JP2000127672A - 直液式筆記具 - Google Patents

直液式筆記具

Info

Publication number
JP2000127672A
JP2000127672A JP10326055A JP32605598A JP2000127672A JP 2000127672 A JP2000127672 A JP 2000127672A JP 10326055 A JP10326055 A JP 10326055A JP 32605598 A JP32605598 A JP 32605598A JP 2000127672 A JP2000127672 A JP 2000127672A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
capillary force
guide member
direct liquid
tank
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10326055A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeru Oike
茂 大池
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pilot Ink Co Ltd
Original Assignee
Pilot Ink Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Pilot Ink Co Ltd filed Critical Pilot Ink Co Ltd
Priority to JP10326055A priority Critical patent/JP2000127672A/ja
Publication of JP2000127672A publication Critical patent/JP2000127672A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pens And Brushes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ペン先とインキタンクとの間に多孔質材料より
なるインキ吸蔵体を設けた直液式筆記具に関し、ペン先
からの十分なインキ吐出性と、ペン先側からのインキ漏
出の十分な抑止性とを同時に満足させる。 【解決手段】インキ吸蔵体4とインキタンク3との間に
隔壁5を設ける。前記インキ吸蔵体4及び前記隔壁5
に、インキタンク3からペン先2へインキを供給する棒
状の多孔質材料よりなるインキ誘導部材6を貫装する。
インキ誘導部材6が、毛細管力の小さい多孔質組織より
なる軸心部61と、該軸心部61の周りの毛細管力の大
きい多孔質組織よりなる外周部62とからなる。前記イ
ンキ誘導部材6の外周部62と前記インキ吸蔵体4内部
とを密接させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は直液式筆記具に関す
る。さらに詳細には、ペン先とインキタンクとの間に多
孔質材料よりなるインキ吸蔵体を設けた直液式筆記具に
関する。尚、本発明で「前」とはペン先方向を指し、
「後」とはインキタンク方向を指す。
【0002】
【従来の技術】従来、ペン先とインキタンクとの間に、
インキタンクの内圧上昇の際の溢出インキを一時的に保
持するインキ保持部として、多孔質材料よりなるインキ
吸蔵体を設けた構成の直液式筆記具が知られている。
(例えば、実公昭37−12939号公報、特表平6−
510491号公報等)
【0003】< 実公昭37−12939>前記実公
昭37−12939号公報には、インキ筒内に、インキ
貯蔵部(本願のインキタンクに相当)と、該インキ貯蔵
部前方のフェルト屑または綿が充填された充填室(本願
のインキ吸蔵体に相当)と、該充填室とインキ貯蔵部と
を区切る、小孔(本願の連通孔に相当)が穿設された座
板(本願の隔壁に相当)とを設け、前記座板及び充填室
に、樹脂加工を施した細長のフェルト(本願のインキ誘
導部材に相当)を貫装させた万年筆型フェルトペンが開
示されている。
【0004】前記実公昭37−12939号公報の直液
式筆記具は、インキタンクとペン先とをインキ誘導部材
によってインキ吸蔵体を介さずダイレクトに接続した直
液式筆記具であるため、インキ誘導部材がインキ吸蔵体
を貫装しないタイプに比べてペン先からのインキ吐出性
は良好であるとしても、十分なインキ漏出防止性を考慮
すると、インキ吐出性はまだ十分とは言えない。
【0005】なぜなら、多孔質材料よりなるインキ吸蔵
体は、全体に均一分布の空隙サイズを設定しようとして
も、毛細間隙の各々の空隙サイズを精度よく均一に設定
することは困難であり、空隙サイズが広くばらつきがち
である。特に、大きな空隙サイズの毛細間隙では、一時
的インキ保持部として機能せず、その大きい毛細間隙の
存在により、インキ吸蔵体全体のインキ保持機能が低下
し、インキ漏出事故を発生させやすい。そのため、イン
キ吸蔵体全体にインキ保持部を有効に形成するには、毛
細間隙全体を予め小さく(即ち多孔質組織全体を密に)
設定する必要がある。
【0006】したがって、前記従来の直液式筆記具は、
十分なインキ漏出防止性を考慮すると、インキ吸蔵体の
毛細間隙が全体に小さく設定されるため、減圧状態のイ
ンキタンク内へ空気が円滑に取り込まれず、その結果、
ペン先からのインキ吐出性が低下し、筆跡薄や筆跡かす
れを生じさせる。その上、前記公報の直液式筆記具は、
インキ誘導部材が単に多孔質材料からなる構成であるた
め、インキタンクからペン先へ潤沢なインキを迅速に導
出させるには限界がある。
【0007】また、前記実公昭37−12939号公報
の直液式筆記具は、インキ吸蔵体全体の毛細管力が均一
であるため、ペン先下向き状態で長時間保管しておく
と、インキ吸蔵体の前部にインキが集中しがちであり、
落下等の衝撃時やキャップの取り外し時にインキが外部
に漏出するおそれがある。
【0008】< 特表平6−510491>また、特
表平6−510491号公報には、毛管状供給管(本願
のインキ誘導部材に相当)を毛管状貯液器(本願のイン
キ吸蔵体に相当)と直接接触させ、該毛管状供給管を隔
壁(本願の隔壁に相当)の開口(本願の中心孔に相当)
に嵌合させ、該開口を塞ぎ、該開口に嵌合させた毛管状
供給管によって、前記毛管状貯液器より高い毛細管力を
有し空気とインキの交替作用をさせる空隙(本願の連通
孔に相当)を形成した直液式筆記具が開示されている。
【0009】一般に、前記連通孔(空隙)は、インキタ
ンクとインキ吸蔵体との間のインキ及び空気の流通を、
その大きさにより規制するものであり、空気とインキの
やりとりをする上で、高い寸法精度が要求される箇所で
ある。
【0010】もし、前記連通孔の大きさが過度に大きい
場合、その毛細管力が弱くなり、インキタンク減圧時、
インキ吸蔵体からインキタンクへのスムーズなインキの
戻りが阻害され、インキ吸蔵体にインキを残留させたま
ま、外部空気をインキタンク内に取り込み、インキタン
ク内の減圧状態を解消させてしまう。そして、インキタ
ンクの内圧が上昇すると、インキ保持部では溢出インキ
を十分保持できず、ペン先側よりインキが漏出するおそ
れがある。
【0011】一方、前記連通孔の大きさが過度に小さい
場合、その毛細管力が強くなり、減圧状態のインキタン
ク内への空気侵入が抑止されて円滑なインキ−空気の交
替性が阻害される。その結果、インキタンク内の減圧状
態が解消されず、インキ消費を開始してから次第に、ペ
ン先からのインキ吐出量が不足し、筆跡が薄くなった
り、かすれたりする。
【0012】したがって、前記特表平6−510491
号公報の直液式筆記具は、インキ誘導部材が繊維材料等
の多孔質材料からなるため、隔壁の中心孔に嵌合したイ
ンキ誘導部材中の複数の空隙サイズが広くばらつき、そ
の中でも最も大きい空隙が、通気作用をする本願の連通
孔となる。
【0013】そのため、インキ吸蔵体にインキを残留さ
せることにより生じるペン先側からのインキ漏出事故の
ないよう、連通孔となる最も大きい空隙を小さく設定す
るには、前記空隙サイズのばらつきを考慮すると、予
め、中心孔のインキ誘導部材の毛細間隙をかなり小さく
設定する必要がある。その結果、連通孔の毛細管力が強
くなり過ぎ、減圧状態のインキタンク内に外部空気が容
易には取り込まれず、インキタンク内の減圧状態の十分
な解消がなされないため、インキ消費開始から次第にペ
ン先からのインキ吐出性を低下させる。
【0014】その上、前記公報の直液式筆記具における
インキ誘導部材は、繊維質材料等の多孔質材料よりな
り、全体が高い毛細管力を有するため、潤沢なインキが
ペン先に迅速に供給されず、筆跡薄や筆跡かすれを生じ
させやすい。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記従来の
課題を解決するものであって、ペン先からの十分なイン
キ吐出性と、ペン先側からのインキ漏出の十分な抑止性
とを同時に満足する直液式筆記具を提供しようとするも
のである。
【0016】
【課題を解決するための手段】 本発明は、ペン先2
とインキタンク3との間に多孔質材料よりなるインキ吸
蔵体4を設け、前記インキ吸蔵体4と前記インキタンク
3との間に隔壁5を設け、前記インキ吸蔵体4及び前記
隔壁5に、インキタンク3からペン先2へインキを供給
する棒状の多孔質材料よりなるインキ誘導部材6を貫装
してなる直液式筆記具1であって、前記インキ誘導部材
6が、毛細管力の小さい多孔質組織よりなる軸心部61
と、該軸心部61の周りの毛細管力の大きい多孔質組織
よりなる外周部62とからなり、前記インキ誘導部材6
の外周部62と前記インキ吸蔵体4内部とを密接させて
なること(請求項1)を要件とする。
【0017】前記請求項1の構成において、インキ導出
性に不利な構成(即ち、ペン先側からのインキ漏出の十
分な抑止性を得るようインキ吸蔵体4の毛細間隙を予め
小さく設定すること、及び、多孔質材料よりなるインキ
誘導部材6を採用すること)としたとしても、多孔質組
織の毛細管力が小さく設定されたインキ誘導部材6の軸
心部61を通って、インキタンク3からペン先2へイン
キが潤沢且つ迅速に導出されるため、ペン先2から適正
量のインキが連続的に吐出され、筆跡薄や筆跡かすれを
生じさせない。
【0018】また、多孔質組織の毛細管力が軸心部61
より大きく設定されたインキ誘導部材6外周部62が、
インキ吸蔵体4の内部と密接しているので、インキ吸蔵
体4内部と安定した接触状態が維持されている。それに
より、インキタンク3内の減圧時、インキ吸蔵体4内部
のインキを、空気が混入することなく連続的にインキタ
ンク3内にスムーズに戻すことができ、インキ吸蔵体4
にインキを残留させない。その結果、インキタンク3内
の空気の膨張・収縮が繰り返されても、インキ吸蔵体4
前部に残留インキが次第に増加することがなく、ペン先
側よりインキを漏出させることが防止される。
【0019】 前記請求項1の直液式筆記具1におい
て、前記インキ誘導部材6の軸心部61の毛細管力を、
前記インキ吸蔵体4の多孔質組織の毛細管力と同等かそ
れより大きく設定すること(請求項2)が好ましい。
【0020】前記インキ誘導部材6の軸心部61は、イ
ンキ吸蔵体4の毛細管力と同等かそれより大きい毛細管
力を有し、それにより、インキ誘導部材6の軸心部61
に途切れなくインキを充満でき、筆跡途切れを防止でき
る。なぜなら、もし、前記インキ誘導部材6の軸心部6
1の毛細管力を、前記インキ吸蔵体4の多孔質組織の毛
細管力より小さく設定すると、インキ誘導部材6の軸心
部61に気泡(空気)が混入しやすくなり、却って筆跡
途切れを生じることになるからである。
【0021】 前記請求項2の直液式筆記具1におい
て、前記隔壁5に、インキ吸蔵体4の後端部とインキタ
ンク3とを連通させるスリット状の連通孔51を設け、
前記スリット状の連通孔51の毛細管力を、前記インキ
誘導部材6の外周部62の毛細管力より小さく、かつ、
前記インキ吸蔵体4の多孔質組織の毛細管力と同等か又
はそれより大きく設定したこと(請求項3)が好まし
い。
【0022】前記スリット状の連通孔51の毛細管力
を、インキ吸蔵体4の毛細管力と同等か又はそれより大
きく設定したことにより、インキタンク3内が減圧状態
の時、インキ吸蔵体4内のインキをインキタンク3へ適
正に戻すことができる。その結果、インキ吸蔵体4にイ
ンキを残留させず、インキ吸蔵体4の十分なインキ保持
機能を維持でき、インキ漏出事故を防止する。
【0023】また、前記スリット状の連通孔51の毛細
管力を、前記インキ誘導部材6の外周部62の毛細管力
より小さく設定することにより、インキ吸蔵体4内のイ
ンキがインキタンク3内に戻った後、減圧状態のインキ
タンク3内に空気を、インキ誘導部材6(又は中心孔5
2)よりも優先して前記スリット状連通孔51を通して
取り込むことができる。その結果、インキタンク3内の
減圧状態が適正に解消でき、インキ吐出量が不足するこ
とがない。
【0024】前記連通孔51は、隔壁5に軸方向に貫通
されるものであり、前記連通孔51を介してインキ吸蔵
体4後端部(圧縮部41)とインキタンク3とが連通さ
れている。前記連通孔51は、インキタンク3とインキ
吸蔵体4との間のインキ及び空気を流通させる、インキ
と空気の交替路であり、その大きさ(即ち毛細管力)に
よりインキ及び空気の流通を規制するものである。
【0025】前記連通孔51の形状を、スリット形状に
することによって、毛細管力の確実な設定が可能とな
り、製造上有利となる。また、前記連通孔51を、隔壁
5外面部と軸筒7内面部(例えば、軸筒7内面、保持筒
8内面、圧縮部材9内面)の間に軸方向且つ周方向に延
びるスリット状に形成する構成(すなわち、結合させた
二部材の隙間により形成すること)が好ましく、それに
より、一部材にスリットを形成する場合に比べ、溝幅寸
法Sが極めて小さい場合でも、より一層容易に製造する
ことができる。
【0026】また、本願では、前記連通孔51を、空隙
ばらつきの大きい多孔質材料からは形成せず、非多孔質
体からなる隔壁5等により形成したことによって、適正
な大きさ(即ち適正な毛細管力)に正確に設定できる。
【0027】前記インキ誘導部材6の外周部62は、イ
ンキ吸蔵体4内部と密接し、主に、インキ吸蔵体4内の
インキの前後方向の移動を円滑にするものであり、その
毛細管力を、インキ吸蔵体4の多孔質組織の毛細間隙よ
り大きく設定することによって、その機能を十分に発揮
する。
【0028】 前記請求項3の直液式筆記具1におい
て、前記スリット状の連通孔51の溝幅Sを0.02m
m〜0.25mmに設定したこと(請求項4)が好まし
い。
【0029】それにより、ペン先2からの十分なインキ
吐出性と十分なインキ漏出抑止性とが、より一層、確実
に得られる。
【0030】前記連通孔51の溝幅寸法Sが0.02m
m(ミリメートル)より小さい場合、連通孔51の毛細
管力が過度に強くなるため、減圧状態のインキタンク3
内に筆記具外部より空気がスムーズに取り込まれず、そ
の結果、インキタンク3内の減圧状態が解消されず、ペ
ン先2からのインキ吐出量が不足し、筆跡がかすれるお
それがある。
【0031】一方、連通孔51の溝幅寸法Sが0.25
mm(ミリメートル)より大きい場合、連通孔51の毛
細管力が過度に弱くなるため、インキ吸蔵体4内の大部
分のインキがインキタンク3内に戻る以前に、外部空気
が減圧状態のインキタンク3内に抵抗なく容易に入って
しまい、インキ吸蔵体4内にインキを残留させがちであ
る。そのため、インキ吸蔵体4のインキ保持機能を次第
に低下させ、最後にはインキを外部に漏出させるおそれ
がある。
【0032】さらに、前記溝幅寸法Sは、表面張力が比
較的低いインキ(例えば油性インキ)の場合、連通孔5
1は、高い毛細管力が要求されるため、0.02mm〜
0.15mmの範囲が好ましく、表面張力の比較的高い
インキ(例えば水性インキ)の場合は、0.03mm〜
0.2mmの範囲が好ましい。
【0033】また、表面張力が比較的低いインキ(例え
ば、表面張力が、20mN/m〜25mN/m(ミリニ
ュートン/メートル)の範囲のホワイトボード用イン
キ)の場合、0.03mm〜0.1mmの範囲が好まし
く、それにより、より一層、外部より空気をインキタン
ク3内へスムーズに取り込むことが可能となり、且つ、
インキ吸蔵体4内でのインキ残留の抑止が可能となる。
さらに好ましくは、前記溝幅寸法Sは、前記作用効果を
確実にする点で、0.03mm〜0.08mmの範囲が
有効である。
【0034】 前記請求項1の直液式筆記具1におい
て、前記インキ吸蔵体4の後端部に毛細管力を増強させ
る圧縮部41を設けたこと(請求項5)が好ましい。
【0035】前記圧縮部41によってインキ吸蔵体4の
後端部の多孔質組織が圧縮されて密となり、該後端部の
毛細管力が増強される。それにより、ペン先2を下向き
にしたとしても、インキ吸蔵体4の後端部(即ち圧縮部
41)に常にインキを集中させ、そこにインキタンク3
減圧時のインキタンク3内への空気侵入を抑止するイン
キバリアを形成することができる。その結果、減圧状態
のインキタンク3にインキ吸蔵体4内のインキが円滑に
戻り、インキ吸蔵体4にほとんどインキを残留させない
ため、より一層、ペン先側からのインキ漏出を防止でき
る。
【0036】前記圧縮部41は、インキ吸蔵体4の後端
部を径方向(具体的には径方向内方又は外方)に圧縮変
形させることにより形成される。それによって、インキ
吸蔵体4の後端部(圧縮部41)は、前方の他の部分よ
りも毛細間隙の間隙寸法が小さくなり、前方の他の部分
よりも毛細管力が強く設定される。なお、前記圧縮部4
1は、軸方向の適宜長さを有することが好ましく、それ
により、液シール性能を確実なものにする。
【0037】また、前記インキ吸蔵体4後端に設けた圧
縮部41の前方に、前記圧縮部41から前方へ次第に大
径となるテーパ部を設けることが好ましい。前記テーパ
部によって、インキ吸蔵体4の圧縮量を変化させ、イン
キ吸蔵体4の毛細管力を、インキ吸蔵体4の前部から後
端部に向かうに従って次第に強く設定することができ
る。それにより、加圧状態のインキタンク3から溢出し
たインキを、インキ吸蔵体4内の後側に連続的に分布さ
せ、インキ吸蔵体4後部に空気を侵入させることを防止
できる。そのため、減圧状態のインキタンク3に、イン
キ吸蔵体4内のほとんどのインキが残留することなくス
ムーズに戻り、ペン先側からのインキ漏出事故をより一
層防止できる。
【0038】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に従っ
て説明する。
【0039】<第1実施例>図1〜図5に本発明の第1
実施例の直液式筆記具1を示す。本実施例の直液式筆記
具1は、主に、前端にペン先2を保持し且つ内部にイン
キ吸蔵体4を収容する保持筒8と、該保持筒8を前部に
設け且つその後方に隔壁5を介してインキタンク3を形
成した軸筒7と、該軸筒7のインキ吸蔵体4及び隔壁5
に軸方向に貫装され、後端をインキタンク3内に露出さ
せ且つ前端をペン先2と接続したインキ誘導部材6とか
らなる。
【0040】保持筒:前記保持筒8は、前部の先細部8
1と後部の円筒部82とが合成樹脂の射出成形により一
体に形成された筒状体である。前記先細部81はペン先
2及びインキ誘導部材6外面を空気流通可能に保持し、
前記円筒部82はその内部にインキ吸蔵体4を収容する
と共に、その外面が軸筒7前部内面に圧入固着される。
また、前記円筒部82前部の外周面には鍔部83が設け
られ、それが軸筒7開口縁に当接している。また、前記
保持筒8の先細部81の後部内面には、支持リブ81a
が設けられ、それがインキ吸蔵体4の前端と当接支持
し、インキ吸蔵体4の脱落を防止している。さらに、前
記保持筒8の後部内面には、筒状の圧縮部材9が圧入固
着され、保持筒8後部内面の内径を小さく設定してい
る。
【0041】インキ吸蔵体:前記保持筒8内には、合成
樹脂製繊維束(例えばポリエステル樹脂製の長手方向に
引き揃えられた繊維束)の熱融着加工体からなるインキ
吸蔵体4が収容される。
【0042】前記インキ吸蔵体4は、その後端部が、前
記圧縮部材9によって、径方向内方に圧縮され、そこに
圧縮部41が形成される。前記インキ吸蔵体4は、圧縮
部材9に圧入する以前は、直円筒状であり、均一な毛細
間隙(即ち均一な毛細管力)を備えている。そのため、
インキ吸蔵体4後端部の圧縮部41は、圧縮変形によっ
てインキ吸蔵体4の他の部分より強い毛細管力を有す
る。
【0043】インキ誘導部材:前記インキ吸蔵体4の軸
心には、合成樹脂製繊維(例えばポリエステル繊維、ア
クリル繊維等)の樹脂加工体からなる棒状のインキ誘導
部材6が、インキ吸蔵体4内部を軸方向に貫いた状態で
取り付けられ、インキ誘導部材6の外周部62がインキ
吸蔵体4の内面と直接接触されている。また、前記イン
キ誘導部材6は、その前端が多孔質材料よりなるペン先
2(具体的には繊維の樹脂加工体)と接続され、その後
端がインキタンク3内に露出している。
【0044】前記インキ誘導部材6は、同じ繊維材料で
一連に形成された軸心部61と外周部62とからなり、
前記軸心部61と外周部62の繊維に付着させる樹脂量
を調節することにより、軸心部61の多孔質組織が粗
に、外周部62の多孔質組織が密に設定されている。即
ち、前記軸心部61は、付着樹脂量を少量に設定するこ
とにより得られ、前記外周部62は、付着樹脂量を多く
設定することにより得られる。
【0045】また、前記軸心部61の多孔質組織の毛細
管力は、インキ吸蔵体4の密な多孔質組織(圧縮部4
1)の毛細管力と同等に、かつ、インキ吸蔵体4の粗な
多孔質組織の毛細管力より強く設定されている。
【0046】圧縮部材:前記圧縮部材9は、前部91と
後部92よりなる合成樹脂の一体成形体である。前記前
部91は、その外面が保持筒8内に圧入されると共に、
その内面が、前端から後方へ次第に小径となるテーパ状
内面と、該テーパ状内面後端よりさらに小径となるスト
レート状内面とを備える。前記テーパ状内面によって、
インキ吸蔵体4外面がテーパ状に圧縮され、前記ストレ
ート状内面によって、インキ吸蔵体4後端部に圧縮部4
1が形成される。それにより、インキ吸蔵体4の毛細管
力を、前端より後端の圧縮部41に向かうに従って連続
的に強く設定できる。
【0047】一方、前記圧縮部材9の後部92は、放射
状のインキ誘導リブ92bと底壁92aとが一体に連設
され、インキタンク3内に突出し、それがインキ誘導部
材6の後端及び後端近傍を包囲している。前記の後部9
2の底壁92aとインキ誘導部材6の後端との間には、
貯液部92cを形成するよう僅かの隙間が設けられてい
る。それにより、インキタンク3のインキ量が残り少な
くなったとき、一時的にインキを前記貯液部92cに保
持し、筆記具を水平状態またはペン先上向き状態で使用
したとしても、インキ吐出性の低下を防ぐことができ
る。
【0048】また、前記インキ誘導リブ92bは、軸心
より径方向外方に放射状に延び且つ軸方向に延びる複数
の板状リブよりなり、前記インキ誘導リブ92bによっ
て、前記貯液部92cへインキタンク3からのインキを
迅速に導くことが可能となる。
【0049】また、前記の後部92の底壁92a近傍の
インキ誘導リブ92bには、段部が設けられ、そこでイ
ンキ誘導部材6の後端面を軸方向に支持当接している。
前記の後部92の底壁92aとインキ誘導部材6の後端
面(軸心部61の後端)との間には、毛細管力を有する
僅かの隙間(貯液部92c)が設けられ、それにより、
軸心部61の後端露出部を有効に液シールすることがで
きる。
【0050】また、前記インキ誘導リブ92bは放射状
であるため、前記インキ誘導リブ92b相互間は、径方
向外方から内方へ、軸心のインキ誘導部材6に向かうに
従って間隙寸法が小さく設定され、それにより、毛細管
力が軸心のインキ誘導部材6に向かうに従って強く設定
されている。その結果、インキタンク3からインキ誘導
部材6への迅速なインキ誘導機能を、より一層、高める
ことができる。また、前記前部91と、前記後部92の
間には、鍔部93が連設され、それが保持筒8の後端と
軸筒7内面の段部71とにより、軸方向に挟持固定され
ている。
【0051】隔壁:前記隔壁5は、インキタンク3とイ
ンキ吸蔵体4の収容部とを仕切る非多孔質材料よりなる
ものであり、インキタンク3とインキ吸蔵体4とを連通
する連通孔51と、インキ誘導部材6が貫装される中心
孔52とを備えると共に、その前面はインキ吸蔵体4後
端面(即ち圧縮部41)を軸方向に圧接支持する。前記
隔壁5前面が圧縮部41と接触しているため、連通孔5
1と圧縮部41とがインキ流通可能になるよう接続され
ている。
【0052】前記隔壁5は、円板状の鍔部と該鍔部の後
方に連設の筒部とからなる合成樹脂の一体成形体(非多
孔質体)であり、前記圧縮部材9内に圧入固着されてい
る。図1及び図4に示すように、前記圧縮部材9の内面
には複数本(ここでは8本)の軸方向の溝が設けられ、
前記圧縮部材9内面の溝を有する箇所に、前記隔壁5の
鍔部を圧入させると、隔壁5の鍔部外面と圧縮部材9内
面との間にスリット状の連通孔51が形成される。前記
連通孔51は、横断面形状が、均一な溝幅Sを有する周
方向に延びる円弧状または長方形状のスリットであり、
その間隙寸法(即ち径方向の溝幅S)は、0.04mm
〜0.07mmに設定されている。前記連通孔51を、
隔壁5の鍔部外面と圧縮部材9内面との間に形成したこ
とにより、連通孔51の溝幅寸法Sが比較的小さい場合
であっても、溝幅寸法Sを確実且つ容易に設定すること
ができる。
【0053】また、前記隔壁5の中心孔52内面に、イ
ンキ誘導部材6外面を全周状に密接支持させ、前記イン
キ誘導部材6を安定的に固定させることが好ましい。そ
れにより、前記中心孔52内にばらつきのある不安定な
連通孔51を形成せず、前記中心孔52以外の隔壁5に
確実なスリット状の連通孔51を設けることができる。
【0054】<第2実施例>図6に本発明の第2実施例
を示す。これは、第1実施例の変形例であり、インキ誘
導部材6の構成のみが第1実施例と異なり、他の構成は
第1実施例と同様である。
【0055】前記インキ誘導部材6は、異なる多孔質材
料よりなる外周部62と軸心部61との組合せよりな
る。前記外周部62は、密な多孔質組織(例えば合成樹
脂製連続気泡体)よりなり、前記軸心部61は、粗な多
孔質組織(例えば繊維の樹脂加工体)よりなる。前記軸
心部61と前記外周部62は、ここでは直接接触してい
るが、これ以外にも、両者間に薄膜等を介在させ、両者
間を非連通としてもよい。
【0056】尚、本発明における前記インキ吸蔵体4及
び前記インキ誘導部材6を構成する多孔質材料とは、繊
維束の熱融着加工体、繊維束の樹脂加工体、フェルトの
樹脂加工体、フェルトのニードルパンチ加工体、合成樹
脂の連続気孔体、金属の連続気孔体、又はセラミックの
連続気孔体等を挙げることができる。
【0057】尚、本発明におけるペン先2とインキ誘導
部材6の構成は、別部材よりなるペン先2をインキ誘導
部材6の前端と接続させる構成の他、ペン先2とインキ
誘導部材6とを一部材で構成し、インキ誘導部材6の前
端がペン先2を兼ねる構成でもよい。
【0058】尚、本発明におけるペン先2は、多孔質ペ
ン体の他、ボールペンペン体等が挙げられる。
【0059】尚、本発明で、前記隔壁5は、インキタン
ク3や軸筒7に対して別部材の取り付けによって構成さ
れる他、インキタンク3や軸筒7と一体に形成されても
よい。
【0060】尚、本発明で、前記インキタンク3は、イ
ンキ吸蔵体4とインキ流通可能に接続されていればよ
く、具体的には、インキ吸蔵体4を収容する筒状体(例
えば軸筒7、保持筒8、隔壁5、または圧縮部材9等)
と一体に形成する構成、あるいは前記筒状体に取り付け
る別部材(例えば、着脱自在且つ交換可能なインキカー
トリッジ)の取り付けによる構成等、挙げることができ
る。
【0061】
【発明の効果】本発明の直液式筆記具は、請求項1の構
成により、インキタンクからペン先へインキが潤沢且つ
迅速に導出されるため、ペン先から適正量のインキが連
続的に吐出され、筆跡薄や筆跡かすれを生じさせない。
したがって、インキ吸蔵体のインキ保持機能を低下させ
ず、ペン先側からのインキ漏出の十分な抑止性を維持で
きると同時に、ペン先からの十分なインキ吐出性を得る
ことができる。
【0062】本発明の直液式筆記具は、請求項2の構成
により、インキ誘導部材の内部に途切れなくインキを充
満でき、筆跡途切れを防止できる。
【0063】本発明の直液式筆記具は、請求項3の構成
により、ペン先側からのインキ漏出の十分な抑止性を維
持できると同時に、ペン先からの十分なインキ吐出性を
得ることができる。
【0064】本発明の直液式筆記具は、請求項4の構成
により、より一層、ペン先からの十分なインキ吐出性と
インキ漏出防止性とが同時に得られる。
【0065】本発明の直液式筆記具は、請求項5の構成
により、インキ吸蔵体にインキを残留させることを抑制
でき、その結果、より一層、残留インキの増加によるイ
ンキ漏出事故の発生を抑える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す縦断面図である。
【図2】図1のA−A線拡大断面図である。
【図3】図1のB−B線拡大断面図である。
【図4】図1のC−C線拡大断面図である。
【図5】図1のD−D線拡大断面図である。
【図6】本発明の第2実施例を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 直液式筆記具 2 ペン先 3 インキタンク 4 インキ吸蔵体 41 圧縮部 5 隔壁 51 連通孔 52 中心孔 6 インキ誘導部材 61 軸心部 62 外周部 7 軸筒 71 段部 8 保持筒 81 先細部 81a 支持リブ 82 円筒部 83 鍔部 9 圧縮部材 91 前部 92 後部 92a 底壁 92b インキ誘導リブ 92c 貯液部 93 鍔部 S 連通孔の溝幅寸法

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ペン先(2)とインキタンク(3)との間
    に多孔質材料よりなるインキ吸蔵体(4)を設け、前記
    インキ吸蔵体(4)と前記インキタンク(3)との間に
    隔壁(5)を設け、前記インキ吸蔵体(4)及び前記隔
    壁(5)に、インキタンク(3)からペン先(2)へイ
    ンキを供給する棒状の多孔質材料よりなるインキ誘導部
    材(6)を貫装してなる直液式筆記具であって、前記イ
    ンキ誘導部材(6)が、毛細管力の小さい多孔質組織よ
    りなる軸心部(61)と、該軸心部(61)の周りの毛
    細管力の大きい多孔質組織よりなる外周部(62)とか
    らなり、前記インキ誘導部材(6)の外周部(62)と
    前記インキ吸蔵体(4)内部とを密接させてなることを
    特徴とする直液式筆記具。
  2. 【請求項2】前記インキ誘導部材(6)の軸心部(6
    1)の毛細管力を、前記インキ吸蔵体(4)の多孔質組
    織の毛細管力と同等かそれより大きく設定した請求項1
    記載の直液式筆記具。
  3. 【請求項3】前記隔壁(5)に、インキ吸蔵体(4)の
    後端部とインキタンク(3)とを連通させるスリット状
    の連通孔(51)を設け、前記スリット状の連通孔(5
    1)の毛細管力を、前記インキ誘導部材(6)の外周部
    (62)の毛細管力より小さく、かつ、前記インキ吸蔵
    体(4)の多孔質組織の毛細管力と同等か又はそれより
    大きく設定した請求項2記載の直液式筆記具。
  4. 【請求項4】前記スリット状の連通孔(51)の溝幅
    (S)を0.02mm〜0.25mmに設定した請求項
    3記載の直液式筆記具。
  5. 【請求項5】前記インキ吸蔵体(4)の後端部に、その
    多孔質組織の毛細管力を増強させる圧縮部(41)を設
    けた請求項1記載の直液式筆記具。
JP10326055A 1998-10-29 1998-10-29 直液式筆記具 Pending JP2000127672A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10326055A JP2000127672A (ja) 1998-10-29 1998-10-29 直液式筆記具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10326055A JP2000127672A (ja) 1998-10-29 1998-10-29 直液式筆記具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000127672A true JP2000127672A (ja) 2000-05-09

Family

ID=18183612

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10326055A Pending JP2000127672A (ja) 1998-10-29 1998-10-29 直液式筆記具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000127672A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009214408A (ja) * 2008-03-10 2009-09-24 Mitsubishi Pencil Co Ltd インキ吸蔵体およびそれを用いた筆記具
WO2011158837A1 (ja) * 2010-06-14 2011-12-22 三菱鉛筆株式会社 筆記具
JP2012020575A (ja) * 2010-06-14 2012-02-02 Mitsubishi Pencil Co Ltd 筆記具
CN104070884A (zh) * 2013-03-28 2014-10-01 沙奇哈塔株式会社 墨水内置的书写工具
US9566818B2 (en) 2010-06-14 2017-02-14 Mitsubishi Pencil Company, Limited Writing instrument
JP6281997B1 (ja) * 2017-07-18 2018-02-21 ウィントレーディング株式会社 塗布具

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009214408A (ja) * 2008-03-10 2009-09-24 Mitsubishi Pencil Co Ltd インキ吸蔵体およびそれを用いた筆記具
WO2011158837A1 (ja) * 2010-06-14 2011-12-22 三菱鉛筆株式会社 筆記具
JP2012020575A (ja) * 2010-06-14 2012-02-02 Mitsubishi Pencil Co Ltd 筆記具
CN102971156A (zh) * 2010-06-14 2013-03-13 三菱铅笔株式会社 书写用具
US9132692B2 (en) 2010-06-14 2015-09-15 Mitsubishi Pencil Company, Limited Writing instrument
CN105109236A (zh) * 2010-06-14 2015-12-02 三菱铅笔株式会社 书写用具
US9566818B2 (en) 2010-06-14 2017-02-14 Mitsubishi Pencil Company, Limited Writing instrument
CN104070884A (zh) * 2013-03-28 2014-10-01 沙奇哈塔株式会社 墨水内置的书写工具
CN104070884B (zh) * 2013-03-28 2018-08-14 沙奇哈塔株式会社 墨水内置的书写工具
JP6281997B1 (ja) * 2017-07-18 2018-02-21 ウィントレーディング株式会社 塗布具
JP2019017733A (ja) * 2017-07-18 2019-02-07 ウィントレーディング株式会社 塗布具

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100932571B1 (ko) 직액식 필기구
KR19990023957A (ko) 직액식 필기구
TWI381951B (zh) 直接供應墨水式書寫用具
US4364684A (en) Writing instrument
JP4658259B2 (ja) 直液式筆記具
JP2000233592A (ja) 直液式筆記具
JP4537864B2 (ja) 直液式筆記具
JP2000127672A (ja) 直液式筆記具
JP4750591B2 (ja) 直液式筆記具
JP3917259B2 (ja) 直液式筆記具
JP3917293B2 (ja) 直液式筆記具
US6629798B1 (en) Pen
JP4750590B2 (ja) 直液式筆記具
JP4061049B2 (ja) 筆記具
JP4137293B2 (ja) 直液式筆記具
JP2000033795A (ja) 直液式筆記具
JP3034500B2 (ja) 筆記具
JP3152083U (ja) 直液式筆記具
JP2008044285A (ja) 直液式筆記具
JP2008200945A (ja) 直液式筆記具
JP4943956B2 (ja) 直液式筆記具
JP2008183895A (ja) 直液式筆記具
JP4943950B2 (ja) 直液式筆記具
JP4361647B2 (ja) 筆記具
JP2009012191A (ja) 直液式筆記具