JP2008044285A - 直液式筆記具 - Google Patents

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哲宏 栗田
Tsutomu Kobayashi
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Abstract

【課題】製造工程において、連通管と隔壁との接続隅部にクラックが発生することや、連通管と隔壁との接続隅部で連通管が折損することを防止できる直液式筆記具を提供する。
【解決手段】本発明の直液式筆記具1は、ペン先2と、前記ペン先2の後端に接続されるインキ吸蔵体3と、前記インキ吸蔵体3の後方に配置され、インキ14を直に貯溜するインキタンク12と、前記インキタンク12とインキ吸蔵体3との間に配置される隔壁8と、前記隔壁8前面より前方に突出され且つ前記インキタンク12と前記インキ吸蔵体3との間を接続する連通管9とからなる。連通管9と隔壁8とを一体に形成する。連通管9の基部外面と隔壁8前面との接続隅部に縦断面アール状の凹曲面91を形成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、インキタンク内にインキを直に貯溜し、前記インキタンクとペン先との間にインキ吸蔵体を介在させた直液式筆記具に関する。尚、本発明において、「前」とはペン先側を指し、「後」とはインキタンク側を指す。
従来、この種の直液式筆記具において、例えば、特許文献1には、インキタンクとインキ吸収体(本願のインキ吸蔵体に相当)とをインキ導管(本願の連通管に相当)により接続し、インキタンクの開口部に挿着される中栓(本願の隔壁に相当)と前記インキ導管とが一体に形成される構成が開示されている。
前記特許文献1の直液式筆記具は、インキ導管と中栓とを合成樹脂により一体に形成する場合、製造工程(例えば、部品成形時、または部品組立時)において、インキ導管と中栓との接続隅部にクラックが発生したり、インキ導管が中栓との接続隅部で折損したりするおそれがある。
実公昭60−7191号公報
本発明は前記従来の問題点を解決するものであって、製造工程において、連通管と隔壁との接続隅部にクラックが発生することや、連通管と隔壁との接続隅部で連通管が折損することを防止できる直液式筆記具を提供しようとするものである。
[1]本発明は、ペン先2と、前記ペン先2の後端に接続されるインキ吸蔵体3と、前記インキ吸蔵体3の後方に配置され、インキ14を直に貯溜するインキタンク12と、前記インキタンク12とインキ吸蔵体3との間に配置される隔壁8と、前記隔壁8前面より前方に突出され且つ前記インキタンク12と前記インキ吸蔵体3との間を接続する連通管9とを備えた直液式筆記具であって、前記連通管9と前記隔壁8とを一体に形成し、前記連通管9の基部外面と前記隔壁8前面との接続隅部に肉盛部91を形成してなることを要件とする。
前記直液式筆記具1は、連通管9の基部外面と隔壁8前面との接続隅部に肉盛部91を形成してなることにより、連通管9と隔壁8との接続隅部(即ち、連通管9の基部外面と隔壁8前面との接続隅部に)に加わる応力を分散でき、その結果、製造工程(例えば、部品成形時、または部品組立時)において、連通管9と隔壁8との接続隅部にクラックが発生することや、連通管9と隔壁8との接続隅部で連通管9が折損することを十分に防止できる。前記肉盛部91の外面は、外径が後方に向かうに従い大きくなる形状を有すること(例えば、傾斜面、凹曲面または凸曲面であること)が好ましく、それにより、より一層、連通管9と隔壁8との接続隅部に加わる応力を分散できる。
[2]前記直液式筆記具1において、隔壁8前面に前後方向に延びるリブ81を一体に形成し、前記リブ81と連通管9の側壁とを一体に形成してなることが好ましい。それにより、隔壁8に対する連通管9の折れ強度が向上し、その結果、製造工程(例えば、部品成形時、または部品組立時)において、連通管9と隔壁8との接続隅部にクラックが発生することや、連通管9と隔壁8との接続隅部で連通管9が折損することを、より一層、防止できる。
[3]前記直液式筆記具1おいて、リブ81前端と連通管9の側壁外面との接続隅部に肉盛部92を形成してなることが好ましい。それにより、リブ81前端と連通管9の側壁外面との接続隅部に加わる応力を分散でき、その結果、製造工程(例えば、部品成形時、または部品組立時)において、リブ81前端と連通管9の側壁外面との接続隅部にクラックが発生することや、リブ81前端と連通管9の側壁外面との接続隅部で連通管9が折損することを十分に防止できる。前記肉盛部92の外面は、外径が後方に向かうに従い大きくなる形状を有すること(例えば、傾斜面、凹曲面または凸曲面であること)が好ましく、それにより、より一層、リブ81前端と連通管9の側壁外面との接続隅部に加わる応力を分散できる。
[4]また、本発明は、ペン先2と、前記ペン先2の後端に接続されるインキ吸蔵体3と、前記インキ吸蔵体3の後方に配置され、インキ14を直に貯溜するインキタンク12と、前記インキタンク12とインキ吸蔵体3との間に配置される隔壁8と、前記隔壁8前面より前方に突出され且つ前記インキタンク12と前記インキ吸蔵体3との間を接続する連通管9とを備えた直液式筆記具であって、前記連通管9と前記隔壁8とを一体に形成し、前記隔壁8前面に前後方向に延びるリブ81を一体に形成し、前記リブ81と連通管9の側壁とを一体に形成し、前記リブ81前端と前記連通管9の側壁外面との接続隅部に肉盛部92を形成してなることを要件とする。
前記直液式筆記具1は、隔壁8前面に前後方向に延びるリブ81を一体に形成し、前記リブ81と連通管9の側壁外面とを一体に形成してなることにより、隔壁8に対する連通管9の折れ強度が向上し、その結果、製造工程(例えば、部品成形時、または部品組立時)において、連通管9と隔壁8との接続隅部にクラックが発生することや、連通管9と隔壁8との接続隅部で連通管9が折損することを防止できる。
さらに、前記直液式筆記具1は、リブ81前端と連通管9の側壁外面との接続隅部に肉盛部92を形成してなることにより、リブ81前端と連通管9の側壁外面との接続隅部に加わる応力を分散でき、その結果、製造工程(例えば、部品成形時、または部品組立時)において、リブ81前端と連通管9の側壁外面との接続隅部にクラックが発生することや、リブ81前端と連通管9の側壁外面との接続隅部で連通管9が折損することを十分に防止できる。尚、前記肉盛部92の外面は、外径が後方に向かうに従い大きくなる形状を有すること(例えば、傾斜面、凹曲面または凸曲面であること)が好ましく、それにより、より一層、リブ81前端と連通管9の側壁外面との接続隅部に加わる応力を分散できる。
[5] 前記直液式筆記具1おいて、前記肉盛部91または前記肉盛部92の外面が、縦断面アール状の凹曲面からなることが好ましい。それにより、接続隅部での応力をできる限り分散でき、接続隅部にクラックが発生することや、接続隅部で連通管9が折損することを、より一層、防止できる
[6]さらに、前記直液式筆記具1において、連通管9の外径を前方に向かうに従い小さく設定してなることが好ましい。それにより、隔壁8に対する連通管9の折れ強度が向上し、その結果、製造工程において、連通管9と隔壁8との接続隅部にクラックが発生することや、連通管9と隔壁8との接続隅部で連通管9が折損することを、より一層、防止できる。
また、前記連通管9の外径を前方に向かうに従い小さく設定してなる構成により、連通管9と隔壁8との一体部品を成形する際、金型の前後方向の離型が容易となる。また、前記連通管9の外径を前方に向かうに従い小さく設定してなる構成により、連通管9の前端をインキ吸蔵体3に突き刺し接続する構成を採用した場合に、連通管9の前端をインキ吸蔵体3にスムーズに突き刺すことができる。
また、前記直液式筆記具1において、前記リブ81をインキ吸蔵体3の後端面に当接させることが好ましい。それにより、インキ吸蔵体3の後方移動を規制するとともに、隔壁8前面とインキ吸蔵体3の後端面との間に外気と連通する隙間(空気通路)を確実に形成できる。さらに、前記リブ81をインキ吸蔵体3の後端面と当接可能に構成した場合、前記リブ81は、インキ吸蔵体3後端面との安定した当接が得られる点で、横断面放射状に設けることが好ましい。
尚、本発明で、前記連通管9及び隔壁8は、合成樹脂の成形体からなることが好ましい。また、前記連通管9の外周面及び内周面の横断面形状は、例えば、円形、楕円、または3角形、4角形等の多角形等、いずれであってもよい。また、前記連通管9の本数は、1本でもよいし、複数本(即ち2本以上)でもよい。また、前記連通管9の各々の前端は、開口されていればよく、例えば、軸方向前方に開口してもよいし、径方向外方に開口してもよい。前記連通管9の各々の前端の形状は、例えば、傾斜カット面、垂直面、円錐面、凸曲面等が挙げられる。また、前記連通管9の一つの後端を、隔壁8の後面より後方に突出させ且つインキタンク12内に位置させてもよい。本発明で、連通管9は、インキタンク12とインキ吸蔵体3との間をインキ流通可能にする。
尚、本発明で、前記インキ吸蔵体3は、インキを含浸可能な連続気孔を有する部材(即ち多孔質材料)からなるものであればよく、例えば、繊維束の熱融着加工体、繊維束の樹脂加工体、フェルトの樹脂加工体、フェルトのニードルパンチ加工体、合成樹脂の連続気泡体等が挙げられる。また、前記インキ吸蔵体3は、その外周面に合成樹脂フィルム等よりなる外皮を備える構成でもよい。前記インキ吸蔵体3は、単一の部材であってもよいし、毛細管力の異なる複数の部材を組み合わせたものであってもよい。
尚、本発明で、前記ペン先2は、例えば、繊維束の樹脂加工体、繊維束の熱融着加工体、フェルト加工体、パイプ状ペン体、先端にスリットを有する万年筆型板状ペン体、毛筆ペン体、合成樹脂の多孔質気泡体、ボールペンチップ、軸方向のインキ誘導路を有する合成樹脂の押出成形体、あるいはこれらを組み合わせたもの等が挙げられる。本発明で、前記ペン先2の後端を構成する部材(インキ誘導部材)は、少なくとも、インキ吸蔵体3との適正な接続を可能にするために毛細間隙を備えた部材であればよく、例えば、繊維束の樹脂加工体、繊維束の熱融着加工体、フェルト加工体、合成樹脂の多孔質気泡体等の多孔質材料、または軸方向のインキ誘導路を有する合成樹脂の押出成形体が挙げられる。即ち、本発明で、前記ペン先2はインキ誘導部材を含む。
尚、本発明で、インキタンク12内に貯溜されるインキ14は、具体的には、筆記具用インキ(例えば、水性インキ、油性インキ)または塗布液(例えば、化粧液、修正液、接着剤、塗料、液体医薬品等)が挙げられる。
本発明の直液式筆記具は、製造工程において、連通管と隔壁との接続隅部にクラックが発生することや、連通管と隔壁との接続隅部で連通管が折損することを十分に防止できる。
また、本発明の直液式筆記具は、製造工程において、リブ前端と連通管の側壁外面との接続隅部にクラックが発生することや、リブ前端と連通管の側壁外面との接続隅部で連通管が折損することを十分に防止できる。
[第1の実施の形態(図1乃至図4参照)]
本発明の第1の実施の形態の直液式筆記具1を以下に説明する。
本実施の形態の直液式筆記具1は、ペン先2と、前記ペン先2の後端に接続されるインキ吸蔵体3と、前記インキ吸蔵体3の後方に配置される中間部材7と、前記中間部材7の後方に配置されるインキタンク12と、前端部で前記ペン先2を保持し且つ内部に前記インキ吸蔵体3、前記中間部材7、及び前記インキタンク12の3部品を収容する軸筒4とからなる。
・ペン先
前記ペン先2は、合成樹脂製繊維(例えば、ポリエステル繊維、アクリル繊維、ナイロン繊維等)の樹脂加工により得られる棒状体である。前記ペン先2の前端は、砲弾状に研削される。前記ペン先2の後端部外周面は、テーパ状に面取りされる。
・インキ吸蔵体
前記インキ吸蔵体3は、円柱状の合成樹脂製繊維(例えば、ポリエステル繊維)の加工体よりなる。前記インキ吸蔵体3の外周面には、円筒状の外皮が被覆されている。前記外皮は、合成樹脂製フィルム(例えば、ポリエチレンテレフタレート製フィルム)よりなる。前記インキ吸蔵体3の前端面の軸心にペン先2の後端が突き刺し挿入され、前記ペン先2の後端が前記インキ吸蔵体3の内部に位置される。
・軸筒
前記軸筒4は、前軸5と、該前軸5の後端開口部に着脱自在に螺着される後軸6とからなり、前軸5及び後軸6は、両者共に、合成樹脂(例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン等)の射出成形により得られる筒状体である。前記前軸5は、ペン先2の外周面を保持する先細部51と、該先細部51より後方に連設され、インキ吸蔵体3と隔壁8とインキタンク12前部とが収容される本体部52とからなる。前記後軸6は、前端が開口され且つ後端が閉鎖された有底筒状体であり、前記後軸6の前端開口部が前記前軸5の後端開口部に螺着されると、前記後軸6内部にインキタンク12の後部が収容される。
前記前軸5の内面(即ち先細部51の内面から本体部52の前部内面まで)には、前後方向に延びる複数本のリブ53が一体に形成される。前記リブ53には、前記前軸5の先細部51と本体部52との接続部の近傍において、段形状の規制壁部53aが形成される。前記規制壁部53aにインキ吸蔵体3の前端面が軸方向に当接し、前記本体部52の前部内面のリブ53にインキ吸蔵体3の外周面が径方向に圧接保持される。前記先細部51内面のリブ53により、ペン先2の外周面が径方向に圧接保持される。前記リブ53の、前記ペン先2の外周面を保持する箇所と、前記インキ吸蔵体3の外周面を保持する箇所との間に、筒状壁部53bが一体に形成される。
前記リブ53により、インキ吸蔵体3の外周面と本体部52の内面との間、インキ吸蔵体3の前端面と前軸5の内面との間、及びペン先2の外周面と先細部51の内面との間に、空気通路が形成される。前記空気通路の前側は、前軸5の前端より外部に開口されるとともに、前記空気通路の後側は、インキ吸蔵体3の後端面と連通される。即ち、前記空気通路により、インキ吸蔵体3の前端面及びインキ吸蔵体3の後端面が、外気と連通される。
・中間部材
前記中間部材7は、合成樹脂(例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン等)の射出成形より得られる。前記中間部材7は、インキ吸蔵体収容部とインキタンク12とを区画する隔壁8と、前記隔壁8の前面より前方に突出され且つインキ吸蔵体3の内部に突き刺し接続される複数本(具体的には2本)の連通管9と、前記隔壁8の後面より後方に突出され且つインキタンク12の前端開口部に挿着される接続管10と、前記隔壁8の後面より後方に突出され且つ軸筒4の内面(本体部52の内面)に固着される取付筒部11とを備える。軸筒4及び隔壁8によって形成される空間(即ち吸蔵体収容部)に、インキ吸蔵体3が収容される。前記取付筒部11は接続管10の基部外周を包囲している。前記接続管10には栓体13の片側を押圧するための突片10aが一体に形成される。前記隔壁8は円板状であり、前記連通管9の各々、前記接続管10、及び前記取付筒部11は、円筒状である。
前記中間部材7において、隔壁8、連通管9、接続管10、及び取付筒部11は一体に連設される(即ち一体に形成される)。即ち、前記中間部材7により、隔壁8、連通管9、接続管10、及び取付筒部11を1部品で構成できる。
・連通管
前記連通管9の各々の内部には、軸方向に流通路93が設けられ、前記流通路93が、前記連通管9の各々の両端にて開口される。前記連通管9の各々の前端は、インキ吸蔵体3の内部に開口され、前記連通管9の各々の後端は、隔壁8の後端より後方へインキタンク12内に開口される。前記各々の連通管9は、インキ吸蔵体3とインキタンク12との間に並列に配置されるため、インキ吸蔵体3と、その後方のインキタンク12との間に、独立した複数本の流通路93が並列に設けられる。前記連通管9の各々の流通路93は、接続管10内に位置する隔壁8の、軸心より離れた箇所に貫通される。前記連通管9の外径及び前記連通管9の内径(流通路93内径)は、前方に向かうに従い小さくなるよう設定される。
前記連通管9の各々の前端は、インキ吸蔵体3の後端から前方に突き刺し挿入され、最後はインキ吸蔵体3の内部のペン先2後端近傍に位置される。前記連通管9の各々の前端がインキ吸蔵体3に突き刺し挿入される際、連通管9の各々の前端がインキ吸蔵体3の繊維を前方に押圧圧縮する。それにより、各々の連通管9の前端近傍(即ちペン先2後端近傍)のインキ吸蔵体3の繊維密度が、連通管9の各々の前端近傍以外の部分のインキ吸蔵体3の繊維密度よりも高く設定される。
前記ペン先2がインキ吸蔵体3の軸心に位置しているので、前記連通管9の各々の前端は、ペン先2の後端と直接接続されず、ペン先2と非接触状態にあり、インキ吸蔵体3の内部を介してインキ流通可能に接続される。また、前記連通管9の各々の前端は、ペン先2の後端より僅かに後方に位置している。
・リブ
前記隔壁8の前面には、前後方向に延びる板状のリブ81が一体に形成される。前記リブ81がインキ吸蔵体3の後端面と当接される。前記リブ81により、前記隔壁8と前記インキ吸蔵体3の後端面との間には、外気と連通する隙間が形成される。前記隙間は、前記空気通路を介して、外気と連通される。前記リブ81は、横断面放射状(ここでは十字状)に形成される。前記リブ81の一部は各々の連通管9の基部の間に形成され、各々の連通管9の基部側壁が連結される。それにより、各々の連通管9の屈曲強度が向上し、各々の連通管9の隔壁8に対する折れ曲がりを抑えることができる。
本実施の形態において、前記連通管9は、その各々が、インキタンク12内のインキ14をインキ吸蔵体3の内部に供給する機能と、外気をインキタンク12内に供給する機能とを備える。インキタンク12内のインキ14をインキ吸蔵体3に供給する際、ペン先2を下向き状態にすると、重力によりインキタンク12内のインキ14が、少なくとも一つの連通管9を通って、インキ吸蔵体3に供給され、インキ吸蔵体3内部において含浸される。それと同時に、外気が他の連通管9を通ってインキタンク12内に取り込まれる。
前記インキ吸蔵体3の内部に含浸されたインキが一定量になると、前記外気を取り込んでいた他の連通管9の前端開口部が、前記含浸インキによる液シール状態となり一時的に閉鎖され、インキタンク12内への外気の供給は停止される。それと同時に、前記インキ供給を行っていた連通管9によるインキタンク12からインキ吸蔵体3へのインキ供給も停止され、その結果、連通管9の各々の前端開口部が液シール状態となり一時的に閉鎖され、インキタンク12からのインキ流出とインキタンク12への空気流入(即ちインキと空気の交替)が停止状態となる。
前記連通管9の各々の前端がインキ吸蔵体3内部に位置する構成であるため、連通管9の各々の前端開口部の全てを、インキ吸蔵体3の内部に含浸されたインキの液シールによって容易に閉鎖することができる。その結果、インキタンク12からインキ吸蔵体3に過剰のインキを供給することがなく、ペン先2側より外部にインキが漏出するおそれがない。
また、本実施の形態では、前記連通管9を複数本(即ち2本以上)、有することにより、少なくとも一つの連通管9がインキ供給を行う場合、他の連通管9が空気供給を行うことになる。そのため、初期インキ出し時(即ち、インキが含浸されていないインキ吸蔵体3に最初にインキを供給する場合)に迅速にインキと空気との交替が行われ、短時間で筆記可能となる。
また、本実施の形態では、インキ吸蔵体3の後端面と隔壁8前面との間に、外気と通気可能な隙間を形成したことにより、インキ吸蔵体3の内部の空気を、インキ吸蔵体3の後端面から外部に逃がすことができる。それにより、温度上昇等によるインキタンク12内の圧力上昇時、インキタンク12内から押し出されたインキが、スムーズに連通管9の前端よりインキ吸蔵体3の連通管9の前端近傍を介して後方へ移動し、インキ吸蔵体3の後方に含浸され、インキの外部への漏出を防ぎ、一方、温度低下等によるインキタンク12内の圧力減少時、インキ吸蔵体3の後方の含浸インキを、インキ吸蔵体3内部の連通管9の前端近傍を介して連通管9の前端開口部より連通管9内を通してインキタンク12内に戻すことができる。特に、リブ81により、インキ吸蔵体3の後方移動が規制されるとともに、インキ吸蔵体3の後端面と隔壁8の前面との間に、前記隙間を確実に形成することができる。
・凹曲面
前記各々の連通管9の基部外面と隔壁8前面との接続隅部には、縦断面アール状の凹曲面91(肉盛部)が環状に一体に形成される。前記凹曲面91により、連通管9の基部(接続隅部)の外径が、後方に向かうに従い次第に大きくなるよう設定される。また、前記各々の連通管9の側壁外面とリブ81前端との接続隅部には、縦断面アール状の凹曲面92(肉盛部)が一体に形成される。前記凹曲面92により、連通管9側壁外面とリブ81前端との接続隅部の外径が、後方に向かうに従い次第に大きくなるよう設定される。前記凹曲面91及び前記凹曲面92の曲率半径は、0.5mm(ミリメートル)以上に設定され、それにより、接続隅部におけるクラックや折損を十分に防止できる。また、前記凹曲面92の曲率半径は、3mm(ミリメートル)以下に設定され、それにより、リブ81前端がインキ吸蔵体3の後端面に安定して当接できる。
・インキタンク
前記インキタンク12は、前端が開口し且つ後端が閉鎖された有底筒状体であり、合成樹脂の射出成形またはブロー成形により得られる。前記インキタンク12内には、直にインキ14が貯溜される。前記インキタンク12内に貯溜されるインキ14は、筆記具用インキ(例えば、水性インキ、油性インキ)または塗布液(例えば、化粧液、修正液、接着剤、塗料、液体医薬品等)のいずれであってもよい。
前記インキタンク12の前端開口部内面は、中間部材7の接続管10外面が着脱自在に嵌着される。前記インキタンク12のインキが消費され筆記不能となった場合、前記インキタンク12を接続管10から取り外し、内部にインキが充填された新たなインキタンク12の前端開口部に接続管10を挿着する。それにより、再び、筆記可能となる。前記新たなインキタンク12の前端開口部は、栓体13により閉鎖されている。接続管10をインキタンク12の前端開口部に挿着した際、前記栓体13が接続管10の突片10aにより後方に押圧され、それにより、栓体13が外され、インキタンク12の前端開口部が開栓される。
[第2の実施の形態(図5乃至図8参照)]
本発明の第2の実施の形態の直液式筆記具1を以下に説明する。
本実施の形態の直液式筆記具1は、ペン先2と、前記ペン先2の後端に接続されるインキ吸蔵体3と、前記インキ吸蔵体3の後方に配置される中間部材7と、前記中間部材7の後方に配置されるインキタンク12と、前端部で前記ペン先2を保持し且つ内部に前記インキ吸蔵体3、前記中間部材7、及び前記インキタンク12の3部品を収容する軸筒4とからなる。
・ペン先
前記ペン先2は、合成樹脂製繊維(例えば、ポリエステル繊維、アクリル繊維、ナイロン繊維等)の樹脂加工により得られる棒状体である。前記ペン先2の前端は、砲弾状に研削される。前記ペン先2の後端部外周面は、テーパ状に面取りされる。本実施の形態のペン先2は、前記第1の実施の形態のペン先2に比べ、外径が小さいものが採用され、それにより、第1の実施の形態のペン先2に比べ、細い筆跡幅が得られる。
・インキ吸蔵体
前記インキ吸蔵体3は、円柱状の合成樹脂製繊維(例えば、ポリエステル繊維)の加工体よりなる。前記インキ吸蔵体3の外周面には、円筒状の外皮が被覆されている。前記外皮は、合成樹脂製フィルム(例えば、ポリエチレンテレフタレート製フィルム)よりなる。前記インキ吸蔵体3の前端面の軸心にペン先2の後端が突き刺し挿入され、前記ペン先2の後端が前記インキ吸蔵体3の内部に位置される。
・軸筒
前記軸筒4は、前軸5と、該前軸5の後端開口部に着脱自在に螺着される後軸6とからなり、前軸5及び後軸6は、両者共に、合成樹脂(例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン等)の射出成形により得られる筒状体である。前記前軸5は、ペン先2の外周面を保持する先細部51と、該先細部51より後方に連設され、インキ吸蔵体3と隔壁8とインキタンク12前部とが収容される本体部52とからなる。前記後軸6は、前端が開口され且つ後端が閉鎖された有底筒状体であり、前記後軸6の前端開口部が前記前軸5の後端開口部に螺着されると、前記後軸6内部にインキタンク12の後部が収容される。
前記前軸5の内面(即ち先細部51の内面から本体部52の前部内面まで)には、前後方向に延びる複数本のリブ53が一体に形成される。前記リブ53には、前記前軸5の先細部51と本体部52との接続部の近傍において、段形状の規制壁部53aが形成される。前記規制壁部53aにインキ吸蔵体3の前端面が軸方向に当接し、前記本体部52の前部内面のリブ53にインキ吸蔵体3の外周面が径方向に圧接保持される。前記先細部51内面のリブ53により、ペン先2の外周面が径方向に圧接保持される。前記リブ53の、前記ペン先2の外周面を保持する箇所と、前記インキ吸蔵体3の外周面を保持する箇所との間に、筒状壁部53bが一体に形成される。
前記リブ53により、インキ吸蔵体3の外周面と本体部52の内面との間、インキ吸蔵体3の前端面と前軸5の内面との間、及びペン先2の外周面と先細部51の内面との間に、空気通路が形成される。前記空気通路の前側は、前軸5の前端より外部に開口されるとともに、前記空気通路の後側は、インキ吸蔵体3の後端面と連通される。即ち、前記空気通路により、インキ吸蔵体3の前端面及びインキ吸蔵体3の後端面が、外気と連通される。
前記第2の実施の形態の軸筒4と、前記第1の実施の形態の軸筒4とは、軸方向の全長及び外径が異なる。具体的には、前記第2の実施の形態に用いる軸筒4は、前記第1の実施の形態に用いる軸筒4に比べ、軸方向の全長が長く且つ全体の外径が小さく設定される。
・中間部材
前記中間部材7は、合成樹脂(例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン等)の射出成形より得られる。前記中間部材7は、インキ吸蔵体収容部とインキタンク12とを区画する隔壁8と、前記隔壁8の前面より前方に突出され且つインキ吸蔵体3の内部に突き刺し接続される複数本(具体的には2本)の連通管9と、前記隔壁8の後面より後方に突出され且つインキタンク12の前端開口部に挿着される接続管10と、前記隔壁8の前面より前方に突出され且つ軸筒4の内面(本体部52の内面)に固着される取付筒部11とを備える。軸筒4及び隔壁8によって形成される空間(即ち吸蔵体収容部)に、インキ吸蔵体3が収容される。前記取付筒部11は各々の連通管9の基部外周及びリブ81を包囲している。前記接続管10には栓体13の片側を押圧するための突片10aが一体に形成される。前記隔壁8は円板状であり、前記連通管9の各々、前記接続管10、及び前記取付筒部11は、円筒状である。
前記中間部材7において、隔壁8、連通管9、接続管10、及び取付筒部11は一体に連設される(即ち一体に形成される)。即ち、前記中間部材7により、隔壁8、連通管9、接続管10、及び取付筒部11を1部品で構成できる。
・連通管
前記連通管9の各々の内部には、軸方向に流通路93が設けられ、前記流通路93が、前記連通管9の各々の両端にて開口される。前記連通管9の各々の前端は、インキ吸蔵体3の内部に開口され、前記連通管9の各々の後端は、隔壁8の後端より後方へインキタンク12内に開口される。前記各々の連通管9は、インキ吸蔵体3とインキタンク12との間に並列に配置されるため、インキ吸蔵体3と、その後方のインキタンク12との間に、独立した複数本の流通路93が並列に設けられる。前記連通管9の各々の流通路93は、接続管10内に位置する隔壁8の、軸心より離れた箇所に貫通される。前記連通管9の外径及び前記連通管9の内径(流通路93内径)は、前方に向かうに従い小さくなるよう設定される。
前記連通管9の各々の前端は、インキ吸蔵体3の後端から前方に突き刺し挿入され、最後はインキ吸蔵体3の内部のペン先2後端近傍に位置される。前記連通管9の各々の前端がインキ吸蔵体3に突き刺し挿入される際、連通管9の各々の前端がインキ吸蔵体3の繊維を前方に押圧圧縮する。それにより、各々の連通管9の前端近傍(即ち、ペン先2後端近傍)のインキ吸蔵体3の繊維密度が、連通管9の各々の前端近傍以外の部分のインキ吸蔵体3の繊維密度よりも高く設定される。
前記連通管9の各々の前端は、ペン先2の後端と直接接続されず、ペン先2と非接触状態にあり、インキ吸蔵体3の内部を介してインキ流通可能に接続される。また、前記連通管9の各々の前端は、ペン先2の後端より僅かに後方に位置している。
・リブ
前記隔壁8の前面には、前後方向に延びる板状のリブ81が一体に形成される。前記リブ81がインキ吸蔵体3の後端面と当接される。前記リブ81により、前記隔壁8と前記インキ吸蔵体3の後端面との間には、外気と連通する隙間が形成される。前記隙間は、前記空気通路を介して、外気と連通される。前記リブ81は、横断面放射状(ここでは十字状)に形成される。前記リブ81の一部は各々の連通管9の基部の間に形成され、各々の連通管9の基部側壁が連結される。それにより、各々の連通管9の屈曲強度が向上し、各々の連通管9の隔壁8に対する折れ曲がりを抑えることができる。
本実施の形態において、前記連通管9は、その各々が、インキタンク12内のインキ14をインキ吸蔵体3の内部に供給する機能と、外気をインキタンク12内に供給する機能とを備える。インキタンク12内のインキ14をインキ吸蔵体3に供給する際、ペン先2を下向き状態にすると、重力によりインキタンク12内のインキ14が、少なくとも一つの連通管9を通って、インキ吸蔵体3に供給され、インキ吸蔵体3内部において含浸される。それと同時に、外気が他の連通管9を通ってインキタンク12内に取り込まれる。
前記インキ吸蔵体3の内部に含浸されたインキが一定量になると、前記外気を取り込んでいた他の連通管9の前端開口部が、前記含浸インキによる液シール状態となり一時的に閉鎖され、インキタンク12内への外気の供給は停止される。それと同時に、前記インキ供給を行っていた連通管9によるインキタンク12からインキ吸蔵体3へのインキ供給も停止され、その結果、連通管9の各々の前端開口部が液シール状態となり一時的に閉鎖され、インキタンク12からのインキ流出とインキタンク12への空気流入(即ちインキと空気の交替)が停止状態となる。
前記連通管9の各々の前端がインキ吸蔵体3内部に位置する構成であるため、連通管9の各々の前端開口部の全てを、インキ吸蔵体3の内部に含浸されたインキの液シールによって容易に閉鎖することができる。その結果、インキタンク12からインキ吸蔵体3に過剰のインキを供給することがなく、ペン先2側より外部にインキが漏出するおそれがない。
また、本実施の形態では、前記連通管9を複数本(即ち2本以上)、有することにより、少なくとも一つの連通管9がインキ供給を行う場合、他の連通管9が空気供給を行うことになる。そのため、初期インキ出し時(即ち、インキが含浸されていないインキ吸蔵体3に最初にインキを供給する場合)に迅速にインキと空気との交替が行われ、短時間で筆記可能となる。
また、本実施の形態では、インキ吸蔵体3の後端面と隔壁8前面との間に、外気と通気可能な隙間を形成したことにより、インキ吸蔵体3の内部の空気を、インキ吸蔵体3の後端面から外部に逃がすことができる。それにより、温度上昇等によるインキタンク12内の圧力上昇時、インキタンク12内から押し出されたインキが、スムーズに連通管9の前端よりインキ吸蔵体3の連通管9の前端近傍を介して後方へ移動し、インキ吸蔵体3の後方に含浸され、インキの外部への漏出を防ぎ、一方、温度低下等によるインキタンク12内の圧力減少時、インキ吸蔵体3の後方の含浸インキを、インキ吸蔵体3内部の連通管9の前端近傍を介して連通管9の前端開口部より連通管9内を通してインキタンク12内に戻すことができる。特に、リブ81により、インキ吸蔵体3の後方移動が規制されるとともに、インキ吸蔵体3の後端面と隔壁8の前面との間に、前記隙間を確実に形成することができる。
・凹曲面
前記各々の連通管9の基部外面と隔壁8前面との接続隅部には、縦断面アール状の凹曲面91(肉盛部)が環状に一体に形成される。前記凹曲面91により、連通管9の基部(接続隅部)の外径が、後方に向かうに従い次第に大きくなるよう設定される。また、前記各々の連通管9の側壁外面とリブ81前端との接続隅部には、縦断面アール状の凹曲面92(肉盛部)が一体に形成される。前記凹曲面92により、連通管9側壁外面とリブ81前端との接続隅部の外径が、後方に向かうに従い次第に大きくなるよう設定される。前記凹曲面91及び前記凹曲面92の曲率半径は、0.5mm(ミリメートル)以上に設定され、それにより、接続隅部におけるクラックや折損を十分に防止できる。また、前記凹曲面92の曲率半径は、3mm(ミリメートル)以下に設定され、それにより、リブ81前端がインキ吸蔵体3の後端面に安定して当接できる。
・インキタンク
前記インキタンク12は、前端が開口し且つ後端が閉鎖された有底筒状体であり、合成樹脂の射出成形またはブロー成形により得られる。前記インキタンク12内には、直にインキ14が貯溜される。前記インキタンク12内に貯溜されるインキ14は、筆記具用インキ(例えば、水性インキ、油性インキ)または塗布液(例えば、化粧液、修正液、接着剤、塗料、液体医薬品等)のいずれであってもよい。
前記インキタンク12の前端開口部内面は、中間部材7の接続管10外面が着脱自在に嵌着される。前記インキタンク12のインキが消費され筆記不能となった場合、前記インキタンク12を接続管10から取り外し、内部にインキが充填された新たなインキタンク12の前端開口部に接続管10を挿着する。それにより、再び、筆記可能となる。前記新たなインキタンク12の前端開口部は、栓体13により閉鎖されている。接続管10をインキタンク12の前端開口部に挿着した際、前記栓体13が接続管10の突片10aにより後方に押圧され、それにより、栓体13が外され、インキタンク12の前端開口部が開栓される。
本発明の第1の実施の形態のペン先下向き状態を示す縦断面図である。 (1)が図1のA−A線拡大断面図、(2)が図1のB−B線拡大断面図、(3)が図1のC−C線拡大断面図である。 図1の中間部材の正面図である。 図1の中間部材の右側面図である。 本発明の第2の実施の形態のペン先下向き状態を示す縦断面図である。 (1)が図5のD−D線拡大断面図、(2)が図5のE−E線拡大断面図、(3)が図5のF−F線拡大断面図である。 図5の中間部材の一部切欠き断面で示す正面図である。 図5の中間部材の一部切欠き断面で示す右側面図である。
符号の説明
1 直液式筆記具
2 ペン先
3 インキ吸蔵体
4 軸筒
5 前軸
51 先細部
52 本体部
53 リブ
53a 規制壁部
53b 筒状壁部
6 後軸
7 中間部材
8 隔壁
81 リブ
9 連通管
91 凹曲面(連通管と隔壁との接続隅部)
92 凹曲面(連通管とリブとの接続隅部)
93 流通路
10 接続管
10a 突片
11 取付筒部
12 インキタンク
13 栓体
14 インキ

Claims (6)

  1. ペン先と、前記ペン先の後端に接続されるインキ吸蔵体と、前記インキ吸蔵体の後方に配置され、インキを直に貯溜するインキタンクと、前記インキタンクとインキ吸蔵体との間に配置される隔壁と、前記隔壁前面より前方に突出され且つ前記インキタンクと前記インキ吸蔵体との間を接続する連通管とを備えた直液式筆記具であって、前記連通管と前記隔壁とを一体に形成し、前記連通管の基部外面と前記隔壁前面との接続隅部に肉盛部を形成してなることを特徴とする直液式筆記具。
  2. 隔壁前面に前後方向に延びるリブを一体に形成し、前記リブと連通管の側壁とを一体に形成してなる請求項1記載の直液式筆記具。
  3. リブ前端と連通管の側壁外面との接続隅部に肉盛部を形成してなる請求項2記載の直液式筆記具。
  4. ペン先と、前記ペン先の後端に接続されるインキ吸蔵体と、前記インキ吸蔵体の後方に配置され、インキを直に貯溜するインキタンクと、前記インキタンクとインキ吸蔵体との間に配置される隔壁と、前記隔壁前面より前方に突出され且つ前記インキタンクと前記インキ吸蔵体との間を接続する連通管とを備えた直液式筆記具であって、前記連通管と前記隔壁とを一体に形成し、前記隔壁前面に前後方向に延びるリブを一体に形成し、前記リブと連通管の側壁とを一体に形成し、前記リブ前端と前記連通管の側壁外面との接続隅部に肉盛部を形成してなることを特徴とする直液式筆記具。
  5. 前記肉盛部の外面が、縦断面アール状の凹曲面からなる請求項1、3または4記載の直液式筆記具。
  6. 連通管の外径を前方に向かうに従い小さく設定してなる請求項1乃至5のいずれかに記載の直液式筆記具。
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