JP4417521B2 - 配線基板 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は,高周波での磁気損失特性に優れた磁性体を用いた配線基板に関し,詳しくは,実装された高速動作する能動素子あるいは高周波電子部品および電子機器において問題となる電磁干渉や不要輻射の抑制に有効である複素透磁率特性に優れた磁気損失材料を用いた多層もしくは単層配線基板に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、高速動作する高集積な半導体素子の普及が著しい。その例として,ランダムアクセスメモリ(RAM),リードオンリーメモリ(ROM),マイクロプロセッサ(MPU),中央演算処理装置(CPU)又は画像プロセッサ算術論理演算装置(IPALU)等の論理回路素子がある。これらの能動素子においては,演算速度や信号処理速度が日進月歩の勢いで高速化されており、高速電子回路を伝播する電気信号は、電圧,電流の急激な変化を伴うために,誘導性の高周波ノイズの主要因となっている。
【0003】
一方,電子部品や電子機器の軽量化,薄型化,小型化の流れも止まる事を知らぬが如く急速な勢いで進行している。それに伴い,半導体素子の集積度や、プリント配線基板への電子部品実装密度の高密度化が著しい。従って、過密に集積あるいは実装された電子素子や信号線が、互いに極めて接近することになり,前述した信号処理速度の高速化と併わせて、高周波にまで及ぶ電磁干渉あるいは輻射ノイズが誘発され易い状況となっている。
【0004】
このような近年の電子集積素子あるいは配線基板においては、能動素子への電源供給ラインからの不要輻射の問題が指摘され、電源ラインにデカップリングコンデンサ等の集中定数部品を挿入する等の対策がなされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、高速化された電子集積素子あるいは配線基板においては、発生するノイズが高調波成分を含むために、信号の経路が分布定数的な振る舞いをするようになり、従来の集中定数回路を前提にしたノイズ対策が効を発しない状況が生じていた。
【0006】
そこで、本発明の技術的課題は、このような高速動作する半導体素子や電子回路などの不要輻射対策に有効な磁性材料を備えた配線基板を提供することにある。
【0007】
また、本発明の特別な技術的課題は、より体積の小さな磁性体で効果的な不要輻射対策が出来る磁気損失項μ”の大きな磁気損失材料を用いた配線基板を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、以前に高周波での磁気損失の大きな複合磁性体を発明し、これを不要輻射源の近傍に配置する事で、上記した半導体素子や電子回路などから発生する不要輻射を効果的に抑制する方法を見出している。この様な磁気損失を利用した不要輻射減衰の作用機構については、最近の研究から、不要輻射源となっている電子回路に対して等価的な抵抗成分が付与されることによることが分かっている。ここで、等価的な抵抗成分の大きさは、磁性体の磁気損失項μ”の大きさに依存している。より詳しくは、電子回路に等価的に挿入される抵抗成分の大きさは、磁性体の面積が一定の場合にはμ”と磁性体の厚さに略比例する。したがって、より小さなあるいはより薄い磁性体で所望の不要輻射減衰を得るためには、より大きなμ”が必要になってくる。
【0009】
例えば、半導体素子のモールド内部のような微小領域において磁気損失体を用いた不要輻射対策を行う為には、磁気損失項μ”がきわめて大きな値である必要があり、従来の磁気損失材料に比べて格段に大きなμ”を有する磁性体が求められていた。
【0010】
また、本発明者らは、スパッタ法あるいは蒸着法による軟磁性体の研究過程において、微小な磁性金属粒子が、セラミックスのような非磁性体中に均質に分散されたグラニュラー磁性体の優れた透磁率特性に着目し、磁性金属粒子とそれを囲う非磁性体の微細構造を研究した結果、グラニュラー磁性体中に占める磁性金属粒子の濃度が特定の範囲にある場合に、高周波領域において優れた磁気損失特性が得られる事を見出した。M−X−Y(Mは磁性金属元素、YはOあるいはN,Fのいづれか、XはM、Y以外の元素)なる組成を有するグラニュラー磁性体については、これまでに多くの研究がなされ、低損失で大きな飽和磁化を有する事が知られている。このM−X−Yグラニュラー磁性体において、飽和磁化の大きさは、M成分の占める体積率に依存するので、大きな飽和磁化を得るためには、M成分の比率を高くする必要がある。そのため、高周波インダクタ素子あるいはトランス等の磁心として用いるような一般的な用途にはM−X−Yグラニュラー磁性体中のM成分の割合は、M成分のみからなるバルク金属磁性体の飽和磁化のおおむね80%以上の飽和磁化が得られる範囲に限られていた。
【0011】
本発明者らは、M−X−Y(Mは磁性金属元素、YはOあるいはN,Fのいづれか、XはM、Y以外の元素)なる組成を有するグラニュラー磁性体において、M成分の占める割合を広い範囲で検討した結果、いずれの組成系でも磁性金属Mが特定濃度の範囲にある場合に、高周波領域で大きな磁気損失を示すことを見出した。
【0012】
M成分の比率が、M成分のみからなるバルク金属磁性体の飽和磁化に対して80%以上の飽和磁化を示すような最も高い領域は、従来より盛んに研究されている高飽和磁化で低損失なM−X−Yグラニュラー磁性体の領域である。この領域にある材料は、実数部透磁率(μ’)と飽和磁化の値が共に大きいため、前述した高周波インダクタのような高周波マイクロ磁気デバイスに用いられるが、電気抵抗を左右するX−Y成分の占める割合が少ないので、電気抵抗率が小さい。その為に膜厚が厚くなると高周波領域でのうず電流損失の発生に伴って高周波での透磁率が劣化するので、ノイズ対策に用いるような比較的厚い磁性膜には不向きである。M成分の比率が、M成分のみからなるバルク金属磁性体の飽和磁化の80%以下で60%以上となる飽和磁化を示す領域は、電気抵抗率がおおむね100μΩ・cm以上と比較的大きい為に、材料の厚さが数μm程度あってもうず電流による損失が少なく、磁気損失はほとんど自然共鳴による損失となる。その為、磁気損失項μ”の周波数分散幅が狭くなるので、挟帯域な周波数範囲でのノイズ対策(高周波電流抑制)に適している。M成分の比率が、M成分のみからなるバルク金属磁性体の飽和磁化の60%以下で35%以上の飽和磁化を示す領域は、電気抵抗率がおおむね500μΩ・cm以上と更に大きいために、うず電流による損失は極めて小さく、M成分間の磁気的な相互作用が小さくなることで、スピンの熱擾乱が大きくなり自然共鳴の生じる周波数に揺らぎが生じ、その結果、磁気損失項μ”は広い範囲で大きな値を示すようになる。したがって、この組成領域は広帯域な高周波電流の抑制に適している。
【0013】
一方、M成分の比率が本発明の領域よりも更に小さな領域は、M成分間の磁気的相互作用がほとんど生じなくなるので超常磁性となる。
【0014】
電子回路の直近に磁気損失材料を配設して高周波電流を抑制する際の材料設計の目安は、磁気損失項μ”と磁気損失材料の厚さδの積μ”・δで与えられ、数100MHzの周波数の高周波電流に対して効果的な抑制を得るには、おおむねμ”・δ≧1000(μm)が必要となる。したがって、μ”=1000の磁気損失材料では1μm以上の厚さが必要になり、うず電流損失の生じ易い低電気抵抗な材料は好ましくなく、電気抵抗率が100μΩcm以上となるような組成、すなわち本発明の組成系では、M成分の比率が、M成分のみからなるバルク金属磁性体の飽和磁化の80%以下となる飽和磁化を示し、かつ、超常磁性の発現しない領域即ち、M成分のみからなるバルク金属磁性体の飽和磁化に対して35%以上の飽和磁化を示す領域が適している。
【0015】
本発明では、係る磁性薄膜を用いた配線基板を提供するものである。
【0016】
即ち、本発明によれば、信号線の導体パターンを設けた少なくとも一層の基板と、前記基板上又は導体パターン上の少なくとも一部に設けられた磁性薄膜とを備え、前記磁性薄膜がM−X−Y(但し、MはFe、Co、Niの内の少なくとも一種、YはF、N、Oの内の少なくとも一種、XはC、B、Si、Al、Mg、Ti、Zn、Hf、Sr、Nb、Taの内の少なくとも一種)で表され、磁性金属粒子である前記Mが非磁性体である前記X−Y化合物のマトリックスに分散されたグラニュラー状の形態で存在する磁気損失材料であって、前記磁気損失材料の飽和磁化の大きさが、M成分のみからなる金属磁性体の飽和磁化の80%から60%の範囲に有るように前記Mの比率が定められており、前記磁気損失材料の複素透磁率における虚数成分である損失項μ″の最大値μ″maxが100MHz〜10GHzの周波数範囲に存在することを特徴とする配線基板が得られる。
【0017】
また、本発明によれば、前記配線基板において、前記信号線の導体パターン上に前記磁性薄膜を形成したことを特徴とする配線基板が得られる。
【0018】
また、本発明によれば、前記いずれかの配線基板において、前記磁性薄膜は、前記信号線導体パターンの形成されていない部分に当該信号線導体パターンとは離間して、形成されていることを特徴とする配線基板が得られる。
【0019】
また、本発明によれば、前記いずれかの配線基板において、前記磁性薄膜は、前記導体パターンを覆うように設けられた絶縁体層を介して設けられていることを特徴とする配線基板が得られる。
【0020】
また、本発明によれば、一面にグランド面であるか又はグランドパターンからなるランド部を設けた少なくとも一層の基板を有する配線基板において、前記グランド部の全面を磁性薄膜で覆っており、前記磁性薄膜がM−X−Y(但し、MはFe、Co、Niの内の少なくとも一種、YはF、N、Oの内の少なくとも一種、XはC、B、Si、Al、Mg、Ti、Zn、Hf、Sr、Nb、Taの内の少なくとも一種)で表され、磁性金属粒子である前記Mが非磁性体である前記X−Y化合物のマトリックスに分散されたグラニュラー状の形態で存在する磁気損失材料であって、前記磁気損失材料の飽和磁化の大きさが、M成分のみからなる金属磁性体の飽和磁化の80%から60%の範囲に有るように前記Mの比率が定められており、前記磁気損失材料の複素透磁率における虚数成分である損失項μ″の最大値μ″maxが100MHz〜10GHzの周波数範囲に存在することを特徴とする配線基板が得られる。
【0022】
また、本発明によれば、前記いずれかの配線基板において、少なくとも3層構造を備えた多層印刷配線基板であることを特徴とする配線基板が得られる。
【0031】
また、本発明によれば、前記いずれかの配線基板において、前記グラニュラー状の形態を有する粒子Mの平均粒子径が、1nmから40nmの範囲にあることを特徴とする配線基板が得られる。
【0032】
また、本発明によれば、前記いずれかの配線基板において、前記磁気損失材料は、異方性磁界Hkが600 Oe(5.34×10A/m)以下であることを特徴とする配線基板が得られる。
【0033】
また、本発明によれば、前記いずれかの配線基板において、前記磁気損失材料が、Feα−Alβ−Oγであることを特徴とする配線基板が得られる。
【0034】
また、本発明によれば、前記いずれかの配線基板において、前記磁気損失材料が、Feα−Siβ−Oγであることを特徴とする配線基板が得られる。
【0035】
また、本発明によれば、前記いずれかの配線基板において、前記磁性薄膜は、スパッタ法及び蒸着法の内の少なくとも一種の方法によって作製されていることを特徴とする配線基板が得られる。
【0036】
さらに、本発明によれば、前記いずれかの配線基板において、前記磁性薄膜は、厚さが0.3μmから20μmの範囲にあることを特徴とする高周波電流抑制体を備えた配線基板が得られる。
【0037】
【発明の実施の形態】
以下,本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
【0038】
図1は本発明の第1の実施の形態による多層印刷配線基板を示す図である。
図1を参照すると、多層印刷配線基板10は、第1乃至第5のプリント配線基板4,5,6,7,8を重ね合わせた積層構造を有している。ガラスエポキシ材からなる第1のプリント配線基板5の一面に設けられたグランドパターン3上の全面に渡って、グラニュラー磁性薄膜1が形成されている。一方、プリント配線基板のグランドパターン3とは反対側の面に導体パターン2が形成されている。この導体パターン2上には、更に、グラニュラー磁性薄膜1が夫々形成されている。さらに、この面上にガラスエポキシ材による第2のプリント配線基板4が形成されている。この第2のプリント配線基板4は、実質的に導体パターンを持たない絶縁基板である。第2のプリント配線基板4は導体パターン2を持たず、外部表面全体に渡ってグラニュラー磁性薄膜1が形成されている。
【0039】
一方、第1のプリント配線5の一面側に、一面に導体パターン2を備えた第3のプリント配線基板6の他面が重ね合わされている。さらに、第3のプリント配線6の導体パターン2の上には、グラニュラー磁性薄膜1が夫々形成されている。第3のプリント配線基板6上に、ガラスエポキシ材からなる第4のプリント配線基板7が形成されている。第4のプリント配線基板7の第3のプリント配線基板6とは反対側の面上に、導体パターン2が夫々形成され、その上には、グラニュラー磁性薄膜1が夫々形成されている。
【0040】
第4のプリント配線基板7上に、ガラスエポキシ材からなる第5のプリント配線基板8が形成されている。第5のプリント配線基板8の第4のプリント配線基板6側とは反対側の面上に、導体パターン2が夫々形成され、その上には、グラニュラー磁性薄膜1が夫々形成されている。さらに、導体パターン2が形成されていない面上にも、導体パターン2とは、間隔をおいて、グラニュラー磁性薄膜1が形成されている。導体パターン間に配置されたグラニュラー磁性薄膜1は、導体パターン2上に接触させて設けなくとも、直接絶縁基板上に設けて導体として使用することも可能である。
【0041】
このような構成の第1の実施の形態による多層配線基板においては、導体パターンから放射される高周波をグラニュラー磁性薄膜1が吸収し、熱に変換するので、多層配線基板から外部に高周波ノイズが放射されることを抑制することができる。
【0042】
また、第1の実施の形態による多層配線基板は、第1及び第3のプリント配線基板5,6を張り合わせた後、第2、第4及び第5のプリント配線基板又は絶縁層を順に形成した構成であるが、最初から、複数枚のガラスエポキシ材を基板としたプリント配線基板を用意し、エポキシ樹脂等の接着剤を用いて張り合わせても良いことは勿論である。
【0043】
また、基板として使用できるものは、絶縁性を備えた合成樹脂であるならば、例えば、ポリイミド等も用いることができる。
【0044】
さらに、グラニュラー磁性薄膜1は、導体パターン2上に設けなくとも、直接絶縁基板上に設けて導体として使用することも可能である。
【0045】
図2は本発明の第2の実施の形態による多層配線基板を示す断面図である。
図2を参照すると、多層配線基板20は、ポリイミドを基材とする第1乃至第5のプリント配線基板5,4,6,7,8が積層形成されている。第1のプリント基板5の下側に設けられた第2のプリント配線基板4は、一面にグランドパターン3を備え、他面に導体パターン2を備えている。第2のプリント配線基板4のグランドパターン上には、グラニュラー磁性薄膜1が全面に渡って形成されている。一方、第2のプリント配線基板4の他面の導体パターン上にも、グラニュラー磁性薄膜1が夫々形成されている。その上に第1のプリント配線基板5の一面側が重ね合わされている。第1のプリント配線基板の他面側に、夫々一面に導体パターン2を有する第3及び4のプリント配線基板6,7が夫々形成されている。これらの導体パターン2上には、夫々グラニュラー磁性薄膜1が形成されている。
【0046】
第4のプリント配線基板7上の導体パターン2が形成された面には、第5のプリント配線基板8が形成されている。第5のプリント配線基板8の外側面の導体パターン2の形成されている面の全面を覆うように、絶縁膜9が形成され、その上の全面を覆うように、グラニュラー磁性薄膜1が形成されている。
【0047】
このような構成の第2の実施の形態による多層配線基板20においては、導体パターン2から放射される高周波をグラニュラー磁性薄膜1が吸収し、熱に変換するので、多層配線基板から外部に高周波ノイズが放射されることを抑制することができる。
【0048】
また、このグラニュラー磁性薄膜1は、金属磁性体を含み導電性を有するので、直接導体として使用することも可能である。
【0049】
また、第2の実施の形態による多層配線基板は、第2のプリント配線基板5上に順次、第1、第3、第4及び第5のプリント配線基板を形成した構成であるが、最初から、導体パターンを有するポリイミドを基板としたプリント配線基板を複数枚用意し、同じくポリイミド等の接着剤を用いて張り合わせても良いことは勿論である。
【0050】
次に,本発明の実施の形態に用いるによるグラニュラー状磁性体M−X−Yの構造と、その製造方法の具体例について、図3を参照して説明する。
【0051】
図3は本発明の実施の形態によるスパッタ装置の構成を示す図である。図3に示すように、スパッタ装置30は、真空ポンプ27によって排気可能な真空チャンバー29内に、ターゲット試料台28及び基板23とを設けている。ターゲット試料台28は外部からのRF電源26に接続されている。ターゲット試料台28上には、ターゲット25とその上に載せられたチップ24とを有している。ターゲット試料台28と基板23との間には、基板23を覆うように、シャッタ21が設けられている。尚、符号22はチャンバー内にガスを供給するためのガス供給部である。
【0052】
次に、製造例について説明する。
【0053】
(試料1)
図3に示す装置によって、グラニュラー磁性薄膜を、下記表1に示す条件にてスパッタ法でガラス基板43上に作製した。得られたスパッタ膜を300℃にて2時間真空磁場中熱処理を施し、試料1を得た。得られた試料1を蛍光X線分析分析したところ膜の組成は、Fe72Al1117であった。
【0054】
また、試料1の膜厚は2.0μm、直流抵抗率は、530μΩ・cm、Hkは18Oe(1422A/m)であり、Msは16800Gauss(1.68T)、中心周波数で規格化したμ”の半値巾であるμ”50は148%であった。試料1の飽和磁化とM成分のみからなる金属磁性体の飽和磁化の比率の値は、72.2%であった。
【0055】
【表1】
Figure 0004417521
試料の磁気損失特性を検証するためにμ−f特性を調べた。μ−f特性の測定は、短冊状に加工した検出コイルに挿入して、バイアス磁場を印加しながらインピーダンスを測定することにより行い、磁気損失項μ”の周波数特性を得た。
【0056】
(比較試料1)
Alチップの数を90個とした以外は試料1と同様な条件、方法にて比較試料1を得た。
【0057】
得られた比較試料1を蛍光X線分析分析したところ膜の組成は、Fe86Alであった。また、試料膜厚は1.2μm、比較試料1の直流抵抗率は74μΩ・cm、異方性磁界Hkは22Oe(1738A/m)であり、Msは18800Gauss(1.88T)であった。比較試料1の飽和磁化とM成分のみからなる金属磁性体の飽和磁化の比率{Ms(M−X−Y)/Ms(M)}×100の値は、85.7%であった。
【0058】
図4は本発明の試料1のμ”−f特性を示す図である。図4を参照すると、そのピークは非常に大きく、また、分散も急峻になっており、共鳴周波数も700MHz付近と高くなっていることがわかる。
【0059】
図5は、比較試料1のμ”−f特性を示す図である。図5を参照すると、比較試料1は、飽和磁化Msが大きいことを反映して大きなμ”を示しているが、試料の抵抗値が低い為に周波数の上昇と共に渦電流損失が発生し、そのために低周波数領域から透磁率(磁気損失特性)の劣化が生じており、高周波での透磁率特性が悪くなっていることが分かる。
【0060】
これらの結果より、本発明の試料1の磁性体は、高周波領域において非常に大きな磁気損失特性を示すことがわかる。
【0061】
次に、本発明の実施の形態にて得られた試料を用いたノイズ抑制効果の検証実験について説明する。
【0062】
ノイズ抑制効果の検証には図6に示す測定系を用い、更に、図4に示した透磁率特性を有し、一辺が20mmの正方形をなし、膜厚が2.0μmであるグラニュラー磁性薄膜の試料1を備えた電磁干渉抑制体を用いて、これを線路長75mm、特性インピーダンス50Ωのマイクロストリップ線路の直上に配置し、ネットワークアナライザ(HP8753D)を用いて2Port間の伝送特性を求めた。その結果を下記表2に示す。
【0063】
【表2】
Figure 0004417521
上記表2に、グラニュラー磁性薄膜試料1の電磁干渉抑制体シートの透磁率特性を、比較試料とした偏平状センダスト粉末とポリマーからなる同面積の複合磁性体シートの特性と共に示す。グラニュラー磁性薄膜試料1のμ”は準マイクロ波帯に分散を示し、その大きさは700MHz付近でμ”max=約1800であり、同じ帯域にμ”分散を示す比較試料のμ”に比べて600倍程大きい。また、前記μ”が前記μ”maxの50%となる半値巾μ”50の中心周波数に対する比率は比較試料に比べて小さく、狭帯域であることがわかる。ノイズ伝送路の直近に磁気損失材料を配置して伝送路に等価的な抵抗成分を付与することで高周波電流を抑制する場合において、抑制効果の大きさはμ”の大きさと磁性体の厚さの積(μ”・δ)にほぼ比例すると考えられるので、抑制効果の比較にあたり、μ”・δの値が同じオーダーとなる様μ”≒3でδ=1.0mmの複合磁性体シートを比較試料とした。
【0064】
具体的には、図6に示すようにマイクロストリップ線路65の直上に電磁干渉抑制体シートを配置し、伝送特性S21の変化を求めた。図7(a)および(b)に、各々グラニュラー磁性薄膜試料1の電磁干渉抑制体シート、および複合磁性体シートを配置したときのS21特性を示す。グラニュラー磁性薄膜試料1の配置により、S21特性は100MHz以上から減少し、2GHz近くで−10dBの極小値を示した後に増加する。一方、複合磁性体シートの場合は、数100MHzから単調に減少し、3GHzで約−10dBを示した。これらの結果は、S21伝送特性が磁性体のμ”分散に依存すると共に、抑制効果の大きさがμ”・δ積に依存することを示している。そこで、磁性体を図8に示すような寸法lの分布定数線路とみなし、伝送特性S11およびS21から、単位長さ(Δl)当たりの等価回路定数を求めた後、試料寸法(l)に換算した等価回路定数を算出した。本検討のように、磁性体をマイクロストリップ線路上に配置した場合には、伝送特性の変化は主に直列に付加される等価抵抗成分によるものであることから、等価抵抗Rを求めその周波数依存性を調べてみた。図9(a)および(b)に、各々本発明及び比較試料である複合磁性体シートにおける等価抵抗Rの周波数変化を示す。等価抵抗Rはいずれの場合も準マイクロ波帯の領域で単調に増加し、3GHzでは数10Ωとなる。等価抵抗Rの周波数依存性は、共に1GHz付近に極大をもつμ”の周波数分散とは異なる傾向にみえるが、これは前述のμ”・δ積に加えて波長に対する試料寸法の比率が単調増加することを反映している結果と考えられる。
【0065】
本発明の実施の形態では、スパッタ法乃至真空蒸着法による製造例を示したが、イオンビーム蒸着法やガス・デポジション法などの製造方法でも良く、本発明の磁気損失材料が均一に実現できる方法であれば、製法に限定されない。
【0066】
また、本発明の実施の形態においては、アズ・デポジションの膜であるが、製膜後に真空磁場中での熱処理を施すことによって、性能又は特性を高めることができる。
【0067】
以上より、準マイクロ波帯にμ”分散を示す本発明の試料は、厚さが約500倍の複合磁性体シートと同等の高周波電流抑制効果を示し、1GHzに近い高速クロックで動作するような半導体集積素子等を備えた電子部品や相互に干渉の生じ易い電子部品間や、高周波を用いる電子部品、回路素子等のEMI対策に用いる材料として、有望であるといえる。
【0068】
尚、以上延べたグラニュラー磁性膜は、Fe 72 Al 11 17 についてのみであるが、本発明のグラニュラー磁性薄膜は、他に一般式M−X−Y磁性体の成分が、MがNi,Fe,Co,X成分がC,B,Si,Al,Mg,Ti,Zn,Hf,Sr,Nb,Taもしくは、それらに混在物、Y成分がF,N,Oのいずれか、もしくはそれらの混在物であっても、同様な効果を得ることができることは明らかである。
【0069】
また、成膜方法に関しては、上記実施の形態においては、スパッタ法を用いたがその他にも蒸着法等も適用でき、さらに、イオンビーム蒸着法やガス・デポジション法などの製造方法でも良く、本発明のグラニュラー磁性薄膜が均一に実現できる方法であれば、製法に限定されない。
【0070】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、高周波に用いられる単層又は多層配線基板において不要電磁波放射や電磁ノイズによる干渉の除去に極めて有効な高周波磁気損失特性に優れた磁性薄膜を有する単層又は多層配線基板を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による多層印刷配線基板を示す断面図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態による多層印刷配線基板を示す断面図である。
【図3】グラニュラー磁性薄膜を形成するための概略的な装置構成を示す図である。
【図4】本発明の実施の形態による試料1のμ”の周波数依存性例を示す図である。
【図5】比較試料1にかかるμ”の周波数依存性の例を示す図である。
【図6】本発明による磁気損失材料からなる高周波電流抑制体の抑制効果を見るための測定系を示す斜視図である。
【図7】(a)は本発明の実施の形態による試料1の伝送特性(S21)であり、(b)は比較試料であるの複合磁性体シートの伝送特性(S21)である。
【図8】本発明の実施の形態による磁性体の等価回路である。
【図9】(a)は本発明の実施の形態による、試料1の伝送特性より算出したR値を示す図であり、(b)は比較試料である複合磁性体シートの伝送特性より算出したR値を示す図である。
【符号の説明】
1,31 グラニュラー磁性薄膜
2 導体パターン
3 グランドパターン
4 第2のプリント配線基板
5 第1のプリント配線基板
6 第3のプリント配線基板
7 第4のプリント配線基板
8 第5のプリント配線基板
9 絶縁層
10,20 多層印刷配線基板
21 シャッタ
22 ガス供給部
23 基板
24 チップ
25 ターゲット
26 RF電源
27 真空ポンプ
28 ターゲット試料台
29 真空チャンバー
30 スパッタ装置
60 測定系
61 マイクロストリップ線路(Zc=50Ω)
62 マイクロストリップ線路とネットワークアナライザを接続する同軸線路
63 磁性体試料
64 試料配置部分

Claims (11)

  1. 信号線の導体パターンを設けた少なくとも一層の基板と、前記基板上又は導体パターン上の少なくとも一部に設けられた磁性薄膜とを備え、前記磁性薄膜がM−X−Y(但し、MはFe、Co、Niの内の少なくとも一種、YはF、N、Oの内の少なくとも一種、XはC、B、Si、Al、Mg、Ti、Zn、Hf、Sr、Nb、Taの内の少なくとも一種)で表され、磁性金属粒子である前記Mが非磁性体である前記X−Y化合物のマトリックスに分散されたグラニュラー状の形態で存在する磁気損失材料であって、前記磁気損失材料の飽和磁化の大きさが、M成分のみからなる金属磁性体の飽和磁化の80%から60%の範囲に有るように前記Mの比率が定められており、前記磁気損失材料の複素透磁率における虚数成分である損失項μ″の最大値μ″maxが100MHz〜10GHzの周波数範囲に存在することを特徴とする配線基板。
  2. 請求項1記載の配線基板において、前記信号線の導体パターン上に前記磁性薄膜を形成したことを特徴とする配線基板。
  3. 請求項1又は2記載の配線基板において、前記磁性薄膜は、前記信号線導体パターンの形成されていない部分に当該信号線導体パターンとは離間して、形成されていることを特徴とする配線基板。
  4. 請求項1乃至3の内のいずれかに記載の配線基板において、前記磁性薄膜は、前記導体パターンを覆うように設けられた絶縁体層を介して設けられていることを特徴とする配線基板。
  5. 一面にグランド面であるか又はグランドパターンからなるグランド部を設けた少なくとも一層の基板を有する配線基板において、前記グランド部の全面を磁性薄膜で覆っており、前記磁性薄膜がM−X−Y(但し、MはFe、Co、Niの内の少なくとも一種、YはF、N、Oの内の少なくとも一種、XはC、B、Si、Al、Mg、Ti、Zn、Hf、Sr、Nb、Taの内の少なくとも一種)で表され、磁性金属粒子である前記Mが非磁性体である前記X−Y化合物のマトリックスに分散されたグラニュラー状の形態で存在する磁気損失材料であって、前記磁気損失材料の飽和磁化の大きさが、M成分のみからなる金属磁性体の飽和磁化の80%から60%の範囲に有るように前記Mの比率が定められており、前記磁気損失材料の複素透磁率における虚数成分である損失項μ″の最大値μ″maxが100MHz〜10GHzの周波数範囲に存在することを特徴とする配線基板。
  6. 請求項1乃至5の内のいずれかに記載の配線基板において、少なくとも3層構造を備えた多層印刷配線基板であることを特徴とする配線基板。
  7. 請求項1乃至の内のいずれかに記載の配線基板において、前記磁気損失材料は、異方性磁界Hkが600 Oe(5.34×10A/m)以下であることを特徴とする配線基板。
  8. 請求項1乃至の内のいずれかに記載の配線基板において、前記磁気損失材料が、Feα−Alβ−Oγであることを特徴とする配線基板。
  9. 請求項1乃至の内のいずれかに記載の配線基板において、前記磁気損失材料が、Feα−Siβ−Oγであることを特徴とする配線基板。
  10. 請求項1乃至の内のいずれかに記載の配線基板において、前記磁性薄膜は、スパッタ法及び蒸着法の内の少なくとも一種の方法によって作製されていることを特徴とする配線基板。
  11. 請求項1乃至10の内のいずれかに記載の配線基板において、前記磁性薄膜は、厚さが0.3μmから20μmの範囲にあることを特徴とする高周波電流抑制体を備えた配線基板。
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