JP5868738B2 - 射出成形機 - Google Patents

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Description

本発明は、射出成形機に関する。
射出成形機は、溶融した樹脂を金型装置内に射出する射出装置を備える。金型装置は固定金型及び可動金型で構成され、型締め時に固定金型と可動金型との間にキャビティ空間が形成される。射出装置は、シリンダ内で溶融した樹脂を、シリンダの先端に設けられるノズルから射出し、金型装置内のキャビティ空間に充填する。キャビティ空間で冷却固化された樹脂は、型開き後に成形品として取り出される。
射出装置は、シリンダ内で回転自在に、且つ往復移動自在に配設されるスクリュを含む。スクリュの一端部には、ホッパから樹脂ペレット(樹脂材料)が供給される。スクリュが回転すると、スクリュのフライト(ねじ山)が動き、スクリュのねじ溝内に充填された樹脂ペレットがホッパ側からノズル側に送られる。
シリンダのノズル側の温度は、樹脂の溶融温度に維持される。一方、シリンダのホッパ側の温度は、樹脂のブリッジ(塊化)が生じないように、樹脂が軟化、溶融しない温度に保たれる。樹脂ペレットは、ホッパ側からノズル側に移動しながら、軟化し、溶融する(例えば特許文献1参照)。
国際公開2007/105646号
従来、シリンダのノズル側にはヒータが設けられ、シリンダのホッパ側には水冷シリンダが設けられており、ヒータの熱が水冷シリンダに流れ込むので、使用されるエネルギーに無駄があった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、エネルギー使用量を低減できる射出成形機の提供を目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の一態様による射出成形機は、
溶融した樹脂を金型内に充填して成形する射出成形機であって、
樹脂が供給されるシリンダと、
該シリンダを加熱するヒータと、
該シリンダ内で樹脂を計量するスクリュと、
該スクリュの樹脂供給部で搬送される樹脂を冷却ガスで冷却する冷却器とを備え、
該冷却器は、前記シリンダの内部に、前記樹脂の供給方向と異なる方向であって前記シリンダの軸方向に沿う方向から、前記冷却ガスを供給することを特徴とする。
本発明によれば、エネルギー使用量を低減できる射出成形機が提供される。
本発明の一実施形態による射出成形機の概略を示す図である。 一実施形態による射出成形機の要部を示す図である。 第1変形例による冷却器の説明図である。 第2変形例による冷却器の説明図である。 第3変形例による冷却器の説明図である。 第4変形例による冷却器の説明図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照して説明するが、各図面において、同一の又は対応する構成については同一の又は対応する符号を付して説明を省略する。また、射出装置による樹脂の射出方向を前方とし、射出方向と反対方向を後方として説明する。
図1は、本発明の一実施形態による射出成形機の概略を示す図である。図1は、型締めの状態を示している。
射出成形機10は、フレーム11と、フレーム11に固定された固定プラテン12と、固定プラテン12から延びる複数(例えば、四本)のタイバー16とを備える。また、射出成形機10は、固定プラテン12に対向して配設され、タイバー16に沿って移動(図における左右方向に移動)可能に配設される可動プラテン13をさらに備える。可動プラテン13における固定プラテン12との対向面に可動金型33が、固定プラテン12における可動プラテン13との対向面に固定金型32が取り付けられる。固定金型32と可動金型33とで金型装置30が構成される。可動プラテン13を固定プラテン12に対して接離させることで、型閉じ、型締め、及び型開きが行われる。型締め状態の可動金型33と固定金型32との間にキャビティ空間Cが形成される。
