JP4137293B2 - 直液式筆記具 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、直液式筆記具に関する。詳細には、有底筒体よりなる軸筒の前部に、ペン先を備えたインキ保溜部材を装着し、前記インキ保溜部材の後方の軸筒内にインキタンクを形成した直液式筆記具に関する。尚、本発明で、「前」とは軸筒開口側(ペン先側)を指し、「後」とは軸筒底部側(インキタンク側)を指す。
【0002】
【従来の技術】
一般に、直液式筆記具は、インキタンク内に直にインキを収容する構造であり、繊維等よりなるインキ吸蔵体にインキを含浸させるタイプ(いわゆる中綿式筆記具)に比べ、インキ充填量が多いため、筆記距離が長く、且つ、インキの流出が円滑である。
【0003】
しかし、前記直液式筆記具は、いくらインキ充填量が多くても、適用するペン先には、摩耗等による寿命がある。前記ペン先寿命によって、インキタンク内にインキを残留しているにもかかわらず筆記不能となることがある。その場合、ユーザーに不良品と勘違いさせ、インキをインキタンク内に残留させたまま筆記具を廃棄することになり、ユーザーを満足させない。また、メーカーにとっても、消費されず無駄となる過剰な量のインキを充填することにより、製造コストを増加させることになる。
【0004】
したがって、前記直液式筆記具は、ユーザーには使い切り感を与えるとともに、メーカーにとってはインキ充填量を必要最小限に抑え、製造コストを減少させるために、ペン先寿命に見合ったインキ充填量を設定し、インキの完全消費により筆記具寿命が終了するよう設定することが好ましい。
【0005】
特に、合成樹脂の押出成形体よりなるプラスチックペン先や、微小ボールを備えたボールペンペン先(例えばボール外径が0.3mm、0.4mm等)は、筆記使用時の摩耗により筆記不能となることが多く、ペン先寿命が一般に短い。そのため、前記ペン先寿命の短いペン先を用いる場合、インキの完全消費により筆記具寿命を終了させるよう、インキ充填量は、他の寿命の長いペン先に比べ少量に設定することが有効である。
【0006】
そこで、もし、前記ペン先寿命の短いペン先を、ペン先寿命の長い他のペン先用の軸筒に適用したとすると、前記インキ充填量がインキタンク容積に比べ極端に小さくなり(即ち、大きなインキタンク容積に対して小さなインキ充填量)となる。それにより、インキタンク内のインキ以外の残余空間(即ち空気量)が多くなり、その多い空気量によりタンク内の温度変化による圧力変動が激化するため、インキタンク内からの溢出インキが、インキ保溜部材では十分に保持しきれず、ペン先より漏出するおそれがある。
【0007】
一方、ペン先寿命の短いペン先のために、インキ充填量が小さく(即ちインキタンク容積が小さく)設定された軸筒を適用すると、軸筒全体が短寸法となり、ユーザーが筆記時に把持しづらいものとなりがちである。その上、軸筒をペン先の種類に応じてインキ充填量を設定し、インキタンク容積の異なる軸筒を用意すると、軸筒の種類が増加し、製造工程が煩雑となり、好ましくない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、前記従来の問題点を解決するものであって、ペン先寿命に応じた異なるインキタンク容積を同一の軸筒で容易に得ることができ、特に、ペン先寿命の短いペン先に最適な直液式筆記具を提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
〔1〕本発明は、有底筒体よりなる軸筒3の前部に、ペン先2を備えたインキ保溜部材5を装着し、前記インキ保溜部材5の後方の軸筒3内にインキタンク4を形成し、前記インキ保溜部材5が前記インキタンク4内の圧力変化に応じた溢出インキを一時的に保持してなる直液式筆記具1であって、前記インキタンク4内に、該インキタンク4の容積を減少させる容積調節部材7を収容し、前記容積調節部材7を前記インキタンク4内の底部に固着したこと(請求項1)を要件とする。
【0010】
