JP4417981B2 - 樹脂封止装置、及び、移動部材 - Google Patents

樹脂封止装置、及び、移動部材 Download PDF

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Description

本発明は、樹脂封止装置、移動部材、及び、樹脂封止方法に関するものである。
従来、樹脂封止装置として、複数の半導体素子が実装された基板を一度に樹脂封止した後、半導体素子毎に切断して半導体装置を得るMAP(MatrixArray Packaging Method)に採用した次のような構成のものが公知である。
すなわち、特許文献1には、複数のポット部で溶融させた樹脂を、その上方開口部のカルから複数のランナーを流動させ、キャビティの長辺部分に沿ったゲートを介してキャビティ内に充填し、樹脂封止を行うようにした構成が開示されている。
また、特許文献2には、ランナーに熱硬化性樹脂チップを収納し、各ランナー内でプランジャを上動させてチップの溶融樹脂を、ゲートを介してキャビティに充填するようにした構成が開示されている。
さらに、特許文献3には、円筒状の樹脂タブレットを、切欠き部を介してランナーに供給し、ランナーの底部を構成するプランジャを移動させることにより、溶融樹脂をキャビティ内に充填するようにした構成が開示されている。
特開2000−12578号公報 特開平11−54536号公報 特開平9−232354号公報
しかしながら、特許文献1では、カル、ランナー、及びゲートで固化した樹脂は全て不要樹脂である。このため、破棄する樹脂量が多いという問題がある。
また、後者の樹脂封止装置では、樹脂材料は直接ランナーに供給する必要があり、そのためにロボット等が必要となる等、作業コストがかかり、作業自体が面倒でもある。さらに、略直方体形状の樹脂チップを別途用意する必要がある。すなわち、市販される樹脂チップの形状は円柱形が主流を占めており、略直方体形状のものはない。このため、顆粒又は粉末状の樹脂材料を略直方体形状に成形して樹脂チップを作成しなければならず、そのための成形装置が必要となったり、加工工数が増えたりする等、コストアップを招来する。
さらに、特許文献3では、プランジャがランナーの内側面を摺接するように構成されている。このため、長期に亘る使用により、ランナー内での残留樹脂がプランジャの側面に付着し、スムーズな動作が妨げられる恐れがある。
そこで、本発明は、樹脂材料の供給が容易で、樹脂封止後の不要樹脂を抑制して安価に成形することができる上、長期に亘って良好な状態で使用可能な樹脂封止装置を提供することを課題とする。
本発明は、前記課題を解決するための手段として、
第1金型と、該第1金型に対して接離可能な第2金型とを備え、前記両金型によって形成されるキャビティ内に、ポット部で溶融させた樹脂を、ゲートを介して充填することにより、前記両金型内に配設した電子部品を搭載した基板を樹脂封止成形するようにした樹脂封止装置であって、
前記ポット部は、前記金型のいずれか一方に設けられ、前記キャビティに所定間隔で位置する凹部からなり、該凹部の底面は開口に向かって移動可能な移動部材の一部で構成し、
前記ポット部が形成される金型は、キャビティブロックと、該キャビティブロックとでポット部を構成し、該ポット部に連通する樹脂供給通路を有するスリーブホルダとを備え、
前記移動部材は板状で、ポット部に樹脂を供給可能とする待機位置と、ポット部で溶融させた樹脂をキャビティ内に充填する充填位置との間で往復移動可能であり、移動方向に交差し、かつ、前記樹脂供給通路のポット部への連通口の移動領域から所定寸法離れた、少なくとも1つの溝部を有し、待機位置に位置するとき、下端面が前記スリーブホルダの上面よりも所定寸法Y下方側に配置され、前記溝部は前記所定寸法Yに対し、下端面から2/3の範囲内に形成したものである。
前記スリーブホルダは、前記ポット部に連通する樹脂供給通路を構成する円筒状のスリーブを備え、
前記スリーブには、樹脂供給通路内に供給された樹脂材料を押圧して前記ポット部内に供給する押圧部材を配設し、
前記移動部材は、前記樹脂供給通路側の側面に形成される溝部を前記スリーブの端面外周縁よりも内側から形成するのが好ましい。
本発明は、前記課題を解決するための手段として、
第1金型と、該第1金型に対して接離可能な第2金型とを備え、前記両金型によって形成されるキャビティ内に、ポット部で溶融させた樹脂を、ゲートを介して充填することにより、前記両金型内に配設した電子部品を搭載した基板を樹脂封止成形するようにした樹脂封止装置であって、
前記ポット部は、前記金型のいずれか一方に設けられ、前記キャビティに所定間隔で位置する凹部からなり、該凹部の底面は開口に向かって移動可能な移動部材の一部で構成し、
前記ポット部が形成される金型に、前記ポット部に連通する樹脂供給通路を形成する円筒状のスリーブを設け、
前記スリーブには、樹脂供給通路内に供給された樹脂材料を押圧して前記ポット部内に供給する押圧部材を配設し、
前記移動部材は板状で、移動方向に交差する、少なくとも1つの溝部を形成し、前記樹脂供給通路側の側面に形成される溝部は、前記樹脂供給通路のポット部への連通口の移動領域から所定寸法離れ、かつ、前記スリーブの端面外周縁よりも内側から形成したものである。
本発明は、前記課題を解決するための手段として、
第1金型と、該第1金型に対して接離可能な第2金型のいずれか一方に設けられ、前記両金型によって形成されるキャビティ内に所定間隔で位置するポット部の底面を構成し、前記ポット部の開口に向かって移動することにより、前記ポット部で溶融させた樹脂を、ゲートを介して前記キャビティ内に充填可能な移動部材であって、
前記ポット部が形成される金型は、キャビティブロックと、該キャビティブロックとでポット部を構成し、該ポット部に連通する樹脂供給通路を有するスリーブホルダとを備え、