射出成形機10は、シリンダ41内で溶融した樹脂をノズル42から射出し、金型装置30内のキャビティ空間Cに充填する射出装置40をさらに備える。射出装置40は、射出用モータ43を備える。射出用モータ43の回転はボールねじ軸44に伝えられる。ボールねじ軸44の回転により前後進するボールねじナット45はプレッシャプレート46に固定されている。プレッシャプレート46は、ベースフレーム(図示せず)に固定されたガイドバー47、48に沿って移動可能である。プレッシャプレート46の前後進運動は、ベアリング49、ロードセル50、射出軸51を介してスクリュ52に伝えられる。スクリュ52は、シリンダ41内に回転自在に、且つ軸方向に移動自在に配設されている。スクリュ52の後端部には、ホッパ53から樹脂ペレット(樹脂材料)が供給される。射出軸51には、ベルトやプーリ等の連結部材54を介して計量用モータ55の回転運動が伝達される。即ち、計量用モータ55により射出軸51が回転駆動されることにより、スクリュ52が回転する。
計量工程においては、計量用モータ55を駆動し、スクリュ52を回転させ、スクリュ52の後端部に供給された樹脂ペレットがスクリュ52の前方に送られる。この過程で、樹脂ペレットが軟化、溶融する。スクリュ52の前方に樹脂が貯えられるので、スクリュ52が後退する。射出工程においては、射出用モータ43を駆動し、スクリュ52を前進させ、樹脂を押してノズル42から射出する。樹脂は、固定金型32に形成されるスプルーSを介して、固定金型32と可動金型33との間に形成されるキャビティ空間Cに押し込まれる。樹脂を押す力が、ロードセル50により反力として検出される。つまり、ノズル42からの樹脂の射出圧が検出される。検出された射出圧は、制御装置80に入力される。また、キャビティ空間C内で樹脂が冷却によって熱収縮するので、熱収縮分の樹脂を補充するため、保圧工程では、樹脂の射出圧が所定の圧力に保たれる。
プレッシャプレート46には、スクリュ52の移動量を検出するための位置検出器57が取り付けられている。位置検出器57の検出信号は制御装置80に入力される。位置検出器57の検出信号は、スクリュ52の移動速度を検出するためにも使用されてもよい。
射出用モータ43、及び計量用モータ55は、それぞれ、サーボモータであってよく、回転数を検出するためのエンコーダ43a、55aが備えられている。エンコーダ43a、55aで検出された回転数はそれぞれ制御装置80に入力される。制御装置80は、エンコーダ43a、55aの検出結果に基づいて射出用モータ43、及び計量用モータ55をフィードバック制御する。
制御装置80は、射出成形機10の各種動作を制御する。制御装置80は、マイクロコンピュータ等で構成されており、例えば、CPU、メモリ、タイマ、カウンタ、入力インターフェイス、及び出力インターフェイス等を有する。
図2は、一実施形態による射出成形機の要部を示す図である。
シリンダ41は、シリンダ保持部材61を貫通している。シリンダ保持部材61は、シリンダ41の後端部の外周を保持する。シリンダ保持部材61及びシリンダ41には樹脂供給口62が形成されている。樹脂供給口62を介してホッパ53からシリンダ41内に供給された樹脂ペレットPは、スクリュ52のねじ溝内に充填される。スクリュ52が回転すると、スクリュ52のフライト(ねじ山)52aが動き、スクリュ52のねじ溝内を樹脂ペレットPが前方に送り出される。
シリンダ41の外周には、複数のヒータ91〜94が設けられており、シリンダ41を所定の温度に加熱する。シリンダ41内を前方に移動する樹脂は、ヒータ91〜94からの熱により加熱される。樹脂はシリンダ41の前方に行くにつれて溶融状態となる。シリンダ41の先端部において、樹脂は完全に溶融した状態となる。そして、スクリュ52の前方に溶融樹脂が蓄積されるにつれ、スクリュ52は後退する。スクリュ52が所定距離後退し、スクリュ52の前方に所定量の樹脂が蓄積されると、スクリュ52の回転は停止される。そして、スクリュ52の回転を停止した状態で、スクリュ52が前進することにより、溶融樹脂がノズル42から金型装置30内に射出される。
スクリュ52は、軸方向に沿って後方(樹脂供給側)から前方(ノズル側)にかけて、供給部(樹脂供給部)52Z1、圧縮部52Z2、計量部52Z3として区別される。供給部52Z1は、樹脂が供給され、前方に搬送される部分である。圧縮部52Z2は、供給された樹脂を圧縮しながら溶融する部分である。計量部52Z3は、溶融した樹脂を一定量づつ計量する部分である。スクリュ52のねじ溝の深さは、供給部52Z1で深く、計量部52Z3で浅く、圧縮部52Z2において前方に向かうほど浅くなっている。
シリンダ41において、シリンダ保持部材61よりも前方の部分は、複数(例えば4つ)のゾーンに分割され、複数のゾーンに対応して複数のヒータ91〜94が設けられる。各ヒータ91〜94への供給電流は制御装置80によって独立に制御され、シリンダ41はゾーン毎に加熱される。各ヒータ91〜94は、シリンダ41の外周を囲むように設けられる。尚、図示していないが、ノズル42の外周にもヒータが設けられてよい。
シリンダ41のノズル42側の温度は、樹脂の溶融温度に維持される。一方、シリンダ41のホッパ53側の温度は、樹脂のブリッジが生じないように、樹脂が軟化、溶融しない温度に保たれる。
そこで、射出成形機10は、スクリュ52の供給部52Z1で搬送される樹脂を冷却ガスで冷却する冷却器70をさらに備える。冷却器70は、シリンダ41内に冷却ガスを供給する供給管71等で構成される。図1に示すように供給管71の先端部はホッパ53内に挿入されており、供給管71の基端部はガス供給源としてのガスボンベ72に接続されている。供給管71の途中には流量調節器73や供給用開閉弁74が設けられている。供給用開閉弁74は、制御装置80による制御下で、開状態と閉状態とに切り替わる。
供給用開閉弁74が開状態となると、図2に示すように供給管71の先端部から冷却ガスが吐出される。冷却ガスは、ホッパ53内に貯えられた樹脂ペレットPの隙間を通り、樹脂供給口62を介してシリンダ41内に流れ込む。冷却ガスは、シリンダ41の内壁とスクリュ52の供給部52Z1との間の空間を前方に向けて流れる。スクリュ52の供給部52Z1よりも前方には溶融した樹脂で充填されている領域があるので、冷却ガスは後方に戻り、樹脂供給口62を介して外部に放出される。樹脂供給口62が冷却ガスの出入口となっている。樹脂供給口62付近に付着する樹脂の微粉が冷却ガスによって吹き飛ばされるので、樹脂の滞留が抑制され、樹脂の熱による変質が低減される。
冷却ガスとしては、樹脂の酸化を防止するため、窒素などの不活性ガスが用いられてよい。樹脂の種類によっては、冷却ガスとして空気を用いることもできる。供給管71から吐出される冷却ガスの温度は、スクリュ52の供給部52Z1の温度よりも低くなっている。
シリンダ41の後端部と、スクリュ52との間の隙間はリング状のシール部材63で閉塞されている。そうすると、樹脂供給口62よりも前方に冷却ガスが流れ込みやすい。よって、スクリュ52の供給部52Z1で搬送される樹脂が効率良く冷却される。
このように、本実施形態の冷却器70は、シリンダ41内に冷却ガスを流すことにより、スクリュ52の供給部52Z1で搬送される樹脂を冷却する。冷媒である冷却ガスが樹脂と接触するので、従来のように冷媒である冷却水がシリンダ保持部材61の流路を流れ、樹脂と接触しない場合に比べて、樹脂を冷却するためのエネルギー使用量を低減することができる。樹脂を冷却するためのエネルギー使用量が減るので、シリンダ41の温度が高温に保たれ、シリンダ41を加熱するためのエネルギー使用量も低減することができる。
[第1変形例]
図3は、第1変形例による冷却器の説明図である。第1変形例では、供給管71の先端部がシリンダ41の後端部に接続されている。シリンダ41の軸方向に沿ってシリンダ41内に冷却ガスが流れ込み、スクリュ52の供給部52Z1(図2参照)に至る。その後、冷却ガスは、樹脂供給口62を介して外部に放出される。樹脂供給口62が冷却ガスの流出口となっている。樹脂供給口62付近に付着する樹脂の微粉が冷却ガスによって吹き飛ばされるので、樹脂の滞留が抑制され、樹脂の熱による変質が低減される。
第1変形例でも、シリンダ41内に冷却ガスを流すことにより、スクリュ52の供給部52Z1で搬送される樹脂を冷却する。冷媒である冷却ガスが樹脂と接触するので、樹脂を冷却するためのエネルギー使用量が減る。樹脂を冷却するためのエネルギー使用量が減るので、シリンダ41の温度が高温に保たれ、シリンダ41を加熱するためのエネルギー使用量も低減することができる。
また、第1変形例では、シリンダ41の軸方向に沿ってシリンダ41内に冷却ガスが流れ込むので、樹脂供給口62よりも前方に冷却ガスが流れ込みやすく、スクリュ52の供給部52Z1で搬送される樹脂を確実に冷却することができる。
[第2変形例]
図4は、第2変形例による冷却器の説明図である。第2変形例では、シリンダ保持部材61及びシリンダ41に、冷却ガスの流入口64が形成されている。冷却ガスの流入口64は、樹脂供給口62と対向するように配置される。
冷却ガスは、シリンダ41の内壁とスクリュ52の供給部52Z1との間の空間を流れ、樹脂供給口62からシリンダ保持部材61の外部に放出される。樹脂供給口62が冷却ガスの流出口となっている。
第2変形例でも、シリンダ41内に冷却ガスを流すことにより、スクリュ52の供給部52Z1で搬送される樹脂を冷却する。冷媒である冷却ガスが樹脂と接触するので、樹脂を冷却するためのエネルギー使用量が減る。樹脂を冷却するためのエネルギー使用量が減るので、シリンダ41の温度が高温に保たれ、シリンダ41を加熱するためのエネルギー使用量も低減することができる。
また、第2変形例では、冷却ガスの流出口である樹脂供給口62と、冷却ガスの流入口64とが対向するように配置されているので、冷却ガスの流れが整流化され、樹脂の微粉が確実に吹き飛ばされる。
[第3変形例]
図5は、第3変形例による冷却器の説明図である。図5は、流出口開閉弁が閉状態のときの状態を示す。なお、流出口開閉弁が開状態のときの状態は図4と同様であるので図示を省略する。
第3変形例では、冷却ガスの流出口である樹脂供給口62に流出口開閉弁75が設けられている。流出口開閉弁75は、制御装置80による制御下で、開状態と閉状態とに切り替わる。流出口開閉弁75が開状態となると、シリンダ41内からの冷却ガスの流出が可能となる。また、流出口開閉弁75が閉状態となると、シリンダ41内からの冷却ガスの流出が阻止される。
ホッパ53からシリンダ41内に樹脂ペレットPを供給するとき、流出口開閉弁75は開状態とされ、図4に示す第2変形例と同様に、流出口である樹脂供給口62から外部に冷却ガスが放出される。
一方、射出成形機10の立ち下げや樹脂の入れ換え等のため、シリンダ41内の残存樹脂が排出された後、流出口開閉弁75が閉状態とされる。流出口である樹脂供給口62が閉塞されているので、流入口64からシリンダ41内に流れ込んだ冷却ガスは、前方に流れ、ノズル42から外部に放出される。シリンダ41の全体にわたって冷却ガスが流れるので、シリンダ41を短時間で急冷することができる。
尚、シリンダ41内の残存樹脂の排出途中で、流出口開閉弁75が閉状態とされてもよい。
[第4変形例]
図6は、第4変形例による冷却器の説明図である。第4変形例では、供給管71の代わりに、排気管76が用いられる。排気管76の一端部は例えば図6に示すようにシリンダ保持部材61及びシリンダ41に形成される冷却ガスの流出口65と接続されており、排気管76の他端部は負圧源としての真空ポンプ77と接続されている。排気管76の途中には流量調節器78や排気用開閉弁79が設けられている。真空ポンプ77は制御装置80によって制御される。また、排気用開閉弁79は、制御装置80による制御下で、開状態と閉状態とに切り替わる。
真空ポンプ77が作動し、排気用開閉弁79が開状態となると、シリンダ41内のガスが排気管76へ排気される。そうすると、シリンダ41内の気圧が負圧となり、シリンダ41内に外部から空気が引き込まれる。この空気が冷却ガスの役割を果たす。冷却ガスは、ホッパ53内に貯えられた樹脂ペレットPの隙間を通り、樹脂供給口62を介してシリンダ41内に流れ込む。シリンダ41の内壁とスクリュ52の供給部52Z1との間の空間を流れた後、冷却ガスは排気管76に吸い込まれる。樹脂供給口62が冷却ガスの流入口となっている。樹脂供給口62付近に付着する樹脂の微粉が冷却ガスによって吹き飛ばされるので、樹脂の滞留が抑制され、樹脂の熱による変質が低減される。
第4変形例でも、シリンダ41内に冷却ガスを流すことにより、スクリュ52の供給部52Z1で搬送される樹脂を冷却する。冷媒である冷却ガスが樹脂と接触するので、樹脂を冷却するためのエネルギー使用量が減る。樹脂を冷却するためのエネルギー使用量が減るので、シリンダ41の温度が高温に保たれ、シリンダ41を加熱するためのエネルギー使用量も低減することができる。
また、第4変形例では、排気管76が設けられるので、冷却ガスの流れを所望の方向に導くことができる。例えば図6に示すように、冷却ガスの流出口65が冷却ガスの流入口である樹脂供給口62よりも前方に設けられると、樹脂供給口62よりも前方に冷却ガスが流れやすい。
尚、第4変形例では、供給管71の代わりに、排気管76を用いたが、供給管71と排気管76の両方を組み合わせて用いることも可能である。
以上、本発明の実施形態及びその変形例について説明したが、本発明は上記実施形態等に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、置換が可能である。
例えば、上記実施形形態等のシリンダ保持部材61には冷媒流路が形成されていないが、冷媒流路が形成されていてもよい。冷却ガスが樹脂と接触していれば、エネルギー使用量を低減することができる。
10 射出成形機
30 金型装置
32 固定金型
33 可動金型
40 射出装置
41 シリンダ
42 ノズル
52 スクリュ
52Z1 供給部(樹脂供給部)
61 シリンダ保持部材
62 樹脂供給口
63 冷却ガスの流入口
64 冷却ガスの流出口
70 冷却器
71 供給管
75 流出口開閉弁
76 排気管

Claims (7)

  1. 溶融した樹脂を金型内に充填して成形する射出成形機であって、
    樹脂が供給されるシリンダと、
    該シリンダを加熱するヒータと、
    該シリンダ内で樹脂を計量するスクリュと、
    該スクリュの樹脂供給部で搬送される樹脂を冷却ガスで冷却する冷却器とを備え、
    該冷却器は、前記シリンダの内部に、前記樹脂の供給方向と異なる方向であって前記シリンダの軸方向に沿う方向から、前記冷却ガスを供給することを特徴とする射出成形機。
  2. 溶融した樹脂を金型内に充填して成形する射出成形機であって、
    樹脂が供給されるシリンダと、
    該シリンダを加熱するヒータと、
    該シリンダ内で樹脂を計量するスクリュと、
    該スクリュの樹脂供給部で搬送される樹脂を冷却ガスで冷却する冷却器とを備え、
    該冷却器は、前記シリンダの内部に、前記シリンダの径方向であって前記樹脂の供給方向と対向する方向から、前記冷却ガスを供給することを特徴とする射出成形機
  3. 前記冷却器は、前記シリンダ内に前記冷却ガスを供給する供給管を含む請求項1または2に記載の射出成形機。
  4. 前記冷却器は、前記シリンダに形成される開口部から外部への前記冷却ガスの流出を可能とする状態と、前記流出を阻止する状態とに切り替わる開閉弁をさらに含む請求項1〜3のいずれか一項に記載の射出成形機。
  5. 前記冷却器は、前記シリンダ内の前記冷却ガスを外部に排気する排気管を含む請求項1〜4のいずれか一項に記載の射出成形機。
  6. 前記シリンダにおける前記冷却ガスの流出口が、前記スクリュの樹脂供給部に樹脂材料を供給する樹脂供給口となっている請求項1〜5のいずれか一項に記載の射出成形機。
  7. 前記冷却ガスは、不活性ガスである請求項1〜6のいずれか一項に記載の射出成形機。
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