前記請求項1の直液式筆記具1にあっては、軸筒3内のインキ保溜部材5後方に形成したインキタンク4内に容積調節部材7を収容することにより、前記容積調節部材7の体積分だけ前記インキタンク4の容積が減少する。即ち、インキタンク4の容積を、容積調節部材7の体積により調節できる。それにより、1種類の軸筒3に対して、ペン先寿命に応じた異なるインキタンク4の容積を自由に設定できる。
【0011】
その結果、ペン先寿命の短いペン先2を、ペン先寿命の長い他のペン先用の軸筒3に適用したとしても、インキタンク4内のインキ9以外の残余空間(即ち空気量)を小さく抑えることができ、インキタンク4内の圧力変動が抑えられ、ペン先2からのインキ漏出事故が回避される。また、ペン先寿命の短いペン先2に応じてインキタンク4容積を小さく設定したとしても、ユーザーが把持しにくい極端に短寸法の軸筒3にすることがない。さらに、ペン先2の種類に応じてインキタンク4の容積の異なる軸筒3を用意する必要がなく、軸筒3を共通にでき、製造工程が簡素化する。
【0012】
【0013】
請求項1の直液式筆記具1は、容積調節部材7を、インキタンク4内の底部(即ち軸筒3内の底部)に固着したことによって、ペン先下向き状態で、容積調節部材7の後方にインキが残留(又は停留)することを出来るかぎり抑止でき、また、空気が容積調節部材7の後方に密封されないため、温度上昇によって空気が膨張し、容積調節部材7が前方に移動するおそれがない。
【0014】
仮に、容積調節部材7をインキタンク4内の前後方向の中間部に固着し、該容積調節部材7の前後でインキ流通可能にした構造の場合、ペン先下向き時、前記容積調節部材7の後方のインキタンク4底部側にインキを残留(又は停留)させ、インキをペン先へ迅速に供給できず、筆跡途切れを生じさせる。また、仮に、インキタンク4内面の前後方向の中間部に容積調節部材7を環状に密着し、該容積調節部材7の後方にインキを存在させない構造の場合、前記容積調節部材7の後方に空気が密封されるため、その空気が温度上昇によって膨張し、それにより、容積調節部材7が前方に移動されるおそれがある。
【0015】
また、請求項1の直液式筆記具1は、容積調節部材7をインキタンク4内に固着したことにより、ペン先2下向き状態での、インキタンク4からインキ保溜部材5及びペン先2へのインキ流通性が円滑なものとなる。仮に、容積調節部材7をインキタンク4内に固着しない可動体(例えば、攪拌部材等)とした場合、前記容積調節部材7がインキ保溜部材5のインキ誘導溝52や貫通孔6を塞ぐことがあるため、インキタンク4からインキ保溜部材5及びペン先2へのインキ流通性が不安定なものとなる。
【0016】
〔2〕前記請求項1の直液式筆記具1において、前記インキタンク4内面に複数本の軸方向の縦リブ41を設け、一方、前記容積調節部材7の外面に複数本の軸方向の縦溝71を設け、前記縦リブ41を前記縦溝71内に挿入させ、前記インキタンク4の縦リブ41間に形成される凹状内面42と前記容積調節部材7の縦溝71間に形成される凸状外面72とを密接させたこと(請求項2)が好ましい。
【0017】
前記請求項2の直液式筆記具1は、縦リブ41を縦溝71内に挿入させ、インキタンク4の隣り合う縦リブ41間の凹状内面42と、容積調節部材7の隣り合う縦溝71間の凸状外面72(即ち、縦リブ41を除くインキタンク4の内周面42と、縦溝71を除く容積調節部材7の外周面72)とを密接させた構成により、容積調節部材7外面と軸筒3内面との間で形成される毛細間隙が減少し、デッドインキの発生が出来るかぎり抑止される。もし、前記縦リブ41を備えた軸筒3内に、縦溝71を有さない容積調節部材7を固着した場合、縦リブ41間のインキタンク4の凹状内面42と、容積調節部材7の外面との間に、毛細間隙が生じやすく、そこにインキが保持され、それがデッドインキとなるおそれがある。
【0018】
尚、前記複数の縦リブ41は、インキ誘導用であり、ペン先2を上向き状態から下向き状態にさせたとき、インキタンク4内の底部でのインキの停留を防ぎ、インキタンク4内の底部のインキを迅速にインキ保溜部材5側へ導くものである。
【0019】