板状で、ポット部に樹脂を供給可能とする待機位置と、ポット部で溶融させた樹脂をキャビティ内に充填する充填位置との間で往復移動可能であり、移動方向に交差する、少なくとも1つの溝部を有し、待機位置に位置するとき、下端面が前記スリーブホルダの上面よりも所定寸法下方側に配置され、前記溝部は前記所定寸法の範囲内に形成したものである。
前記スリーブホルダは、前記ポット部に連通する樹脂供給通路を構成する円筒状のスリーブを備え、
前記スリーブには、樹脂供給通路内に供給された樹脂材料を押圧して前記ポット部内に供給する押圧部材を配設し、
前記樹脂供給通路側の側面に形成される溝部が、前記樹脂供給通路のポット部への連通口の移動領域から所定寸法離れ、かつ、前記スリーブの端面外周縁よりも内側から形成するのが好ましい。
本発明は、前記課題を解決するための手段として、
第1金型と、該第1金型に対して接離可能な第2金型のいずれか一方に設けられ、前記両金型によって形成されるキャビティ内に所定間隔で位置するポット部の底面を構成し、前記ポット部の開口に向かって移動することにより、前記ポット部で溶融させた樹脂を、ゲートを介して前記キャビティ内に充填可能な移動部材であって、
前記ポット部が形成される金型に、前記ポット部に連通する樹脂供給通路を形成する円筒状のスリーブを設け、
前記スリーブには、樹脂供給通路内に供給された樹脂材料を押圧して前記ポット部内に供給する押圧部材を配設し、
板状で、ポット部に樹脂を供給可能とする待機位置と、ポット部で溶融させた樹脂をキャビティ内に充填する充填位置との間で往復移動可能であり、移動方向に交差し、かつ、前記樹脂供給通路のポット部への連通口の移動領域から所定寸法離れた、少なくとも1つの溝部を有し、待機位置に位置するとき、下端面が前記スリーブホルダの上面よりも所定寸法Y下方側に配置され、前記溝部は前記所定寸法Yに対し、下端面から2/3の範囲内に形成したものである。
前記溝部は、少なくとも、前記移動領域に隣接する第1凹部と、該第1凹部から所定寸法離れた第2凹部とから構成するのが好ましい。
この構成により、樹脂供給通路から、ポット部の内面と移動部材の側面の隙間に侵入しようとする樹脂を、第1凹部によって捕捉することができる。したがって、第1凹部と第2凹部との間に形成される平坦部の寸法を小さく抑制しても、第2凹部へと樹脂が侵入することがない。この結果、前記平坦部のために回収できない樹脂量を抑制することが可能となる。
本発明によれば、キャビティに所定間隔で位置する凹部をポット部とし、凹部の底面を開口に向かって移動可能な移動部材の一部で構成したので、破棄する樹脂量を大幅に抑制可能である。また、移動部材を板状とし、少なくともいずれか一方の側面に、移動方向に直交する、少なくとも1つの溝部を形成したので、ポット部内の残留樹脂を溝部に回収し、移動部材を長期に亘ってスムーズに動作させることが可能となる。
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る構成のプランジャプレート60を備えた樹脂封止装置を示す。この樹脂封止装置は、下金型セット1と、上金型セット2とを備える。
(1 下金型セット1)
下金型セット1は、図2及び図3に示すように、大略、スライドプレート3の上面に、順次、シリンダブロック4、下型フレームプレート5、及び、下型ホルダベース6を積層し、下型ホルダベース6に下型キャビティブロック7を設けた構成である。
下金型セット1は、図1に示すように、スライドプレート3を、架台8上に設置したベースプレート9上に往復移動可能に載置されることにより、上金型セット2の下方位置と側方位置との間を移動可能である。すなわち、ベースプレート9の上面にはスライドガイド10が設けられ、そのスライドガイド10上にスライドプレート3が往復移動可能に配置されている。スライドプレート3は、第1サーボモータ11を駆動し、プーリ11a及びタイミングベルト11bを介してボールネジ12が回転することにより、ナット13を介して動力が伝達され、往復移動するようになっている。
スライドプレート3の上面には、図3に示すように、支持プレート14が配設されている。支持プレート14とシリンダブロック4との間、及び、シリンダブロック4と下型フレームプレート5との間には下型断熱プレート15a、15bがそれぞれ配設されている。
(1−1 シリンダブロック4)
シリンダブロック4の上面には、図3に示すように、横断面円形の凹部4aが形成されている。凹部4aにはピストン16が昇降可能に収容されている。また、凹部4aの上方開口部はピストンカバー17で覆われ、液室18が形成されている。ピストン16は、液室18の内周面に沿って昇降する円柱形状の大径部19と、その上面中央部から突出する小径部20とで構成されている。大径部19は液室18内を上液室18aと下液室18bとに分割する。上液室18aには、凹部4aの略中央部の壁面に形成した貫通孔20aを介して液体が供給又は排出される。また、下液室18bには、凹部4aの下端部壁面に形成した貫通孔19aを介して液体が供給又は排出される。これにより、ピストン16は昇降移動可能である。ピストンカバー17は、上端に鍔部を有する筒状のもので、中心の貫通孔には前記ピストン16の小径部20が摺動可能に貫通している。凹部4aの上端開口部近傍の内周面には円周溝が形成されている。円周溝には図示しないパッキンが設けられ、上液室18aからの液体の流出が防止されている。
(1−2 下型フレームプレート5)
下型フレームプレート5には、図3に示すように、上下面に連通する平面視矩形状の開口部21が形成され、そこには接続ブロック22が昇降可能に配置されている。接続ブロック22は、上下2枚の接続プレート23a、23bで補助断熱プレート24を挟持することによりサンドイッチ構造としたものである。接続プレート23aには、前記ピストン16が補助断熱プレート24及び接続プレート23bと共に図示しないボルトにより固定一体化されている。また、接続プレート23bの下面には、図示しないボルトによって複数の連結バー25が連結されている。連結バー25は、シリンダブロック4、支持プレート14、スライドプレート3を貫通する。複数の連結バー25は下端部で一体化され、そこには、鈎状のジョイント27aが設けられている。ジョイント27aには、図1に示すように、スライドシャフト28の上端部に設けた、鈎状のジョイント27bが側方からのみ係合する。これにより、第2サーボモータ26を駆動すると、プーリ26a及びタイミングベルト26bを介してスライドシャフト28が昇降し、ジョイント27a、27bを介して接続ブロック22が昇降する。なお、前記ジョイント27a、27bは鈎状に限らず、他の構成とすることもできる。要するに、ジョイント27a、27bの構成は、スライドプレート3を水平方向にスライド移動させた際、上型キャビティブロック46に下型キャビティブロック7が対向する対向位置で連結され、非対向位置で連結が解除されるものであればよい。
また、下型フレームプレート5は、図3に示すように、下型ヒータ29及び下型測温抵抗体30を内蔵する。下型ヒータ29は、通電により下型ホルダベース6を介して下型キャビティブロック7を加熱する。下型ヒータ29への通電制御は、下型測温抵抗体30で検出される温度に基づいて行い、下型キャビティブロック7を所定温度に温調する。
(1−3 下型ホルダベース6)
下型ホルダベース6は、図2に示すように、下型フレームプレート5の上面に、矩形の枠状となるようにネジ止め固定される4つのベースブロック31で構成されている。各ベースブロック31の両端部には段部31aが形成され、長辺側ベースブロック31Aの両端部を、短辺側ベースブロック31Bの両端部で挟み込むことにより、全体の剛性が高められている。
下型キャビティブロック7は、図3に示すように、下面に下型バックプレート32を一体化された状態で、下型ホルダベース6の矩形枠内に昇降可能に配置される。下型バックプレート32の下面には下型サポートピン33を介して連結プレート34が配設され、下型バックプレート32と連結プレート34とは下型連結ピン35によって連結されている。また、連結プレート34の下面には前記接続ブロック22が図示しないボルトにより固定されている。また、下型キャビティブロック7の上面3箇所には位置決めピン36がそれぞれ突設され、基板に形成した位置決め孔に係合することにより、基板70を位置決め可能となっている。さらに、下型キャビティブロック7の上面3箇所には下型セットブロック37がそれぞれ設けられている。下型セットブロック37は、後述する上金型セット2との位置決めに利用される。
(2 上金型セット2)
上金型セット2は、図4及び図5Aに示すように、大略、上型クランププレート38の下面に、上型フレームプレート39を固定し、そこに上型チェス40を取り外し可能に装着したものである。また、図7に示すように、上型クランププレート38、及び、上型フレームプレート39は、側縁部から大きく切り欠かれ、両端に側方へと突出する腕部39aが形成されている。
(2−1 上型フレームプレート39)
上型フレームプレート39は、上型断熱プレート41を介して上型クランププレート38に固定されている。上型フレームプレート39は、上型ヒータ42及び上型測温抵抗体43を内蔵する。ここでは、3列で上型ヒータ42が配置され、各上型ヒータ42の間であって側面から内側の2箇所ずつ(都合4箇所)に上型測温抵抗体43が配置されている。
また、上型フレームプレート39の下面には、図7に示すように、上型チェスストッパブロック44、及び、上型チェスガイドブロック45が固定され、上型モールドセットを構成している。上型チェスストッパブロック44は、上型フレームプレート39の下面の1辺に沿って配置されている。上型チェスガイドブロック45は、上型チェスストッパブロック44の両端部からそれぞれ直角に上型フレームプレート39の下面の2辺に沿って配置されている。各上型チェスガイドブロック45の対向面には、その長手方向に沿う突条のガイド部45aが形成されている。ガイド部45aは、後述する上型キャビティブロック46を支持するために使用される。
(2−2 上型チェス40)
上型チェス40は、図5A及び図5Bに示すように、上型キャビティブロック46と樹脂供給ブロック47を一体化した構成である。
(2−2−1 上型キャビティブロック46)
上型キャビティブロック46は、下面縁部からゲート48、次いで平面視矩形状の凹所49が連続して形成されている。ゲート48は、サイドゲート、フィルムゲート等、種々の形態を採用することができる(ここでは、フィルムゲートを使用している。)。凹所49は、金型を閉じた際、下金型セット1の上面に配置した基板70とでキャビティを構成する。また、上型キャビティブロック46には、図4に示すように、前記下型キャビティブロック7に設けた下型セットブロック37に対応して上型セットブロック50がそれぞれ設けられている。46bは上型セットブロック50を位置決めするための凹部である。
上型キャビティブロック46の上面には、図5Aに示すように、上型サポートピン51と、エジェクタプレート52と、これに一体化したピンプレート53とが配置されている。上型サポートピン51は、図4に示すように、上型キャビティブロック46のほぼ中心線に沿う5箇所と、各凹所49の4隅に対応する都合16箇所とにそれぞれ設けられている。エジェクタプレート52とピンプレート53には図示しないエジェクタピンが保持されている。エジェクタピンは、上型キャビティブロック46を貫通する。また、エジェクタプレート52及びピンプレート53は、図示しないリターンピンにより金型を閉じた際に、エジェクタピンの先端面が凹所49の表面と面一となるように上動する。また、ピンプレート53は、図示しないスプリングによって下方側へと付勢されている。これにより、金型が開放した際、スプリングの付勢力によりピンプレート53が下動し、エジェクタピンにより凹所49内の樹脂製品を押し出すことができるようになっている。
また、上型キャビティブロック46の側面には、図5Bに示すように、サイドブロック66が固定されている。サイドブロック66は、その側面に形成した突条(図示せず)を、上型キャビティブロック46の端面に形成される溝部46aに嵌合して高精度に位置決めし、図示しないボルトにより両部材を固定する。
