JP4419437B2 - タンクレール - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ球を貯留タンクから賞球制御部へ供給するタンクレールに関する。
【0002】
【従来の技術】
パチンコ機において賞球の払い出し個数を制御する賞球制御部へのパチンコ球の供給が停止してしまうと、賞球が十分に放出されなくなり、遊技者は極めて不快な思いをする。また、このような場合には、その都度店員がパチンコ機の前面枠を開いて球詰まりの状態を直さなければならず、非常に面倒であった。
パチンコ球の供給が停止してしまう原因の一つとして、貯留タンクから賞球制御部へパチンコ球を供給するタンクレールにおける球詰まりがあった。そして、この球詰まりはいくつかのパチンコ球が上下に積み重なって団塊化しタンクレール内に噛み込むことによって生ずることが知られている。
【0003】
そこで、この球詰まりを解消するため、パチンコ球の団塊をモータにより回転する回転軸によって崩すものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
これは、タンクレール通路内に臨ませた回転軸を、モータにより所定の一方向に回転させたうえで、団塊化したパチンコ球に直接接触させて団塊を崩すというものである。
ところが、このものでは、回転軸と直接接触するパチンコ球にしか、すなわち比較的狭い範囲でしか、回転軸による衝撃が与えられないため、比較的広範な範囲で生ずる球詰まりを完全に解消することは困難であった。
そこで、より広範な範囲において球詰まりを解消するため、球詰まりが発生し易い場所には、タンクレールの側壁に外側から振動モータを取り付けることが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
これによれば、タンクレール内部で球詰まりが発生したとしても、振動モータが比較的広範な範囲の側壁を振動し、この側壁の振動がタンクレール内部のパチンコ球の団塊に伝わって団塊が崩され、球詰まり状態が解消される。
【0004】
【特許文献1】
実開平3−3380号公報(第2図)
【特許文献2】
特開平11−226213号公報(第1図)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような振動モータ付きのタンクレールを用いても、球詰まりを完全には解消することはできず、更なる改善が望まれていた。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、球詰まりをより効果的に解消可能なタンクレールを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段及び作用・効果】
上記課題を解決するための有効な手段とその作用・効果を以下に示す。
[請求項1]
上流側の貯留タンクに蓄積されたパチンコ球を下流側の賞球制御部に対して供給するタンクレールであって、
このタンクレールの外面に、前記タンクレールを振動させる振動手段を備えたものにおいて、
前記振動手段には、この振動手段から前記タンクレールのパチンコ球通過領域に延びて、前記振動手段の振動を伝達する振動伝達部が備えられ、
前記振動伝達部には、前記振動手段の振動を伝達する支持軸と、この支持軸に嵌め込まれてこの支持軸周りに回動可能に取り付けられた回動部材とが備えられ、
前記振動手段を前記タンクレールの前記外面と接しないで浮いた状態で前記タンクレールに取り付ける取付突部が設けられていることを特徴とするタンクレール。
[請求項2]
上流側の貯留タンクに蓄積されたパチンコ球を下流側の賞球制御部に対して供給するタンクレールであって、
このタンクレールの外面に、前記タンクレールを振動させる振動手段を備えたものにおいて、
前記振動手段には、この振動手段から前記タンクレールのパチンコ球通過領域に延びて、前記振動手段の振動を伝達する振動伝達部が備えられ、
前記振動伝達部には、前記振動手段の振動を伝達する支持軸と、この支持軸に嵌め込まれてこの支持軸周りに揺動可能に取り付けられ、前記タンクレールを流下するパチンコ球に接触することによりパチンコ球の団塊をならす球ならし部材とが備えられ、
前記振動手段を前記タンクレールの前記外面と接しないで浮いた状態で前記タンクレールに取り付ける取付突部が設けられていることを特徴とするタンクレール。
【0007】
請求項1及び請求項2の構成によれば、球詰まりを効果的に解消することができる。
【0038】
【発明の実施の形態】
<第1実施形態>
以下、本発明の第1実施形態を添付図面を参照しつつ説明する。
表面側に図示しない遊技盤を備えるパチンコ機10は、図1に示すように背面側に機構板11を備えると共に機構板11の上方には貯留タンク12が配設されている。