〔3〕前記請求項2の直液式筆記具1において、前記容積調節部材7の縦溝71の後端部に、前記容積調節部材7を前記インキタンク4内に挿入する際に、前記インキタンク4の縦リブ41を前記容積調節部材7の縦溝71内にガイドする案内面73を設けたこと(請求項3)が好ましい。
【0020】
前記請求項3の直液式筆記具1は、縦溝71を有する容積調節部材7を、縦リブ41を有する軸筒3内に挿入する際、縦リブ41と縦溝71との周方向の位置が不一致な状態にあっても、前記容積調節部材7の縦リブ41が、前記ガイド面と摺動して、滑らかに縦リブ41内に案内され、挿入される。それにより、周方向の位置合わせ作業が容易となり、挿入組立性が向上する。
【0021】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について図面に従って説明する。
【0022】
〔第1実施例〕
図1〜図3に本発明の第1実施例を示す。
【0023】
・概要
本実施例の直液式筆記具1は、主に、ペン先2と、該ペン先2を保持するペン先ホルダー8と、該ペン先ホルダー8が前部に取り付けられると共にインキ誘導部材64が後部に取り付けられたインキ保溜部材5と、該インキ保溜部材5が前部に挿着され且つ該インキ保溜部材5の後方にインキタンク4が形成される軸筒3と、該軸筒3内の底部に固着される容積調節部材7とからなる。
【0024】
・ペン先
前記ペン先2は、合成樹脂(例えばポリアセタール樹脂等)の押出成形体であり、内部に軸方向に延びるインキ導出孔が貫通された、いわゆるプラスチックペン先である。前記ペン先2の後端は、インキ誘導部材64の前端に突き刺さり易いよう、尖った形状を有している。
【0025】
・ペン先ホルダー
前記ペン先ホルダー8には、前記ペン先2が貫装され、前記ペン先2前端が筆記部として前端より突出すると共に、前記ペン先2の後端が、ペン先ホルダー8の後端より後方に突出されている。
【0026】
・インキ保溜部材
前記インキ保溜部材5は、外周面にインキを一時的に保持するインキ保溜部51を備え、且つ、軸心に貫通孔6を有してなる。詳細には、前記インキ保溜部材5は、円筒状基部の外面に複数の円板状の櫛歯を備え、且つ、該円筒状基部の内部に貫通孔6を備えた、合成樹脂(例えばABS樹脂)の射出成形体である。前記複数の櫛歯間には、インキを一時的に保持する溝状のインキ保溜部51が設けられると共に、前記複数の櫛歯外面には、軸方向に延びるスリット状のインキ誘導溝52及び空気交替凹溝53が設けられている。尚、この他にも、前記インキ保溜部材5は、そのインキ保溜部51が、らせん状溝、迷路状溝、あるいは多孔質体よりなるもの等が挙げられる。
【0027】
・貫通孔
前記貫通孔6は、前部に大径部61を備え、且つ、後部に小径部62を備える。前記大径部61の前端内面には、ペン先ホルダー8の後部が圧入固着されると共に、前記小径部62の後端内面には、環状突出部63が設けられ、そこに繊維束よりなるインキ誘導部材64(例えば、合成樹脂繊維のストレートな棒状の樹脂加工体)が圧入固着される。また、前記インキ誘導部材64の前端は、前記ペン先ホルダー8の後端から突出したペン先2の後端が、突き刺し接続される。
【0028】
また、前記貫通孔6の後端からインキタンク4側へは、前記インキ誘導部材64の後端が突出している。それにより、ペン先上向き状態でインキタンク4内のインキ9の液面とインキ誘導部材64の後端とを接触させ、ユーザー購入までの陳列保管状態の際、ペン先2からインキがドロップバックして筆記不能となることを防ぐ。また、前記貫通孔6の前端からは、ペン先ホルダー8及びペン先2の前端が突出している。
【0029】
・軸筒
軸筒3は、前端が開口され且つ後端が閉塞された、底壁と周壁とからなる円筒状の有底筒体であり、合成樹脂(例えば、ポリプロピレン等)の射出成形により得られる。
【0030】
前記軸筒3の前部内面には、インキ保溜部材5が挿着される挿着部31(縮径段部)が形成される。また、前記挿着部31の後方の軸筒3の内面には、挿着部31近傍から底部まで軸方向に延びる複数本(ここでは6本)の縦リブ41が等間隔に一体に配設されている。
【0031】
・容積調節部材
前記容積調節部材7は、合成樹脂(例えば、ポリプロピレン等)の略円柱状中実の射出成形体である。前記容積調節部材7の外面には、複数本(ここでは6本)の軸方向に延びる縦溝71が等間隔に貫設されている。また、前記縦溝71の各々の後端部の両側壁には、後方に向かうに従い拡開する傾斜面状の案内面73が設けられる。(図3参照)
【0032】
前記案内面73によって、前記容積調節部材7を前記インキタンク4内(軸筒3内)に挿入する際に、前記容積調節部材7の縦リブ41の各々の前端部が、前記案内面73に当接摺動し、縦溝71内に円滑に挿入される。
【0033】
さらに、前記案内面73の各々は、隣接する縦溝71間で、尖形状を有するよう接続されている。それにより、前記容積調節部材7を前記インキタンク4内に挿入する際に、案内面73によって縦リブ41が縦溝71内に必ず挿入されるので、縦溝71と縦リブ41の周方向の位置合わせ作業が不要となる。
【0034】
前記容積調節部材7は、軸筒3の前端開口部より挿入され、前記案内面73により、縦溝71内に縦リブ41を円滑に挿入させながら、後方に押し込まれ、最終的にインキタンク4(軸筒3)の底部に圧入固着される。そのとき、前記容積調節部材7は、その前端が軸筒3の底壁に当接されると共に、その外面(具体的には縦溝71間の凸状外面72)が軸筒3の凹状内面42に圧入固着される。また、図2に示すように、前記軸筒3内面と前記容積調節部の外面とは、殆どの部分が密着し、その間に殆ど毛細間隙を形成していないため、デッドインキの発生が出来るかぎり回避される。
【0035】
・インキタンク
軸筒3内のインキ保溜部材5の後方(挿着部31の後方)には、軸筒3の底壁と周壁よりなるインキタンク4が形成される。具体的には、前記インキタンク4の容積は、そこに容積調節部材7を収容させる以前は、2.0cm3(立方センチメ−トル)に設定され、また、前記容積調節部材7の容積は、0.4cm3に設定されている。そして、前記容積調節部材7を前記インタンク内に収容すると、前記インキタンク4内の容積は、1.6cm3となり、そこに充填されるインキ9は、充填量1.5cm3に設定される。
【0036】
〔第2実施例〕
図4に本発明の第2実施例を示す。
【0037】
・概要
本実施例の直液式筆記具1は、主に、ペン先2と、該ペン先2を保持し且つインキ中継部材81及びインキ誘導芯22を備えたペン先ホルダー8と、該ペン先ホルダー8が前部に取り付けられると共にインキ誘導部材64が軸心に取り付けられたインキ保溜部材5と、該インキ保溜部材5が前部に挿着され且つ該インキ保溜部材5の後方にインキタンク4が形成される軸筒3と、該軸筒3内の底部に固着される容積調節部材7とからなる。
【0038】
・ペン先
前記ペン先2は、金属製細管の前端にボール21を回転可能に抱持したボールペンペン先である。詳細には、前記ペン先2は、ステンレス鋼製細管の前端部に、内方への押圧変形による先端縁部と、内方への押圧変形によるボール受け座(複数の内方突起)を形成し、前記先端縁部と前記ボール受け座とにより、微小ボール21(例えば、外径0.3mm又は0.4mm)を回転可能に抱持した構成である。
【0039】
・ペン先ホルダー
前記ペン先ホルダー8の前部には前記ペン先2が固着される。前記ペン先2の細管内には、棒状のインキ誘導芯22が配設され、さらに、前記インキ誘導芯22の後方のペン先ホルダー8内には、繊維束よりなるインキ中継部材81が挿着される。そして、前記インキ誘導芯22の後端と前記インキ中継部材81の前端とが突き刺し接続される。また、前記ペン先ホルダー8の前部には、ペン先2の外周面を支持して該ペン先2のぐらつきを抑える支持部材82が固着されている。
【0040】
・インキ保溜部材
前記インキ保溜部材5の軸心には、貫通孔6が設けられる。前記貫通孔6は、前部に大径部61を備え、且つ、後部に小径部62を備える。前記大径部61の内面には、ペン先ホルダー8の後部が圧入固着されると共に、前記小径部62の内面には、合成樹脂の押出成形体よりなるインキ誘導部材64が圧入固着される。前記インキ誘導部材64の前端は、貫通孔6の大径部61内に突出し、前記ペン先ホルダー8内のインキ中継部材81の後端に突き刺し接続される。また、第1実施例同様、前記インキ誘導部材64の後端は、インキ保溜部材5後端より突出し、ペン先上向き状態のとき、インキ9の液面に接触している。尚、前記インキ保溜部材5の他の構成(例えば、インキ保溜部51)は、第1実施例と同様である。