(2−2−2 樹脂供給ブロック47)
樹脂供給ブロック47は、図4、図5A及び図5Bに示すように、スリーブホルダ54、スリーブブロック55、スリーブ56、プランジャロッド57、プランジャチップ58を備える。
スリーブホルダ54は、その側面を前記上型キャビティブロック46の側面に当接させた状態で固定されている。詳しくは、図5Bに示すように、スリーブホルダ54に形成した突条54aを、上型キャビティブロック46の両端に固定したサイドブロック66に形成した溝部66aに嵌合して高精度な位置決めを行い、図示しないボルトにより両部材を固定する。スリーブホルダ54の側面には、上型キャビティブロック46の各凹所49に対応する位置に溝状の凹部54cをそれぞれ形成されている。そして、この凹部54cと上型キャビティブロック46の側面とでポット部59が構成されている。そして、凹部54cを構成する壁面の中心には連通孔54dが形成され、後述するスリーブ56が嵌合されている。なお、スリーブホルダ54には、粉末高速度工具鋼(硬度:HRC63程度)が使用されている。
ポット部59ではプランジャプレート60が昇降し、後述するように、降下時にポット部59内で溶融した樹脂をキャビティへと押し出す。プランジャプレート60は、図15に示すように、矩形板状で、その下端面の近傍部分には4側面で連続する溝部60aが形成されている。この溝部60aは、成形時に発生した樹脂カスを回収するためのものである。図18に示す例では、片面(すなわち、樹脂タブレットMが供給される側の面。以下、樹脂供給面P1という。)には、スリーブ56の中心孔(連通口:内径寸法をX1で示す。)の移動領域E1(図18(b)に、2点鎖線の斜線で示す。)に対し、両側に所定寸法X2だけ離れた位置(退避領域E2)に、溝部60aがそれぞれ形成されている。また、溝部60aは、前記移動方向に対して3箇所に並設されている。溝部60aが並設される範囲は、プランジャプレート60が待機位置に位置する際の下端面と、スリーブホルダ54の上面との間の寸法Y1よりも十分に短い寸法Y2(例えば、Y2≦Y1×2/3)となっている。
また、プランジャプレート60の上端連結部60bは、図5Aに示すように、プランジャロッド61に連結されている。プランジャロッド61は等圧装置62により降下し、プランジャプレート60を押し下げる。プランジャプレート60はポット部59内の溶融樹脂をキャビティ内へと押し出して充填する。このとき、溶融樹脂の充填圧が予め設定した一定値となる。なお、プランジャプレート60には、高速度工具鋼(硬度:HRC59程度)が使用されている。
スリーブブロック55は、スリーブホルダ54の側面に取り付けられる。すなわち、前記キャビティブロック46と固定する場合と同様に、図5Bに示すように、スリーブブロック55に形成した突条55aを、スリーブホルダ54に形成した溝部54bに嵌合して高精度に位置決めし、図示しないボルトにより両部材を固定する。スリーブブロック55には、前記スリーブホルダ54の連通孔54dに連続する連通孔55bが形成され、そこにはスリーブ56が嵌合される。また、スリーブブロック55の上面には、各連通孔に連通する樹脂投入口63がそれぞれ形成されている。ここでは、樹脂投入口63を介して円柱状の樹脂タブレットMが投入されるようになっている。但し、スリーブ56の内周面形状を変更することにより、直方体形状の樹脂タブレットを投入可能としてもよい。また、供給する樹脂は顆粒状とすることも可能である。
スリーブ56は、円筒状で、前記スリーブホルダ54及び前記スリーブブロック55の連通孔54d、55bに嵌合される。スリーブ56には、前記連通孔54d、55bに嵌合させた状態で、樹脂投入口63に連通する開口部56aが形成されている。また、開口部56aに隣接してフランジ部56bが形成されている。フランジ部56bは上下がカットされ、スリーブホルダ54の連通孔54dに嵌合する際、この連通孔54dの開口部分に形成した溝部54eに位置決めされ、開口部56aと樹脂投入口63との位置合わせができるようになっている。なお、スリーブ56には、粉末高速度工具鋼(硬度:HRC68程度)が使用されている。
プランジャロッド57は、上金型セット2の側方に設置したブラケット64に取り付けたエアシリンダ65によって水平方向に往復移動可能である。
プランジャチップ58は、図14に示すように、円柱状で、プランジャロッド57の先端に固定され、前記スリーブ56の内周面に沿って往復移動可能である。プランジャチップ58の先端部近傍の外周面には、前記プランジャプレート60の溝部と同様な働き(樹脂カスの回収)の環状溝58aが形成されている。ここでは、プランジャチップ58に超硬(硬度:HRC74程度)が使用されている。
なお、前記エアシリンダ65に代えてサーボモータにより往復移動させるようにすれば、プランジャチップ58の移動速度を調整することができるので、樹脂の種類(例えば、溶融温度、熱硬化速度の違い)に応じた適切な速度でポット部59内に樹脂を供給して溶融させることが可能となる。また、サーボモータにより、プランジャチップ58の先端面をプランジャプレート60の先端側面に当接させる際、トルク制限を設けるようにすれば、プランジャプレート60の動作を妨げるような圧力が作用することを防止することができる。
ところで、前記上金型セット2は、次のようにして組み立てる。
すなわち、前記上型クランププレート38に上型断熱プレート41を介して上型フレームプレート39を固定し、さらに上型チェスストッパブロック44及び上型チェスガイドブロック45を固定する。そして、図9に示すように、上型チェスガイドブロック45の間に形成される空間に側方から上型チェス40を挿入する。上型チェス40は上型チェスガイドブロック45に形成されたガイド部45aによってガイド溝40aをガイドされながら、スムーズに水平移動させることができる。水平移動させて所定位置に位置決めできれば、ネジ止め等により上型チェス40を固定する。
なお、前記スリーブ56、スリーブホルダ54、プランジャチップ58及びプランジャプレート60に高硬度を有する材料を選定したのは、耐摩耗性を向上させるためであり、高硬度のものであれば前述の材料に限定されるものではない。
また、スリーブホルダ54を熱導電率の低い材料で構成したり、スリーブホルダ54を、断熱材を備えたサンドイッチ構造としたりすることも可能である。この構造により、スリーブ56内での樹脂材料に与える熱影響を抑制することができる。具体的に、キャビティとポット部59との間に約20℃の温度差を付けることが可能である。つまり、溶融樹脂がキャビティ内に充填される前に熱硬化を開始することを阻止し、ゲートでの樹脂詰まりや未充填等の成形不良の発生を効果的に防止することができる。
さらに、キャビティブロック46とスリーブホルダ54に直接ヒータを設けるようにすれば、より一層きめ細かな温度制御が可能となる。
(動作)
次に、前記構成からなる樹脂封止装置の動作について、図1〜図9を参照して説明する。
予め上型ヒータ42と下型ヒータ29に通電することにより、上型キャビティブロック46と下型キャビティブロック7を所定温度に加熱する。そして、第2サーボモータ26を駆動して上金型セット2に対して下金型セット1を下動させて金型を開放する。続いて、第1サーボモータ11を駆動することにより、下金型セット1を上金型セット2の真下位置から手前側(図1中、右側)に移動させる(このとき、図示しないクリーニング装置により上金型セット2(主に、成形面)をクリーニングしてもよい。)。さらに、図示しないインローダユニット等により半導体素子を実装された基板70を供給し、下型キャビティブロック7の上面にセットする。このとき、基板70の位置決め孔を下型キャビティブロック7の位置決めピン36に係合する。これにより、基板70を正確に位置決めすることができる。
基板70がセットされれば、第1サーボモータ11を逆転駆動し、下金型セット1を上金型セット2の真下位置まで移動させる。そして、第2サーボモータ26を逆転駆動することにより、連結バー25を介して下型キャビティブロック7を上動させる。続いて、下液室18bに液体を供給すると共に、上液室18aから液体を排出することにより、所定圧力でピストン16を上昇させることにより型締めを行う。これにより、基板70は、下型キャビティブロック7と上型キャビティブロック46の間に挟持される。
次いで、図10(a)〜(d)に示すように、図示しない樹脂材料供給ユニット等により、樹脂供給ブロック47のスリーブブロック55に形成した樹脂投入口63を介して樹脂タブレットを供給する(この場合、供給する樹脂タブレットは一般に市販されている円柱状のものを使用することができる。)。供給された樹脂タブレットはスリーブ56内に位置する。そこで、エアシリンダ65を駆動し、プランジャロッド57を水平移動させ、その先端に設けたプランジャチップ58によって樹脂タブレットを押圧する。押圧された樹脂タブレットはスリーブ56内を移動し、ポット部59に至る。
スリーブ56内、続くポット部59内は、ヒータによって十分に加熱されているので、樹脂タブレットは溶融を開始する。溶融樹脂は、プランジャチップ58に押圧されてポット部59を満たす。プランジャチップ58は、先端面の一部がプランジャプレート60の先端側面に当接した時点で移動を停止する。
続いて、等圧装置62を駆動することにより、プランジャロッド61を介してプランジャプレート60を待機位置から降下させる。この場合、前記プランジャチップ58の先端面が、プランジャプレート60の側面に対して正確に位置決めされている。このため、プランジャチップ58の先端面に樹脂が残留することがなく、全て押し下げられることになる。
この結果、ポット部59内の溶融樹脂がゲート48を介してキャビティ内へと充填される。プランジャプレート60は、その先端面がゲート深さよりも高い充填位置まで降下した時点で停止させる。そして、溶融樹脂を熱硬化させ、樹脂成形品を得る。
その後、プランジャプレート60を僅かに上昇させ、熱硬化して付着した樹脂を引き離す。そして、上液室18aに液体を供給すると共に下液室18bから液体を排出して下金型セット1を降下させ、金型を開放する。成形品は上型キャビティブロック46の凹所49に保持されようとしても、スプリングによって付勢された図示しないエジェクタピンによって押し下げられるので、確実に下型キャビティブロック7の上面へと排出される。続いて、図示しないアンローダユニット等で成形品を保持し、外部へと搬出する。
ところで、ポット部59の内面に付着して残留した樹脂や、プランジャプレート60を押し下げる際、ポット部59の内面とプランジャプレート60の外面との間に侵入した溶融樹脂は、前記プランジャプレート60に形成した溝部60aに回収される。但し、本実施形態では、樹脂供給面P1に形成される溝部60aは、幅寸法X1のスリーブ56の中心孔が移動する領域である移動領域E1に対して所定寸法X2だけ離れた退避領域E2に形成されている。したがって、プランジャプレート60が昇降する際、スリーブ56の中心孔から供給される樹脂材料が溝部60aに対して直接流入することがなく、長期に亘って溝部60aによる樹脂回収を行わせることが可能となる。
また、前記プランジャプレート60の溝部60aにより回収した樹脂は、適宜、クリーニング装置によって清掃すればよい。すなわち、この清掃では、等圧装置62を駆動してプランジャプレート60を充填位置からさらに降下させ、清掃位置に位置決めする。そして、図17に示すクリーニング装置71により、プランジャプレート60の表面(溝部60aを含めて)から樹脂を除去する。クリーニング装置71は、上面が開口し、下面に吸引ダクト74が接続されたケーシング72内に、一対のブラシ73を対向して収容したものである。このクリーニング装置71によれば、ブラシ73を回転駆動することにより、ケーシング72内に降下してきたプランジャプレート60の表面にブラシ73を摺接させ、プランジャプレート60の溝部60a等から樹脂を掻き取る。そして、掻き取った樹脂を、吸引ダクト74を介して図示しない吸引装置に吸引する。
また、プランジャチップ58の溝部58aに回収された樹脂は、エアシリンダ64を駆動させてプランジャチップ58を後退させることにより回収すればよい。
なお、金型の表面を清掃等する必要が生じた場合には、第1サーボモータ11を駆動することにより、ボールネジ12を介して下金型セット1をスライドガイド10に沿って水平方向に移動させる。これにより、下金型セット1を上金型セット2の下方位置から側方へと移動させることができるので、清掃等の作業を容易に行うことが可能となる。
また、キャビティ形状の異なる成形を行う場合、上型チェス40を取り外し、対応するキャビティを形成するための凹所を形成された上型キャビティブロック46を備えた上型チェス40と取り替えればよい。これにより、上型チェス40以外の構成部材を共用することができ、種々の成形品の加工を、上型チェス40のみの交換で安価に対処することができる。しかも、上型チェス40の交換は、上型チェスガイドブロック45の間に形成される空間に側方から挿入し、ガイド溝をガイド部でガイドしてスライドさせるだけでよいので、迅速に対応することができる。
また、前記実施形態では、プランジャチップ58の前進位置は、その先端面の一部がプランジャプレート60の側面に当接する位置(第1前進位置)としたが、図16(a)に示すように、1〜2mm手前の位置(第2前進位置)で停止させるようにしてもよい。この場合、プランジャプレート60の側面は、プランジャチップ58の先端面の一部が当接するように降下させる必要はない。
そして、プランジャチップ58の先端面に硬化樹脂を付着させ、2回目以降の成形では、硬化樹脂の先端面で樹脂材料を押圧してポット部59へと供給するようにすればよい。これによれば、プランジャチップ58の先端面にプランジャプレート60の側面が摺接することがなく、両部材間の摩耗による損傷を防止することができるので、長期に亘って良好な状態を維持することが可能となる。このように、プランジャチップ58の先端面に硬化樹脂を付着させる構成では、プランジャチップ58の先端面に凹凸形状を設けたり、アンダーカットとなる凹部や切欠き等を形成したりすることにより硬化樹脂の付着強度を高めるようにしてもよい。
また、プランジャチップ58の先端面に付着させる硬化樹脂は1回の成形が終了する毎に、プランジャプレート60によって剥がすことも可能である。すなわち、プランジャチップ58の先端面にコーティングを施したり、鏡面加工したりすることにより、付着した硬化樹脂を容易に剥がすことができるようにすればよい。そして、プランジャチップ58を、図16(b)に示すように、第2前進位置から第1前進位置へと前進させ、プランジャプレート60を降下させることにより、付着した硬化樹脂を除去するようにすればよい。この場合、金型を開き、クリーニング装置71により除去された硬化樹脂を回収すればよい。
また、前記実施形態では、上型に、ゲート48と、キャビティを構成する凹所49を形成し、上型に設けたポット部59から樹脂を充填するようにしたが、図13に示すように、これらは下型に設けるようにしてもよい。
(第2実施形態)
図19は、第2実施形態に係るプランジャプレート80の例を示す。このプランジャプレート80では、樹脂供給面P1に形成される溝部81は、前記移動領域E1から前記第1実施形態での寸法X2よりも短い所定寸法X3だけ離れた位置に形成される第1凹部81aと、さらに、この第1凹部81aから所定寸法X4だけ離れた位置に形成される第2凹部81bとで構成されている。これら凹部は前記移動領域E1の両側にそれぞれ形成されている。また、第2凹部81bは、残る3側面で連続する溝部と連続している。さらにまた、前記溝部81は、プランジャプレート80の昇降方向の3箇所に並設され、その並設方向の寸法Y3は、前記第1実施形態の場合と同様に、寸法Y1に比べて短く設定されている。
前記構成のプランジャプレート80によれば、昇降する際、ポット部59の内面に残留した樹脂を、溝部81によって回収することができる。
この場合、移動領域E1では、スリーブ56の中心孔を介して溶融樹脂あるいは固化した樹脂の一部が摺接することになるので、樹脂カスが残留することはないが、移動領域E1と第1凹部81aとの間の領域(図19中、寸法X3で示される部分の平坦部)や、第1凹部81aと第2凹部81bの間の領域(図19中、寸法X4で示される部分の平坦部)によって回収できずにポット部59の内面に樹脂カスが残留する恐れがある。
そこで、第2実施形態では、前記寸法X3、X4をできるだけ短くすることにより、平坦部によって回収できずに残留する恐れのある樹脂カスの量を抑制している。但し、寸法X3やX4を短くし過ぎると、移動領域E1から第1凹部81a、あるいは、第1凹部81aから第2凹部81bへの樹脂の侵入が容易となり、平坦部を形成している意味がなくなるので、樹脂の侵入をある程度阻止可能な寸法としている。例えば、前記寸法X3は、第1凹部81aへの樹脂の侵入量を、次にクリーニング装置71により清掃するまで許容可能な範囲に抑えることができるように設定することができる。
(第3実施形態)
図20は、第3実施形態に係るプランジャプレート90の例を示す。このプランジャプレート90では、樹脂供給面P1に形成される溝部91は、第1凹部91a、第2凹部91b、及び、第3凹部91cからなる。移動領域E1と第1凹部91aの間、各凹部91aと19bの間、91bと91cの間にそれぞれ形成される領域(図20中、寸法X3、X4で示される部分の平坦部)が千鳥状に配置されている。すなわち、並設される各溝部91にそれぞれ形成される前記平坦部は、プランジャプレート90の昇降方向に、少なくとも1箇所で重ならないように配置されている。また、樹脂供給面P1に形成される溝部91のうち、両端に位置する各凹部(第3凹部91c)は、プランジャプレート90の残る3側面で連続するように形成されている。さらにまた、前記溝部91は、プランジャプレート90の昇降方向の3箇所に並設され、その並設方向の寸法Y4は、前記第1実施形態や第2実施形態の場合と同様に、寸法Y1に比べて短く設定されている。
前記第3実施形態に係るプランジャプレート90によれば、各凹部の間に形成される平坦部が、プランジャプレート90の昇降方向に重ならないため、樹脂供給面P1であっても、ポット部59の内面に残留する樹脂カスを確実にいずれかの凹部で回収することができる。なお、移動領域E1と第1凹部91aとの間の寸法X3は、前記第2実施形態と同様に、寸法を短く設定することにより、回収できない樹脂カスの量を抑制できるようにすればよい。
(第4実施形態)
図21は、第4実施形態に係るプランジャプレート100の例を示す。このプランジャプレート100では、樹脂供給面P1には、溝部101と空間部102とが形成されている。そして、溝部101は、前記第1実施形態と同様に、第1凹部101aと第2凹部101bとで構成され、第2凹部101bは残る3面にも連続して形成されている。空間部102は、樹脂供給面P1とその背面とを連通する。プランジャプレート100の背面には、前記空間部同士を連通する複数本の溝部(図示せず)が形成されている。溝部101と空間部102との幅寸法Y5(プランジャプレート100の昇降方向の長さ)は、前記第1〜3実施形態の場合と同様に、寸法Y1に比べて短く設定されている。
前記第4実施形態に係るプランジャプレート100によれば、溝部101によって回収し切れない樹脂カスであっても、確実に空間部101によって回収することができる。空間部101の占有空間は、溝部101に比べて十分に大きいので、プランジャプレート100の清掃を、前記各実施形態に係るものに比べて十分な時間間隔を空けて行うことが可能である。
なお、前記各実施形態のプランジャプレート60、80、90、100では、その昇降方向の3箇所に溝部60a、81、91、101を並設するように構成したが、その数は3箇所に限らず、1又は2箇所、あるいは、4箇所以上であっても構わない。すなわち、使用する樹脂の特性に合わせて、適宜、増減すればよい。例えば、粘性の低い樹脂であれば、溝部の数を多く(例えば、5列に)するのが好ましい。
また、前記実施形態では、プランジャプレート80、90、100の樹脂供給面P1に形成する溝部は、退避領域のみに形成するようにしたが、各凹部の間に形成される平坦部が退避領域に形成されるのであれば、第1凹部81a、91a、101aが移動領域E1に接近あるいは一部が移動領域E1内に位置するようにしても構わない。これは、溶融樹脂の粘性が高くて流動しにくい場合に有効である。これによれば、第1凹部の移動領域E1側での形成精度をそれほど高める必要がなく、安価に製作することが可能となる。
第1実施形態に係る樹脂封止装置の全体構成を示す正面断面図である。 下金型セットの平面図である。 図2の正面断面図である。 上金型セットの底面図である。 図4の正面断面図である。 図4の部分分解斜視図である。 図4の側面断面図である。 上型モールドセットの底面図である。 図7の側面図である。 図7の上型モールドセットに上型チェスを組み付ける状態を示す正面図である。 キャビティへの樹脂の充填動作を示す断面図である。 樹脂封止状態を示す部分断面図である。 図11のキャビティによって形成される成形品の斜視図である。 他の形態を示すキャビティ部分を含む所定領域の断面図である。 プランジャチップの先端部分を示す斜視図である。 プランジャプレートの先端部分を示す斜視図である。 他の方法によるキャビティへの樹脂の充填動作を示す断面図である。 図1に示す樹脂封止装置に採用可能なクリーニング装置を示す概略図である。 第1実施形態に係るプランジャプレートの例を示すポット部を含む部分の断面図である。 第2実施形態に係るプランジャプレートの例を示すポット部を含む部分断面図である。 第3実施形態に係るプランジャプレートの例を示すポット部を含む部分断面図である。 第4実施形態に係るプランジャプレートの例を示すポット部を含む部分断面図である。
符号の説明
1…下金型セット
2…上金型セット
3…スライドプレート
4…シリンダブロック
5…下型フレームプレート
6…下型ホルダベース
7…下型キャビティブロック
8…架台
9…ベースプレート
10…スライドガイド
11…第1サーボモータ
11a…プーリ
11b…タイミングベルト
12…ボールネジ
13…ナット
14…支持プレート
15a、15b…下型断熱プレート
16…ピストン
17…ピストンカバー
18…液室
18a…上液室
18b…下液室
19…大径部
19a…貫通孔
20…小径部
20a…貫通孔
21…開口部
22…接続ブロック
23a、23b…接続プレート
24…補助断熱プレート
25…連結バー
26…第2サーボモータ
27a、27b…ジョイント
28…スライドシャフト
29…下型ヒータ
30…下型測温抵抗体
31…ベースブロック
31a…段部
32…下型バックプレート
33…下型サポートピン
34…連結プレート
35…下型連結ピン
36…位置決めピン
37…下型セットブロック
38…上型クランププレート
39…上型フレームプレート
39a…腕部
40…上型チェス
40a…ガイド溝
41…上型断熱プレート
42…上型ヒータ
43…上型測温抵抗体
44…上型チェスストッパブロック
45…上型チェスガイドブロック
45a…ガイド部
46…上型キャビティブロック
46a…溝部
47…樹脂供給ブロック
48…ゲート
49…凹所
50…上型セットブロック
51…上型サポートピン
52…エジェクタプレート
53…ピンプレート
54…スリーブホルダ
54a…突条
54b…溝部
54c…凹部
54d…連通孔
54e…溝部
55…スリーブブロック
55a…突条
55b…連通孔
56…スリーブ
56a…開口部
56b…フランジ部
57…プランジャロッド
58…プランジャチップ(押圧部材)
58a…環状溝
59…ポット部
60…プランジャプレート(移動部材)
60a…溝部
60b…連結部
61…プランジャロッド
62…等圧装置
63…樹脂投入口
64…ブラケット
65…エアシリンダ
66…サイドブロック
66a…溝部
70…基板
71…クリーニング装置
72…ケーシング
73…ブラシ
74…吸引ダクト
80…プランジャプレート
81…溝部
81a…第1凹部
81b…第2凹部
90…プランジャプレート
91…溝部
91a…第1凹部
91b…第2凹部
91c…第3凹部
100…プランジャプレート
101…溝部
101a…第1凹部
101b…第2凹部
M…樹脂材料

Claims (7)

  1. 第1金型と、該第1金型に対して接離可能な第2金型とを備え、前記両金型によって形成されるキャビティ内に、ポット部で溶融させた樹脂を、ゲートを介して充填することにより、前記両金型内に配設した電子部品を搭載した基板を樹脂封止成形するようにした樹脂封止装置であって、
    前記ポット部は、前記金型のいずれか一方に設けられ、前記キャビティに所定間隔で位置する凹部からなり、該凹部の底面は開口に向かって移動可能な移動部材の一部で構成し、
    前記ポット部が形成される金型は、キャビティブロックと、該キャビティブロックとでポット部を構成し、該ポット部に連通する樹脂供給通路を有するスリーブホルダとを備え、
    前記移動部材は板状で、ポット部に樹脂を供給可能とする待機位置と、ポット部で溶融させた樹脂をキャビティ内に充填する充填位置との間で往復移動可能であり、移動方向に交差し、かつ、前記樹脂供給通路のポット部への連通口の移動領域から所定寸法離れた、少なくとも1つの溝部を有し、待機位置に位置するとき、下端面が前記スリーブホルダの上面よりも所定寸法Y下方側に配置され、前記溝部は前記所定寸法Yに対し、下端面から2/3の範囲内に形成したことを特徴とする樹脂封止装置。
  2. 前記スリーブホルダは、前記ポット部に連通する樹脂供給通路を構成する円筒状のスリーブを備え、
    前記スリーブには、樹脂供給通路内に供給された樹脂材料を押圧して前記ポット部内に供給する押圧部材を配設し、
    前記移動部材は、前記樹脂供給通路側の側面に形成される溝部を前記スリーブの端面外周縁よりも内側から形成したことを特徴とする請求項1に記載の樹脂封止装置。
  3. 第1金型と、該第1金型に対して接離可能な第2金型とを備え、前記両金型によって形成されるキャビティ内に、ポット部で溶融させた樹脂を、ゲートを介して充填することにより、前記両金型内に配設した電子部品を搭載した基板を樹脂封止成形するようにした樹脂封止装置であって、
    前記ポット部は、前記金型のいずれか一方に設けられ、前記キャビティに所定間隔で位置する凹部からなり、該凹部の底面は開口に向かって移動可能な移動部材の一部で構成し、
    前記ポット部が形成される金型に、前記ポット部に連通する樹脂供給通路を形成する円筒状のスリーブを設け、
    前記スリーブには、樹脂供給通路内に供給された樹脂材料を押圧して前記ポット部内に供給する押圧部材を配設し、
    前記移動部材は板状で、移動方向に交差する、少なくとも1つの溝部を形成し、前記樹脂供給通路側の側面に形成される溝部は、前記樹脂供給通路のポット部への連通口の移動領域から所定寸法離れ、かつ、前記スリーブの端面外周縁よりも内側から形成したことを特徴とする樹脂封止装置。
  4. 前記溝部は、少なくとも、前記移動領域に隣接する第1凹部と、該第1凹部から所定寸法離れた第2凹部とからなることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の樹脂封止装置。
  5. 第1金型と、該第1金型に対して接離可能な第2金型のいずれか一方に設けられ、前記両金型によって形成されるキャビティ内に所定間隔で位置するポット部の底面を構成し、前記ポット部の開口に向かって移動することにより、前記ポット部で溶融させた樹脂を、ゲートを介して前記キャビティ内に充填可能な移動部材であって、
    前記ポット部が形成される金型は、キャビティブロックと、該キャビティブロックとでポット部を構成し、該ポット部に連通する樹脂供給通路を有するスリーブホルダとを備え、
    板状で、ポット部に樹脂を供給可能とする待機位置と、ポット部で溶融させた樹脂をキャビティ内に充填する充填位置との間で往復移動可能であり、移動方向に交差し、かつ、前記樹脂供給通路のポット部への連通口の移動領域から所定寸法離れた、少なくとも1つの溝部を有し、待機位置に位置するとき、下端面が前記スリーブホルダの上面よりも所定寸法Y下方側に配置され、前記溝部は前記所定寸法Yに対し、下端面から2/3の範囲内に形成したことを特徴とする移動部材。
  6. 前記スリーブホルダは、前記ポット部に連通する樹脂供給通路を構成する円筒状のスリーブを備え、
    前記スリーブには、樹脂供給通路内に供給された樹脂材料を押圧して前記ポット部内に供給する押圧部材を配設し、
    前記樹脂供給通路側の側面に形成される溝部が、前記樹脂供給通路のポット部への連通口の移動領域から所定寸法離れ、かつ、前記スリーブの端面外周縁よりも内側から形成したことを特徴とする請求項5に記載の移動部材。
  7. 第1金型と、該第1金型に対して接離可能な第2金型のいずれか一方に設けられ、前記両金型によって形成されるキャビティ内に所定間隔で位置するポット部の底面を構成し、前記ポット部の開口に向かって移動することにより、前記ポット部で溶融させた樹脂を、ゲートを介して前記キャビティ内に充填可能な移動部材であって、
    前記ポット部が形成される金型に、前記ポット部に連通する樹脂供給通路を形成する円筒状のスリーブを設け、
    前記スリーブには、樹脂供給通路内に供給された樹脂材料を押圧して前記ポット部内に供給する押圧部材を配設し、
    板状で、移動方向に交差する、少なくとも1つの溝部を有し、前記樹脂供給通路側の側面に形成される溝部は、前記樹脂供給通路のポット部への連通口の移動領域から所定寸法離れ、かつ、前記スリーブの端面外周縁よりも内側から形成したことを特徴とする移動部材。
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