JP3282900B2 - 射出成形機用スクリュー冷却装置 - Google Patents

射出成形機用スクリュー冷却装置

Info

Publication number
JP3282900B2
JP3282900B2 JP26307493A JP26307493A JP3282900B2 JP 3282900 B2 JP3282900 B2 JP 3282900B2 JP 26307493 A JP26307493 A JP 26307493A JP 26307493 A JP26307493 A JP 26307493A JP 3282900 B2 JP3282900 B2 JP 3282900B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
screw
injection molding
molding machine
cooling device
nitrogen gas
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP26307493A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0788911A (ja
Inventor
達也 川崎
修 藤岡
徳久 宮内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
FANUC Corp
Original Assignee
FANUC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by FANUC Corp filed Critical FANUC Corp
Priority to JP26307493A priority Critical patent/JP3282900B2/ja
Publication of JPH0788911A publication Critical patent/JPH0788911A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3282900B2 publication Critical patent/JP3282900B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/72Heating or cooling
    • B29C45/74Heating or cooling of the injection unit

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、射出成形機の加熱シ
リンダ内に配置されるスクリューの冷却装置に関し、特
に、冷却手段として窒素ガスを利用した射出成形機用ス
クリューの冷却装置に関する。
【0002】
【従来の技術】スクリュー・イン・ライン方式の射出成
形機を用いて樹脂材料の成形を行なう場合には、ペレッ
ト状の樹脂材料が加熱シリンダの基部側に設けられたホ
ッパから加熱シリンダ内に供給され、加熱シリンダ内に
配置されたスクリューによって加熱シリンダ先端部へ送
り出される。その過程において、樹脂材料は加熱・溶融
されつつ、スクリューによって混練される。ここで、ス
クリューの根元部が過剰な高温状態にあると、ホッパか
ら供給された樹脂材料が直ちに軟化して高粘性を呈する
状態となり、樹脂材料の噛み込み不良を起こし、スクリ
ューによる樹脂材料のスムーズな送り出しを困難にす
る。
【0003】このような現象を回避する為に、図1に示
したような構造を有するスクリュー冷却装置を付設し
て、スクリューの根元部を冷却することが従来より行な
われている。図1を説明すると、シリンダ1とフロント
プレート6の間にはフランジ部2及びジャケット部5を
介してホッパ3が取り付けられている。4はシリンダ1
内に装備されたスクリューで、ホッパ3から供給された
ペレット状の樹脂材料をスクリュー根元部4a付近で噛
み込んで、前方(図中左方)に送り出すものである。シ
リンダ1は、その周囲に配設されたバンドヒータ等の加
熱手段(図示省略)によって加熱されており、シリンダ
1内を前方に送られる樹脂材料は、徐々に溶融状態にさ
れると共にスクリュー4による混練作用を受ける。
【0004】10a〜10fは、ジャケット部5の内部
に形成された水管路であり、この水管路内に矢印で示し
た如く冷水を流すことによって、スクリュー根元部4a
を間接的に冷却する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のスクリュー
冷却装置においては、スクリュー根元部4aを直接的に
冷却することが出来ないから、良好な冷却効率を得るこ
とは困難であり、水温上昇等による冷却不足の状態を招
き易い。冷却が不十分な場合には、当然、ブリッジによ
る噛み込み不良が発生することになる。そして、更に問
題となるのは、スクリュー根元部4aによって樹脂材料
が噛み込まれる際に、空気中の酸素が同時に取り込まれ
る現象が避けられないことである。シリンダ中に酸素が
混入すると、僅かな過剰高温状態にさらされただけで樹
脂焼けによる炭化物の混入を招き易くなり、また、シル
バストリーク発生の原因にもなる。
【0006】また、冷媒に水を使用する為に、水管路1
0a〜10fに水垢が溜り易く、定期的な清掃作業が必
要となるだけでなく、金属性の材料が多く使用されてい
る周辺部材に錆を発生させる恐れがある。
【0007】そこで、本願発明の目的は、これら従来技
術の種々の問題点を克服し得る射出成形機のスクリュー
冷却装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願発明は、射出成形機
のために、窒素ガス噴気流を供給する手段を利用した、
改良された射出成形機用スクリュー冷却装置を提供する
ことによって上記課題を解決する。本発明の基本的な改
良形態に従えば、射出成形機の加熱シリンダ内のスクリ
ュー根元部に窒素ガス噴気流を直接吹き付けるように、
射出成形機用スクリュー冷却装置が構成される。ここ
で、加熱シリンダとホッパの間にホースまたはパイプ付
のブロックを嵌入し、該ホースまたはパイプから前記窒
素ガス噴気流を供給するようにしても良く、また、加熱
シリンダ基部の冷却ジャケットにホースまたはパイプを
嵌入し、該ホースまたはパイプから前記窒素ガス噴気流
を供給するようにしても良い。
【0009】
【作用】本願発明によれば、射出成形機におけるスクリ
ュー根元部が、窒素ガス噴気流を利用した冷却装置によ
って効率的に冷却される。また、この窒素ガスの送り込
みより、スクリュー根元部の周囲の空間を窒素ガス雰囲
気で満たし、空気中に含まれ酸素を排除することも出来
る。
【0010】従って、スクリュー根元部の冷却不足によ
噛み込み不良の恐れが解消される。また、酸素空気中
に含まれる酸素が樹脂材料に混入してシリンダ前方へ運
ばれ難くなるから、酸素の混入に起因した樹脂焼けによ
る炭化物の混入及びシルバストリークの発生が防止され
る。
【0011】スクリュー根元部の近傍に窒素ガス噴気流
が送り込む手段には、適当な窒素ガス源、ホース、適宜
箇所に設けた開口等を利用した簡単な配置が採用でき
る。
【0012】
【実施例】図2〜図4は、各々本願発明の第1〜第3の
実施例に係る射出成形機用スクリューの冷却装置の構造
を表わした断面図である。各図において、図1中に示さ
れた構造と共通した構成要素については同じ符号が付さ
れている。先ず、図2を参照して第1の実施例について
説明する。シリンダ1とフロントプレート(図示省略)
の間には、従来の水管路を内設したジャケット部に代え
て(図1参照)、ホッパ3の基部を形成するジャケット
部5a、5bが配設され、一方の側の上方に首部3aを
有するホッパ3が取り付けられる。シリンダ1内に装備
されたスクリュー4は、ホッパ3から供給されたペレッ
ト状の樹脂材料をスクリュー根元部4a付近で噛み込
み、シリンダ1の前方(図中左方)に送り出す。スクリ
ュー4の溝に捕捉された樹脂材料は、加熱されたシリン
ダ1内を前方に送られる過程で徐々に溶融状態にされる
と共にスクリュー4による混練作用を受ける。
【0013】7は、ホッパ3の首部3aに開けられた孔
3bを通してジャケット部5bの樹脂供給路5c内に導
入されるホースで、その先端7aはスクリュー根元部4
aの近傍まで延びている。このホース7の他端側は、適
当な送り出し圧力を有する窒素ガスボンベ(図示省略)
に接続されており、該窒素ガスボンベから送り出された
窒素ガスは、ホース7の先端7aから噴出し、スクリュ
ー根元部4aを直接的に冷却し、周囲の空間を窒素ガス
雰囲気で満たす。その結果、スクリュー根元部4aが効
率的に冷却されると共に、空気中に含まれ酸素がスクリ
ュー根元部4aの周囲から排除される。
【0014】次に、図3を参照して本願発明の第2の実
施例について説明する。シリンダ1とフロントプレート
(図示省略)の間に、水管路を内設したジャケット部に
代えて、ホッパ3の基部を形成するジャケット部5a、
5bを配設し、一方の側の上方に首部3aを有するホッ
パ3を取り付けた構造とする点は上記実施例1の場合と
同様である。また、シリンダ1内に装備されるスクリュ
ー4の配置及び動作も従来の通りである。
【0015】この実施例2の特徴は、ジャケット部5b
の壁部にホース8を挿通し、壁部内側のスクリュー根元
4aに近接した位置に設けた開口8aから窒素ガスを噴
出させた点である。窒素ガスの供給源には、実施例1の
場合と同じく、適当な送り出し圧力を有する窒素ガスボ
ンベ(図示省略)を利用することが出来る。この窒素ガ
スの送り込みにより、スクリュー根元部4aが直接的に
冷却されると共に周囲の空間が窒素ガス雰囲気で満たさ
れる。その結果、実施例1の場合と同様に、スクリュー
根元部4aが効率的に冷却され、空気中に含まれる酸素
がスクリュー根元部4aの周囲から排除されることにな
る。
【0016】更に、図4を参照して本願発明の第3の実
施例について説明すると、シリンダ1とフロントプレー
ト(図示省略)の間に、水管路を内設したジャケット部
に代えて、ホッパ3の基部を形成するジャケット部5
a、5bを配設し、一方の側の上方に首部3aを有する
ホッパ3を取り付けた構造とする点は上記実施例1ある
いは実施例2の場合と同様である。また、シリンダ1内
に装備されるスクリュー4の配置及び動作も従来の通り
である。
【0017】この実施例3の特徴は、シリンダ1の基部
に多数の孔1aを設け、付設された送気チャンバ9aに
接続されたホース9を用いて、適当な送り出し圧力を有
する窒素ガスボンベから供給される窒素ガスを送り込む
ようにした点である。これにより、スクリュー根元部4
aが窒素ガスの噴流で直接的に冷却されると共に周囲の
空間が窒素ガス雰囲気で満たされる。その結果、実施例
1及び2の場合と同様に、スクリュー根元部4aが効率
的に冷却され、空気中に含まれ酸素がスクリュー根元部
4aの周囲から排除されることになる。
【0018】
【発明の効果】本願発明によれば、スクリュー根元部の
冷却が効率的になされると同時にスクリュー根元部の周
囲から酸素が排除されるから、冷却不足による噛み込み
不良、酸素の混入に起因した樹脂焼けによる炭化物の混
入及びシルバストリークの発生が確実に防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術に係る射出成形機用スクリュー冷却装
置の構造を表わした断面図である。
【図2】本願発明の第1の実施例に係る射出成形機用ス
クリュー冷却装置の構造を表わした断面図である。
【図3】本願発明の第2の実施例に係る射出成形機用ス
クリュー冷却装置の構造を表わした断面図である。
【図4】本願発明の第3の実施例に係る射出成形機用ス
クリュー冷却装置の構造を表わした断面図である。
【符号の説明】
1 シリンダ 1a 孔 2 フランジ部 3 ホッパ 3a ホッパ首部 3b ホース挿通口 4 スクリュー 5,5a,5b ジャケット部 5c 樹脂供給通路 6 フロントプレート 7〜9 ホース 7a ホース先端 8a 開口 9a 送気チャンバ 10a〜10f 水管路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−254858(JP,A) 特開 昭47−26451(JP,A) 実開 平1−166519(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 45/60 - 45/74

