突出部58,68により異物捕捉空間59が形成されている。音道30の上流側については、音道30の側壁面(側壁63)と異物捕捉空間59との接続部分59Bにおいて、音道30の側壁面により規定される周方向の上流側接線T2の向きが、音道30の下流側における音道30の側壁面と異物捕捉空間59との接続部分59Aの側壁面位置よりも音道30(本体部40)の中心側に向かっている。これにより、音道30内を進んできた振動波が異物捕捉空間59に進入することなく放音部70に向かって伝播する。
すなわち、振動波が異物捕捉空間59に入り込むことによる振動波の減衰を防ぐことができる。このようにして音道30内を渦巻状に周回した振動波は、誘導部64および板部材56によって放音部70に誘導された後、放音部70から振動板20の中心軸22の軸線と平行に、ホーン10の正面側に向かって放出されるのである(図4中の矢印C参照)。
板部材56について詳細に説明する。
図2および図6に示すように、音道30と放音部70との接続部分である誘導部64に配設されている板部材56のうち、第1の板部材56Aが、誘導部64によって増大した音道30の流路断面積を縮小させるための断面縮小部として配設されている。第1の板部材56Aは音道30から放音部70に向かって振動波の進路が先細状となるようにハの字状に配設されているので、音道30の流路断面積が狭められ、振動波を放音部70に集中させることができる。
また、第1の板部材56Aに隣接すると共に、振動波の進行方向に所要間隔をあけた状態で第2の板部材56Bが配設されている。第2の板部材56Bは振動波が音道30内を下流側に進むにつれて徐々に高さ寸法が増大するように配設されている。また第2の板部材56Bのそれぞれの先端部56Cは、音道30の上流側から下流側に向かって(第2の板部材56Bの板厚方向に、または、振動波の進行方向に)徐々に高さが増大する傾斜面に形成(スラッシュカット)されている。
音道30を伝播してきた振動波は、第2の板部材56Bの先端部56Cにより、図6内の矢印Zに示すように、音道30の上流側から放音部70の方に向かって緩やかに誘導されることになる。このように誘導路64による音道30から放音部70への振動波の誘導は、第2の板部材56Bにより減衰を極力抑えることができる。
図7は、放音部から誘導路にかけての内部構造を示す立体断面図である。図8は、異物捕捉空間の詳細図である。
先に説明した板部材56は音道30内を伝播する振動波の進路を誘導するだけでなく、放音部70に配設されている遮蔽板72と共に、ホーン10の外部から音道30内に石や水等の異物の侵入を防止する異物進入防止機能も有している。
放音部70の遮蔽板72は、格子状をなし、放音部70から音道30への一直線上の侵入を防ぐ配置に形成されている。このように形成された遮蔽板72は、図7内の矢印Xに示すような遮蔽板72に対して斜め方向からの異物(例えば、車両走行中における水しぶきや洗車時における高圧水等)の侵入を防御する際に好都合である。放音部70に配設した遮蔽板72によって矢印X方向から音道30に侵入しようとする異物の大部分を防御することができるが、遮蔽板72を通過してしまった異物は、第2の板部材56Bの配設間スペース56Dにより捕捉することができる。更には、第1の板部材56Aにより音道30への侵入路が狭められているので、矢印X方向から音道30に侵入しようとする異物をきわめて高い確率で防ぐことができる。
これに対して、図7内の矢印Y方向に示すような遮蔽板72に対して直交方向に侵入しようとする異物(例えば洗車時においてバケツ等によりかけられるまとまった量の水等)については、遮蔽板72により異物進入速度は低下させることができても、侵入する異物の容量をほとんど減らすことができない場合もある。このように、遮蔽板72を通過してきた異物は、第2の板部材56Bの配設間スペース56Dによって大部分の量を捕捉することができる。また先に説明した矢印X方向からの異物侵入に対する効果と同様に、第1の板部材56Aにより音道30への侵入路が狭められているので、音道30への異物の侵入をきわめて高確率で防止することができる。
以上に加えて、音道30内においては、図8に示すように、音道30の下流側(放音部70側)から音道30の側壁になだらかに異物捕捉空間59が接続するように形成されている。また、異物捕捉空間59は音道30内において水平方向に延伸した後に上方向に延伸し始める部分に配設されている。
すなわち、異物が遮蔽板72と第1の板部材56Aの両方の異物侵入防止対策部分を通過して音道30に侵入したとしても、異物は異物捕捉空間59に誘導されると共に捕捉され、音道30の内部(中心部分)に異物が侵入することを防止できるため好都合である。
また放音部70には、第2の板部材56Bの配設間スペース56Dのそれぞれとホーン10の外部とに連通する異物排出用孔74が形成されている。矢印X方向およびY方向から放音部70の内部に侵入してきた異物(主に水)は、第2の板部材56Bの配設間スペース56Dやファンネル部71と遮蔽板72との間のスペース73を経由した後、異物排出用孔74からホーン10の外部に排出することが可能になる。
本実施形態におけるホーン10は、音源(振動板20)から発せられた振動波をホーン10の正面側に向けて放音することができる構造を具備しているため、警報音を効率的に放出することができる。また、放音部70がホーン10の正面側に向けて開口した状態で配設されていても、異物の侵入を防止するための遮蔽板72や二種類の板部材56A,56Bおよび異物捕捉空間59が形成されているので、ホーン10内への異物の侵入をきわめて高精度に防止することができ、ホーン10を長期にわたって良好な状態で使用することができる。
以上に本実施形態におけるホーン10について詳細に説明してきたが、本願発明にかかるホーン10は本実施形態に限定されるものではない。
例えば、本実施形態においては、遮蔽板72と第1の板部材56A、断面縮小部としての第2の板部材56Bのすべてを備えるホーン10について説明したが、これらを具備しないホーン10であっても放音部70からの異物の侵入を防ぎつつ、放音部70を車両の進行方向に向けた状態で搭載する形態を採用することができるのはもちろんである。
また、本実施形態においては、音道30と放音部70の連設位置は音道30が水平方向に延伸している部分においてなされているが、音道30(渦巻状通路32)の渦巻の巻数を3巻以上にする形態としたり、放音部70との連設部分から音道30の内側に侵入した直後に一旦下方向に進んだ後に音道30につなげて侵入した異物を捕捉することができれば、音道30が水平方向に延伸している部分以外の部分に放音部70を設けてもよいのはもちろんである。
本実施形態における車両用ホーンの正面図である。 本体部分の組み立て前の状態を示す前方組み立て斜視図である。 本体部分の組み立て前の状態を示す後方組み立て斜視図である。 本実施形態における車両用ホーンの振動波の伝播状態を示す正面図である。 図1中のA−A線における断面図である。 図1中のB−B線における立体断面図である。 放音部から誘導路にかけての内部構造を示す立体断面図である。 異物捕捉空間の詳細図である。
符号の説明
10 車両用ホーン(ホーン)
20 振動板
22 中心軸
30 音道
32 渦巻状通路
40 本体部
50 第1部材
51 振動板収容部
52 隔壁
53 側壁
54 連通孔
56 板部材
56A 第1の板部材
56B 第2の板部材
56C 先端部
56D 配設間スペース
58 凹部
59 異物捕捉空間
59A 放音部側接続部
59B 音道側接続部
60 第2部材
62 隔壁
63 側壁
64 誘導部
66 渦巻板
68 突出部
70 放音部
71 ファンネル部
72 遮蔽板
73 スペース
74 異物排出用孔

Claims (7)

  1. 振動板と、
    前記振動板の中心軸から徐々に離反させながら前記中心軸周りに周回する渦巻状通路に形成された音道と、
    前記音道の端部に連設され、前記渦巻状通路を周回した振動波を前記中心軸の軸線方向に放出する放音部と、を有し、
    前記放音部の開口部分は、ホーンが使用状態に配設された際において、車両進行方向に向けられて鉛直方向に長い縦長形状に形成されると共に前記音道において水平方向に延伸する部分に連設されていて、
    前記開口部分には異物侵入防止用の遮蔽板が配設され、当該遮蔽板は、前記放音部から前記音道を臨んだ際に前記音道を遮蔽する配置に配設されていて、
    前記音道と前記放音部との接続部分には、前記遮蔽板を通過した異物の音道への侵入を防止するための板部材が所要間隔をあけて複数箇所に立設されていることを特徴とする車両用ホーン。
  2. 前記板部材は、前記音道内における前記振動波の進行方向に板面を直交させた状態で立設されていることを特徴とする請求項1記載の車両用ホーン。
  3. 前記板部材のそれぞれにおける高さ寸法は、前記音道の上流側から下流側に向けて徐々に高くなっていることを特徴とする請求項1または2記載の車両用ホーン。
  4. 前記板部材のそれぞれにおける先端部は、前記音道の上流側から下流側に向かって徐々に高さ寸法が増加する傾斜面に形成されていることを特徴とする請求項1〜3のうちのいずれか一項に記載の車両用ホーン。
  5. 前記音道と前記放音部との間には、前記渦巻状通路の断面積を縮小するための断面縮小部が設けられていることを特徴とする請求項1〜4のうちのいずれか一項に記載の車両用ホーン。
  6. 前記渦巻状通路における最外周部分には、前記渦巻状通路の拡径方向に突出する異物捕捉空間が形成されていることを特徴とする請求項1〜5のうちのいずれか一項に記載の車両用ホーン。
  7. 前記異物捕捉空間と、前記渦巻状通路との接続部分は、
    前記渦巻状通路の下流側接続部分における前記渦巻状通路の側壁面によって規定される周方向の下流側接線が、前記異物捕捉空間の内側に向かい、
    前記渦巻状通路の上流側接続部分における前記渦巻状通路の側壁面によって規定される周方向の上流側接線が、前記下流側接線を規定する前記渦巻状通路の側壁面位置よりも前記渦巻状通路の内側方向に向かうように接続されていることを特徴とする請求項6記載の車両用ホーン。
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