【0041】
・インキタンク
軸筒3内のインキ保溜部材5の後方には、軸筒3の底壁と周壁よりなるインキタンク4が形成される。本実施例では、軸筒3は、前記第1実施例と同一のものを適用しているので、前記インキタンク4の容積は、そこに容積調節部材7を収容させる以前は、第1実施例同様、2.0cm3に設定されている。また、前記容積調節部材7の容積は、0.8cm3に設定されている。そして、前記容積調節部材7を前記インキタンク4内に収容すると、前記インキタンク4内の容積は、1.2cm3となり、そこに充填されるインキ9は、充填量1.1cm3に設定される。
【0042】
尚、前記第2実施例の他の構成(例えば、軸筒3、容積調節部材7等)は、第1実施例(図2、図3参照)と同様であるので説明は省略する。
【0043】
・容積調節部材
尚、本発明の容積調節部材7は、体積変動の殆どない一定の形を有する固形物が好ましい。前記容積調節部材7は、中実体、中空体は問わず、また、その材質も、合成樹脂、金属、セラミック、ゴム等、いずれでもよい。また、前記容積調節部材7は、多孔質体でもよいが、デッドインキの発生を出来る限り抑えるには、非多孔質体が好ましい。
【0044】
【発明の効果】
請求項1により、ペン先寿命に応じた異なるインキタンク容積を同一の軸筒で容易に得ることができる。
【0045】
請求項1により、容積調節部材を、インキタンク内の底部に固着したことによって、ペン先を下向き状態で、容積調節部材の後方にインキが残留することを出来るかぎり抑止でき、また、空気が容積調節部材の後方に密封されないため、温度上昇によって空気が膨張し、容積調節部材が前方に移動するおそれがない。
【0046】
請求項2により、容積調節部材外面とインキタンク内面との間で形成される毛細間隙が減少し、デッドインキの発生が出来るかぎり抑止される。
【0047】
請求項3により、容積調節部材の縦溝とのインキタンクの縦リブとの周方向の位置合わせ作業が容易となり、挿入組立性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す縦断面図である
【図2】図1及び図4のA−A線断面図である。
【図3】容積調節部材を軸筒内への挿入過程を説明する図である。
【図4】本発明の第2実施例を示す縦断面図である
【符号の説明】
1 直液式筆記具
2 ペン先
21 ボール
22 インキ誘導芯
3 軸筒
31 挿着部
4 インキタンク
41 縦リブ
42 凹状内面
5 インキ保溜部材
51 インキ保溜部
52 インキ誘導溝
53 空気交替凹溝
6 貫通孔
61 大径部
62 小径部
63 環状突出部
64 インキ誘導部材
7 容積調節部材
71 縦溝
72 凸状外面
73 案内面
8 ペン先ホルダー
81 インキ中継部材
82 支持部材
9 インキ
Claims (3)
- 有底筒体よりなる軸筒の前部に、ペン先を備えたインキ保溜部材を装着し、前記インキ保溜部材の後方の軸筒内にインキタンクを形成し、前記インキ保溜部材が前記インキタンク内の圧力変化に応じた溢出インキを一時的に保持してなる直液式筆記具であって、前記インキタンク内に、該インキタンクの容積を減少させる容積調節部材を収容し、前記容積調節部材を前記インキタンク内の底部に固着したことを特徴とする直液式筆記具。
- 前記インキタンク内面に複数本の軸方向の縦リブを設け、一方、前記容積調節部材の外面に複数本の軸方向の縦溝を設け、前記縦リブを前記縦溝内に挿入させ、前記インキタンクの縦リブ間に形成される凹状内面と前記容積調節部材の縦溝間に形成される凸状外面とを密接させた請求項1記載の直液式筆記具。
- 前記容積調節部材の縦溝の後端部に、前記容積調節部材を前記インキタンク内に挿入する際に、前記インキタンクの縦リブを前記容積調節部材の縦溝内にガイドする案内面を設けた請求項2記載の直液式筆記具。
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