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 射出成形機の加熱シリンダ内のスクリュ
    ー根元部に窒素ガス噴気流を直接吹き付けるようにした
    ことを特徴とする射出成形機用スクリュー冷却装置。
  2. 【請求項2】 前記加熱シリンダとホッパの間にホース
    またはパイプ付のブロックを嵌入し、該ホースまたはパ
    イプから前記窒素ガス噴気流を供給するようにしたこと
    を特徴とする、請求項1に記載の射出成形機用スクリュ
    ー冷却装置。
  3. 【請求項3】 前記加熱シリンダの基部の冷却ジャケッ
    トにホースまたはパイプを嵌入し、該ホースまたはパイ
    プから前記窒素ガス噴気流を供給するようにしたことを
    特徴とする、請求項1に記載の射出成形機用スクリュー
    冷却装置。
JP26307493A 1993-09-28 1993-09-28 射出成形機用スクリュー冷却装置 Expired - Fee Related JP3282900B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26307493A JP3282900B2 (ja) 1993-09-28 1993-09-28 射出成形機用スクリュー冷却装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26307493A JP3282900B2 (ja) 1993-09-28 1993-09-28 射出成形機用スクリュー冷却装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0788911A JPH0788911A (ja) 1995-04-04
JP3282900B2 true JP3282900B2 (ja) 2002-05-20

Family

ID=17384481

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26307493A Expired - Fee Related JP3282900B2 (ja) 1993-09-28 1993-09-28 射出成形機用スクリュー冷却装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3282900B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5868738B2 (ja) * 2012-03-08 2016-02-24 住友重機械工業株式会社 射出成形機
JP6158059B2 (ja) * 2013-03-25 2017-07-05 住友重機械工業株式会社 射出成形機
JP6087265B2 (ja) * 2013-12-04 2017-03-01 住友重機械工業株式会社 射出成形機
JP6223840B2 (ja) * 2014-01-21 2017-11-01 住友重機械工業株式会社 射出成形機
JP2017064949A (ja) * 2015-09-28 2017-04-06 旭化成株式会社 押出機及びそれを用いた熱可塑性樹脂組成物の製造方法
AT519152B1 (de) * 2016-10-10 2018-09-15 Engel Austria Gmbh Einspritzeinheit
JP7368158B2 (ja) * 2019-09-27 2023-10-24 エア・ウォーター・メカトロニクス株式会社 射出成形機のガス置換方法および装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0788911A (ja) 1995-04-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6688875B2 (en) Nozzle end for multiple tipped injection molding nozzle
JP4454864B2 (ja) 射出成形用冷却キャビティインサート
CN100349719C (zh) 用于热流道喷嘴的具有至少三个部件的嘴头组件
JP3282900B2 (ja) 射出成形機用スクリュー冷却装置
KR20010102197A (ko) 제거 가능한 노즐 밀봉부를 구비한 사출 성형 장치
JPH0911279A (ja) 射出成形用ノズル
JPS5910899B2 (ja) ランナレス金型における滞溜防止用キャップ
JPH0811162A (ja) 射出成形用ノズル
CA2022120A1 (en) Injection molding cooled socket holder for a heated nozzle
ATE309883T1 (de) Gerät zur bearbeitung eines harten untergrundes
US3946803A (en) Apparatus for controlling temperature of an extruder screw
KR101263275B1 (ko) 공기 냉각수단이 구비된 압출기
JPH06304971A (ja) 射出成形装置
JP2004314399A (ja) 成形機の温度調整装置
JP2812186B2 (ja) 射出成形機の加熱筒
JPH06238714A (ja) 射出成形用ノズル
JP2006315337A (ja) 射出成形機のスクリュシリンダ
JPH1148287A (ja) 射出成形装置におけるシリンダ用の射出ノズル、及びこれを使用した射出成形金型
CN217916794U (zh) 一种3d打印头的冷却结构及3d打印机
GB2162106A (en) Soldering iron
KR930004558Y1 (ko) 다이케스팅 금형 냉각장치
JPH08290453A (ja) 射出成形機の可塑化装置と可塑化方法
EP1384560A1 (en) Mould for the injection of polymers, silicones or thermosetting materials with a self-cleaning injector and injector for the said mould
KR20040082087A (ko) 사출금형 냉각용 수냉식 냉각장치
SU1379354A1 (ru) Устройство дл подачи расплава полимера

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080301

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090301

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees