JP4412422B1 - 無端帯状体の製造方法 - Google Patents
無端帯状体の製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4412422B1 JP4412422B1 JP2009162153A JP2009162153A JP4412422B1 JP 4412422 B1 JP4412422 B1 JP 4412422B1 JP 2009162153 A JP2009162153 A JP 2009162153A JP 2009162153 A JP2009162153 A JP 2009162153A JP 4412422 B1 JP4412422 B1 JP 4412422B1
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- core body
- core
- shielding member
- film
- endless belt
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G15/00—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
- G03G15/14—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for transferring a pattern to a second base
- G03G15/16—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for transferring a pattern to a second base of a toner pattern, e.g. a powder pattern, e.g. magnetic transfer
- G03G15/1605—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for transferring a pattern to a second base of a toner pattern, e.g. a powder pattern, e.g. magnetic transfer using at least one intermediate support
- G03G15/162—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for transferring a pattern to a second base of a toner pattern, e.g. a powder pattern, e.g. magnetic transfer using at least one intermediate support details of the the intermediate support, e.g. chemical composition
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
- Moulding By Coating Moulds (AREA)
Abstract
【解決手段】
円筒形状の芯体(1)の表面に皮膜形成樹脂溶液(6)を塗布する工程と、前記芯体(1)の軸方向を中心にして回転させて、前記芯体(1)に塗布された皮膜形成樹脂溶液(6)を乾燥させる工程と、前記芯体(1)の軸方向の一端側に、一端側からの風を遮蔽する遮蔽部材(16)を設ける工程と、前記遮蔽部材(16)が設けられた前記芯体(1)に対して、前記一端側から熱風を吹き出す送風手段(23)を有する加熱炉(21)に入れて加熱して、前記皮膜形成樹脂(6)が固化された無端帯状体(B)を製造する工程と、を有する無端帯状体(B)の製造方法。
【選択図】図6
Description
特許文献2としての特開2008−76518号公報には、非対称性のビフェニルテトラカルボン酸成分を含むカーボンブラック分散ポリイミド前駆体を、円筒金型に塗布して、乾燥、加熱して半導電性ポリイミドベルトを製造する技術が記載されている。
円筒形状の芯体の表面に皮膜形成樹脂溶液を塗布する工程と、
前記芯体の軸方向を中心にして回転させて、前記芯体に塗布された皮膜形成樹脂溶液を乾燥させる工程と、
前記芯体の軸方向の一端側に、一端側からの風を遮蔽する遮蔽部材を設ける工程と、
前記遮蔽部材が設けられた前記芯体に対して、前記一端側から熱風を吹き出す送風手段を有する加熱炉に入れて加熱して、前記皮膜形成樹脂が固化された無端帯状体を製造する工程と、
を少なくとも有することを特徴とする。
前記遮蔽部材が円錐形状である
ことを特徴とする。
前記遮蔽部材の外径が前記芯体の外径よりも大きい
ことを特徴とする。
前記遮蔽部材の一部に、前記芯体の円筒形状の内表面側に風を導く通風口が形成された
ことを特徴とする。
前記遮蔽部材が円錐台又は円環形状である
