JP4429313B2 - クリーンルームユニット - Google Patents

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Description

本発明は、外部から隔離される作業ルームとクリーンベンチユニットとを備えたクリーンルームユニットであって、建物の内部に独立に設置されるクリーンルームユニットに関するものである。
通常、病院等の医療施設にはクリーンルームが設けられ、そのクリーンルームで調剤作業が行われる。医療施設において、クリーンルームには建物の部屋自体が適用され、その部屋の空気が空気調整装置により清浄化されると共に圧力調整されてクリーンルームが作られる。このクリーンルームで通常の調剤作業を行う場合、一般には、クリーンルームを陽圧にして、クリーンルーム内に室外の細菌や塵埃等を含む空気が入り込まないようにする。
一方、クリーンルームで抗ガン剤(劇薬)の調剤作業を行う場合、一般には、クリーンルームを陰圧にする。即ち、抗ガン剤の調剤作業を行ったクリーンルーム内の空気は少なくとも抗ガン剤の成分を含んだ空気となり、その空気がクリーンルームの室外へ漏れないようにする。しかし、クリーンルーム内の作業者は抗ガン剤の成分を含む空気に触れその空気を吸ってしまう可能性が高くなる。
そこで、クリーンルームにクリーンベンチを別途設置し、そのクリーンベンチ内で抗ガン剤の調剤作業を行う必要性が高くなる。
一般的なクリーンベンチは、その内部に設けられた作業テーブルとその上側の作業スペース、作業スペースの前側に形成された作業用開口、作業用開口を開閉する開閉シャッタ、作業スペースの空気を清浄化すると共に圧力調整する空気調整装置を備えている。このクリーンベンチを使用して調剤作業を行う場合、作業者は、開閉シャッタを適度に開け、手を作業用開口から作業スペース内に入れて、作業テーブル上で調剤作業を行う。
クリーンベンチを使用して抗ガン剤の調剤作業を行う場合、作業スペース内を陰圧にすると、作業スペース内の抗ガン剤の成分を含む空気が作業用開口から外部に漏れにくくなる。しかし、外部の空気が作業スペース内に入り込むため、その空気を細菌や塵埃等を含まない空気とするためには、やはり、クリーンルームにクリーンベンチを設置する必要がある。
ところで、通常、クリーンルームに隣接して前室が別途設けられている。この前室にはエアシャワー装置や無菌手洗装置が設けられ、作業者は前室で除塵や殺菌を行ってからクリーンルームに入室する。
しかし、上記の従来技術では次のような課題がある。
(A)クリーンルームに建物の部屋自体を適用するため、クリーンルームが必要以上に広くなり、このクリーンルーム内の空気を高い清浄度に保つためには、空気清浄装置が大型化する。また、クリーンルーム内の空気を換気するのにも時間がかかり、ランニングコストが高くなる。
(B)更に、クリーンルームにクリーンベンチを別途設置し、更に、クリーンルームに入室する為の準備を行う前室を別途設け、その前室にエアシャワー装置を設けた場合、設備コストが非常に高価になる。
(C)総合病院では、調剤作業を含む一連の医療業務を効率よく行うために、各診療科毎、更に入院設備がある場合には、各病棟毎、各病棟のフロアー毎に、調剤作業が可能なクリーンルームを設けたいという要請がある。しかし、スペース的、コスト的に、実現不可能な場合が多い。
一方、特開2000−320872号公報には、前室、陽圧室、陰圧室、安全キャビネット(クリーンベンチ)、空気循環システムを備えたクリーンルームが開示されている。
前室にエアシャワー装置と無菌手洗装置が設けられ、前室に陽圧室が隣接し、陽圧室に陰圧室が隣接し、陰圧室に安全キャビネットが設置されている。空気循環システムにより、陽圧室、陰圧室、安全キャビネット内の空気が圧力調整される。前室に設けたエアシャワー装置は、空気循環システムとは別の装置である。
このクリーンルームには建物の部屋自体を適用するものであると推測でき、その場合、前記(A)〜(C)と同様の課題が生じる。仮に、このクリーンルームを建物の内部に独立に設置されるユニットに構成した場合、前記課題は多少改善する可能性はあるが、次のような課題がある。
(a)陽圧室とは別に陰圧室を設け、これら陽圧室と陰圧室とは別にエアシャワーを行う前室を設けたので、クリーンルームを小型化するのには限界があり、空気循環システムも大型化する虞がある。
(b)更に、空気循環システムと別に、前室にエアシャワー装置が必要となるため、クリーンルームの製作コストが非常に高価になる。
(c)作業者は、前室、陽圧室、陰圧室の各室間を移動する必要があるため作業負荷が増える。
本発明の目的は、作業ルームとクリーンベンチユニットとを備えたクリーンルームユニットを建物の内部に独立に設置し、作業ルームにエアシャワーを発生させて作業者の除塵を可能にすること、そのエアシャワーを空気調整システムで発生させること、作業ルームを陽圧又は陰圧にして作業ルーム内の作業者がクリーンベンチユニットを使用して調剤作業を可能にすること、小型化、低コスト化を実現すること、等である。
本発明のクリーンルームユニットは、外部から隔離される作業ルームと、作業用開口を有しその作業用開口が前記作業ルームに臨むように設けられたクリーンベンチユニットとを備え、建物の内部に独立に設置されるクリーンルームユニットであって、前記作業ルームとクリーンベンチユニット内の空気の清浄化と圧力調整を行うことが可能で、作業ルームにエアシャワーを発生可能な空気調整システムと、前記空気調整システムを制御する空気調整制御手段であって、前記空気調整システムを、作業ルームにエアシャワーを発生させるエアシャワーモードと、作業ルームを陽圧又は陰圧にして調剤作業を可能にする作業モードとに切り換え可能な空気調整制御手段とを備えたことを特徴とする(請求項1)。
このクリーンルームユニットの作動(エアシャワーモード、作業モード)の切り換えは、例えば、作業者が操作部を操作して行うようにしてもよいし、各種センサを設けて作業者の動作を検知して自動的に行うようにしてもよい。
空気調整制御手段により空気調整システムが制御され、空気調整システムがエアシャワーモードに切り換えられると、作業ルームにエアシャワーが発生する。作業ルームに入室した作業者はこのエアシャワーを浴びて除塵を行うことができる。作業者はこの除塵を行ってから調剤作業を行うことになる。
次に、空気調整制御手段により空気調整システムが制御され、空気調整システムが作業モードに切り換えられると、作業ルームが陽圧又は陰圧になり、その作業ルーム内の作業者が作業用開口からクリーンベンチユニット内に手を入れて、調剤作業を行うことができる。
作業モードにおいて、作業ルームを陽圧にすると、作業ルーム内に外部の空気が入り込まないようになる。また、作業モードにおいて、作業ルームを陰圧にすると、作業ルーム内の空気が外部へ漏れないようになるため、抗ガン剤(劇薬)の調剤作業に適した状態となる。
このクリーンルームユニットによれば、次に記す顕著な効果を奏する。
前記作業ルーム、クリーンルームユニット、空気調整システム、空気調整制御手段を設けたことにより、作業者は、作業ルームに入室後、作業ルームでエアシャワーを浴び、次に、その作業ルームでクリーンベンチユニットを用いて調剤作業を行うことができ、その調剤作業を行う為に適した環境を作ることができる。従来のようにエアシャワー装置を有する前室を別途設ける必要がなく、また、空気調整システムでエアシャワーを発生させることができるので、エアシャワー装置を別途設ける必要がなくなる。更に、空気調整システムを小型化するこがで、その結果、クリーンルームユニットの小型化、低コスト化を実現することが可能になる。
クリーンルームユニットを小型化でき、そのクリーンルームユニットを建物の内部に独立に設置することができるため、医療施設において、このクリーンルームユニットの設置場所を確保し易く、従来のクリーンルーム、前室(エアシャワー装置)、クリーンベンチに代わる、有益なクリーンルームユニットを提供することが可能になる。
そして、実質的には、このクリーンルームユニットを設置する部屋をクリーンルームとする必要がないので、設備コストを大幅に削減することができる。但し、クリーンルームユニットをクリーンルーム内に設置してもよい。この場合、調剤作業を行うためにより望ましい環境を作ることができる。
次に、本発明の構成の好ましい形態について説明する。
前記クリーンベンチユニットは、前記作業用開口を開閉する開閉シャッタと、この開閉シャッタの開閉を検出するシャッタ開閉検出手段とを有し、前記空気調整制御手段は、シャッタ開閉検出手段により開閉シャッタが開いていることが検出された場合に、前記シャワーモードへの切り換えを禁止する(請求項2)。
開閉シャッタが開いた状態のまま、作業ルームにエアシャワーを発生させると、そのエアシャワーにより除塵された塵埃等を含む空気が、作業用開口からクリーンベンチユニット内に入り込み望ましくないが、こうした事態が起こるのを確実に回避することができる。
前記クリーンベンチユニットは、作業テーブル上に敷かれるマットを自動的にスライドさせて交換する自動マット交換装置を有する(請求項3)。
作業テーブル上に敷かれたマットにより、作業テーブルが衛生的になり、調剤作業でこぼれ落ちた薬剤等がマットで受け止められる。調剤作業を行うと作業テーブル上に敷かれたマットは汚れるが、自動マット交換装置により、そのマットが自動的に交換される。つまり、作業者が行っていたマットの交換作業を自動化できるため、作業負荷を著しく低減することが可能になる。
前記自動マット交換装置は、ロール状に巻かれたマットが着脱可能に装着されたマット供給部と、このマット供給部に装着されたマットを作業テーブル上に順次供給すると共に使用済みのマットを順次巻き取るマット巻取手段とを有する(請求項4)。
マット供給部にロール状に巻かれたマットを装着して、マット巻取手段により作業テーブル上に敷かれるマットを確実に交換することができる。また、使用済みのマットもロール状に巻かれた状態となるため、その使用済みのマットの処分も簡単に行うことができる。
前記マット供給部に装着されたマットの残量を検出するマット残量検出手段と、このマット残量検出手段で検出されたマットの残量を報知するマット残量報知手段とを設ける(請求項5)。
作業者はマット供給部に装着されたマットの残量を確実に知ることができる。従って、マット供給部に装着されたマットがなくなった場合に、準備よく新しいマットをマット供給部に装着することができる。
前記作業ルーム内の作業者が見ることができるディスプレイと、このディスプレイに少なくとも薬品情報を表示させる情報処理コンピュータとを有する(請求項6)。
ディスプレイは、作業ルーム又はクリーンベンチユニット内に装備される。作業者は、このディスプレイに表示された調剤に供する薬品の薬品情報を見てチェックすることができる。また、情報処理コンピュータにより、患者情報、薬歴情報、処方情報、抗ガン剤の調剤の場合はプロトコール情報、調整手順情報、監査情報等々を表示させることができ、作業者の調剤作業を支援することができる。
前記作業ルームに薬品を出し入れする為の薬品出入部と、この薬品出入部から作業ルームに入れる薬品又は薬品トレイに付設されたICチップから薬品情報を読み取る為のICチップリーダとを設ける(請求項7)。
作業ルームの作業者用の出入口を開閉することなく、作業ルームの空気の清浄度を極力保って、薬品出入部により作業ルームに薬品を出し入れすることができる。ICチップリーダにより、薬品出入部から作業ルームに入れる薬品又は薬品トレイに付設されたICチップから薬品情報を読み取り、その薬品情報をディスプレイに確実に表示させることができる。
前記ICチップは薬品トレイに取り付けられ、この薬品トレイを載置可能な薬品出入部に前記ICチップリーダを装備する(請求項8)。
作業ルームに入れる薬品トレイが薬品出入部に載置されると、薬品出入部に装備されたICチップリーダにより薬品トレイに取り付けられたICチップから薬品情報が自動的に読み取られるため、作業負荷を軽減することができる。
前記作業モードは、作業ルーム及びクリーンベンチユニット内を陰圧にする陰圧作業モードを含む(請求項9)。
陰圧作業モードに切り換えると、作業ルーム及びクリーンベンチユニット内が陰圧になって、作業ルームの空気が室外に漏れなくなる。従って、抗ガン剤の調剤作業に適した状態となり、抗ガン剤の成分を含む空気が外部へ漏れることを確実に防止することができる。尚、作業ルームよりもクリーンベンチユニット内の圧力を低圧にすることが望ましく、この場合、クリーンベンチユニット内の空気が作業ルームへ漏れないようになるため、作業者にとっても適した環境となる。
前記作業モードは、作業ルームを陽圧にすると共にクリーンベンチユニット内を常圧にする陽圧作業モードを含む(請求項10)。
陽圧作業モードに切り換えると、作業ルームが陽圧に、クリーンベンチユニット内が常圧になって、作業ルーム内に室外の空気が入り込まなくなり、また、クリーンベンチユニット内の空気が作業ルームへ漏れないようになる。従って、クリーンベンチユニット内の空気の清浄度が維持され、作業ルームの空気の清浄度も維持され、通常の薬剤の調剤作業に適した状態となる。
前記空気調整制御手段は、空気調整システムを、前記エアシャワーモードと、作業モードと、吸気と排気を行いつつ作業ルーム及びクリーンベンチユニット内を強制的に換気する換気モードとに択一的に切り換え可能である(請求項11)。
作業者が作業ルームに入室する前や抗ガン剤の調剤作業後等に、換気モードに切り換えて、作業ルームとクリーンベンチユニット内を強制的に換気できる。
前記空気調整システムは、作業ルームへ吸気する吸気通路と、吸気通路の一部を含む作業ルーム循環通路と、クリーンベンチユニット循環通路と、作業ルームとクリーンベンチユニットから排気する共通の排気通路と、吸気通路に設けた吸気・循環ファン及び吸気切換ダンパと、作業ルーム循環通路に設けた循環切換ダンパと、クリーンベンチユニット循環通路に設けたクリーンベンチユニット循環ファンと、クリーンベンチユニット循環通路と排気通路とを接続する通路に設けた排気ダンパと、排気通路に設けた排気ファンとを有する(請求項12)。
空気調整システムに、上記の複数の通路、複数のファン、複数のダンパを設けたことにより、空気調整システムを、エアシャワーモード、作業モード(陽圧作業モード、陰圧作業モード)、更には、換気モードに切り換えることができる。
前記空気調整システムは、前記吸気通路とクリーンベンチユニット循環通路とに夫々設けられた複数の消音器を有する(請求項13)。
前記複数のファンの作動音や、通路を流れる空気の音を消音することができ、静粛性を高めることができる。
前記作業ルームの天井部分に複数のエアノズルを設け、これらエアノズルを、前記エアシャワーモード時のエア噴出口と作業モード時のエア噴出口として兼用するように構成する(請求項14)。
複数のエアノズルを、エアシャワーモード時のエア噴出口と作業モード時のエア噴出口として共通化できるため、構造を簡単化することができる。
[図1]クリーンルームユニットの正面図である。
[図2]クリーンルームユニットの平面図である。
[図3]図1のIII−III線断面図である。
[図4]図1のIV−IV線断面図である。
[図5]図1のV−V線断面図である。
[図6]自動的マット交換装置を含むクリーンベンチユニットの要部の斜視図である。
[図7]クリーンルームユニットの制御系のブロック図である。
[図8]クリーンルームユニットの運転モード毎の各ファン及びダンパの動作を示す図表である。
[図9]エアシャワーモードにおけるクリーンルームユニットの説明図である。
[図10]換気モードにおけるクリーンルームユニットの説明図である。
[図11]陽圧作業モードにおけるクリーンルームユニットの説明図である。
[図12]陰圧作業モードにおけるクリーンルームユニットの説明図である。
以下、本発明の実施の形態について図面に基づいて説明する。尚、図1の矢印aを左方として説明する。
クリーンルームユニット1は、建物の内部に独立に設置されるものである。このクリーンルームユニット1は、図1〜図5に示すように、外部から隔離される作業ルーム2と、作業用開口22を有しその作業用開口22が作業ルーム2に臨むように設けられたクリーンベンチユニット3と、作業ルーム2とクリーンベンチユニット3内の空気の清浄化と圧力調整を行うことが可能で、作業ルーム2にエアシャワーを発生可能な空気調整システム4と、空気調整システム4を制御する制御ユニット5(空気調整制御手段に相当する)であって、空気調整システム4を、作業ルーム2にエアシャワーを発生させるエアシャワーモード(図9参照)と、作業ルーム2及びクリーンベンチユニット3内を強制的に換気する換気モード(図10参照)と、作業ルーム2を陽圧にして調剤作業を可能にする陽圧作業モード(図11参照)と、作業ルーム2を陰圧にして調剤作業を可能にする陰圧作業モード(図12参照)とに択一的に切り換え可能な制御ユニット5(図7参照)を備えている。
図1〜図5に示すように、クリーンルームユニット1は直方体状のハウジング10を有し、そのハウジング10の内部に、作業ルーム2、クリーンベンチユニット3、空気調整システム4、制御ユニット5が設けられている。ハウジング10の寸法は、例えば、左右長;2000mm、前後幅;900mm、高さ;2500mmである。ハウジング10の左部にクリーンベンチユニット3が設けられ、その右側に作業ルーム2が設けられ、作業ルーム2の前側且つ右側部分にパスボックス6が設けられている。パスボックス6の上側は、作業ルーム2と連通する空間になっている。クリーンベンチユニット3、作業ルーム2、パスボックス6の夫々の左右長は、例えば、600mm,900mm,500mmである。
作業ルーム2の前側には、ハウジング10に形成された作業者用の出入口11と、この出入口11を開閉する開閉ドア12が設けられている。ハウジング10の内部において、クリーンベンチユニット3と作業ルーム2の上側の天井13が、例えば、高さ;1900mmの位置に設けられている。
図1〜図5、図9〜図12に示すように、この天井13のうち、作業ルーム2の天井部分に複数(例えば、5個)のエアノズル14が設けられ、パスボックス6の上側の天井部分にパンチングフェース型の噴出口15が設けられている。 天井13の上側には、吸気・循環ファン45、排気ファン62、吸気切換ダンパ46、噴出切換ダンパ52、陽圧切換ダンパ59、クリーンベンチユニット排気ダンパ61(以下、CB排気切換ダンパ61と記す)、消音器47,48、フィルタ49、HEPAフィルタ50が設けられている。
パスボックス6の底板6aが、例えば、高さ;260mmの位置に設けられ、ハウジング10の右側板から左側へ、例えば100mmだけ離間した位置に、パスボックス6の右側板6bが設けられている。このパスボックス6の底板6aの下側に循環切換ダンパ51が設けられ、底板6aの下側部分とそこに連通する右側板6bの右側に、作業ルーム循環通路41の一部が形成されている。
クリーンベンチユニット3は、その内部に設けられた作業テーブル20とその上側の作業スペース21、作業スペース21の右側に形成された作業用開口22、作業用開口22を開閉する開閉シャッタ23、開閉シャッタ23の開閉を検出するシャッタ開閉検出センサ24(図7参照)、作業テーブル20上に敷かれるマットMを自動的にスライドさせて交換する自動マット交換装置30(図6参照)、クリーンベンチユニット循環通路43(以下、CB循環通路43と記す)、クリーンベンチユニット循環ファン53(以下、CB循環ファン53と記す)と、消音器54,55、フィルタ56,57を有する。尚、CB循環通路43、CB循環ファン53、消音器54,55、フィルタ56,57は、空気調整システム4に含まれるものである。
クリーンベンチユニット3は、作業用開口22以外の部分において、右側板3aによりクリーンベンチユニット3の内部と仕切られている。開閉シャッタ23の大部分が透明板で構成され、その開閉シャッタ23がクリーンベンチユニット3のフレームに上下にスライド可能に、且つ、スライド移動範囲の途中で静止可能に支持されている。尚、例えば、作業テーブル20の高さは750mm、作業テーブル20及び作業スペース21の前後幅は800mm、作業スペース21の上壁24の高さは1350mmである。
図6に示すように、自動マット交換装置30は、ロール状に巻かれたマットMが着脱可能に装着されたマット供給部31、マット供給部31に装着されたマットMを作業テーブル20上に順次供給すると共に使用済みのマットMを順次巻き取るマット巻取機構32、マット供給部31に装着されたマットMの残量を検出するマット残量検出センサ33(図7参照)、マット残量検出センサ33で検出されたマットの残量を報知するマット残量報知ランプ34を有する。
例えば、マット供給部31は、作業テーブル20の後部の下側に設けられ、マット巻取機構32は、作業テーブル20の前部の下側に設けられている。作業テーブル20には前後1対の横長のスリット20aが形成され、マット供給部31から延びるマットMは、後側のスリット20aから作業テーブル20上に導出され、作業テーブル20上のマットMは、前側のスリット20aからマット巻取機構32の方へ導入される。
マット供給部31は、作業テーブル20に支持された左右方向向きの回転軸35を有し、回転軸35にマットMをロール状に巻き付けた芯管が装着される。
マット巻取機構32は、作業テーブル20に支持された左右方向向きの巻取軸36と、巻取軸36を回転させるマット巻取モータ37(図7参照)を有し、巻取軸36又は巻取軸36に装着された巻取用芯管に使用済みのマットMがロール状に巻き取られる。
このような自動マット交換装置30を設けたことにより、マット供給部31にロール状に巻かれたマットMを装着して、マット巻取機構32により作業テーブル20上に敷かれるマットMを確実に交換することができる。また、使用済みのマットMもロール状に巻かれた状態となるため、その使用済みのマットMの処分も簡単に行うことができる。
また、マット残量検出センサ33、マット残量報知ランプ34を設けたので、作業者はマット供給部31に装着されたマットMの残量を確実に知ることができる。従って、マット供給部31に装着されたマットMがなくなった場合に、準備よく新しいマットMをマット供給部31に装着することができる。
ここで、このクリーンルームユニット1には、図6、図7に示すように、作業ルーム2内の作業者が見ることができるディスプレイ84と、このディスプレイ84に少なくとも薬品情報を表示させる情報処理コンピュータ83(パーソナルコンピュータであり、以下、PC83と記す)が設けられている。
ディスプレイ84は薄型の液晶又はプラズマディスプレイからなり、クリーンベンチユニット3の作業スペース21の見易い位置に設置されている。尚、作業ルーム2の見易い位置にディスプレイ84を設置してもよい。
図1〜図5、図6、図9〜図12に示すように、空気調整システム4は、作業ルーム2へ吸気する吸気通路40、吸気通路40の一部を含む作業ルーム循環通路41、作業ルーム循環通路41の分岐通路である噴出切換通路42、CB循環通路43、作業ルーム2とクリーンベンチユニット3から排気する共通の排気通路44、吸気通路40に設けた吸気・循環ファン45及び吸気切換ダンパ46及び消音器47,48及びフィルタ49及びHEPAフィルタ50、作業ルーム循環通路41に設けた循環切換ダンパ51、噴出切換通路42に設けた噴出切換ダンパ52、CB循環通路43に設けたCB循環ファン53及び消音器54,55及びフィルタ56、作業ルーム循環通路41と排気通路44とを接続する通路58から分岐して外部へ至る通路に設けた陽圧切換ダンパ59、CB循環通路43と排気通路44とを接続する通路60に設けた排気ダンパ61及びフィルタ57、排気通路44に設けた排気ファン62、前記5個のダンパ46,51,52,59,61を夫々開閉する5個のアクチュエータ46a,51a,52a,59a,61aを有する。
作業ルーム循環通路41は、空気を、作業ルーム2→パスボックス6の底板6aの下側→右側壁6bの右側→天井13の上側→作業ルーム2→・・・のように循環させる通路であり、天井13の上側の空気は複数のエアノズル14、噴出口15から作業ルーム2へ噴出される。
この作業ルーム循環通路41には、天井13の上側に、上流側から順に、消音器47、吸気・循環ファン45、消音器48、HEPAフィルタ50が設けられている。この消音器47、吸気・循環ファン45、消音器48、HEPAフィルタ50を設けた通路部分が吸気通路40と共有する。また、作業ルーム循環通路41のうち、HEPAフィルタ50と複数のエアノズル14との間の通路部分が通路58により排気通路44に接続されている。
吸気通路40のうち、作業ルーム循環通路41と共有しない上流側の通路部分に、フィルタ49と吸気ダンパ46が設けられている。
噴出切換通路42は、作業ルーム循環通路41のうち、HEPAフィルタ50の下流側から分岐して噴出口15へ至る通路である。
CB循環通路43は、クリーンベンチユニット3の内部において、空気を、作業スペース21→作業テーブル20の下側→作業スペース21の左側に位置する仕切板3bの左側→作業スペース21の上板24の上側→作業スペース21・・・のように循環させる通路である。
作業テーブル20の下側にCB循環ファン53と消音器54が設けられ、上板24の上側に消音器55とフィルタ56,57が設けられている。CB循環通路43のうち、消音器55とフィルタ56との間の通路部分が通路60により排気通路44に接続されている。
この空気調整システム4には、複数の消音器47,48,54,55を設けたので、ファン45,53,62の作動音や、通路を流れる空気の音を消音することができ、静粛性を高めることができる。
尚、排気通路44には、排気ダクト64が接続されており、排気通路44の空気はこの排気ダクト64を通って外部へ排気される。この場合、排気ダクト64により、クリーンルームユニット1の設置部屋の室外へ排気するように構成することが好ましい。但し、排気される空気は、HEPAフィルタ50やフィルタ57により浄化された空気であるため、このクリーンルームユニット1の設置部屋の室内へ排気するようにしてもよい。
図1、図4に示すように、パスボックス6は、作業ルーム2に薬品を出し入れする為の薬品出入部に相当するものであり、薬剤や調剤機器等を外部から作業ルーム2に入れる為の第1パスボックス70aと、使用済みの薬剤容器や調剤機器等を作業ルーム2内から外部へ出す為の第2パスボックス70bからなる。
第1、第2パスボックス70a,70bには、夫々、外側から操作して開閉可能な外側扉71,72と、作業ルーム2から操作して開閉可能な内側扉73,74が設けられている。
第1パスボックス70aから作業ルーム2に入れる薬品又は薬品トレイにICチップ(図示略)が付設されている場合、そのICチップから情報を読み取る為のICチップリーダ88(図7参照)が設けられている。
このICチップには、少なくとも、薬品トレイに収容された薬品の薬品情報が記録され、その情報は、例えば、薬品トレイに収容する薬品を取り揃える際に、ICチップライタ(図示略)によりICチップに書き込まれることになる。
ICチップリーダ88については、作業者が手で持って操作できるように構成してもよいが、本実施形態では、ICチップが薬品トレイに取り付けられるということを前提にして、この薬品トレイを載置可能な第1パスボックス70aの底板にICチップリーダ88が装備されている。
ここで、各パスボックス70a,70bにおいて、外側扉71,72と内側扉73,74の両方が開いた状態となり、外部の空気がパスボックス70a,70bを通って作業ルーム2内に直接入り込まないように、外側扉71,72と内側扉73,74の一方が開いた状態では他方が開かないようにロックするインターロック機構を備えてもよい。また、薬剤や調剤機器等を外部から作業ルーム2に入れる為の第1パスボックス70aにおいては、その薬剤や調剤機器等を洗浄する洗浄装置を設けてもよい。尚、パスボックス6の後側には、作業者の手を殺菌消毒する無菌手洗装器78が設けられている。
次に、クリーンルームユニット1の制御系について説明する。
図7に示すように、制御ユニット5が設けられ、この制御ユニット5に、操作盤80、シャッタ開閉検出センサ24、AS内圧センサ81、CB内圧センサ82、マット残量検出センサ33から信号が供給される。
操作盤80は、作業ルーム2の内部又は外部又はその両方に設けられ、この操作盤80には、電源SW、エアシャワーSW、換気SW、陽圧作業SW、陰圧作業SWが設けられている。AS内圧センサ81は作業ルーム2内の空気圧を検出するセンサ、CB内圧センサ82はクリーンベンチユニット3内の空気圧を検出するセンサである。
制御ユニット5は、操作盤80とセンサ81,82から供給された信号と、ROM等に格納した制御プログラムに基づいて、各ファン45,53,62と各切換アクチュエータ46a,51a,52a,59a,61aを制御する。
この場合、電源SWがオンされた状態で、エアシャワーSW、換気SW、陽圧作業SW、陰圧作業SWの何れかがオンされると、そのオンされたSWに応じて、制御ユニット5により、各ファン45,53,62と各切換アクチュエータ46a,51a,52a,58a,61aが図8に示す動作状態となるように制御されて、空気調整システム4が、エアシャワーモード、換気モード、陽圧作業モード、陰圧作業モードの何れかに切り換えられる。
図9に示すように、空気調整システム4がエアシャワーモードになると、空気が循環通路41を循環し、HEPAフィルタ50により清浄化された空気が、エアノズル14から風速;25〜30m/s、風量;9m3/minで作業ルーム2に噴射されてエアシャワーが発生する。但し、制御ユニット5は、シャッタ開閉検出センサ24により開閉シャッタ23が開いていることが検出された場合に、シャワーモードへの切り換えを禁止する。この場合、例えば、報知ランプを設け、その報知ランプを点灯させて作業者に報知するようにしてもよい。
図10に示すように、空気調整システム4が換気モードになると、循環通路41が遮断され、空気が吸気通路40を通って吸気され、HEPAフィルタ50により清浄化されて、作業ルーム2にエアノズル14から風速;約1m/s、風量;約1m3/minで噴出され、噴出口15からも噴出される。作業ルーム2の空気は直接排気通路44を通って外部へ排出される。また、クリーンベンチユニット3も換気運転され、こうして、吸気と換気が行われつつ、作業ルーム2及びクリーンベンチユニット3内が強制的に換気される。
図11に示すように、空気調整システム4が陽圧作業モードになると、CB循環通路43と排気通路44とを接続する通路60が遮断され、クリーンベンチユニット3内の空気はCB循環通路43を循環する。また、循環通路41が遮断され、空気が吸気通路40を通って吸気され、HEPAフィルタ50により清浄化されて、作業ルーム2にエアノズル14及び噴出口15から噴出される。作業ルーム2の空気は直接排気通路44を通って外部へ排出される。排気ファン62は停止しているため、作業ルーム2が陽圧になり、クリーンベンチユニット3内が常圧になる。
図12に示すように、空気調整システム4が陰圧作業モードになると、循環通路41が遮断され、空気が吸気通路40を通って吸気され、HEPAフィルタ50により清浄化されて、作業ルーム2にエアノズル14及び噴出口15から噴出される。作業ルーム2の空気の一部は直接排気通路44を通って外部へ排出される。また、クリーンベンチユニット3内の空気はCB循環通路43を循環しつつ、その一部の空気が排気通路44を通って外部へ排出される。吸気・循環ファン45の吸気量よりも排気ファン62の排気量の方が高くなり、作業ルーム2及びクリーンベンチユニット3内が陰圧になる。また、作業ルーム2よりもクリーンベンチユニット3内の方が低圧になり、クリーンベンチユニット3内の空気が作業用開口22から作業ルーム2へ漏れないようになる。
ここで、空気調整システム4を陽圧作業モードに切り換えて、作業ルーム2を陽圧にしてクリーンベンチユニット3内を常圧にする場合、また、空気調整システム4を陰圧作業モードに切り換えて、作業ルーム2及びクリーンベンチユニット3内を陰圧にする場合、作動する各ファン45,53,62については、計算や実験的に求めた駆動力となるように制御される。
従って、AS内圧センサ81,CB内圧センサ82を省略することもできるが、制御ユニット5が、AS内圧センサ81,CB内圧センサ82で検出された内圧に基づいて、所期の環境になっているか否か判断し、所期の環境になっていない場合、各ファン45,53,62の駆動力を補正することができる。
尚、複数のエアノズル14を、エアシャワーモード時のエア噴出口と作業モード時のエア噴出口として兼用することで、構造を簡単化することができる。
以上説明したクリーンルームユニット1の作用、効果について説明する。
このクリーンルームユニット1では、操作盤80を操作して、空気調整システム4を、エアシャワーモード、換気モード、陽圧作業モード、陰圧作業モードの何れかに択一的に切り換えることができる。
空気調整システム4をエアシャワーモードに切り換えると、作業ルーム2にエアシャワーが発生し、作業ルーム2に入室した作業者はこのエアシャワーを浴びて除塵を行うことができる。また、作業ルーム2に入室した作業者は、無菌手洗装器78により手を殺菌消毒することができる。作業者はこの除塵と除菌を行ってから調剤作業を行うことになる。
開閉シャッタ23が開いている場合には、空気調整システム4のシャワーモードへの切り換えを禁止するので、開閉シャッタ23が開いた状態のまま、作業ルーム2にエアシャワーが発生し、そのエアシャワーにより除塵された塵埃等を含む空気が、作業用開口22からクリーンベンチユニット3内に入り込む、という望ましくない事態が起こるのを確実に回避することができる。
次に、空気調整システム4を陽圧作業モード又は陰圧作業モードに切り換えてから、作業ルーム2内の作業者が作業用開口22から作業スペース21内に手を入れて、作業テーブル20上で調剤作業を行うことができる。
ここで、空気調整システム4を陽圧作業モードにすると、作業ルーム2が陽圧になり、作業ルーム2内に外部の空気が入り込まないようになるため、通常の薬剤の調剤作業に適した状態となる。また、空気調整システム4を陰圧作業モードにすると、作業ルーム2が陰圧になり、作業ルーム2内の空気が外部へ漏れないようになるため、抗ガン剤(劇薬)の調剤作業に適した状態となる。
また、作業者が作業ルーム2に入室する前や抗ガン剤の調剤作業後等には、空気調整システム4を換気モードにして、作業ルーム2とクリーンベンチユニット3内を強制的に換気することができる。
このクリーンルームユニット1によれば、前記作業ルーム2、クリーンルームユニット3、空気調整システム4、制御ユニット5を設けたことにより、作業者は、作業ルーム2に入室後、作業ルーム2でエアシャワーを浴び、次に、その作業ルーム2でクリーンベンチユニット3を用いて調剤作業を行うことができ、その調剤作業を行う為に適した環境を作ることができる。
従来のようにエアシャワー装置を有する前室を別途設ける必要がなく、また、空気調整システム4でエアシャワーを発生させることができるので、エアシャワー装置を別途設ける必要がなくなる。更に、作業ルーム2については、一人の作業者のみが入室して調剤作業を行うことができる小型に構成することができ、空気調整システム4を小型化するこができる。その結果、クリーンルームユニット1の小型化、低コスト化を実現することが可能になる。
クリーンルームユニット1を小型化でき、そのクリーンルームユニット1を建物の内部に独立に設置することができるため、医療施設において、このクリーンルームユニット1の設置場所を確保し易く、従来のクリーンルーム、前室(エアシャワー装置)、クリーンベンチに代わる、非常に有益なクリーンルームユニット1を提供することが可能になる。
そして、実質的には、このクリーンルームユニット1を設置する部屋をクリーンルームとする必要がないので、設備コストを大幅に削減することができる。但し、クリーンルームユニット1をクリーンルーム内に設置してもよく、この場合、調剤作業を行う為のより望ましい環境を作ることができる。
ところで、図7に示すように、クリーンルームユニット1に設けたPC88は、LAN90により外部のホストコンピュータ91に接続されている。このホストコンピュータ91には、薬品マスタデータファイル92、患者データファイル93、薬歴データファイル94、処方データファイル95、プロトコールデータファイル96、調整手順データファイル97、監査データファイル98が設けられている。
薬品マスタデータファイル92には、複数種類の薬品の薬品マスタデータが記憶されており、各薬品マスタデータとして、薬品コード、薬品名、略称、規格量、入力単位、薬品区分、保存区分、成分量、pH等のデータが記憶されている。患者データファイル93には、複数の患者の患者データが記憶されており、各患者データとして、患者ID、氏名、年齢、性別、生年月日、住所、電話番号、身長、体重、血液型等のデータが記憶されている。
薬歴データファイル94には、複数の患者の各々が服薬した薬歴データが記憶され、処方データファイル95には、複数の患者の各々に対して作成された処方箋の処方データが記憶されている。
プロトコールデータファイル96には、複数のガン患者に対して作成された複数のプロトコールのデータが記憶され、各実施プロトコールデータとして、患者ID、登録日、区分、患者の氏名と性別と生年月日と年齢、診療科、担当医師、患者の身長と体重と体表面積、病名とガン化学療法名、施用する抗ガン剤、各抗ガン剤の施用日、各抗ガン剤薬の各回の投与量等のデータが記憶されている。
調整手順データファイル97には、前記処方箋(処方データ)に基づいて、その処方による抗ガン剤を調整する調整手順データ、或いは、調整手順データを作成する為の調整手順マスタデータが記憶されている。
監査データファイル98には、抗ガン剤を調整した後の監査作業を支援する監査データが記憶されている。
これらデータファイル92〜98のデータは、場合によりホストコンピュータ91で加工し、ホストコンピュータ91からPC83に供給され。PC83は入力したデータを、場合によって加工して、ディスプレイ84に表示させることができる。例えば、ディスプレイ84に今から行う調剤作業の調整手順を表示させることができる。例えば、その調整手順データについては、ICチップリーダ88により読み込んだICチップの情報に基づいて、自動的にホストコンピュータ91から供給するようにもできる。
前記クリーンルームユニット1の変更形態について説明する。
1]前記エアシャワーモード、換気モード、陽圧作業モード、陰圧作業モードのうち、少なくとも1つのモードへの切り換えについては、開閉ドア12や開閉シャッタ23の開閉に連動して行うようにしてもよい。
例えば、開閉ドア12が開いている状態から閉じると、エアシャワーモードに(例えば、数30秒間だけ)自動的に切り換わるようにする。また、エアシャワーモードのとき、開閉ドア12が閉じている状態から開けると、エアシャワーモードから換気モード又は陽圧作業モード又は陰圧作業モードに自動的に切り換わるようにする。尚、作業者を感知する赤外線センサを設け、作業者が作業ルーム2に入ったときに、エアシャワーモードに自動的に切り換わるようにしてもよい。
2]開閉シャッタ23を開閉1駆動する開閉アクチュエータを設け、エアシャワーモードへの切り換え操作を行ったとき、シャッタ開閉検出センサ24により開閉シャッタ23が開いていることが検出された場合には、開閉アクチュエータにより開閉シャッタ23を自動的に閉じ、その後、エアシャワーモードに切り換えて、作業ルーム2にエアシャワーを発生させるようにしてもよい。
3]開閉シャッタ23を閉じた状態でロック可能なロック機構を設け、開閉シャッタ23が閉じてエアシャワーモードになっている状態では、ロック機構により、開閉シャッタが開かないようにロックするようにしてもよい。
4]陰圧作業モードを省略し、空気調整システム4がエアシャワーモードと換気モードと陽圧作業モードとに択一的に切り換わるようにしてもよい。また、陽圧作業モードを省略し、空気調整システム4がエアシャワーモードと換気モードと陰圧作業モードとに択一的に切り換わるようにしてもよい。また、換気モードを省略してもよい。
5]自動マット交換装置30、薬品出入部70、PC83、ICチップリーダ88等については省略してもよい。
6]プリンタをPC83に接続して設けてもよい。そして、このプリンタにより、前記薬品データ、患者データ、薬歴データ、処方データ、プロトコールデータ、調整手順データ、監査データ等をプリントするようにしてもよい。
7]クリーンルームユニット1のサイズ、形状、内部構成については、前記実施例に開示された以外に、種々のサイズ、形状、内部構成としてもよい。
8]クリーンルームユニット1の作業ルーム2内にマイクロフォンとスピーカを設け、外側に臨む部分にもマイクロフォンとスピーカを設けて、作業ルーム2内の作業者と外部の人が会話できるように構成してもよい。
9]その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を付加して実施することが可能である。

Claims (14)

  1. 外部から隔離される作業ルームと、作業用開口を有しその作業用開口が前記作業ルームに臨むように設けられたクリーンベンチユニットとを備え、建物の内部に独立に設置されるクリーンルームユニットであって、
    前記作業ルームとクリーンベンチユニット内の空気の清浄化と圧力調整を行うことが可能で、作業ルームにエアシャワーを発生可能な空気調整システムと、
    前記空気調整システムを制御する空気調整制御手段であって、前記空気調整システムを、作業ルームにエアシャワーを発生させるエアシャワーモードと、作業ルームを陽圧又は陰圧にして所定の作業を可能にする作業モードとに切り換え可能な空気調整制御手段と、
    を備えたことを特徴とするクリーンルームユニット。
  2. 前記クリーンベンチユニットは、前記作業用開口を開閉する開閉シャッタと、この開閉シャッタの開閉を検出するシャッタ開閉検出手段とを有し、
    前記空気調整制御手段は、シャッタ開閉検出手段により開閉シャッタが開いていることが検出された場合に、前記シャワーモードへの切り換えを禁止することを特徴とする請求項1に記載のクリーンルームユニット。
  3. 前記クリーンベンチユニットは、作業テーブル上に敷かれるマットを自動的にスライドさせて交換する自動マット交換装置を有することを特徴とする請求項1に記載のクリーンルームユニット。
  4. 前記自動マット交換装置は、ロール状に巻かれたマットが着脱可能に装着されたマット供給部と、このマット供給部に装着されたマットを作業テーブル上に順次供給すると共に使用済みのマットを順次巻き取るマット巻取手段とを有することを特徴とする請求項3に記載のクリーンルームユニット。
  5. 前記マット供給部に装着されたマットの残量を検出するマット残量検出手段と、このマット残量検出手段で検出されたマットの残量を報知するマット残量報知手段とを設けたことを特徴とする請求項4に記載のクリーンルームユニット。
  6. 前記作業ルーム内の作業者が見ることができるディスプレイと、このディスプレイに少なくとも薬品情報を表示させる情報処理コンピュータとを有することを特徴とする請求項1に記載のクリーンルームユニット。
  7. 前記作業ルームに薬品を出し入れする為の薬品出入部と、この薬品出入部から作業ルームに入れる薬品又は薬品トレイに付設されたICチップから薬品情報を読み取る為のICチップリーダとを設けたことを特徴とする請求項6に記載のクリーンルームユニット。
  8. 前記ICチップは薬品トレイに取り付けられ、この薬品トレイを載置可能な薬品出入部に前記ICチップリーダを装備したことを特徴とする請求項7に記載のクリーンルームユニット
  9. 前記作業モードは、作業ルーム及びクリーンベンチユニット内を陰圧にする陰圧作業モードを含むことを特徴とする請求項1〜8の何れかに記載のクリーンルームユニット。
  10. 前記作業モードは、作業ルームを陽圧にすると共にクリーンベンチユニット内を常圧にする陽圧作業モードを含むことを特徴とする請求項1〜8の何れかに記載のクリーンルームユニット。
  11. 前記空気調整制御手段は、空気調整システムを、前記エアシャワーモードと、作業モードと、吸気と排気を行いつつ作業ルーム及びクリーンベンチユニット内を強制的に換気する換気モードとに択一的に切り換え可能であることを特徴とする請求項1〜8の何れかに記載のクリーンルームユニット。
  12. 前記空気調整システムは、作業ルームへ吸気する吸気通路と、吸気通路の一部を含む作業ルーム循環通路と、クリーンベンチユニット循環通路と、作業ルームとクリーンベンチユニットから排気する共通の排気通路と、吸気通路に設けた吸気・循環ファン及び吸気切換ダンパと、作業ルーム循環通路に設けた循環切換ダンパと、クリーンベンチユニット循環通路に設けたクリーンベンチユニット循環ファンと、クリーンベンチユニット循環通路と排気通路とを接続する通路に設けた排気ダンパと、排気通路に設けた排気ファンとを有することを特徴とする請求項1〜8の何れかに記載のクリーンルームユニット
  13. 前記空気調整システムは、前記吸気通路とクリーンベンチユニット循環通路とに夫々設けられた複数の消音器を有することを特徴とする請求項12に記載のクリーンルームユニット。
  14. 前記作業ルームの天井部分に複数のエアノズルを設け、これらエアノズルを、前記エアシャワーモード時のエア噴出口と作業モード時のエア噴出口として兼用するように構成したことを特徴とする請求項1〜8の何れかに記載のクリーンルームユニット。
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