JP6182596B2 - 車両用音出力装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用音出力装置に関するものである。
近年、ハイブリッド自動車、電気自動車、及び、燃料電池自動車などの駆動音が静かな車両において、当該車両の接近を歩行者等の周囲の人に気付かせるための技術が提案されている。例えば、特許文献1には、車両の前端部の車幅方向中央下部に設けられた発音手段から、接近告知音を車両前方に向けて発する車両接近告知装置が提案されている。
特開2008−168676号公報
しかしながら、特許文献1で提案された技術では、車両に発音手段を新たに設置する必要があるためコストがかかり、さらに、当該発音手段の構成上、車両の外部に存在する人に対して車両の接近告知音(例えば、エンジン音)を遠方、近傍いずれにも適切な音圧をもって発することは難しいという問題がある。
本発明は、このような問題点に対処することを課題の一例とするものである。即ち、本発明は、例えば、コストを極力抑えつつ、車両の遠方、近傍いずれに存在する人に対して車両の接近告知音を効果的に発することが可能な車両用音出力装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の車両用入力装置音出力装置は、車両のバンパを補強する補強部材と、前記補強部材の前面側に取り付けられた衝撃吸収部材と、前記補強部材と前記衝撃吸収部材との間に設置されているスピーカ装置と、を備え、前記衝撃吸収部材の前面には、第1の開口部と第2の開口部が設けられ、前記スピーカ装置の前面から放射された音は、前記第1の開口部から放射され、前記スピーカ装置の後面から放射された音は、前記補強部材と前記衝撃吸収部材との間の空間を通って、前記第2の開口部から放射されることを特徴とする。
第1実施例における本発明の車両用音出力装置が取り付けられた車両の前面を示す図である。 図1に車両用音出力装置の前面図である。 図1に示す車両用音出力装置の分解斜視図である。 (A)〜(C)は各々、図2のA−A線、B−B線、C−C線断面図である。 図4(A)の部分拡大図である。 (A)及び(B)は各々、図1に示す車両用音出力装置を構成するバンパリインフォースの前面図及び後面図である。 (A)及び(B)は各々、図1に示す車両用音出力装置を構成するバンパアブソーバの前面図及び後面図である。 図2に示すスピーカ装置から出力される音の放射を説明するための説明図である。 実施例品における第1の開口部及び第2の開口部からそれぞれ出力される音圧の周波数特性を示すグラフである。 第2実施例におけるスピーカ装置周辺の断面図である。 第3実施例における車両用音出力装置の斜視図である。 図11のD−D線断面図である。 第4実施例における車両用音出力装置の斜視図である。 図13のE−E線断面図である。
以下、本発明の一実施形態にかかる車両用音出力装置を説明する。本発明の一実施形態にかかる車両用音出力装置は、車両のバンパを補強する補強部材と補強部材の前面側に取り付けられた衝撃吸収部材とを有する車両の外部に音を放射する車両用音出力装置であって、補強部材と衝撃吸収部材との間の空間を音道とするように設置されたスピーカ装置を備えている。
これにより、スピーカ装置からの音が補強部材と衝撃吸収部材との間の空間である音道を通って車両外部に放射されるため、スピーカ装置から広い周波数の音を出力することができ、車両の外部に存在する人に対してスピーカ装置から出力された音(=車両の接近告知音)を効果的に発すことができる。しかも、既存の補強部材と衝撃吸収部材との間の空間を音道として流用することにより、コスト及び重量を極力抑えることができる。
また、スピーカ装置が、補強部材と衝撃吸収部材との間に設置されていてもよい。これにより、補強部材と衝撃吸収部材との間の空間を音道とすることができる。
また、衝撃吸収部材の前面には、第1の開口部が設けられていてもよい。これにより、スピーカ装置から出力された接近告知音が第1の開口部から前面に向かって放音され、車両前面に存在する人にもスピーカ装置から出力された接近告知音を効果的に発することができる。
また、スピーカ装置の前面から放射された音は、第1の開口部から放射されるようにしてもよい。これにより、スピーカ装置の前面から放射された接近告知音が第1の開口部から前面に向かって放音され、車両前面に存在する人にもスピーカ装置から出力された接近告知音を効果的に発することができる。
さらに、スピーカ装置の後面から放射された音は、補強部材と衝撃吸収部材との間の空間を通って、衝撃吸収部材の前面に設けられた第2の開口部から放射されていてもよい。これにより、スピーカ装置の前面から放射された音と後面から放射された音とが別々の経路をたどって別々の開口部から放音されるので、より広範囲に接近告知音を発することができる。
また、スピーカ装置は、補強部材に固定されていてもよいし、衝撃吸収部材に固定されていてもよい。
また、第1の開口部は、衝撃吸収部材の長手方向一端部近傍に設けられ、第2の開口部は、衝撃吸収部材の長手方向他端部近傍に設けられていてもよい。これにより、衝撃吸収部材の長手方向、即ち左右方向の両端近傍にそれぞれ設けられた第1、第2の開口部から接近告知音がそれぞれ出力されるため、効果的に、車両の左右方向に存在する人に対して接近告知音を発することができる。
また、音道の長手方向両端の開口を塞ぐ側壁を設けてもよい。これにより、スピーカ装置からの接近告知音が、音道の長手方向両端の開口から抜けることなく、効率的に第1の開口部から放射できる。
また、スピーカ装置が、補強部材の後面側に設置され、補強部材のスピーカ装置に対向する位置には、第3の開口部が設けられている。これにより、補強部材の後面側にスピーカ装置を設置しても、スピーカ装置から出力された音が第3の開口部を通って補強部材と衝撃吸収部材との間の空間内に放射され、その空間を音道にすることができる。
第1実施例
以下、本発明の車両用音出力装置の第1実施例を図1〜図7に基づいて説明する。図1〜図7に示す車両用音出力装置1は、車両2に取り付けられ、車両2外部に接近告知音(音)を放射することにより、歩行者などに車両2の接近を知らせる装置である。なお、以下、車両2の進行方向を前方向、後退方向を後方向とし、進行方向側を前面側、後退方向側を後面側と定義して説明する。
図3などに示すように、車両用音出力装置1は、車両2のフロントバンパを補強する補強部材としてのバンパリインフォース3と、バンパリインフォース3の前面側に取り付けられた衝撃吸収部材としてのバンパアブソーバ4と、バンパリインフォース3及びバンパアブソーバ4間に挟まれたクッション5と、バンパリインフォース3及びバンパアブソーバ4間の空間を音道とするように設置されたスピーカ装置6と、を備えている。
上記バンパリインフォース3は、図6に示すように、金属板をプレス加工して設けられ、車両2の左右方向に長尺状に設けられている。このバンパリインフォース3には、図4、図6などに示すように、左右方向に長尺状のリインフォース本体部31と、リインフォース本体部31の上下方向両端から後方向に向かって立設したリインフォース側壁部32と、リインフォース側壁部32の端部から上下方向に立設したリインフォースフランジ部33と、を備え、後面側から見て長手方向に沿ったリインフォース凹部34が形成されている。
上記バンパアブソーバ4は、樹脂製であり、バンパリインフォース3と同様に車両2の左右方向に長尺状に設けられている。バンパリインフォース3及びバンパアブソーバ4の長手方向の長さは同程度に設けられている。バンパアブソーバ4は、図4、図7などに示すように、左右方向に長尺状のアブソーバ本体部41と、アブソーバ本体部41の上下方向両端から後方向に向かって立設した第1のアブソーバ側壁部42と、を備え、後面側から見て長手方向に沿ったアブソーバ凹部44が形成されている。
上記アブソーバ本体部41には、図2、図3などに示すように、長手方向の運転席側端部近傍(=一端部近傍)に第1の開口部41Aが設けられ、助手席側端部近傍(=他端部近傍)に第2の開口部41Bが設けられている。上記アブソーバ本体部41の第1の開口部41A及び第2の開口部41Bを形成する内周面には、図4(A)及び(C)に示すように、前方向に向かうに従って開口面積が大きくなるようなテーパが設けられている。また、図4(C)に示すように、第1のアブソーバ側壁部42には、上下方向に貫通する貫通孔42Aが設けられている。この貫通孔42Aは、第2の開口部41Bの上下に設けられている。
また、第1のアブソーバ側壁部42は、図4(A)〜(C)に示すように、リインフォース側壁部32に重ねられ、その端部がリインフォースフランジ部33に重ねられている。
上記バンパリインフォース3の前面側にバンパアブソーバ4が取り付けられると、図4に示すように、アブソーバ凹部44の後面側開口がリインフォース本体部31によって塞がれる。これにより、アブソーバ凹部44とリインフォース本体部31とにより、長手方向に延びる音道が形成される。
また、バンパアブソーバ4には、図7(B)に示すように、上述したように形成された音道の長手方向両端の開口を塞ぐ側壁としての一対の第2のアブソーバ側壁部45が、アブソーバ本体部41から後方向に向かって立設している。この第2のアブソーバ側壁部45は、上下方向端部が第1のアブソーバ側壁部42に連結するように設けられている。また、この一対の第2のアブソーバ側壁部45間に、第1の開口部41A及び第2の開口部41Bが設けられている。
上記クッション5は、リング状に設けられ、リインフォース本体部31と第1、第2のアブソーバ側壁部42、45との間に挟まれ、バンパリインフォース3とバンパアブソーバ4との隙間を塞ぐ。
上記スピーカ装置6は、接近告知音を出力するスピーカであり、例えば、接近告知音として車両2の駆動音を擬似的に発生する。このスピーカ装置6は、図4(A)に示すように、リインフォース本体部31とアブソーバ凹部44との空間(即ち、音道)に設置されると共に、その前面が第1の開口部41Aに対向するように設置されている。
上記スピーカ装置6は、バンパリインフォース3に固定されている。詳しくは、図5に示すように、リインフォース本体部31には、スピーカ装置6を固定するためのネジ挿入孔31Aと、スピーカ装置6の回転を防止する回転防止凸部31Bと、が設けられている。スピーカ装置6の後面には、ネジNを螺合する図示しないネジ孔が設けられている。リインフォース本体部31に設けられたネジ挿入孔31AにネジNを挿入して、スピーカ装置6に設けられたネジ孔にネジNを螺合することにより、スピーカ装置6がリインフォース本体部31に固定される。
また、スピーカ装置6の後面には、上記回転防止凸部31Bを嵌合する回転防止凹部61が設けられている。この回転防止凹部61に回転防止凸部31Bを嵌合させた状態で、スピーカ装置6はリインフォース本体部31にネジ止めされている。この回転防止凸部31Bとの嵌合により、スピーカ装置6は、ネジNを中心とした回転が防止される。
なお、図5に示す実施例では、リインフォース本体部31に回転防止凸部31B、スピーカ装置6に回転防止凹部61を嵌合させていたが、逆に、リインフォース本体部31に回転防止凹部を、スピーカ装置6側に回転防止凸部を設けてもよい。
次に、上述した構成の車両用音出力装置1を構成するスピーカ装置6から出力される音の放射について説明する。図8に示すように、スピーカ装置6の前面から放射された音は、矢印Y1に示すように、運転席側の第1の開口部41Aから車両2の外部に放射され、スピーカ装置6の後面から放射された音は、矢印Y2に示すように、バンパリインフォース3とバンパアブソーバ4との間の空間(即ち音道)を通って第2の開口部41Bから車両2の外部に放射される。
上述した実施例のように、バンパリインフォース3とバンパアブソーバ4とで共振管を形成し、その共振管内の音道を通って車両2外部に放射されるため、スピーカ装置6から広い周波数の音を出力することができ、車両2の外部に存在する人に対してスピーカ装置6から出力された接近告知音を効果的に発することができる。従って、ハイブリッド自動車、電気自動車、及び、燃料電池自動車などの駆動音が静かな車両2に本実施例を適用すれば、車道の脇にある歩道を歩いている歩行者等の周囲の人に対して、当該車両2の接近を、より効果的に気付かせることができる。
しかも、既存のバンパリインフォース3とバンパアブソーバ4との間の空間を音道として流用することにより、バンパアブソーバ4に第1の開口部41A及び第2の開口部41Bを設けてスピーカ装置6を設置するだけでよいので、コスト及び重量を極力抑えることができる。
また、バンパリインフォース3とバンパアブソーバ4との間で形成される音道は、バンパリインフォース3及びバンパアブソーバ4とほぼ同じ長さ確保することができる。このため、管共振効果を十分得ることができる。
次に、本発明者らは、管共振効果が十分に得られているかを確認するために、上述した図1〜図7に示す車両用音出力装置1(実施例品)において第1の開口部41A側と第2の開口部41B側から出力される音圧の周波数特性を測定した。結果を図9に示す。同図に示すように、第1の開口部41A側も第2の開口部41B側も70〜80Hzの低周波で音圧のピークを確認できた。
また、上述した実施例では、スピーカ装置6が、バンパリインフォース3とバンパアブソーバ4との間に設置されている。これにより、バンパリインフォース3とバンパアブソーバ4との間の空間を音道とすることができる。
また、上述した実施例では、バンパアブソーバ4の前面に第1の開口部41Aが設けられている。これにより、スピーカ装置6から出力された接近告知音が第1の開口部41Aから前面に向かって放音され、車両2前面に存在する人にもスピーカ装置6から出力された接近告知音を効果的に発することができる。
また、上述した実施例では、スピーカ装置6の前面から放射された音は、第1の開口部41Aから放射され、スピーカ装置6の後面から放射された音は、バンパリインフォース3とバンパアブソーバ4との間の空間である音道を通って、バンパアブソーバ4の前面に設けられた第2の開口部41Bから放射されている。これにより、スピーカ装置6の前面から放射された音と後面から放射された音とが別々の経路をたどって別々の開口部41A、41Bから放音されるので、より広範囲に接近告知音を発することができる。
また、上述した実施例では、第1の開口部41Aは、バンパアブソーバ4の長手方向運転席側端部近傍に設けられ、第2の開口部41Bは、バンパアブソーバ4の長手方向助手席側端部近傍に設けられている。これにより、バンパアブソーバ4の長手方向、即ち左右方向両端近傍にそれぞれ設けられた第1、第2の開口部41A、41Bから接近告知音がそれぞれ出力されるため、効果的に、車両の左右方向に存在する人に対して接近告知音を発することができる。
また、上述した実施例では、音道の長手方向両端の開口を塞ぐ第2のアブソーバ側壁部45が設けられている。これにより、スピーカ装置6からの接近告知音が、音道の長手方向両端の開口から抜けることなく、効率的に第1の開口部41Aや第2の開口部41Bから放射させることができる。
また、上述した実施例では、アブソーバ本体部41の第1の開口部41A及び第2の開口部41Bを形成する内周面には、図4(A)及び(C)に示すように、前方向に向かうに従って開口面積が大きくなるようなテーパが設けられている。これにより、スピーカ装置6から出力される接近告知音をよりスムーズに車両2外部に放射することができる。また、第2の開口部41Bの上下に貫通孔42Aを設けることにより、第2の開口部41B付近に障害物があってもスピーカ装置6からの音をスムーズに車両2外部に放射できる。
なお、上述した第1実施例においては、第2のアブソーバ側壁部45を設けることにより、音道の長手方向開口を塞いでいたが、本発明はこれに限ったものではない。第2のアブソーバ側壁部45を設けずに、音道の長手方向開口からもスピーカ装置6から出力される音を放射するようにしてもよい。また、この場合、さらに第1の開口部41A及び第2の開口部41Bも設けずに、音道の長手方向開口からのみスピーカ装置6から出力される音を放射することも考えられる。
また、上述した第1実施例によれば、第2の開口部41Bの上下に貫通孔42Aを設けていたが、本発明はこれに限ったものではない。第1の開口部41Aの上下にも第1のアブソーバ側壁部42を貫通する貫通孔42Aを設けることも考えられる。
また、上述した第1実施例によれば、スピーカ装置6は、バンパリインフォース3に固定されていたが、本発明はこれに限ったものではない。バンパアブソーバ4に固定されるようにしてもよい。
また、上述した第1実施例によれば、第1の開口部41Aを、バンパアブソーバ4の長手方向運転席側に設け、第2の開口部41Bを、バンパアブソーバ4の長手方向助手席側に設けられていたが、逆に、第1の開口部41Aを、バンパアブソーバ4の長手方向助手席側に設け、第2の開口部41Bを、バンパアブソーバ4の長手方向運転席側に設けるようにしてもよい。
第2実施例
次に、第2実施例について図10を参照して説明する。第1実施例と第2実施例とで異なる点は、スピーカ装置6の構成である。第1実施例では、スピーカ装置6は、ケースを備えていなかったが、図10に示すように、スピーカ装置6がケース7内に収容されている。このケース7は、例えば箱型に形成されていて、前面側にスピーカ装置6の振動板を露出する開口7Aが設けられている。また、ケース7は、後面側にも開口7Bが設けられ、この開口7Bは、リインフォース本体部31により覆われている。さらに、ケース7は、第2の開口部41B側にも開口(図示せず)が設けられていて、スピーカ装置6の後面から放射された音は、その開口からバンパリインフォース3とバンパアブソーバ4との間の空間である音道に進入する。
第3実施例
次に、第3実施例について図11及び図12を参照して説明する。第1実施例と第3実施例とで異なる点は、スピーカ装置6の設置位置と、バンパリインフォース3及びバンパアブソーバ4の構成である。第1実施例では、スピーカ装置6は、バンパリインフォース3とバンパアブソーバ4との間に設置されていたが、第3実施例では、図12に示すように、バンパリインフォース3の後面側に設置されている。詳しくは、スピーカ装置6は、リインフォース凹部34とリインフォース凹部34の後面側開口を塞ぐ車両2との間に設置され、車両2にネジ止めされている。なお、リインフォース凹部34の後面側開口と車両2の間にスピーカ装置6を固定する固定板等(図示せず)を適宜設置してもよい。
そして、バンパリインフォース3の後面側に設置されたスピーカ装置6から出力される音をバンパリインフォース3及びバンパアブソーバ4間の空間に導くために、リインフォース本体部31には第3の開口部31Cが設けられている。なお、第3の開口部31Cは、バンパリインフォース3の長手方向の助手席側端部近傍に設けられ、スピーカ装置6は、この第3の開口部31Cに正面が対向するように配置される。また、第3実施例では、第1の開口部41A及び第2の開口部41Bは設けられておらず、バンパアブソーバ4の運転席側端部近傍に第4の開口部41Cが設けられている。
次に、上述した構成の車両用音出力装置1を構成するスピーカ装置6から出力される音の放射について説明する。図11に示すように、スピーカ装置6の前面から放射された音は、矢印Y3に示すように、第3の開口部31Cからバンパリインフォース3とバンパアブソーバ4との間の音道を通って、第4の開口部41Cから放射され、スピーカ装置6の後面から放射された音は、矢印Y4に示すように、リインフォース凹部34と車両2との間の空間を通って長手方向助手席側の開口(図示せず)から放射される。
上述した第3実施例によれば、スピーカ装置6が、バンパリインフォース3の後面側に設置され、バンパリインフォース3の前面には、第3の開口部31Cが設けられている。これにより、バンパリインフォース3の後面側にスピーカ装置6を設置しても、スピーカ装置6から出力された接近告知音が第3の開口部31Cを通ってバンパリインフォース3とバンパアブソーバ4との間の空間内に放射され、その空間を音道にすることができる。
第4実施例
次に、第4実施例について図13及び図14を参照して説明する。第4実施例は、第3実施例の変形例である。第3実施例と第4実施例と異なる点は、スピーカ装置6の構成と、バンパアブソーバ4の構成である。第3実施例のスピーカ装置6は、ケースを有していなかったが、第4実施例のスピーカ装置6は、ケース8を有する。ケース8は、例えば箱型に形成されていて、前面側にスピーカ装置6の振動板を露出する開口8Aが設けられている。また、ケース7の助手席側にも開口8Bが設けられている。また、第3実施例では、バンパアブソーバ4に第4の開口部41Cを設けていたが、第4実施例では設けていない。また、第2のアブソーバ側壁部45も助手席側には設けられておらず、音道の長手方向は開口されている。
次に、上述した構成の車両用音出力装置1を構成するスピーカ装置6から出力される音の放射について説明する。図13に示すように、スピーカ装置6の前面から放射された音は、矢印Y5に示すように、第3の開口部31Cからバンパリインフォース3とバンパアブソーバ4との音道を通って、運転席側の開口から車両2外部に放射される。一方、スピーカ装置6の後面から放射された音は、矢印Y6に示すように、ケース8の開口部8Aからリインフォース凹部34内に進入し、このリインフォース凹部34内の運転席側の開口から車両2外部に放射される。
上述した第4実施例も第3実施例と同様に、バンパリインフォース3の後面側にスピーカ装置6を設置しても、スピーカ装置6から出力された接近告知音が第3の開口部31Cを通ってバンパリインフォース3とバンパアブソーバ4との間の空間内に放射され、その空間を音道にすることができる。
なお、第4実施例では、第4の開口部41Cを設けずに、運転席側の開口から放射していたが、第3実施例と同様に第4の開口部41Cを設けてもよい。
また、上述した第1〜第4実施例では、バンパリインフォース3は、フロントバンパを補強するためのものであって、リアバンパを補強するためのものであってもよい。また、自動車は国によって運転席が右側もしくは左側にあるが、本願の実施例はそのいずれかに限定されるものではない。
また、前述した実施例は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
1 車両用音出力装置
2 車両
3 バンパリインフォース(補強部材)
4 バンパアブソーバ(衝撃吸収部材)
6 スピーカ装置
41A 第1の開口部
41B 第2の開口部
31C 第3の開口部
45 第2のアブソーバ側壁部(側壁)

Claims (6)

  1. 車両のバンパを補強する補強部材と、
    前記補強部材の前面側に取り付けられた衝撃吸収部材と、
    前記補強部材と前記衝撃吸収部材との間に設置されているスピーカ装置と、を備え、
    前記衝撃吸収部材の前面には、第1の開口部と第2の開口部が設けられ、
    前記スピーカ装置の前面から放射された音は、前記第1の開口部から放射され、
    前記スピーカ装置の後面から放射された音は、前記補強部材と前記衝撃吸収部材との間の空間を通って、前記第2の開口部から放射されることを特徴とする車両用音出力装置。
  2. 前記スピーカ装置は、前記補強部材に固定されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用音出力装置。
  3. 前記スピーカ装置は、前記衝撃吸収部材に固定されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用音出力装置。
  4. 前記第1の開口部は、前記衝撃吸収部材の長手方向一端部近傍に設けられ、
    前記第2の開口部は、前記衝撃吸収部材の長手方向他端部近傍に設けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両用音出力装置。
  5. 前記空間の長手方向両端の開口を塞ぐ側壁が設けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両用音出力装置。
  6. 前記第1の開口部及び前記第2の開口部は前方向に向かうに従って開口面積が大きくなるようなテーパが設けられていることを特徴とする請求項1に記載の車両用音出力装置。
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