ことを特徴とする。
請求項4、5に記載の発明によれば、通風口を有しない場合に比べて、円筒状の芯体の温度上昇を速くすることができる。
なお、以後の説明の理解を容易にするために、図面において、前後方向をX軸方向、左右方向をY軸方向、上下方向をZ軸方向とし、矢印X,−X,Y,−Y,Z,−Zで示す方向または示す側をそれぞれ、前方、後方、右方、左方、上方、下方、または、前側、後側、右側、左側、上側、下側とする。
また、図中、「○」の中に「・」が記載されたものは紙面の裏から表に向かう矢印を意味し、「○」の中に「×」が記載されたものは紙面の表から裏に向かう矢印を意味するものとする。
なお、以下の図面を使用した説明において、理解の容易のために説明に必要な部材以外の図示は適宜省略されている。
図1において、実施例1の画像形成装置Uは、操作部の一例としてのユーザインタフェースUI、画像情報入力装置の一例としてのイメージ入力装置U1、給紙装置U2、画像形成装置本体U3、および用紙処理装置U4を有している。
前記イメージ入力装置U1は、画像読取装置の一例としてのイメージスキャナ等により構成されている。図1において、イメージ入力装置U1では、図示しない原稿を読取って画像情報に変換し、画像形成装置本体U3に入力する。
実施例1の前記クライアントパソコンPCは、計算機、いわゆる、コンピュータ装置により構成されており、画像情報送信装置本体の一例としてのコンピュータ本体H1と、表示部材の一例としてのディスプレイH2と、入力部材の一例としてのキーボードH3やマウスH4等と、図示しない情報記憶部材の一例としてのHDドライブ、いわゆる、ハードディスクドライブ等により構成されている。
また、画像形成装置本体U3は、制御部C、および、前記制御部Cにより制御される潜像書込装置駆動回路の一例としてのレーザ駆動回路D、前記制御部Cにより制御される電源回路E等を有している。前記レーザ駆動回路Dは、前記イメージ入力装置U1から入力されたG:グリーン、すなわち、緑色、O:オレンジ、すなわち、橙色、Y:イエロー、すなわち、黄色、M:マゼンタ、すなわち、紅紫色、C:シアン、すなわち、藍緑色、K:ブラック、すなわち、黒色の画像情報に応じたレーザ駆動信号を予め設定された時期、いわゆる、タイミングで、各色の潜像形成装置ROSg,ROSo,ROSy,ROSm,ROSc,ROSkに出力する。
また、前記各像保持体ユニットUY〜UOと前記各現像器GY〜GOとにより可視像形成部材(UG+GG),(UO+GO),(UY+GY),(UM+GM),(UC+GC),(UK+GK)が構成されている。
なお、黒画像データのみの場合は、黒色用感光体ドラムPkおよび現像器GKのみが使用され、黒のトナー像のみが形成される。
1次転写後、感光体ドラムPg〜Pk表面の残留トナーは感光体ドラム用の各クリーナCLg〜CLkによりクリーニングされる。
また、図1、図2において、各可視像形成装置(UG+GG)〜(UK+GK)の下方には、中間転写装置の一例としてのベルトモジュールBMが支持されている。
前記ベルトモジュールBMは、前記中間転写ベルトBを有している。前記中間転写ベルトBの裏面側右端部には、中間転写駆動部材の一例としてのベルト駆動ロールRdが配置されている。前記ベルト駆動ロールRdは、前記中間転写ベルトBを回転方向としての矢印Ya方向に回転駆動させる。また、前記中間転写ベルトBの裏面側には、前記黒色用感光体ドラムPkの左方と前記感光体ドラムPg,Poどうしの間には、中間転写ベルトBを回転可能に支持する支持部材の一例としての支持ロールRt2、Rt3が配置されている。また、前記中間転写ベルトBの裏面側には、前記中間転写ベルトBに張力を付与する張力付与部材の一例としての複数のテンションロールRtが配置されている。さらに、前記中間転写ベルトBの裏面側には、前記中間転写ベルトBの蛇行を防止する蛇行防止部材の一例としてのウォーキングロールRwや、従動部材の一例としての複数のアイドラロールRfや、2次転写対向部材の一例としてのバックアップロールT2aが配置されている。
また、実施例1では、G色の1次転写ロールT1gの矢印Ya方向上流側には、矢印Ya方向に対して垂直な方向である接離方向に移動可能に支持された第1接離部材の一例としての第1リトラクトロールR1が配置されている。実施例1の前記第1リトラクトロールR1は、前記緑色用感光体ドラムPgに前記中間転写ベルトBを接触させる第1接触位置と、離隔させる第1離隔位置との間で移動可能に支持されている。
さらに、1次転写ロールT1c,T1k同士の間には、前記各リトラクトロールR1〜R4と同様に構成された第5接離部材の一例としての第5リトラクトロールR5が配置されている。実施例1の前記第5リトラクトロールR5は、Y,M,Cの感光体ドラムPy〜Pcと黒色の感光体ドラムPkとのいずれか一方または両方を前記中間転写ベルトBに接触させる第5接触位置と、各感光体ドラムPy〜Pkを中間転写ベルトBから離隔させる第5離隔位置との間で移動可能に支持されている。
