JP2007313769A - 成形機 - Google Patents

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鉄平 大澤
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敦 小山
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Abstract

【課題】成形品への異物の混入を防止し得る成形機を提供する。
【解決手段】シリンダ21と、シリンダ21の長さ方向に沿って移動可能にシリンダ21の内部に収容されると共にシリンダ21の後端部21a側から供給された樹脂原料200をシリンダ21の先端部から押し出すスクリュー25とを備えて成形品を成形可能に構成され、シリンダ21には、内部の気体を排出させるための排気口21cが形成され、排気口21cからの気体の排出に伴うシリンダ21とスクリュー25との隙間21eからのシリンダ21の内部への異物の流入を防止する防塵装置29を備えている。
【選択図】図2

Description

本発明は、シリンダの後端部側から供給された原料をシリンダの先端部から押し出して成形品を成形可能に構成された成形機に関するものである。
この種の成形機として、特開2004−1563号公報に開示された射出成形機が知られている。この射出成形機は、樹脂ペレットの溶融の際にシリンダ内で発生したガス等を減圧装置によって射出成形機の外部に取り出し可能に構成されている。この場合、取り出したガス等はフィルタを通過した後に大気中に排出される。このため、ガス等に含まれている有害物質がフィルタによって除去される結果、ガス等の排出による作業環境の悪化等が防止される。
特開2004−1563号公報(第9−10頁、第1−2図)
ところが、上記の成形機には、以下の問題点が存在する。すなわち、この成形機では、樹脂ペレットの溶融の際にシリンダ内で発生したガス等を減圧装置によって射出成形機の外部に排出している。このため、シリンダの内部が減圧されて、シリンダにおける射出孔と対向する他端に設けられた開口から空気が流入する。この場合、空気中に塵埃等の異物(コンタミ:contamination )が存在しているときには、シリンダの内部に異物が侵入してその異物が成形品に混入するおそれがある。この場合、情報媒体の基板やレンズ等の光学系の部品では、異物が混入した際には、たとえその異物が小さいとしても著しい品質の低下を招くことがある。したがって、従来の成形機には、シリンダの内部に侵入した異物の成形品への混入によって成形品の品質の低下を招く恐れがあるという問題点が存在する。
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであり、成形品への異物の混入を防止し得る成形機を提供することを主目的とする。
上記目的を達成すべく本発明に係る成形機は、シリンダと、当該シリンダの長さ方向に沿って移動可能に当該シリンダの内部に収容されると共に当該シリンダの後端部側から供給された原料を当該シリンダの先端部から押し出す押し出し部材とを備えて成形品を成形可能に構成され、前記シリンダには、前記内部の気体を排出させるための排気口が形成され、前記排気口からの前記気体の排出に伴う前記シリンダと前記押し出し部材との隙間からの当該シリンダの内部への異物の流入を防止する異物流入防止部を備えている。
この場合、前記隙間を覆うカバーと、当該カバーに配設されたフィルタとを備えて前記異物流入防止部を構成することができる。
また、少なくとも一対の開口部が形成されて前記隙間を覆うカバーを備えて前記異物流入防止部を構成し、前記各開口部の1つを当該カバーの下部に形成した構成を採用することができる。
また、異物が除去された清浄気体を貯留する貯留部と、当該貯留部に貯留された前記清浄気体を前記隙間を通して前記シリンダ内に流入させる送気管とを備えて前記異物流入防止部を構成することができる。
本発明に係る成形機によれば、シリンダと押し出し部材との隙間からのシリンダの内部への異物の流入を防止する異物流入防止部を備えたことにより、排気口からの気体の排出によって減圧されたシリンダの内部に空気(外気)が流入する際に、空気と共に異物が侵入する事態を確実に防止することができる。このため、原料への異物の僅かな混入も確実に防止することができる結果、高品質の成形品を成形することができる。
また、本発明に係る成形機によれば、シリンダと押し出し部材との間の隙間を覆うカバーと、カバーに配設されたフィルタとを備えて異物流入防止部を構成したことにより、簡易な構成でありながら、空気(外気)に含まれている塵埃等の異物を確実に除去することができるため、異物流入防止部を安価に構成することができる。
また、本発明に係る成形機によれば、少なくとも一対の開口部が形成されると共にシリンダと押し出し部材との間の隙間を覆うカバーを備えて異物流入防止部を構成し、各開口部の1つをカバーの下部に形成したことにより、フィルタ等を用いることなく塵埃等の異物を確実に除去することができるため、フィルタ交換等のメインテナンスが不要な分、成形品の製造コストを全体として十分に低減させることができる。
さらに、本発明に係る成形機によれば、異物が除去された清浄気体を貯留する貯留部と、貯留部に貯留された清浄気体をシリンダと押し出し部材との間の隙間を通してシリンダ内に流入させる送気管とを備えて異物流入防止部を構成したことにより、塵埃等の異物を含んだ空気(外気)のシリンダの内部への流入を一層確実に防止することができるため、シリンダの内部への異物の侵入を一層確実に防止することができる。
以下、本発明に係る成形機の最良の形態について、添付図面を参照して説明する。
最初に、本発明に係る成形機の一例としての射出成形機1の構成について、図面を参照して説明する。
図1に示す射出成形機1は、インラインスクリュー式の射出成形機であって、同図に示すように、本体部2、型締め装置3および射出装置4を備えて構成されている。本体部2は、電源装置、射出装置4を移動させる移動機構、油圧ポンプやモータ等の動力源、および射出成形機1の各部を制御する制御部(いずれも図示せず)を備えて構成されている。また、本体部2の正面パネルには、成形条件等の各種の設定値を入力するための操作部5が配設されている。
型締め装置3は、図1に示すように、固定盤11、可動盤12、型締め機構13およびイジェクト機構(図示せず)を備えて構成されている。固定盤11は、成形用の金型100(同図参照)を構成する上金型(固定側金型)101を取り付け可能に構成されて、本体部2に固定されている。可動盤12は、金型100を構成する下金型(移動側金型)102を取り付け可能に構成されて、固定盤11に対して接離する方向(同図に示す矢印Aの方向)に沿って移動可能に本体部2に配設されている。型締め機構13は、押圧部およびトグル(いずれも図示せず)を備えて構成され、固定盤11に対して接離する方向に沿って可動盤12を移動(前進および後退)させる。
射出装置4は、図1に示すように、シリンダ21、ノズル22、バンドヒータ23、ホッパー24、スクリュー25、押し出し機構26、スクリューモータ27、排気装置28(図2参照)、防塵装置29(同図参照)を備えて構成されている。また、射出装置4は、型締め装置3の固定盤11に対して接離する方向(同図に示す矢印Bの方向)に沿って移動可能に本体部2に配設されて、本体部2の移動機構によって移動させられる。シリンダ21は、内部にスクリュー25を収容可能な円筒状に形成されている。また、シリンダ21の後端部21a側には、図2に示すように、本発明における原料に相当するペレット状の樹脂原料200を供給するための供給口21bが形成されている。また、シリンダ21の後端部21a側における供給口21bの近傍には、シリンダ21の内部から気体を排出させるための排気口21cが形成されている。ノズル22は、溶融した樹脂原料200を射出するための射出口が形成されると共に、先端部が金型のスプルーブッシュ(図示せず)に当接可能な形状に形成されて、シリンダ21の先端部21d(図1における左端部)に配設されている。バンドヒータ23は、シリンダ21における先端部21d側の周囲を取り囲むようにして配設されて、シリンダ21を加熱する。
ホッパー24は、下端部がシリンダ21の供給口21bに連通するようにして配設され、供給口21bを通して樹脂原料200をシリンダ21に供給する。スクリュー25は、本発明における押し出し部材に相当し、例えば、図2に示すように、螺旋状の溝が形成された棒状に構成されている。また、スクリュー25は、一端部25aがシリンダ21の後端部21aから突出するようにして、シリンダ21の長さ方向(前後方向)に沿って移動(前進および後退)可能にシリンダ21の内部に収容されている。この場合、スクリュー25は、スクリューモータ27によって回転させられることにより、シリンダ21の供給口21bから供給された樹脂原料200をシリンダ21の先端部21d側(ノズル22側)に移動させる機能を有している。また、スクリュー25は、押し出し機構26によってシリンダ21の先端部21d側に移動させられる(押し込まれる)ことにより、溶融した樹脂原料200をノズル22から押し出す(射出させる)機能を有している。
押し出し機構26は、図2に示すように、スクリュー25の一端部25a側に配設されて、スクリュー25をシリンダ21の前後方向に沿って移動(前進および後退)させる。スクリューモータ27は、スクリュー25の一端部25a側における押し出し機構26に隣接する位置に配設されて、スクリュー25を回転させる。排気装置28は、同図に示すように、排気管31、フィルタ32および排気ファン33を備えて構成されている。排気管31は、その先端部がホッパー24の下端部を貫通して、シリンダ21の排気口21cに連通するようにして取り付けられている。この場合、排気管31は、樹脂原料200が加熱されたときに発生するガスや水蒸気を排出させる。フィルタ32は、排気管31を通してシリンダ21から排出されたガス等に含まれる水分や有害物質を除去する。排気ファン33は、シリンダ21の内部で発生したガス等を排気管31を通して吸引する。
防塵装置29は、本発明における異物流入防止部に相当し、図2に示すように、カバー41およびフィルタ42を備えて構成されている。カバー41は、一例として樹脂等の材料で箱状に形成されている。また、カバー41は、同図に示すように、シリンダ21の後端部21a、押し出し機構26およびスクリューモータ27を覆うようにして、つまりシリンダ21とスクリュー25との隙間21eを覆うようにして配設されている。また、カバー41におけるスクリューモータ27側の一面には、開口部41aが形成されている。フィルタ42は、通気性を有すると共に、塵埃等の異物の通過を規制可能な材料で形成されて、カバー41の開口部41aを閉塞するようにしてカバー41に配設されている。この場合、防塵装置29は、隙間21eからシリンダ21の内部に空気(外気)が流入する際に、空気と共に異物がシリンダ21の内部に侵入するのを防止する機能を有している。
次に、射出成形機1を用いて、例えば記録媒体用のディスク状基板を成形する際の射出成形機1の全体的な動作について、図面を参照して説明する。
まず、図1に示すように、上金型101を型締め装置3の固定盤11に取り付けると共に、下金型102を型締め装置3の可動盤12に取り付ける。次いで、ホッパー24に樹脂原料200を投入する。続いて、排気装置28の排気ファン33を作動させる。次に、操作部5を操作して、樹脂原料200の計量値や加熱温度、型締め力、射出速度、背圧、保圧および冷却時間等の成形条件を入力する。続いて、射出成形機1に対して成形を開始させる。この際に、制御部が、型締め装置3の型締め機構13を制御して、可動盤12を固定盤11に向けて前進させることにより、上金型101と下金型102とを所定の型締力で型締めさせる。この際に、上金型101の成形面と下金型102の成形面とによってディスク状基板を成形するためのキャビティが形成される。
また、制御部は、本体部2の移動機構を制御して、型締め装置3の固定盤11に対して近接する方向に沿って射出装置4を移動させて、ノズル22の先端部を金型100(上金型101)のスプルーブッシュに当接させる。また、制御部は、押し出し機構26およびスクリューモータ27を制御してスクリュー25に所定の背圧を加えつつスクリュー25を回転させる。この際に、図2に示すように、ホッパー24に投入されている樹脂原料200が、供給口21bからシリンダ21とスクリュー25との間の隙間を通って、シリンダ21の先端部21d側に所定の計量値分だけ送り出され、樹脂原料200の送り出しに伴ってスクリュー25が後退する。
この場合、樹脂原料200は、先端部21d側に送り出される際のスクリュー25やシリンダ21との摩擦によって発生する摩擦熱、およびバンドヒータ23による加熱によって溶融される。この際に、樹脂原料200の溶融によって発生したガスや水蒸気は、シリンダ21の後端部21aに配設されている排気装置28の排気管31から吸引されて、排気装置28のフィルタ32に送り出される。また、フィルタ32に送り出されたガス等は、有害物質や水分がフィルタ32によって除去された後に外部に排出される。
一方、シリンダ21の内部が、排気装置28による吸引によって減圧されているため、シリンダ21の後端部21aとスクリュー25との間の隙間21eからシリンダ21の内部に空気が流入する。この場合、隙間21eを含むシリンダ21の後端部21a側が、防塵装置29のカバー41によって覆われており、カバー41の内部の空気が、フィルタ42によって塵芥等の異物が除去されて清浄な状態に維持されている。このため、シリンダ21の内部への異物の侵入が確実に防止される。
次に、制御部は、押し出し機構26を制御して、スクリュー25を所定の速度で前進させる。この際に、シリンダ21の内部の先端部21d側において溶融された樹脂原料200がスクリュー25の前進に伴ってノズル22の射出口から射出されて、金型100のキャビティ内に充填される。続いて、制御部は、押し出し機構26を制御して、所定の冷却時間が経過するまでスクリュー25に所定の保圧を加えた状態を維持させる。
次いで、制御部は、冷却時間が経過した時点で型締め装置3の型締め機構13を制御して、可動盤12を後退させることにより、型締めを解除すると共に下金型102を上金型101から離間させる。この際に、固化した樹脂原料200(つまり成形品としてのディスク状基板)が、下金型102に嵌った状態で下金型102の離間に伴って上金型101から引き抜かれる。続いて、制御部は、型締め装置3のイジェクト機構を制御してイジェクトプレートを前進させる。この際に、イジェクトプレートに取り付けられているイジェクトピンが、成形品を下金型102の後部から前方に押し出す。これにより、成形品としてのディスク状基板が成形される。この場合、この射出成形機1では、上記したように、シリンダ21の内部への異物の侵入が確実に防止されている。このため、樹脂原料200への異物の混入が確実に防止される結果、高品質の成形品が成形される。
このように、この射出成形機1によれば、シリンダ21とスクリュー25との間の隙間21eからのシリンダ21の内部への異物の流入を防止する防塵装置29を備えたことにより、排気装置28による吸引によって減圧されたシリンダ21の内部に空気(外気)が流入する際に、空気と共に異物が侵入する事態を確実に防止することができる。このため、樹脂原料200への異物の僅かな混入も確実に防止することができる結果、高品質の成形品を成形することができる。
また、この射出成形機1によれば、シリンダ21の後端部21aとスクリュー25の一端部25aとの間の隙間21eを覆うカバー41と、カバー41に配設されたフィルタ42とを備えて防塵装置29を構成したことにより、簡易な構成でありながら、外気に含まれている塵埃等の異物を確実に除去することができるため、防塵装置29を安価に構成することができる。
次に、本発明に係る成形機の他の構成例としての射出成形機301について、図面を参照して説明する。なお、上記した射出成形機1と同じ構成要素については同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
射出成形機301は、図3に示すように上記した射出成形機1における射出装置4の防塵装置29に代えて、防塵装置329を備えて構成されている。この場合、防塵装置329は、本発明における異物流入防止部に相当し、カバー341を備えて構成されている。カバー341は、一例として樹脂等の材料で箱状に形成されている。また、カバー341は、同図に示すように、シリンダ21の後端部21a、押し出し機構26およびスクリューモータ27を覆うようにして、つまりシリンダ21とスクリュー25との隙間21eを覆うようにして配設されている。また、カバー341には少なくとも一対の開口部341a,341bが形成されている。この場合、開口部341aはカバー341におけるスクリューモータ27側の一面(側面)に形成され、開口部341bはカバー341における下部側の一面において下方に開口するようにして形成されている。この防塵装置329は、上記した射出成形機1の防塵装置29と同様にして、隙間21eからシリンダ21の内部に空気(外気)が流入する際に、空気と共に異物がシリンダ21の内部に侵入するのを防止する機能を有している。
この射出成形機301を用いて、上記した手順と同様の手順で記録媒体用のディスク状基板を成形する際には、排気装置28によるガス等の吸引によって減圧されたシリンダ21の内部に隙間21eから空気が流入する。この場合、隙間21eを含むシリンダ21の後端部21aが、防塵装置329を構成するカバー341によって覆われているため、シリンダ21の内部には、カバー341内に滞留している空気が流入する。ここで、開口部341aから流入した空気中に塵埃等の異物が混入していたとしても、その異物は空気がカバー341内に滞留している間に自重によって落下して開口部341bからカバー341の外部に排出される。このため、隙間21eからシリンダ21の内部に流入する空気が清浄な状態に維持される結果、シリンダ21の内部への異物の侵入が確実に防止される。
このように、この射出成形機301によれば、隙間21eからのシリンダ21の内部への異物の流入を防止する防塵装置329を備えたことにより、上記の射出成形機1と同様にして、シリンダ21の内部に空気(外気)が流入する際に、空気と共に異物が侵入する事態を確実に防止することができるため、樹脂原料200への異物の僅かな混入も確実に防止することができる結果、高品質の成形品を成形することができる。
また、この射出成形機301によれば、スクリューモータ27側の一面(側面)に開口部341aが形成されると共に下部側の一面に開口部341bが形成されたカバー341を備えて防塵装置29を構成したことにより、フィルタ42等を用いることなく塵埃等の異物を確実に除去することができるため、フィルタ交換等のメインテナンスが不要な分、製造コストを全体として十分に低減させることができる。
次に、本発明に係る成形機のさらに他の構成例としての射出成形機401について、図面を参照して説明する。なお、上記した射出成形機1と同じ構成要素については同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
射出成形機401は、図4に示すように上記した射出成形機1における射出装置4の防塵装置29に代えて、ガス供給装置429を備えて構成されている。この場合、ガス供給装置429は、本発明における異物流入防止部に相当し、ボンベ441および送気管442を備えて構成されている。ボンベ441は、本発明における貯留部に相当し、異物が除去された清浄気体としての例えば窒素ガスを貯留する。送気管442は、同図に示すように、シリンダ21の後端部21aとスクリュー25の一端部25aとの間の隙間21eを覆うカバー443にその一端部が接続されると共に、ボンベ441にその他端部が接続されて、ボンベ441から供給される窒素ガスを隙間21eを通してシリンダ21の内部に流入させる。この場合、ガス供給装置429は、空気(外気)に代えて窒素ガスをシリンダ21に流入させることにより、上記した防塵装置29と同様にして、異物がシリンダ21の内部に侵入するのを防止する機能を有している。
この射出成形機401を用いて、上記した手順と同様の手順で記録媒体用のディスク状基板を成形する際には、排気装置28による吸引によって減圧されたシリンダ21の内部に、隙間21eを通してガス供給装置429のボンベ441から異物が除去された窒素ガスが送り込まれる。このため、シリンダ21の内部への異物の侵入が確実に防止される。
このように、この射出成形機401によれば、隙間21eからのシリンダ21の内部への異物の流入を防止するガス供給装置429を備えたことにより、上記の射出成形機1,301と同様にして、シリンダ21の内部に異物が侵入する事態を確実に防止することができるため、樹脂原料200への異物の僅かな混入も確実に防止することができる結果、高品質の成形品を成形することができる。
また、この射出成形機401によれば、異物が除去された窒素ガスを貯留するボンベ441と、ボンベ441に貯留された窒素ガスを後端部21aを通してシリンダ21の内部に流入させる送気管442とを備えてガス供給装置429を構成したことにより、塵埃等の異物を含んだ外気のシリンダ21の内部への流入を一層確実に防止することができるため、シリンダ21の内部への異物の侵入を一層確実に防止することができる。
なお、本発明は、上記の構成に限定されない。例えば、インラインスクリュー式の成形機に本発明を適用した例について上記したが、スクリューに代えてプランジャー(本発明における押し出し部材に相当する)を備えたプランジャー式の成形機や、スクリューとプランジャー(いずれも本発明における押し出し部材に相当する)を備えたスクリュープリプランジャー式の成形機に本発明を適用することもできる。また、射出成形機に限定されず、押し出し成形機に本発明を適用することもできる。さらに、樹脂を原料として用いて成形品を成形する例について上記したが、金属を原料として用いる成形機に本発明を適用することもできる。
射出成形機1,301,401の正面図である。 射出成形機1における防塵装置29周辺の構成を示す断面図である。 射出成形機301における防塵装置329周辺の構成を示す断面図である。 射出成形機401におけるガス供給装置429周辺の構成を示す断面図である。
符号の説明
1,301,401 射出成形機
21 シリンダ
21a 後端部
21c 排気口
21d 先端部
21e 隙間
25 スクリュー
25a 一端部
28 排気装置
29,329 防塵装置
41,341 カバー
42 フィルタ
200 樹脂原料
341a,341b 開口部
429 ガス供給装置
441 ボンベ
442 送気管

Claims (4)

  1. シリンダと、当該シリンダの長さ方向に沿って移動可能に当該シリンダの内部に収容されると共に当該シリンダの後端部側から供給された原料を当該シリンダの先端部から押し出す押し出し部材とを備えて成形品を成形可能に構成され、
    前記シリンダには、前記内部の気体を排出させるための排気口が形成され、
    前記排気口からの前記気体の排出に伴う前記シリンダと前記押し出し部材との隙間からの当該シリンダの内部への異物の流入を防止する異物流入防止部を備えている成形機。
  2. 前記異物流入防止部は、前記隙間を覆うカバーと、当該カバーに配設されたフィルタとを備えて構成されている請求項1記載の成形機。
  3. 前記異物流入防止部は、前記隙間を覆うカバーを備えて構成され、
    前記カバーには、少なくとも一対の開口部が形成され、前記各開口部の1つは、当該カバーの下部に形成されている請求項1記載の成形機。
  4. 前記異物流入防止部は、異物が除去された清浄気体を貯留する貯留部と、当該貯留部に貯留された前記清浄気体を前記隙間を通して前記シリンダ内に流入させる送気管とを備えて構成されている請求項1記載の成形機。
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