貯留タンク12は、パチンコ球を予め蓄積しておくためのものであり、また、機構板11には、賞球皿(図示なし)へ所定量の賞球を配給する賞球制御部13が設けられている。
そして、貯留タンク12と賞球制御部13との間にはタンクレール20が配設されており、貯留タンク12内のパチンコ球がタンクレール20を介して賞球制御部13に供給される構成となっている。また、タンクレール20は貯留タンク12側(上流側)から賞球制御部13側(下流側)へ向けて緩やかな勾配を持つように設けられている。
【0039】
タンクレール20は、導電性を有する樹脂製で、図2、図3に示すように底壁21の両側に垂直に起立する側壁22を備えた樋状をなしていると共に、片側の側壁22(手前側)の外面には、後に詳細に説明する、振動伝達部43を備えた振動手段としてのバイブレータ40が取りつけられている。
【0040】
タンクレール20の上流側(図3の左上方側)端部には底壁21に急な傾斜を付けた球受部23が設けられている。球受部23は貯留タンク12から落下したパチンコ球を円滑にタンクレール20内に進入させるようになっている。
また、底壁21には、タンクレール20の下流側約1/3において、段差部21Aが形成されている。この段差部21Aによってパチンコ球の流れを局部的に不安定化させることにより球詰まりを解消可能としている。
また、タンクレール20の両側壁22,22は、それぞれは僅かな相違はあるものの基本的には対称形状をなしている。すなわち、両側壁22,22は長手方向のほぼ中央部で高さが高くなっており、そこから段状に下って、平坦部となり、底壁21の段差部21A付近から先は緩やかな円弧面をもって徐々に下り勾配をなすように形成されている。
【0041】
タンクレール20の底壁21には、図3に示すように、幅方向の中央部に長手方向に延びる仕切壁24が底壁21から垂直に起立して設けられて、仕切壁24を境に、パチンコ球を二手に分流させるようにしている。ここで、仕切壁24と左右の両側壁22,22との間隔はパチンコ球の直径よりも僅かに幅広に設定され、仕切壁24と左右の両側壁22,22との間でパチンコ球を下流側へ至るに連れて1列に絞り込むための整列路25が形成されている。
また、仕切壁24は、上流側の途中を始端として底壁21の段差部21Aよりも少し下流までの範囲が徐々に高さを増すように形成され、これに連続して仕切壁24は下流に向けて下り勾配となり、その後、整列路25の終端に至るまでの間は、同一高さとなっている。
また、各整列路25の底壁21の両側には、所定間隔毎に長細い開口部29が設けられており、パチンコ球に付着しているゴミ等を外へ排出可能としている。
【0042】
さらに、段差部21Aよりも下流側の上側開口、言い換えれば、タンクレール20の出口付近には、パチンコ球を流す整列路(流路)25が、高さ方向に絞られていくように天井板30が配設されている。この天井板30には、側縁の前後両端部の2箇所に係止突部30Aが設けられており、この係止突部30Aが側壁22に設けられた係止孔部22Aと係合して固定されるようになっている。この天井板30により、上下に2段以上積み重なったパチンコ球がタンクレール20の出口において、1段となるようにされている。
【0043】
また、タンクレール20の手前側の側壁22には、底壁21の段差部21Aを挟んで、上流側のものが下流側のものよりも高い位置となるように2つの円柱状の取付突部35が、側壁22から外側に向かって垂直に起立して設けられている。この取付突部35は、バイブレータ40を取り付けるためのものであり、予め取り付け用の下穴35Aが開けられている。なお、取付突部35の長さは、図5に示されるように、バイブレータ40がタンクレール20に固定された状態で、バイブレータ40の取付板44が側壁22と接しないで浮いた状態となるように設定されている。
さらに、側壁22における、2つの取付突部35が設けられた位置の間には、バイブレータ40の振動伝達部43が挿入される略円形の挿入孔36が2つ開けられている。これらの挿入孔36は、底壁21の段差部21Aを挟んで、上流側側のものが下流側のものよりも高い位置となるように開けられている。
【0044】
また、挿入孔36は、図6に示すように、これに挿入された振動伝達部43の下端部が、タンクレール20の底壁21に対して、少なくともパチンコ球1つの直径よりも高い位置になるように配置されている。
これにより、図6に概念的に示すように団塊化したパチンコ球群のうち、上方に位置するパチンコ球に直接、振動伝達部43が接して、球詰まりを解消することができる(なお、図6において、符号Pは、パチンコ球を示す)。
また、これらの挿入孔36の大きさは、振動伝達部43よりも若干、径が大きくされている。これは、振動伝達部43の振動が、側壁22に伝達して、その振動が減衰することを防止するためであり、これにより、振動伝達部43の振動がパチンコ球に効率よく伝わることとなる。
【0045】
次に、バイブレータ40及びその取付構造について図4等を参照しつつ詳細に説明する。
バイブレータ40は、概ね直方体状をなす収納ケース40Bと、この中に収納された図示しない振動用モータとからなる。振動用モータは、軸に偏心輪が取りつけられており、図示しないセンサによって球詰まり状態が検出されると電源が投入されて振動するようになっている。
また、収納ケース40Bの前後方向の両側壁には、張出部40Cが形成され、張出部40Cには、張出部40Cの下面から所定の高さまで、すなわち、張出部40Cの上面に達しない高さまで係合孔部40Dが開けられている。係合孔部40Dは、タンクレール20の取付突部35と嵌合可能となっている。さらに、この張出部40Cには、係合孔部40Dと同心で、係合孔部40Dよりも径が小さい貫通孔40Eが、係合孔部40Dと繋がって、張出部40Cの上下面を貫通するようにして開けられている。バイブレータ40の係合孔部40Dと、タンクレール20の取付突部35とを嵌めた後に、貫通孔40Eからネジ、例えばタッピンネジ41を取付突部35の下穴35Aに入れて、ねじ込むことによって、バイブレータ40とタンクレール20とが固定されるようになっている。
【0046】
バイブレータ40には、バイブレータ40の振動をタンクレール20内部に伝達する振動伝達部43が2つ備えられている。この振動伝達部43は、概ね円柱状をしており、この振動伝達部43にパチンコ球が引っかかりにくいようにされている。
振動伝達部43は、収納ケース40Bの底面よりも面積小の概ね矩形平板状の取付板44に、略垂直方向に突出するように固定されている。
そして、この取付板44は次のようにしてバイブレータ40に固定されている。すなわち、収納ケース40Bの幅方向の両側壁には張出部40Fが形成され、この張出部40Fには、取付板44を固定するための取付孔40Gが設けられている。そして、収納ケース40Bの取付孔40Gと、取付板44の取付孔45Aとを合致させた上で、ネジ49とナット50により収納ケース40Bに取付板44が固定されている。
【0047】
振動伝達部43の長さは、図5に示すようにバイブレータ40がタンクレール20に取り付けられた状態で、振動伝達部43の先端と、バイブレータ40が取り付けられていない側壁22との間に、所定の隙間が開くような長さとされている。言い換えれば、振動伝達部43は、奥側の側壁22には到達せずに、この側壁22との間に隙間を開けるようにして設けられている。これは、振動伝達部43の振動が、バイブレータ40が取り付けられていない側壁22に伝達して、その振動が減衰することを防止するためであり、これにより、振動伝達部43の振動がパチンコ球に効率よく伝わることとなる。
なお、振動伝達部43の先端と側壁22との隙間が、パチンコ球の直径よりも小さくなるように、振動伝達部43の長さを調整することが好ましい。振動伝達部43の先端と側壁22との隙間にパチンコ球が詰まることを防止するためである。
【0048】
さて、次に本実施形態の作用効果について説明する。
パチンコ球は貯留タンク12からタンクレール20の球受部23に流し込まれる。そして、パチンコ球は、仕切壁24によって左右の整列路25に分岐されて更に下流側へ流下していく。このとき、整列路25を通過するパチンコ球は、幅方向に一列ずつ並んでいるが、所々でパチンコ球同士が上下に重なり合って団塊化しながら流下していく。団塊化したパチンコ球の一部は、段差部21Aを通過することで崩されるものもあるが、団塊化したままで流下していくものもある。
【0049】
この場合には球詰まりとなるが、センサによって球詰まり状態が検知されると、バイブレータ40が振動させられる。そして、このバイブレータ40の振動は、タンクレール20内部(パチンコ球通過領域)まで延びている振動伝達部43に伝達され、この振動伝達部43がタンクレール20内部の団塊化したパチンコ球に直接触れて、団塊を効果的に崩す。
【0050】
また、振動伝達部43は、タンクレール20の底壁21に段差部21Aが設けられている場所付近の側壁22から、タンクレール22内部に突出している。よって、タンクレール20の底壁21の段差部21Aによって、球詰まりが解消されないとしても、振動伝達部43がパチンコ球に直接接触して、パチンコ球を振動させることによって効果的に球詰まりを解消することができる。
【0051】
また、振動伝達部43は、天井板30による整流路25の絞り始め部分寄りの位置のタンクレール20の側壁22からタンクレール20内部に突出している。一般的に、パチンコ球が流れる整流路が、高さ方向に絞られていくように天井板30が設けられている場所においては、整流路25が流れに方向に対して狭まっていくため、球詰まりを起こしやすい。本実施形態によれば、球詰まりが一般的におきやすい場所の側壁22から振動伝達部43がタンクレール20内部に突出していることとしたから、球詰まりを効果的に解消することができる。
また、本実施形態においては、振動伝達部43は、複数設けられているから、効果的に球詰まりを解消することができる。
【0052】
また、本実施形態によれば、振動伝達部43は、バイブレータ40とは別体に、かつ着脱可能に設けられているから、振動伝達部43のメンテナンスが容易となる。
また、本実施形態によれば、市販のバイブレータ40に振動伝達部43を付加するだけで簡単に転用できる。
また、本実施形態によれば、振動伝達部43は、タンクレール20の底壁21に対して、少なくともパチンコ球1つの直径よりも高い位置に配置されている。図6に示すように、パチンコ球の球詰まりは、パチンコ球の上にパチンコ球が乗り上げて起きるため、あまり底壁21に近い位置では起きない。本実施形態の構成によれば、球詰まりが起こりやすい、底壁21から少なくともパチンコ球1つの直径よりも高い位置に振動伝達部43を配置することとしたから、効果的に球詰まりを解消することができる。
【0053】
また、振動伝達部43は、バイブレータ40をタンクレール20に取り付けた状態で、図5に示すように手前側の側壁22から奥側の側壁22に向かって延びている。よって、タンクレール20の幅方向にわたる広い範囲で、球詰まりを解消することができる。
【0054】
<第2実施形態>
次に、第2実施形態について図7を参照しつつ説明する。第2実施形態では、第1実施形態と異なる構成のみ説明し、第1実施形態と同一の他の構成、作用、効果については省略する。なお、本実施形態においては、振動伝達部43の構成が第1実施形態と異なる。振動伝達部43は、取付板44に略垂直に固定された支持軸43Cと、支持軸43Cに抜け止め状態で遊転可能に嵌着された円筒状の回動部材43Dとからなる。なお、支持軸43Cと回動部材43Dとの間には、遊びを設けてあり、回動部材43Dが多少がたつき可能とされている。また、支持軸43Cの先端部分は、径大のストッパ部とされ、これにより、回動部材43Dが支持軸43Cから抜け落ちることが防止されている。
【0055】
次に本実施形態特有の効果について説明する。
本実施形態によれば、振動伝達部43とパチンコ球との摩擦抵抗は減少するから、振動伝達部43が普段のパチンコ球の流れの妨げとならない。
さらに、本実施形態によれば、支持軸43Cと回動部材43Dとの間には遊びがあるから、振動伝達部43が振動した際に、回動部材43Dにおいて支持軸43Cの揺れ幅を増幅させることができる。従って、団塊状のパチンコ球により大きな振動を与えやすく、球詰まりを効果的に解消することができる。
なお、回動部材43Dの材質は特に限定されないが、金属製であることが望ましい。回動部材43Dを比重の大きい金属製とすることで、団塊状のパチンコ球により大きな振動を与えやすく、球詰まりを効果的に解消することができるからである。
【0056】
<第3実施形態>
次に、第3実施形態について図8、図9を参照しつつ説明する。第3実施形態では、第2実施形態と異なる構成のみ説明し、第2実施形態と同一の他の構成、作用、効果については省略する。なお、本実施形態においては、振動伝達部43の構成が第2実施形態と異なる。振動伝達部43は、取付板44に略垂直に固定された支持軸43Cと、支持軸43Cに抜け止め状態で揺動可能に嵌着された球ならし部材60とからなる。球ならし部材60は、整列路25を流下するパチンコ球に接触することによりパチンコ球の団塊をならすように構成されている。
【0057】
球ならし部材60には錘を挿入するための錘挿入孔60Aが形成されており、この錘挿入孔60Aに錘を挿入することにより回転状態を調整するようにしている。錘としては例えばパチンコ球を用いることができ、錘挿入孔60Aの径はパチンコ球の径と同じかやや小さめの径として構成されている。2つある球ならし部材60,60のうちの上流側のものでは錘挿入孔60Aが1つ設けられ、下流側のものでは錘挿入孔60Aが2つ設けられている。
なお、球ならし部材60の形状については図に示したものに限定されず、任意形状とすることができる。
【0058】
次に本実施形態特有の効果について説明する。
一般に、球ならし部材60は、その揺動動作によって団塊化したパチンコ球の上部をならすようにして平坦化し、パチンコ球があまり積み重ならないようにして団塊化を防ぐためのものである。
ところが、パチンコ球の団塊の崩し易さは、パチンコ球の表面状態、すべり具合等に左右されるため、崩しにくい団塊も存在する。
このような場合には、従来の単に揺動動作によって団塊を崩すものでは十分でない場合があった。
本実施形態の構成によれば、球ならし部材60を揺動動作のみならず、振動動作もさせることができるから、より効果的に球ならしをすることができる。
【0059】
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
【0060】
(1)上記実施形態では、振動手段は、振動用モータを備えたバイブレータ40としたが、電源が投入されると振動するものであれば特に限定されない。
【0061】
(2)上記実施形態では、振動伝達部43は、取付板44を介してバイブレータ40に固定されることとしたが、振動伝達部43をバイブレータ40に直接固定してもよい。また、振動伝達部43は、バイブレータ40の収納ケース40Bに一体的に成形してもよい。
【0062】
(3)上記第1実施形態では、振動伝達部43は、円柱状としたが、その形状は特に限定されない。
【0063】
(4)上記実施形態では、振動伝達部43は、2つとしたが、振動伝達部43の個数は特に限定されず、1つでも3つ以上であってもよい。
【0064】
(5)上記第2実施形態では、回動部材43Dは、その外径が長手方向に同一の円筒状のものとしたが、回動部材43Dの形状は特に限定されない。例えば、中腹部を径大にした樽型円筒状のものであってもよい。また、回動部材の周壁に切り欠きを設けて凹凸を施してもよい。
【0065】
(6)上記第2実施形態では、単一の回動部材43Dが単一の支持軸43に嵌着されていることとしたが、複数の回動部材を単一の支持軸に嵌着してもよい。そして、この場合には、支持軸に嵌着された状態の複数の回動部材同士の間に遊びを設けることが望ましい。このように遊びを設けることで、振動した際に、複数の回動部材を支持軸に沿った方向にも揺れさせることができる。
従って、団塊状のパチンコ球により大きな振動を与えやすく、球詰まりを効果的に解消することができる。
【0066】
(7)上記第2実施形態では、同一サイズで同一重量の回動部材43Dがタンクレールの長手方向に沿って複数装着されているものとしたが、異なるサイズ・重量の複数の回動部材43Dをタンクレールの長手方向に沿って装着してもよい。
この場合には、上流側に位置する回動部材43Dの方が、下流側に位置する回動部材よりも重い方が好ましい。上流側では、パチンコ球の団塊のサイズが大きいため大きな衝撃を与えることが必要だからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態のパチンコ機の背面図
【図2】バイブレータを取り付けた状態のタンクレールの斜視図
【図3】タンクレールの分解斜視図
【図4】タンクレールの分解斜視図
【図5】タンクレールの右側面図
【図6】図5のVI−VI断面図
【図7】第2実施形態のタンクレールの分解斜視図
【図8】第3実施形態のタンクレールの斜視図
【図9】同じくタンクレールの分解斜視図
【符号の説明】
10…パチンコ機
20…タンクレール
40…バイブレータ(振動手段)
43…振動伝達部
Claims (2)
- 上流側の貯留タンクに蓄積されたパチンコ球を下流側の賞球制御部に対して供給するタンクレールであって、
このタンクレールの外面に、前記タンクレールを振動させる振動手段を備えたものにおいて、
前記振動手段には、この振動手段から前記タンクレールのパチンコ球通過領域に延びて、前記振動手段の振動を伝達する振動伝達部が備えられ、
前記振動伝達部には、前記振動手段の振動を伝達する支持軸と、この支持軸に嵌め込まれてこの支持軸周りに回動可能に取り付けられた回動部材とが備えられ、
前記振動手段を前記タンクレールの前記外面と接しないで浮いた状態で前記タンクレールに取り付ける取付突部が設けられていることを特徴とするタンクレール。 - 上流側の貯留タンクに蓄積されたパチンコ球を下流側の賞球制御部に対して供給するタンクレールであって、
このタンクレールの外面に、前記タンクレールを振動させる振動手段を備えたものにおいて、
前記振動手段には、この振動手段から前記タンクレールのパチンコ球通過領域に延びて、前記振動手段の振動を伝達する振動伝達部が備えられ、
前記振動伝達部には、前記振動手段の振動を伝達する支持軸と、この支持軸に嵌め込まれてこの支持軸周りに揺動可能に取り付けられ、前記タンクレールを流下するパチンコ球に接触することによりパチンコ球の団塊をならす球ならし部材とが備えられ、
前記振動手段を前記タンクレールの前記外面と接しないで浮いた状態で前記タンクレールに取り付ける取付突部が設けられていることを特徴とするタンクレール。
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