JP6806834B2 - 車両接近報知音発生装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、電気自動車やハイブリッド自動車等に搭載される車両接近報知音発生装置に関する。
従来から、電気自動車やハイブリッド車等に搭載され、歩行者等に対して報知音を発することで車両の接近状態を知らせるための車両接近報知音発生装置が知られている。
例えば、特許文献1は、アンダカバーに取り付けられたダクトを備えている。特許文献1では、スピーカから発する音を、ダクトを介してアンダカバーの開口部からフロア下方に沿って放出する車両接近報知音発生装置が開示されている。
特開2011−235774号公報
ところで、特許文献1に開示された車両接近報知音発生装置では、地面側に臨むダクトの開口部を雪や塵埃等によって閉塞された場合、スピーカから発する音響がダクト内部でこもるため、歩行者等が報知音を聞き取りにくくなるおそれがある。
本発明は、前記の点に鑑みてなされたものであり、地面側に臨むダクトの開口部が閉塞された場合であっても、歩行者等が報知音を聞きとることが可能な車両接近報知音発生装置を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明は、車両に取り付けられて車外に向かって報知音を発する発音手段と、車外に向かって前記報知音を放出する第1の開口部と、前記第1の開口部と前記発音手段とを連通させるダクトと、を備える車両接近報知音発生装置であって、前記第1の開口部と異なる方向に設けられた第2の開口部を有し、前記第2の開口部と前記ダクトとを連通させる連通路を備えることを特徴とする。
本発明では、地面側に臨むダクトの開口部が閉塞された場合であっても、歩行者等が報知音を聞きとることが可能な車両接近報知音発生装置を得ることができる。
本発明の実施形態に係る車両接近報知音発生装置が搭載された車両前部の一部仮想側面図である。 図1に示す車両接近報知音発生装置の軸方向に沿った縦断面図である。 図2に示す車両接近報知音発生装置の分解斜視図である。 (a)は、車両接近報知音発生装置の平面図、(b)は、車両接近報知音発生装置の側面図である。 (a)は、通常時における報知音の伝搬経路を示す断面図、(b)は、開口部が雪で閉塞された異常時における報知音の伝搬経路を示す断面図である。 (a)は、本出願人が案出した比較例であって、スピーカの出力面が上方を向いた場合を示す断面図、(b)は、本実施形態であって、スピーカの出力面が下方を向いた場合を示す断面図である。 (a)は、他の実施形態に係る車両接近報知音発生装置において、通常時における報知音の伝搬経路を示す断面図、(b)は、他の実施形態に係る車両接近報知音発生装置において、開口部が雪で閉塞された異常時における報知音の伝搬経路を示す断面図である。
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明の実施形態に係る車両接近報知音発生装置が搭載された車両前部の一部仮想側面図、図2は、図1に示す車両接近報知音発生装置の軸方向に沿った縦断面図、図3は、図2に示す車両接近報知音発生装置の分解斜視図、図4(a)は、車両接近報知音発生装置の平面図、図4(b)は、車両接近報知音発生装置の側面図である。なお、各図中において、「前後」は、車両前後方向、「左右」は、車幅方向(左右方向)、「上下」は、車両上下方向(鉛直上下方向)をそれぞれ示している。
本発明の実施形態に係る車両接近報知音発生装置10(以下、報知音発生装置10という)は、例えば、電気自動車やハイブリッド車等の車両12に搭載されている。図1に示されるように、この報知音発生装置10は、車両前部の車両床部を構成するアンダカバー14の上面に取り付けられている。なお、報知音発生装置10の取付部位は、アンダカバー14に限定されるものではなく、例えば、車体フレーム等に取り付けられてもよい。
報知音発生装置10が取り付けられたアンダカバー14には、底面視して略円形状を呈する貫通孔16(図2参照)が形成されている。この貫通孔16は、報知音発生装置10の後記する下部側環状フランジ部18が位置決めされて装着されると共に、報知音発生装置10から放出した音響を車両下部の外部に放出するためのものである。
図2及び図3に示されるように、報知音発生装置10は、ダクト機構(ダクト)20と、スピーカ(発音手段)22を有するスピーカユニット24と、アッパカバー26とを備えて構成されている。
ダクト機構20は、下から上に向かって順に、下部ダクト28、中間ダクト30、上部ダクト32から構成され、上下方向に沿って積層して一体的に連結されている。
図3に示されるように、下部ダクト28は、略円筒状を呈する下部ダクト本体28aと、下部ダクト本体28aの内壁から内径方向に向かって突出する複数の隔壁34と、下部ダクト本体28aの内部中心に位置し複数の隔壁34によって外周面が支持される有底円筒部36とを有する。
図2に示されるように、下部ダクト本体28aの下部には、底面視して略円形状を呈し、アンダカバー14の貫通孔16に装着される下部側環状フランジ部18が設けられている。下部側環状フランジ部18には、下部ダクト本体28a内に形成された貫通孔と連通する単一の開口部(第1開口部)40が設けられている。この開口部40は、車両上下方向においてスピーカ22の下方に位置している。
図3に示されるように、下部側環状フランジ部18の外周面には、周方向に沿って約90度の離間角度を有して配置され、外径方向に向かって突出する複数の取付片42が設けられている。取付片42には、取付孔44が設けられている。この取付孔44に挿通される図示しないボルト等を介して、報知音発生装置10がアンダカバー14に固定される。
下部ダクト本体28aの内部には、複数の隔壁34を介して有底円筒部36が支持されている。この有底円筒部36は、上部側が開口し下部側が閉塞された断面U字状に形成されている(図2参照)。有底円筒部36の上端36aは、下部ダクト本体28aの上端よりも上方に向かって突出し、中間ダクト30まで延出している。径方向に沿った有底円筒部36と下部ダクト本体28aとの間には、上下方向に沿って連通する間隙46が形成されている。下部ダクト本体28aの上端には、中間ダクト30の下部側に設けられた係止凹部に係合する環状爪部48が設けられている。
図4(b)に示されるように、中間ダクト30は、下部ダクト28と上部ダクト32との間に介装されている。中間ダクト30の外側には、蛇腹形状を有する環状の蛇腹部50が設けられている。蛇腹部50は、例えば、樹脂材料やゴム材料等によって構成されている。
上部ダクト32は、中間ダクト30の上端と係合する係合部52を有し、中間ダクト30の上端に上部ダクト32の係合部52が内嵌されることによって支持されている。
上部ダクト32は、内部にスピーカユニット24が収納される上部ダクト本体32aと、上部ダクト本体32aの下方側に設けられ、下部にいくにつれて徐々に縮径して先細りする漏斗形状部54とを有する。漏斗形状部54の先端(下端)54aは、有底円筒部36の上端36aから下方側に臨む位置に設けられている。上部ダクト本体32aの内部と漏斗形状部54の内部とは、連通している。
この漏斗形状部54内の通路56と、有底円筒部36内の通路58と、有底円筒部36の上部と漏斗形状部54との間の通路60と、蛇腹部50と漏斗形状部54との間の通路62と、蛇腹部50と有底円筒部36との間の間隙46とがそれぞれ連通してラビリンス構造を呈する第1連通路64(図5(a)参照)が構成されている。
上部ダクト32の上端には、上端部の開口を閉塞するアッパカバー26が装着されている。上部ダクト32とアッパカバー26との間の空間部66には、スピーカ22を有するスピーカユニット24が配設されている。このスピーカ22は、スピーカユニット24内において報知音を放出する出力面68が漏斗形状部54に臨むスピーカユニット24の下面を向くように配置されている。また、スピーカ22の出力面68は、後記する第2連通路80を介して複数の小孔74と連通している。さらに、ダクト機構20(下部ダクト28、中間ダクト30、及び、上部ダクト32)は、スピーカ22の出力面68側(出力面68の下方側)にそれぞれ配置されている。
また、スピーカユニット24には、図示しないカプラーと電気的に接続されるコネクタ70が外部に露出するように設けられている。上部ダクト32及びアッパカバー26は、互いに反対方向に向かって突出する一対の取付片72を有し、前記取付片72に締結される図示しないボルト及びナットを介して着脱可能に連結されている。
アッパカバー26は、平面視して略円形状を呈し(図4(a)参照)、平面状に形成された円形平板部26aと、円形平板部26aの外周縁から下方に向かって突出する環状側壁部26bとが一体的に構成されている。円形平板部26aには、該円形平板部26aの上面と下面とを貫通する複数の小孔74が設けられている。この複数の小孔74は、円形平板部26aの中心に配置された環状突起部76から半径外方向に向かって放射状に配置されている(図4(a)参照)。
複数の小孔74は、報知音発生装置10の下端面に形成された開口部40と異なる方向であって、その反対方向である報知音発生装置10の上端面に設けられている。また、複数の小孔74は、ダクト機構20(下部ダクト28、中間ダクト30、及び、上部ダクト32)と反対側であって、スピーカ22の出力面68と反対側の面である非出力面78側に配置されている(図2参照)。
各小孔74の開口面積は、下部ダクト28の下部側環状フランジ部38の開口部40の開口面積よりも小さくなっている。なお、複数の小孔74は、特許請求の範囲の「第2の開口部」として機能するものである。
上部ダクト本体32a及びアッパカバー26と、スピーカユニット24との間には、クリアランスを介して第2連通路80(図5(b)参照)が形成されている。複数の小孔74は、この第2連通路80によって、スピーカ22が配置された空間部66内と連通している。第2連通路80は、特許請求の範囲の「第2の開口部とダクトとを連通させる連通路」として機能するものである。
後記するように、スピーカ22の出力面68の上方側の音圧が下方側の音圧より低くなった場合、スピーカ22の出力面68から放出された報知音は、音圧が低い上方側に向かい、スピーカユニット24と、アッパカバー26及び上部ダクト32(上部ダクト本体32a)との間の第2連通路80に沿って伝搬する。さらに、スピーカ22の出力面68から出力された報知音は、第2連通路80を経由してアッパカバー26の複数の小孔74を通過して車外に放出される。
本実施形態に係る車両接近報知音発生装置10が搭載された車両12は、基本的に以上のように構成されるものであり、次にその作用効果について説明する。
図5(a)は、通常時における報知音の伝搬経路を示す断面図、図5(b)は、開口部が雪で閉塞された異常時における報知音の伝搬経路を示す断面図である。
先ず、通常時の場合について説明する。
図5(a)に示されるように、通常時において、スピーカ22の出力面68から出力された報知音は、音道が開放されているため、音圧が低い下方向に向かい第1連通路64(通路56→通路58→通路60→通路62→間隙46)に沿って伝搬し、下部ダクト28の下部側の開口部から外部に向かって放出される。スピーカ22の出力面68の上方は、音圧が高くなっていると共に、複数の小孔74によって構成されているため、報知音がアッパカバー26の複数の小孔74から放出され難いようになっている。なお、「音圧」とは、音波の媒質における圧力の変動分の幅をいう。
通常時において、スピーカ22の出力面68から出力された報知音は、報知音発生装置10の下部側の開口部40から放出され、歩行者等に対して車両が接近していることを気付かせることができる。なお、通常時において、スピーカ22の出力面68から出力された報知音は、車両床部と地面との間の空間を伝搬し、車両12の下側を介して車両前後方向、車幅方向(左右方向)等から均一に放射される。
これに対して、例えば、降雪した雪Sがアンダカバー14の下面に付着して下部ダクト28の開口部40が閉塞された場合について説明する。
図5(b)に示されるように、開口部40及びアンダカバー14の下面に雪Sが付着した異常時では、通常時における音道が雪によって閉塞されているため、スピーカ22の出力面68の下方側の音圧が高くなっている。これにより、スピーカ22の出力面68から出力された報知音は、音圧の低い上方に向かい第2連通路80に沿って伝搬し、アッパカバー26に形成された複数の小孔74を介して外部に放出される。
このように、通常時に報知音が放出される下部側の開口部40が雪S等によって閉塞された場合には、スピーカ22の出力面68より下方向の音圧が高くなっているため、音圧の低い上方向に向かって報知音が伝搬する。この結果、報知音は、スピーカ22の出力面68の上方に設けられた第2連通路80に沿って伝搬し、複数の小孔74から外部に放出される。
この結果、開口部40が雪S等によって閉塞された異常時であっても、スピーカ22の出力面68から出力された報知音は、報知音発生装置10の下部側の開口部40から放出されることがなく、上部側のアッパカバー26の複数の小孔74から外部に放出され、歩行者等に対して車両が接近していることを気付かせることができる。なお、異常時における報知音は、例えば、アンダカバー26の隙間、ホイールハウスと車輪との間、ボンネットフードの隙間等から聞くことができる。