前記各ロールRd,Rt,Rw,Rf,T2a,R1〜R5により、前記中間転写ベルトBを裏面から回転可能に支持する中間転写体支持部材の一例としてのベルト支持ロールRd,Rt,Rw,Rf,T2a,R1〜R5が構成されている。
また、前記中間転写ベルトB、前記ベルト支持ロールRd,Rt,Rt2,Rt3,Rw,Rf,T2a,R1〜R5、前記各1次転写ロールT1g〜T1k、前記除電板金JB等により、実施例1の前記ベルトモジュールBMが構成されている。
前記コンタクトロールT2cには制御部Cにより制御される電源回路から予め設定されたタイミングでトナーの帯電極性と同極性の2次転写電圧が印加される。
なお、前記媒体案内部材SGrはレジロールRrとともに、前記画像形成装置本体U3に固定支持されている。
2次転写後の前記中間転写ベルトBは、中間転写体清掃器の一例としてのベルトクリーナCLBにより清掃、すなわち、クリーニングされる。なお、前記2次転写ロールT2bおよびベルトクリーナCLBは、中間転写ベルトBと離隔および接触可能に支持されている。
前記記録用紙S上のトナー像は定着領域Q5を通過する際に定着装置Fにより加熱定着される。前記定着装置Fの下流側には搬送切替部材GT1が設けられている。前記搬送路切替部材GT1は用紙搬送路SH2を搬送されて定着領域Q5で加熱定着された記録用紙Sを、用紙処理装置U4の用紙排出路SH3または用紙反転路SH4側のいずれかに選択的に切り替える。前記用紙排出路SH3に搬送された記録用紙Sは、用紙処理装置U4の用紙搬送路SH5に搬送される。
前記画像形成装置本体U3の用紙反転路SH4の下流端には、用紙循環路SH6および用紙反転路SH7が接続されており、その接続部にもマイラーゲートGT3が配置されている。前記切替ゲートGT1を通って用紙搬送路SH4に搬送された記録用紙Sは、前記マイラーゲートGT3を通過して前記用紙処理装置U4の用紙反転路SH7側に搬送される。両面印刷を行う場合には、用紙反転路SH4を搬送されてきた記録用紙Sは、前記マイラーゲートGT3をそのまま一旦通過して、用紙反転路SH7に搬送された後、逆方向に搬送、いわゆる、スイッチバックさせられると、前記マイラーゲートGT3により搬送方向が規制され、スイッチバックした記録用紙Sが用紙循環路SH6側に搬送される。前記用紙循環路SH6に搬送された記録用紙Sは前記給紙路SH1を通って前記転写領域Q4に再送される。
前記符号SH1〜SH7で示された要素により用紙搬送路SHが構成されている。また、前記符号SH,Ra,Rr,Rh,SGr,SG1,SG2,BH,GT1〜GT3で示された要素により媒体搬送装置SUが構成されている。
以下、実施例1の画像形成装置Uで使用される無端帯状体、すなわち無端ベルトの一例としての中間転写ベルトBの製造方法について、説明する。
実施例1では、無端ベルトを構成する皮膜形成樹脂は、強度や寸法安定性、耐熱性等の面でポリイミド樹脂:PIやポリアミドイミド樹脂:PAIが使用されている。PIまたはPAIとしては、種々の公知のものを用いることができ、PIの場合はその前駆体を塗布することもある。
PI前駆体溶液は、テトラカルボン酸二無水物とジアミン成分を、溶剤中で反応させることによって得ることができる。各成分の種類は特に制限されないが、芳香族テトラカルボン酸二無水物と芳香族ジアミン成分とを反応させて得られるものが、皮膜強度の点から好ましい。
一方、上記芳香族ジアミン成分としては、パラフェニレンジアミン、メタフェニレンジアミン、4,4’−ジアミノジフェニルエーテル、4,4’−ジアミノフェニルメタン、ベンジジン、3,3’−ジメトキシベンジジン、4,4’−ジアミノジフェニルプロパン、2,2−ビス[4−(4−アミノフェノキシ)フェニル]プロパン等が挙げられる。
一方、PAIは、酸無水物、例えばトリメリット酸無水物、エチレングリコールビスアンヒドロトリメリテート、プロピレングリコールビスアンヒドロトリメリテート、ピロメリット酸無水物、ベンゾフェノンテトラカルボン酸無水物、3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸無水物等と、上記ジアミンを組み合わせて、当モル量で重縮合反応することで得られる。PAIはアミド基を有するため、イミド化反応が進んでも溶剤に溶解し易いので、100%イミド化したものが好ましい。
抵抗値の調整には、例えば、特開2005−66838号公報に記載の方法をとることができる。
次に円筒形状の芯体について説明する。
図3において、円筒形状の芯体1は、アルミニウムやステンレス、ニッケル、等の金属が使用可能であるが、表面に傷が付きやすいアルミニウムよりも、ステンレスが特に好ましい。ただし、ステンレス(SUS304)は熱伝導率が0.16W/m・℃であり、アルミニウムの約1/12と小さい。
芯体1の長さは、無端ベルト以上の長さが必要であるが、端部に生じる無効領域に対する余裕領域を確保するため、円筒芯体の長さは、目的とする無端ベルトの長さより、10〜40%程度長いことが望ましい。
膨れを防止するために、例えば、特開2002−160239号公報記載の技術のように、芯体1の表面は算術平均粗さRa0.2〜2μm程度に粗面化することが好ましい。算術平均粗さRaが0.2μmより小さいと、揮発気体や水蒸気等の気体が抜けにくく、Raが2μmより大きくなると、作製された無端ベルトの表面に凹凸が形成されるためである。粗面化の方法には、ブラスト、切削、サンドペーパーがけ等の方法がある。これにより、PI樹脂から生じる気体は、円筒部2とPI樹脂皮膜の間に形成されるわずかな隙間を通って外部に出ることができ、膨れを生じない。
芯体1表面には、適宜の塗布方法で、樹脂溶液が塗布される。
図4において、塗布方法としては、円筒状の芯体1の軸方向を水平にして回転させながら、樹脂溶液を垂らしながら円筒部2表面に付着させる塗布方法、いわゆる、らせん塗布方法や、ダイ方式塗布方法が好ましいが、特に、らせん塗布方法が好ましい。すなわち、図4に示すように、皮膜形成樹脂溶液6が入った容器7に、供給用の駆動装置の一例としてのポンプ8が連結されており、ポンプ8には塗布部の一例としてのノズル9が接続されている。前記ポンプ8は、ノズル9から予め設定された量の溶液6を吐出する。前記ノズル9は、芯体1の外表面に近接した状態で、円筒芯体1の軸方向に移動可能に支持されており、円筒芯体1を予め設定された回転速度で回転した状態で、ノズル9を円筒芯体1の軸方向に移動しつつ皮膜形成樹脂溶液6を吐出することで、円筒部2の表面に螺旋状に皮膜形成樹脂溶液6aが塗布されて皮膜11が形成される。そして、回転芯体1を回転させながら、塗布された皮膜11に対して平滑化手段の一例としてのブレード12を押し当てて、ブレード12を円筒芯体1の軸方向に移動させることで、表面の螺旋状の筋を消滅させ、継ぎ目のない皮膜11が形成される。
この塗布方法では、塗布開始位置と終了位置は任意に調整できる利点があり、マスキング部材2を設けた場合は、図5に示すように、芯体1の軸方向における中央側端部を覆うように、被膜形成樹脂溶液6を塗布することが望ましい。
次に、実施例1では、図6に示すように、芯体1に遮蔽部材16を設ける。前記遮蔽部材16は、円錐状に形成されており、円錐の頂点が芯体1の軸方向の外側になるように、芯体1の軸方向の一端部に支持されている。遮蔽部材16は、円錐の底面の直径は、円筒状の芯体1の外径と同程度に形成されている。したがって、遮蔽部材16は、芯体1の一端側からの熱風が直接芯体1に吹き付けられることを防止しつつ、一端側からの風の流れを大きく変化させないことが好ましく、円錐状や、円錐の頂部が切除された円錐台の形状等が好ましい。
なお、前記遮蔽部材16は、芯体1の軸方向の一端に密着して支持することも可能であるが、隙間部材、いわゆるスペーサを介して支持することも可能である。スペーサを設けることで、スペーサで形成される隙間に作業者が手を挿入しやすく、遮蔽部材16の芯体1からの取外しが容易になる。前記スペーサで形成される隙間は、例えば、1cm程度に設定することが可能である。なお、前記遮蔽部材16は、芯体1に支持せずに、後述する加熱炉21に吊ったり、支持する等して、遮蔽部材16の一端側に設ける構成とすることも可能である。
また、芯体1の内部にも熱風を流す方が、芯体1の温度上昇が早くなるので、図7に示すように、遮蔽部材16′において、芯体1の中央に対応する位置に通風口16aを形成することも好ましい。通風口16aの直径は任意であるが、小さいと熱風の通過量が少なく、大きいと遮蔽効果が小さくなるので、芯体1の外径の1/4〜1/2程度が好ましい。
図9は遮蔽部材の変更例3の説明図である。
また、芯体1の一端側からの風が、芯体1の端部には当たらず、主に芯体1の内部を流れるようにするために、図8に示すように、遮蔽部材16′を図7とは逆向きに支持することも好ましい。
さらに、図9において、遮蔽部材16″は、断面が芯体1の一端側を覆う傘状に形成され、円筒状の芯体1の一端を縁取る円環状、すなわちリング状の形状とすることも可能である。
図11は遮蔽部材の変更例5の説明図である。
また、遮蔽部材17の外径は、芯体1の外径と同程度であればよいが、図10に示すように、芯体の外径よりも大きいものでもよい。
さらに、芯体1の上部の温度が上がるのを確実に防止するために、図11に示すように、芯体1の外径よりも大きい遮蔽部材17′の円錐の底面側の外周に、芯体1との間に隙間をあけて配置された円環状の囲い17a′を設けてもよい。
皮膜形成樹脂6がPAIの場合には、溶剤を乾燥させるだけで皮膜が形成される。
得られた皮膜の端部には、しわや、膜厚の不均一等の欠陥があるため、不要部分が切断され、無端ベルトBとなる。無端ベルトBには、必要に応じて、穴あけ加工やリブ付け加工、等が施されることがある。
すなわち、加熱工程では、加熱によってイミド化の反応や溶剤が揮発する等で樹脂の収縮が発生し、高温ほど、収縮が大きくなる。このとき、温度によって収縮度合いが異なることに伴って、収縮する皮膜中の導電性粒子同士の間隔が狭くなったり接触したりする際の接触度合いが異なってしまうことがある。接触度合いが異なると、得られた中間転写ベルトBの電気抵抗、特に、表面抵抗率にムラが発生し、表面抵抗率が低い部分では像が周囲の抵抗率が高い部分に飛散したり、表面抵抗率が高い部分ではトナーが転写されにくくなって濃度が低下すること等がある。したがって、加熱工程では、芯体1の温度が全面に渡って均一であることが求められる。
これに対して、実施例1では、6色に対応する中間転写ベルトBは、従来に比べて周長が長く、円筒状の芯体1の肉厚を従来と同様にすると、芯体1の強度、剛性が不足し円筒形状を自己保持できず、肉厚を厚くする必要がある。これに伴って、芯体1の熱容量が大きくなり、遮蔽部材16,16′,16″,17,17′等を設けない場合には、温度ムラが顕著となり、中間転写ベルトBの温度ムラが問題となる。
したがって、実施例1では、遮蔽部材16,16′,16″,17,17′等が設けられた芯体1では、温度ムラが低減され、製造される中間転写ベルトBの電気抵抗のムラも低減され、中間転写ベルトBを画像形成装置で使用した際には、ハーフトーン画像における濃度ムラ等の画質の低下が抑制される。
(実験例1)
実験例1では、円筒状の芯体1の円筒部分として、外径600mm、肉厚8mm、長さ1mmのSUS304製円筒を用意した。実験例1では、保持板として、厚さ10mm、外径が円筒に嵌る径で、150mm径の通風口を4つ設けた円板をSUS304で作成し、円筒に嵌めて溶接し、芯体1とした。
表面は球形アルミナ粒子によるブラスト処理により、Ra0.4μmに粗面化した。
円筒部2の表面には、シリコーン系離型剤(商品名:セパコート(登録商標)、信越化学工業株式会社製)をスプレーで塗布して、300℃の加熱炉に1時間入れて、焼き付け処理を施した。
上記塗液を用い、図4に示すらせん塗布機により、PI前駆体塗膜を形成する。
実験例1で使用した平滑化手段であるブレード12は、厚さ0.2mmのステンレス板を幅20mm、長さ50mmに加工したものである。
塗布幅は、円筒芯体1の一端から10mmの位置から、他端部から10mmの位置までとした。
これにより、膜厚が約500μmの層が形成された。この厚さは、できあがりの膜厚で80μmに相当する。
その後、円筒芯体1を乾燥炉の図示しない回転台から下ろして、軸方向を垂直にし、身体1の上に、変更例1の遮蔽部材16′を載せた。遮蔽部材16′は、底面の外径600mm、高さ120mmで、中央に、直径150mmの通風口16aが形成されており、1mm厚のSUS304の板を加工して作製した。
なお、実験例1では、加熱炉21の内寸は幅1.8m、高さ2.4m、奥行き1.5mであり、上方から加熱空気が吹き降り、下方で吸い込まれる構成である。芯体1を入れない状態での加熱炉21内の風速は、風速計(トーニック株式会社製、NLタイプ)で測定したところ、加熱炉21内の各部で1.4〜1.8m/sであり、平均1.6m/sであった。
比較例1では、実験例1において、芯体1を加熱炉21に入れる際に、芯体1に遮蔽部材16′を載せなかった以外は、実験例1と同様にして無端ベルトを作製した。
(到達温度の測定)
無端ベルトBの表面抵抗は、加熱時の芯体1の到達温度と相関があり、温度が高くなるほど抵抗は下がる。無端ベルトの面内の抵抗ムラを軽減するには、到達温度を均一にする必要がある。そこで、実験例1において、加熱時に芯体の温度を調べた。
測定は、芯体1の軸方向で、芯体1の上端から100mm、200mm、400mm、600mm、800mm、900mmの高さ毎に、周方向で90°ずつ4点の温度測定を行い。その平均値をまとめた。実験結果を図12Aに示す。
次に、芯体1の温度測定位置に対応する位置において、無端ベルトの表面抵抗率を測定した。
表面抵抗率は、試験片の表面に沿って流れる電流と平行方向の電位傾度を、表面の単位幅当たりの電流で除した数値であり、各辺1cmの正方形の相対する辺を電極とする二つの電極間の表面抵抗に等しい。表面抵抗率の単位は、正式にはΩだが、単なる抵抗と区別するためΩ/□と記載される。
測定には、デジタル超高抵抗/微小電流計(アドバンテスト社製、R8340A)と、接続部を専用に改造した二重リング電極構造のURプローブ:MCP−HTP12、及びレジテーブル:UFLMCP−ST03(何れも、ダイアインスツルメンツ社製)を用い、JIS K6911(1995)に準拠して、リング電極に電圧を印加して行った。
式(1):ρs(Ω/□)=R×RCF(S)=R×10.0
実験例1の結果は、図12Bの●で示すように、平均が10.84[logΩ/□]で、最小値と最大値との差であるバラツキが0.6であった。一方で、比較例1は、図12Bの△で示すように、平均が10.38[logΩ/□]で、バラツキが1.6であった。このように、実験例1では、表面抵抗率のバラツキが大幅に改善されていることがわかる。
なお、中間転写ベルトBの要求される表面抵抗率は、一例として、平均10.8[logΩ/□]、バラツキ1.0以内であることが望ましい。
(実験例2)
実験例2では、芯体1を加熱炉21に入れる際、芯体1の上に載せる遮蔽部材16として、図6に示すように、外径600mm、高さ160mmで、中央に通風口が形成されていない点が異なる以外は、実験例1と同様にして、無端ベルトを作製した。実験例2でも、実験例1と同様にして、芯体1の到達温度と、無端ベルトの表面抵抗率とを測定した。実験結果を図13に示す。
図13の○で示す実験例2では、表面抵抗率は平均が10.90[logΩ/□]、バラツキ0.8であった。また、到達温度は実験例1に比べて、ほぼどの位置でも約0.5℃低いものであった。
実験例3では、芯体1を加熱炉21に入れる際、図8に示すように、芯体1の上に載せる遮蔽部材16′を上下反転させた以外は、実験例1と同様にして、無端ベルトを作製した。実験例3でも、実験例1と同様にして、芯体1の到達温度と、無端ベルトの表面抵抗率とを測定した。実験結果を図13に示す。
図13の□で示す実験例3では、表面抵抗率は平均が10.75[logΩ/□]、バラツキ0.8であった。
(実験例4)
実験例4では、芯体1を加熱炉21に入れる際、芯体1の上に載せる遮蔽部材17として、図10に示すように、外径700mm、高さ140mmで、中央に直径175mmの通風口が形成された遮蔽部材17を使用した点が異なる以外は、実験例1と同様にして、無端ベルトを作製した。実験例4でも、実験例1と同様にして、芯体1の到達温度と、無端ベルトの表面抵抗率とを測定した。実験結果を図14に示す。
図14の■で示す実験例4では、表面抵抗率は平均が10.96[logΩ/□]、バラツキ0.8であった。
実験例5では、芯体1を加熱炉21に入れる際、図11に示すように、芯体1の軸方向の長さが150mmの囲い17a′を有する遮蔽部材17′を使用し、外径700mm、高さ240mmで、中央に直径175mmの通風口が形成された遮蔽部材17を使用した点以外は、実験例1と同様にして、無端ベルトを作製した。実験例5でも、実験例1と同様にして、芯体1の到達温度と、無端ベルトの表面抵抗率とを測定した。実験結果を図14に示す。
図14の▲で示す実験例5では、表面抵抗率は平均が11.08[logΩ/□]、バラツキ1.0であった。
(転写画像の評価)
このようにして得られた無端ベルトを、富士ゼロックス社製の画像形成装置(DocuCentreColor400CPを4800DPIに改造したもの)に中間転写ベルトとして組み込み、画質の評価を行った。画質の評価項目として、0.2Gのハーフトーン画像における濃度ムラを、X-Rite濃度計(X-Rite社製)で計測した。
その結果、実験例1〜5の無端ベルトは、すべて変動量が5%以下であった。一方、比較例1の無端ベルトは、変動量が15%以下であった。
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更例(H01)〜(H05)を下記に例示する。
(H01)前記実施例において、画像形成装置Uは、いわゆる、プリンタにより構成したが、これに限定されず、例えば、複写機、FAX、あるいはこれらの複数または全ての機能を有する複合機等により構成することも可能である。
(H02)前記実施例において、前記プリンタUは、6色のトナーが使用される構成に限定されず、例えば、7色以上や、5色以下や単色の画像形成装置にも適用可能である。
(H04)前記実施例において、例示した具体的な材料や数値、形状は、設計や仕様等に応じて任意に変更可能である。
6…皮膜形成樹脂溶液、
16,16′,16″,17,17′…遮蔽部材、
16a…通風口、
21…加熱炉、
23…送風手段、
B…無端帯状体,中間転写体、
F…定着装置、
GG,GO,GY,GM,GC,GK…現像装置、
ROSg,ROSo,ROSy,ROSm,ROSc,ROSk…潜像形成装置、
Py,Pm,Pc,Pk,Po,Pg…像保持体、
S…媒体、
T2…最終転写器、
T1g,T1o,T1y,T1m,T1c,T1k…一次転写器、
U…画像形成装置、
UG+GG,UO+GO,UY+GY,UM+GM,UC+GC,UK+GK…可視像形成装置。
Claims (5)
- 円筒形状の芯体の表面に皮膜形成樹脂溶液を塗布する工程と、
前記芯体の軸方向を中心にして回転させて、前記芯体に塗布された皮膜形成樹脂溶液を乾燥させる工程と、
前記芯体の軸方向の一端側に、一端側からの風を遮蔽する遮蔽部材を設ける工程と、
前記遮蔽部材が設けられた前記芯体に対して、前記一端側から熱風を吹き出す送風手段を有する加熱炉に入れて加熱して、前記皮膜形成樹脂が固化された無端帯状体を製造する工程と、
を少なくとも有することを特徴とする無端帯状体の製造方法。 - 前記遮蔽部材が円錐形状である
ことを特徴とする請求項1に記載の無端帯状体の製造方法。 - 前記遮蔽部材の外径が前記芯体の外径よりも大きい
ことを特徴とする請求項1に記載の無端帯状体の製造方法。 - 前記遮蔽部材の一部に、前記芯体の円筒形状の内表面側に風を導く通風口が形成された
ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の無端帯状体の製造方法。 - 前記遮蔽部材が円錐台又は円環形状である
