JP2019142006A - 補充式筆記具及びそれに用いるインキ吸蔵体 - Google Patents

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Abstract

【課題】インキがあふれることなく且つ素早くインキ吸蔵体にインキを補充でき、また、補充したインキをインキ吸蔵体の適切な位置に分布させることができる補充式筆記具を提供する。【解決手段】補充式筆記具は、インキ吸蔵体5と、軸筒3と、栓体4と、を備える。インキ吸蔵体5内に軸方向に延びる管状部材6が常時設けられる。管状部材6は少なくとも軸筒3の開口部側に開口するインキ注入用の開口部を備える。管状部材6の側壁に径方向に貫通するインキ供給孔62を備える。インキ供給孔62はインキ吸蔵体5内に位置される。【選択図】図2

Description

本発明は、補充式筆記具及びそれに用いるインキ吸蔵体に関する。詳細には、軸筒内の繊維束等からなるインキ吸蔵体にインキ補充可能な補充式筆記具及びそれに用いるインキ吸蔵体に関する。
従来この種の筆記具において、例えば、特許文献1には、内部にインキ吸蔵体を収容した軸筒の開口部に、栓体を着脱自在に設け、栓体を軸筒の開口部から取り外してインキ吸蔵体にインキを補充する補充式筆記具であって、栓体を軸筒の開口部に螺着し、栓体を軸筒の開口部から取り外した際、インキ吸蔵体を軸筒の内部に収容保持させるとともに、インキ吸蔵体の一端部を軸筒の開口部より外部に突出させ、インキ吸蔵体の一端部からインキを補充する補充式筆記具が記載されている。
特開2001−310587号公報
前記特許文献1は、インキ吸蔵体の一端面からのみインキを補充することにより、インキ吸蔵体がインキを吸収していくペースと同等以下のペースでインキを補充していく必要があるため、インキ補充に時間がかかるおそれがある。また、インキ補充を早く終えようとしてインキ吸蔵体がインキを吸収していくペースよりも速いペースでインキを補充していくと、インキ吸蔵体の一端面からインキがあふれてしまうため、手や衣服等、あるいは軸筒開口部をインキで汚すおそれがある。
また、インキ吸蔵体の一端面からのみインキを補充することにより、インキがインキ吸蔵体の一端部のみに集中して分布するため、インキ補充後の筆記において適切なインキ吐出量を維持することができないおそれがある。また、筆記具に落下等の衝撃が加わった際に、インキがインキ吸蔵体から飛び散りやすくなるおそれがある。
本発明は、前記従来の問題点を解決するものであって、インキがあふれることなく且つ素早くインキ吸蔵体にインキを補充でき、また、インキ吸蔵体の適切な位置に補充したインキを分布させることができる補充式筆記具を提供しようとするものである。尚、本発明において、「インキ吸蔵体の一端部」とは、インキ補充側を指し、「インキ吸蔵体の他端部」とは、その反対側を指す。
本願の第1の発明は、内部にインキ吸蔵体が収容された軸筒の開口部に、栓体が着脱自在に設けられ、前記栓体を前記軸筒の開口部から取り外して前記インキ吸蔵体にインキを補充する補充式筆記具であって、前記インキ吸蔵体内に軸方向に延びる管状部材が常時設けられ、前記管状部材は少なくとも軸筒の開口部側に開口するインキ注入用の開口部を備え、前記管状部材の側壁に径方向に貫通するインキ供給孔を備え、前記インキ供給孔は前記インキ吸蔵体内に位置されることを要件とする。
前記第1の発明の補充式筆記具は、前記インキ吸蔵体内に軸方向に延びる管状部材が常時設けられ、前記管状部材は少なくとも軸筒の開口部側に開口するインキ注入用の開口部を備え、前記管状部材の側壁に径方向に貫通するインキ供給孔を備え、前記インキ供給孔は前記インキ吸蔵体内に位置されることより、インキがあふれることなく且つ素早くインキ吸蔵体にインキを補充でき、また、インキ吸蔵体の適切な位置に補充したインキを分布させることができる。
本願の第2の発明は、前記第1の発明の補充式筆記具において、前記インキ供給孔は前後に分散配置される複数の貫通孔であることを要件とする。
前記第2の発明の補充式筆記具は、インキ供給孔は前後に分散配置される複数の貫通孔であることより、インキ吸蔵体のより適切な位置に補充したインキを分布させることができる。
本願の第3の発明は、前記第1又は第2の発明の補充式筆記具において、前記インキ供給孔は軸方向に延びるスリットであることを要件とする。
前記第3の発明の補充式筆記具は、インキ供給孔は軸方向に延びるスリットであることより、より素早くインキ吸蔵体にインキを補充できる。
本願の第4の発明は、前記第1乃至3のいずれかの発明の補充式筆記具において、前記栓体の外面におねじ部を設け、前記軸筒の開口部内面に前記おねじ部と螺合可能なめねじ部を設け、前記栓体の外面と前記軸筒の開口部内面とを螺着させた際、前記インキ吸蔵体の一端部外面を前記栓体内部に遊挿配置させるとともに、前記インキ吸蔵体の他端部外面を前記軸筒内面で径方向に挟持してなることを要件とする。
前記第4の発明の補充式筆記具は、前記栓体の外面におねじ部を設け、前記軸筒の開口部内面に前記おねじ部と螺合可能なめねじ部を設け、前記栓体の外面と前記軸筒の開口部内面とを螺着させた際、前記インキ吸蔵体の一端部外面を前記栓体内部に遊挿配置させるとともに、前記インキ吸蔵体の他端部外面を前記軸筒内面で径方向に挟持してなることより、栓体を軸筒の開口部に取り付けた際、インキ吸蔵体の外面は、軸筒の内面と径方向に挟持状態にあり、一方、栓体の内面とは径方向に遊挿状態(即ち非挟持状態)にある。そのため、栓体を軸筒から取り外した際、インキ吸蔵体の一端部が栓体内部から容易に抜き去られ、インキ吸蔵体を軸筒内部に容易に収容保持させることができる。
本願の第5の発明は、前記第1乃至4のいずれかの発明の補充式筆記具において、前記栓体が、軸筒の開口部より外部に突出し、前記栓体を前記軸筒に対して回転操作する回転操作部を備えることを要件とする。
前記第5の発明の補充式筆記具は、前記栓体が、軸筒の開口部より外部に突出し、前記栓体を前記軸筒に対して回転操作する回転操作部を備えることより、栓体の外面のおねじ部と、軸筒の開口部内面のめねじ部との螺合状態が解除され、栓体の外面と軸筒の開口部内面との容易な着脱が可能になる。前記回転操作部とは、例えば、スパナ掛け可能な6角形や8角形等の二面幅部、又はローレット部等を挙げることができる。
本願の第6の発明は、前記第1乃至5のいずれかの発明の補充式筆記具において、前記栓体がペン先を保持し、該ペン先が前記栓体とともに軸筒の開口部より取り外される構成とし、さらに、前記軸筒内面に、インキ吸蔵体の他端部外面を径方向に挟持する軸方向に延びる複数の縦リブを設けたことを要件とする。
前記第6の発明の補充式筆記具は、前記栓体がペン先を保持し、該ペン先が前記栓体とともに軸筒の開口部より取り外される構成とし、さらに、前記軸筒内面に、インキ吸蔵体の他端部外面を径方向に挟持する軸方向に延びる複数の縦リブを設けたことより、ペン先ホルダー(栓体)を軸筒から取り外した場合、ペン先ホルダーとともにペン先が軸筒より取り外され、軸筒内部にインキ吸蔵体が収容保持されることから、このとき、インキ吸蔵体とペン先との接続が解除される。
前記ペン先とインキ吸蔵体とは、通常、突き刺し接続されているが、ペン先ホルダーの取り外しの際の回転操作により、前記ペン先とインキ吸蔵体とが、相対的に回転しながら軸方向に離間される。しかも、縦リブによりインキ吸蔵体の他端部外面と軸筒の内面とが径方向に挟持されるため、弱い挟持力であっても、軸筒の内部とインキ吸蔵体との相対回転が前記縦リブにより抑止されるため、前記挟持力が比較的弱い場合(即ち縦リブによるインキ吸蔵体外面の径方向の圧縮変形量が小さい場合)であっても、ペン先ホルダーを軸筒より取り外した際、ペン先とインキ吸蔵体との接続を容易に解除でき、且つ、軸筒内にインキ吸蔵体を容易に収容配置させることができる。
また、前記インキ吸蔵体の挟持手段として縦リブを採用したことにより、軸筒内へのインキ吸蔵体の圧入抵抗を小さくでき、軸筒内へのインキ吸蔵体のスムーズな圧入が可能となる。
本願の第7の発明は、前記第6の発明の補充式筆記具において、前記ペン先が前記インキ吸蔵体の一端部の中心部に接続され、前記管状部材が前記インキ吸蔵体の一端部の中心部より径方向外方側に配設されることを要件とする。
前記第7の発明の補充式筆記具は、前記ペン先が前記インキ吸蔵体の一端部の中心部に接続され、前記管状部材が前記インキ吸蔵体の一端部の中心部より径方向外方側に配設されることより、ペン先の他端部と管状部材が干渉せず、ペン先とインキ吸蔵体のより安定した接触状態が維持される。
本願の第8の発明は、前記第1乃至5のいずれかの発明の補充式筆記具において、前記栓体がペン先を保持しない有底筒状体であり、前記軸筒内面に、前記インキ吸蔵体の他端部外面を径方向に挟持する軸方向に延びる複数の縦リブを設けたことを要件とする。
前記第8の発明の補充式筆記具は、前記栓体がペン先を保持しない有底筒状体であり、前記軸筒内面に、前記インキ吸蔵体の他端部外面を径方向に挟持する軸方向に延びる複数の縦リブを設けたことより、栓体を軸筒から取り外した場合、前記ペン先及び前記インキ吸蔵体の接触状態に影響を与えないため、インキ補充後も前記ペン先及び前記インキ吸蔵体を安定して収容保持させることができる。
本願の第9の発明は、前記第8の発明の補充式筆記具において、前記ペン先が前記インキ吸蔵体の他端部の中心部に接続され、前記管状部材が前記インキ吸蔵体の一端部の中心部に配設されることを要件とする。
前記第9の発明の補充式筆記具は、前記ペン先が前記インキ吸蔵体の他端部の中心部に接続され、前記管状部材が前記インキ吸蔵体の一端部の中心部に配設されることより、ペン先他端部と管状部材が干渉せず、ペン先とインキ吸蔵体のより安定した接触状態が維持される。
本願の第10の発明は、内部にインキ吸蔵体が収容された軸筒の開口部から前記インキ吸蔵体にインキを補充する補充式筆記具に使用されるインキ吸蔵体であって、前記インキ吸蔵体内に軸方向に延びる管状部材が常時設けられ、前記管状部材は少なくとも軸筒の開口部側に開口するインキ注入用の開口部を備え、前記管状部材の側壁に径方向に貫通するインキ供給孔を備え、前記インキ供給孔は前記インキ吸蔵体内に位置されることを要件とする。
前記第10の発明のインキ吸蔵体は、前記インキ吸蔵体内に軸方向に延びる管状部材が常時設けられ、前記管状部材は少なくとも軸筒の開口部側に開口するインキ注入用の開口部を備え、前記管状部材の側壁に径方向に貫通するインキ供給孔を備え、前記インキ供給孔は前記インキ吸蔵体内に位置されることより、インキがあふれることなく且つ素早くインキ吸蔵体にインキを補充でき、また、インキ吸蔵体の適切な位置に補充したインキを分布させることができる。
本発明の補充式筆記具によれば、インキがあふれることなく且つ素早くインキ吸蔵体にインキを補充でき、また、補充したインキをインキ吸蔵体の適切な位置に分布させることができる。
本発明の第1の実施の形態を示す縦断面図である。 本発明の第1の実施の形態のインキ補充時を示す縦断面図である。 図3(a)は、本発明の第1の実施の形態の管状部材6を示す正面図である。図3(b)は、図3(a)のC−C線断面図である。 図4(a)は、本発明の第1の実施の形態の別の形態の管状部材6を示す正面図である。図4(b)は、図4(a)のD−D線断面図である。図4(c)は、図4(a)の下面図である。 図1のA−A線拡大断面図である。 図1のB−B線拡大断面図である。 本発明の第2の実施の形態を示す縦断面図である。 本発明の第2の実施の形態のインキ補充時を示す縦断面図である。 図9(a)は、本発明の第2の実施の形態の管状部材6を示す正面図である。図9(b)は、図9(a)のH−H線断面図である。 図7のE−E線拡大断面図である。 図7のF−F線拡大断面図である。 図7のG−G線拡大断面図である。 図1及び図7の回転操作部の例を示す拡大断面図である。 図1及び図7の回転操作部の例を示す拡大断面図である。
本発明の実施の形態について図面に従って説明する。
(第1の実施の形態)図1乃至図6に本発明・補充式筆記具1の第1の実施の形態を示す。
補充式筆記具1は、主に、ペン先2を保持した栓体4(ペン先ホルダー4a)と、インキ吸蔵体5を内部に収容した軸筒3とからなる。そして、ペン先ホルダー4aが、軸筒3の開口部に着脱自在に螺着される。また、インキ吸蔵体5内に軸方向に延びる管状部材6が常時設けられる。
ペン先2は、繊維の樹脂加工体(例えば、ポリエステル繊維の樹脂加工体)よりなり、その一端部が、筆記先端部21として外部に突出されるとともに、その他端部が、インキ吸蔵体5の一端部52と突き刺し状に接続される。尚、筆記先端部21は、チゼル形状に研削加工される。また、筆記先端部21は、砲弾形状、長方形状、四角柱形状、板状形状等の目的に応じた形状に研削加工してもよい。なお、本発明の補充式筆記具の形態は、図示例に限らず、インキ吸蔵体5の両端に相異なる形態のペン体を装着させた両頭式筆記具であってもよい。
インキ吸蔵体5は、内部にインキが含浸可能なものであればよく、具体的には、繊維束加工体(例えば、繊維束の熱融着加工体、繊維束の樹脂加工体、フェルトの樹脂加工体、フェルトのニードルパンチ加工体)または多孔質体(例えば、スポンジ等の合成樹脂の連続気泡体等)が挙げられる。また、インキ吸蔵体5の外周面は、合成樹脂製フィルムにより被覆されてもよい。
管状部材6は、インキ吸蔵体5内の軸方向に、且つ軸心から径方向外方に外れた位置に常時設けられる。また、管状部材6は軸筒3の開口部側に開口するインキ注入用の開口部61を管状部材6の一端部64に備える。また、管状部材6の他端部65は開口(つまり、管状部材6の両端部が共に開口)していてもよい。管状部材6の他端部65が開口している場合は、管状部材6の他端部65はインキ吸蔵体5の他端部53から突出しないことが好ましい。
管状部材6は、インキ吸蔵体5内の軸方向に、且つ軸心から径方向外方に外れた位置に常時設けられることより、ペン先2の他端部が管状部材6の開口部61と干渉することがないため、インキ補充を繰り返してもインキ吸蔵体5とペン先2は安定した接触状態を維持することができる。また、管状部材6の他端部65が開口している場合は、管状部材6の他端部65はインキ吸蔵体5の他端部53から突出しない構成を採用することにより、インキ補充の過程で管状部材6の他端部65からインキが漏れて軸筒3の他端部36内面をインキで汚すことを防ぐことができる。
管状部材6が挿設されたインキ吸蔵体5は、インキ吸蔵体5の一端部52から管状部材6を挿入する、又はインキ吸蔵体5の成形段階で繊維束と共に引き込み一体成形する方法で製造される。管状部材6の他端部65先端は、当該他端部65が開口又は閉口していることに関わらず、管状部材6の他端部65先端に向かって先細状であることが好ましい。前記先細状の他端部65先端は、例えば切頭円錐面又は円錐面を有していることが好ましい。あるいは、前記先細状の他端部65先端は、軸線周りに回転対称な凸曲面を有していることが好ましい。あるいは、前記先細状の他端部65先端は、他端部65先端を熱又は超音波等により溶着して閉口させた形状とすることが好ましい。
管状部材6の他端部65先端は、当該他端部65が開口又は閉口していることに関わらず、管状部材6の他端部65先端に向かって先細状であることより、インキ吸蔵体5の一端部52から管状部材6を挿入する際に、挿入抵抗が小さく、容易に管状部材6が挿設されたインキ吸蔵体5を製造できる。また、インキ吸蔵体5内の繊維束加工体等を必要以上に圧縮して筆記性能を損ねてしまうことを防ぐことができる。
管状部材6は、内部にインキが流通可能なものであればよく、具体的には、合成樹脂製のパイプ(例えば、ポリプロピレン、ポリアセタール、ナイロン、塩化ビニル、ポリウレタン、シリコンゴム等)が挙げられる。又は金属製のパイプ(例えば、ステンレスパイプ等)が挙げられる。
図3に示す通り、管状部材6は、側壁に径方向に貫通するインキ供給孔62を備え、インキ供給孔62はインキ吸蔵体5内に位置される。当該インキ供給孔62は、インキが流通可能であればよく、具体的には、インキ供給孔62の断面形状は円形又は長穴形状等の任意の形状でよい。また、当該インキ供給孔62は前後に分散配置される複数の貫通孔であることが好ましい。また、当該インキ供給孔62は、管状部材6の一端部64側に配設されることが好ましい。
前記インキ供給孔62は、管状部材6の一端部64側に配設されることにより、インキ吸蔵体5の前方部(つまりペン先2の他端部近傍)にインキを補充することができる。それにより、インキがあふれることなく且つ素早くインキ吸蔵体5にインキを補充でき、また、インキ吸蔵体5の適切な位置に補充したインキを分布させ、円滑にペン先2にインキを供給することができる。また、インキ供給孔62の軸方向の配設位置を変えることにより、インキの種類ごとの筆記性能等を考慮してインキ吸蔵体5の任意の位置にインキを分布させることができる。また、インキ吸蔵体5の両端に相異なる形態のペン体を装着させた両頭式筆記具の場合は、管状部材の軸方向中央を除く一端部側及び他端部側にインキ供給孔62を配設することが好ましい。それにより、インキ吸蔵体5の適切な位置に補充したインキを分布させ、円滑に両側のペン先にインキを供給することができる。
図4に示す通り、管状部材6は、側壁に径方向に貫通するスリット63を備え、スリット63はインキ吸蔵体5内に位置される。当該スリット63は、インキが流通可能であればよく、任意の形状でよい。管状部材6に側壁に径方向に貫通するスリット63を設けることにより、インキがあふれることなく且つより素早くインキ吸蔵体5にインキを補充できる。また、スリット63の幅を管状部材の軸方向の位置によって変化させることにより、インキ吸蔵体5の適切な位置に補充したインキを分布させ、円滑にペン先2にインキを供給することができる。具体的には、ペン先他端部近傍はスリット63の幅を広くし、ペン先他端部から離れた部分はスリット63の幅を狭くすることにより、インキ補充後においてもインキ吸蔵体5内のインキの分布を任意に設定することができる。
また、管状部材6の開口部61は、一端部64の口元内面に面取り等が設けてあることが好ましい。あるいは、開口部61が一端部64外方に向けて拡径されていることが好ましい。これにより、補充具7を開口部61に当接又は挿入しやすくなり、インキの補充が行いやすくすることができる。
軸筒3は、一端部が開口され且つ他端部が閉塞された、合成樹脂の射出成形または押出成形により得られる有底筒状体である。軸筒3の開口部の内面には、めねじ部32が形成される。また、図6に示すように、軸筒3の底部近傍の内周面には、軸方向に延びる複数本(ここでは8本)の縦リブ31が等間隔に一体に形成される。縦リブ31がインキ吸蔵体5の外面を径方向に挟持する。また、めねじ部32の内奥部(即ちめねじ部32と縦リブ31の間)の軸筒2の内面には、環状シール部33が形成される。環状シール部33は、ペン先ホルダー4aの外面の環状シール部43と気密嵌合する。
ペン先ホルダー4aは、主に、合成樹脂の射出成形により得られる筒状体であり、ペン先2外面が圧入保持される先細状のペン先保持部44と、軸筒3の開口部端部と軸方向に当接可能な鍔部45と、軸筒3の開口部内面のめねじ部32と螺合可能なおねじ部42が外周面に形成された螺着部46とからなる。また、ペン先保持部44の外面には、図13又は図14に示す二面幅部やローレット部等よりなる回転操作部41が形成される。また、ペン先ホルダー4aの螺着部46端部の外周面には、軸筒3内周面の環状シール部33と気密嵌合する環状シール部43が形成される。
また、ペン先ホルダー4aの螺着部46側には、インキ吸蔵体5の一端部が遊挿される遊挿孔47が形成される。図5に示すように、インキ吸蔵体5の外径は、遊挿孔47の内径より僅かに小さく設定され、インキ吸蔵体5の外面と遊挿孔47の内面との間に隙間が形成される。尚、インキ吸蔵体の外面は、遊挿孔47の内面と非挟持状態であればよく、例えば、遊挿孔47の内面と接触状態にあってもよい。また、遊挿孔47の内面に軸方向に延びる1本又は複数本のガイドリブを形成してもよく、それにより、インキ吸蔵体5を遊挿孔47内にスムーズに挿入することができる。
また、ペン先ホルダー4aの遊挿孔47の内奥部には、インキ吸蔵体5の一端部が軸方向に当接可能な複数のリブよりなる当接部48が設けられ、一方、軸筒3の底部には、インキ吸蔵体5の他端部が軸方向に当接可能な複数のリブよりなる当接部34が設けられ、二つの当接部48,34により、インキ吸蔵体5が軸筒2内において軸方向に挟持される。
図2に図1のインキ補充時の状態を示す。インキ補充の際、ペン先ホルダー4aの回転操作部41を軸筒3に対して回転操作することにより、ペン先ホルダー4aと軸筒3の開口部との螺合が解除され、ペン先ホルダー4aがペン先2とともに軸筒3の開口部から取り外される。このとき、縦リブ31による、軸筒3の内面とインキ吸蔵体5の外面との径方向の挟持により、軸筒3内部にはインキ吸蔵体5が収容保持され、インキ吸蔵体5の一端部が軸筒3開口部より突出する(具体的には突出長さは8mm〜10mmに設定されている)。そして、管状部材6の開口部61に、補充具7(例えば、スポイト、インキカートリッジ等)の先端を当接又は挿入してインキを補充する。
(第2の実施の形態)図7乃至図12に本発明・補充式筆記具1の第2の実施の形態を示す。
補充式筆記具1は、主に、ペン先2を保持しインキ吸蔵体5を内部に収容した軸筒3と、栓体4(尾栓4b)と、とからなる。そして、尾栓4bが、軸筒3の開口部に着脱自在に螺着される。また、インキ吸蔵体5内に軸方向に延びる管状部材6が常時設けられる。
ペン先2は、繊維の樹脂加工体(例えば、ポリエステル繊維の樹脂加工体)よりなり、その一端部が、筆記先端部21として外部に突出されるとともに、その他端部が、インキ吸蔵体5の他端部53と突き刺し状に接続される。尚、筆記先端部21は、チゼル形状に研削加工される。また、筆記先端部21は、砲弾形状、長方形状、四角柱形状、板状形状等の目的に応じた形状に研削加工してもよい。なお、本発明の補充式筆記具の形態は、図示例に限らず、インキ吸蔵体5の両端に相異なる形態のペン体を装着させた両頭式筆記具であってもよい。
インキ吸蔵体5は、内部にインキが含浸可能なものであればよく、具体的には、繊維束加工体(例えば、繊維束の熱融着加工体、繊維束の樹脂加工体、フェルトの樹脂加工体、フェルトのニードルパンチ加工体)または多孔質体(例えば、スポンジ等の合成樹脂の連続気泡体等)が挙げられる。また、インキ吸蔵体5の外周面は、合成樹脂製フィルムにより被覆されてもよい。
管状部材6は、インキ吸蔵体5内の軸方向に常時設けられる。なお、管状部材6は、インキ吸蔵体5内の軸方向に且つ軸心位置に設けられることが好ましい。また、管状部材6は軸筒3の開口部側に開口するインキ注入用の開口部61を管状部材6の一端部64に備える。また、管状部材6の他端部65は開口(つまり、管状部材6の両端部が共に開口)していてもよい。なお、管状部材6の他端部65は、ペン先2の他端部に接触せず、且つインキ吸蔵体5の他端部53から突出しないことが好ましい。
管状部材6は、インキ吸蔵体5内の軸方向に、且つ軸心位置に常時設けられることにより、インキを補充した際にインキ吸蔵体6内の径方向にバランスよくインキを分布させることができる。また、ペン先の他端部と管状部材6の他端部65が非接触状態に配置されることにより、ペン先2の他端部が管状部材6の他端部65と干渉することがないため、インキ補充を繰り返しても安定した筆記性能を維持することができる。なお、第2の実施の形態ではインキを補充する際に栓体4(尾栓4b)を外して補充を行うため、ペン先2をインキ吸蔵体5から離隔する必要がなく、インキ補充を繰り返してもより一層インキ吸蔵体5とペン先2は安定した接触状態を維持することができる。
また、管状部材6の他端部65が開口している場合は、管状部材6の他端部65はインキ吸蔵体5の他端部53から突出しないことより、インキ補充の過程で管状部材6の他端部65からインキが漏れて軸筒3の他端部36をインキで汚すことを防ぐことができる。
管状部材6が挿設されたインキ吸蔵体5は、インキ吸蔵体5の一端部52から管状部材6を挿入する、又はインキ吸蔵体5の成形段階で繊維束と共に引き込み一体成形する方法で製造される。管状部材6の他端部65先端は、当該他端部65が開口又は閉口していることに関わらず、管状部材6の他端部65先端に向かって先細状であることが好ましい。前記先細状の他端部65先端は、例えば切頭円錐面又は円錐面を有していることが好ましい。あるいは、前記先細状の他端部65先端は、軸線周りに回転対称な凸曲面を有していることが好ましい。あるいは、前記先細状の他端部65先端は、他端部65先端を熱又は超音波等により溶着して閉口させた形状とすることが好ましい。
図8に示す通り、前記管状部材6の他端部65は、インキ吸蔵体5の一端部52から他端部53側に突き刺し挿入され、最後はインキ吸蔵体5の内部のペン先2の他端部近傍に位置される。前記管状部材6の他端部65がインキ吸蔵体5内に突き刺し挿入される際、管状部材6の他端部65がインキ吸蔵体5の繊維をペン先方向に押圧圧縮する。それにより、管状部材6の他端部65近傍のインキ吸蔵体5の繊維密度が、管状部材6の他端部65近傍以外の部分のインキ吸蔵体5の繊維密度よりも高く設定される。即ち、インキ吸蔵体5内部に、繊維密度の高い高密度部(毛細管力の大きい高密度部)と、繊維密度の低い低密度部(毛細管力の小さい低密度部)が形成される。インキ吸蔵体5の他端部65近傍には前記高密度部が形成され、前記高密度部の後方に前記低密度部が形成される。前記高密度部と前記低密度部とは連接される。前記管状部材6は、低密度部を後方から前方に貫通され、前記管状部材6の前端が低密度部より前方の高密度部の内部に位置される。尚、本実施の形態において、前記低密度部の空隙率(気孔率)は、85%〜93%に設定され、前記高密度部の空隙率は、前記低密度部の空隙率よりも低く設定され、前記低密度部の空隙率と前記高密度部の空隙率との差は、20%に設定されている。
管状部材6の他端部65先端は、当該他端部65が開口又は閉口していることに関わらず、管状部材6の他端部65先端に向かって先細状であることより、インキ吸蔵体5の一端部52から管状部材6を挿入する際に、挿入抵抗が小さく、容易に管状部材6が挿設されたインキ吸蔵体5を製造できる。また、インキ吸蔵体5内の繊維束加工体等を必要以上に圧縮して筆記性能を損ねてしまうことを防ぐことができる。
管状部材6は、内部にインキが流通可能なものであればよく、具体的には、合成樹脂製のパイプ(例えば、ポリプロピレン、ポリアセタール、ナイロン、塩化ビニル、ポリウレタン、シリコンゴム等)が挙げられる。又は金属製のパイプ(例えば、ステンレスパイプ等)が挙げられる。
図9に示す通り、管状部材6は、側壁に径方向に貫通するインキ供給孔62を備え、インキ供給孔62はインキ吸蔵体5内に位置される。当該インキ供給孔62は、インキが流通可能であればよく、具体的には、インキ供給孔62の断面形状は円形又は長穴形状等の任意の形状でよい。また、当該インキ供給孔62は前後に分散配置され、一対が90度回転した位置に交互に配置されるンキ供給孔62は、管状部材6の他端部65側に配設されることが好ましい。
前記インキ供給孔62は、管状部材6の他端部65側に配設されることにより、インキ吸蔵体5の前方部(つまりペン先2の他端部近傍)にインキを補充することができる。それにより、インキがあふれることなく且つ素早くインキ吸蔵体5にインキを補充でき、また、インキ吸蔵体5の適切な位置に補充したインキを分布させ、円滑にペン先2にインキを供給することができる。また、インキ供給孔62の軸方向の配設位置を変えることにより、インキの種類ごとの筆記性能等を考慮してインキ吸蔵体5の任意の位置にインキを分布させることができる。また、インキ吸蔵体5の両端に相異なる形態のペン体を装着させた両頭式筆記具の場合は、管状部材の軸方向中央を除く一端部側及び他端部側にインキ供給孔62を配設することが好ましい。それにより、インキ吸蔵体5の適切な位置に補充したインキを分布させ、円滑に両側のペン先にインキを供給することができる。
また、管状部材6は、側壁に径方向に貫通するスリットを備え、スリットはインキ吸蔵体5内に位置される構成でもよい。当該スリットは、インキが流通可能であればよく、任意の形状でよい。管状部材6に側壁に径方向に貫通するスリットを設けることにより、インキがあふれることなく且つより素早くインキ吸蔵体5にインキを補充できる。また、スリットの幅を管状部材の軸方向の位置によって変化させることにより、インキ吸蔵体5の適切な位置に補充したインキを分布させ、円滑にペン先2にインキを供給することができる。具体的には、ペン先他端部近傍はスリットの幅を広くし、ペン先他端部から離れた部分はスリット63の幅を狭くすることにより、インキ補充後においてもインキ吸蔵体5内のインキの分布を任意に設定することができる。
また、管状部材6の開口部61は、一端部64の口元内面に面取り等が設けてあることが好ましい。あるいは、開口部61が一端部64外方に向けて拡径されていることが好ましい。これにより、補充具7を開口部61に当接又は挿入しやすくなり、インキの補充が行いやすくすることができる。
軸筒3は、両端部が開口された合成樹脂の射出成形または押出成形により得られる筒状体である。軸筒3の開口部(一端部35)の内面には、めねじ部32が形成される。また、図12に示すように、軸筒3の他端部36近傍の内周面には、軸方向に延びる複数本(ここでは6本)の縦リブ31が等間隔に一体に形成される。縦リブ31がインキ吸蔵体5の外面を径方向に挟持する。また、めねじ部32の内奥部(即ちめねじ部32と縦リブ31の間)の軸筒2の内面には、環状シール部33が形成される。環状シール部33は、尾栓4bの外面の環状シール部43と気密嵌合する。
尾栓4bは、主に、合成樹脂の射出成形により得られる有底筒状体であり、軸筒3の開口部端部と軸方向に当接可能な鍔部45と、軸筒3の開口部内面のめねじ部32と螺合可能なおねじ部42が外周面に形成された螺着部46とからなる。また、尾栓4bの外面には、図13又は図14に示す二面幅部やローレット部等よりなる回転操作部41が形成される。また、尾栓4bの螺着部46端部の外周面には、軸筒3内周面の環状シール部33と気密嵌合する環状シール部43が形成される。
また、尾栓4bの螺着部46側には、インキ吸蔵体5の一端部が遊挿される遊挿孔47が形成される。図10に示すように、インキ吸蔵体5の外径は、遊挿孔47の内径より僅かに小さく設定され、インキ吸蔵体5の外面と遊挿孔47の内面との間に隙間が形成される。尚、インキ吸蔵体の外面は、遊挿孔47の内面と非挟持状態であればよく、例えば、遊挿孔47の内面と接触状態にあってもよい。また、遊挿孔47の内面に軸方向に延びる1本又は複数本のガイドリブを形成してもよく、それにより、インキ吸蔵体5を遊挿孔47内にスムーズに挿入することができる。
また、尾栓4bの遊挿孔47の内奥部には、インキ吸蔵体5の一端部が軸方向に当接可能な複数のリブよりなる当接部48が設けられ、一方、軸筒3の底部には、インキ吸蔵体5の他端部が軸方向に当接可能な複数のリブよりなる当接部34が設けられ、二つの当接部48,34により、インキ吸蔵体5が軸筒2内において軸方向に挟持される。
図8に図7のインキ補充時の状態を示す。インキ補充の際、尾栓4bの回転操作部41を軸筒3に対して回転操作することにより、尾栓4bと軸筒3の開口部との螺合が解除され、尾栓4bが軸筒3の開口部から取り外される。このとき、縦リブ31による、軸筒3の内面とインキ吸蔵体5の外面との径方向の挟持により、軸筒3内部にはインキ吸蔵体5が収容保持され、インキ吸蔵体5の一端部が軸筒3開口部より突出する(具体的には突出長さは8mm〜10mmに設定されている)。そして、管状部材6の開口部61に、補充具7(例えば、スポイト、インキカートリッジ等)の先端を当接又は挿入してインキを補充する。
1 補充式筆記具
2 ペン先
21 筆記先端部
3 軸筒
31 縦リブ
32 めねじ部
33 環状シール部
34 当接部
35 一端部
36 他端部
4 栓体
4a ペン先ホルダー
4b 尾栓
41 回転操作部
42 おねじ部
43 環状シール部
44 ペン先保持部
45 鍔部
46 螺着部
47 遊挿孔
48 当接部
5 インキ吸蔵体
51 凹部
52 一端部
53 他端部
6 管状部材
61 開口部
62 インキ供給孔
63 スリット
64 一端部
65 他端部
7 補充具

Claims (10)

  1. 内部にインキ吸蔵体が収容された軸筒の開口部に、栓体が着脱自在に設けられ、前記栓体を前記軸筒の開口部から取り外して前記インキ吸蔵体にインキを補充する補充式筆記具であって、前記インキ吸蔵体内に軸方向に延びる管状部材が常時設けられ、前記管状部材は少なくとも軸筒の開口部側に開口するインキ注入用の開口部を備え、前記管状部材の側壁に径方向に貫通するインキ供給孔を備え、前記インキ供給孔は前記インキ吸蔵体内に位置される補充式筆記具。
  2. 前記インキ供給孔は前後に分散配置される複数の貫通孔である請求項1に記載の補充式筆記具。
  3. 前記インキ供給孔は軸方向に延びるスリットである請求項1又は2に記載の補充式筆記具。
  4. 前記栓体の外面におねじ部を設け、前記軸筒の開口部内面に前記おねじ部と螺合可能なめねじ部を設け、前記栓体の外面と前記軸筒の開口部内面とを螺着させた際、前記インキ吸蔵体の一端部外面を前記栓体内部に遊挿配置させるとともに、前記インキ吸蔵体の他端部外面を前記軸筒内面で径方向に挟持してなる請求項1乃至3のいずれかに記載の補充式筆記具。
  5. 前記栓体が、軸筒の開口部より外部に突出し、前記栓体を前記軸筒に対して回転操作する回転操作部を備える請求項4に記載の補充式筆記具。
  6. 前記栓体がペン先を保持し、該ペン先が前記栓体とともに軸筒の開口部より取り外される構成とし、さらに、前記軸筒内面に、インキ吸蔵体の他端部外面を径方向に挟持する軸方向に延びる複数の縦リブを設けた請求項1乃至5のいずれかに記載の補充式筆記具。
  7. 前記ペン先が前記インキ吸蔵体の一端部の中心部に接続され、前記管状部材が前記インキ吸蔵体の一端部の中心部より径方向外方側に配設される請求項6記載の補充式筆記具。
  8. 前記栓体がペン先を保持しない有底筒状体であり、前記軸筒内面に、前記インキ吸蔵体の他端部外面を径方向に挟持する軸方向に延びる複数の縦リブを設けた請求項1乃至5のいずれかに記載の補充式筆記具。
  9. 前記ペン先が前記インキ吸蔵体の他端部の中心部に接続され、前記管状部材が前記インキ吸蔵体の一端部の中心部に配設される請求項8記載の補充式筆記具。
  10. 内部にインキ吸蔵体が収容された軸筒の開口部から前記インキ吸蔵体にインキを補充する補充式筆記具に使用されるインキ吸蔵体であって、前記インキ吸蔵体内に軸方向に延びる管状部材が常時設けられ、前記管状部材は少なくとも軸筒の開口部側に開口するインキ注入用の開口部を備え、前記管状部材の側壁に径方向に貫通するインキ供給孔を備え、前記インキ供給孔は前記インキ吸蔵体内に位置されることを特徴とするインキ吸蔵体。

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