本実施形態では、下部ダクト28の開口部40と異なる上方向に設けられた複数の小孔74を有し、複数の小孔74とダクト機構20とを連通させる第2連通路80(図5(b)参照)を備えている。
これにより、本実施形態では、例えば、下部ダクト28の開口部40に付着した雪S等によって音道が閉塞された場合であっても、スピーカ22から出力された報知音を第2連通路80に沿って伝搬させ、アッパカバー26の複数の小孔74から車外に対して放出することができる。複数の小孔74から車外に放出された報知音は、歩行者等によって聞き取り可能な音圧レベル(dB)となっている。
また、本実施形態では、スピーカ22がアッパカバー26に覆われており、異常時に報知音を放出させる孔が小孔であるため、塵埃等の異物が進入することを抑制することができる。また、複数の小孔74を介して、スピーカユニット24が配置された空間部66の内部と外部とが連通しているため、空間部66の内部と外部との圧力差を無くして報知音の音質の変化を抑制することができる。
さらに、本実施形態では、各小孔74の開口面積が、下部ダクト28の下端部の開口部40の開口面積よりも小さくなっている。これにより、本実施形態において、通常時は、スピーカ22から出力された報知音が、車室内に発せられることがなく開口面積が大きい開口部40から車外に放出することができる。この結果、本実施形態では、ノイズ及びバイブレーションが低下して運転者への騒音対策効果を発揮させることができる。
さらにまた、本実施形態では、スピーカ22の出力面68側にダクト機構20を配置することで、報知音の指向性を高めることができる。また、本実施形態では、複数の小孔74を、ダクト機構20と反対側の方向でスピーカ22の非出力面78側に配置することで、音道を長くすることができる(後記する図6(a)と図6(b)とを比較参照)。このため、本実施形態では、管長共鳴により、例えば、630〜1000Hz付近の周波数を増幅させることができる。
図6(a)は、本出願人が案出した比較例であって、スピーカ22の出力面68が上方を向いた(上面に位置する)場合を示す断面図、図6(b)は、本実施形態であって、スピーカ22の出力面68が下方を向いた(下面に位置する)場合を示す断面図である。本出願人が案出した比較例では、スピーカ22の出力面68が上方を向いて複数の小孔74が近接配置されているため、スピーカ22から出力された報知音の音道(太線矢印参照)が短くなる。これに対して、本実施形態では、スピーカ22の出力面68が下方を向くように配置されているため、スピーカ22から出力される報知音の音道(太線矢印参照)が比較例と比較して長くなっている。
さらにまた、本実施形態では、下部ダクト28の開口部40が、車両上下方向においてスピーカ22の下方に位置している。本実施形態では、開口部40が下向きに配置されているため、例えば、雨水や石等が報知音発生装置10内に進入しにくくなっている。また、複数の小孔74が、車両上下方向においてスピーカ22の上方に位置している。これにより、例えば、複数の小孔74が設けられたアッパカバー26に対して雪Sが付着するような状況下であっても、複数の小孔74内に雪Sが進入しにくくなっているため複数の小孔74を塞ぐことを防止することができる。
さらにまた、本実施形態では、ダクト機構20をラビリンス構造とすることで、スピーカ22の出力面68と開口部40との間の音道をラビリンス構造(つづら折り、迷路)とすることができる。この結果、本実施形態では、従来技術と比較して音道を長くすることが可能となり、管長共鳴効果を得ることができる。これにより、車両接近報知音発生装置10の上下方向における全長を短くすることが可能となり、スペース効率を向上させることができる。
さらにまた、本実施形態では、ダクト機構20の中間ダクト30の外側に蛇腹部50を設けている。これにより、本実施形態では、走行中の車両12の振動を蛇腹部50で吸収し、スピーカ22を保護することができる。また、本実施形態では、衝突時や縁石等の接触による変形時に衝撃荷重を蛇腹部50で吸収することができる。さらに、本実施形態では、蛇腹部50による吸音効果により、車室内に報知音が透過しにくくなり、ノイズ・バイブレーションを抑制して運転者に対する不快感を与えることを好適に回避することができる。
次に、本発明の他の実施形態に係る車両接近報知音発生装置10aについて説明する。なお、前記実施形態に係る車両接近報知音発生装置10と同一の構成要素には同一の参照符号を付し、その詳細な説明を省略する。
図7(a)は、他の実施形態に係る車両接近報知音発生装置において、通常時における報知音の伝搬経路を示す断面図、図7(b)は、他の実施形態に係る車両接近報知音発生装置において、開口部が雪で閉塞された異常時における報知音の伝搬経路を示す断面図である。
図7(a)及び図7(b)に示されるように、他の実施形態に係る音声発生装置10aでは、内部にスピーカ22を有する上部ダクト32及びアッパカバー26の全体を被覆するカバー部材90を備えている。このカバー部材90の下部側には、ダクト機構20と繋がる主開口部92を有している。また、カバー部材90の上面には、アッパカバー26の複数の小孔74と連通する複数の連通孔94を有している。音声発生装置10aでは、異常時に複数の小孔74及び連通孔94を介して報知音を車外に放出することができる。
音声発生装置10aでは、カバー部材によってスピーカを被覆することで、車室内への報知音の音漏れを抑制することができる。
10、10a 車両接近報知音発生装置
12 車両
20 ダクト機構(ダクト)
22 スピーカ(発音手段)
40 開口部(第1の開口部)
50 蛇腹部
68 出力面
74 小孔(第2の開口部)
78 非出力面
80 第2連通路(連通路)
90 カバー部材
92 主開口部
94 連通孔

Claims (8)

  1. 車両に取り付けられて車外に向かって報知音を発する発音手段と、
    車外に向かって前記報知音を放出する第1の開口部と、
    前記第1の開口部と前記発音手段とを連通させるダクトと、
    を備える車両接近報知音発生装置であって、
    前記第1の開口部と異なる方向に設けられた第2の開口部を有し、
    前記第2の開口部と前記ダクトとを連通させる連通路を備えることを特徴とする車両接近報知音発生装置。
  2. 請求項1記載の車両接近報知音発生装置において、
    前記第2の開口部は、複数の小孔であることを特徴とする車両接近報知音発生装置。
  3. 請求項2記載の車両接近報知音発生装置において、
    前記第1の開口部は、単一の孔部からなり、
    第2の開口部である前記各小孔の開口面積は、前記第1の開口部の開口面積よりも小さいことを特徴とする車両接近報知音発生装置。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか1項記載の車両接近報知音発生装置において、
    前記ダクトは、前記発音手段の出力面側に配置され、
    前記第2の開口部は、前記ダクトと反対側の方向で前記発音手段の非出力面側に配置されていることを特徴とする車両接近報知音発生装置。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか1項記載の車両接近報知音発生装置において、
    前記第1の開口部は、車両上下方向において前記発音手段の下方に位置し、
    前記第2の開口部は、車両上下方向において前記発音手段の上方に位置していることを特徴とする車両接近報知音発生装置。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれか1項記載の車両接近報知音発生装置において、
    前記ダクトは、ラビリンス構造を有することを特徴とする車両接近報知音発生装置。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれか1項記載の車両接近報知音発生装置において、
    前記ダクトの外側には、蛇腹形状を有する蛇腹部が設けられていることを特徴とする車両接近報知音発生装置。
  8. 請求項1乃至請求項7のいずれか1項記載の車両接近報知音発生装置において、
    前記発音手段を被覆するカバー部材を備え、
    前記カバー部材は、前記ダクトと繋がる主開口部を有し、
    前記カバー部材は、前記第2の開口部と連通する連通孔を有することを特徴とする車両接近報知音発生装置。
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