ことを特徴とする請求項4に記載の無端帯状体の製造方法。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009162153A JP4412422B1 (ja) | 2009-07-08 | 2009-07-08 | 無端帯状体の製造方法 |
US12/694,698 US20110008544A1 (en) | 2009-07-08 | 2010-01-27 | Method of manufacturing endless belt member, endless belt member, and image forming apparatus |
CN201010120371.5A CN101950140B (zh) | 2009-07-08 | 2010-02-20 | 环带部件的制造方法、环带部件以及图像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009162153A JP4412422B1 (ja) | 2009-07-08 | 2009-07-08 | 無端帯状体の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP4412422B1 true JP4412422B1 (ja) | 2010-02-10 |
JP2011017871A JP2011017871A (ja) | 2011-01-27 |
Family
ID=41739268
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009162153A Expired - Fee Related JP4412422B1 (ja) | 2009-07-08 | 2009-07-08 | 無端帯状体の製造方法 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20110008544A1 (ja) |
JP (1) | JP4412422B1 (ja) |
CN (1) | CN101950140B (ja) |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4858653B1 (ja) * | 2011-03-25 | 2012-01-18 | 富士ゼロックス株式会社 | 管状体の製造方法 |
JP5110214B1 (ja) * | 2012-05-11 | 2012-12-26 | 富士ゼロックス株式会社 | 乾燥装置、無端ベルトの製造方法 |
JP5949454B2 (ja) * | 2012-10-31 | 2016-07-06 | 富士ゼロックス株式会社 | 送風管、送風装置及び画像形成装置 |
CN103934940B (zh) * | 2014-05-06 | 2017-02-22 | 刘彦君 | 一种应用于光固化快速成型的后处理装置及三维打印机 |
JP2016018041A (ja) * | 2014-07-07 | 2016-02-01 | 富士ゼロックス株式会社 | 画像形成装置 |
JP5817944B1 (ja) * | 2015-01-20 | 2015-11-18 | 富士ゼロックス株式会社 | 無端ベルトの製造方法 |
JP6780275B2 (ja) * | 2016-03-28 | 2020-11-04 | 富士ゼロックス株式会社 | 送風管、送風装置及び画像形成装置 |
CN106766884A (zh) * | 2016-11-16 | 2017-05-31 | 天津林立感应加热电炉制造有限公司 | 一种旋转蓄热式加热炉 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6139784A (en) * | 1991-09-21 | 2000-10-31 | Gunze Limited | Process for a seamless belt containing a polyimide resin for use in a copying machine |
JP4509358B2 (ja) * | 2000-11-14 | 2010-07-21 | 富士ゼロックス株式会社 | 中間転写体、及びその製造方法 |
JP2007216510A (ja) * | 2006-02-16 | 2007-08-30 | Fuji Xerox Co Ltd | 無端ベルト製造方法および無端ベルト製造装置 |
JP4989946B2 (ja) * | 2006-09-19 | 2012-08-01 | グンゼ株式会社 | 半導電性ポリイミド樹脂ベルト及びその製造方法 |
JP2008238597A (ja) * | 2007-03-27 | 2008-10-09 | Ricoh Co Ltd | ポリイミド樹脂シームレスベルトの製造方法、ポリイミド樹脂シームレスベルト及び画像形成装置 |
-
2009
- 2009-07-08 JP JP2009162153A patent/JP4412422B1/ja not_active Expired - Fee Related
-
2010
- 2010-01-27 US US12/694,698 patent/US20110008544A1/en not_active Abandoned
- 2010-02-20 CN CN201010120371.5A patent/CN101950140B/zh active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN101950140B (zh) | 2015-05-06 |
US20110008544A1 (en) | 2011-01-13 |
JP2011017871A (ja) | 2011-01-27 |
CN101950140A (zh) | 2011-01-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4412422B1 (ja) | 無端帯状体の製造方法 | |
JP5499798B2 (ja) | 環状体、カートリッジ、及び画像形成装置 | |
JP4743300B2 (ja) | 無端帯状体製造用の円筒芯体、無端帯状体の製造方法 | |
US10871733B2 (en) | Belt, intermediate transfer belt, and image forming apparatus | |
US20130189523A1 (en) | Polyimide resin film, tubular or substantially tubular member, tubular member unit, intermediate transfer member, image-forming apparatus, and method for forming image | |
JP2007011117A (ja) | 中間転写ベルト | |
JP5614060B2 (ja) | 管状体、転写ユニット及び画像形成装置 | |
JP2013195452A (ja) | 画像形成装置用複層ポリイミドフィルム、画像形成装置、及び画像形成装置用複層ポリイミドフィルムの製造方法 | |
JP2013186272A (ja) | 画像形成装置用無端ベルト、無端ベルトユニット及び画像形成装置 | |
JP5589680B2 (ja) | 管状体、管状体ユニット、中間転写体、及び画像形成装置 | |
JP4858653B1 (ja) | 管状体の製造方法 | |
JP7447452B2 (ja) | 無端ベルト、転写装置、及び画像形成装置 | |
JP2012113197A (ja) | 中間転写ベルトとその製造方法及び画像形成装置 | |
JP3777849B2 (ja) | 中間体転写体及び画像形成装置 | |
JP2005220320A (ja) | カーボンブラック、及びカーボンブラックの精製方法、並びにカーボンブラックを含有する半導電性部材 | |
JP2012242436A (ja) | 中間転写ベルト及び画像形成装置 | |
JP7098968B2 (ja) | 定着ベルト部材、定着装置、及び、画像形成装置 | |
JP2013195464A (ja) | 管状体、管状体ユニット、中間転写体、及び画像形成装置 | |
JP2006091539A (ja) | 転写部材及び該転写部材を用いた画像形成装置 | |
JP7298253B2 (ja) | 転写ベルト、転写装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 | |
JP4400118B2 (ja) | ポリイミド製無端ベルトの製造方法 | |
JP6950283B2 (ja) | ポリイミドシームレスベルトの製造方法 | |
JP5920142B2 (ja) | 二次転写装置用の二次転写ベルト、二次転写装置、転写装置、及び画像形成装置 | |
JP2003241482A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2024062919A (ja) | 中間転写ベルト、転写装置、及び画像形成装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20091109 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121127 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121127 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131127 Year of fee payment: 4 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |