JP4401492B2 - 簡易塗布具 - Google Patents
簡易塗布具 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4401492B2 JP4401492B2 JP24386899A JP24386899A JP4401492B2 JP 4401492 B2 JP4401492 B2 JP 4401492B2 JP 24386899 A JP24386899 A JP 24386899A JP 24386899 A JP24386899 A JP 24386899A JP 4401492 B2 JP4401492 B2 JP 4401492B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- container
- pen tip
- coating liquid
- holder
- injection hole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Images
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、簡易塗布具に関する。詳細には、容器内部に塗布液を補給することにより、繰り返し使用可能な簡易塗布具に関する。尚、本発明で「前」とはペン先側を指し、「後」とは容器側を指す。
【0002】
【従来の技術】
従来、塗布層の水で濡れた箇所のみが透明化して下層の着色層の色相が現出し、一定時間後に水分が蒸発または吸収されて発色が消色して塗布前の状態に戻る性質を有する繰り返し塗布可能な水像シート(いわゆる水筆紙)に適用される塗布具として、例えば、実開昭60−26895号公報には、容器の先端にペン先を設けると共に、容器の後端に水(本発明の塗布液)が注入可能な開口部を設けた水筆(本発明の塗布具)が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前記従来の塗布具は、容器の後端開口部から塗布液を注入する際、ペン先を下向きにし、前記容器の後端開口部からキャップを外して該後端開口部を開口した状態で注入されるため、容器内が大気圧となり重力によって塗布液がペン先より漏出しやすい。また、前記従来の塗布具は、温度変化等により容器内の圧力が上昇した際の容器内の圧力を調節する機能が不十分であるため、塗布液が、容器内からペン先に過剰供給され、外部に漏出するおそれがある。
【0004】
本発明は、前記従来の問題点を解決するものであって、塗布液を注入する際、あるいは注入後に温度変化等により容器内の圧力が上昇した際、ペン先等から塗布液が漏出するおそれがない簡易塗布具を提供しようとするものである。さらには、本発明は、塗布液をペン先へ円滑に供給できると同時に、塗布具全体をコンパクトにできる簡易塗布具を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明・簡易塗布具1は、ペン先2を保持するホルダー3と、内部に塗布液7を直接収容可能な容器6とからなり、前記容器6の先端に、容器6内部に塗布液7を注入するための注入孔61を開口させると共に、前記注入孔61に前記ホルダー3を着脱自在に構成し、前記ホルダー3を前記注入孔61に装着することによって前記容器6内を密封してなり、
前記ホルダー3が、ペン先2外面を保持する筒状のペン先保持部5を備え、前記ペン先保持部5を注入孔61から容器6内に挿入配置してなり、前記ペン先保持部5の内面に、複数本の軸方向のリブ51を設け、前記リブ51によりペン先2外面が圧入保持されるとともに、隣接する前記リブ51相互間のペン先2外面とペン先保持部5内面との間に、容器6内部と容器6外部とを連通させ且つ毛細管力により塗布液7を保持する、毛細管力を有する軸方向の隙間8を形成し、前記ペン先保持部5内面より突出するリブ51の径方向突出量を、後方に向かうに従い小さく設定し、前記隙間8の径方向の幅寸法Sを、後方に向かうに従い小さく設定し、前記隙間8は、温度変化等により容器6の内圧が増加した際、容器6内より溢出した塗布液7をその毛細管力により一時的に保持すると同時に、塗布液7を保持することにより外部からの空気流入を抑制し、塗布液7の消費に伴う容器6の内圧が減少した体積分だけ容器6内に空気流入を許容することを要件とする。
【0006】
(作用)
塗布液7を容器6内に注入する際には、ホルダー3を容器6の注入孔61から取り外し、前記注入孔61を上向き状態で開口させ、前記注入孔61から塗布液7を注入する。その後、前記注入孔61にペン先2を備えたホルダー3を装着することにより、前記注入孔61を塞ぎ、容器6内を密封する。それにより、塗布液7を容器6内に注入する前記過程において、塗布液7が外部に漏出するおそれがない。また、前記ペン先2を備えたホルダー3が容器6の蓋としての機能を兼ねるため、塗布具全体の部品点数が減少し、簡易な構造とすることができる。
【0007】
【0008】
(作用)
ペン先保持部5を容器6内に挿入配置してなることにより、ペン先保持部5を容器6外に取り付ける構成(本発明とは異なる構成)に比べて、容器6内の塗布液7収容部とペン先2との距離を短く設定できるので、ペン先2への塗布液7の供給が迅速且つ円滑になると同時に、塗布具全体をコンパクトに設定できる。
【0009】
【0010】
(作用)
前記隙間8は、温度変化等により容器6の内圧が増加した際、容器6内より溢出した塗布液7をその毛細管力により一時的に保持すると同時に、塗布液7を保持すること(液シール)により外部からの空気流入を抑制し、塗布液7の消費に伴う容器6の内圧が減少した体積分だけ容器6内に空気流入を許容する。
【0011】
即ち、前記隙間8によって、温度変化等により容器6の内圧が増加しても、ペン先2から塗布液7が漏出するおそれがなく、また、塗布液7の消費等によって容器6の内圧が減少しても、常に過不足のない空気流入が維持されているため、塗布液7のペン先2への供給過剰または供給不足がなく、安定した連続的塗布が可能となる。したがって、塗布液7の流出及び空気の流入を制御するための弁機構等の複雑な構造が不要となり、塗布具全体を簡易な構造にして、製造コストを低く抑えることができる。
【0012】
【0013】
(作用)
前記隙間8の径方向の幅寸法Sを、後方に向かうに従い小さく設定したことによって、前記隙間8の毛細管力が、後方に向かうに従い次第に強く設定される。それにより、容器6内の圧力が増加した際には、前記隙間8の後端部分から順に前方へ、容器6内からの溢出した塗布液7が一時的に保持されていく。一方、容器6内の圧力が減少した際には、前記隙間8に一時的に保持された塗布液7が、前記隙間8の先端部分の塗布液7から順に、容器6内に途切れることなくスムーズに戻される。
【0014】
さらに、前記隙間8の後部は、前記隙間8の前部よりも毛細管力が強く設定されるため、そこに、常に塗布液7が保持され、容器6内への空気流入を調節する液シール部が形成される。
【0015】
即ち、前記隙間8の径方向の幅寸法Sを、後方に向かうに従い小さく設定したことにより、容器6内の圧力調節機能(即ち、容器6内への空気流入調節機能、及び塗布液7の一時的保持機能)が有効に発揮されるため、より一層、前記隙間8の作用が確実となる。
【0016】
前記簡易塗布具1において、塗布液7が水であることが好ましい。それにより、長期間、塗布具を使用しないとき、注入孔61からホルダー3を外して、該注入孔61より容器6外部へ水7を容易に排出できるので、容器6内に水7を収容した状態で放置させることによる水7の漏出事故が未然に防止される。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図面に従って説明する。
【0018】
〔第1実施例〕
図1〜図5に本発明の第1実施例を示す。
【0019】
本実施例の簡易塗布具1は、ペン先2と、該ペン先2が固着されたホルダー3と、該ホルダー3が着脱自在の容器6とからなる。
【0020】
・ペン先
ペン先2は、繊維束の棒状の樹脂加工体(例えばポリエステル繊維またはポリアミド繊維の樹脂加工体)である。また、前記ペン先2は、塗布先端部として丸み形状を有する先端部と、縮径された後端部を備える。
【0021】
・容器
前記容器6は、先端に注入孔61が開口され且つ後端が閉塞された有底筒体であり、合成樹脂(例えばポリプロピレン樹脂)のブロー成形により得られる。前記容器6の先端には縮径部62が形成されると共に、前記縮径部62とその後方の容器6外面部との境目には肩部63が形成される。前記容器6内には、塗布液7(ここでは水)が直接(即ち多孔質材料等に塗布液7を含浸させず)収容されている。
【0022】
・ホルダー
前記ホルダー3は、小径部41と大径部42とからなる外筒4と、前記外筒4内面(即ち小径部41後端)と一体に連設される内筒5とからなる二重筒体であり、合成樹脂(例えばABS樹脂)の射出成形により得られる。前記内筒5は、その後端に底部を備えた有底筒体であり、その先端が前記外筒4内面(即ち小径部41)と一体に連設されると共に、その後部が前記外筒4の後端より後方へ突出される。
【0023】
前記ホルダー3を前記容器6の注入孔61に装着すると、前記外筒4が、前記容器6の縮径部62外面を覆い、且つ、前記外筒4の後端が前記容器6の肩部63と当接する。それと同時に、前記内筒5が前記注入孔61より容器6内部に挿入され、前記内筒5の外面が前記容器6の注入孔61の内面に密嵌される。それにより、塗布液7の外部への漏出が防止される。また、塗布液7を容器6内に補給(注入)する際、または塗布液7を容器6内から排出する際、前記ホルダー3を容器6から取り外すことにより、前記内筒5外面と注入孔61内面との密嵌状態が解除される。
【0024】
・隙間
図2及び図3に示すように、前記ホルダー3の外筒4の小径部41の内面及び内筒5の内面(即ちホルダー3のペン先保持部内面)には、軸方向のリブ51が、複数本(ここでは6本)、等間隔に配設されている。前記リブ51によってペン先2外面が圧入保持され、それにより、ペン先2の径方向のぐらつきが抑えられ、安定した塗布が可能となる。さらに、前記リブ51によってペン先2外面が圧入保持されることにより、隣接する前記リブ51相互間のペン先2外面と内筒5内面との間に、毛細管力を有する軸方向の隙間8が形成される。
【0025】
前記内筒5内面より突出するリブ51の径方向突出量は、後方に向かうに従い小さく設定されている。それにより、前記隙間8の径方向の幅寸法Sは、後方に向かうに従い次第に小さく設定され、その結果、前記隙間8の毛細管力が、後方に向かうに従い次第に強く設定される。尚、前記隙間8の径方向の幅寸法Sは、具体的には、図2において、0.4mmに設定され、図3において、0.15mmに設定されている。
【0026】
また、前記内筒5は縮径された後端部を有し、前記後端部内には、ペン先2の後端部が収容されると共に、ペン先2の後端面が内筒5の底面に当接されている。また、図4に示すように、前記後端部の側壁には連通孔52が開口され、該連通孔52を介して容器6内と内筒5内(即ちペン先2の後端部及び隙間8)とが連通される。
【0027】
〔第2実施例〕
図6〜図12に本発明の第2実施例を示す。
【0028】
本実施例の簡易塗布具1は、第1実施例同様、ペン先2と、該ペン先2が固着されたホルダー3と、該ホルダー3が着脱自在の容器6とからなる。
【0029】
・ペン先
ペン先2は、繊維束の棒状の樹脂加工体(例えばポリエステル繊維及びポリアミド繊維の樹脂加工体)である。前記ペン先2は、塗布先端部として先細形状の先端部を有すると共に、前記先端部とその後方のペン先2外面部との間に肩部が形成される。
【0030】
・容器
前記容器6は、先端に注入孔61が開口され且つ後端が閉塞された有底筒体であり、合成樹脂(例えばポリエチレンテレフタレート樹脂)のブロー成形により得られる。前記容器6の先端には縮径部62が形成されると共に、該縮径部62とその後方の容器6外面部との境目には肩部63が形成される。また、前記容器6の縮径部62の外面には、雄ねじ部62aが設けられている。前記容器6内には、第1実施例同様、塗布液7(ここでは水)が直接収容されている。
【0031】
・ホルダー
前記ホルダー3は、前方の小径部41と後方の大径部42からなる外筒4と、該外筒4内面(即ち小径部41内面)に先端外面が、圧入または接着等により固着される内筒5とからなる二重筒体であり、前記外筒4及び内筒5共に合成樹脂(例えばABS樹脂等)の射出成形により得られる。前記外筒4の大径部42内面には、前記容器6の先端外周面の雄ねじ部62aと螺合する雌ねじ部42aが形成されるとともに、前記外筒4の大径部42内面の前記雌ねじ部42a前方には環状段部42bが形成される。前記内筒5は、その後端に底部を備えた有底筒体であり、後部が外筒4後端より後方に突出されている。
【0032】
前記ホルダー3を前記容器6の注入孔61に装着すると、前記外筒4の内面(雌ねじ部42a)が、前記容器6の縮径部62外面(雄ねじ部62a)に螺着され、且つ、前記外筒4の後端が前記容器6の肩部63と当接される。それと同時に、前記内筒5が前記注入孔61より容器6内部に遊挿されるとともに、前記外筒4の内面の環状段部42bと注入孔61の開口端部とが密接され、それにより、塗布液7の外部への漏出が防止される。また、塗布液7を容器6内に補給(注入)する際、または塗布液7を容器6内から排出する際、前記ホルダー3を容器6から取り外すことにより、前記内筒5の環状段部42bと注入孔61の開口端部との密接状態が解除される。
【0033】
・隙間
図9及び図10に示すように、前記ホルダー3の内筒5の内面(即ちペン先保持部内面)には、軸方向のリブ51が、複数本(ここでは6本)、等間隔に配設されている。前記リブ51によってペン先2外面が圧入保持され、それにより、ペン先2の径方向のぐらつきが抑えられ、安定した塗布が可能となる。さらに、前記リブ51によってペン先2外面が圧入保持されることにより、隣接する前記リブ51相互間のペン先2外面と内筒5内面との間に、毛細管力を有する軸方向の隙間8が形成される。
【0034】
前記内筒5内面より突出するリブ51の径方向突出量は、後方に向かうに従い小さく設定されている。それにより、前記隙間8の径方向の幅寸法Sは、後方に向かうに従い次第に小さく設定され、その結果、前記隙間8の毛細管力が、後方に向かうに従い次第に強く設定される。尚、前記隙間8の径方向の幅寸法Sは、具体的には、図9において、0.3mmに設定され、図10において、0.15mmに設定されている。
【0035】
また、前記内筒5は縮径された後端部を有し、前記後端部の側壁には複数(ここでは3個)の連通孔52が開口され、該連通孔52を介して容器6内と内筒5内(即ちペン先2の後端部及び隙間8)とが連通される。前記内筒5の後端部より僅かに前方の内面には、該内筒5の後端部側壁と連設するストッパ用リブ53が設けられ、前記ストッパ用リブ53とペン先2後端部とが当接している。
【0036】
また、ホルダー3の小径部41の先端には先端孔41aが設けられ、そこから外部へペン先2の先端部が突出されている。また、前記先端孔41a内面とペン先2の先端部外面との間には空気孔が形成されている。
【0037】
また、前記ペン先2の先端部の後方の外面は、その外径が、前記先端孔41aの内径より僅かに大きく設定されており、ペン先2のホルダー3からの脱落が防止される。さらに、前記ペン先2の先端部の後方の外面は、小径部41内面の複数本(ここでは6本)の保持リブ43により保持され、それにより、小径部41内面との間に空気通路が形成される。
【0038】
〔その他〕
【0039】
・塗布液
尚、前記第1実施例、及び第2実施例において、前記容器6内には、塗布液7として水が収容され、水像シートに筆記可能な簡易塗布具1として適用される。この他にも、塗布液7として、インキ、化粧液、または薬液等を採用することもできる。
【0040】
・ペン先
尚、本発明のペン先2としては、繊維束の樹脂加工体以外にも、例えば、合成樹脂等よりなる多孔質体、繊維束の熱融着多孔体、フェルト加工体、毛筆ペン体、ボールペンチップ、押出成形よりなるプラスチックペン体、パイプ状ペン体、先端にスリットを有する板状ペン体等を挙げることができる。
【0041】
【発明の効果】
本発明は、塗布液を注入する際や、注入後に温度変化等により容器6内の圧力が上昇した際に、ペン先等から塗布液が外部に漏出するおそれがない。
【0042】
本発明は、ペン先への塗布液の供給がスムーズになると同時に、塗布具全体をコンパクトにできる。
【0043】
本発明は、温度変化等により容器の内圧が増加しても、ペン先から塗布液が漏出するおそれがなく、また、塗布液の消費等によって容器の内圧が減少しても、常に過不足のない空気流入が維持されているため、ペン先への供給過剰または供給不足がなく、安定した連続的塗布が可能となる。
【0044】
本発明は、前記毛細隙間の毛細管力を後方に向かうに従い強く設定したことにより、空気流入調節機能、及び塗布液の一時的保持機能が有効に機能するため、より一層、隙間の作用が確実となる。
【0045】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す縦断面図である。
【図2】図1のA−A線拡大断面図である。
【図3】図1のB−B線拡大断面図である。
【図4】図1のC−C線拡大断面図である。
【図5】図1の簡易塗布具においてホルダーを容器から外した状態の縦断面図である。
【図6】本発明の第2実施例を示す縦断面図である。
【図7】図6のD−D線拡大断面図である。
【図8】図6のE−E線拡大断面図である。
【図9】図6のF−F線拡大断面図である。
【図10】図6のG−G線拡大断面図である。
【図11】図6のH−H線拡大断面図である。
【図12】図6の簡易塗布具においてホルダーを容器から外した状態の縦断面図である。
【符号の説明】
1 簡易塗布具
2 ペン先
3 ホルダー
4 外筒
41 小径部
41a 先端孔
42 大径部
42a 雌ねじ部
42b 環状段部
43 保持リブ
5 内筒(ペン先保持部)
51 リブ
52 連通孔
53 ストッパ用リブ
6 容器
61 注入孔
62 縮径部
62a 雄ねじ部
63 肩部
7 塗布液
8 隙間
S 隙間の径方向の幅寸法
Claims (2)
- ペン先を保持するホルダーと、内部に塗布液を直接収容可能な容器とからなり、前記容器の先端に、容器内部に塗布液を注入するための注入孔を開口させると共に、前記注入孔に前記ホルダーを着脱自在に構成し、前記ホルダーを前記注入孔に装着することによって前記容器内を密封してなり、
前記ホルダーが、ペン先外面を保持する筒状のペン先保持部を備え、前記ペン先保持部を注入孔から容器内に挿入配置してなり、
前記ペン先保持部の内面に、複数本の軸方向のリブを設け、前記リブによりペン先外面が圧入保持されるとともに、隣接する前記リブ相互間のペン先外面とペン先保持部内面との間に、容器内部と容器外部とを連通させ且つ毛細管力により塗布液を保持する、毛細管力を有する軸方向の隙間を形成し、
前記ペン先保持部内面より突出するリブの径方向突出量を、後方に向かうに従い小さく設定し、前記隙間の径方向の幅寸法を、後方に向かうに従い小さく設定し、
前記隙間は、温度変化等により容器の内圧が増加した際、容器内より溢出した塗布液をその毛細管力により一時的に保持すると同時に、塗布液を保持することにより外部からの空気流入を抑制し、塗布液の消費に伴う容器の内圧が減少した体積分だけ容器内に空気流入を許容することを特徴とする簡易塗布具。 - 前記ホルダーが、前方の小径部と後方の大径部からなる外筒と、該外筒の小径部内面に先端外面が固着される内筒とからなり、前記外筒の大径部内面に、前記容器の先端外周面の雄ねじ部と螺合する雌ねじ部を形成し、前記内筒が前記ペン先保持部を構成し、前記内筒の内面に前記軸方向のリブを設け、前記内筒を前記注入孔より前記容器内部に遊挿し、前記外筒内面の環状段部と前記注入孔の開口端部とを密接させた請求項1記載の簡易塗布具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24386899A JP4401492B2 (ja) | 1999-08-30 | 1999-08-30 | 簡易塗布具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24386899A JP4401492B2 (ja) | 1999-08-30 | 1999-08-30 | 簡易塗布具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001063280A JP2001063280A (ja) | 2001-03-13 |
JP4401492B2 true JP4401492B2 (ja) | 2010-01-20 |
Family
ID=17110183
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24386899A Expired - Lifetime JP4401492B2 (ja) | 1999-08-30 | 1999-08-30 | 簡易塗布具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4401492B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7056908B2 (ja) * | 2017-08-02 | 2022-04-19 | 株式会社サクラクレパス | 塗布具 |
JP7219578B2 (ja) * | 2018-10-10 | 2023-02-08 | 三菱鉛筆株式会社 | 筆記具 |
-
1999
- 1999-08-30 JP JP24386899A patent/JP4401492B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2001063280A (ja) | 2001-03-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP1634724B1 (en) | Ink occluding element in a writing implement | |
JP4658259B2 (ja) | 直液式筆記具 | |
JP4537864B2 (ja) | 直液式筆記具 | |
JP2008183896A (ja) | 直液式筆記具 | |
JP4401492B2 (ja) | 簡易塗布具 | |
JP4585777B2 (ja) | 筆記具 | |
JP2002255255A (ja) | 簡易塗布具 | |
JP2008023755A (ja) | 直液式筆記具 | |
JP2002254017A (ja) | 簡易塗布具 | |
JP2594306Y2 (ja) | 直液式筆記具 | |
JP4511381B2 (ja) | 直液式筆記具 | |
JP3917259B2 (ja) | 直液式筆記具 | |
US20040247369A1 (en) | Writing implement | |
JP2004098462A (ja) | 直液式筆記具 | |
JPH11115366A (ja) | 筆記具 | |
JP4614561B2 (ja) | 筆記具 | |
JP4037957B2 (ja) | 塗布具のペン先保持構造 | |
JP2595418Y2 (ja) | マーキングペン用インキ補充容器 | |
JP4137293B2 (ja) | 直液式筆記具 | |
CN212678575U (zh) | 一种直液式液体眼线化妆笔 | |
JP2002127672A (ja) | 筆記具 | |
JP4798893B2 (ja) | 筆記具 | |
JPH10109491A (ja) | 塗布具の筆穂取付構造 | |
JP3064291U (ja) | マーキングペン用インキの補充セット | |
JP4132608B2 (ja) | 水変色体用筆記具 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060509 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080603 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080617 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080812 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090120 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20091027 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20091028 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4401492 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121106 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121106 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151106 Year of fee payment: 6 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |